JP2019075738A - トランスデューサ - Google Patents

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Abstract

【課題】バックプレートの強度を維持しつつ、信号雑音比を向上させるトランスデューサを提供する。【解決手段】トランスデューサ1は、基板2と、基板2に対向配置されたバックプレート3と、バックプレート3に対向配置されたダイアフラム4と、を備える。バックプレート3は、本体部31と、本体部31を支持し、基板2に接続された支持部32と、本体部31を貫通する複数の貫通孔33とを有する。本体部31は、複数の貫通孔33の一部を有する中央領域と、中央領域を連続的又は離散的に囲み、複数の貫通孔33の他の一部を有する3以上の周辺領域とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、トランスデューサに関する。
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて製造される静電容量型トランスデューサを利用したマイクロフォン(以下、MEMSマイクロフォンともいう。)が採用されている。静電容量型トランスデューサにおいては、圧力を受けて振動する振動電極膜を、電極膜が固定されたバックプレートに空隙を介して対向配置し、バックプレートに複数の貫通孔が設けられている。複数の穿孔がある平坦な表面を有するカバー部材と、カバー部材に取り付けられた基板と、カバー部材と基板との間に置かれた振動板と、を備える音響変換器が提案されている(特許文献1参照)。
特許第4338395号公報
バックプレートに設けられた貫通孔の開口率が高い程、信号雑音比(SNR:Signal to Noise Rate)が高くなる。しかし、バックプレートに設けられた貫通孔が増大すると、バックプレートの強度が下がる。このような状況に鑑み、本発明は、バックプレートの強度を維持しつつ、信号雑音比を向上することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、孔を有する基板と、基板の孔の開口に対向配置されたバックプレートと、バックプレートとの間に空隙を介してバックプレートに対向配置されたダイアフラムと、を備え、バックプレートは、本体部と、本体部を支持し、基板に接続された支持部と、本体部を貫通する複数の貫通孔とを有し、本体部は、複数の貫通孔の一部を有する中央領域と、中央領域を連続的又は離散的に囲み、複数の貫通孔の他の一部を有する3以上の周辺領域とを有し、3以上の周辺領域の各々が、中央領域を連続的又は離散的に囲み、中央領域及び3以上の周辺領域の各々における貫通孔の開口率が互いに異なり、中央領域及び3以上の周辺領域の各々における開口率が、中央領域内及び各周辺領域内で一定であり、中央領域における前記開口率が、3以上の周辺領域の各々における開口率よりも高く、本体部の外周側の周辺領域における開口率が、中央領域側の周辺領域における前記開口率よりも低い、トランスデューサである。
中央領域における貫通孔の開口率は、中央領域の面積に対する中央領域に含まれる複数の貫通孔の開口面積の合計の比率である。各周辺領域における貫通孔の開口率は、各周辺領域の面積に対する各周辺領域に含まれる複数の貫通孔の開口面積の合計の比率である。上記トランスデューサでは、バックプレートの中央領域における貫通孔の開口率が高く、バックプレートの本体部の外周側の周辺領域における貫通孔の開口率が、本体部の中央領域側の周辺領域における貫通孔の開口率よりも低い。すなわち、バックプレートの本体部の中央領域側から本体部の外周側に向かって、バックプレートの本体部の中央領域及び各周辺領域における貫通孔の開口率が徐々に減少している。これにより、バックプレートの強度を維持しつつ、中央領域及び各周辺領域における貫通孔の開口率を高くすることで、信号雑音比を向上することができる。
上記トランスデューサにおいて、バックプレートのダイアフラムとの対向面の法線方向から見て、本体部は対向する二辺を有する多角形状であり、本体部の外周から中央領域の外周までの距離が、対向する二辺の間の距離の25%以下であってもよい。上記トランスデューサにおいて、バックプレートのダイアフラムとの対向面の法線方向から見て、本体部は円形状であり、本体部の外周から中央領域の外周までの距離が、円形状の直径の25%以下であってもよい。これらにより、バックプレートの開口率を高く保ちつつ、バックプレートの強度を維持することができる。バックプレートの開口率は、バックプレートのダイアフラムとの対向面又は対向面の反対面の総面積に対する貫通孔の開口面積の合計の比率である。
上記トランスデューサにおいて、中央領域における貫通孔の開口率が50%以上であってもよい。中央領域は、トランスデューサのノイズへの影響が大きいため、中央領域における貫通孔の開口率を50%以上とすることで、トランスデューサの信号雑音比を向上することができる。
上記トランスデューサにおいて、貫通孔は、バックプレートのダイアフラムとの対向面から反対面に向かって広がるテーパー状の内面を有し、バックプレートのダイアフラムとの対向面に対する貫通孔の内面の角度が70度以上90度以下であってもよい。これにより、バックプレートの梁の断面係数が大きくなり、バックプレートの梁の曲げモーメントに対する強度を向上することができる。バックプレートの梁とは、バックプレートにおける隣接する2つの貫通孔の間の部分である。また、バックプレートに対して貫通孔を密集して配置することができるため、バックプレートの開口率の向上が容易である。
