JP2019074516A - 少なくとも1つの測定対象を測定するためのプローブ素子および座標測定機 - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも1つの測定対象を測定するためのプローブ素子および座標測定機を提供する。【解決手段】少なくとも1つの測定対象114を測定するプローブ素子100であって、測定対象114の少なくとも1つの表面112の微細形状に応じて少なくとも1つの第1センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第1光センサ110と、測定対象114の粗形状および/または測定対象114までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第2センサ128とを含むプローブ素子100を提案する。第1光センサ110は第1測定領域を有し、第2センサ128は第2測定領域を有する。第1光センサ110は、第1測定領域および第2測定領域が少なくとも部分的に重なるように、第2センサ128内に少なくとも部分的に組み込まれている。【選択図】図1

Description

本発明は少なくとも1つの測定対象を測定するためのプローブ素子、座標測定機、および方法に関する。本発明は特に、座標測定技術の分野に関する。
測定対象を測定するための各種の装置および方法が従来技術において知られている。例えば、測定対象の表面を例えば機械的に探査する触覚センサを有する座標測定機が用いられている。この種の触覚センサは典型的に、伝送素子に固定されたプローブ球形式のプローブ素子を有する。プローブ球により測定対象を探査する間、プローブ球に生じる力を3軸に沿って測定し、そこからプローブの方向ベクトル、いわゆるプローブベクトルを判定することにより測定対象を測定する。光センサ、特に光学測定ヘッドを有する座標測定機を有する装置が更に知られている。この種の装置は、測定対象を非接触的に測定すべく構成される。この種の座標測定機はセンサ位置を判定する場合に極めて正確であるが、用いるセンサの位置決めに際して測定したい表面のいわゆる「フィードバック」信号を必要とする。
測定対象の表面の粗さを測定するための装置および方法が、例えば(特許文献1)、(特許文献2)、(特許文献3)により更に知られている。スキッド検知方法が例えば(特許文献4)により更に知られている。公知の粗さセンサは典型的に約100μmの狭い動作範囲、および光センサの場合、同程度の動作距離を有する。更に、この種のセンサは衝突に対して敏感である。特に、センサの先端は破損し易い。測定対象の表面の粗さの測定を実行すべく構成された座標測定機において、測定対象の形状または距離の判定に加え、測定対象の形状または距離、および測定対象の表面の粗さも各々のプローブの交換により連続的に判定される。これにより特に測定時間が長くなる恐れがある。
独国特許第10244552B3号明細書 独国特許第10244553B3号明細書 独国特許出願公表第69828568T2号明細書 独国特許出願公開第202007017664A1号明細書 独国特許出願公開第102005061464A1号明細書 米国特許第5,785,651A号明細書
従って、本発明の目的は、少なくとも公知の装置および方法の短所を大幅に回避する、少なくとも1つの測定対象を測定するためのプローブ素子および座標測定機を提供することである。特に、測定時間を短縮し、且つ衝突が生じた場合にセンサの損傷を防止することである。
上述の目的は、本特許の独立請求項の特徴を有する、少なくとも1つの測定対象を測定するためのプローブ素子、座標測定機、および方法により実現される。個別または組み合わせにより実現可能な有利な発展形態を従属請求項に示す。
以下において、用語「発現する」、「有する」、「含む」または「備える」、あるいはこれらからの任意の文法的派生形も非排他的に用いられる。従って、これらの用語は、これらの用語から導かれる特徴の他に、更なる特徴が存在しない状況、または1つ以上の更なる特徴が存在する状況のいずれをも指す場合がある。例えば、表現「AはBを発現する」、「AはBを有する」、「AはBを含む」、または「AはBを備える」とは、AにはB以外の更なる要素が存在しない(すなわちAがBだけを含む)状況、およびBに加えて1つ以上の更なる要素、例えば要素C、要素CおよびD、または更なる要素がAに配置されている状況も両方を指す場合がある。
更に、用語「少なくとも1つの」および「1つ以上の」、並びにこれらの用語または類似用語の文法的変形は、これらが1つ以上の要素または特徴に関連して用いられ、且つ要素または特徴を1つまたは複数配置できる事実を表すことを意図される場合、一般に一回だけ、例えば特徴または要素が初めて導かれた際に用いられることが指摘されている。特徴または要素が後で再び言及された場合、対応する用語「少なくとも1つの」または「1つ以上の」は一般に繰り返し用いられないが、特徴または要素を1つまたは複数設ける可能性は排除されない。
更に、以下において、用語「好適には」、「特に」、「例えば」、または類似の用語を、代替的な実施形態を限定することなく任意選択的な特徴と合わせて用いている。この点に関して、これらの用語で始まる特徴は任意選択的な特徴であり、これらの特徴により請求項、特に独立請求項の保護範囲を限定するものではない。この点に関して、本発明はまた、当業者には理解されるように、他の構成を用いて実施することができる。同様に、「本発明の一実施形態において」または「本発明の一例示的実施形態において」で始まる特徴は、代替的な構成または独立請求項の保護範囲を限定するものではない、任意選択的な特徴であるものと理解されたい。更に、これらの前置き表現で始まる特徴と、任意選択的または非任意選択的な特徴かどうかによらず、他の特徴との組み合わせのあらゆる可能性が、前記前置き表現の影響を受けないものとする。
本発明の第1態様において、少なくとも1つの測定対象を測定するプローブ素子を提案するものであり、このプローブ素子は、
− 測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に応じて少なくとも1つの第1センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第1光センサと、
− 測定対象の粗形状および/または測定対象までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第2センサとを含み、
第1光センサは第1測定領域を有し、第2センサは第2測定領域を有し、第1光センサは、第1測定領域と第2測定領域が少なくとも部分的に重なるように、第2センサ内に少なくとも部分的に組み込まれている。
指示語「第1」または「第2」は指示語として理解すべきであり、更なる要素があるか否かの情報を特段与えるものではない。
本発明の記述において、「プローブ素子」とは、測定対象を少なくとも1回の接触で、および/または非接触的に、例えば光学的に探索すべく構成された基本的に任意の形状を有する装置を意味するものと理解されてよい。この場合、本発明の記述において、「測定対象」は一般に、任意の形状を有する測定対象を意味するものと理解されてよい。例えば、測定対象は、試験試料、測定したい加工部品、および測定したい構成要素からなる群から選択することができる。測定対象、特に測定対象の表面の曲率が大きい、すなわち鋭い縁を通る小さい半径を有してもよい。測定対象は、導体トラック構造を有するチップ、特にマイクロチップを含んでもよい。しかし、他の測定対象も考えられる。
原理的に、「第1光センサ」とは、測定対象の表面の微細形状に応じて少なくとも1つのセンサ信号を生成すべく構成された光センサを意味するものと理解されてよい。本発明の記述において「第1光センサ信号」とは、測定対象との相互作用に起因して第1光センサにより生成れる、および/または測定対象との相互作用に反応して生成される任意の信号を意味するものと理解されてよい。第1光センサ信号は例えば電子信号であってよい。電子信号は、以下で詳細に記述する座標測定機の少なくとも1つの制御および評価装置により評価することができ、従って測定対象の表面の微細形状に関する情報を生成することができる。「微細形状」とは、測定対象の表面の組成および/または特性、特に不均一性、例えば表面高の高周波不均一性を特徴付ける定量的および/または定性的な測定変数を意味するものと理解されてよい。特に、微細形状は、測定対象の少なくとも1つの表面の凹凸および/または粗さであってよい。「粗形状」とは、特に測定対象の形状を意味するものと理解されてよい。
