JP2019076648A - ゴルフティー - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡易で、反復使用が可能であり、安価で経済的なゴルフティーを提供する。【解決手段】ゴルフボール搭載部8と地面突刺部14とその間に間挿された連結部15とかから構成されており、当該3構成部分が、同一の合成樹脂材料により、一体成型加工されて構成されたゴルフティー1。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフティーに関するものであり、更に詳しくは、簡易な構成でありながら、適度の剛性と柔軟性を持ち、ティーショット時に於けるゴルフティーとクラブヘッドの衝突時における当該ゴルフティーの破損を少なくし、且つ、ティーショット時に当該ゴルフティーが、そのセット地点に、そのまま保持されるか、或いは飛ばされても当該ゴルフティーが、当該セットした地点の極近傍の範囲内に着地する様に構成されている事から、ティーショット後の当該ゴルフティーを探し回る時間と手間が大幅に削除され、その結果、ゴルフプレイの時間を大幅に削減出来ると言う優れた作用効果を有するゴルフティーに関するものである。
従来より、ゴルフのプレーを行う場合には、各ホールに於けるティーグランドに於いて、最初のティーショットを行う際には、通常、ゴルフボール受部と地面突刺部とが一体に形成された木製若しくは合成樹脂製のゴルフティーを使用し、当該ティーグランドの地表面に突き刺した当該ゴルフティーの当該ゴルフボール受部にゴルフボールを搭載して、所望のクラブで当該ゴルフボールを打球することにより、当該ゴルフボールを所望の方向に、所望の距離だけ飛ばすことによりゴルフ競技が開始される。
処で、当該ゴルフティーは、通常、ゴルフボールを所望のクラブで打球する際に同時に当該クラブで打撃される事になる為、容易に破壊されるので、複数回の使用が期待できないので、常に新品を予め多数準備して於いて、当該ゴルフティーが破損した場合には、新品のゴルフティーと交換して使用することになるので、不便であり、更には、経済的コストの増大に繋がると言う問題を含んでいた。
一方、ティーアップされた当該ゴルフボールを所望のクラブで打球する際に、当該ゴルフティーも同時に当該クラブで打撃される事になるので、特にプロゴルファーを除く一般的なゴルフプレーヤーであっては、ティーショット時に当該ゴルフティーが、多方向に且つ、かなりの距離を持って飛散する事が多く発生し、其のたびに、当該飛散した当該ゴルフティーを探し出す為の努力を強いられているのが現状であり、この事は、全体のゴルフプレー時間を遅延させる原因の一つになっている。
更に、ティーアップされた当該ゴルフボールを所望のクラブで打球する際にその際に、当該クラブと当該ゴルフティーとの間にかなりの摩擦抵抗や衝撃抵抗が発生し、その結果、ゴルフボールに印加されるべき所望の衝撃強度が減殺され、その結果、当該ゴルフボールの飛行距離が伸びずに短くなったり、当該摩擦抵抗や衝撃抵抗の発生により、クラブのフェース面が微妙にずれて、ゴルファーの所望する飛行方向とは異なる方向にゴルフボールが飛んで行くという問題が多々発生していた。
上記した、ゴルフティーに関する種々の問題点を解決する為に、これまでに、多くの提案がなされて来ており、その主な改良技術としては、例えば、特開2010-178966号公報(特許文献1)に開示されている様に、ゴルフボール搭載部と地面突刺部とが合成樹脂により一体的に形成されており、その中間部にはくびれ部が形成されたゴルフティーが開示されているが、係る発明の技術思想は、ゴルファーがティーアップされたゴルフボールを所望のクラブで打球する際に、当該ゴルフティーが目に入らない様に細くし且つ透明化して、打球の際の精神的不安定化を防止しようとするものであって、当該ゴルフティーに柔軟性を持たせ、その破壊防止や衝撃抵抗の低減化を目的としたものではないことは明白である。
又、特開2007-98085号公報(特許文献2)には、同様の観点から当該ゴルフティーの当該ゴルフボール搭載部の中心部と当該地面突刺部の中心線部とをずらすことにより、ゴルフボールの打球時に、ゴルファーが当該ゴルフティーの存在に気がつかない様にして打球の際の精神的不安定化を防止しようとする様に構成された技術が開示されてはいるが、当該ゴルフティーそのものに柔軟性を持たせ、その破壊防止や衝撃抵抗の低減化を目的としたものではないことは明白である。
一方、特開2004−254962号公報(特許文献3)や特開2004−254961号公報(特許文献4)には、ゴルフボール搭載部と地面突刺部とを別々の部材として構成し、当該ゴルフボール搭載部を、当該地面突刺部に接続固定された連結部をスライド出来るように構成されたゴルフティーが開示されているが、何れの発明に於いても当該ゴルフボール搭載部と当該地面突刺部と当該連結部とを相互に異なる合成樹脂材で個別に形成し、それらを嵌合や捻じ込み操作を介して連結形成した構造を有するものであり、確かに、ゴルフティーに柔軟性と打球時の摩擦抵抗や衝撃抵抗を軽減させる効果はみられるものの、製造工程が複雑であり、ゴルフティーそのものの製造コストは高騰することになるので、経済的なゴルフティーとは言い難い。
更に、特許第4382563号公報(特許文献5)には、ゴルフボール搭載部と地面突刺部とを別々の合成樹脂材料を使用して個別に構成し、当該ゴルフボール搭載部と当該地面突刺部とを別の合成樹脂材料で構成されたコイルバネ部を介して接合したゴルフティーが開示されているが、当該ゴルフボール搭載部と当該地面突刺部と当該コイルバネ部からなる連結部とを相互に異なる合成樹脂材で個別に形成し、それらを嵌合や捻じ込み操作を介して連結形成した構造を有するものであり、確かに、ゴルフティーに柔軟性と打球時の摩擦抵抗や衝撃抵抗を軽減させる効果はみられるものの、製造工程が一層複雑であり、ゴルフティーそのものの製造コストは大幅に高騰することになるので、経済的なゴルフティーとは言い難い。
即ち、従来に於けるゴルフティーに於いて、ティーショット時に、当該ゴルフティーと所望のクラブヘッドとの衝突時に、当該ゴルフティーが、当該セットされた地点に、そのまま保持されているか、或いは飛ばされても当該ゴルフティーが、当該セットした地点の極近傍の範囲内に着地する様になっていれば、ティーショット後の当該ゴルフティーを探し回る時間と手間が大幅に削除され、その結果、ゴルフプレイの時間を大幅に削減出来ると言うに優れた作用効果が得られる事になり、更に、従来に於けるゴルフティーに於いて、ティーショット時に、当該ゴルフティーと所望のクラブヘッドとの衝突時に於いて、当該ゴルフティーの破損を防止すると共に、当該ゴルフティーと当該クラブヘッドとの衝突時に於ける摩擦抵抗や衝撃抵抗を低減させて、ゴルフボールの飛距離の増大と飛行方向の確実性を向上させる事が可能な、安価で使用が容易で且つ何回でも繰り返し使用が可能な経済的な効果を有するゴルフティーに対する要請が高まっていた。
特開2010-178966号公報 特開2007-098085号公報 特開2004−254962号公報 特開2004−254961号公報 特許第4382563号公報
従って、本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を改良し、構成が簡易で、軽量化が実現され、且つ、ティーショット時に、当該ゴルフティーと所望のクラブヘッドとの衝突時に於いて、当該ゴルフティーの破損を防止すると共に、当該ゴルフティーと当該クラブヘッドとの衝突時に於ける摩擦抵抗や衝撃抵抗を低減させて、ゴルフボールの飛距離の増大と飛行方向の確実性を向上させる事が可能な、安価で使用が容易で、然も何回でも繰り返し使用が可能な経済的な効果を有するゴルフティーを提供するものである。
本発明は、ゴルフティーに関するものであり、更に詳しくは、簡易な構成でありながら、適度の剛性と柔軟性を持ち、ティーショット時に於ける当該ゴルフティーとクラブヘッドの衝突時における当該ゴルフティーの破損を少なく、且つ、ティーショット時に当該ゴルフティーが、そのセット地点にそのまま保持されているか、或いは飛ばされても当該ゴルフティーが、当該セットした地点の極近傍の範囲内に着地する様に構成されている事から、ティーショット後の当該ゴルフティーを探し回る時間と手間が大幅に削除されるので、ゴルフプレイの時間を大幅に削減出来ると言うに優れた作用効果を有するゴルフティーに関するものでると同時に、ティーショット時に於ける当該ゴルフティーとクラブヘッドの衝突時における抵抗を小さくし、且つそれによるゴルフティーの破損も少ないことから、多数回もの使用に耐え、経済的であると同時に、ゴルフボールへ付加される衝撃力を低下させる事がないことから、ゴルフボールの飛距離も伸ばせるという優れた作用効果を有するゴルフティーに関するものである。
