JP2019075752A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019075752A
JP2019075752A JP2017202484A JP2017202484A JP2019075752A JP 2019075752 A JP2019075752 A JP 2019075752A JP 2017202484 A JP2017202484 A JP 2017202484A JP 2017202484 A JP2017202484 A JP 2017202484A JP 2019075752 A JP2019075752 A JP 2019075752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
unit
user
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017202484A
Other languages
English (en)
Inventor
克典 正井
Katsunori Masai
克典 正井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2017202484A priority Critical patent/JP2019075752A/ja
Publication of JP2019075752A publication Critical patent/JP2019075752A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】他の機能を損ねることなく監視カメラを用いた監視機能をもつ画像形成装置を得る。【解決手段】制御部18は、ユーザによって使用される可能性が特に低いと推定される一定の時間帯(不使用時間帯)を認識し、不使用時間帯の開始時、終了時は、ユーザ認識部19を用いて認識することができる。制御部18は、監視カメラ200を制御することができるが、上記の不使用時間帯以外においては、監視カメラ200を動作させない。一方、不使用時間帯内においては、少なくとも短時間の間にこの画像形成装置100がユーザによって使用される見込みがないと推定され、監視カメラ200を作動させ、これによって得られた撮像データを記憶部15に記憶させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークと接続され、ネットワークを介して接続された機器の制御が可能な画像形成装置に関する。
媒体(用紙)上に画像を形成して出力する単純な印刷機能だけでなく、スキャナ機能、ファクシミリ機能等を有する複合機(画像形成装置)は様々な態様で使用することができる。特に、ネットワークに接続可能な複合機は、ネットワークを介した他の機器の制御や、他の機器との間のデータの交換等を行うことが可能であり、特に広い用途で使用することができる。また、このように複数の複合機がネットワークを介して接続されている場合には、例えばそのうちの1台をサーバ、他の複数の複合機をクライアントとして動作させることができる。また、こうした複合機においては、画像ファイル等の大容量のデータが扱われ、その授受が行われ、こうした大容量のデータを記憶することのできる記憶部も設けられる。
特許文献1には、複合機とは離間した箇所に設置された監視カメラ(Webカメラ)と複合機とをネットワークを介して接続させて監視用に用いる技術が記載されている。監視カメラでの撮像は例えば定期的に行われ、その制御は複合機側から行われる。あるいは、監視カメラと共に動体センサが用いられ、動体センサが動体(不審者等)を検知した場合に監視カメラによる撮像が行われる。複合機は、監視カメラによって得られた撮像データを入手し、この撮像データを複合機内部の記憶部(ハードディスク、不揮発性メモリ等)に記憶させることができる。また、定期的に撮像データを得る場合には、新たに得られた撮像データにおいて直前に得られた撮像データからの大きな変化があった場合(侵入者等が検知された場合)には、複合機の制御部はこれを認識することができ、ネットワークを介してユーザに電子メールを発信する、あるいはファクシミリ機能を用いてユーザ側にファクシミリ送信をする、等の作業を自動的に行わせることができる。これによって、監視カメラによる監視機能を強化することができる。
特定のサーバ(コンピュータ)を設け、このサーバと監視カメラとをネットワークを介して接続し、上記と同様の制御を行うことも可能である。しかしながら、この場合には、サーバをこの目的のために設け、これを昼夜間にわたり動作させることが必要となる。これに対し、例えば複合機におけるファクシミリ機能(特にファクシミリの受信機能)を有効とするために、上記のような監視カメラの接続の有無に関わらず、複合機の電源は昼夜間にわたり供給されているのが一般的である。このため、複合機を監視のために用いる上記の構成によって、監視のためのシステムの簡略化、省電力化が図れる。
特開2005−151225号公報