第1光センサは、非接触および干渉測定を行うセンサ、特に粗さセンサを含んでもよい。「非接触測定を行う」とは、第1光センサが測定対象の表面を触覚的に探査することなく微細形状を判定すべく構成されることを意味するものと理解されてよい。特に、第1光センサは、測定対象の表面からある距離を空けて配置されてもよい。第1光センサは、例えば(特許文献5)に記述された少なくとも1つの干渉計、例えばマイケルソン干渉計および/または少なくとも1つの白色干渉計および/または少なくとも1つのOCTを有してもよい。干渉計は、第1光センサの評価装置として構成されてもよい。また、横方向の(スポットサイズ)および軸分解能(結果的に測定領域が狭まる)に関して表面の微細形状を検知できるように設計可能なクロマティック共焦点センサを用いることも考えられる。
第1光センサは、少なくとも1つの第1照射光ビームを生成すべく構成された少なくとも1つの第1照射装置を有してもよい。「照射装置」とは、照射光ビームを生成すべく構成された装置を意味するものと理解されてよい。本発明の記述において、「光」とは、可視スペクトル範囲、紫外スペクトル範囲、および赤外のスペクトル範囲から選択された少なくとも1つのスペクトル範囲における電磁放射を意味するものと理解されてよい。可視スペクトル範囲という用語は、原理的に380nm〜780nmの範囲を含む。赤外スペクトル(IR)範囲は、原理的に、780nm〜1000μmの範囲を含み、780nm〜1.4μmの範囲は近赤外(NIR)と呼ばれ、15μm〜1000μmの範囲は遠赤外(FIR)と呼ばれる。紫外という用語は原理的に、100nm〜380nmのスペクトル範囲を含む。本発明の記述において、可視光、すなわち可視スペクトル範囲またはNIRからの光が好適には用いられる。用語「光ビーム」とは、原理的に、特定の方向へ放出および/または放射された光の量を意味するものと理解されてよい。光ビームは光線のビームであってよい。照射装置は、少なくとも1つの光源を有してもよい。例えば、照射装置は、複数の同一または異なる方式で構成された光源を有してもよい。例えば、照射装置は、少なくとも1つのレーザー光源および/または少なくとも1つの発光ダイオード(LED)を有してもよい。
第1光センサは、少なくとも1つの第1光導波路を有してもよい。「光導波路」とは、光ビームを伝送すべく構成された構成要素を意味するものと理解されてよい。例えば、光導波路は、少なくとも1つの光ファイバー、特に少なくとも1つの単一モードファイバーおよび/または少なくとも1つの多モードファイバーを含んでもよい。第1照射装置は、第1照射光ビームを第1光導波路内に結合すべく構成されてもよい。
第1光センサは少なくとも1つのセンサヘッドを有してもよい。センサヘッドとは、測定対象と相互作用すべく構成されたセンサの構成要素を意味するものと理解されてよい。第1光導波路は、照射光ビームをセンサヘッド内に結合すべく構成されてもよい。センサヘッドは、測定対象を照射して、測定対象から反射および/または後方散乱された測定光ビームを検知すべく構成されてもよい。「反射および/または後方散乱された測定光ビームを検知する」とは、受光および/または検知および/または捕捉することを意味するものと理解されてよい。第1光センサ、特に干渉的に動作するセンサの場合、一つには照射光ビームを基準面上に向けるべく、また一つには測定対象を照射するように伝送すべく構成された少なくとも1つの基準面および付随するビームスプリッタを有してもよい。センサヘッドは、基準面で反射された基準光ビームを検知し、第1光導波路内に結合すべく構成されてもよい。第1光センサは、基準光ビームと測定光ビームを重ね合わせるべく構成されてもよい。測定光ビームおよび基準光ビームは、基準面から測定対象の表面までの光路の経路長に応じた位相差を有してもよい。第1光センサは、測定光ビームと基準光ビームとの間の位相差を判定すべく構成されてもよい。以下により詳述する座標測定機の制御および評価装置は、微細形状の特に粗さに関する情報を位相差から判定すべく構成されてもよい。
「第2センサ」とは、測定対象の粗形状および/または測定対象までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成すべく構成されたセンサを意味するものと理解されてよい。第2センサは、第2センサ信号、例えば電子信号を生成すべく構成される。本発明の記述において、第2センサ信号とは、測定対象との相互作用に起因して第2センサにより生成された、および/または測定対象との相互作用に反応して生成された任意の信号を意味するものと理解されてよい。第2センサ信号は、制御および評価装置により評価することができる。
第1光センサは第1測定領域を有し、第2センサは第2測定領域を有する。「第1測定領域」は第1動作範囲とも呼ばれ、微細形状に関する情報の検知および/または判定が実際に可能な、および/または所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内で可能な領域、特に深さ範囲を意味するものと理解されてよい。第1測定領域は、第1測定領域始端および第1測定領域終端により区切られてもよい。第1測定領域始端は例えば、第1光センサと測定対象の表面との間の第1の距離、すなわち第1光センサが所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内でデータを生成し始める距離であってよい。第1測定領域始端は例えば、第1光センサと測定対象の表面との間で可能な最短距離、すなわち所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内で測定が可能な距離であってよい。第1測定領域終端は、第1光センサと測定対象の表面との間の第2の距離、すなわち第1光センサが所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内でデータを生成し続けるが、更に距離が増大すれば所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内での測定がもはや不可能な距離であってよい。「第2測定領域」は第2動作範囲とも呼ばれ、粗形状および/または距離に関する情報の検知および/または判定が所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内で可能な領域、特に第2光センサと測定対象との距離を意味するものと理解されてよい。第2測定領域は点状であってよく、例えば、後述するように触覚センサとして構成される場合、測定領域は触覚センサと測定対象との接触点であってよい。第2測定領域は、第2測定始端および第2測定領域終端により区切られてもよい。第2測定領域始端は例えば、第2センサと測定対象の表面との間の第1の距離、すなわち第2センサが所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内でデータを生成し始める距離であってよい。第2測定領域始端は例えば、第2センサと測定対象の表面との間の可能な最短距離、すなわち所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内で測定が可能な距離であってよい。第2測定領域終端は、第2光センサと測定対象の表面との間の第2の距離、すなわち第2センサが所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内でデータを生成し続けるが、更に距離が増大すれば、所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内でのデータの生成がもはや不可能な距離であってよい。例えば、後述するようにクロマティック共焦点センサとして構成される場合、第2測定領域始端は第1波長の第1焦点であってよく、測定領域終端は第2波長の第2焦点であってよい。
第1光センサは、第1測定領域と第2測定領域が少なくとも部分的に重なるように、第2センサ内に少なくとも部分的に組み込まれている。「少なくとも部分的に重なる」とは、第1および第2測定領域が完全に、または部分的にのみ重なる実施形態を意味するものと理解されてよい。例えば、上述のように、触覚センサとして構成される場合、第2測定領域は触覚センサと測定対象との間の接触点であってよい。接触点は第1光センサの第1測定領域に存在してもよい。例えば、上述のように、第2測定領域はクロマティック共焦点センサの測定領域であってよく、第1測定領域はクロマティック共焦点センサの測定領域に存在してもよい。重なりは測定方向に生じてよく、測定領域、すなわち表面上の測定位置は、測定方向に垂直にずれていてよい。