更に、本発明に係るゴルフティーは、当該連結部が有する特定の形状並びに使用される合成樹脂の特性とから発生される可撓性に基づく撓(しなり)効果と当該地面突刺部が所有する地中面との高摩擦効果との相乗効果によって、ティーショット時に於いて当該ゴルフティーが、ティーアップした地点から飛散せずにその位置に保持される確立を大幅に向上させるという効果も期待出来る。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決し、上記した本発明の目的を達成する為に、基本的には、以下に示す様な技術構成を採用するものである。
即ち、本発明の第1の態様は、所望の長さと所望の断面形状を有する中空状の筒体部からなり、当該中空状の筒体部の一方の端部(第1の端部)は、第1の径部D1を有する閉鎖状底面部を形成しており、当該中空状の筒体部の他方の端部(第2の端部)には、複数個のゴルフボール支持片部が放射状に個別的に延展突出せしめられているゴルフボール受部が形成されている、ゴルフボール搭載部と、
所望の長さと所望の断面形状を有する筒体部からなり、当該筒体部の長手方向に於ける、当該ゴルフボール搭載部と対向する側における一方の端部(第3の端部)は、当該ゴルフボール搭載部に於ける当該第1の径部D1よりも大なる長さを持つ第2の径部D2を有すると共に、当該筒体部の長手方向に於ける他方の端部(第4の端部)には、先鋭状の端部が形成されており、且つ、当該一方の端部(第3の端部)に於ける当該ゴルフボール搭載部と対向する部位には、当該第2の径部D2の長さよりも大なる長さである第4の径部D4を有するフランジ部が接合形成されている地面突刺部と、
当該ゴルフボール搭載部に於ける当該一方の端部(第1の端部)と、当該ゴルフボール搭載部に対向する当該地面突刺部に於ける当該一方の端部(第3の端部)に設けられた当該フランジ部との間に連結配置されている、所望の長さと所望の断面形状を有し、且つ、当該ゴルフボール搭載部に於ける当該一方の端部(第1の端部)に於ける当該第1の径部D1よりも短い長さである第3の径部D3を有する連結部材と
から構成されたゴルフティーであって、然も、当該ゴルフボール搭載部と当該地面突刺部と当該連結部材とは、同一の組成からなる合成樹脂材料により一体成型された構造を有するものである事を特徴とするゴルフティーであり、又、本発明に係る第2の態様としては、上記した本発明に係る第1の態様に於いて、当該合成樹脂材料は、ポリオレフィン系合成樹脂、ポリプロピレン系合成樹脂、ABS合成樹脂等の所謂汎用性合成樹脂とは異なる、ナイロン6樹脂、ナイロン66樹脂、ナイロン12樹脂及び熱可塑性ポリエステルエラストマー樹脂或いはポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂等の所謂エンジニアリング樹脂等から選択された一つの合成樹脂材料である事を特徴とするゴルフティーである。
一方、本発明に係る第3の態様としては、上記した本発明に係る当該第1及び第2の各態様に於いて、当該地面突刺部に於ける当該筒体部の外周表面には、当該筒体部の長手方向に沿って所定の間隔で、当該筒体部の長手方向中心軸線と直交する方向に、所定の高さを有する環状の突起部からなる複数本の摩擦発生部が、配置されていることを特徴とするゴルフティーである。
係る摩擦発生部の存在により、ティーショット時に、当該ゴルフティーの地面突刺し部と地中の土部との摩擦性が大幅に強化されているので、当該ゴルフティーが飛散する機会の発生を大幅に抑制することが可能となる。
本発明に係る当該ゴルフティーは上記した様な、技術構成を採用している事から、構成が簡易で、軽量化が実現され、且つ、ティーショット時に、当該ゴルフティーと所望のクラブヘッドとの衝突時に於いて、当該ゴルフティーの破損を防止すると共に、当該ゴルフティーと当該クラブヘッドとの衝突時に於ける摩擦抵抗や衝撃抵抗を低減させて、ゴルフボールの飛距離の増大と飛行方向の確実性を向上させる事が可能な、一体成型品であるが故に、安価で使用が容易で、然も何回でも繰り返し使用が可能な経済的な効果を有するゴルフティーを提供する事が可能となる。
図1は、本発明に係るゴルフティーに於ける一具体例の構成の一例を示す側面図である。 図2は、本発明に係るゴルフティーに於ける一具体例の構成の一例を示す断面面図である。 図3は、本発明に係るゴルフティーに於ける一具体例の構成の一例を示す斜視図である。
以下に本発明に係る当該ゴルフティーに付いて、具体的な構成例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
即ち、図1は、本発明に係る当該ゴルフティー1の一具体例の構成説明する図であり、図中、所望の長さと所望の断面形状を有する中空状の筒体部2からなり、当該中空状の筒体部2の一方の端部(第1の端部)3は、第1の径部D1を有する閉鎖状底面部4を形成しており、当該中空状の筒体部2の他方の端部(第2の端部)5には、複数個のゴルフボール支持片部6が放射状に個別的に延展突出せしめられているゴルフボール受部7が形成されている、ゴルフボール搭載部8と、
所望の長さと所望の断面形状を有する筒体部9からなり、当該筒体部9の長手方向に於ける、当該ゴルフボール搭載部8と対向する側における一方の端部(第3の端部)10は、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該第1の径部D1よりも大なる長さを持つ第2の径部D2を有すると共に、当該筒体部の長手方向に於ける他方の端部(第4の端部)11には、先鋭状の端部12が形成されており、且つ、当該一方の端部(第3の端部)10に於ける当該ゴルフボール搭載部8と対向する部位には、当該第2の径部D2の長さよりも大なる長さである第4の径部D4を有するフランジ部13が接合形成されている地面突刺部14と、
当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3と、当該ゴルフボール搭載部8に対向する当該地面突刺部14に於ける当該一方の端部(第3の端部)10に設けられた当該フランジ部13との間に連結配置されている、所望の長さと所望の断面形状を有し、且つ、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3に於ける当該第1の径部D1よりも短い長さである第3の径部D3を有する連結部15と
から構成されたゴルフティー1であって、然も、当該ゴルフボール搭載部8と当該地面突刺部14と当該連結部15とは、同一の組成からなる合成樹脂材料により一体成型された構造を有するものである事を特徴とするゴルフティー1が示されている。
本発明者は、上記された様な従来の問題点の解決に関し、本発明の目的を達成する為のゴルフティーの構成や素材等に関し鋭意検討し、多数の試作設計並びに多数の比較実験を繰り返した結果、従来、当該ゴルフティーの材料としては、殆ど顧みられていなかった機械的強度の強い、所謂、エンジニアリングプラスチックを使用し、且つ、当該ゴルフティーの構造や各部分のディメンジョンを特定の範囲内に限定することによって、同一の、即ち一種類の合成樹脂のみを使用して、上記した、耐衝撃性に優れ且つ柔軟性にも優れた、破損が少なく、且つ、クラブヘッド部のゴルフボールに対する衝撃力を低下させる事がなく、当該ゴルフボールの飛行距離の増大と飛行方向の適正化が実現出来ると共に、ティーショット時にゴルフティーが飛散することを防止出来、一体成型品であるが故に安価で、操作性に優れた経済的なゴルフティーを得る事が出来ると言う技術思想を知得したものである。
然しながら、従来に於けるゴルフティーに関する合成樹脂を用いた一体成型品に於いては、一種類の特定の合成樹脂成分を使用して、本発明の目的とする様な優れた特性を有するゴルフティーを製造すると言う技術思想は全く開示されておらず、それを示唆する公知例も見当たっていないのが現状である。
つまり、上記した従来の当該ゴルフティーの製造方法に於いては、本発明の目的とする様な優れた特性を有するゴルフティーを製造しようとする場合、何れか1種類の合成樹脂成分のみを使用して一体成型技術で、本発明で目的とする優れたゴルフティーを製造する事は全く不可能なことであり、その為に、当該ゴルフボール搭載部と当該地面突刺部と当該連結部とを別々の合成樹脂材料で成形したのち、それぞれの部品を手動式或いは機械的操作によって合体させて製造する以外には、本発明と同じ様なゴルフティーを製造する事が不可能であったのである。