上記の技術においては、例えば、この複合機においてユーザが印刷作業を行っている場合や、ユーザがスキャナ機能を使用している場合においても、監視カメラから撮像データが送信される場合がある。この場合には、これによって、印刷作業やスキャナの動作速度が、撮像データの受信やこれを記憶部に記憶させる動作の影響を受け、大きく低下する場合があった。すなわち、監視カメラを用いた監視機能と、複合機本来の機能である印刷機能等とを十分な性能で両立させることは困難であった。
このため、他の機能を損ねることなく監視カメラを用いた監視機能をもつ画像形成装置が望まれた。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決できる技術を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、媒体に画像を形成して出力する画像形成部と、データを記憶する記憶部と、前記画像形成部を制御すると共にネットワークを介して接続された機器の制御を行う制御部と、を具備し、前記ネットワークを介して接続された撮像部の制御及び前記撮像部によって取得された撮像データを前記記憶部に記憶する機能を有する画像形成装置であって、前記制御部は、前記画像形成装置がユーザによって使用される可能性が低い時間帯である不使用時間帯を認識し、前記不使用時間帯において、前記撮像部によって前記撮像データを取得させ、かつ前記記憶部に前記撮像データを記憶させ、前記不使用時間帯以外においては、前記撮像部を動作させないことを特徴とする。
本発明の画像形成装置において、前記記憶部は、異なる時点において取得された複数の前記撮像データを記憶し、前記制御部は、前記不使用時間帯において最新の前記撮像データが得られた際に、当該最新の前記撮像データと、前記記憶部に記憶された過去の前記撮像データとを比較し、当該最新の前記撮像データと当該過去の前記撮像データとの間の相違が大きいと認識した場合において、前記撮像部によって撮像された領域に異常があると認識することを特徴とする。
本発明の画像形成装置において、前記制御部は、前記撮像部によって撮像された領域に異常があると認識した場合に、前記最新の前記撮像データに基づく画像を前記画像形成部から出力させることを特徴とする。
本発明の画像形成装置において、前記制御部は、前記撮像部によって撮像された領域に異常があると認識した場合に、前記ネットワークを介して接続された機器に通知をすることを特徴とする。
本発明の画像形成装置において、前記制御部は、前記画像形成装置が設置された箇所を含む特定の範囲内から前記ユーザがいなくなった時点を前記不使用時間帯の開始時と認識し、その後に前記特定の範囲内に前記ユーザが入った時点を前記不使用時間帯の終了時と認識することを特徴とする。
本発明の画像形成装置において、前記制御部は、前記ユーザが携帯し前記ネットワークを介して前記制御部と接続された携帯端末の位置情報に基づいて、前記不使用時間帯の開始時及び終了時を認識することを特徴とする。
本発明の画像形成装置において、前記制御部は、終業時刻を認識し、前記終業時刻の経過後でありかつ前記特定の範囲内に前記ユーザがいなくなった時点を前記不使用時間帯の開始時と認識することを特徴とする。
上記の構成により、他の機能を損ねることなく監視カメラを用いた監視機能をもつ画像形成装置を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置が使用される際の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置において、監視カメラの設定を行う画像の例である 本発明の実施の形態に係る画像形成装置において行われる動作の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。図1は、実施の形態となる画像形成装置(複合機)100の構成及びこれと接続される他装置との間の接続を示すブロック図である。画像形成装置100には、これと離間した箇所に設置された監視カメラ(Webカメラ、撮像部:撮像手段)200がネットワークNを介して接続され、画像形成装置100側から監視カメラ200の制御を行う、あるいは監視カメラ200によって得られた撮像データ(静止画像データ)を画像形成装置100側が入手することができる。画像形成装置100は例えば屋内の一室に設置されているのに対して、監視カメラ200は、例えばこの画像形成装置100が設置された建物の玄関付近(屋外)に不審者の監視のために設置されている。
また、監視カメラ200と同様に、他の画像形成装置(複合機)300、パーソナルコンピュータ400もネットワークNを介して接続可能とされ、画像形成装置(複合機)100、300同士で各種のデータ(印刷データ等)を授受することができ、パーソナルコンピュータ400の印刷ジョブをこの画像形成装置100で実行させることもできる。画像形成装置300、パーソナルコンピュータ400は、画像形成装置100と同じ部屋に設置されているものとする。このため、ユーザは、画像形成装置300、パーソナルコンピュータ400を介して画像形成装置100を用いる(画像形成装置100に出力をさせる)ことができる。また、ユーザが携帯している携帯端末500(スマートフォン等)も、無線で上記のネットワークNと接続されている。