一実施形態において、第2センサは、少なくとも1つの触覚プローブ素子を有する少なくとも1つの触覚センサを有してもよい。本発明の記述において、「触覚プローブ素子」とは、測定対象の表面と例えば機械的に相互作用して、プローブ点に関する情報を生成すべく構成された装置を意味するものと理解されてよい。特に、触覚プローブ素子は、少なくとも1つのプローブ点で測定対象を探査することができる。「触覚的に探査する」および「触覚的に検知する」とは、触覚プローブ素子の測定対象との相互作用を意味し、用語「触覚的に」の慣習的な用法に加え、非接触的にも実行できるものと理解されたい。例えば、触覚プローブ素子は、測定対象の表面を触覚プローブ素子の表面と接触させることにより測定対象の表面に接触することができ、および/または触覚プローブ素子は測定対象の表面と非接触的に、例えば容量的に相互作用することができる。相互作用を行う間、触覚プローブ素子の表面と測定対象の表面とが互いに接触してもよい。更に、触覚プローブ素子の表面と測定対象の表面とが互いに電気的に接触してもよい。代替的に、相互作用は非接触的、例えば誘導または容量的であってよい。触覚プローブ素子は、プローブとして構成されてもよい。例えば、触覚プローブ素子は、機械および/または誘導および/または容量測定を実行する触覚プローブ素子であってよい。触覚プローブ素子は表面を有してもよい。触覚プローブ素子は、測定対象を触覚プローブ素子の表面上の少なくとも1つのプローブ点で触覚的に探索すべく構成されてもよい。本発明の記述において「プローブ点」とは、測定対象と触覚プローブ素子の表面との最短距離にある測定対象の表面上の点、位置、または領域を意味するものと理解されてよい。特に、プローブ点は、触覚プローブ素子の表面と測定対象の表面との接触点であってよい。触覚プローブ素子の座標系は例えば直交座標系または球面座標系であってよい。他の座標系も考えられる。座標系の原点またはゼロ点は、中心、例えば触覚プローブ素子としてのプローブ球の場合はボールの中間点にあってよい。例えば、プローブ点は、触覚プローブ素子の座標系内の点であってよい。
触覚プローブ素子は、少なくとも1つのプローブ軸およびプローブヘッドを有してもよい。プローブヘッドは、少なくとも1つのプローブ球を有してもよい。プローブ球は、少なくとも部分的に透明な材料を含んでもよい。例えば、プローブ球はルビー球を含んでもよい。しかし、他の形式も考えられる。プローブ軸は、プローブヘッドを座標測定機に固定すべく構成されてもよい。第2センサは、第2センサを更なる装置、例えば座標測定機に接続するためのアダプタを有してもよい。「プローブ軸」とは、プローブヘッドが配置されている基本的に任意に構成された固定要素を意味するものと理解されてよい。プローブ軸は円筒軸であってよい。プローブ軸は、管として構成されてもよく、特に、軸は中空であってよい。プローブ軸の長さは50mm未満であってよい。軸長は20〜240mmの範囲にあってよい。この範囲はまた、特定の測定作業において未達であっても、および/または超過されてもよい。プローブ軸は、垂直に測定対象が配置された支持台にほぼ垂直に延在してもよく、要素の許容範囲内で垂直配置から逸脱してもよい。プローブヘッドは回転可能であって、特に、プローブ軸および/またはプローブヘッドは回転軸の回りに回転可能に載置されてもよい。
第1光センサは、触覚プローブ素子内に少なくとも部分的に組み込まれていてもよい。「少なくとも部分的に組み込まれている」とは、第1光センサの少なくとも1つの構成要素が、特に第2センサ内で、触覚プローブ素子に配置されていることを意味するものと理解されてよい。例えば、プローブ球は、第1光センサが少なくとも部分的に配置されている少なくとも1つの孔を有してもよい。例えば、第1光導波路は、プローブ球の孔の内部へ導入することができる。例えば、少なくとも1つの第1光導波路はプローブ軸に少なくとも部分的に配置されてもよく、および/またはセンサヘッドはプローブ球に少なくとも部分的に配置されてもよい。孔は、プローブ軸の延在方向に平行な少なくとも1つの貫通孔、プローブ軸の延在方向に垂直な少なくとも1つの貫通孔、プローブ軸の延在方向に平行な少なくとも1つの非貫通孔、プローブ軸の延在方向に垂直な少なくとも1つの非貫通孔からなる群から選択された少なくとも1つの孔を含んでもよい。孔は、プローブ軸の延在方向に平行に、またはプローブ軸の延在方向に垂直に配列されてもよい。孔は、プローブヘッドの中間点を通る軸から外れて配置されてもよい。軸から外れてとは、孔の延在方向に孔を通る軸が、プローブヘッドの中間点を通る軸に平行に位置がずれていることを意味するものと理解されてよい。特に、プローブ球の孔の位置はプローブ点とは異なっていてよい。この点に関して、プローブ点における穿孔の結果としての測定偏差を防止することが可能である。第1光センサの測定位置および第2センサの測定位置を、センサ信号の評価中の偏差を減らし、且つアクセス可能性を制約しないように、互いに極力近接して配置することができる。
貫通孔として構成される場合、第1光センサは測定対象を直接照射すべく構成されてもよい。非貫通孔として構成される場合、第1光センサはプローブ球の残りの材料を通して測定対象を測定すべく構成されてもよい。特に、プローブ球の表面は、第1光センサの基準面として構成されてもよい。例えば、非貫通孔として構成される場合、孔を液体、例えば浸漬媒質で満たすことができる。液体は、プローブ球の屈折率に対応する屈折率を有してもよい。「プローブ球の屈折率[に]対応する」とは、液体が、プローブ球と同一の屈折率を有し、屈折率の偏差が0.3以下、好適には0.1以下であることが可能であることを意味するものと理解されてよい。プローブ球内への組み込みにより、第1光センサを機械的な衝突から保護することができる。更に、第2センサは、第1光センサによる微細形状の検知と同時に、第1光センサを正しい動作距離に保つために測定対象での位置決めを行うべく座標測定機の制御および評価装置が必要とする少なくとも1つの調整信号を出力する。動作距離とは、測定の実行が意図される、第1光センサと測定対象との間の所定および/または設定可能な距離を意味するものと理解されてよい。動作距離は第1測定領域にあってよい。
一実施形態において、第2センサは少なくとも1つのクロマティック共焦点センサを有してもよい。例えば、クロマティック共焦点センサの測定原理は、(特許文献6)に記述されている。共焦色彩のセンサとは、原理的に、少なくとも1つの共焦色彩の光路を有する光センサを意味するものと理解されてよい。本発明の記述において、用語「光路」とは、光学素子を通る光ビームの経路を意味するものと理解されてよい。本発明の記述において、「共焦点クロマティック光路」とは、照射光路および検知光路が照射光ビームの少なくとも1波長だけ共焦点である光路を意味するものと理解されてよい。特に、照射光ビームの少なくとも1波長にわたり、第1焦点が測定対象の表面上の意図された場所に位置に存在し、同時に第2焦点が、測定対象から反射された光ビームの伝搬方向においてセンサ素子の上流に配置された停止素子の中心における点に存在しているという条件が満たされる。特に、共焦点クロマティックセンサは、非接触距離センサであってよく、または非接触距離センサに用いられてもよい。共焦点クロマティックセンサは、広い、特に非点状である測定対象の表面を測定すべく構成されてもよい。特に、共焦点クロマティックセンサは、クロマティック領域またはラインセンサおよび/またはクロマティック走査点センサであってよい。