上記トランスデューサにおいて、支持部の一部がダイアフラムのバックプレートとの対向面に接触していてもよい。これにより、バックプレートが、基板によって支持されると共に、ダイアフラムによっても支持されることで、バックプレートの強度が向上する。上記トランストランスデューサにおいて、本体部と支持部とが一体であってもよい。本体部と支持部とが一体であることにより、バックプレートの強度が向上する。上記トランストランスデューサにおいて、本体部と支持部とが、別部材で形成されてもよい。これにより、バックプレートの製造が容易となる。上記トランスデューサにおいて、貫通孔の開口の形状が円形、楕円形、多角形及び角が丸い多角形からなる群より選択される1種以上の形状であってもよい。
上記トランスデューサにおいて、3以上の周辺領域のうちの少なくとも一つにおける貫通孔の開口の形状が円形及び楕円形からなる群より選択される1種以上の形状であってもよい。これにより、少なくとも一つの周辺領域に含まれる貫通孔の周囲におけるバックプレートの強度が向上する。
上記トランスデューサにおいて、中央領域と、3以上の周辺領域のうち本体部の外周に最も近い周辺領域以外の周辺領域とにおける貫通孔の開口の形状が略六角形であってもよい。中央領域に含まれる貫通孔の開口の形状を略六角形とすることにより、中央領域における貫通孔の開口率を高くすることができる。上記トランストランスデューサにおいて、中央領域に含まれる複数の貫通孔が規則的に配置されてもよい。
上記トランスデューサにおいて、3以上の周辺領域のうちの少なくとも一つにおける貫通孔の開口の形状が楕円形であり、楕円形の長手方向が中央領域を向いていてもよい。これにより、貫通孔の楕円形の短手方向において、貫通孔のピッチが大きくなる。その結果、3以上の周辺領域のうちの少なくとも一つにおける貫通孔の周囲におけるバックプレートの梁の断面係数が大きくなり、バックプレートの梁の曲げ応力に対する強度が向上する
。上記トランスデューサにおいて、基板の孔は、基板を非貫通であってもよい。
本発明によれば、バックプレートの強度を維持しつつ、信号雑音比を向上することができる。
図1は、静電容量型トランスデューサの模式図である。 図2は、バックプレートの平面図である。 図3は、静電容量型トランスデューサの模式図である。 図4は、静電容量型トランスデューサの模式図である。 図5Aは、バックプレートの平面図である。 図5Bは、バックプレートの模式図である。 図5Cは、バックプレートの模式図である。 図5Dは、バックプレートの平面図である。 図5Eは、バックプレートの平面図である。 図6Aは、参考例に係るバックプレートの平面図である。 図6Bは、参考例に係るバックプレートの平面図である。 図7Aは、参考例に係るバックプレートの模式図である。 図7Bは、参考例に係るバックプレートの模式図である。 図8Aは、参考例に係るバックプレートの応力シミュレーションの結果を示す図である。 図8Bは、参考例に係るバックプレートの応力シミュレーションの結果を示す図である。 図9は、実施形態に係るバックプレート及び参考例に係るバックプレートの応力シミュレーション結果を示す図である。 図10Aは、バックプレートの平面図である。 図10Bは、バックプレートの平面図である。 図10Cは、バックプレートの平面図である。 図11Aは、バックプレートの平面図である。 図11Bは、バックプレートの断面図である。 図11Cは、バックプレートの断面図である。 図12は、静電容量型トランスデューサの模式図である。
以下、実施形態について図を参照しながら説明する。以下に示す実施形態は、本願の一態様であり、本願の技術的範囲を限定するものではない。
<適用例>
本発明は、静電容量型のMEMSデバイスに適用することが可能である。例えば、静電容量型のMEMSデバイスとして、圧力センサ、音響センサ、スピーカ、加速度センサ、マイクロミラー等が挙げられる。以下では、静電容量型トランスデューサの一例である音響センサについて説明する。
図1は、静電容量型トランスデューサ1の模式図である。静電容量型トランスデューサ1は、孔21を有する基板2と、基板2の孔21の開口に対向配置されたバックプレート3と、バックプレート3との間に空隙を介してバックプレート3に対向配置されたダイアフラム4とを備える。図2は、バックプレート3の平面図である。バックプレート3は、本体部31と、本体部31を支持し、基板2に支持された支持部32と、本体部31を貫通する複数の貫通孔33とを有する。ダイアフラム4には、大気圧の変化に対して不惑と
するためのベンチレーション用の孔あるいはスリットがあってもよい。