この画像形成装置100においては、原稿上の画像を光学的に画像データとして読み取る原稿読取部(原稿読取手段)11、媒体(用紙)上に画像を形成して出力する画像形成部(画像形成手段)12、画像形成部12で画像を形成する際に用紙を搬送する用紙搬送機構13が用いられる。これらの構成要素については、従来より知られるものと同様である。画像形成部12で出力される画像は、原稿読取部11によって得られた画像データ、ネットワークNを介してパーソナルコンピュータ400から得られた印刷データ、他の画像形成装置300から得られた印刷データや画像データ等によって作成される。このようにネットワークNを介したデータの授受や制御を行うためのインターフェースとしてネットワーク通信部14が設けられている。また、これらの処理を行う際に扱われる各種の大容量のデータを記憶するハードディスクや不揮発性メモリで構成された記憶部(記憶手段)15が設けられている。なお、ファクシミリ機能として、画像データを電話回線を介して入手することもできるが、ファクシミリ機能に関わる構成は本願発明と直接関係がないため、これに関わる構成は図1では省略されている。
また、画像形成装置100におけるこうした動作を行わせるためにユーザが操作する操作パネル16、この際に画像形成装置100の現在の状況や操作の指示を出すディスプレイである表示部17が設けられる。表示部17と操作パネル16とがタッチパネルディスプレイとして一体化されていてもよい。各部分を制御するCPUを具備する制御部(制御手段)18は、操作パネル15やネットワークNを介した他の画像形成装置300、パーソナルコンピュータ400からの指令によって、上記の各部を操作して動作を行わせる。
また、制御部18は、所定の時間(例えば5分)だけこの画像形成装置100が使用されない場合、電力の消費を抑制するために、原稿読取部11、画像形成部12、用紙搬送機構13、表示部17における特に消費電力の大きな構成要素への電力供給を遮断する(スリープモード)。ネットワーク通信部14、操作パネル16、制御部18にはこのようなスリープモードの場合でも電力が供給される。ネットワーク通信部14から印刷データが入力した、あるいは操作パネル16がユーザによって操作された場合には、スリープモードは解除され、原稿読取部11、画像形成部12、用紙搬送機構13、表示部17に適正に電力を投入し、その後にこれらを適正に動作させることができる。
また、制御部18には、ユーザ認識部19も接続されている。ユーザ認識部19は、例えばこの画像形成装置100が設置された部屋の入退場システム(図示せず)と接続されことによって、この画像形成装置100の周囲にいるユーザの認識をすることができる。この部屋の入退場のためにIDカードが用いられる場合には、入室のために入退場システムにおいてIDカードが入場の際に読み込まれたこと、退室のためにIDカードが読み込まれたこと、を認識することによって、ユーザ認識部19は、現在この部屋の中にどのユーザがいるかを認識することができる。このため、部屋の中に1人以上のユーザがいる場合、部屋の中にユーザが全くいない場合、その旨をユーザ認識部19を介して制御部18が認識することができる。部屋の中にユーザが全くいない場合には、この画像形成装置100は少なくとも短時間内においては部屋内のユーザによって使用される見込みがないと推定することができる。実際にはネットワークNを介してこの画像形成装置100が制御される場合もあるため、この画像形成装置100が使用される可能性は零ではないが、この場合には使用される可能性は特に低いと推定することができる。
この画像形成装置100において、制御部18は、このようにユーザによって使用される可能性が特に低いと推定される一定の時間帯(不使用時間帯)を認識し、不使用時間帯の開始時、終了時は、ユーザ認識部19を用いて認識することができる。例えば、部屋の中にユーザが一人もいなくなった時点(最後の一人のユーザが退室した時点)を、不使用時間帯の開始時とすることができる。その後、最初の一人のユーザが入室した時点を、不使用時間帯の終了時と認識することができる。
制御部18は、監視カメラ200を制御することができるが、上記の不使用時間帯以外においては、監視カメラ200を動作させない。一方、不使用時間帯内においては、少なくとも短時間の間にこの画像形成装置100がユーザによって使用される見込みがないと推定され、監視カメラ200を作動させ、これによって得られた撮像データを記憶部15に記憶させる。
制御部18が行わせる動作を具体的に説明する。まず、制御部18は、上記の動作を行わせる前に、操作パネル16、表示部17を用いて、ユーザに監視カメラ200のセットアップを行わせる。図2は、このようなセットアップ用の画面の一例を示す。ここでは、操作パネル16と表示部17とが一体化されたタッチパネルディスプレイ20が用いられているものとする。また、ここでは、ユーザは部屋内にいるが、セットアップのために監視カメラ200はオンとされ、その撮像データが画像形成装置100側に送信されている。
図2の画面において、監視カメラ200による広視野での画像がパノラマ画像として領域Aに示され、その中で監視時に特に撮像される領域が示され、この領域における現在の画像が領域Bに示されている。領域Bで示される画像の位置は、操作パネルとして機能する領域Cにおける操作キー(方向キー)の操作によって調整ができる。また、図1の例では単一の監視カメラ200が用いられていたが、実際には、単一の画像形成装置100に対して複数の監視カメラ200を接続して、複数箇所の監視を同時に行わせることができる。領域Dにおいては、このような場合における監視カメラ200の選択キー(切替キー)が設けられている。この場合には、監視カメラ200の調整は、それぞれで独立して行われる。
