JP2019074944A - 警報システム - Google Patents

警報システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019074944A
JP2019074944A JP2017200824A JP2017200824A JP2019074944A JP 2019074944 A JP2019074944 A JP 2019074944A JP 2017200824 A JP2017200824 A JP 2017200824A JP 2017200824 A JP2017200824 A JP 2017200824A JP 2019074944 A JP2019074944 A JP 2019074944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
grip
detection unit
driving
failure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017200824A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7140485B2 (ja
Inventor
篤 河村
Atsushi Kawamura
篤 河村
聡宏 名倉
Akihiro Nagura
聡宏 名倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2017200824A priority Critical patent/JP7140485B2/ja
Publication of JP2019074944A publication Critical patent/JP2019074944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7140485B2 publication Critical patent/JP7140485B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】運転について注意を促すべき多岐に亘る状況に広く対応して警報を発することができる警報システムを提供する。
【解決手段】警報システム1が、車両に搭載され、当該車両の運転者に対し、運転についての注意を促すための警報を発する警報機構11と、車両のステアリングを運転者が所定時間に亘って片手で握る片手把持、及び、ステアリングを運転者が所定時間に亘って所定の握力閾値を下回る握力で握る低握力把持、のうち少なくとも一方を含む把持不良が生じていることを検知する把持不良検知部151と、把持不良検知部151での検知結果に基づいて警報機構11を動作させる制御部136と、を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、運転者に対し、運転についての注意を促すための警報を発する警報システムに関するものである。
従来、運転者による居眠り運転防止等を目的とし、運転者の覚醒度を監視し、ある程度以上に覚醒度が低下すると運転者に振動を与えて注意を促す警報システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載のシステムでは、運転者の顔画像や運転操作等に基づいて運転者の覚醒度が検出される。
特開2009−48605号公報
ここで、近年では、運転について注意を促すべき状況は、単に運転者の覚醒度の低下に止まらず、例えばスマートホンを操作しながらの運転等というように多岐に亘る傾向にある。一方で、多岐に亘る状況に広く対応して警報を発する警報システムについては未だ実現されていないのが現状である。
そこで、本発明は、運転について注意を促すべき多岐に亘る状況に広く対応して警報を発することができる警報システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の警報システムは、車両に搭載され、当該車両の運転者に対し、運転についての注意を促すための警報を発する警報機構と、前記車両のステアリングを前記運転者が所定時間に亘って片手で握る片手把持、及び、前記ステアリングを前記運転者が前記所定時間に亘って所定の握力閾値を下回る握力で握る低握力把持、のうち少なくとも一方を含む把持不良が生じていることを検知する把持不良検知部と、前記把持不良検知部での検知結果に基づいて前記警報機構を動作させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
ステアリングについて片手把持や低握力把持といった把持不良が生じている状況は、スマートホンを操作しながらの運転や脇見運転や居眠り運転等、運転者の注意が運転から逸れている状況を広く網羅している。本発明の警報システムでは、このような把持不良を検知する把持不良検知部での検知結果に基づいて警報機構が動作するように構成されている。これにより、本発明の警報システムによれば、運転について注意を促すべき多岐に亘る状況に広く対応して警報を発することができる。
