JP2019075269A - 端子付き電線 - Google Patents

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Abstract

【課題】被覆部分やゴム栓の樹脂の噛み込みが抑えられた端子付き電線を提供することを目的とする。【解決手段】被覆電線11に圧着端子12が圧着接続された端子付き電線1であって、圧着端子12が、被覆電線11における被覆部分112に直に、周方向D12に巻き付けられて圧着された帯状の被覆圧着部122、を備え、被覆圧着部122の長さは、圧着前の被覆部分112を周方向D12に一周取り巻く長さ以上の長さとなっており、被覆圧着部122の両端部が、圧着時に周方向D12に互いに近接して一方の端部が他方の端部に進入する形状に形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、被覆電線に圧着端子が圧着接続された端子付き電線に関するものである。
従来、被覆電線に圧着端子が圧着接続された端子付き電線が広く利用されている(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。これらの特許文献1,2に記載の端子付き電線では、何れも、圧着端子に、被覆電線の被覆部分に周方向に巻き付けられて当該被覆部分に圧着される被覆圧着部が設けられている。
特許文献1に記載の技術では、被覆圧着部における一方の先端部に入口が狭い狭口型凹部が設けられ、他方の先端部に突端側が拡がった逆テーパ型凸部が設けられている。被覆圧着部が被覆部分に周方向に巻き付けられると狭口型凹部に上方から逆テーパ型凸部が嵌入して嵌合し、被覆圧着部の先端部どうしが圧着時に離間しないようになっている。また、特許文献2に記載の技術では、被覆圧着部が長さの異なる腕部を複数備えることで、太さの異なる複数種類の被覆電線に対して適正な保持力での圧着を可能なものとしている。
特開2010−49984号公報 特開2012−134096号公報
ここで、上記のような被覆圧着部を被覆電線の被覆部分に巻き付けて圧着する際に、柔軟な被覆部分の樹脂が先端部どうしの間に噛み込まれることがある。また、被覆電線に圧着端子を圧着接続するに当たって、被覆部分に筒状のゴム栓を被せ、その上から圧着端子の被覆圧着部を圧着接続する場合がある。この場合には、ゴム栓の樹脂が被覆圧着部の先端部どうしの間に噛み込まれることがある。このような噛み込みは、被覆部分やゴム栓を傷める恐れがある。
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、被覆部分やゴム栓の樹脂の噛み込みが抑えられた端子付き電線を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の端子付き電線は、被覆電線に圧着端子が圧着接続された端子付き電線であって、前記圧着端子が、前記被覆電線における被覆部分に直に、又は当該被覆部分に被せられた筒状のゴム栓を介して、周方向に巻き付けられて当該被覆部分に圧着された帯状の被覆圧着部、を備え、前記被覆圧着部の長さは、圧着前の前記被覆部分又は前記ゴム栓を前記周方向に一周取り巻く長さ以上の長さとなっており、前記被覆圧着部の両端部が、圧着時に前記周方向に互いに近接して一方の端部が他方の端部に進入する形状に形成されていることを特徴とする。
本発明の端子付き電線では、両端部が上記のような形状となった被覆圧着部の長さが、圧着前の被覆部分又はゴム栓を周方向に一周取り巻く長さ以上の長さとなっている。このため、被覆圧着部の圧着に当たっては、被覆部分又はゴム栓が未圧縮の段階で被覆圧着部が被覆部分又はゴム栓に既に一周に亘って巻き付けられた状態となる。そして、被覆圧着部は、一方の端部が他方の端部に進入するまで圧着される。つまり、一周に亘って被覆圧着部が巻き付けられてから一方の端部が他方の端部に進入するまで、被覆部分又はゴム栓は、周方向についての何れの箇所でも略中心に向かって加圧されることとなる。このため、腕部の端部の間に噛み込みを発生させるような樹脂の盛り上がりの発生が抑えられ、その結果、被覆部分やゴム栓の樹脂の噛み込みを抑えることができる。