上記のように監視カメラ200の調整が行われた後で、この画像形成装置100は、通常の印刷作業を行う動作等の他に、監視用においても使用可能となる。図3は、この場合の動作を示すフローチャートの一例である。ここでは、監視時の撮像は、一定の時間間隔で定期的に行うものとする。初期状態においては、監視カメラ200はオフとされているものとする。ここでは、まず、前記の不使用時間帯に入ったか否かが判定するために、制御部18は、ユーザ認識部19を用いて、全てのユーザが退室したか否か(最後の一人となったユーザが退室したか否か)が判定される(S1)。この判定は、定期的、あるいは入退場システムにおいて変化があった場合において行われ、一人のユーザが在室していると認められる場合(S1:No)には、繰り返される。
全てのユーザが退室したと認められた場合(S1:Yes)には、不使用時間帯に入ったと認識されるため、制御部18は、監視カメラ200の電源をオンし、撮像が可能な状態とする(S2)。その後、制御部18は、再びユーザ認識部19によって、入室したユーザがいないか否かを判定する(S3)。入室したユーザがいなければ(S3:No)、監視カメラ200を用いて定期的に撮像を行わせ、撮像データを記憶部15に記憶させる(S4)。この際、制御部18は、直前に得られた(記憶部15に記憶された)撮像データとこの撮像データとを比較する(S5)。この比較は、周知のパターン認識手法(特許文献1に記載の技術と同様)によって行うことができ、有意な相違点が認められた(例えば侵入者が認められた)場合(S6:Yes)には、制御部18は、画像形成部12、用紙搬送機構13を制御し、この最新の撮像データに基づく画像をこの際の時刻と共に用紙に印刷して出力させる(S7)。この際、ユーザが長時間にわたり不在のために画像形成装置100は前記のスリープモードとなっている可能性が高いが、この場合には、この動作に先立ち、画像形成部12、用紙搬送機構13に電力が投入される。スリープモードとされていても、制御部18、ネットワーク接続部14には電力が供給されているため、こうした動作を行わせることが可能である。また、部屋内にユーザがいない場合には、ユーザのジョブがこの印刷作業(S7)に影響を受けることもない。
撮像データに有意な相違点が認められなかった場合(S6:No)には、印刷動作(S7)は行われない。この場合には、画像形成部12、用紙搬送機構13に電力が供給されない状態は維持される。
その後、撮像(S4)以降の動作は、ユーザの入室がある(S3:Yes)まで繰り返される。ユーザの入室があった場合(S3:Yes)には、不使用時間帯が終了したと認められるため、監視カメラ200による監視動作は終了する(S8)。
上記の動作において、ユーザが再び入室した場合(S3:Yes)には、不使用時間帯において、監視された場所に異常があった場合には、ユーザは、この際の画像とその時刻が印刷された用紙が出力されていることにより、その旨を認識することができる。
なお、特許文献1に記載の技術と同様に、制御部18が、撮像された範囲に異常があると認識された場合(S6:Yes)には、ネットワークNを介して、その旨を電子メールで発信することもできる。この場合には、この電子メールは、図1における携帯端末500に向けて発信される。この際に、前記の撮像データを添付することもできる。同様に、同様の内容を特定のユーザに対してファクシミリ送信することもできる。また、制御部18は、画像形成装置100の本来もつ機能を用いて、各種の警報をネットワークNや電話回線を介して発することができる。更に、上記の例では、異常があると認められた場合には画像形成装置100における画像形成部12から出力を行わせるものとしたが、図1における他の画像形成装置300を制御し、この画像形成装置300から出力を行わせてもよい。
上記の動作においては、ユーザが部屋内にいる場合には、この画像形成装置100がユーザによって使用される可能性が高いために監視カメラ100からの撮像データの取り込みは行われず、ユーザが部屋に全くいない場合には、この画像形成装置100が使用される可能性が低く、かつユーザが帰宅している可能性が高いために、監視カメラ200による監視が行われる。このため、ユーザがこの画像形成装置100を使用する際に、監視カメラ100から撮像データを取り込むことによって、ユーザによるジョブが悪影響を受けることが抑制される。また、部屋内にユーザは全くいないが、ネットワークNを介してこの画像形成装置100で出力(印刷)が行われるように、部屋外のユーザによって操作される場合もある。しかしながら、この場合には、少なくともこの動作を行わせたユーザは画像形成装置100の近傍にいないことは明らかであるため、撮像データを記憶部15に記憶させる動作等が行われたために画像形成装置100の印刷動作が遅くなった場合においても、これによってこのユーザが悪影響を受ける可能性は極めて低い。