第2センサは、少なくとも1つの第2照射光ビームを生成すべく構成された少なくとも1つの第2照射装置を有してもよい。第2照射装置は、第1照射装置と同一または異なる構成であってよい。第2照射装置は第1照射装置内に組み込まれていてもよい。第2照射装置は第1照射装置と同一であってよい。第2センサは少なくとも1つの第2光導波路を有してもよい。第2光導波路は、少なくとも1つの単一モードファイバーおよび/または少なくとも1つの多モードファイバーを含んでもよい。第2照射装置は、第2照射光ビームを第2光導波路内に結合すべく構成されてもよい。第2センサは、光学素子に関して第2測定領域内で異なる距離における第2照射光ビームの波長に応じて第2照射光ビームを集光させるべく構成された少なくとも1つの光学素子を有してもよい。第1光導波路と第2光導波路は互いに平行に配置されてもよい。例えば、第1と第2光導波路は互いに平行に、および/または横並びに配置されてもよい。第1光導波路のファイバー終端は、第2光導波路のファイバー終端に平行に配置されてもよい。光学素子は、少なくとも1つの焦点に第1照射光ビームを集光させるべく構成されてもよく、焦点は第2測定領域内に配置されている。第1光センサは、第1光導波路のファイバー終端がセンサ光学装置の上流で第2光導波路のファイバー終端に平行に配置され、センサ光学装置により測定対象の表面上へ同様に結像するように、クロマティック共焦点センサ内に組み込まれていてもよい。プローブ要素および/または座標測定機は、例えばファイバー終端を互いに軸方向にずらすことにより、第1光センサの焦点位置をクロマティック共焦点センサの動作範囲に関して調整および/または適合させるべく構成されてもよい。プローブ要素、特にセンサ光学装置は、第1照射光ビームを測定光路と基準光路とに分割すべく構成された少なくとも1つのビームスプリッタを有してもよい。ビームスプリッタは、第1光センサおよび/または第2センサの動作波長に対応して選択的に協調させることができる。例えば、ビームスプリッタは、第1光センサの動作波長、例えば1.5μmの50%の反射率を有し、第2センサの動作波長、例えば400nm〜800nmの波長の約100%の伝送率を有してもよい。制御および評価装置は少なくとも1つの分光計を有してもよい。第2センサは、測定対象から反射された第2光ビームを第2光導波路上へ結像すべく構成されてもよい。第2光導波路は、第2反射光ビームを分光計へ導くべく構成されてもよい。分光計は、波長に関して第2反射光ビームを評価して、測定対象の粗形状に関する情報および/または測定対象までの距離に関する情報を生成すべく構成されてもよい。
本発明の更なる態様において、少なくとも1つの測定対象を測定する座標測定機を提案する。座標測定機とは、測定対象の少なくとも1つの座標を測定すべく構成された装置を意味するものと理解されてよい。座標測定機は、ガントリー型測定機またはブリッジ型測定機であってよい。座標測定機は、測定対象を配置可能な支持台、特に測定台を有してもよい。座標測定機は、少なくとも1つの第1垂直柱、少なくとも1つの第2垂直柱、および第1垂直柱と第2垂直柱を接続する横梁を有する少なくとも1つのガントリーを有してもよい。第1および第2垂直柱から選択された少なくとも1つの垂直柱は、ガイドにより本体、例えば測定台に、水平方向に移動可能に載置可能である。水平方向はy軸に沿った方向であってよい。座標測定機は、座標系、例えば直交座標系または球状座標系を有してもよい。他の座標系も考えられる。例えば座標測定機のセンサにより座標系の原点またはゼロ点を定義することができる。例えば、ガイドは、y軸に沿って水平に延在可能であって、ガントリーおよび/またはガントリーの少なくとも1つの列をy軸に沿って直線的に移動させるべく構成されてもよい。x軸は、本体の支持表面の平面内でy軸に垂直に延在してもよい。z軸は、垂直方向に、支持表面の平面に垂直に延在してもよい。垂直柱はz軸に沿って延在してもよい。横梁はx軸に沿って延在してもよい。
座標測定機は、横梁に沿って移動可能に載置された少なくとも1つの測定スライドを有してもよい。測定スライドとは一般に、少なくとも1つのセンサを直接または更なる要素を介して収容すべく構成されたスライドを意味するものと理解されよう。測定スライドには、例えばz軸に沿って垂直方向に移動可能なスリーブを載置されてもよい。測定対象の表面の検知に使用可能なセンサは、下端、特にスリーブの支持面の方向を向く終端に配置されてもよい。
座標測定機は少なくとも1つのプローブ素子を含み、プローブ素子は、
− 測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に応じて少なくとも1つの第1センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第1光センサと、
− 測定対象の粗形状および/または測定対象までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第2センサと、
− 第1光センサおよび第2センサを制御し、測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に関する情報の少なくとも1つの項目を第1光センサ信号から生成して、測定対象の粗形状に関する情報および/または測定対象までの距離に関する情報の少なくとも1つの項目を第2センサ信号から生成すべく構成された少なくとも1つの制御および評価装置とを含む。
第1光センサは第1測定領域を有し、第2センサは第2測定領域を有する。第1光センサは、第1測定領域と第2測定領域が少なくとも部分的に重なるように、第2センサ内に少なくとも部分的に組み込まれている。
座標測定機は特に、微細形状に関する情報と、測定対象の粗形状に関する情報および/または測定対象までの距離に関する情報とを同時に検知すべく構成されてもよい。「同時に検知する」とは、微細形状に関する情報と、測定対象の粗形状に関する情報および/または測定対象までの距離に関する情報との検知が、プローブの位置決めを1回行う間に実行可能であること、特にプローブ交換または下流測定、例えば粗さ測定の後で下流形状検査を実行する必要がないことを意味するものと理解されてよい。第1光センサ信号および第2センサ信号は、同時点で、または異なる時点、例えば連続的に捕捉することができる。
制御および評価装置は、測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に関する情報の少なくとも1つの項目を第1光センサ信号から生成すべく構成されてもよい。「第1光センサ信号から情報を生成する」とは、第1光センサ信号からの情報を判定する、および/または第1光センサ信号を評価することを意味するものと理解されてよい。制御および評価装置とは、座標測定機の第1光センサおよび/または第2センサおよび/または更なる構成要素を駆動して、第1光センサおよび/または第2センサにより生成された信号を評価すべく構成された装置を意味するものと理解されてよい。「測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に関する情報」とは、原理的に、微細形状に関する任意の情報、例えば少なくとも1つの測定点における表面高および/または平均粗さおよび/または二乗平均平方根粗さおよび/または平均化された粗さおよび/または横方向に高い分解能で表された表面形状、すなわち第2センサにより得られる、または形状検知の過程で得られるものよりも高い分解能で表された表面形状を意味するものと理解されてよい。更に、制御および評価装置は、制御、特に機械の調整およびその運動軸が、第2形状検知センサの測定信号上で生じるように設計されてもよい。例えば、この目的のために、第1光センサと制御および評価装置との間に1つ以上の電子接続が設けられてもよい。制御および評価装置は例えば、少なくとも1つのデータ処理装置、例えば少なくとも1つのコンピュータまたはマイクロコントローラを含んでもよい。データ処理装置は、1つ以上の揮発性および/または不揮発性データメモリを有してもよく、データ処理装置は例えば、プログラミング技術に関して、センサを駆動すべく構成されてもよい。制御および評価装置は更に、少なくとも1つのインターフェース、例えば電子インターフェースおよび/またはマンマシンインターフェース、例えばディスプレイおよび/またはキーボードおよび/または操作コンソール等の入出力装置を含んでもよい。
制御および評価装置は、測定対象の粗形状に関する情報および/または測定対象までの距離に関する情報をプローブ点に関する情報の少なくとも1つの項目から生成すべく構成されてもよい。測定対象の粗形状に関する情報とは、原理的に、測定対象の粗形状、特に形状、例えば縁および/または外側輪郭および/または領域の形状に関する任意の情報を意味するものと理解されてよい。測定対象までの距離に関する情報とは、原理的に、測定対象までの距離、例えば高さ座標に関する任意の情報を意味するものと理解されてよい。プローブ点に関する情報とは、例えば、触覚プローブ素子の表面および/または測定対象の表面上の接触点の座標および/または測定対象の位置および/または第2センサの座標系内での測定対象の座標を意味するものと理解されてよい。
