JP2019074841A - コンテンツ配信装置、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システム - Google Patents

コンテンツ配信装置、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システム Download PDF

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Abstract

【課題】通信容量の消費を抑えながらユーザが閲覧するコンテンツをユーザ端末に予め配信できるようにする。【解決手段】本発明の一実施形態に係るコンテンツ配信装置1は、ユーザ端末2で表示されるコンテンツの閲覧履歴に基づいて、ユーザ端末2において今後閲覧されるコンテンツを予測する閲覧予測部112と、ユーザ端末2が通信に用いている通信方式を示す情報に基づいて、ユーザ端末2へのコンテンツの配信を許可することを判定する配信条件判定部113と、配信条件判定部113がコンテンツの配信を許可することを判定した場合に、閲覧予測部112が予測したコンテンツをユーザ端末2に送信するコンテンツ送信部115と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークを介して電子的なコンテンツを配信するコンテンツ配信装置、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システムに関する。
近年、書籍を電子的なコンテンツである電子書籍として携帯端末に配信するサービスが提供されている。携帯端末は、ユーザによって要求された電子書籍を、ネットワークを介して受信してディスプレイに表示する。
特許文献1には、ユーザが定期刊行物である電子書籍を購読している場合に、定期刊行物の新しい号が発行された際にユーザの携帯端末に対して通知を行う技術が記載されている。通知を見たユーザが携帯端末において要求を行うと、携帯端末は新しい号を受信して表示することができる。
特開2012−108589号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ユーザが要求を行うことによってはじめて携帯端末が電子書籍の受信を行うため、携帯端末が電子書籍を表示するまでに時間が掛かる。
一方、ユーザの要求を受けずに携帯端末が電子書籍(コンテンツ)を予め受信する場合には、以下のような問題が生じる。携帯端末に係る移動体通信の契約によっては、単位期間あたりの通信容量(例えば1月あたり7GB)が決まっている場合がある。通信容量が尽きると、通信速度が制限されたり、追加料金が掛かったりする。そのためユーザの意図によらずにコンテンツを受信することによって携帯端末の通信容量が大きく消費されると、ユーザの満足度を低下させるおそれがある。また、配信対象のコンテンツの数が多い場合には、コンテンツを無作為の順番で配信すると、実際にユーザが閲覧したいコンテンツが予め携帯端末に受信されない場合がある。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、通信容量の消費を抑えながらユーザが閲覧するコンテンツをユーザ端末に予め配信することが可能なコンテンツ配信装置、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様のコンテンツ配信装置は、端末で表示されるコンテンツの閲覧履歴に基づいて、前記端末において今後閲覧される前記コンテンツを予測する予測部と、前記端末が通信に用いている通信方式を示す情報に基づいて、前記端末への前記コンテンツの配信を許可することを判定する判定部と、前記判定部が前記コンテンツの配信を許可することを判定した場合に、前記予測部が予測した前記コンテンツを前記端末に送信する送信部と、を有する。
前記端末は、第1の通信方式と第2の通信方式とを切り替えて通信可能に構成され、前記判定部は、前記端末が前記第1の通信方式で通信を行っている場合に前記コンテンツの配信を許可することを判定し、前記端末が前記第2の通信方式で通信を行っている場合に前記コンテンツの配信を許可しないことを判定してもよい。
前記端末は、前記第1の通信方式としてローカルエリアネットワーク通信を用い、前記第2の通信方式として移動体通信を用いるように構成されてもよい。
前記予測部は、前記閲覧履歴に加えて、前記端末を使用するユーザが登録したコンテンツを示す情報に基づいて、前記端末において今後閲覧される前記コンテンツを予測してもよい。
前記判定部は、前記通信方式を示す情報に加えて、前記端末が電源に接続されていることを示す情報に基づいて、前記端末への前記コンテンツの配信を許可することを判定してもよい。
前記予測部は、前記閲覧履歴に含まれる前記コンテンツと同一又は類似の前記コンテンツを、今後閲覧される前記コンテンツとして予測してもよい。
前記予測部は、前記閲覧履歴に基づいて、配信の優先度を前記コンテンツごとに算出し、前記送信部は、前記判定部が前記コンテンツの配信を許可することを判定した場合に、前記予測部が算出した前記優先度に対応する順序で前記コンテンツを前記端末に送信してもよい。
前記判定部は、前記通信方式を示す情報に加えて、前記端末の当日の利用状況に基づいて、前記端末への前記コンテンツの配信を許可することを判定してもよい。
前記判定部は、前記送信部が前記コンテンツを前記端末に送信する前に、前記通信方式を示す情報を送信させるための通知を前記端末に送信してもよい。
前記判定部は、前記通知の単位時間あたりの送信数を制限して前記通知を前記端末に送信してもよい。
前記送信部は、前記予測部が予測した前記コンテンツの識別情報を前記端末に送信した後、前記端末から受信した要求が示す前記識別情報に関連付けられた前記コンテンツを前記端末に送信してもよい。