一方、部屋にユーザが全くいない夜間や休日においては、監視カメラ200による監視を確実に行うことができる。この際、監視カメラ200が接続されているか否かに関わらず電力が供給されている画像形成装置100が監視用として用いられるため、監視システム全体の消費電力を小さくすることができる。不使用時間帯の大部分においては、画像形成装置100はスリープモードとされているが、上記のように、必要な場合に最小限の構成要素に電力を供給し、記憶部15に撮像データを記憶させる動作(S4)、異常が認められた場合には更に画像を印刷出力する動作(S7)を行うことができる。
なお、上記の例においては、部屋内にユーザがいる間(不使用時間帯外)には監視カメラ200がオフとされたが、監視カメラ200は常時オンとし、部屋内にユーザがいるか否かに応じて、監視カメラ200の撮像データの送信先(記憶先)を、この画像形成装置100と他の装置とで切り替える設定とすることもできる。
また、特許文献1に記載の技術と同様に、動体センサを監視カメラと共に用いた場合には、動体センサによって動体が確認された場合においてのみ撮像を行わせることもできる。この場合には、撮像が行われる度に、上記のように画像等を印刷して出力する作業、電子メールを発信する作業等を行わせることができる。
上記の例においては、監視カメラ200を動作させる期間となる不使用時間帯は、部屋内にユーザが全くいない時間帯として設定された。このような不使用時間帯の設定は、部屋内のユーザの有無以外の情報も用いて行うこともできる。
例えば、時計(時刻認識部)と制御部18とを接続し、制御部18が、現在の部屋内のユーザの状況と共に現在の時刻を認識することができる設定とすることもできる。この場合、制御部18は、この画像形成装置100が設置された職場の始業時刻と終業時刻を把握し、部屋内のユーザの有無と無関係に、終業時刻から始業時刻までの間を不使用時間帯と設定することもできる。
また、部屋内のユーザの有無と共に、この終業時刻を用いて不使用時間帯の開始時を認識することもでき、例えば、終業時刻後かつ始業時刻前において部屋内にユーザが全くいなくなった時点を、不使用時間帯の開始時とすることができる。例えば、部屋内にユーザが全くいなくなった場合でも、終業時刻の経過前においては、ユーザが短時間で部屋に戻る可能性が高い。このように不使用時間帯を終業時刻後に設定した場合には、不使用時間帯の開始後にはユーザが帰宅している可能性が高くなるために、不使用時間帯において、この画像形成装置100がユーザによって使用される可能性をより低くすることができる。上記の判断に用いる時刻を、終業時刻ではなく、終業時刻後のある時刻(例えば終業時刻の30分後)としてもよい。
同様に、不使用時間帯の終了時を、始業時刻後において部屋内に一人目のユーザが入室した時点とすることもできる。あるいは、この際の判断に用いる時刻を、始業時刻ではなく始業時刻前後のある時刻(例えば始業時刻の30分前)としてもよい。こうした設定により、ユーザによるジョブが監視カメラ200の使用によって悪影響を受けることを、より抑制することができる。
また、各ユーザがそれぞれ携帯端末500を携帯しており、携帯端末500の位置情報を制御部18が認識できる場合には、この携帯端末500を用いて、監視カメラ200を動作させる期間を設定することもできる。例えば、携帯端末500がスマートフォンである場合には、携帯端末500は、GPSを用いた自己の位置認識機能を有している。この場合、制御部18は、各ユーザの携帯端末500とネットワークNを介して通信することによって、各ユーザ(携帯端末500)の位置を認識することができる。これによって、制御部18は、各ユーザが特定の範囲(画像形成装置100の近傍)の外にいる、例えば各ユーザがこの画像形成装置100が設置された建物の外側にいることを認識することができ、全てのユーザがこの建物の外側にいる場合に、監視カメラ200を動作させることができる。この場合には、この画像形成装置100がユーザによって使用されない期間を更に正確に認識することができる。また、全てのユーザがこのように特定の範囲外におり、かつユーザから携帯端末500を介して指示があった場合に、監視カメラ200を動作させる設定とすることもできる。
このように、制御部18は、監視カメラ200を動作させる不使用時間帯を、状況に応じて認識することができる。不使用時間帯を長めに設定する場合には、監視機能は強化される一方で、ユーザのジョブがこれによって影響を受ける可能性が高くなる。一方、不使用時間帯を短めに設定する場合には、ユーザのジョブが監視機能によって悪影響を受ける可能性は低くなるが、監視機能は低下する。不使用時間帯の設定は、異常が発生する頻度の推定値や、撮像データの授受、記憶の際にユーザのジョブが受ける悪影響の度合い等を考慮して、設定することが好ましい。
11 原稿読取部(原稿読取手段)
12 画像形成部(画像形成手段)
13 用紙搬送機構
14 原稿読取部
15 記憶部(記憶手段)
16 操作パネル
17 表示部
18 制御部(制御手段)
19 ユーザ認識部
20 タッチパネルディスプレイ
100、300 画像形成装置(複合機)
200 監視カメラ(撮像部:撮像手段)
400 パーソナルコンピュータ
500 携帯端末
N ネットワーク

Claims (7)