本体部31は、平面視において本体部31の四隅が突出している突出部310を有する。支持部32は、本体部30及び突出部310を支持する。図2に示すバックプレート3の例では、平面視において本体部31の四隅が突出しているが、平面視において本体部31の四隅が突出していなくてもよい。本体部31は、複数の貫通孔33の一部を有する中央領域34と、中央領域34を囲み、複数の貫通孔33の他の一部を有する3以上の周辺領域35とを有する。3以上の周辺領域35の各々が、中央領域34を囲んでいる。中央領域34及び3以上の周辺領域35の各々における貫通孔33の開口率が互いに異なっている。中央領域34における貫通孔33の開口率は、中央領域34の面積に対する中央領域34に含まれる複数の貫通孔33の開口面積の合計の比率である。各周辺領域35における貫通孔33の開口率は、各周辺領域35の面積に対する各周辺領域に含まれる複数の貫通孔33の開口面積の合計の比率である。
中央領域34における貫通孔33の開口率が、中央領域34内で一定である。3以上の周辺領域35の各々における貫通孔33の開口率が、各周辺領域35内で一定である。中央領域34における貫通孔33の開口率が、3以上の周辺領域35の各々における貫通孔33の開口率よりも高い。本体部31の外周側の周辺領域35における貫通孔33の開口率が、中央領域34側の周辺領域35における貫通孔33の開口率よりも低い。したがって、3以上の周辺領域35の各々における貫通孔33の開口率が、中央領域34側から本体部31の外周側に向かって徐々に減少している。
<実施例>
図3は、静電容量型トランスデューサ1の模式図である。静電容量型トランスデューサ1は、MEMS技術を用いて製造された静電容量型素子である。静電容量型トランスデューサ1は、シリコン(Si)基板2と、バックプレート3と、ダイアフラム4とを備える。シリコン基板2は、基板の一例である。シリコン基板2は、孔21を有する。図3では、孔21が、シリコン基板2を貫通しているが、図4に示すように、孔21は、シリコン基板2を非貫通であってもよい。すなわち、孔21は、シリコン基板2の表面に設けられた凹部であってもよい。シリコン基板2に孔21を設けることで、シリコン基板2とダイアフラム4との間が一定距離以上になるため、シリコン基板2とダイアフラム4との間の抵抗を低減することができる。
バックプレート3は、固定板36と、固定板36に接した固定電極膜37とを有する。バックプレート3は、シリコン基板2の孔21の開口を覆うようにして、シリコン基板2上に設けられている。すなわち、バックプレート3は、シリコン基板2の孔21の開口に対向配置されている。バックプレート3の外周部分がシリコン基板2に接続され、バックプレート3が、シリコン基板2からドーム状に隆起しており、バックプレート3の中央部分がシリコン基板2より高い位置に配置されている。
バックプレート3は、バックプレート3を貫通する複数の貫通孔33を有する。ダイアフラム4は、バックプレート3との間におけるエアギャップ(空隙)を介して、バックプレート3に対向配置されている。バックプレート3の下面38とダイアフラム4の上面41とが対向しており、バックプレートの上面39及びダイアフラム4の上面41が同じ方向を向いている。ダイアフラム4は、シリコン基板2の孔21の開口を覆うようにしてシリコン基板2上に配置されている。ダイアフラム4は、ダイアフラム4の下面42に設けられた固定部43によってシリコン基板2に固定されている。ダイアフラム4は、音圧に応じて上下に振動する。ダイアフラム4には、大気圧の変化に対して不惑とするためのベンチレーション用の孔あるいはスリットがあってもよい。
静電容量型トランスデューサ1は、音を受けてダイアフラム4が振動し、ダイアフラム4と固定電極膜37との間の距離が変化する。ダイアフラム4と固定電極膜37との間の距離が変化すると、ダイアフラム4と固定電極膜37との間の静電容量が変化する。ダイアフラム4と電気的に接続された電極パッドと、固定電極膜37と電気的に接続された電極パッドとの間に直流電圧を印加し、静電容量の変化を電気的な信号として取り出すことで、音圧を電気信号として検出する。
図5Aは、バックプレート3の平面図である。図5B及び図5Cは、バックプレート3の模式図である。バックプレート3は、本体部31と、本体部31の外周を囲むようにして本体部31に設けられた支持部32とを有する。図5Bに示すように、本体部31と支持部32とが一体であってもよい。すなわち、本体部31と支持部32とが同一部材で形成されてもよい。図5Cに示すように、本体部31と支持部32とが別体であってもよい。すなわち、本体部31と支持部32とが別部材で形成されてもよい。本体部31と支持部32とが別体である場合、本体部31と支持部32とが接続されている。本体部31と支持部32とを接着材で接続してもよい。本体部31に突起部を設け、支持部32に溝を設けて、本体部31の突起部を、支持部32の溝に挿し込むことで、本体部31と支持部32とを接続してもよい。本体部31に溝を設け、支持部32に突起部を設けて、支持部32の突起部を、本体部31の溝に挿し込むことで、本体部31と支持部32とを接続してもよい。本体部31が、支持部32によって支持され、支持部32がシリコン基板2に接続されている。本体部31と支持部32とを別部材で形成することで、バックプレート3の製造が容易となる。