これに対し、本願発明者は、本発明に係る当該ゴルフティーを一体的に成形した場合に、当該ゴルフボール搭載部8と当該地面突刺部14と当該連結部15とに要求される個別の特性をすべて満足できる様な合成樹脂材用を選定することに鋭意努力し、その上で、選定された合成樹脂成分と当該ゴルフボール搭載部8と当該地面突刺部14と当該連結部15の各部位における特定のディメンジョンを特定化して組み合わせを限定すると言う技術構成を採用することにより、同一つまり一種類の合成樹脂を使用して、一体成型加工することによって、本発明の目的とする特性を満足するゴルフティーを製造する事を可能としたものである。
本発明者は、上記観点から本発明に使用可能な成形可能合成樹脂を多数品種使用して製造並びに特性に関する実験と評価を多数繰り返し、鋭意検討した結果、最終的には、ポリオレフィン系合成樹脂、ポリプロピレン系合成樹脂、ABS合成樹脂等の所謂汎用性合成樹脂とは異なる、ナイロン6樹脂、ナイロン66樹脂、ナイロン12樹脂及び熱可塑性ポリエステルエラストマー樹脂或いはポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂等の所謂エンジニアリング樹脂等から選択された一つの合成樹脂材料が本発明に係る当該ゴルフティーを製造する為に最適な合成樹脂材料である事を知得したものである。
次に、本発明に係る当該ゴルフティー1の具体例に於けるより詳細な別の構成例を説明するならば、図1及び図2に記載されている通り、例えば、所望の長さと所望の断面形状を有する中空状の筒体部2からなり、当該筒体部2の長手方向に於ける一方の端部(第1の端部)3は、所定の長さの最大径部を持つ第1の径部D1を有する閉鎖状底面部4を形成しており、当該中空状の筒体部2の当該一方の端部(第1の端部)3から他方の端部(第2の端部)5に向けて、漸次、当該第1の径部D1が増大する様に延展せしめられているか、或いは、当該一方の端部(第1の端部)3から所定の距離の間では、当該中空状の筒体部2に於ける当該第1の径部D1の長さが一定の状態で維持されたまま延展部せしめられ、その後、当該第1の径部D1が漸次増大する様に延展せしめられている様に構成され、且つ、当該他方の端部(第2の端部)5若しくはその近傍部には、複数個のゴルフボール支持片部6が放射状に個別的に延展突出せしめられて、ゴルフボール受部7が形成されているゴルフボール搭載部8と、所望の長さと所望の断面形状を有する筒体部9からなり、当該筒体部9の長手方向に於ける、当該ゴルフボール搭載部8と対向する側における当該一方の端部(第3の端部)10は、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3に於ける当該第1の径部D1よりも大なる長さを持つ第2の径部D2を有すると共に、当該一方の端部(第3の端部)10から、当該筒体部9の長手方向に於ける他方の端部(第4の端部)11に向けて、漸次当該第2の径部D2が減少する様に延展せしめられているか、或いは、当該一方の端部(第3の端部)10から所定の距離の間では、当該筒体部9に於ける当該第2の径部D2の長さが一定の状態で維持されたまま延展部せしめられ、その後、当該第2の径部D2の長さが漸次減少する様に延展せしめられて終局的には、当該他方の端部(第4の端部)11に、先鋭状の端部12が形成されており、且つ、当該一方の端部(第3の端部)10に於ける当該ゴルフボール搭載部8と対向する部位には、所望の平面形状と所望の厚みを有し、且つ、当該第2の径部D2の長さよりも大なる長さを有する第4の径部D4を有するフランジ部13が接合形成されている地面突刺部14と、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3と、当該ゴルフボール搭載部8に対向する当該地面突刺部14に於ける当該一方の端部(第3の端部)10に設けられた当該フランジ部13との間に連結配置されている、所望の長さと所望の断面形状を有し、且つ、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3に於ける当該第1の径部D1よりも短い長さである第3の径部D3を有する連結部15とから構成されたゴルフティー1であって、然も、当該ゴルフボール搭載部8と当該地面突刺部14と当該連結部15とは、同一の組成からなる合成樹脂材料により一体成型された構造を有するゴルフティー1である。
以下に、本発明に係る当該ゴルフティー1の全体的な構成の中で、当該選択された合成樹脂材料との関連に於いて具体的に特定された各構成部分の設計構造を詳細に説明する。
先ず、本発明に於ける当該ゴルフティー1の一部を構成する、ゴルフボール30を載置せしめる当該ゴルフボール搭載部8に付いて説明するならば、当該ゴルフボール搭載部8は、所望の長さ、例えば、20mm乃至30mmの長尺方向長さと、所望の断面形状、例えば、円形状、多角形状等を有する中空状の筒体部2から構成されている。
当該筒体部2は、図2に於ける断面図から明らかな通り、その上端部5(つまり第2の端部)から下端部3(つまり第1の端部)3にかけて、その内部連続的に形成された中空状に構成され、その内部に連続した空間領域部16が形成されているものである事が望ましい。
これは、当該筒体部2を中空状の筒体部に構成しておき、これに柔軟性を付与する結果、当該ゴルフティー1の当該筒体部2が、ゴルフボール30と共に、クラブヘッドにより打撃された際に、当該筒体部2が衝撃力や衝撃摩擦を吸収し、容易に変形することにより、当該ゴルフボール搭載部8の破壊を防止し、複数回の使用を可能にすることになる。
一方、当該ゴルフボール搭載部8に於ける、当該中空状空間領域部16の断面形状は特に特定されるものではないが、上記した様な、当該筒体部2の外側周縁部の断面形状と同一或いはこれに近似した断面形状を有している事が望ましい具体例である。
又、当該筒体部2と当該中空状空間領域部16との間の壁厚も特に限定されるものではなく、任意の厚みに設定する事が可能である。
更に、本発明に於ける当該ゴルフボール搭載部に於ける当該筒体部2の下方の端部、つまり、当該筒体部2の長手方向に於ける一方の端部(第1の端部)3は、閉鎖状底面部4を形成しているものである。
即ち、本発明に於ける当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該中空状の筒体部2は、その一方の端部、つまり下端部3は、密閉された壁材で閉鎖された構成を有しており、他方の端部、つまり上端部5は、外部に連通した開放状端部を形成しているものである。
本発明に於ける当該閉鎖状底面部4は、所定の長さの最大径部を持つ第1の径部D1を有するものであって、当該第1の径部D1の長さは、特に限定されるものではないが、望ましくは、例えば、4.50mm〜5.50mmであり、好ましくは5.0mmである。
更に、本発明に於ける当該中空状の筒体部2の構成形状は、当該一方の端部(第1の端部)3から他方の端部(第2の端部)5に向けて、均一な径部を有するものであっても良いが、好ましくは、当該第1の径部D1が漸次、増大する様に延展せしめられている構成を採用するものであっても良く、或いは、当該一方の端部(第1の端部)3から所定の距離の間、例えば数mmから10数mm程度までは、当該中空状の筒体部2に於ける当該第1の径部D1の長さが一定の状態で維持されたまま延展部せしめられ、その後、当該第1の径部D1が漸次増大する様に延展せしめられている様に構成されたものであっても良い。
本発明に於ける当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該中空状の筒体部2の上端部5に於ける開放端部の径部、つまり第5の径部D5は、例えば、10mm乃至18mm程度に形成されることが望ましい具体例である。
一方、本発明に於ける当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該中空状の筒体部2の上端部5若しくはその近傍部には、複数個のゴルフボール支持片部6が放射状に個別的に延展突出せしめられている事が望ましい具体例であり、当該数個のゴルフボール支持片部6で、ゴルフボール受部7が形成されている。
当該ゴルフボール支持片部6は、当該中空状の筒体部2の外壁部分の拡大方向線に沿って、連続的に中心線より5mmから10mm程度、外方に一体的の突出成形されているものである。
一方、本発明に於ける当該ゴルフティー1を構成する当該地面突刺部14は、所望の長さと所望の断面形状を有する非中空状の筒体部9からなり、当該筒体部9の長手方向の長さは、特に限定されるものではないが、例えば、25mm乃至50mmの範囲で適宜に選択されることが望ましく、又、その断面形状も特に限定されるものではないが、例えば、円形状、多角形状等を有する筒体部9である事が望ましい具体例である。