本発明の一実施形態にかかる警報システムを示す模式図である。 図1に示されている警報システムの模式的なブロック図である。 図1及び図2に示されている警報システムにおける警報機構の各機器を動作させるための処理の流れを表すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる警報システムを示す模式図である。また、図2は、図1に示されている警報システムの模式的なブロック図である。
図1に示す警報システム1は、車両CRに搭載され、当該車両CRの運転者Yに対し、運転についての注意を促すための警報を発するシステムである。まず、この警報システム1には、座部シートバイブレータ111、背部シートバイブレータ112、送風器113、ライト114、及びスピーカ115を備える警報機構11が設けられている。
座部シートバイブレータ111は、運転席CR1の座部CR11に設けられ、振動を発することで運転者Yに注意を促すバイブレータである。背部シートバイブレータ112は、運転席CR1の背部CR12に設けられ、振動を発することで運転者Yに注意を促すバイブレータである。
送風器113は、運転者Yに風を吹き付けることで注意を促すものであり、風を生成する本体部113aと、ステアリングCR2に設けられた吹出し口113bと、を備えている。吹出し口113bは、ステアリングCR2における、運転者Yから見て上下の2箇所に設けられ、本体部113aから吹出し口113bまでは不図示の空気流路で結ばれている。
尚、ここでは特定しないが、本体部113aにおいて、単なる風ではなく、所定温度以下に冷却した冷風を生成してもよく、あるいは、例えば覚醒作用のあるミント系のアロマオイル等を用いて香り付けした風を生成してもよい。
ライト114は、運転者Yに対し、車両CRの進行方向D11の前方から光を照射することで運転者Yに注意を促すものである。ライト114は、ステアリングCR2における2箇所の吹出し口113bそれぞれを左右から挟む合計で4箇所に設けられている。
スピーカ115は、警告音声を発することで運転者Yに注意を促すものである。スピーカ115は、インストルメントパネルCR3において、運転者Yに向かって警告音声を発するような位置に設置されている。
また、警報システム1には、運転者Yの握力を計測するセンサとして、第1握力センサ121及び第2握力センサ122の2つの握力センサがステアリングCR2に設けられている。第1握力センサ121及び第2握力センサ122は、吹出し口113b及びライト114の設置領域を間に挟んで、ステアリングCR2における、運転者Yから見て右側領域及び左側領域に設けられている。
更に、警報システム1には、運転者Yを撮影する運転撮影カメラ123と、アクセルペダルCR4を撮影するアクセル撮影カメラ124と、の2つの撮影カメラが設けられている。運転撮影カメラ123は、インナーミラーCR5に、運転者Yを視野に収めるように取り付けられている。また、アクセル撮影カメラ124は、インストルメントパネルCR3に、アクセルペダルCR4を視野に収めるように取り付けられている。
そして、この警報システム1では、上述した警報機構11が備える各機器やセンサやカメラの制御が、車両CRのエンジンルームに設けられたECU(Electronic Control Unit)13とドライバ14によって行われる。ECU13は、警報機構11の各機器を動作させるための判断処理を行ない、ドライバ14は、警報機構11の各機器やセンサやカメラを駆動する働きを担っている。
ECU13には、タイマ131が搭載されているとともに、不図示の記憶部に記憶されているプログラムに従ってこのECU13を動作させることで、次のような複数の機能部が構築される。即ち、ECU13には、把持不良判定部132、スマホ運転判定部133、視線外れ判定部134、踏込み不良判定部135、及び制御部136が構築される。
把持不良判定部132は、第1握力センサ121及び第2握力センサ122での計測結果に基づいて、次のような把持不良が生じているか否かを判定する。ここにいう把持不良とは、ステアリングCR2を運転者Yが所定時間に亘って片手で握る片手把持、及び、ステアリングCR2を運転者Yが所定時間に亘って所定の握力閾値を下回る握力で握る低握力把持、のうち少なくとも一方を含む状況のことである。片手把持については、第1握力センサ121及び第2握力センサ122のうち何れか一方の計測結果のみが所定の許容握力値を下回る状況が、タイマ131で計測される所定時間に亘って生じているか否かで判定される。また、低握力把持については、第1握力センサ121及び第2握力センサ122それぞれの計測結果が、許容握力値よりは大きい握力閾値を下回る状況が、タイマ131で計測される所定時間に亘って生じているか否かで判定される。本実施形態では、第1握力センサ121及び第2握力センサ122と、この把持不良判定部132と、により把持不良が生じていることを検知する把持不良検知部151が構築される。