貫通孔33は、本体部31を貫通している。本体部31は、中央領域34と、中央領域34を囲む3以上の周辺領域35とを有する。図5Aのバックプレート3の例では、本体部31は、中央領域34と、中央領域34を囲む3つの周辺領域35(35A〜35C)とを有する。周辺領域35A〜35Cの各々が、中央領域34を連続的に囲んでもよい。周辺領域35A〜35Cは、枠状(周状)であってもよい。周辺領域35Aは、3つの周辺領域35のうち中央領域34に最も近い周辺領域35であり、中央領域34を連続的に囲んでいる。周辺領域35Bは、中央領域34及び周辺領域35Aを連続的に囲んでいる。周辺領域35Cは、3つの周辺領域35のうち本体部31の外周に最も近い周辺領域35であり、中央領域34及び周辺領域35A、35Bを連続的に囲んでいる。したがって、周辺領域35A〜35Cが、中央領域34側から本体部31の外周側に向かって順番に並んでいる。図5Aのバックプレート3の例に限定されず、本体部31は、中央領域34と、中央領域34を囲む4以上の周辺領域35とを有してもよい。
周辺領域35A〜35Cの幅の大きさは、互いに同一であってもよいし、互いに異なってもよい。例えば、周辺領域35Aの幅の大きさと周辺領域35Bの幅の大きさとが同一であり、周辺領域35Cの幅が、周辺領域35Bの幅よりも大きくてもよい。中央領域34及び周辺領域35A〜35Cの各領域は、複数の貫通孔33を有する。中央領域34及び周辺領域35A〜35Cに含まれる複数の貫通孔33は、規則的に配置されていてもよいし、不規則的(ランダム)に配置されていてもよい。例えば、中央領域34に含まれる複数の貫通孔33が規則的に配置され、周辺領域35A〜35Cに含まれる複数の貫通孔33が不規則的に配置されてもよい。ただし、バックプレート3を均一な仕上がりでかつ短時間で製造するには、中央領域34及び周辺領域35A〜35Cに含まれる複数の貫通孔33が、規則的に配置されていることが好ましい。
中央領域34及び周辺領域35A〜35Cの各々における貫通孔33の開口率が互いに異なっている。中央領域34における貫通孔33の開口率(以下、中央領域34の開口率とも表記する。)は、中央領域34の面積に対する中央領域34に含まれる複数の貫通孔33の開口面積の合計の比率である。周辺領域35Aにおける貫通孔33の開口率(以下
、周辺領域35Aの開口率とも表記する。)は、周辺領域35Aの面積に対する周辺領域35Aに含まれる複数の貫通孔33の開口面積の合計の比率である。周辺領域35Bにおける貫通孔33の開口率(以下、周辺領域35Bの開口率とも表記する。)は、周辺領域35Bの面積に対する周辺領域35Bに含まれる複数の貫通孔33の開口面積の合計の比率である。周辺領域35Cにおける貫通孔33の開口率(以下、周辺領域35Cの開口率と表記する。)は、周辺領域35Cの面積に対する周辺領域35Cに含まれる複数の貫通孔33の開口面積の合計の比率である。貫通孔33の開口面積は、バックプレート3の下面38を基準とする。静電容量型トランスデューサ1のノイズを計算するためには、バックプレート3の下面38を基準とすることが好ましい。ただし、貫通孔33の開口面積は、バックプレート3の上面39を基準としてもよい。
中央領域34の開口率は、中央領域34内で一定である。周辺領域35Aの開口率は、周辺領域35A内で一定である。周辺領域35Bにおける貫通孔33の開口率は、周辺領域35B内で一定である。周辺領域35Cの開口率は、周辺領域35C内で一定である。中央領域34の開口率は、周辺領域35A〜35Cの各開口率よりも高い。周辺領域35Bの開口率は、周辺領域35Aの開口率よりも小さい。周辺領域35Cの開口率は、周辺領域35Bの開口率よりも小さい。このように、本体部31の外周側の周辺領域35における貫通孔33の開口率が、中央領域34側の周辺領域35における貫通孔33の開口率よりも低い。したがって、本体部31の中央領域34側から本体部31の外周側に向かって、中央領域34及び周辺領域35A〜35Cの開口率が徐々に減少している。
中央領域34及び周辺領域35A〜35Cに含まれる各貫通孔33の開口の大きさ(面積)が互いに異なり、中央領域34及び周辺領域35A〜35Cに含まれる各貫通孔33のピッチが同一であってもよい。貫通孔33のピッチは、隣接する2つの貫通孔33の中心の間の距離である。中央領域34及び周辺領域35A〜35Cに含まれる各貫通孔33の開口の大きさが同一であり、中央領域34及び周辺領域35A〜35Cに含まれる各貫通孔33のピッチが互いに異なっていてもよい。図5Dは、バックプレート3の平面図である。図5Dのバックプレート3の例では、中央領域34及び周辺領域35A〜35Cに含まれる各貫通孔33の開口の大きさが互いに異なり、中央領域34及び周辺領域35A〜35Cに含まれる各貫通孔33のピッチが同一である。図5Dのバックプレート3の例では、本体部31の中央領域34側から本体部31の外周側に向かって、中央領域34及び周辺領域35A〜35Cに含まれる各貫通孔33の開口の大きさが徐々に小さくなっている。
貫通孔33の開口の形状は、円形、楕円形及び四角形(略四角形を含む)、六角形(略六角形を含む)等の多角形であってもよい。また、貫通孔33の開口の形状は、角が丸い多角形であってもよい。中央領域34及び周辺領域35A〜35Cに含まれる各貫通孔33の開口の形状が同一であってもよい。中央領域34及び周辺領域35A〜35Cに含まれる各貫通孔33の開口の形状が互いに異なっていてもよい。中央領域34に含まれる貫通孔33の開口の形状と、周辺領域35A〜35Cのうちの少なくとも一つの領域に含まれる貫通孔33の開口の形状とが同一であってもよい。