本発明の第2の態様のコンテンツ配信プログラムは、プロセッサを、端末で表示されるコンテンツの閲覧履歴に基づいて、前記端末において今後閲覧される前記コンテンツを予測する予測部、前記端末が通信に用いている通信方式を示す情報に基づいて、前記端末への前記コンテンツの配信を許可することを判定する判定部、及び前記判定部が前記コンテンツの配信を許可することを判定した場合に、前記予測部が予測した前記コンテンツを前記端末に送信する送信部、として機能させる。
本発明の第3の態様のコンテンツ配信方法は、コンピュータが実行する、端末で表示されるコンテンツの閲覧履歴に基づいて、前記端末において今後閲覧される前記コンテンツを予測するステップと、前記端末が通信に用いている通信方式を示す情報に基づいて、前記端末への前記コンテンツの配信を許可することを判定するステップと、前記判定するステップで前記コンテンツの配信を許可することが判定された場合に、前記予測するステップで予測された前記コンテンツを前記端末に送信するステップと、を有する。
本発明の第4の態様のコンテンツ配信システムは、コンテンツ配信装置及び端末を備え、前記コンテンツ配信装置は、前記端末で表示されるコンテンツの閲覧履歴に基づいて、前記端末において今後閲覧される前記コンテンツを予測する予測部と、前記端末が通信に用いている通信方式を示す情報に基づいて、前記端末への前記コンテンツの配信を許可することを判定する判定部と、前記判定部が前記コンテンツの配信を許可することを判定した場合に、前記予測部が予測した前記コンテンツを前記端末に送信する送信部と、を有し、前記端末は、前記コンテンツ配信装置から受信した前記コンテンツを表示する表示部を有する。
本発明によれば、ユーザが閲覧するコンテンツをユーザ端末に通信容量の消費を抑えながら予め配信できるという効果を奏する。
第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムの模式図である。 第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムのブロック図である。 第1の実施形態に係る閲覧予測方法のフローチャートを示す図である。 第1の実施形態に係るコンテンツ配信方法のフローチャートを示す図である。 第1の実施形態に係るコンテンツ配信方法のシーケンス図である。 第2の実施形態に係るコンテンツ配信方法のフローチャートを示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係るコンテンツ配信システムSの模式図である。コンテンツ配信システムSは、コンテンツ配信装置1と、ユーザ端末2とを含む。コンテンツ配信装置1及びユーザ端末2は、インターネット等の任意のネットワークNを介して接続される。コンテンツ配信システムSは、その他のサーバ、端末等の機器を含んでもよい。
ユーザ端末2は、ユーザによって使用され、コンテンツ配信装置1からネットワークNを介して画像を含むコンテンツを受信して表示する装置である。例えばコンテンツ配信装置1から配信されるコンテンツは、電子書籍又はまとめられた複数の画像である。また、コンテンツとして画像を含まない文字データ等を用いてもよい。ユーザ端末2は、ユーザによる操作を受け付ける入力部、及びユーザに対して情報を表示する表示部を有する。ユーザ端末2は、有線通信又は無線通信によってネットワークNを介してコンテンツ配信装置1と通信可能に構成される。ユーザ端末2として、スマートフォンやタブレットのような携帯端末、パーソナルコンピュータ等を用いることができる。
ユーザ端末2は、内部に電池を有し、電池の電池容量(すなわち充電された電力)を消費することによって動く。ユーザ端末2の電池は、ユーザ端末2が電源Pに接続されることによって電力の供給を受けて充電される。電源Pは、発電所からの受電設備でもよく、ユーザ端末2の外部に設けられる電池でもよい。ユーザ端末2は、電源Pに有線で接続されてもよく、公知の無線給電技術を用いることによって電源Pに無線で接続されてもよい。
ユーザ端末2は、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)通信(第1の通信方式)及び移動体通信(第2の通信方式)の2つの通信方式を切り替え可能に構成される。ユーザ端末2は、無線LAN通信を行う際には無線LANのアクセスポイントAに接続され、移動体通信を行う際には移動体通信の基地局Bに接続される。また、ユーザ端末2は、第1の通信方式として、無線LAN通信の代わりに有線LAN通信を行うように構成されてもよい。
コンテンツ配信装置1は、ユーザ端末2にコンテンツを配信する装置である。コンテンツ配信装置1は、ユーザ端末2にコンテンツを配信するためのプログラムを予め記憶する。コンテンツ配信装置1は、有線通信又は無線通信によってネットワークNに接続されており、単一のコンピュータ、又はコンピュータ資源の集合であるクラウドによって構成される。
[コンテンツ配信システムSの構成]
図2は、本実施形態に係るコンテンツ配信システムSのブロック図である。図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、図2に示したもの以外のデータの流れがあってよい。図2において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図2に示すブロックは単一の装置内に実装されてよく、あるいは複数の装置内に別れて実装されてよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてよい。
ユーザ端末2は、制御部21と、通信部22と、記憶部23と、入力部24と、表示部25と、を有する。制御部21は、コンテンツ受信部211と、表示制御部212と、を有する。
通信部22は、ネットワークNを介してコンテンツ配信装置1との間で通信をするための通信インターフェースである。通信部22は、LAN通信及び移動体通信を実行するためのプロセッサ、コネクタ、アンテナ等を含む。通信部22は、コンテンツ配信装置1から受信した通信信号に所定の処理を行ってデータを取得し、取得したデータを制御部21に入力する。また、通信部22は、制御部21から入力されたデータに所定の処理を行って通信信号を生成し、生成した通信信号をコンテンツ配信装置1に送信する。