尚、本発明にいう把持不良検知部は、上記のように第1握力センサ121及び第2握力センサ122との2つの握力センサと把持不良判定部132とで構築され、片手把持と低握力把持との両方の把持不良を検知する把持不良検知部151に限るものではない。本発明にいう把持不良検知部は、例えば、ステアリングの略全周に亘って1つの握力センサを設けることで低握力把持のみの把持不良を検知するものであってもよい。あるいは、上記のような2つの握力センサを備えて片手保持の把持不良は検知するが、把持不良判定部で低握力把持の把持不良については検知しないもの等であってもよい。また、ステアリングに設けるセンサも、握力センサに限るものではなく、例えば運転者が握ると接点が閉じてONとなるスイッチ等を利用してもよい。
スマホ運転判定部133は、運転撮影カメラ123で撮影された撮影画像に対する画像解析を行って、運転者Yが、スマートホンを操作しながら運転するスマホ運転を行なっているか否かを判定する。ここでの画像解析は、撮影画像中にスマートホンが写っているか、運転者Yがどのような姿勢で運転しているか等といった複数の解析項目について行なわれる。そして、スマホ運転判定部133では、それら複数の解析項目の結果が総合的に判断されて、運転者Yがスマホ運転を行なっているか否かが判定される。本実施形態では、運転撮影カメラ123と、このスマホ運転判定部133と、により運転者Yがスマホ運転を行なっていることを検知するスマホ運転検知部152が構築される。
視線外れ判定部134は、運転撮影カメラ123で撮影された撮影画像に対する画像解析を行って、次のような視線外れが生じているか否かを判定する。ここにいう視線外れとは、車両CRの進行方向D11の前方から所定時間に亘って運転者Yの視線が外れる状況である。ここでの画像解析では、撮影画像に対する顔認識処理により運転者Yの視線の向きが検出される。そして、視線外れ判定部134では、このように検出される視線の向きが、進行方向D11の前方から、タイマ131で計測される所定時間に亘って外れ続けるか否かが判断されて、視線外れが生じているか否かが判定される。本実施形態では、運転撮影カメラ123と、この視線外れ判定部134と、により視線外れが生じていることを検知する視線外れ検知部153が構築される。
尚、本発明にいう視線外れ検知部は、インナーミラーCR5に取り付けられた運転撮影カメラ123と視線外れ判定部134とで構築される視線外れ検知部153に限るものではない。本発明にいう視線外れ検知部は、インナーミラー以外の取付け場所に取り付けられた運転撮影カメラと視線外れ判定部とで構築されるものであってもよい。
踏込み不良判定部135は、アクセル撮影カメラ124で撮影された撮影画像に対する画像解析を行って、次のような踏込み不良が生じているか否かを判定する。ここにいう踏込み不良とは、所定時間に亘って運転者YによるアクセルペダルCR4の踏込みが不規則に変化する状況である。ここでの画像解析では、撮影画像からアクセルペダルCR4の画像部分が抽出されると共に、その画像部分の動きの規則性についての判断がタイマ131で計測される所定時間に亘って行われる。踏込み不良判定部135では、そのような判断により、踏込み不良が生じているか否かが判定される。本実施形態では、アクセル撮影カメラ124と、この踏込み不良判定部135と、により踏込み不良が生じていることを検知する踏込み不良検知部154が構築される。
制御部136は、把持不良検知部151、スマホ運転検知部152、視線外れ検知部153、及び踏込み不良検知部154それぞれにおける検知結果に基づき、後述する処理フローに則って警報機構11の各機器を動作させる。
また、本実施形態では、ECU13と、上記のセンサやカメラ、及び警報機構11の各機器との情報や指示のやりとりがドライバ14を介して行われる。ドライバ14は、各センサやカメラから延出するハーネスの端部に設けられた小型ECU入力部141と、警報機構11の各機器から延出するハーネスの端部に設けられた小型ECU出力部142と、を備えている。
小型ECU入力部141は、各センサやカメラの駆動や、各センサでの計測結果や各カメラでの撮影画像のECU13への伝達等の処理を行うCPUを搭載したコネクタである。小型ECU出力部142は、ECU13からの指示を受けて警報機構11の各機器を駆動するCPUを搭載したコネクタである。小型ECU入力部141及び小型ECU出力部142は、ECU13から延出する各種ハーネスに接続されている。小型ECU入力部141や小型ECU出力部142とECU13との情報や指示のやりとりは、車載通信規格の一種であるCXPI(Clock Extension Peripheral Interface)に則った通信で行われる。
尚、上述した小型ECU入力部141や小型ECU出力部142は、ここでは特定はしないが、例えば、ハーネスの端部に設けられ、CPU等の制御部や各種回路基板を実装したコネクタ等であってもよい。
以下、ECU13における制御部136での制御下で行われる、本実施形態の警報システム1における警報機構11の各機器の動作について説明する。
図3は、図1及び図2に示されている警報システムにおける警報機構の各機器を動作させるための処理の流れを表すフローチャートである。