更に、本発明に係る当該地面突刺部14に於ける、当該ゴルフボール搭載部8と対向する側における当該一方の端部(第3の端部)10は、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3に於ける当該第1の径部D1よりも大なる長さを持つ第2の径部D2を有するものである事が必要である。
具体的には、当該第2の径部D2は、例えば、5.04mm〜6.16mmである事が望ましく、より好ましい具体例としては、当該第2の径部の長さD2は、5.8mmである。
更に、本発明に於ける当該地面突刺部14に於ける当該筒体部9の他方の端部11(つまり第4の端部)は、当該基板部4を地中に差し込む操作を容易に達成出来る様に、先鋭化された突起状部12を形成している事が望ましい具体例であり、その為、当該筒体部9は、その中間部分の所望の部位から当該尖端部11にかけて、その径部、即ち当該第2の径部D2の長さ、がその先端部に向けて漸次減少する様に構成されている事が望ましい。
より具体的には、当該非中空状の筒体部9に於ける、長手方向でみた、当該一方の端部(第3の端部)10から、当該筒体部9の長手方向に於ける他方の端部(第4の端部)11に向けて、漸次当該第2の径部D2が減少する様に延展せしめられているか、或いは、当該一方の端部(第3の端部)10から所定の距離の間、例えば、10mm乃至30mmの間では、当該筒体部9に於ける当該第2の径部D2の長さが一定の状態で維持されたまま延展部せしめられ、その後、当該第2の径部D2の長さが漸次減少する様に延展せしめられて終局的には、当該他方の端部(第4の端部)11に、先鋭状の端部12が形成される様に構成されているものであっても良い。
一方、本発明に於ける当該ゴルフティー1に於いては、当該筒体部9の当該一方の端部(第3の端部)10に於ける、当該ゴルフボール搭載部8と対向する面を構成する部位には、所望の平面形状と所望の厚みを有するフランジ部13が接合形成されているものであって、当該フランジ部13の平面形状やその厚みは特に限定されるものではないが、例えば、円形状或いは多角形状の平面形状で、厚みが1.5mm乃至3mm程度に設定されている事が望ましい具体例である。
当該フランジ部13は、本発明に係る当該ゴルフティー1を所望のティーグランドに於ける所望の地表面に突き刺して固定する場合に、当該ゴルフティー1の中心軸線が、当該ティーグランドの地表面に対して略垂直に突き刺さる様に、ゴルフプレーヤーをアシストする機能を有するものであり、更には、当該フランジ部13は、当該フランジ部13が、当該ティーグランドの地表面と並行して接触した状態が、当該ゴルフボール30が、当該ティーグランドの地表面から標準的な高さに設定される様な位置に設けられている事が望ましい具体例である。
又、当該フランジ部13は、本発明に係る当該ゴルフティー1を当該ティーグランドの地表面に垂直に突き刺す事が出来る様な機能を有するものであって、従って、当該フランジ部13の形成する平面と当該地面突刺部14の長手方向の中心軸線とは、直交する様に配置される事が望ましい具体例である。
更に、本発明に於いて使用される当該フランジ部13の径の長さ、つまりその最大径の長さ(第4の径部D4)は、特に限定されるものではないが、例えば、当該地面突刺部14に於ける当該筒体部9の当該一方の端部(第3の端部)10が示す径部の長さ、つまり、当該第2の径部D2よりも長い長さに設定されている事は望ましい具体例であり、例えば、10.8mm〜13.2mmである事が好ましく、この長さは、当然のことながら、当該ゴルフボール搭載部8に於ける下端部3に於ける底面部4の最大径部の長さ、つまり当該第1の径部D1よりも長く設定されるものである事は言うまでもない。
尚、本発明に於ける当該地面突刺部14の当該筒体部9の外周表面には、当該地面突刺部に於ける当該筒体部の外周表面32には、当該筒体部9の長手方向に沿って所定の間隔で、当該筒体部9の長手方向中心軸線と直交する方向に、所定の高さを有する環状の突起部33からなる複数本の摩擦発生部31が、配置されていることが好ましい具体例の一つである。
本発明に於いて使用される当該摩擦発生部31は、当該筒体部9の外周表面32の面上から外方に向けて突出形成された環状の突起物で構成されているものであっても良く、その断面形状や、突起の高さ或いは配置間隔等は特に限定されるものではなく、任意に設定されるものであってもよいが、例えば、断面形状が半円球、矩形、三角形等から選択された一つの断面形状を有し、かつその突起高さは、例えば、筒体部の本体表面部から0.2mm乃至0.5mmであっても良く、更に、その相互配列間隔や使用個数は、例えば、3個から7個で、2mm乃至10mmの相互間隔で配置されているものであってもよい。
勿論、本発明に於ける当該摩擦発生部31も、上記した各構成部材と同様の合成樹脂成分を使用して、一体型成型加工により成型されたものであることが望ましい具体例である。
そして、本発明に於いて使用される当該筒体部9の外周表面32上に配置される当該摩擦発生部31は、当該ゴルフティー1を地中から引き抜く際の抵抗成分としての機能を有するものであって、ティーショット時にゴルフティーがその衝撃力によって、思わぬ方向に飛散することを防止出来ると言う優れた作用効果を発揮することが可能となるのである。
本発明に於ける当該ゴルフティー1は、更に、上記した当該ゴルフボール搭載部8と当該基板部14とを一体的に連結結合させている当該連結部15が配置形成されているものである。
即ち、本発明に於いて使用される当該連結部15は、所望の長さを有し、且つ所望の断面形状を有する棒状体から構成されており、当該長手方向の長さとその断面形状は特に特定されるものではないが、例えば、円形、多角形の中実型円筒体(つまり非中空体)であることが望ましく、又、その長手方向の長さは、例えば、8mm乃至12mmに設定されるものであり、好ましくは、10mmである。
一方、本発明に於いて使用される当該連結部15は、その長手方向に於ける一方の端部である上端部21は、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3に形成されている当該閉鎖状底面部4の底面と一体成型技術を介して接合固定されており、又、当該連結部15に於ける、長手方向での他方の端部である下端部20では、当該ゴルフボール搭載部8に対向する当該地面突刺部14に於ける当該筒体部9の一方の端部(第3の端部)10に設けられた当該フランジ部13の上表面と一体成型構造を介して接合固定されているものである。
更に、本発明に於いて使用される当該連結部15に於ける断面形状の最大の長さである径部の長さ、つまり、第3の径部D3の長さは、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3に於ける当該第1の径部D1よりも短い長さに設定されている事が必要である。
本発明に於ける当該第3の径部D3の長さは、使用するエンジニアリング樹脂によって、特定の値に限定されるものではないが、例えば、使用樹脂として、ナイロン6、ナイロン66の場合、2.16mm〜2.64mmで、より好ましくは、2.4mm程度が実用的である。
この事は、換言するならば、当該連結部15に於ける当該第3の径部D3の長さは、当該地面突刺部14に於ける当該筒体部9の一方の端部である上端部10に於ける第2の径部D2よりも短く設定されている事を示している。
一方、本発明に於ける当該連結部15の長手方向の長さL2に対する当該連結部15の径部の長さ(第3の径部の長さD3)の比は、使用するエンジニアリング樹脂によって、特に限定されるものではないが、例えば、使用樹脂として、ナイロン6、ナイロン66の場合、0.22乃至0.27である事が望ましい具体例である。
次に、本発明に於いては、当該ゴルフティー1の基本的な構成は定められたが、本発明は、更に、同一種類の特定の合成樹脂を使用して、本発明に説明されている様な優れた作用効果を発揮させるためには、本発明に係る各構成部分に於ける構造的バランスが重要である事を、上記した多数の試験・分析を通じて知得したものであり、その主たるパラメーターとして、当該ゴルフティー1に於ける当該ゴルフボール搭載部8の下端部の最大径である当該第1の径部の長さD1と当該連結部15の断面形状に於ける最大径部である当該第3の径部の長さD3との比率、即ち、(D1/D3)と、当該地面突刺部14に於ける当該筒体部9の当該第1の端部の最大径部の長さである当該第2の径部の長さD2と当該第3の径部の長さD3に対する比(D2/D3)と、当該第3の径部の長さD3に対する当該第2の径部の長さD2の比(D2/D3)とを特定の値に制限することにより、本発明に係る当該ゴルフティー1の好ましい性能や機能性をより顕著に発揮させることが可能となる事が判明したものである。
本発明者は、上記した多くの実験や分析を通じて、上記したそれぞれの値が、以下の様な条件を満足する様に構造設計をすることが望ましいとの知見を得たものである。