  1. 媒体に画像を形成して出力する画像形成部と、データを記憶する記憶部と、前記画像形成部を制御すると共にネットワークを介して接続された機器の制御を行う制御部と、を具備し、前記ネットワークを介して接続された撮像部の制御及び前記撮像部によって取得された撮像データを前記記憶部に記憶する機能を有する画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記画像形成装置がユーザによって使用される可能性が低い時間帯である不使用時間帯を認識し、
    前記不使用時間帯において、前記撮像部によって前記撮像データを取得させ、かつ前記記憶部に前記撮像データを記憶させ、
    前記不使用時間帯以外においては、前記撮像部を動作させないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記憶部は、異なる時点において取得された複数の前記撮像データを記憶し、
    前記制御部は、前記不使用時間帯において最新の前記撮像データが得られた際に、当該最新の前記撮像データと、前記記憶部に記憶された過去の前記撮像データとを比較し、当該最新の前記撮像データと当該過去の前記撮像データとの間の相違が大きいと認識した場合において、前記撮像部によって撮像された領域に異常があると認識することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記撮像部によって撮像された領域に異常があると認識した場合に、前記最新の前記撮像データに基づく画像を前記画像形成部から出力させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記撮像部によって撮像された領域に異常があると認識した場合に、前記ネットワークを介して接続された機器に通知をすることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記画像形成装置が設置された箇所を含む特定の範囲内から前記ユーザがいなくなった時点を前記不使用時間帯の開始時と認識し、その後に前記特定の範囲内に前記ユーザが入った時点を前記不使用時間帯の終了時と認識することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記ユーザが携帯し前記ネットワークを介して前記制御部と接続された携帯端末の位置情報に基づいて、前記不使用時間帯の開始時及び終了時を認識することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、終業時刻を認識し、前記終業時刻の経過後でありかつ前記特定の範囲内に前記ユーザがいなくなった時点を前記不使用時間帯の開始時と認識することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
JP2017202484A 2017-10-19 2017-10-19 画像形成装置 Pending JP2019075752A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017202484A JP2019075752A (ja) 2017-10-19 2017-10-19 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017202484A JP2019075752A (ja) 2017-10-19 2017-10-19 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019075752A true JP2019075752A (ja) 2019-05-16

Family

ID=66544357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017202484A Pending JP2019075752A (ja) 2017-10-19 2017-10-19 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019075752A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0865553A (ja) * 1994-08-19 1996-03-08 Fujitsu General Ltd 監視カメラの異常通知装置
JPH09185299A (ja) * 1995-10-30 1997-07-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2003008792A (ja) * 2001-06-20 2003-01-10 Ricoh Co Ltd ファクシミリ装置
JP2005151225A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Murata Mach Ltd デジタル複写複合機
JP2011227675A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Secom Co Ltd 通報装置