このフローチャートが表す処理は、車両CRにおけるエンジンがスタートすると開始する。処理が開始すると、まず、運転撮影カメラ123及びアクセル撮影カメラ124での撮影(ステップS11)と、第1握力センサ121及び第2握力センサ122での握力の計測(ステップS12)と、がスタートする。これらの撮影と計測とは、エンジンが停止してこのフローチャートが表す処理が終了するまで続けられる。
続いて、把持不良検知部151において、第1握力センサ121及び第2握力センサ122での計測結果に基づいて把持不良が生じているか否かが判断される(ステップS13)。把持不良が生じていることが検知された場合(ステップS13でのYes判定)、スマホ運転検知部152において、運転撮影カメラ123で撮影された撮影画像に対する画像解析に基づいてスマホ運転が行われているか否かが判断される(ステップS14)。スマホ運転が行われていることが検知された場合(ステップS14でのYes判定)、制御部136が、警報機構11の各機器を後述するように動作させて、運転者Yに対し、運転についての注意を促すための警報が発せられる(ステップS15)。
他方、把持不良が検知されない場合(ステップS13でのNo判定)又はスマホ運転が検知されない場合(ステップS14でのNo判定)、視線外れ検知部153において視線外れが生じているか否かが判断される(ステップS16)。上述したように、ここでの判断も、ステップS14での判断と同様に、運転撮影カメラ123で撮影された撮影画像に対する画像解析に基づいて行なわれる。視線外れが生じていることが検知された場合(ステップS16でのYes判定)、処理がステップS15に進んで警報が発せられる。
また、視線外れが検知されない場合(ステップS16でのNo判定)、踏込み不良検知部154においてアクセルペダルCR4の踏込み不良が生じているか否かが判断される(ステップS17)。上述したように、ここでの判断は、アクセル撮影カメラ124で撮影された撮影画像に対する画像解析に基づいて行なわれる。踏込み不良が生じていることが検知された場合(ステップS17でのYes判定)、処理がステップS15に進んで警報が発せられる。
ステップS15での警報は、ステップS14でのスマホ運転の検知を経て実行される場合には、スピーカ115がスマホ運転を止めるように促すメッセージを警告音声として発しつつ警報機構11における他の機器が動作することで行われる。即ち、座部シートバイブレータ111及び背部シートバイブレータ112が振動し、送風器113がステアリングCR2の吹出し口113aから風を吹付け、ステアリングCR2に設けられたライト114が光を照射する。
一方、ステップS16での視線外れの検知や、ステップS17での踏込み不良の検知を経て警報が実行される場合には、居眠り運転の発生を想定して、スピーカ115からは覚醒作用の高い大きな音量の一定パターンの警告音が警告音声として発せられる。座部シートバイブレータ111、背部シートバイブレータ112、送風器113、及びライト114は、上記の同様の動作を行う。
ステップS15での警告は、所定時間続けられ、その後、次のステップS18へと処理が進む。また、ステップS17において踏込み不良が検知されない場合(ステップS17でのNo判定)には、ステップS15での警告が行われずにステップS18へと処理が進む。
ステップS18では、エンジン停止により運転が終了したか否かが判定される。運転が終了した場合(ステップS18でのYes判定)、運転撮影カメラ123及びアクセル撮影カメラ124での撮影が終了し(ステップS19)、第1握力センサ121及び第2握力センサ122での握力の計測が終了する(ステップS20)。そして、これらの終了を以て、このフローチャートでの処理が終了する。
他方、運転が終了していない場合(ステップS18でのNo判定)、処理がステップS13に戻り、把持不良が生じているか否かの判断から一連の処理が繰り返される。
以上に説明した警報システム1によれば以下のような効果を得ることができる。即ち、ステアリングCR2について片手把持や低握力把持といった把持不良が生じている状況は、スマートホンを操作しながらの運転や脇見運転や居眠り運転等、運転者Yの注意が運転から逸れている状況を広く網羅している。本実施形態の警報システム1では、このような把持不良を検知する把持不良検知部151での検知結果に基づいて警報機構11の各機器が動作するように構成されている。これにより、本実施形態の警報システム1によれば、運転について注意を促すべき多岐に亘る状況に広く対応して警報を発することができる。
ここで、本実施形態の警報システム1では、把持不良検知部151が、第1握力センサ121及び第2握力センサ122とECU13における把持不良判定部132と、を備えている。ステアリングCR2に設けられる第1握力センサ121及び第2握力センサ122を用いることにより、把持不良検知部151において、ステアリングCR2に対する把持不良を高精度で検知することができる。