即ち、(1)当該第3の径部の長さD3に対する当該第1の径部の長さD1の比
(D1/D3)が2.0前後であること、
(2)当該第3の径部の長さD3に対する当該第2の径部の長さD2の比
(D2/D3)が、2.4前後であること、
(3)当該第1の径部の長さD1に対する当該第2の径部の長さD2の比
(D2/D1)が1,17前後であること、
次に、本発明に於いては、少なくとも、上記した本発明に係る主構成要件部間の接合部分に湾曲部(アール(R)部)を設ける事も望ましい具体例の一つである。
即ち、本発明に於ける別の態様に係る具体例に於いては、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該中空状筒体部9の一方の端部(第1の端部)3に形成されている当該閉鎖状底面部4と当該連結部15の一方の端部21との接合部分には、所望の曲率半径R1を以て構成された第1の湾曲部(アール(R1)部)が形成されており、当該地面突刺部14に取り付けられている当該フランジ部13と当該連結部15の他方の端部20との接合部分には、所望の曲率半径R2を以て構成された第2の湾曲部(アール(R2)部)が形成されており、更に、当該フランジ部13と当該地面突刺部14を構成する当該筒体部9の一方の端部(第1の端部)10との接合部分には、所望の曲率半径R3を以て構成された第3の湾曲部(アール(R3)部)が形成されているものである。
本発明に於いて、当該所定の連結接合部分に、所望の湾曲部(アール(R)部)を設ける事によって、一種類の合成樹脂材料を使用して一体成型加工された最終商品に於いて、当該各接合固定部分の破断強度や接合強度及び摩耗性を向上させ、当該接合固定部分が容易に破壊や分離現象が発生しない様に補強される効果を有している。
此処で、本発明に於いて、本願発明者は、上記した多数の実験は分析を行った結果、当該各湾曲部(アール(R)部)に於けるそれぞれの曲率半径Rnは以下の様に設定する事が望ましい具体例である。
即ち、(1)当該第1の湾曲部に於ける当該曲率半径R1は、3乃至6mm前後であり、
(2)当該第2の湾曲部に於ける当該曲率半径R2は、3乃至6mm前後であり、
(3)当該第3の湾曲部に於ける当該曲率半径R3は、2mm前後である、
事が望ましい事を知得したものである。
処で、本発明に係る当該ゴルフティー1の全体の構造に関しては、一応、国際的な規定が存在しており、基本的な規定としては、例えば、当該ゴルフティー1の全体の高さ、つまり、当該ゴルフボール搭載部8と、当該連結部15と、当該地面突刺部14との合計の長さLが4インチ(つまり101.6mm)を超えないように設計されなければならないと規定されている一方で、当該ゴルフボール搭載部8の長さ(L1)、当該連結部15の長さ(L2)及び当該地面突刺部14の長さ(L3)は、それぞれ当該規定条件の範囲内に於いて、設計者が自由に設定することが出来る様になっている。
そこで、本発明に於いては、当該ゴルフティー1に於ける当該連結部15の長さ(L2)が、使用される原料とその直径との兼ね合いで決定する事が、極めて重要な構成要件であるとの知見に基づき、本発明者は、鋭意実験と考察を積み重ねた結果、ナイロン6及びナイロン66を原料として使用した場合、当該連結部15の長さ(L2)が8mm乃至12mmで、より好ましくは、当該連結部15の長さ(L2)が10mmの長さであることが望ましいとの結論を得たものであり、それによって本発明に於いては、当該連結部15の長さ(L2)を10mmに略固定化して設計することが望ましい具体例である。
その一方で、当該ゴルフボール搭載部8と当該連結部15との総合された長さを標準的な長さである40mmに設定する場合には、当該ゴルフボール搭載部8のみの長さ(L1)は、30mm程度に設定することが好ましい具体例の一つである。
勿論、係る具体例に於いても、当該ゴルフボール搭載部8のみの長さ(L1)は、自由に変更することが可能であり、当該ゴルフボール搭載部8のみの長さ(L1)を30mm以上としてロングゴルフティー1としても良く、或いは、その長さ(L1)を30mm以下としてショートゴルフティー1としても良い事は言うまでもない。
本発明に係るゴルフティー1に於いては、上記した様な技術構成を採用する事によって、当該連結部15が有する特定の形状並びに使用される合成樹脂の特性とから発生される可撓性に基づく撓(しなり)効果と当該地面突刺部14が所有する地中面との高摩擦効果との相乗効果によって、ティーショット時に於いて当該ゴルフティー1が、ティーアップした地点から飛散せずにその位置に保持される確立を大幅に向上させるという効果も期待出来るのであり、上記した当該各技術構成要件の内で、最も重要な技術構成部分は、当該連結部15の長さ(L2)であり、又、当該連結部15の長さ(L2)の内で、当該湾曲部(アール部分)R1の長さ部分L21と当該湾曲部(アール部分)R2の長さ部分L23とを除外した残り部分の長さ部分L21もそれに続く重要な技術構成部分であり、更には、当該連結部15の直径の長さD3も同様に重要な技術構成部分である。
その他では、当該連結部15の長さ(L2)の内で、当該湾曲部(アール部分)R1の長さ部分L21と当該湾曲部(アール部分)R2の長さ部分L23も上記した技術構成部分に続いて重要なファクターとして機能するものである。
1…ゴルフティー
2…中空状の筒体部
3…一方の端部(第1の端部)
4…閉鎖状底面部
5…他方の端部(第2の端部)
6…ゴルフボール支持片部
7…ゴルフボール受部
8…ゴルフボール搭載部
9…筒体部
10…一方の端部(第3の端部)
11…他方の端部(第4の端部)
12…先鋭状の端部
13…フランジ部
14…地面突刺部
15…連結部
16…空間領域部
20…連結部の下端部
21…連結部の上端部
30…ゴルフボール
31…摩擦発生部
32…外周表面
33…突起部
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決し、上記した本発明の目的を達成する為に、基本的には、以下に示す様な技術構成を採用するものである。
即ち、本発明の第1の態様は、所望の長さと所望の断面形状を有する中空状の筒体部からなり、当該中空状の筒体部の一方の端部(第1の端部)は、第1の径部D1を有する閉鎖状底面部を形成しており、当該中空状の筒体部の他方の端部(第2の端部)には、複数個のゴルフボール支持片部が放射状に個別的に延展突出せしめられているゴルフボール受部が形成されている、ゴルフボール搭載部と、
所望の長さと所望の断面形状を有する中実状棒体部からなり、当該中実状棒体部の長手方向に於ける、当該ゴルフボール搭載部と対向する側における一方の端部(第3の端部)は、当該ゴルフボール搭載部に於ける当該第1の径部D1よりも大なる長さを持つ第2の径部D2を有すると共に、当該筒体部の長手方向に於ける他方の端部(第4の端部)には、先鋭状の端部が形成されており、且つ、当該一方の端部(第3の端部)に於ける当該ゴルフボール搭載部と対向する部位には、当該第2の径部D2の長さよりも大なる長さである第4の径部D4を有するフランジ部が接合形成されている地面突刺部と、
当該ゴルフボール搭載部に於ける当該一方の端部(第1の端部)と、当該ゴルフボール搭載部に対向する当該地面突刺部に於ける当該一方の端部(第3の端部)に設けられた当該フランジ部との間に連結配置されている、所望の長さと所望の断面形状を有し、且つ、当該ゴルフボール搭載部に於ける当該一方の端部(第1の端部)に於ける当該第1の径部D1よりも短い長さである第3の径部D3を有する連結部材と
から構成されたゴルフティーであって、然も、当該ゴルフボール搭載部と当該地面突刺部と当該連結部材とは、同一の組成からなる合成樹脂材料により一体成型された構造を有するものである事を特徴とするゴルフティーであり、又、本発明に係る第2の態様としては、上記した本発明に係る第1の態様に於いて、当該合成樹脂材料は、ポリオレフィン系合成樹脂、ポリプロピレン系合成樹脂、ABS合成樹脂等の所謂汎用性合成樹脂とは異なる、ナイロン6樹脂、ナイロン66樹脂、ナイロン12樹脂及び熱可塑性ポリエステルエラストマー樹脂或いはポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂等の所謂エンジニアリング樹脂等から選択された一つの合成樹脂材料である事を特徴とするゴルフティーである。
一方、本発明に係る第3の態様としては、上記した本発明に係る当該第1及び第2の各態様に於いて、当該地面突刺部に於ける当該中実状棒体部の外周表面には、当該中実状棒体部の長手方向に沿って所定の間隔で、当該中実状棒体部の長手方向中心軸線と直交する方向に、所定の高さを有する環状の突起部からなる複数本の摩擦発生部が、配置されていることを特徴とするゴルフティーである。