表示部25は、液晶ディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンス(OLED: Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等、制御部21の制御に基づいて各種の情報を表示可能な任意の表示装置を有する。入力部24は、キーボード、マウス等、ユーザからの操作を受け付ける任意の入力装置を有する。入力部24は、ユーザによる入力を示す情報を制御部21に入力する。また、表示部25としてユーザによる接触の位置を検出可能なタッチスクリーンを用いることによって、表示部25と入力部24とを一体に構成してもよい。
記憶部23は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部23は、制御部21が実行するプログラムを予め記憶している。
制御部21は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部23に記憶されたプログラムを実行することにより、コンテンツ受信部211及び表示制御部212として機能する。制御部21の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。また、制御部21の機能の少なくとも一部は、ネットワーク経由で実行されるプログラムによって実行されてもよい。
コンテンツ受信部211は、コンテンツ配信装置1からコンテンツを受信し、記憶部23に記憶させる。具体的には、コンテンツ受信部211は、まず受信対象のコンテンツの位置を示す識別情報(例えばURL: Uniform Resource Locator)をコンテンツ配信装置1から受信する。受信対象のコンテンツは、ユーザによって入力部24を用いて指定されるか、あるいは後述のコンテンツ配信装置1のコンテンツ選択部114によって選択される。
コンテンツ受信部211は、受信した識別情報に関連付けられたコンテンツが記憶部23に既に記憶されている場合には、該コンテンツの受信を行わない。コンテンツ受信部211は、受信した識別情報に関連付けられたコンテンツが記憶部23に記憶されていない場合には、該識別情報を示す要求をコンテンツ配信装置1に送信することによってコンテンツ配信装置1から該コンテンツを受信し、該識別情報と該コンテンツとを関連付けて記憶部23に記憶させる。
表示制御部212は、ユーザによって入力部24を用いて指定されたコンテンツを記憶部23から読み出して表示部25に表示させる制御を行う。
本実施形態に係るユーザ端末2は、図2に示す具体的な構成に限定されない。ユーザ端末2は、1つの装置に限られず、2つ以上の物理的に分離した装置が有線又は無線で接続されることにより構成されてもよい。
コンテンツ配信装置1は、制御部11と、通信部12と、記憶部13と、を有する。制御部11は、情報取得部111と、閲覧予測部112と、配信条件判定部113と、コンテンツ選択部114と、コンテンツ送信部115と、を有する。
通信部12は、ネットワークNを介してユーザ端末2との間で通信をするための通信インターフェースである。通信部12は、無線通信又は有線通信を実行するためのプロセッサ、アンテナ等を含む。通信部12は、ユーザ端末2から受信した通信信号に所定の処理を行ってデータを取得し、取得したデータを制御部11に入力する。また、通信部12は、制御部11から入力されたデータに所定の処理を行って通信信号を生成し、生成した通信信号をユーザ端末2に送信する。
記憶部13は、ROM、RAM、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部13は、制御部11が実行するプログラムを予め記憶している。また、記憶部13はコンテンツを予め記憶しており、各コンテンツは識別情報に関連付けられている。識別情報は、コンテンツごとに割り振られてもよく、又はコンテンツに含まれる画像ごとに割り振られてもよい。制御部11は、識別情報を指定することによって、識別情報に関連付けられたコンテンツ又は画像を記憶部13から読み出すことができる。
制御部11は、例えばCPU等のプロセッサであり、記憶部13に記憶されたプログラムを実行することにより、情報取得部111、閲覧予測部112、配信条件判定部113、コンテンツ選択部114及びコンテンツ送信部115として機能する。制御部11の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。また、制御部11の機能の少なくとも一部は、ネットワーク経由で実行されるプログラムによって実行されてもよい。
情報取得部111は、ユーザが過去に閲覧したコンテンツの閲覧履歴を示す情報と、ユーザが登録したコンテンツである登録コンテンツを示す情報とを取得する。ユーザは、ユーザ端末2に設定されたユーザの識別情報(例えばユーザID)によって識別される。ユーザの閲覧履歴及び登録コンテンツは、ユーザの識別情報に関連付けられて管理される。
閲覧履歴は、過去の所定期間内にユーザが閲覧したコンテンツの履歴である。閲覧履歴の期間は、過去の全期間でもよく、又は過去の所定期間(例えば1年間)でもよい。閲覧履歴の期間は、コンテンツ配信装置1の管理者によって任意に設定可能に構成されてもよい。登録コンテンツを示す情報は、ユーザが閲覧したか否かに関わらず、ユーザが自身の嗜好に基づいて登録したコンテンツを示す情報(例えばお気に入りリスト、プレイリスト等)である。情報取得部111は、閲覧履歴及び登録コンテンツを示す情報を、ユーザ端末2から受信してもよく、又は記憶部13から読み出してもよい。
さらに情報取得部111は、記憶部13に予め記憶された優先的に配信すべきコンテンツである優先コンテンツを示す情報を取得する。一般に販売数の多いコンテンツや、特定の賞を受けたコンテンツ等は、ユーザの閲覧履歴及び登録コンテンツに関係なく、ユーザによって閲覧されやすい傾向にある。そのため、情報取得部111は、予め記憶された特定の優先コンテンツを取得して、閲覧予測に用いる。