また、本実施形態の警報システム1は、スマホ運転検知部152を更に備え、制御部136が、把持不良検知部151での検知結果に加え、スマホ運転検知部152での検知結果にも基づいて警報機構11の各機器を動作させるものとなっている。本実施形態では、スマホ運転検知部152での検知結果を利用することで、スマホ運転については対象を特定して警報することができる。具体的には、スマホ運転が検知されている場合に、上述したように、スマホ運転を止めるように促すメッセージと共に警報する運用が行われる。
また、本実施形態の警報システム1では、スマホ運転検知部152が、運転撮影カメラ123とECU13におけるスマホ運転判定部133と、を備えている。運転撮影カメラ123で撮影された撮影画像に対する画像解析により、スマホ運転検知部152において、スマホ運転を高精度で検知することができる。
また、本実施形態の警報システム1は、視線外れ検知部153を更に備え、制御部136が、把持不良検知部151での検知結果に加え、視線外れ検知部153での検知結果にも基づいて警報機構11の各機器を動作させるものとなっている。視線外れ検知部153での検知結果を利用することで、運転者Yの視線外れについては対象を特定して警報することができる。運転者Yの視線外れは、脇見運転や居眠り運転に対応している。本実施形態では、視線外れが検知されている場合に、上述したように、運転者Yに対する覚醒作用の高い大きな音量の警告音と共に警報を発する運用が行われる。
また、本実施形態の警報システム1では、視線外れ検知部153が、運転撮影カメラ123とECU13における視線外れ判定部134と、を備えている。運転撮影カメラ123で撮影された撮影画像に対する画像解析により、視線外れ検知部153において、視線外れを高精度で検知することができる。
また、本実施形態の警報システム1は、踏込み不良検知部154を更に備え、制御部136が、把持不良検知部151での検知結果に加え、踏込み不良検知部154での検知結果にも基づいて警報機構11の各機器を動作させるものとなっている。踏込み不良検知部154での検知結果を利用することで、アクセルペダルCR4の踏込み不良については対象を特定して警報することができる。アクセルペダルCR4の踏込み不良も、上記の視線外れと同様に、居眠り運転等の際に良く現れる状況である。そこで、本実施形態では、踏込み不良が検知されている場合にも、運転者Yに対する覚醒作用の高い警報を発する運用が行われる。
また、本実施形態の警報システム1では、踏込み不良検知部154が、アクセル撮影カメラ124とECU13における踏込み不良判定部135と、を備えている。アクセル撮影カメラ124で撮影された撮影画像に対する画像解析により、踏込み不良検知部154において、アクセルペダルCR4の踏込み不良を高精度で検知することができる。
また、本実施形態の警報システム1では、警報機構11が、座部シートバイブレータ111、背部シートバイブレータ112、送風器113、ライト114、及びスピーカ115を備えている。これにより、警報のトリガとなった状況に居眠り運転が含まれているか否かに関わらず、振動、顔に吹き付ける風、前方から照射される光、警告音声といった何れも覚醒作用を及ぼす警報が発せられる。このような警報は、運転者Yに対して強烈な刺激を与えるものであることから、警報のトリガとなった状況がどのようなものであれ、運転者Yに対して高い確度で注意喚起をすることができる。
尚、以上に説明した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の警報システムの構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上述した実施形態では、本発明にいう警報機構の一例として、座部シートバイブレータ111、背部シートバイブレータ112、送風器113、ライト114、及びスピーカ115を備える警報機構11が例示されている。しかしながら、本発明にいう警報機構はこれらに限るものではない。本発明にいう警報機構は、例えばこれらの機器のうちの一部の機器のみを備えたものであってもよく、あるいは、全く別種の機器を備えたものであってもよい。警報機構を備える別種の機器としては、例えば、運転者のスマートホンが予め登録され、スマホ運転が検知された場合に、登録されているスマートホンの表示画面に、スマホ運転を止めるよう促すメッセージを強制的に表示する通信機器等が挙げられる。あるいは、スマホ運転が検知された場合に、登録されているスマートホンの電源を強制的にOFFする通信機器等も挙げられる。また、本発明にいう警報機構は、本実施形態における5種の警報機構又はその一部に、上記のような別種の機器を加えたもの等であってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう把持不良判定部、スマホ運転判定部、視線外れ判定部、踏込み不良判定部、及び制御部の各一例として、次のような部位が例示されている。即ち、ECU13に設けられた把持不良判定部132、スマホ運転判定部133、視線外れ判定部134、踏込み不良判定部135、及び制御部136が例示されている。