本発明の一実施形態にかかる端子付き電線を示す図である。 図1に示されている圧着端子の展開体を示す図である。 芯線圧着部と被覆圧着部とが圧着前の状態にある圧着端子を示す図である。 図3に示されている圧着端子における被覆圧着部が、被覆電線の被覆部分に圧着される様子を示す図である。 図4に示されている圧着途中の被覆圧着部を、図中の矢印V11方向から見た平面図である。 図5に示されている圧着途中の被覆圧着部を、図中の矢印V12方向から見た平面図である。 図1に示されている圧着完了時の被覆圧着部を、図中の矢印V13方向から見た平面図である。 図7に示されている圧着完了時の被覆圧着部の、図中のV14−V14線に沿った断面図である。 図1〜図8に示されている端子付き電線と比較するための比較例を示す図である。 図1に示されている圧着端子の展開体を示す図である。 図9及び図10に示されている被覆圧着部が圧着途中で、被覆電線の被覆部分に周方向に巻き付けられてはいるが、被覆部分が圧縮されるほどには加圧が進んでいない未圧縮の状態を、図6と同等な平面図で示した図である。 図11に示されている被覆圧着部が、被覆電線の被覆部分を圧縮しつつ圧着されている状態を示す図である。 図12に示されているように被覆圧着部の両端部の間の隙間に被覆部分の樹脂が押し出されたまま圧着が行われた状態を示す図である。 被覆圧着部の両端部の形状についての第1の別例を示す図である。 被覆圧着部の両端部の形状についての第2の別例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる端子付き電線を示す図である。
図1に示されている端子付き電線1は、被覆電線11において露出芯線111を含む電線端部11aに圧着端子12が圧着接続されたものである。尚、圧着端子12には、被覆電線11とは反対側に、相手側端子との接続部が形成されているが、図1では、この接続部の図示が省略されている。以下では、この接続部について、他の図においても図示を省略するとともにその説明も割愛する。
圧着端子12は、芯線圧着部121と、被覆圧着部122と、を備えている。芯線圧着部121は、被覆電線11の長手方向D11について、被覆圧着部122よりも接続部寄りに帯状に形成され、露出芯線111を包み込むように当該露出芯線111に圧着されている。被覆圧着部122も帯状に形成され、電線端部11aにおける被覆部分112を包み込むように当該被覆部分112に圧着されている。
図2は、図1に示されている圧着端子の展開体を示す図であり、図3は、芯線圧着部と被覆圧着部とが圧着前の状態にある圧着端子を示す図である。
図2に示されているように、圧着端子12の展開体は、帯状の芯線圧着部121と、帯状の被覆圧着部122と、が圧着対象の被覆電線11の長手方向D11に配列されて互いに連結された形状を有している。また、芯線圧着部121から見て被覆圧着部122とは反対側となる先端部には、不図示の接続部の展開形状が形成されている。この展開体に適宜に折り曲げ加工が施されて圧着端子12が形成される。
図3に示されているように、芯線圧着部121と被覆圧着部122とが圧着前の状態の圧着端子12では、各圧着部が、長手方向D11と直交する各断面形状が略U字状となるように曲げられている。そして、圧着時には、略U字状の芯線圧着部121の内側に露出芯線111が位置し、略U字状の被覆圧着部122の内側に被覆部分112が位置するように、被覆電線11の電線端部11aが圧着端子12の上に載置される。その後、各圧着部が加圧されて折り曲げられて圧着が行われる。
ここで、本実施形態では、被覆圧着部122の両端部が、次のような形状に形成されている。即ち、一方の端部は、当該一方の端部に対する平面視で略V字状の凸形状を有して突出した凸部122aとなっている。そして、他方の端部は、当該他方の端部に対する平面視で略V字の凹形状を有して切れ込まれた凹部122bとなっている。被覆圧着部122の一方の端部における凸部122aと、他方の端部における凹部122bと、は、被覆圧着部122の圧着時に次のように一方が他方に進入するように対応した関係にある。
図4は、図3に示されている圧着端子における被覆圧着部が、被覆電線の被覆部分に圧着される様子を示す図である。尚、この図4には、被覆圧着部122については、圧着途中で、被覆圧着部122が被覆電線11の被覆部分112に周方向D12に巻き付けられてはいるが、被覆部分112が圧縮されるほどには加圧が進んでいない未圧縮の状態が示されている。
この図4に示されているように、被覆圧着部122の一方の端部における凸部122aと、他方の端部における凹部122bと、は、圧着時に周方向D12に互いに近接して進入する形状となっている。即ち、凸部122aが凹部122bへと周方向D12に近接して進入することとなる。