係る摩擦発生部の存在により、ティーショット時に、当該ゴルフティーの地面突刺し部と地中の土部との摩擦性が大幅に強化されているので、当該ゴルフティーが飛散する機会の発生を大幅に抑制することが可能となる。
以下に本発明に係る当該ゴルフティーに付いて、具体的な構成例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
即ち、図1は、本発明に係る当該ゴルフティー1の一具体例の構成説明する図であり、図中、所望の長さと所望の断面形状を有する中空状の筒体部2からなり、当該中空状の筒体部2の一方の端部(第1の端部)3は、第1の径部D1を有する閉鎖状底面部4を形成しており、当該中空状の筒体部2の他方の端部(第2の端部)5には、複数個のゴルフボール支持片部6が放射状に個別的に延展突出せしめられているゴルフボール受部7が形成されている、ゴルフボール搭載部8と、
所望の長さと所望の断面形状を有する中実状棒体部9からなり、当該中実状棒体部の長手方向に於ける、当該ゴルフボール搭載部8と対向する側における一方の端部(第3の端部)10は、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該第1の径部D1よりも大なる長さを持つ第2の径部D2を有すると共に、当該中実状棒体部の長手方向に於ける他方の端部(第4の端部)11には、先鋭状の端部12が形成されており、且つ、当該一方の端部(第3の端部)10に於ける当該ゴルフボール搭載部8と対向する部位には、当該第2の径部D2の長さよりも大なる長さである第4の径部D4を有するフランジ部13が接合形成されている地面突刺部14と、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3と、当該ゴルフボール搭載部8に対向する当該地面突刺部14に於ける当該一方の端部(第3の端部)10に設けられた当該フランジ部13との間に連結配置されている、所望の長さと所望の断面形状を有し、且つ、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3に於ける当該第1の径部D1よりも短い長さである第3の径部D3を有する連結部15と、から構成されたゴルフティー1であって、然も、当該ゴルフボール搭載部8と当該地面突刺部14と当該連結部15とは、同一の組成からなる合成樹脂材料により一体成型された構造を有するものである事を特徴とするゴルフティー1が示されている。
次に、本発明に係る当該ゴルフティー1の具体例に於けるより詳細な別の構成例を説明するならば、図1及び図2に記載されている通り、例えば、所望の長さと所望の断面形状を有する中空状の筒体部2からなり、当該筒体部2の長手方向に於ける一方の端部(第1の端部)3は、所定の長さの最大径部を持つ第1の径部D1を有する閉鎖状底面部4を形成しており、当該中空状の筒体部2の当該一方の端部(第1の端部)3から他方の端部(第2の端部)5に向けて、漸次、当該第1の径部D1が増大する様に延展せしめられているか、或いは、当該一方の端部(第1の端部)3から所定の距離の間では、当該中空状の筒体部2に於ける当該第1の径部D1の長さが一定の状態で維持されたまま延展部せしめられ、その後、当該第1の径部D1が漸次増大する様に延展せしめられている様に構成され、且つ、当該他方の端部(第2の端部)5若しくはその近傍部には、複数個のゴルフボール支持片部6が放射状に個別的に延展突出せしめられて、ゴルフボール受部7が形成されているゴルフボール搭載部8と、所望の長さと所望の断面形状を有する中実状棒体部9からなり、当該中実状棒体部9の長手方向に於ける、当該ゴルフボール搭載部8と対向する側における当該一方の端部(第3の端部)10は、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3に於ける当該第1の径部D1よりも大なる長さを持つ第2の径部D2を有すると共に、当該一方の端部(第3の端部)10から、当該中実状棒体部9の長手方向に於ける他方の端部(第4の端部)11に向けて、漸次当該第2の径部D2が減少する様に延展せしめられているか、或いは、当該一方の端部(第3の端部)10から所定の距離の間では、当該中実状棒体部9に於ける当該第2の径部D2の長さが一定の状態で維持されたまま延展部せしめられ、その後、当該第2の径部D2の長さが漸次減少する様に延展せしめられて終局的には、当該他方の端部(第4の端部)11に、先鋭状の端部12が形成されており、且つ、当該一方の端部(第3の端部)10に於ける当該ゴルフボール搭載部8と対向する部位には、所望の平面形状と所望の厚みを有し、且つ、当該第2の径部D2の長さよりも大なる長さを有する第4の径部D4を有するフランジ部13が接合形成されている地面突刺部14と、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3と、当該ゴルフボール搭載部8に対向する当該地面突刺部14に於ける当該一方の端部(第3の端部)10に設けられた当該フランジ部13との間に連結配置されている、所望の長さと所望の断面形状を有し、且つ、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3に於ける当該第1の径部D1よりも短い長さである第3の径部D3を有する連結部15とから構成されたゴルフティー1であって、然も、当該ゴルフボール搭載部8と当該地面突刺部14と当該連結部15とは、同一の組成からなる合成樹脂材料により一体成型された構造を有するゴルフティー1である。
一方、本発明に於ける当該ゴルフティー1を構成する当該地面突刺部14は、所望の長さと所望の断面形状を有する非中空状の中実状棒体部9からなり、当該中実状棒体部9の長手方向の長さは、特に限定されるものではないが、例えば、25mm乃至50mmの範囲で適宜に選択されることが望ましく、又、その断面形状も特に限定されるものではないが、例えば、円形状、多角形状等を有する中実状棒体部9である事が望ましい具体例である。
更に、本発明に係る当該地面突刺部14に於ける、当該ゴルフボール搭載部8と対向する側における当該一方の端部(第3の端部)10は、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3に於ける当該第1の径部D1よりも大なる長さを持つ第2の径部D2を有するものである事が必要である。
具体的には、当該第2の径部D2は、例えば、5.04mm〜6.16mmである事が望ましく、より好ましい具体例としては、当該第2の径部の長さD2は、5.8mmである。
更に、本発明に於ける当該地面突刺部14に於ける当該中実状棒体部9の他方の端部11(つまり第4の端部)は、当該基板部4を地中に差し込む操作を容易に達成出来る様に、先鋭化された突起状部12を形成している事が望ましい具体例であり、その為、当該中実状棒体部9は、その中間部分の所望の部位から当該尖端部11にかけて、その径部、即ち当該第2の径部D2の長さ、がその先端部に向けて漸次減少する様に構成されている事が望ましい。
より具体的には、当該非中空状の中実状棒体部9に於ける、長手方向でみた、当該一方の端部(第3の端部)10から、当該中実状棒体部9の長手方向に於ける他方の端部(第4の端部)11に向けて、漸次当該第2の径部D2が減少する様に延展せしめられているか、或いは、当該一方の端部(第3の端部)10から所定の距離の間、例えば、10mm乃至30mmの間では、当該中実状棒体部9に於ける当該第2の径部D2の長さが一定の状態で維持されたまま延展部せしめられ、その後、当該第2の径部D2の長さが漸次減少する様に延展せしめられて終局的には、当該他方の端部(第4の端部)11に、先鋭状の端部12が形成される様に構成されているものであっても良い。
一方、本発明に於ける当該ゴルフティー1に於いては、当該中実状棒体部9の当該一方の端部(第3の端部)10に於ける、当該ゴルフボール搭載部8と対向する面を構成する部位には、所望の平面形状と所望の厚みを有するフランジ部13が接合形成されているものであって、当該フランジ部13の平面形状やその厚みは特に限定されるものではないが、例えば、円形状或いは多角形状の平面形状で、厚みが1.5mm乃至3mm程度に設定されている事が望ましい具体例である。
当該フランジ部13は、本発明に係る当該ゴルフティー1を所望のティーグランドに於ける所望の地表面に突き刺して固定する場合に、当該ゴルフティー1の中心軸線が、当該ティーグランドの地表面に対して略垂直に突き刺さる様に、ゴルフプレーヤーをアシストする機能を有するものであり、更には、当該フランジ部13は、当該フランジ部13が、当該ティーグランドの地表面と並行して接触した状態が、当該ゴルフボール30が、当該ティーグランドの地表面から標準的な高さに設定される様な位置に設けられている事が望ましい具体例である。