しかしながら、本発明にいう把持不良判定部、スマホ運転判定部、視線外れ判定部、踏込み不良判定部、及び制御部はこれらに限るものではない。本発明にいう把持不良判定部、スマホ運転判定部、視線外れ判定部、踏込み不良判定部、及び制御部は、例えばドライバにおける各Eコネクタに設けられるもの等であってもよい。あるいは、ECUやEコネクタとは別に設けられた制御装置等に設けられるもの等であってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう制御部の一例として、運転撮影カメラ123とスマホ運転判定部133とで構築されるスマホ運転検知部152におけるスマホ運転の検知結果にも基づいて警報機構11を動作させる制御部136が例示されている。しかしながら、本発明にいう制御部はこれに限るものではない。本発明にいう制御部は、次のようにスマホ運転を検知する別の検知部での検知結果にも基づいて警報機構11を動作させるものであってもよい。ここにいう別の検知部とは、例えば、運転者のスマートホンが予め登録され、基地局に対してそのスマートホンによる通話やネットワークとの通信の有無を問い合わせることでスマホ運転を検知するもの等が挙げられる。
また、上述した実施形態では、本発明にいう制御部の一例として、運転撮影カメラ123と視線外れ判定部134とで構築される視線外れ検知部153の検知結果にも基づいて警報機構11を動作させる制御部136が例示されている。しかしながら、本発明にいう制御部はこれに限るものではない。本発明にいう制御部は、次のように視線外れを検知する別の検知部での検知結果にも基づいて警報機構11を動作させるものであってもよい。ここにいう別の検知部とは、例えば、運転席の各所に設けられた圧力センサで計測される圧力分布から運転者の姿勢が、前方を向いた正規の運転姿勢かそうでないかを判断し、この判断結果に基づいて視線外れを検知するもの等が挙げられる。
また、上述した実施形態では、本発明にいう制御部の一例として、アクセル撮影カメラ124と踏込み不良判定部135とで構築される踏込み不良検知部154の検知結果にも基づいて警報機構11を動作させる制御部136が例示されている。しかしながら、本発明にいう制御部はこれに限るものではない。本発明にいう制御部は、次のように踏込み不良を検知する別の検知部での検知結果にも基づいて警報機構11を動作させるものであってもよい。ここにいう別の検知部とは、例えば、アクセルペダルに設けられ、そのアクセルペダルの踏込み角度を計測する角度センサと、計測された踏込み角度の変化に基づいて踏込み不良の有無を判定するもの等が挙げられる。
1 警報システム
11 警報機構
13 ECU
14 ドライバ
111 座部シートバイブレータ
112 背部バイブレータ
113 送風器
114 ライト
115 スピーカ
121 第1握力センサ
122 第2握力センサ
123 運転撮影カメラ
124 アクセル撮影カメラ
131 タイマ
132 把持不良判定部
133 スマホ運転判定部
134 視線外れ判定部
135 踏込み不良判定部
136 制御部
141 小型ECU入力部
142 小型ECU出力部
151 把持不良検知部
152 スマホ運転検知部
153 視線外れ検知部
154 踏込み不良検知部
CR 車両
CR1 運転席
CR11 座部
CR12 背部
CR2 ステアリング
CR3 インストルメントパネル
CR4 アクセルペダル
CR5 インナーミラー
D11 進行方向
Y 搭乗者

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、当該車両の運転者に対し、運転についての注意を促すための警報を発する警報機構と、
    前記車両のステアリングを前記運転者が所定時間に亘って片手で握る片手把持、及び、前記ステアリングを前記運転者が前記所定時間に亘って所定の握力閾値を下回る握力で握る低握力把持、のうち少なくとも一方を含む把持不良が生じていることを検知する把持不良検知部と、
    前記把持不良検知部での検知結果に基づいて前記警報機構を動作させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする警報システム。
  2. 前記把持不良検知部が、
    前記ステアリングに設けられて前記運転者の握力を計測する握力センサと、
    前記握力センサでの計測結果に基づいて、前記把持不良が生じているか否かを判定する把持不良判定部と、
    を備えるものであることを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
  3. スマートホンを操作しながら運転するスマホ運転を前記運転者が行なっていることを検知するスマホ運転検知部を更に備え、
    前記制御部が、前記把持不良検知部での検知結果に加え、前記スマホ運転検知部での検知結果にも基づいて前記警報機構を動作させるものであり、
    前記スマホ運転検知部が、
    前記運転者を撮影する運転撮影カメラと、
    前記運転撮影カメラで撮影された撮影画像に対する画像解析を行って、前記運転者が前記スマホ運転を行なっているか否かを判定するスマホ運転判定部と、