座標測定機の更なる実施形態および定義に関して、プローブ素子の上述の説明を参照することができる。
更なる態様において、少なくとも1つの測定対象を測定する方法を本発明の記述において提案する。方本法では本発明による座標測定機を用いる。本方法は以下のステップ、すなわち、
− 少なくとも1つの第1光センサにより、測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に応じて少なくとも1つの第1光センサ信号を生成するステップと、
− 少なくとも1つの第2センサにより、測定対象の粗形状および/または測定対象までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成するステップにおいて、第1光センサが第1測定領域を有し、第2センサが第2測定領域を有し、第1光センサが、第1測定領域と第2測定領域が少なくとも部分的に重なるように、第2センサ内に少なくとも部分的に組み込まれているステップと、
− 少なくとも1つの制御および評価装置により、測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に関する情報の少なくとも1つの項目を第1光センサ信号から、および測定対象の粗形状に関する情報および/または測定対象までの距離に関する情報の少なくとも1つの項目を第2センサ信号から生成するステップとを含む。
実施形態および定義に関して、プローブ素子および座標測定機の上述の説明を参照することができる。本方法のステップは記述された順序で実行可能であり、ステップの1つ以上を少なくとも部分的にまたは同時に実行可能であり、1つ以上のステップを複数回繰り返してもよい。更に、更なるステップを、本出願で言及されているか否かに依らず、追加的に実行することも可能である。
更なる態様において、座標測定機の移動を調整する方法を本発明の記述において提案する。本方法では本発明の座標測定機を用いる。本方法は以下のステップ、すなわち、
− 少なくとも1つの第1光センサにより、測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に応じて少なくとも1つの第1光センサ信号を生成するステップと、
− 少なくとも1つの第2センサにより、測定対象の粗形状および/または測定対象までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成するステップにおいて、第1光センサが第1測定領域を有し、第2センサが第2測定領域を有し、第1光センサが、第1測定領域と第2測定領域が少なくとも部分的に重なるように、第2センサ内に少なくとも部分的に組み込まれているステップと、
− 第2センサ信号に基づいて、座標測定機および/または座標測定機のプローブ素子の測定対象の表面に沿った移動を調整するステップとを含む。
実施形態および定義に関して、プローブ素子および座標測定機の上述の説明を参照することができる。本方法のステップは記述された順序で実行可能であり、ステップの1つ以上を少なくとも部分的にまたは同時に実行可能であり、1つ以上のステップを複数回繰り返してもよい。更に、更なるステップを、本出願で言及されているか否かに依らず、追加的に実行することも可能である。
本発明による装置および本発明による方法は、公知の方法および装置に比べて有利である。粗さ測定と形状または距離測定との間でのプローブ交換を省略することができる。従って測定時間を短縮することができる。更に、第2センサにより第1光センサの位置決めを迅速に行うことができる。衝突保護もまた、第1光センサの第2センサへの組み込みにより可能になる。更に、座標測定機の調整が第2センサのデータに対して実行される場合、当該データは第1により広大な測定領域を含み、且つ一般に座標測定機の調整用データの提供に適しているため、調整が簡単になる。
要約するに、本発明の記述において、以下の実施形態が特に好適である。
実施形態1:少なくとも1つの測定対象を測定するプローブ素子であって、
− 測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に応じて少なくとも1つの第1センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第1光センサと、
− 測定対象の粗形状および/または測定対象までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第2センサとを含み、
第1光センサが第1測定領域を有し、第2センサが第2測定領域を有し、第1光センサは、第1測定領域と第2測定領域が少なくとも部分的に重なるように、第2センサ内に少なくとも部分的に組み込まれている。
実施形態2:第1光センサが非接触および干渉測定を行うセンサを含み、第1光センサが少なくとも1つの干渉計を有する、先の実施形態によるプローブ素子。
実施形態3:第1光センサが少なくとも1つの第1照射光ビームを生成すべく構成された少なくとも1つの第1照射装置を有し、第1光センサが少なくとも1つの第1光導波路を有し、第1照射装置が第1照射光ビームを第1光導波路内に結合すべく構成される、先の実施形態のいずれかによるプローブ素子。
実施形態4:第1光センサが少なくとも1つのセンサヘッドを有し、第1光導波路が照射光ビームをセンサヘッド内に結合すべく構成され、センサヘッドが、測定対象を照射して、測定対象から反射および/または後方散乱された測定光ビームを検知すべく構成される、先の実施形態によるプローブ素子。
実施形態5:第1光センサが、第1照射光ビームを部分的に反射すべく構成された少なくとも1つの基準面を有し、センサヘッドが、基準面で反射された基準光ビームを検知し、第1光導波路内に結合すべく構成され、第1光センサが、測定光ビームと基準光ビームとの間の位相差を判定すべく構成される、先の実施形態のいずれかによるプローブ素子。
実施形態6:第2センサが、少なくとも1つの触覚プローブ素子を有する少なくとも1つの触覚センサを有し、触覚プローブ素子がセンサ面を有し、触覚プローブ素子が、測定対象の表面上の少なくとも1つのプローブ点で測定対象を触覚的に探索すべく構成される、先の実施形態のいずれかによるプローブ素子。
実施形態7:第1光センサが触覚プローブ素子内に少なくとも部分的に組み込まれ、触覚プローブ素子が少なくとも1つのプローブ軸およびプローブヘッドを有し、プローブヘッドが少なくとも1つのプローブ球を有し、少なくとも1つの第1光導波路がプローブ軸内に少なくとも部分的に配置されて、および/またはセンサヘッドがプローブ球内に少なくとも部分的に配置されている、先の実施形態によるプローブ素子。
実施形態8:プローブ球が、プローブ軸の延在方向に平行な少なくとも1つの貫通孔と、プローブ軸の延在方向に垂直な少なくとも1つの貫通孔と、プローブ軸の延在方向に平行な少なくとも1つの非貫通孔と、プローブ軸の延在方向に垂直な少なくとも1つの非貫通孔からなる群から選択された少なくとも1つの孔を有する、先の実施形態によるプローブ素子。
実施形態9:孔が非貫通であり、孔非貫通孔が液体で満たされ、液体がプローブ球の屈折率に対応する屈折率を有する、先の実施形態によるプローブ素子。
実施形態10:第2センサが少なくとも1つのクロマティック共焦点センサを含む、先の実施形態のいずれかによるプローブ素子。
実施形態11:第2センサが少なくとも1つの第2照射光ビームを生成すべく構成された少なくとも1つの第2照射装置を有し、第2センサが少なくとも1つの第2光導波路を有し、第2照射装置が第2照射光ビームを第2光導波路内に結合すべく構成され、第2センサが、第2測定領域内で光学素子からの異なる距離における第2照射光ビームの波長に応じて第2照射光ビームを集光させるべく構成された少なくとも1つの光学素子を有し、第1光導波路と第2光導波路が互いに平行に配置され、第1光導波路のファイバー終端が、第2光導波路のファイバー終端に平行に配置され、光学素子が、少なくとも1つの焦点に第1照射光ビームを集光させるべく構成され、焦点が第2測定領域内に配置されている、先の実施形態によるプローブ素子。
実施形態12:第2センサが少なくとも1つの分光計を有する、先の実施形態のいずれかによるプローブ素子。
実施形態13:少なくとも1つの測定対象を測定する座標測定機であって、座標測定機が少なくとも1つのプローブ素子を有し、プローブ素子が、