優先コンテンツは、コンテンツ配信装置1の管理者によって決定されて記憶部13に記憶されてもよく、あるいはコンテンツ配信装置1によって各コンテンツの販売数等に基づいて自動的に決定されて記憶部13に記憶されてもよい。
閲覧予測部112は、情報取得部111が取得した閲覧履歴を示す情報と、登録コンテンツを示す情報と、優先コンテンツを示す情報とに基づいて、配信対象のコンテンツを決定するための優先度(例えば閲覧確率)を算出する。具体的には、閲覧予測部112は、ユーザ端末2に配信可能な各コンテンツについて、閲覧履歴、登録コンテンツ及び優先コンテンツに基づいてスコアを算出する。
閲覧予測部112は、コンテンツが閲覧履歴のいずれかと同一又は類似の場合に、該コンテンツのスコアに所定値を加算する。また、閲覧予測部112は、コンテンツが登録コンテンツのいずれかと同一又は類似の場合に、該コンテンツのスコアに所定値を加算する。また、閲覧予測部112は、コンテンツが優先コンテンツのいずれかと同一の場合に、該コンテンツのスコアに所定値を加算する。それぞれの条件でスコアに加算される値は、同じでもよく、異なっていてもよく、コンテンツ配信装置1の管理者によって任意に設定可能に構成されてもよい。
コンテンツが同一であることは、コンテンツが同じシリーズ(例えば巻号が異なる逐次刊行物)であることを意味する。コンテンツが類似であることは、コンテンツが同一のジャンル(例えば野球漫画、歴史漫画等)に属することを意味する。各コンテンツのジャンルは、予め設定される。また、閲覧予測部112は、コンテンツのタイトル、作者、出版社等に基づいて、コンテンツの同一又は類似を判定してもよい。
閲覧予測部112は、各コンテンツについて算出されたスコアを優先度として、該コンテンツに関連付けて記憶部13に記憶させる。このようにコンテンツ配信装置1は、閲覧履歴、登録コンテンツ及び優先コンテンツに基づいてユーザに今後閲覧されるコンテンツを予測して優先度を決定することによって、ユーザ端末2に予め配信したコンテンツがユーザによって閲覧される確率を高めることができる。
ここに示した優先度の定義は一例であり、閲覧履歴、登録コンテンツ及び優先コンテンツに基づいて配信対象のコンテンツを決定可能な任意の優先度を用いることができる。優先度を算出するためには少なくとも閲覧履歴が用いられればよく、登録コンテンツ及び優先コンテンツの少なくとも一方が省略されてもよい。
配信条件判定部113は、ユーザ端末2がLAN通信と移動体通信とのどちらで通信を行っているか(すなわちLANと移動体ネットワークとのどちらに接続されているか)を示す通信情報と、ユーザ端末2が電源Pに接続されているか否かを示す電源情報とを含む端末情報を取得する。通信情報は、さらに通信速度及び通信品質を示す情報を含んでもよい。電源情報は、さらにユーザ端末2の電池残量を示す情報を含んでもよい。
具体的には、まず配信条件判定部113はユーザ端末2にプッシュ通知を送信する。プッシュ通知は、ユーザ端末2(すなわちユーザ端末2で実行されるアプリケーション)に通信情報及び電源情報を含む端末情報を送信させて配信を開始するための契機を与えるものである。配信条件判定部113は、定期的(例えば予め定められた時間)に、又は所定の条件(例えば情報取得部111及び閲覧予測部112による閲覧予測が終了したこと)が満たされる場合に、ユーザ端末2にプッシュ通知を送信する。ユーザ端末2は、プッシュ通知を受信すると、自身の通信情報及び電源情報を含む端末情報をコンテンツ配信装置1に送信する。配信条件判定部113は、ユーザ端末2から通信情報及び電源情報を含む端末情報を受信する。
そして配信条件判定部113は、取得した通信情報及び電源情報に基づいて、コンテンツ配信を許可するか否かを判定する。具体的には、配信条件判定部113は、ユーザ端末2がLAN通信を行っていること(すなわちLANに接続されていること)を通信情報が示す場合であって、ユーザ端末2が電源Pに接続されていることを電源情報が示す場合に、コンテンツ配信を許可することを判定する。そうでない場合に、配信条件判定部113は、コンテンツ配信を許可しないことを判定する。そして配信条件判定部113は、判定の結果を記憶部13に記憶する。
ユーザ端末の移動体通信の単位期間あたりの通信容量は決まっていることが多い。そこでこのようにユーザ端末2がLANに接続されていることを条件としてコンテンツ配信を行うことによって、コンテンツ配信装置1は、ユーザ端末2の移動体通信の通信容量の消費を抑えながら、コンテンツ配信を行うことができる。また、スマートフォンのようなユーザ端末2の電源容量は一般的に少ない。そこでこのようにユーザ端末2が電源Pに接続されていることを条件としてコンテンツ配信を行うことによって、コンテンツ配信装置1は、ユーザ端末2の電力の消費を抑えながら、コンテンツ配信を行うことができる。
配信条件判定部113は、上述のように通信情報及び電源情報の両方に基づいてコンテンツ配信を許可するか否かを判定するが、電源情報を用いず、通信情報のみに基づいてコンテンツ配信を許可するか否かを判定してもよい。
コンテンツ配信装置1が管理するユーザ端末2の数が多い場合に、配信条件判定部113が全てのユーザ端末2に一度にプッシュ通知を送信すると、コンテンツ配信装置1は多数のユーザ端末2から同時にアクセスを受ける。その結果、コンテンツ配信装置1の負荷が高まり、コンテンツ配信の速度低下等の問題が生じる可能性がある。そこで配信条件判定部113は、コンテンツ配信装置1の負荷を抑制するように、ユーザ端末2にプッシュ通知を送信するタイミングを制御してもよい。
具体的には、配信条件判定部113は、プッシュ通知を送信する前に、プッシュ通知の送信対象であるユーザ端末2を抽出する。そして送信対象のユーザ端末2の数が所定の数(例えば1万)を超える場合に、配信条件判定部113は、所定の数のユーザ端末2に対してプッシュ通知を送信する。そして所定の時間間隔(例えば1秒)の後、配信条件判定部113は、所定の数のユーザ端末2に対してプッシュ通知を送信することを繰り返す。プッシュ通知の単位時間あたりの送信数は、予めコンテンツ配信装置1の記憶部13に設定される。