    を備えるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の警報システム。
  4. 前記車両の進行方向前方から所定時間に亘って前記運転者の視線が外れる視線外れが生じていることを検知する視線外れ検知部を更に備え、
    前記制御部が、前記把持不良検知部での検知結果に加え、前記視線外れ検知部での検知結果にも基づいて前記警報機構を動作させるものであり、
    前記視線外れ検知部が、
    前記運転者を撮影する運転撮影カメラと、
    前記運転撮影カメラで撮影された撮影画像に対する画像解析を行って、前記視線外れが生じているか否かを判定する視線外れ判定部と、
    を備えるものであることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の警報システム。
  5. 所定時間に亘って前記運転者によるアクセルペダルの踏込みが不規則に変化する踏込み不良が生じていることを検知する踏込み不良検知部を更に備え、
    前記制御部が、前記把持不良検知部での検知結果に加え、前記踏込み不良検知部での検知結果にも基づいて前記警報機構を動作させるものであり、
    前記踏込み不良検知部が、
    前記アクセルペダルを撮影するアクセル撮影カメラと、
    前記アクセル撮影カメラで撮影された撮影画像に対する画像解析を行って、前記踏込み不良が生じているか否かを判定する踏込み不良判定部と、
    を備えるものであることを特徴とする請求項1〜4のうち何れか一項に記載の警報システム。
  6. 前記警報機構が、
    運転席に設けられて振動を発することで前記運転者に前記注意を促すバイブレータと、
    前記運転者に風を吹き付けることで前記運転者に前記注意を促す送風器と、
    前記運転者に対し、前記進行方向前方から光を照射することで前記運転者に前記注意を促すライトと、
    警告音声を発することで前記運転者に前記注意を促すスピーカと、
    のうち少なくとも何れか1つの機構を備えるものであることを特徴とする請求項1〜5のうち何れか一項に記載の警報システム。
JP2017200824A 2017-10-17 2017-10-17 警報システム Active JP7140485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017200824A JP7140485B2 (ja) 2017-10-17 2017-10-17 警報システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017200824A JP7140485B2 (ja) 2017-10-17 2017-10-17 警報システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019074944A true JP2019074944A (ja) 2019-05-16
JP7140485B2 JP7140485B2 (ja) 2022-09-21

Family

ID=66545180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017200824A Active JP7140485B2 (ja) 2017-10-17 2017-10-17 警報システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7140485B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110395180A (zh) * 2019-08-04 2019-11-01 湖南省农村科技发展中心 一种提醒驾驶员集中注意力行车的装置
CN110481319A (zh) * 2019-09-12 2019-11-22 周圣昊 一种多功能驾驶安全防护系统
JP2020204997A (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 三菱電機株式会社 運転者監視装置、監視システム、及び、運転者監視プログラム
CN117325882A (zh) * 2023-11-21 2024-01-02 名商科技有限公司 车内灯及其控制方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005173635A (ja) * 2003-12-05 2005-06-30 Fujitsu Ten Ltd 居眠り検出装置、カメラ、光遮断センサおよびシートベルトセンサ
JP2011219085A (ja) * 2010-04-02 2011-11-04 Tk Holdings Inc 手の圧力を感知するステアリングホイール
JP2013055392A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Mitsubishi Electric Corp 操作制限装置、把持状態識別装置