− 測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に応じて少なくとも1つの第1センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第1光センサと、
− 測定対象の粗形状および/または測定対象までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第2センサと、
− 第1光センサおよび第2センサを制御し、測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に関する情報の少なくとも1つの項目を第1光センサ信号から生成して、測定対象の粗形状に関する情報および/または測定対象までの距離に関する情報の少なくとも1つの項目を第2センサ信号から生成すべく構成された少なくとも1つの制御および評価装置とを含み、
第1光センサが第1測定領域を有し、第2センサが第2測定領域を有し、第1光センサは、第1測定領域と第2測定領域が少なくとも部分的に重なるように、第2センサ内に少なくとも部分的に組み込まれている。
実施形態14:座標測定機が、微細形状に関する情報と、測定対象の粗形状に関する情報および/または測定対象までの距離に関する情報とを同時に検知すべく構成される、先の実施形態による座標測定機。
実施形態15:座標測定機に関する先の実施形態のいずれかによる座標測定機により少なくとも1つの測定対象を測定する方法であって、本方法が以下のステップ、すなわち、
− 少なくとも1つの第1光センサにより、測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に応じて少なくとも1つの第1光センサ信号を生成するステップと、
− 少なくとも1つの第2センサにより、測定対象の粗形状および/または測定対象までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成するステップにおいて、第1光センサが第1測定領域を有し、第2センサが第2測定領域を有し、第1光センサが、第1測定領域と第2測定領域が少なくとも部分的に重なるように、第2センサ内に少なくとも部分的に組み込まれているステップと、
− 少なくとも1つの制御および評価装置により、測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に関する情報の少なくとも1つの項目を第1光センサ信号から、および測定対象の粗形状に関する情報および/または測定対象までの距離に関する情報の少なくとも1つの項目を第2センサ信号から生成するステップとを含む。
実施形態16:座標測定機に関する先の実施形態のいずれかによる座標測定機を用いて、座標測定機の移動を調整する方法であって、本方法が以下のステップ、すなわち、
− 少なくとも1つの第1光センサにより、測定対象の少なくとも1つの表面の微細形状に応じて少なくとも1つの第1光センサ信号を生成するステップと、
− 少なくとも1つの第2センサにより、測定対象の粗形状および/または測定対象までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成するステップにおいて、第1光センサが第1測定領域を有し、第2センサが第2測定領域を有し、第1光センサが、第1測定領域と第2測定領域が少なくとも部分的に重なるように、第2センサ内に少なくとも部分的に組み込まれているステップと、
− 第2センサ信号に基づいて、座標測定機および/または座標測定機のプローブ素子の測定対象の表面に沿った移動を調整するステップとを含む。
本発明の更なる詳細および特徴は、好適な例示的実施形態の以下の説明から、特に従属請求項と合わせて明らかになろう。この場合、各々の特徴は、個別に、または複数のものとして互いに組み合わせて実現することができる。本発明は、例示的実施形態に限定されない。例示的実施形態を図面に模式的に示す。この場合、個々の図面における同一参照番号は、同一または機能的に同一の要素群、あるは機能に関して互いに対応する要素群を示す。詳細は以下の通りである。
図1A−1Dは、本発明による第1光センサおよび第2センサの例示的実施形態の模式図を示す。 第1光センサおよび第2センサ並びに制御および評価装置の更なる例示的実施形態の模式図を示す。 第1測定領域の模式図を示す。 本発明による座標測定機の一実施形態を示す。
例示的実施形態
図1A〜1Dに、例えば図4に示す座標測定機111のプローブ素子100の本発明による第1光センサ110の例示的実施形態の模式図を示す。第1光センサ110は、測定対象114の少なくとも1つの表面112の微細形状に応じて少なくとも1つの第1センサ信号を生成すべく構成される。例えば、測定対象114は、試験試料、測定したい加工部品、および測定したい構成要素からなる群から選択することができる。測定対象114、特に測定対象114の表面112は、大きい曲率、すなわち鋭い縁までの小半径を有してもよい。測定対象114は、導体トラック構造を有するチップ、特にマイクロチップを含んでもよい。しかし、他の測定対象114も考えられる。
第1光センサ110は、測定対象114との相互作用により、および/または測定対象114との相互作用に反応して第1光センサ信号を生成することができる。第1光センサ信号は、例えば電子信号であってよい。第1光センサ110は、非接触および干渉測定を行うセンサ116を含んでもよい。第1光センサ110は、少なくとも1つの干渉計118、例えば少なくとも1つのマイケルソン干渉計および/または少なくとも1つの白色光干渉計および/またはOCTを有してもよい。第1光センサ110は、干渉計118および/または更なる装置、例えば分光計等を有する評価装置により評価することができる。クロマティック共焦点センサの使用も考えられる。
第1光センサ110は、少なくとも1つの第1照射光ビームを生成すべく構成された少なくとも1つの第1照射装置(図示せず)を有してもよい。第1光センサ110は少なくとも1つの第1光導波路120を有してもよい。例えば、光導波路120は、少なくとも1つの光ファイバー、特に少なくとも1つの単一モードファイバーおよび/または少なくとも1つの多モードファイバーを含んでもよい。光ファイバーはまた、接続用の、または例えば自動化された、座標測定機(CMM)でのセンサ交換用の結合位置を含んでもよい。第1照射装置は、第1照射光ビームを第1光導波路120内に結合すべく構成されてもよい。
第1光センサ110は少なくとも1つのセンサヘッド122を有してもよい。第1光導波路120は、照射光ビームをセンサヘッド122内に結合すべく構成されてもよい。センサヘッド122は、測定対象114を照射して、測定対象114から反射または散乱された測定光ビームを検知すべく構成されてもよい。第1光センサ110は、ひとつには照射光ビームを例えば基準面上へ反射すべく、一つには測定対象114を照射するように前記照射光ビームを伝送すべく構成された少なくとも1つの基準面124およびビームスプリッタを有してもよい。センサヘッドはまた、ビームスプリッタと基準面が1つの表面で一致するように構成されてもよい。センサヘッド122は、基準面124で反射された基準光ビームを検知し、第1光導波路120内に結合すべく構成されてもよい。第1光センサ110は、基準光ビームと測定光ビームを重ね合わせるべく構成されてもよい。測定光ビームおよび基準光ビームは、基準面124から測定対象114の表面112までの光路の経路長に応じた位相差を有してもよい。第1光センサ110は、測定光ビームと基準光ビームとの間の位相差を判定すべく構成されてもよい。
座標測定機111は、第1光センサを制御して、測定対象114の少なくとも1つの表面112の微細形状に関する情報の少なくとも1つの項目を第1光センサ信号から生成すべく構成された、例えば図2に示す制御および評価装置126を含む。制御および評価装置126は、微細形状に関する情報を位相差から判定すべく構成されてもよい。例えば、第1光センサ110と制御および評価装置126との間に1つ以上の電子接続が設けられてもよい。制御および評価装置126は、例えば少なくとも1つのデータ処理装置、例えば少なくとも1つのコンピュータまたはマイクロコントローラを含んでもよい。データ処理装置は、1つ以上の揮発性および/または不揮発性データメモリを有してもよく、データ処理装置は例えば、プログラミング技術に関して、センサを駆動すべく構成されてもよい。制御および評価装置126は更に、少なくとも1つのインターフェース、例えば電子インターフェースおよび/または人間の機械インターフェース、例えばディスプレイおよび/またはキーボードおよび/または操作のコンソール等の入出力装置を含んでもよい。