図5Aのバックプレート3の例では、周辺領域35A〜35Cに対して複数の貫通孔33が2列で配置されている。図5Aのバックプレート3の例に限定されず、周辺領域35A〜35Cに対して複数の貫通孔33が3列以上で配置されてもよい。また、図5Eに示すように、周辺領域35A〜35Cに対して複数の貫通孔33が1列で配置されてもよい。
図6A及び図6Bは、参考例に係るバックプレート100の平面図である。図6Aは、圧空試験前のバックプレート100を示しており、図6Bは、圧空試験後のバックプレー
ト100を示している。圧空試験では、圧縮空気をバックプレート100に印加することで、バックプレート100の強度を測定した。図6Aに示すように、バックプレート100の中心から外周まで、均一の大きさの開口を有する複数の貫通孔101を均一の間隔で配置すると、最外周の貫通孔101の近傍に応力が集中しやすくなり、バックプレート100の強度が低下する。図6Bに示すように、外部からバックプレート100に大きな圧力が加わると、バックプレート100の外周近傍の貫通孔101が破損する恐れがある。バックプレート100の開口率が大きくなる場合、最外周の貫通孔101の近傍で更に応力が集中しやすくなり、バックプレート100の強度が更に低下する。バックプレート100の開口率は、バックプレート100の上面の総面積に対する貫通孔101の開口面積の合計の比率である。
図7A及び図7Bを参照して、バックプレート100の破損個所について説明する。図7A及び図7Bは、参考例に係るバックプレート100の模式図であり、バックプレート100がシリコン基板110上に設けられている。図7Aに示すように、バックプレート100の開口率が低い場合、外部からバックプレート100に大きな圧力が加わると、バックプレート100の外周部分が破壊される。曲げ応力σは、曲げモーメントM/断面係数Zにより求めることができる。バックプレート100の加圧点から最も遠いバックプレート100の外周部分において、曲げモーメントM(=L×P)が最大となるため、バックプレート100の外周部分に最大応力が発生する。図7Bに示すように、バックプレート100の開口率が高い場合、外部からバックプレート100に大きな圧力が加わると、最も外側に配置された貫通孔101の周囲の部分が破壊される。バックプレート100の開口率が高い場合、バックプレート100における貫通孔101の周囲の部分の幅が細くなることで、断面係数Zが小さくなり、最も外側に配置された貫通孔101の周囲の部分に最大応力が発生する。
図8A及び図8Bは、参考例に係るバックプレート100の応力シミュレーションの結果を示す図である。図8Aは、バックプレート100の開口率が45%の場合の応力シミュレーションの結果を示している。図8Bは、バックプレート100の開口率が60%の場合の応力シミュレーションの結果を示している。応力シミュレーションでは、バックプレート100の中央部分に上向きの圧力を印加して、バックプレート100に発生する応力を計算した。図8A及び図8Bの縦軸は、バックプレート100に発生する応力を示し、図8A及び図8Bの横軸は、バックプレート100の中心からの距離を示す。図8Aに示すように、バックプレート100の開口率が45%である場合、外部からバックプレート100に大きな圧力が加わると、バックプレート100の中心から外周に向かって応力が増加し、バックプレート100の外周に最大応力が発生する。図8Bに示すように、バックプレート100の開口率が60%である場合、外部からバックプレート100に大きな圧力が加わると、バックプレート100の中心から外周に向かって応力が増加し、最も外側に配置された貫通孔101の周囲の部分に最大応力が発生する。
中央領域34及び周辺領域35A〜35Cの各開口率を高くすることにより、バックプレート3とダイアフラム4との間に存在する気体の流動抵抗(スクイーズフィルムダンピング抵抗)が抑制される。そのため、静電容量型トランスデューサ1の信号雑音比(SNR:signal-noise ratio)が向上する。全ての貫通孔33の開口を一定の大きさにして、全ての貫通孔33の開口を大きくする場合、外部からバックプレート3に大きな圧力が加わると、本体部31の外周近傍における貫通孔33の周囲の部分が破損する。そこで、実施形態に係る静電容量型トランスデューサ1では、中央領域34側から本体部31の外周側に向かって、中央領域34及び周辺領域35A〜35Cの開口率が徐々に減少するように、バックプレート3に対して貫通孔33を配置する。このような貫通孔33の配置により、バックプレート3の機械強度を維持しつつ、中央領域34及び周辺領域35A〜35Cの開口率を高めて、静電容量型トランスデューサ1の信号雑音比を向上することができ
る。
図9は、実施形態に係るバックプレート3及び参考例に係るバックプレート100の応力シミュレーション結果を示す図である。図9の実線Aは、バックプレート3の応力シミュレーションの結果を示している。図9の点線Bは、バックプレート100の開口率が低い場合のバックプレート100の応力シミュレーションの結果を示している。図9の点線Cは、バックプレート100の開口率が高い場合のバックプレート100の応力シミュレーションの結果を示している。図9の縦軸は、バックプレート3に発生する応力又はバックプレート100に発生する応力を示す。図9の横軸は、バックプレート3の中央部分からの距離又はバックプレート100の中央部分からの距離を示す。図9の実線Aにおけるバックプレート3の開口率と、図9の点線Cにおけるバックプレート100の開口率とは同等である。バックプレート3の開口率は、バックプレート3の下面38又は上面39の総面積に対する貫通孔33の開口面積の合計の比率である。