JP2013128226A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Daimler Ag 携帯端末使用制限装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005173635A (ja) * 2003-12-05 2005-06-30 Fujitsu Ten Ltd 居眠り検出装置、カメラ、光遮断センサおよびシートベルトセンサ
JP2011219085A (ja) * 2010-04-02 2011-11-04 Tk Holdings Inc 手の圧力を感知するステアリングホイール
JP2013055392A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Mitsubishi Electric Corp 操作制限装置、把持状態識別装置
JP2013128226A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Daimler Ag 携帯端末使用制限装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020204997A (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 三菱電機株式会社 運転者監視装置、監視システム、及び、運転者監視プログラム
JP7257889B2 (ja) 2019-06-19 2023-04-14 三菱電機株式会社 運転者監視装置及び監視システム
CN110395180A (zh) * 2019-08-04 2019-11-01 湖南省农村科技发展中心 一种提醒驾驶员集中注意力行车的装置
CN110481319A (zh) * 2019-09-12 2019-11-22 周圣昊 一种多功能驾驶安全防护系统
CN117325882A (zh) * 2023-11-21 2024-01-02 名商科技有限公司 车内灯及其控制方法
CN117325882B (zh) * 2023-11-21 2024-07-02 名商科技有限公司 车内灯及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7140485B2 (ja) 2022-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019074944A (ja) 警報システム
US11077858B2 (en) Vehicle driver state determination apparatus
JP5881596B2 (ja) 車載情報装置、通信端末、警告音出力制御装置、および警告音出力制御方法
WO2016067544A1 (ja) 車載注意喚起システム及び報知制御装置
JPWO2020197945A5 (ja)
JP2015138308A (ja) 運転支援装置、運転支援方法及び運転支援プログラム
WO2019196625A1 (zh) 监控装置、车辆、监控方法及信息处理装置
JP2009075695A (ja) 危険報知装置およびシステム
JP2016091309A (ja) 警告通知システム及び警告通知方法
CN111645674B (zh) 车辆控制装置
KR20140041005A (ko) 차선 이탈 경고 및 블랙 박스 시스템 및 그 이용 방법
JP2011111070A (ja) 接近物検知装置、接近物検知システム、および、接近物検知方法
JP2013156893A (ja) 車両用事故対処装置
JP2006270564A (ja) 通知システム、通信端末、携帯電話機、通知方法、プログラム、記録媒体
JP2018116426A (ja) ドライバ状態検出装置
JP6288838B2 (ja) 車両における積雪検知システム
JP2010092115A (ja) 車両の警報装置
JP6377034B2 (ja) 車両用眠気防止装置および車両用眠気防止方法
JP2018156539A (ja) 警告装置
KR20140081945A (ko) 청각기의 상태를 이용한 분실 방지 방법 및 시스템
KR20180012580A (ko) 스마트폰 카메라를 이용한 운전자 상태 확인시스템 및 그 방법
JP5040634B2 (ja) 警告装置、警告方法および警告プログラム
KR101556632B1 (ko) 차량 내에서의 눈 제어 방법 및 이를 수행하는 전자 장치
KR101729306B1 (ko) 블랙박스를 이용하는 사각지대 감지 시스템
KR20200087321A (ko) 인터페이스 장치 및 그 동작 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7140485

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350