又、当該フランジ部13は、本発明に係る当該ゴルフティー1を当該ティーグランドの地表面に垂直に突き刺す事が出来る様な機能を有するものであって、従って、当該フランジ部13の形成する平面と当該地面突刺部14の長手方向の中心軸線とは、直交する様に配置される事が望ましい具体例である。
更に、本発明に於いて使用される当該フランジ部13の径の長さ、つまりその最大径の長さ(第4の径部D4)は、特に限定されるものではないが、例えば、当該地面突刺部14に於ける当該中実状棒体部9の当該一方の端部(第3の端部)10が示す径部の長さ、つまり、当該第2の径部D2よりも長い長さに設定されている事は望ましい具体例であり、例えば、10.8mm〜13.2mmである事が好ましく、この長さは、当然のことながら、当該ゴルフボール搭載部8に於ける下端部3に於ける底面部4の最大径部の長さ、つまり当該第1の径部D1よりも長く設定されるものである事は言うまでもない。
尚、本発明に於ける当該地面突刺部14の当該中実状棒体部9の外周表面には、当該地面突刺部に於ける当該中実状棒体部9の外周表面32には、地中面との摩擦効果を上げる為には、色々な形状があるが、当該中実状棒体部9の長手方向に沿って、当該中実状棒体部9の長手方向中心軸線と直交する方向に、所定の高さを有する環状の突起部33からなる複数本の摩擦発生部31が、配置されていることが最も易しい具体例の一つである。
本発明に於いて使用される当該摩擦発生部31は、当該中実状棒体部9の外周表面32の面上から外方に向けて突出形成された環状の突起物で構成されているものであっても良く、その断面形状や、突起の高さ或いは配置間隔等は特に限定されるものではなく、任意に設定されるものであってもよいが、例えば、断面形状が半円球、矩形、三角形等から選択された一つの断面形状を有し、かつその突起高さは、例えば、筒体部の本体表面部から0.2mm乃至0.5mmであっても良く、更に、その相互配列間隔や使用個数は、例えば、3個から7個で、2mm乃至10mmの相互間隔で配置されているものであってもよい。
勿論、本発明に於ける当該摩擦発生部31も、上記した各構成部材と同様の合成樹脂成分を使用して、一体型成型加工により成型されたものであることが望ましい具体例である。
そして、本発明に於いて使用される当該中実状棒体部9の外周表面32上に配置される当該摩擦発生部31は、当該ゴルフティー1を地中から引き抜く際の抵抗成分としての機能を有するものであって、ティーショット時にゴルフティーがその衝撃力によって、思わぬ方向に飛散することを防止出来ると言う優れた作用効果を発揮することが可能となるのである。
本発明に於ける当該ゴルフティー1は、更に、上記した当該ゴルフボール搭載部8と当該基板部14とを一体的に連結結合させている当該連結部15が配置形成されているものである。
即ち、本発明に於いて使用される当該連結部15は、所望の長さを有し、且つ所望の断面形状を有する棒状体から構成されており、当該長手方向の長さとその断面形状は特に特定されるものではないが、例えば、円形、多角形の中実型円筒体である、中実状棒体部(つまり非中空体)であることが望ましく、又、その長手方向の長さは、例えば、8mm乃至12mmに設定されるものであり、好ましくは、10mmである。
一方、本発明に於いて使用される当該連結部15は、その長手方向に於ける一方の端部である上端部21は、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3に形成されている当該閉鎖状底面部4の底面と一体成型技術を介して接合固定されており、又、当該連結部15に於ける、長手方向での他方の端部である下端部20では、当該ゴルフボール搭載部8に対向する当該地面突刺部14に於ける当該中実状棒体部9の一方の端部(第3の端部)10に設けられた当該フランジ部13の上表面と一体成型構造を介して接合固定されているものである。
更に、本発明に於いて使用される当該連結部15に於ける断面形状の最大の長さである径部の長さ、つまり、第3の径部D3の長さは、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該一方の端部(第1の端部)3に於ける当該第1の径部D1よりも短い長さに設定されている事が必要である。
本発明に於ける当該第3の径部D3の長さは、使用するエンジニアリング樹脂によって、特定の値に限定されるものではないが、例えば、使用樹脂として、ナイロン6、ナイロン66の場合、2.16mm〜2.64mmで、より好ましくは、2.4mm程度が実用的である。
この事は、換言するならば、当該連結部15に於ける当該第3の径部D3の長さは、当該地面突刺部14に於ける当該中実状棒体部9の一方の端部である上端部10に於ける第2の径部D2よりも短く設定されている事を示している。
一方、本発明に於ける当該連結部15の長手方向の長さL2に対する当該連結部15の径部の長さ(第3の径部の長さD3)の比は、使用するエンジニアリング樹脂によって、特に限定されるものではないが、例えば、使用樹脂として、ナイロン6、ナイロン66の場合、0.22乃至0.27である事が望ましい具体例である。
次に、本発明に於いては、当該ゴルフティー1の基本的な構成は定められたが、本発明は、更に、同一種類の特定の合成樹脂を使用して、本発明に説明されている様な優れた作用効果を発揮させるためには、本発明に係る各構成部分に於ける構造的バランスが重要である事を、上記した多数の試験・分析を通じて知得したものであり、その主たるパラメーターとして、当該ゴルフティー1に於ける当該ゴルフボール搭載部8の下端部の最大径である当該第1の径部の長さD1と当該連結部15の断面形状に於ける最大径部である当該第3の径部の長さD3との比率、即ち、(D1/D3)と、当該地面突刺部14に於ける当該中実状棒体部9の当該第1の端部の最大径部の長さである当該第2の径部の長さD2と当該第3の径部の長さD3に対する比(D2/D3)と、当該第1の径部の長さD1に対する当該第2の径部の長さD2の比(D2/D1)とを特定の値に制限することにより、本発明に係る当該ゴルフティー1の好ましい性能や機能性をより顕著に発揮させることが可能となる事が判明したものである。
次に、本発明に於いては、少なくとも、上記した本発明に係る主構成要件部間の接合部分に湾曲部(アール(R)部)を設ける事も望ましい具体例の一つである。
即ち、本発明に於ける別の態様に係る具体例に於いては、当該ゴルフボール搭載部8に於ける当該中実状棒体部9の一方の端部(第1の端部)3に形成されている当該閉鎖状底面部4と当該連結部15の一方の端部21との接合部分には、所望の曲率半径R1を以て構成された第1の湾曲部(アール(R1)部)が形成されており、当該地面突刺部14に取り付けられている当該フランジ部13と当該連結部15の他方の端部20との接合部分には、所望の曲率半径R2を以て構成された第2の湾曲部(アール(R2)部)が形成されており、更に、当該フランジ部13と当該地面突刺部14を構成する当該筒体部9の一方の端部(第1の端部)10との接合部分には、所望の曲率半径R3を以て構成された第3の湾曲部(アール(R3)部)が形成されているものである。
1…ゴルフティー
2…中空状の筒体部
3…一方の端部(第1の端部)
4…閉鎖状底面部
5…他方の端部(第2の端部)
6…ゴルフボール支持片部
7…ゴルフボール受部
8…ゴルフボール搭載部
9…中実状棒体部
10…一方の端部(第3の端部)
11…他方の端部(第4の端部)
12…先鋭状の端部
13…フランジ部
14…地面突刺部
15…連結部
16…空間領域部
20…連結部の下端部
21…連結部の上端部
30…ゴルフボール
31…摩擦発生部
32…外周表面
33…突起部
従って、本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を改良し、構成が簡易で、軽量化が実現され、且つ、ティーショット時に、当該ゴルフティーと所望のクラブヘッドとの衝突時に於いて、当該ゴルフティーの破損を防止すると共に、当該ゴルフティーと当該クラブヘッドとの衝突時に於ける摩擦抵抗や衝撃抵抗を低減させて、ゴルフボールの飛距離の増大と飛行方向の確実性を向上させる事が可能な、安価で使用が容易で、然も何回でも繰り返し使用が可能な経済的な効果を有するゴルフティーを提供するものである。