図9の実線Aに示すように、距離Eに応力ピークが存在している。バックプレート3における距離Eは、バックプレート3の中心から外周までの距離に相当する。したがって、バックプレート3の外周に応力ピークが存在している(図9の(a))。図9の点線Bに示すように、距離Eに応力ピークが存在している。バックプレート100における距離Eは、バックプレート100の中心から外周までの距離に相当する。したがって、バックプレート100の開口率が低い場合、バックプレート100の外周に応力ピークが存在している(図9の(a))。図9の点線Cに示すように、距離Dに応力ピークが存在している。バックプレート100における距離Dは、バックプレート100の中心から最も外側に配置された貫通孔101までの距離に相当する。したがって、バックプレート100の開口率が高い場合、バックプレート100において最も外側に配置された貫通孔101の位置に応力ピークが存在している(図9の(b))。バックプレート3において最も外側に配置された貫通孔33の位置の応力が低減され(図9の(c))、かつ、バックプレート3の外周に応力ピークが存在している(図9の(a))。図9から分かるように、バックプレート3の開口率を高くしたまま、バックプレート3の応力ピークを下げることができるため、バックプレート3の破壊強度を向上することができる。
図10Aに示すように、周辺領域35A〜35Cが、中央領域34を離散的に囲んでもよい。周辺領域35Aは、3つの周辺領域35のうち中央領域34に最も近い周辺領域35であり、中央領域34を離散的に囲んでいる。周辺領域35Bは、中央領域34及び周辺領域35Aを離散的に囲んでいる。周辺領域35Cは、3つの周辺領域35のうち本体部31の外周に最も近い周辺領域35であり、中央領域34及び周辺領域35A、35Bを離散的に囲んでいる。したがって、周辺領域35A〜35Cが、中央領域34側から本体部31の外周側に向かって順番に並んでいる。図10Aのバックプレート3の例では、中央領域34の四隅が、本体部31の四隅に向かって伸びている。本体部31の辺に応力が集中しやすく、本体部31の四隅には応力が集中しにくい。そのため、中央領域34の四隅が、本体部31の四隅に向かって伸びていても、バックプレート3の開口率を高く保ちつつ、バックプレート3の応力ピークを下げることができ、バックプレート3の強度を維持することができる。
図5Aのバックプレート3における中央領域34及び周辺領域35A〜35Cの配置例と、図10Aのバックプレート3における中央領域34及び周辺領域35A〜35Cの配置例とを組み合わせてもよい。例えば、周辺領域35Aが、中央領域34を離散的に囲み、周辺領域35Bが、中央領域34及び周辺領域35Aを離散的に囲み、周辺領域35Cが、中央領域34及び周辺領域35A、35Bを連続的に囲んでもよい。
図10Bは、バックプレート3の平面図である。図10Bに示すように、バックプレー
ト3の下面38の法線方向から見て(平面視において)、本体部31が、四角形状であってもよい。図10Bのバックプレート3の一例では、平面視において本体部31の4隅が突出していない。バックプレート3の下面38は、バックプレート3のダイアフラム4との対向面である。図10Bでは、支持部32の図示を省略している。図10Bのバックプレート3の一例では、本体部31の外周50から中央領域34の外周51までの距離D1が、本体部31の対向する二辺の間の距離D2の25%以下である。図10Bのバックプレート3の一例では、本体部31が、対向する二辺を有する四角形状であるが、本体部31が、対向する二辺を有する多角形状であってもよい。本体部31の外周50から中央領域34の外周51までの距離D1が、本体部31の対向する二辺の間の距離D2の20%以下であることが好ましい。本体部31の外周50から中央領域34の外周51までの距離が、本体部31の対向する二辺の間の距離D2の15%以下であることが更に好ましい。本体部31の外周50から中央領域34の外周51までの距離D1が、本体部31の対向する二辺の間の距離D2の25%以下であることにより、バックプレート3の開口率を高く保ちつつ、バックプレート3の応力ピークを下げることができ、バックプレート3の強度を維持することができる。また、本体部31が突出部310を有する場合について、図10Bのバックプレート3の一例と同様である。例えば、平面視において突出部310を除いた本体部31が四角形状であり、本体部31の外周50から中央領域34の外周51までの距離D1が、本体部31の対向する二辺の間の距離D2の25%以下、20%以下又は15%以下であってもよい。