このように配信条件判定部113は、単位時間あたりの数を制限しながら複数回に分けてプッシュ通知を送信することによって、ユーザ端末2から受けるアクセスによるコンテンツ配信装置1の負荷を抑制することができる。
複数回に分けてプッシュ通知を送信する場合に、配信条件判定部113は、ユーザ端末2の過去の閲覧情報に基づいて、ユーザ端末2へプッシュ通知を送信する順番を設定してもよい。この場合に、配信条件判定部113は、ユーザ端末2の過去の閲覧情報(コンテンツを閲覧する頻度等)から、ユーザが該ユーザ端末2で当日中にコンテンツを閲覧する期待度(例えば閲覧確率)を算出する。そして配信条件判定部113は、プッシュ通知の送信対象であるユーザ端末2に対して、期待度が高い順にプッシュ通知を送信する。これにより、コンテンツを閲覧する期待度の高いユーザ端末2に優先的にコンテンツを配信することができる。
上述の方法では、ユーザ端末2は、自身の端末情報をコンテンツ配信装置1に送信する条件として、コンテンツ配信装置1からプッシュ通知を受信することを用いているが、その他の条件を用いてもよい。例えばユーザ端末2は、所定の時間になったこと又は前回の端末情報の送信から所定の時間が経過したことを条件として、自身の端末情報をコンテンツ配信装置1に送信してもよい。これにより、コンテンツ配信装置1からユーザ端末2へプッシュ通知を送信しなくても、ユーザ端末2のタイマーに基づいてコンテンツ配信を開始することができる。
コンテンツ選択部114は、配信条件判定部113がコンテンツ配信を許可することを判定した場合に、閲覧予測部112が算出した優先度に基づいて配信対象のコンテンツを選択してリストを生成する。コンテンツのリストは、1つ又は複数のコンテンツの位置を示す識別情報(例えばURL)を含む。コンテンツのリストにおいて、識別情報は配信する順序で並べられている。
具体的には、コンテンツ選択部114は、まず閲覧予測部112が算出した優先度(例えば閲覧確率)を記憶部13から読み出して取得する。そしてコンテンツ選択部114は、取得した優先度に従って配信対象のコンテンツを配信する順序(例えば優先度が高い順)を決定し、決定した順序に従ってコンテンツの識別情報を並べたリストを生成する。
配信対象のコンテンツのリストは、所定の数のコンテンツを含む。リストに含めるコンテンツの数は、コンテンツのデータ容量に基づいて定められる。例えばコンテンツ選択部114は、合計のデータ容量の上限値を予め定めておき、優先度順の1つ目のコンテンツから順にデータ容量を合計していき、合計のデータ容量が上限値を超えたコンテンツまでを、リストに含めてもよい。また、コンテンツ選択部114は、1つのコンテンツのデータ容量の上限値を予め定めておき、上限値を超えるデータ容量を有するコンテンツをリストから除外してもよい。
これにより、例えばコンテンツ配信装置1からユーザ端末2へコンテンツを配信できる時間に制限がある場合であっても、コンテンツ選択部114は、制限された時間内に配信可能な数のコンテンツを選択できる。
さらにコンテンツ選択部114は、ユーザ端末2から受信した通信情報が示す通信速度及び通信品質の少なくとも一方に基づいて、合計のデータ容量の上限値及び1つのコンテンツのデータ容量の上限値を決定してもよい。この場合には、コンテンツ選択部114は、通信速度が大きいほど、又は通信品質が良いほど、合計のデータ容量の上限値及び1つのコンテンツのデータ容量の上限値を高く設定する。これにより、コンテンツ選択部114は、ユーザ端末2の通信環境に応じて適した数のコンテンツを選択できる。
コンテンツ選択部114は、ユーザ端末2に表示されるコンテンツの縮小画像や、イベント等の告知画像等の位置を示す識別情報を、コンテンツのリストの最初に含めてもよい。縮小画像及び告知画像は、コンテンツ自体ではなく、ユーザ端末2においてコンテンツを閲覧する前段階の画面で表示される画像である。そのため縮小画像及び告知画像は、コンテンツ自体よりもユーザによって閲覧される確率が高い。そのため、予めコンテンツ配信装置1からユーザ端末2に縮小画像及び告知画像を優先的に配信することによって、ユーザ端末2の通信容量及び電池容量の消費を効果的に抑えることができる。
コンテンツ送信部115は、まずコンテンツ選択部114が生成したコンテンツのリストをユーザ端末2に送信する。そしてコンテンツ送信部115は、ユーザ端末2からの要求に従ってコンテンツを送信する。具体的には、ユーザ端末2のコンテンツ受信部211は、コンテンツのリストに含まれる各識別情報について、識別情報に関連付けられたコンテンツが記憶部23に記憶されていない場合には、識別情報を示す要求をコンテンツ配信装置1に送信する。識別情報に関連付けられたコンテンツが記憶部23に記憶されている場合には、ユーザ端末2のコンテンツ受信部211は、識別情報を示す要求をコンテンツ配信装置1に送信しない。
そしてコンテンツ配信装置1のコンテンツ送信部115は、ユーザ端末2から受信した要求が示す識別情報に関連付けられたコンテンツを記憶部13から読み出し、ユーザ端末2に送信する。
本実施形態に係るコンテンツ配信装置1は、図2に示す具体的な構成に限定されない。コンテンツ配信装置1は、1つの装置に限られず、2つ以上の物理的に分離した装置が有線又は無線で接続されることにより構成されてもよい。
[閲覧予測方法のフローチャート]
図3は、本実施形態に係るコンテンツ配信装置1が実行する閲覧予測方法のフローチャートを示す図である。図3の閲覧予測方法は、定期的(例えば予め定められた時間)に、又は所定の条件(例えば新たなコンテンツが配信可能になったこと)が満たされる場合に、開始される。
情報取得部111は、ユーザ端末2又は記憶部13から、ユーザが過去に閲覧したコンテンツの閲覧履歴を示す情報を取得する(S11)。情報取得部111は、ユーザ端末2又は記憶部13から、ユーザが登録したコンテンツである登録コンテンツを示す情報を取得する(S12)。情報取得部111は、記憶部13から、優先的に配信すべきコンテンツである優先コンテンツを示す情報を取得する(S13)。ステップS11〜S13の順序は変更されてもよく、ステップS11〜S13のうち少なくとも一部が並行して実行されてもよい。