JP2014165531A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Konica Minolta Inc 画像形成装置
JP2016132249A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0865553A (ja) * 1994-08-19 1996-03-08 Fujitsu General Ltd 監視カメラの異常通知装置
JPH09185299A (ja) * 1995-10-30 1997-07-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2003008792A (ja) * 2001-06-20 2003-01-10 Ricoh Co Ltd ファクシミリ装置
JP2005151225A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Murata Mach Ltd デジタル複写複合機
JP2011227675A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Secom Co Ltd 通報装置
JP2014165531A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Konica Minolta Inc 画像形成装置
JP2016132249A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9860399B2 (en) Image forming apparatus, remote control method, and non-transitory computer-readable recording medium encoded with remote control program
KR20110020939A (ko) 설정 장치, 화상출력장치 및 그것들의 제어 방법
JP2015153293A (ja) 画像形成システム、画像形成装置、ネットワークカメラ装置、画像形成装置の制御方法、ネットワークカメラ装置の制御方法、及びプログラム
JP2010011364A (ja) 画像出力システムおよびその制御方法、画像入力装置およびその制御方法、ならびに、画像出力装置およびその制御方法
JP6833609B2 (ja) 携帯端末及びその制御方法、並びにプログラム
JP2018165055A (ja) 印刷装置及び印刷装置の制御方法
CN105516529A (zh) 图像形成装置及控制方法
JP4262388B2 (ja) 電子カメラ
JP2017016373A (ja) 情報処理装置、制御方法、およびプログラム
US9332142B2 (en) Cooperation system, image forming apparatus, portable information device, remote control method, and remote operation method
KR102015953B1 (ko) 저전력 영상처리장치 및 저전력으로 영상처리장치를 구동하는 방법
US10268936B2 (en) Information processing apparatus including near-field wireless communication tag, method of controlling the same, and storage medium
JP2019075752A (ja) 画像形成装置
JP2007157077A (ja) 画像形成装置を利用するためのプログラム、システム
JP6680186B2 (ja) 電子機器及び電源制御プログラム
JP2017134702A (ja) サーバシステム、サーバシステムの制御方法、およびプログラム
JP6891858B2 (ja) 画像形成装置及び省電力制御方法
JP2014213593A (ja) 画像形成装置、印刷指示装置および画像形成システム
JP2005151225A (ja) デジタル複写複合機
JP4471880B2 (ja) 画像処理システム
JP2015056007A (ja) 通信システム、情報処理装置、周辺装置、通信制御方法およびプログラム
JP2019176349A (ja) 情報処理システム、情報処理方法
JP2014094573A (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム
KR20220167052A (ko) 사용자 부재 감지에 의한 부재 모드
TW536916B (en) Remote controlled graphic image monitor with function of sending graphic data transmission to portable terminals

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200908

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200929