図10Cは、バックプレート3の平面図である。図10Cに示すように、平面視において本体部31が、円形状であってもよい。図10Cのバックプレート3の一例では、平面視において本体部31の4隅が突出していない。図10Cでは、支持部32の図示を省略している。中央領域34及び周辺領域35A〜35Cは、中央領域34及び周辺領域35A〜35Cの直径が互いに異なる同心円であってもよい。図10Cのバックプレート3の一例では、本体部31の外周50から中央領域34の外周51までの距離D1が、円形状の直径D2の25%以下である。本体部31の外周50から中央領域34の外周51までの距離D1が、円形状の直径D2の20%以下であることが好ましい。本体部31の外周50から中央領域34の外周51までの距離が、円形状の直径D2の15%以下であることが更に好ましい。本体部31の外周50から中央領域34の外周51までの距離D1が、円形状の直径D2の25%以下であることにより、バックプレート3の開口率を高く保ちつつ、バックプレート3の応力ピークを下げることができ、バックプレート3の強度を維持することができる。また、本体部31が突出部310を有する場合について、図10Cのバックプレート3の一例と同様である。例えば、平面視において突出部310を除いた本体部31が円形状であり、本体部31の外周50から中央領域34の外周51までの距離D1が、円形状の直径D2の25%以下、20%以下又は15%以下であってもよい。
中央領域34の開口率が50%以上であってもよい。中央領域34は、静電容量型トランスデューサ1のノイズへの影響が大きい。中央領域34の開口率を50%以上とすることで、静電容量型トランスデューサ1の信号雑音比を向上することができる。
図11Aは、バックプレート3の平面図であり、図11Aには、バックプレート3の一部分が示されている。図11B及び図11Cは、バックプレート3の断面図であり、図11Aの点線A1−A2に沿った断面が示されている。貫通孔33は、バックプレート3の下面38からバックプレート3の上面39に向かって広がるテーパー状の内面を有する。バックプレート3の下面38は、バックプレート3のダイアフラム4との対向面であり、バックプレート3の上面39は、バックプレート3の下面38の反対面である。図11Bのバックプレート3の一例では、バックプレート3の下面38に対する貫通孔33の内面61の角度が70度である。図11Cのバックプレート3の一例では、バックプレート3
の下面38に対する貫通孔33の内面61の角度が90度である。バックプレート3の下面38に対する貫通孔33の内面61の角度が70度以上90度以下であってもよい。
バックプレート3の下面38に対する貫通孔33の内面61の角度を70度以上90度以下にすることで、バックプレート3の梁62の断面係数が大きくなり、バックプレート3の梁62の曲げ応力に対する強度を向上することができる。バックプレート3の梁62は、バックプレート3における隣接する貫通孔33と貫通孔33との間の部分である。バックプレート3の下面38に対する貫通孔33の内面61の角度を70度以上90度以下にすることで、バックプレート3に対して貫通孔33を密集して配置することができ、バックプレート3の開口率の向上が容易である。バックプレート3の下面38に対する貫通孔33の内面61の角度が70度未満の場合、バックプレートに対して貫通孔33を密集して配置すると、バックプレート3の梁62の上辺が消失するリスクがある。バックプレート3の下面38に対する貫通孔33の内面61の角度を70度以上90度以下にすることで、バックプレートに対して貫通孔33を密集して配置しても、バックプレート3の梁62の上辺が消失するリスクが回避される。その結果、バックプレート3の生産安定性が向上する。
図12は、静電容量型トランスデューサ1の模式図である。支持部32の一部が、ダイアフラム4の上面41に接触するようにして折れ曲がっており、支持部32の折れ曲がった部分の内側にダイアフラム4が配置されている。例えば、支持部32が、ダイアフラム4と平行に折れ曲がった折れ曲がり部分を有し、支持部32の折れ曲がった部分がダイアフラム4の上面41に接触している。また、支持部32が突出部を有し、支持部32の突出部がダイアフラム4の上面41に接触してもよい。ダイアフラム4が、シリコン基板2及び支持部32で挟まれた状態で、固定部43によってシリコン基板2に固定されている。支持部32の一部がダイアフラム4の上面41に接触しているため、バックプレート3が、シリコン基板2によって支持されると共に、ダイアフラム4によっても支持されている。これにより、バックプレート3の強度が向上する。
貫通孔33の開口の形状が円形又は楕円形である場合、貫通孔33の開口の形状が多角形である場合と比較して、貫通孔33の周囲の部分の強度が高い。中央領域34及び周辺領域35A〜35Cに含まれる貫通孔33の開口の形状が円形及び楕円形からなる群より選択される1種以上の形状である場合、中央領域34及び周辺領域35A〜35Cに含まれる貫通孔33の周囲におけるバックプレート3の強度が向上する。図9に示したように、バックプレート3の外周に応力ピークが存在しているため、バックプレート3の外周近傍における貫通孔33の周囲の部分の強度を向上することが好ましい。例えば、周辺領域35Cに含まれる貫通孔33の開口の形状が円形及び楕円形からなる群より選択される1種以上の形状である場合、周辺領域35Cに含まれる貫通孔33の周囲の部分の強度が向上する。