プローブ要素100は、測定対象114の粗形状および/または測定対象114までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第2センサ128を含む。制御および評価装置126は、第2センサ128を制御して、測定対象114の粗形状および/または測定対象114までの距離に関する情報の少なくとも1つの項目を第2センサ信号からの生成すべく構成される。
図1A〜1Dに示す実施形態において、第2センサ128は、少なくとも1つの触覚プローブ素子132を有する少なくとも1つの触覚センサ130を含んでもよい。特に、触覚プローブ素子132は、少なくとも1つのプローブ点で測定対象114を探査することができる。例えば、触覚プローブ素子132は、例えば触覚プローブ素子132の表面と接触している測定対象114の表面112により、測定対象114の表面112に接触することができ、および/または触覚プローブ素子132は測定対象114の表面112と非接触的に、例えば容量的に相互作用することができる。相互作用を行う間、触覚プローブ素子132の表面と測定対象114の表面112は互いを接触することができる。特に、触覚プローブ素子132の表面と測定対象114の表面112は互いに電気的に接触することができる。代替的に、相互作用は非接触的、例えば誘導または容量的であってよい。制御および評価装置126は、測定対象114の粗形状および/または測定対象114までの距離に関する情報をプローブ点に関する情報の少なくとも1つの項目から生成すべく構成されてもよい。
触覚プローブ素子132は、少なくとも1つのプローブ軸134およびプローブヘッド136を有してもよい。プローブヘッド136は、少なくとも1つのプローブ球を有してもよい。プローブ球は、少なくとも部分的に透明な材料を含んでもよい。例えば、プローブ球はルビー球を含んでもよい。しかし、他の形式も考えられる。プローブ軸134は、プローブヘッド136を座標測定機111に固定すべく構成されてもよい。第2センサ128は、第2センサ128を更なる装置、例えば座標測定機111に接続するためのアダプタを有してもよい。プローブ軸134は、管として構成されてもよく、特に、軸は中空であってよい。プローブ軸134の長さは50mm未満であってよい。軸長は20〜240mmの範囲であってよい。この範囲はまた、特定の測定作業において未達であっても、および/または超過されてもよい。プローブ軸134は、測定対象114が配置された支持台にほぼ垂直に延在してもよく、要素の許容範囲内で垂直配置から逸脱してもよい。プローブヘッド136は、回転可能であって、特に、プローブ軸134および/またはプローブヘッド136は回転軸の回りに回転可能に載置されてもよい。
第1光センサ110は、触覚プローブ素子132内に少なくとも部分的に組み込まれていてもよい。例えば、プローブ球は、第1光センサ110が少なくとも部分的に配置されている少なくとも1つの孔138を有してもよい。例えば、第1光導波路120は、プローブ球の孔138の内部へ導入することができる。例えば、少なくとも1つの第1光導波路120はプローブ軸134に少なくとも部分的に配置されてもよく、および/または少なくとも1つのセンサヘッド122はプローブ球内に少なくとも部分的に配置されてもよい。図1A、1Bにおいて、孔138は、センサヘッド122が配置されているプローブ軸134の延在方向に垂直な貫通孔として構成される。センサヘッド122は、測定対象114を直接照射して、反射光ビームを検知すべく構成されてもよい。図1Aに示す例示的実施形態において、貫通孔は、球の中間点を通る軸140に関して軸方向に配置されてもよい。好適には、貫通孔は、図1Bに示すように軸から外れて配置されてもよい。図1C、1Dにおいて、孔は、プローブ軸134の延在方向に平行な非貫通孔として構成される。第1光センサ110は、プローブ球の残りの材料を通して測定対象114を測定すべく構成されてもよい。特に、プローブ球の表面は、第1光センサ110の基準面124として構成されてもよい。図1Cに示す例示的実施形態において、非貫通孔は、球の中間点を通る軸140に関して軸方向に配置されてもよい。非貫通孔は、図1Dで示す液体142、例えば浸漬媒質で満たすことができる。液体142は、プローブ球の屈折率に対応する屈折率を有してもよい。プローブ球内への組み込みにより、第1光センサ110が機械的な衝突から保護することができる。更に、第2センサ128は、第1光センサ110による微細形状の検知と同時に、第1光センサ110を正しい動作距離に保つために測定対象114での位置決めを行うべく座標測定機111の制御および評価装置126が必要とする少なくとも1つの調整信号を出力する。
図2に、第2センサ128が少なくとも1つのクロマティック共焦点センサ144を含み得る一実施形態の模式図を示す。第2センサ128は、少なくとも1つの第2照射光ビームを生成すべく構成された少なくとも1つの第2照射装置(図示せず)を有してもよい。第2照射装置は、第1照射装置と同一または異なる構成を有してもよい。第2照射装置は第1照射装置内に組み込まれていてもよい。第2照射装置は第1照射装置と同一であってよい。第2センサ128は少なくとも1つの第2光導波路146を有してもよい。第2光導波路146は、少なくとも1つの単一モードファイバーおよび/または少なくとも1つの多モードファイバーを含んでもよい。第2照射装置は、第2照射光ビームを第2光導波路146に結合すべく構成されてもよい。第2センサ128は、第2測定領域内で光学素子148からの異なる距離における第2照射光ビームの波長に応じて第2照射光ビームを集光させるべく構成された少なくとも1つの光学素子148を有してもよい。第1光導波路120と第2光導波路146は互いに平行に配置されてもよい。例えば、第1光導波路120と第2光導波路146は互いに平行に、および/または横並びに配置されてもよい。第1光導波路120のファイバー終端は、第2光導波路146のファイバー終端に平行に配置されてもよい。光学素子148は、少なくとも1つの焦点150で第1照射光ビームを集光させるべく構成されてもよく、焦点150は第2測定領域内に、すなわち、特に測定方向に関して、要素148までの距離内に配置されている。第1測定領域と第2測定領域は横方向にずれていてもよい。光学素子148は、第2照射光ビームを焦点152に集光させるべく構成されてもよい。第1光センサ110は、第1光導波路120のファイバー終端がセンサ光学装置154の上流で第2光導波路146のファイバー終端に平行に配置され、センサ光学装置154により測定対象114の表面112上へ同様に結像するように、クロマティック共焦点センサ144内に組み込まれていてもよい。座標測定機111および/またはプローブ素子100は、例えば既に機械の組立て工程中に、ファイバー終端を互いに軸方向にずらすことにより、第1光センサ110の焦点位置をクロマティック共焦点センサ144の動作範囲に関して調整および/または適合させるべく構成されてもよい。参照番号155は、ファイバー終端間で設定可能または設定された距離を示す。センサ光学装置154は、第1照射光ビームを測定光路および基準光路158に分割すべく構成された少なくとも1つのビームスプリッタ156を有してもよい。基準光路158は、少なくとも1つの更なる光学素子159、例えば少なくとも1つのレンズおよび/または少なくとも1つのレンズ系および/または少なくとも1つの停止素子を有してもよい。ビームスプリッタ156は、第1光センサ110および/または第2センサ128の動作波長と選択的に協調させることができる。例えば、ビームスプリッタ156は、第1光センサ110の動作波長、例えば1.5μmの50%の反射率を有し、第2センサ128の動作波長、例えば400nm〜800nmの波長の約100%の伝送率を有してもよい。制御および評価装置126は、例えば第2センサ128を評価するために少なくとも1つの分光計160を有してもよい。第2センサ128は、測定対象114から反射された第2光ビームを第2光導波路146上へ結像すべく構成されてもよい。第2光導波路146は、第2反射光ビームを分光計160へ導くべく構成されてもよい。分光計160は、波長に関して第2反射光ビームを評価して、測定対象114の粗形状に関する情報および/または測定対象114までの距離に関する情報を生成すべく構成されてもよい。第1センサ110の光は、第1光導波路により評価装置118まで導くことができる。評価装置118は、重ね合わせられた基準および測定ビームの位相差を評価することができ、あるいはクロマティック共焦点センサの場合、同様に分光計として構成されて、逆向きに導かれる光の波長を評価することができる。