そして、本実施形態では、図2に示されている被覆圧着部122の長さL11は、圧着前の被覆部分112を周方向D12に略一周取り巻く長さ以上の長さとなっている。
図5は、図4に示されている圧着途中の被覆圧着部を、図中の矢印V11方向から見た平面図である。また、図6は、図5に示されている圧着途中の被覆圧着部を、図中の矢印V12方向から見た平面図である。
本実施形態では、上述した被覆圧着部122の長さL11と、被覆部分112における圧着前の周長とは、具体的には次のような関係となっている。尚、ここでは、被覆圧着部122の長さL11を、その厚み方向中央部の長さで規定する。この被覆圧着部122の長さL11は、次式を満たす。
被覆圧着部122の長さL11≧(未圧縮外径DM11+厚みt11)×π・・・(1)
この(1)式における未圧縮外径DM11とは、圧着前、即ち、被覆圧着部122によって圧縮される前の被覆部分112の外径のことである。また、厚みt11とは、被覆圧着部122の厚みのことである。
本実施形態における被覆圧着部122の長さL11は、(1)式における右辺と略等しい長さとなっている。その結果、この被覆圧着部122の長さL11は、圧着前の被覆部分112を周方向D12に略一周取り巻く長さとなっている。つまり、被覆圧着部122が未圧縮の被覆部分112に巻き付けられたときには、図5や図6に示されているように、被覆圧着部122の一方の端部における凸部122aの先端が、他方の端部における凹部122bの縁の先端に、周方向D12に略一致する。
圧着時には、この状態から被覆圧着部122に更に圧力が加えられ、被覆部分112を圧縮しつつ被覆圧着部122が被覆部分112に圧着される。
図7は、図1に示されている圧着完了時の被覆圧着部を、図中の矢印V13方向から見た平面図である。また、図8は、図7に示されている圧着完了時の被覆圧着部の、図中のV14−V14線に沿った断面図である。
圧着は、図5や図6に示されているように凸部122aの先端が凹部122bの縁の先端に略一致する状態から、凸部122aが凹部122bの内部へと進入するように行われる。この進入が進むにつれて被覆圧着部122の内径が縮径するので、これに応じて被覆部分112が圧縮される。
本実施形態では、この圧着が、被覆圧着部122の両端部が周方向D12について相互間に間隙g11が開いた状態で進入を止めるように行われる。即ち、圧着完了時には、被覆圧着部122は、両端部が周方向D12について互いに非接触のまま進入して圧着されることとなる。そして、被覆圧着部122において図2にも示されている凸部122aの先端から凹部122bの底までの長さ(以下、被覆圧着部122の圧着長L12と呼ぶ)は、次式を満たす。
被覆圧着部122の圧着長L12≦(圧縮外径DM12+厚みt11)×π・・・(2)
この(1)式における圧縮外径DM12とは、圧着完了状態において被覆圧着部122によって圧縮された被覆部分112の外径のことである。また、厚みt11とは、被覆圧着部122の厚みのことである。
本実施形態における被覆圧着部122の圧着長L12は、(2)式における右辺よりも、上記の間隙g11の分だけ短い長さとなっている。本実施形態では、両端部が周方向D12について相互間に間隙g11が開いた状態となるまで被覆圧着部122の圧着が進められ、その結果、この間隙g11に応じた圧縮外径DM12に被覆部分112が縮径される。
図9は、図1〜図8に示されている端子付き電線と比較するための比較例を示す図である。また、図10は、図1に示されている圧着端子の展開体を示す図である。
比較例の端子付き電線5における圧着端子52も、芯線圧着部521と、被覆圧着部522と、を備えている。芯線圧着部521は、被覆電線51の長手方向D51について、被覆圧着部522よりも接続部寄りに帯状に形成され、露出芯線511を包み込むように当該露出芯線511に圧着されている。被覆圧着部522も帯状に形成され、電線端部51aにおける被覆部分512を包み込むように当該被覆部分512に圧着されている。
また、図10に示されているように、圧着端子52の展開体は、帯状の芯線圧着部521と、帯状の被覆圧着部522と、が圧着対象の被覆電線51の長手方向D51に配列されて互いに連結された形状を有している。また、芯線圧着部521から見て被覆圧着部522とは反対側となる先端部には、不図示の接続部の展開形状が形成されている。この展開体に適宜に折り曲げ加工が施されて圧着端子52が形成される。