周辺領域35A〜35Cに含まれる貫通孔33の開口の形状が楕円形である場合、貫通孔33楕円形の長手方向が、中央領域34を向いていてもよい。周辺領域35A〜35Cに含まれる複数の貫通孔33について、貫通孔33の楕円形の長手方向が中央領域34を向くことで、貫通孔33の楕円形の短手方向において、隣接する2つの貫通孔33の間の距離が大きくなる。その結果、周辺領域35A〜35Cに含まれる複数の貫通孔33の周囲におけるバックプレート3の梁62の断面係数が大きくなり、バックプレート3の梁62の曲げ応力に対する強度が向上する。楕円形の短手方向は、楕円形の長手方向と直交する方向である。
中央領域34に含まれる貫通孔33の開口の形状を六角形(略六角形を含む)とすることにより、中央領域34の開口率を高くすることができる。周辺領域35A〜35Cの形
状が、直線的な形状及び曲線的な形状を含む場合であっても、周辺領域35A〜35Cの各領域に含まれる貫通孔33の開口の形状を六角形(略六角形を含む)とすることにより、周辺領域35A〜35Cの各開口率を高くすることができる。
1 静電容量型トランスデューサ
2 シリコン基板
3 バックプレート
4 ダイアフラム
21 孔
31 本体部
32 支持部
33 貫通孔
34 中央領域
35A、35B、35C 周辺領域

Claims (14)

  1. 孔を有する基板と、
    前記基板の前記孔の開口に対向配置されたバックプレートと、
    前記バックプレートとの間に空隙を介して前記バックプレートに対向配置されたダイアフラムと、
    を備え、
    前記バックプレートは、本体部と、前記本体部を支持し、前記基板に接続された支持部と、前記本体部を貫通する複数の貫通孔とを有し、
    前記本体部は、前記複数の貫通孔の一部を有する中央領域と、前記中央領域を連続的又は離散的に囲み、前記複数の貫通孔の他の一部を有する3以上の周辺領域とを有し、
    前記3以上の周辺領域の各々が、前記中央領域を連続的又は離散的に囲み、
    前記中央領域及び前記3以上の周辺領域の各々における前記貫通孔の開口率が互いに異なり、
    前記中央領域及び前記3以上の周辺領域の各々における前記開口率が、前記中央領域内及び前記各周辺領域内で一定であり、
    前記中央領域における前記開口率が、前記3以上の周辺領域の各々における前記開口率よりも高く、
    前記本体部の外周側の前記周辺領域における前記開口率が、前記中央領域側の前記周辺領域における前記開口率よりも低い、
    トランスデューサ。
  2. 前記バックプレートの前記ダイアフラムとの対向面の法線方向から見て、前記本体部は対向する二辺を有する多角形状であり、
    前記本体部の外周から前記中央領域の外周までの距離が、前記対向する二辺の間の距離の25%以下である、
    請求項1に記載のトランスデューサ。
  3. 前記バックプレートの前記ダイアフラムとの対向面の法線方向から見て、前記本体部は円形状であり、
    前記本体部の外周から前記中央領域の外周までの距離が、前記円形状の直径の25%以下である、
    請求項1に記載のトランスデューサ。
  4. 前記中央領域における前記開口率が50%以上である、
    請求項1から3の何れか一項に記載のトランスデューサ。
  5. 前記貫通孔は、前記バックプレートの前記ダイアフラムとの対向面から反対面に向かって広がるテーパー状の内面を有し、
    前記バックプレートの前記ダイアフラムとの対向面に対する前記貫通孔の前記内面の角度が70度以上90度以下である、
    請求項1から4の何れか一項に記載のトランスデューサ。
  6. 前記支持部の一部が前記ダイアフラムの前記バックプレートとの対向面に接触している、
    請求項1から5の何れか一項に記載のトランスデューサ。
  7. 前記本体部と前記支持部とが、一体である、
    請求項1から6の何れか一項に記載のトランスデューサ。
  8. 前記本体部と前記支持部とが、別部材で形成されている、
    請求項1から6の何れか一項に記載のトランスデューサ。
  9. 前記貫通孔の開口の形状が円形、楕円形、多角形及び角が丸い多角形からなる群より選択される1種以上の形状である、
    請求項1から8の何れか一項に記載のトランスデューサ。
  10. 前記3以上の周辺領域のうちの少なくとも一つにおける前記貫通孔の開口の形状が円形及び楕円形からなる群より選択される1種以上の形状である、
    請求項1から9の何れか一項に記載のトランスデューサ。
  11. 前記中央領域と、前記3以上の周辺領域のうち前記本体部の外周に最も近い前記周辺領域以外の前記周辺領域とにおける前記貫通孔の開口の形状が略六角形である、
    請求項1から10の何れか一項に記載のトランスデューサ。
  12. 前記中央領域における複数の前記貫通孔が規則的に配置されている、
    請求項1から11の何れか一項に記載のトランスデューサ。
  13. 前記3以上の周辺領域のうちの少なくとも一つにおける前記貫通孔の開口の形状が楕円形であり、
    前記楕円形の長手方向が前記中央領域を向いている、
    請求項1から12の何れか一項に記載のトランスデューサ。
  14. 前記基板の前記孔は、前記基板を非貫通である、
    請求項1から13の何れか一項に記載のトランスデューサ。
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