閲覧予測部112は、ステップS11〜S13で情報取得部111が取得した閲覧履歴を示す情報と、登録コンテンツを示す情報と、優先コンテンツを示す情報とに基づいて、配信対象のコンテンツを決定するための優先度(例えば閲覧確率)を各コンテンツについて算出する(S14)。そして閲覧予測部112は、各コンテンツについて算出した優先度を、該コンテンツと関連付けて記憶部13に記憶させる。
[コンテンツ配信方法のフローチャート]
図4は、本実施形態に係るコンテンツ配信装置1が実行するコンテンツ配信方法のフローチャートを示す図である。図5は、図4のフローチャートに対応するコンテンツ配信方法のシーケンス図である。図4、5のコンテンツ配信方法は、定期的(例えば予め定められた時間)に、又は所定の条件(例えば図3の閲覧予測が終了したこと)が満たされる場合に、開始される。
まず、配信条件判定部113は、ユーザ端末2にプッシュ通知を送信する(S21)。ユーザ端末2は、プッシュ通知を受信すると、自身の通信情報及び電源情報を含む端末情報をコンテンツ配信装置1に送信する。配信条件判定部113は、ユーザ端末2から通信情報及び電源情報を含む端末情報を受信して取得する(S22)。
配信条件判定部113は、S22で取得した通信情報及び電源情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。具体的には、ユーザ端末2がLAN通信を行っていること(すなわちLANに接続されていること)を通信情報が示し、かつユーザ端末2が電源Pに接続されていることを電源情報が示す場合に(S23のYES)、配信条件判定部113は、コンテンツ配信を許可することを判定し、ステップS24に進む。そうでない場合に(S23のNO)、配信条件判定部113は、コンテンツ配信を許可しないことを判定し、処理を終了する。
コンテンツ選択部114は、図3の閲覧予測方法において閲覧予測部112が算出した優先度を記憶部13から読み出し、読み出した優先度に基づいて配信対象のコンテンツを選択し、コンテンツのリストを生成する(S24)。
コンテンツ送信部115は、ステップS24でコンテンツ選択部114が生成したコンテンツのリストをユーザ端末2に送信する(S25)。ユーザ端末2は、コンテンツ配信装置1から受信したリストに含まれる各コンテンツについて、コンテンツが記憶部23に記憶されていない場合には、コンテンツの配信の要求をコンテンツ配信装置1に送信する。コンテンツ送信部115は、S25で送信したリスト中のコンテンツのうち、ユーザ端末2から要求があったコンテンツを、ユーザ端末2に送信する(S26)。
[第1の実施形態の第1の変形例]
図4に示すコンテンツ配信方法は、ステップS23において通信情報及び電源情報の両方の条件に基づいてコンテンツ配信を許可するか否かを判定するが、ユーザ端末2の位置又は日付に基づいてコンテンツ配信を許可する条件を緩和してもよい。例えばユーザ端末2がユーザの自宅又は職場にある場合には、電池容量を消費してもすぐに充電ができるため問題が起きづらい。また日付が休日である場合には、電池容量を消費しても仕事への影響が発生しづらい。
この場合に、配信条件判定部113は、ステップS22において、端末情報として、通信情報及び電源情報に加えて、ユーザ端末2の位置情報及びユーザ端末2の日付情報をユーザ端末2から取得する。そして配信条件判定部113は、ユーザ端末2の位置情報及びユーザ端末2の日付情報を判定する。
具体的には、配信条件判定部113は、ユーザ端末2の位置情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。位置情報の条件は、例えばユーザの自宅又は職場を含む所定の範囲内であることであり、予めユーザによって設定されて記憶部13に記憶される。また、配信条件判定部113は、ユーザ端末2の日付が所定の条件を満たすか否かを判定する。日付の条件は、例えば休日であることであり、予めユーザによって設定されて記憶部13に記憶される。
そして配信条件判定部113は、ユーザ端末2の位置情報又は日付が上述の条件を満たす場合には、ステップS23においてユーザ端末2の通信情報のみを用いてコンテンツ配信を許可するか否かを判定する。一方、配信条件判定部113は、ユーザ端末2の位置情報及び日付が上述の条件を満たさない場合には、ステップS23においてユーザ端末2の通信情報及び電源情報の両方を用いてコンテンツ配信を許可するか否かを判定する。このようにユーザ端末2の位置又は日付に基づいてコンテンツ配信を許可する条件を緩和することによって、より適切なコンテンツ配信を行うことができる。
[第1の実施形態の第2の変形例]
図2に示すコンテンツ配信システムSでは、コンテンツ配信装置1(制御部11)が閲覧予測方法及びコンテンツ配信方法を実行するが、ユーザ端末2(制御部21)が閲覧予測方法及びコンテンツ配信方法の少なくとも一部を実行してもよい。例えば、ユーザ端末2の制御部21が配信条件判定部113として機能するように構成してもよい。この場合には、ユーザ端末2の制御部21は、自身のユーザ端末2から通信情報及び電源情報を取得し、取得した通信情報及び電源情報に基づいてコンテンツ配信を許可するか否かを判定する。そして制御部21は判定の結果をコンテンツ配信装置1に送信する。そしてコンテンツ配信装置1の制御部11は、ユーザ端末2から受信した判定の結果に従って、コンテンツの選択及びコンテンツの送信を行う。
ユーザ端末2を、ここに示した以外の機能を実行するように構成してもよい。このようにユーザ端末2が閲覧予測方法及びコンテンツ配信方法の少なくとも一部を実行するように構成することによって、コンテンツ配信装置1とユーザ端末2との間で負荷を分散することができる。