ここで、この比較例においては、被覆圧着部522の両端部は、上述した実施形態とは異なり、単純な直線形状となっている。圧着は、これら直線状の両端部が近接するまで被覆圧着部522に圧力が加えられて行われる。
図11は、図9及び図10に示されている被覆圧着部が圧着途中で、被覆電線の被覆部分に周方向に巻き付けられてはいるが、被覆部分が圧縮されるほどには加圧が進んでいない未圧縮の状態を、図6と同等な平面図で示した図である。
この比較例では、図10にも示されている被覆圧着部522の長さL51は、圧着前の被覆部分512を周方向D52に一周取り巻く長さよりも短くなっている。このため、両端部が近接するまで被覆圧着部522に圧力が加えられることで、被覆圧着部522は、被覆電線51の被覆部分512を圧縮しつつ圧着されることとなる。
図12は、図11に示されている被覆圧着部が、被覆電線の被覆部分を圧縮しつつ圧着されている状態を示す図である。
被覆圧着部522の長さL51が上記のように短いため、被覆圧着部522の両端部の間には圧着中に隙間g51が開く。このため、被覆圧着部522から圧力を加えられた柔軟な被覆部分512の樹脂が、図12に示されているように、この隙間g51に周囲から押し出されることがある。
図13は、図12に示されているように被覆圧着部の両端部の間の隙間に被覆部分の樹脂が押し出されたまま圧着が行われた状態を示す図である。
被覆圧着部522の両端部の間の隙間g51に押し出された樹脂の量が少なければ、被覆圧着部522の圧着が進むにつれて樹脂が内側に押し込められるように被覆電線51の被覆部分512が圧縮される。一方で、押し出された樹脂の量が多い場合には、図13に示されているように、押し出された樹脂512aが、被覆圧着部522の両端部の間に噛み込まれることがある。このような噛み込みは、被覆部分512を傷める恐れがある。
以上に説明した比較例に対し、上述した実施形態の端子付き電線1では、両端部が上述した形状となった被覆圧着部122の長さL11が、圧着前の被覆部分112を周方向D11に一周取り巻く長さ以上の長さとなっている。このため、被覆圧着部122の圧着に当たっては、被覆部分112が未圧縮の段階で被覆圧着部122が被覆部分112に既に一周に亘って巻き付けられた状態となる。そして、被覆圧着部122は、一方の端部が他方の端部に進入するまで圧着される。つまり、一周に亘って被覆圧着部122が巻き付けられてから一方の端部が他方の端部に進入するまで、被覆部分112は、周方向D11についての何れの箇所でも略中心に向かって加圧されることとなる。このため、被覆圧着部122の両端部の間に噛み込みを発生させるような樹脂の盛り上がりの発生が抑えられ、その結果、被覆部分112の樹脂の噛み込みを抑えることができる。
尚、本実施形態では、圧着端子12の被覆圧着部122が被覆部分112に直に圧着された形態を例示した。他方、被覆電線11に圧着端子12を圧着接続するに当たって、被覆部分112に筒状のゴム栓を被せ、その上からの被覆圧着部122を圧着接続する場合がある。本実施形態によれば、このようなゴム栓を使用する場合においても、ゴム栓の樹脂の噛み込みを抑えることができることは言うまでもない。
ここで、本実施形態では、被覆圧着部122における一方の端部の形状が、当該一方の端部に対する平面視で凸形状を有しており、他方の端部の形状が、当該他方の端部に対する平面視で凹形状を有している。このように、本実施形態では、凸形状と凹形状という加工が簡単な形状が各端部の形状に採用されていることから、製造コストを抑えることができる。
また、本実施形態では、被覆圧着部122は、両端部が周方向D12について互いに非接触のまま進入して圧着されている。このように、圧着状態にあっても被覆圧着部122の両端部が互いに非接触であることから、被覆部分112の樹脂の噛み込みを一層抑えることができる。
尚、以上に説明した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の端子付き電線の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上述した実施形態では、本発明にいう両端部の形状の一例として、平面視で略V字状の凸形状に突出した凸部122aと、平面視で略V字の凹形状に切れ込まれた凹部122bと、が例示されている。しかしながら、本発明にいう両端部の形状は、このような形状に限るものではない。