本発明は、ゴルフティーに関するものであり、更に詳しくは、簡易な構成でありながら、適度の剛性と柔軟性を持ち、ティーショット時に於ける当該ゴルフティーとクラブヘッドの衝突時における当該ゴルフティーの破損を少なく、且つ、ティーショット時に当該ゴルフティーが、そのセット地点にそのまま保持されているか、或いは飛ばされても当該ゴルフティーが、当該セットした地点の極近傍の範囲内に着地する様に構成されている事から、ティーショット後の当該ゴルフティーを探し回る時間と手間が大幅に削除されるので、ゴルフプレイの時間を大幅に削減出来ると言うに優れた作用効果を有するゴルフティーに関するものでると同時に、ティーショット時に於ける当該ゴルフティーとクラブヘッドの衝突時における抵抗を小さくし、且つそれによるゴルフティーの破損も少ないことから、多数回もの使用に耐え、経済的であると同時に、ゴルフボールへ付加される衝撃力を低下させる事がないことから、ゴルフボールの飛距離も伸ばせるという優れた作用効果を有するゴルフティーに関するものである。
更に、本発明に係るゴルフティーは、当該連結部が有する特定の形状並びに使用される合成樹脂の特性とから発生される可撓性に基づく撓(しなり)効果が働き、ティーショット時に於いて当該ゴルフティーが、ティーアップした地点から飛散せずにその位置に保持されるという効果も期待出来るのである。
更に、飛散防止効果を上げる為には、当該地面突刺部の長さ方向の中央部にラグビーボールの様ななだらかな凸部を設けたり、又、図1等に示されている様な突起状リング31を複数個設ける事も一つの方法であり、摩擦効果を上げる手段としては色々と有るので、本発明の様な突起状リング31の使用は本発明の主眼点では有りません
従って、本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を改良し、構成が簡易で、軽量化が実現され、且つ、ティーショット時に、当該ゴルフティーと所望のクラブヘッドとの衝突時に於いて、当該ゴルフティーの破損を防止すると共に、当該ゴルフティーと当該クラブヘッドとの衝突時に於ける摩擦抵抗や衝撃抵抗を低減させて、ゴルフボールの飛距離の増大と飛行方向の確実性を向上させる事が可能な、安価で使用が容易で、然も何回でも繰り返し使用が可能な経済的な効果を有するゴルフティーを提供するものである。
本発明は、ゴルフティーに関するものであり、更に詳しくは、簡易な構成でありながら、適度の剛性と柔軟性を持ち、ティーショット時に於ける当該ゴルフティーとクラブヘッドの衝突時における当該ゴルフティーの破損を少なく、且つ、ティーショット時に当該ゴルフティーが、そのセット地点にそのまま保持されているか、或いは飛ばされても当該ゴルフティーが、当該セットした地点の極近傍の範囲内に着地する様に構成されている事から、ティーショット後の当該ゴルフティーを探し回る時間と手間が大幅に削除されるので、ゴルフプレイの時間を大幅に削減出来ると言うに優れた作用効果を有するゴルフティーに関するものでると同時に、ティーショット時に於ける当該ゴルフティーとクラブヘッドの衝突時における抵抗を小さくし、且つそれによるゴルフティーの破損も少ないことから、多数回もの使用に耐え、経済的であると同時に、ゴルフボールへ付加される衝撃力を低下させる事がないことから、ゴルフボールの飛距離も伸ばせるという優れた作用効果を有するゴルフティーに関するものである。
更に、本発明に係るゴルフティーは、当該連結部が有する特定の形状並びに使用される合成樹脂の特性とから発生される可撓性に基づく撓(しなり)効果が働き、ティーショット時に於いて当該ゴルフティーが、ティーアップした地点から飛散せずにその位置に保持されるという効果も期待出来るのである。

Claims (10)

  1. 所望の長さと所望の断面形状を有する中空状の筒体部からなり、当該中空状の筒体部の一方の端部(第1の端部)は、第1の径部D1を有する閉鎖状底面部を形成しており、当該中空状の筒体部の他方の端部(第2の端部)には、複数個のゴルフボール支持片部が放射状に個別的に延展突出せしめられているゴルフボール受部が形成されている、ゴルフボール搭載部と、
    所望の長さと所望の断面形状を有する筒体部からなり、当該筒体部の長手方向に於ける、当該ゴルフボール搭載部と対向する側における一方の端部(第3の端部)は、当該ゴルフボール搭載部に於ける当該第1の径部D1よりも大なる長さを持つ第2の径部D2を有すると共に、当該筒体部の長手方向に於ける他方の端部(第4の端部)には、先鋭状の端部が形成されており、且つ、当該一方の端部(第3の端部)に於ける当該ゴルフボール搭載部と対向する部位には、当該第2の径部D2の長さよりも大なる長さである第4の径部D4を有するフランジ部が接合形成されている地面突刺部と、
    当該ゴルフボール搭載部に於ける当該一方の端部(第1の端部)と、当該ゴルフボール搭載部に対向する当該地面突刺部に於ける当該一方の端部(第3の端部)に設けられた当該フランジ部との間に連結配置されている、所望の長さと所望の断面形状を有し、且つ、当該ゴルフボール搭載部に於ける当該一方の端部(第1の端部)に於ける当該第1の径部D1よりも短い長さである第3の径部D3を有する連結部と
    から構成されたゴルフティーであって、然も、当該ゴルフボール搭載部と当該地面突刺部と当該連結部とは、同一の組成からなる合成樹脂材料により一体成型された構造を有するものである事を特徴とするゴルフティー。
  2. 当該合成樹脂材料は、ナイロン6樹脂、ナイロン66樹脂、ナイロン12樹脂及び熱可塑性ポリエステルエラストマー樹脂或いはポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂等の所謂エンジニアリング樹脂等から選択された一つの合成樹脂材料である事を特徴とする請求項1に記載のゴルフティー。
  3. 当該第1の径部の長さD1は、4.5φ〜(5.0φ)〜5.5φであり、
    当該第2の径部の長さD2は、5.22φ〜(5.8φ)〜6.38φであり、
    当該第3の径部の長さD3は、2.16φ〜(2.4φ)〜2.64φである事を特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフティー。
  4. 当該第4の径部の長さD4は、10.8φ〜(12.0φ)〜13.2φである事を特徴とする請求項3に記載のゴルフティー。
  5. 当該第3の径部の長さD3に対する当該第1の径部の長さD1の比(D1/D3)が2.0前後であり、
    当該第3の径部の長さD3に対する当該第2の径部の長さD2の比(D2/D3)が、2.4前後であり、又、当該第1の径部の長さD1に対する当該第2の径部の長さD2の比(D2/D1)が1,17前後であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のゴルフティー。
  6. 当該ゴルフボール搭載部に於ける当該筒体部の一方の端部(第1の端部)に形成されている当該閉鎖状底面部と当該連結部の一方の端部との接合部分には、所望の曲率半径R1を以て構成された第1の湾曲部(アール(R)部)が形成されており、当該地面突刺部に取り付けられている当該フランジ部と当該連結部の他方の端部との接合部分には、所望の曲率半径R2を以て構成された第2の湾曲部(アール(R)部)が形成されており、更に、当該フランジ部と当該地面突刺部を構成する当該筒体部の一方の端部(第1の端部)との接合部分には、所望の曲率半径R3を以て構成された第3の湾曲部(アール(R)部)が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のゴルフティー。
  7. 当該第1の湾曲部に於ける当該曲率半径R1は、3乃至6mm前後であり、当該第2の湾曲部に於ける当該曲率半径R2は、3乃至6mm前後であり、当該第3の湾曲部に於ける当該曲率半径R3は、2mm前後であることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のゴルフティー。
  8. 当該連結部の長手方向の長さLは、8mm乃至12mmである事を特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のゴルフティー。
  9. 当該連結部の長手方向の長さLに対する当該連結部の径部の長さ(第3の径部の長さD3)の比が、0.22乃至0.27である事を特徴とする請求項8に記載のゴルフティー。
  10. 当該地面突刺部に於ける当該筒体部の外周表面には、当該筒体部の長手方向に沿って所定の間隔で、当該筒体部の長手方向中心軸線と直交する方向に、所定の高さを有する環状の突起部からなる複数本の摩擦発生部が、配置されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載のゴルフティー。



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