[第1の実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態に係るコンテンツ配信装置1は、ユーザ端末2の通信及び電源の情報が所定の条件を満たす場合に、ユーザの閲覧履歴や登録に基づく閲覧予測によって決定されたコンテンツをユーザ端末2に配信する。すなわち、コンテンツ配信装置1は、ユーザが自宅や職場においてユーザ端末2をLAN及び電源Pに接続している状況下であることを条件として、ユーザ端末2へのコンテンツの配信を行う。
このような構成によって、コンテンツ配信装置1は、ユーザ端末2の通信容量及び電力の消費を抑えながら、予めコンテンツを配信することができる。コンテンツ配信装置1は、配信対象のコンテンツをユーザの閲覧履歴や登録に基づく閲覧予測によって決定するため、ユーザが予め配信されたコンテンツを閲覧する確率を高め、コンテンツの配信に掛かる通信が無駄になることを抑えることができる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態の通信情報及び電源情報に加えて、ユーザ端末2の当日の利用状況に基づいて配信を許可するか否かの判定を行う。コンテンツ配信装置1がユーザ端末2に予め配信するコンテンツの数は限られているため、ユーザが予め配信されたコンテンツを当日中に読み切ってしまう場合がある。また、ユーザの行動は日毎に異なっているため、日によってはユーザ端末2の電源容量に余裕がある場合がある。
そこで本実施形態に係るコンテンツ配信装置1は、通信情報及び電源情報が条件を満たさない場合であっても、当日の利用状況によって配信を許可する。それ以外の構成及び処理は、第1の実施形態と同様である。
[コンテンツ配信方法のフローチャート]
図6は、本実施形態に係るコンテンツ配信装置1が実行するコンテンツ配信方法のフローチャートを示す図である。図6のフローチャートでは、図4のフローチャートのステップS23の後であってステップS24の前にステップS27〜S28が行われる。
ユーザ端末2は、ステップS21のプッシュ通知を受信すると、自身の通信情報及び電源情報を含む端末情報に加えて、当日の利用状況を示す情報をコンテンツ配信装置1に送信する。利用状況は、予め配信された各コンテンツの閲覧状態の情報と、ユーザ端末2の電池残量の情報とを含む。電池残量として、電池容量の残りの量を用いてもよく、あるいは電池容量の消費速度及び残量から予測される電池容量が枯渇するまでの残り時間を用いてもよい。
ユーザ端末2がLAN通信を行っていること(すなわちLANに接続されていること)を通信情報が示さない、又はユーザ端末2が電源Pに接続されていることを電源情報が示さない場合に(S23のNO)、配信条件判定部113は、ステップS27に進む。
配信条件判定部113は、ユーザ端末2から当日の利用状況を示す情報を受信して取得する(S27)。配信条件判定部113は、S27で取得した利用状況を示す情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。
具体的には、予め配信したコンテンツのうち特定のコンテンツが閲覧済であることを利用状況が示す場合(S28のYES)、配信条件判定部113は、コンテンツ配信を許可することを判定し、ステップS24に進む。特定のコンテンツは、例えば予め配信された逐次刊行物のコンテンツのうち、最新の巻号のコンテンツである。ユーザがこのような最新の巻号のコンテンツの閲覧を完了した場合に、ステップS24においてコンテンツ選択部114は次の巻号のコンテンツを配信対象として優先的に選択する。
あるいは電池残量が所定の閾値以上であることを利用状況が示す場合(S28のYES)、配信条件判定部113は、コンテンツ配信を許可することを判定し、ステップS24に進む。
利用状況を示す情報が上述の条件を満たさない場合に(S28のNO)、配信条件判定部113は、コンテンツ配信を許可しないことを判定し、処理を終了する。
図6において配信条件判定部113は、利用状況が条件を満たす場合に、ステップS23における通信情報及び電源情報の両方の条件を不要とするが、これに限られず、ステップS23における通信情報及び電源情報のうちどちらか一方の条件のみを不要としてもよい。また、配信条件判定部113は、利用状況としてコンテンツの閲覧状態及びユーザ端末2の電池残量の両方を用いてステップS28の判定を行っているが、コンテンツの閲覧状態及びユーザ端末2の電池残量のうちどちらか一方のみを用いてステップS28の判定を行ってもよい。
[第2の実施形態の効果]
本実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を奏するのに加えて、通信情報及び電源情報が条件を満たさない場合であっても、当日の利用状況によってコンテンツの配信を行うことができる。例えば予め配信したコンテンツの最新巻号をユーザが当日中に閲覧し終えた場合に、コンテンツ配信装置1はユーザ端末2のLAN及び電源Pへの接続を待たずに次の巻号を配信する。これにより、ユーザはすぐに次の巻号を読むことができるため、利便性が向上する。また、例えばユーザ端末2の当日の電源残量が多い場合に、コンテンツ配信装置1はユーザ端末2のLAN及び電源Pへの接続を待たずに追加のコンテンツを配信する。これにより、コンテンツ配信装置1はより柔軟にコンテンツ配信を行うことができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
コンテンツ配信装置1の制御部11(プロセッサ)は、図3に示す閲覧予測方法及び図4〜6に示すコンテンツ配信方法に含まれる各ステップ(工程)の主体となる。すなわち、制御部11は、図3に示す閲覧予測方法及び図4〜6示すコンテンツ配信方法を実行するためのプログラムを記憶部13から読み出し、該プログラムを実行してコンテンツ配信装置1の各部を制御することによって、図3に示す閲覧予測方法及び図4〜6示すコンテンツ配信方法を実行する。また、ユーザ端末2の制御部21(プロセッサ)が、図3に示す閲覧予測方法及び図4〜6示すコンテンツ配信方法に含まれる各ステップの少なくとも一部の主体となってもよい。