図14は、被覆圧着部の両端部の形状についての第1の別例を示す図であり、図15は、被覆圧着部の両端部の形状についての第2の別例を示す図である。これらの図14及び図15では、両端部の形状の各別例が、図2と同等な展開体で示されている。
図14に示されている第1の別例では、圧着端子22が、上述した実施形態と略同等な帯状の芯線圧着部221と被覆圧着部222とを備えている。ただし、この第1の別例では、被覆圧着部222の両端部が、上述した実施形態とは異なる次のような形状に形成されている。即ち、一方の端部は、当該一方の端部に対する平面視で、幅方向の中央部から矩形状の凸部222aが突出した形状となっている。そして、他方の端部は、当該他方の端部に対する平面視で、幅方向の中央部に矩形状の凹部222bが設けられた形状となっている。
尚、この図14の第1の別例では、一方の端部に凸部222aが1つ設けられ、他方の端部に凹部222bが1つ設けられている。しかしながら、一方の端部の形状が凸形状を有し、他方の端部の形状が凹形状を有している形態は、この形態に限るものでもなく、一方の端部に凸部が複数設けられ、他方の端部に凹部が複数設けられた形態等であってもよい。
図15に示されている第2の別例では、圧着端子32が、上述した実施形態と略同等な帯状の芯線圧着部321と被覆圧着部322とを備えている。この第3の別例では、被覆圧着部322の両端部が、次のような形状に形成されている。即ち、一方の端部は、当該一方の端部に対する平面視で、幅方向の一方の側縁側が略半幅分切り欠かれてL字形状となっている。そして、他方の端部は、当該他方の端部に対する平面視で、幅方向の他方の側縁側が略半幅分切り欠かれ、上記の一方の端部におけるL字形状とは、帯状の被覆圧着部322の重心322aに対する点対称のL字形状となっている。
これら2つの別例の何れについても、被覆圧着部222,322の両端部が、圧着時に周方向に互いに近接して一方の端部が他方の端部に進入する形状に形成されていることは言うまでもない。そして、何れの別例でも、被覆圧着部222,322の長さL21,L31は、圧着前の被覆部分やゴム栓を周方向に一周取り巻く長さ以上の長さとなっている。従って、上述した実施形態と同様、被覆部分やゴム栓の樹脂の噛み込みを抑えることができる。
尚、本発明にいう両端部の形状は、これらの別例の形状に限るものでもなく、圧着時に周方向に互いに近接して一方の端部が他方の端部に進入する形状であれば、具体的な形状を問うものではない。
また、上述した実施形態や別例では、圧着端子の一例を示すに当たり、芯線圧着部121,221,321について詳細な説明を割愛したが、この芯線圧着部については、図示された形状のものに限るものではなく任意の形状に設定し得る。
1 端子付き電線
11 被覆電線
11a 電線端部
12,22,32 圧着端子
111 露出芯線
112 被覆部分
121,221,321 芯線圧着部
122,222,322 被覆圧着部
122a,222a 凸部
122b,222b 凹部
322a 重心
D11 長手方向
D12 周方向
DM12 圧縮外径
L11,L21,L31 長さ
L12 圧着長
g11 間隙
t11 厚み

Claims (3)

  1. 被覆電線に圧着端子が圧着接続された端子付き電線であって、
    前記圧着端子が、前記被覆電線における被覆部分に直に、又は当該被覆部分に被せられた筒状のゴム栓を介して、周方向に巻き付けられて当該被覆部分に圧着された帯状の被覆圧着部、を備え、
    前記被覆圧着部の長さは、圧着前の前記被覆部分又は前記ゴム栓を前記周方向に一周取り巻く長さ以上の長さとなっており、
    前記被覆圧着部の両端部が、圧着時に前記周方向に互いに近接して一方の端部が他方の端部に進入する形状に形成されていることを特徴とする端子付き電線。
  2. 前記被覆圧着部における前記一方の端部の形状が、当該一方の端部に対する平面視で凸形状を有しており、他方の端部の形状が、当該他方の端部に対する平面視で凹形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の端子付き電線。
  3. 前記被覆圧着部は、前記一方の端部が前記他方の端部に前記周方向について互いに非接触のまま進入して圧着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の端子付き電線。
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