図3に示す閲覧予測方法及び図4〜6示すコンテンツ配信方法に含まれるステップは一部省略されてもよく、ステップ間の順番が変更されてもよく、複数のステップが並行して行われてもよい。
S コンテンツ配信システム
1 コンテンツ配信装置
2 ユーザ端末
111 情報取得部
112 閲覧予測部
113 配信条件判定部
114 コンテンツ選択部
115 コンテンツ送信部

Claims (14)

  1. 端末で表示されるコンテンツの閲覧履歴に基づいて、前記端末において今後閲覧される前記コンテンツを予測する予測部と、
    前記端末が通信に用いている通信方式を示す情報に基づいて、前記端末への前記コンテンツの配信を許可することを判定する判定部と、
    前記判定部が前記コンテンツの配信を許可することを判定した場合に、前記予測部が予測した前記コンテンツを前記端末に送信する送信部と、
    を有するコンテンツ配信装置。
  2. 前記端末は、第1の通信方式と第2の通信方式とを切り替えて通信可能に構成され、
    前記判定部は、前記端末が前記第1の通信方式で通信を行っている場合に前記コンテンツの配信を許可することを判定し、前記端末が前記第2の通信方式で通信を行っている場合に前記コンテンツの配信を許可しないことを判定する、
    請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
  3. 前記端末は、前記第1の通信方式としてローカルエリアネットワーク通信を用い、前記第2の通信方式として移動体通信を用いるように構成されている、請求項2に記載のコンテンツ配信装置。
  4. 前記予測部は、前記閲覧履歴に加えて、前記端末を使用するユーザが登録したコンテンツを示す情報に基づいて、前記端末において今後閲覧される前記コンテンツを予測する、請求項1から3のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置。
  5. 前記判定部は、前記通信方式を示す情報に加えて、前記端末が電源に接続されていることを示す情報に基づいて、前記端末への前記コンテンツの配信を許可することを判定する、請求項1から4のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置。
  6. 前記予測部は、前記閲覧履歴に含まれる前記コンテンツと同一又は類似の前記コンテンツを、今後閲覧される前記コンテンツとして予測する、請求項1から5のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置。
  7. 前記予測部は、前記閲覧履歴に基づいて、配信の優先度を前記コンテンツごとに算出し、
    前記送信部は、前記判定部が前記コンテンツの配信を許可することを判定した場合に、前記予測部が算出した前記優先度に対応する順序で前記コンテンツを前記端末に送信する、請求項1から6のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置。
  8. 前記判定部は、前記通信方式を示す情報に加えて、前記端末の当日の利用状況に基づいて、前記端末への前記コンテンツの配信を許可することを判定する、請求項1から7のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置。
  9. 前記判定部は、前記送信部が前記コンテンツを前記端末に送信する前に、前記通信方式を示す情報を送信させるための通知を前記端末に送信する、請求項1から8のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置。
  10. 前記判定部は、前記通知の単位時間あたりの送信数を制限して前記通知を前記端末に送信する、請求項9に記載のコンテンツ配信装置。
  11. 前記送信部は、前記予測部が予測した前記コンテンツの識別情報を前記端末に送信した後、前記端末から受信した要求が示す前記識別情報に関連付けられた前記コンテンツを前記端末に送信する、請求項1から10のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置。
  12. プロセッサを、
    端末で表示されるコンテンツの閲覧履歴に基づいて、前記端末において今後閲覧される前記コンテンツを予測する予測部、
    前記端末が通信に用いている通信方式を示す情報に基づいて、前記端末への前記コンテンツの配信を許可することを判定する判定部、及び
    前記判定部が前記コンテンツの配信を許可することを判定した場合に、前記予測部が予測した前記コンテンツを前記端末に送信する送信部、
    として機能させるためのコンテンツ配信プログラム。
  13. コンピュータが実行する、
    端末で表示されるコンテンツの閲覧履歴に基づいて、前記端末において今後閲覧される前記コンテンツを予測するステップと、
    前記端末が通信に用いている通信方式を示す情報に基づいて、前記端末への前記コンテンツの配信を許可することを判定するステップと、
    前記判定するステップで前記コンテンツの配信を許可することが判定された場合に、前記予測するステップで予測された前記コンテンツを前記端末に送信するステップと、
    を有するコンテンツ配信方法。
  14. コンテンツ配信装置及び端末を備え、
    前記コンテンツ配信装置は、
    前記端末で表示されるコンテンツの閲覧履歴に基づいて、前記端末において今後閲覧される前記コンテンツを予測する予測部と、
    前記端末が通信に用いている通信方式を示す情報に基づいて、前記端末への前記コンテンツの配信を許可することを判定する判定部と、
    前記判定部が前記コンテンツの配信を許可することを判定した場合に、前記予測部が予測した前記コンテンツを前記端末に送信する送信部と、
    を有し、
    前記端末は、前記コンテンツ配信装置から受信した前記コンテンツを表示する表示部を有する、コンテンツ配信システム。
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