第1光センサ110は第1測定領域162を有し、第2センサ128は第2測定領域164を有する。第1測定領域162は、第1測定領域始端166および第1測定領域終端168により区切られてもよい。第1測定領域始端166は例えば、第1光センサ110と測定対象114の表面112との間の第1の距離、すなわち第1光センサ110が所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内でデータを生成し始める距離であってよい。第1測定領域始端166は例えば、第1光センサ110と測定対象114の表面112との間で可能な最短距離、すなわち所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内で測定が可能な距離であってよい。第1測定領域終端168は、第1光センサ110と測定対象114の表面112との間の第2の距離、すなわち第1光センサ110が所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内でデータを生成し続けるが、更に距離が増大すれば所定および/または事前設定可能な測定許容範囲内での測定がもはや不可能な距離であってよい。第2測定領域164は点状であってよく、例えば、第2センサ128が触覚センサ130として構成される場合、測定領域164は触覚センサ130と測定対象114の接触点170であってよい。
第1光センサ110は、第1測定領域162と第2測定領域164が少なくとも部分的に重なるように、第2センサ128内に少なくとも部分的に組み込まれている。例えば、触覚センサ130として構成される場合、第2測定領域164は触覚センサ130と測定対象114との間の接触点170であってよい。接触点170は第1光センサ110の第1測定領域162に存在してもよい。
図4に、少なくとも1つの測定対象114を測定する座標測定機111の1つの例示的実施形態を模式的に示す。座標測定機111は、ガントリー型測定機またはブリッジ型測定機であってよい。座標測定機111は、測定対象114を配置可能な支持台172、特に測定台を含んでもよい。座標測定機111は、少なくとも1つの第1垂直柱、少なくとも1つの第2垂直柱、および第1垂直柱と第2垂直柱を接続する横梁を有する参照符号174で示す少なくとも1つのガントリーまたはブリッジを含んでもよい。第1および第2垂直柱から選択された少なくとも1つの垂直柱は、ガイドにより本体、例えば測定台に、水平方向に移動可能に載置可能である。水平方向は、y軸176に沿った方向であってよい。座標測定機111は、座標系、例えば直交座標系または球状座標系を有してもよい。他の座標系も考えられる。例えば座標測定機111のセンサにより座標系の原点またはゼロ点を定義することができる。例えば、ガイドは、y軸に沿って水平に延在可能であって、ガントリー174および/またはガントリーの少なくとも1つの列をy軸に沿って直線的に移動させるべく構成されてもよい。x軸178は、本体の支持表面の平面内でy軸176に垂直に延在してもよい。z軸180は、垂直方向に、支持表面の平面に垂直に延在してもよい。垂直柱はz軸に沿って延在してもよい。横梁はx軸に沿って延在してもよい。
座標測定機111は、横梁に沿って移動可能に載置された少なくとも1つの測定スライドを有してもよい。測定スライドには、例えばz軸180に沿って垂直方向に移動可能なスリーブが載置されてもよい。センサ110は、下端、特にスリーブの支持面を向く終端に配置されてもよい。
100 プローブ素子
110 第1光センサ
111 座標測定機
112 表面
114 測定対象
116 センサ
118 干渉計
120 第1光導波路
122 センサヘッド
124 基準面
126 制御および評価装置
128 第2センサ
130 触覚センサ
132 触覚プローブ素子
134 プローブ軸
136 プローブヘッド
138 孔
140 軸
142 液体
144 クロマティック共焦点センサ
146 第2光導波路
148 光学素子
150 第1光センサの焦点
152 第2センサの焦点
154 センサ光学装置
155 距離
156 ビームスプリッタ
158 基準光路
159 更なる光学素子
160 分光計
162 第1測定領域
164 第2測定領域
166 第1測定領域始端
168 第1測定領域終端
170 接触点
172 支持台
174 ガントリー/ブリッジ
176 y軸
178 x軸
180 z軸

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの測定対象(114)を測定するプローブ素子(100)であって、
    − 前記測定対象(114)の少なくとも1つの表面(112)の微細形状に応じて少なくとも1つの第1センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第1光センサ(110)と、
    − 前記測定対象(114)の粗形状および/または前記測定対象(114)までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第2センサ(128)とを含み、
    前記第1光センサ(110)が第1測定領域(162)を有し、前記第2センサ(128)が第2測定領域(164)を有し、前記第1光センサ(110)が、前記第1測定領域(162)と前記第2測定領域(164)が少なくとも部分的に重なるように前記第2センサ(128)内に少なくとも部分的に組み込まれているプローブ素子(100)。
  2. 前記第1光センサ(110)が非接触および干渉測定を行うセンサを含み、前記第1光センサ(110)が少なくとも1つの干渉計(118)を有する、請求項1に記載のプローブ素子(100)。
  3. 前記第1光センサ(110)が少なくとも1つの第1照射光ビームを生成すべく構成された少なくとも1つの第1照射装置を有し、前記第1光センサ(110)が少なくとも1つの第1光導波路(120)を有し、前記第1照射装置が前記第1照射光ビームを前記第1光導波路(120)に結合すべく構成される、請求項1または2に記載のプローブ素子(100)。
  4. 前記第1光センサ(110)が少なくとも1つのセンサヘッド(122)を有し、前記第1光導波路(120)が前記照射光ビームを前記センサヘッド(122)内に結合すべく構成され、前記センサヘッド(122)が、前記測定対象(114)を照射して、前記測定対象(114)から反射および/または後方散乱された測定光ビームを検知すべく構成される、請求項3に記載のプローブ素子(100)。
  5. 前記第1光センサ(110)が、前記第1照射光ビームを少なくとも部分的に反射すべく構成された少なくとも1つの基準面(124)を有し、前記センサヘッド(122)が、前記基準面(124)で反射された基準光ビームを検知し、それを前記第1光導波路(120)内に結合すべく構成され、前記第1光センサ(110)が、前記測定光ビームと前記基準光ビームとの間の位相差を判定すべく構成される、請求項4に記載のプローブ素子(100)。
  6. 前記第2センサ(128)が、少なくとも1つの触覚プローブ素子(132)を有する少なくとも1つの触覚センサ(130)を有し、前記触覚プローブ素子(132)がセンサ面を有し、前記触覚プローブ素子(132)が、少なくとも1つのプローブ点で前記測定対象(114)を触覚的に探索すべく構成される、請求項1〜5のいずれか1項に記載のプローブ素子(100)。
  7. 前記第1光センサ(110)が、前記触覚プローブ素子(132)内に少なくとも部分的組み込まれ、前記触覚プローブ素子(132)が少なくとも1つのプローブ軸(134)およびプローブヘッド(136)を有し、前記プローブヘッド(136)が少なくとも1つのプローブ球を有し、前記少なくとも1つの第1光導波路(120)が前記プローブ軸(134)内に少なくも部分的に配置され、および/または前記少なくとも1つのセンサヘッド(122)が前記プローブ球内に少なくとも部分的に配置される、請求項6に記載のプローブ素子(100)。
  8. 前記プローブ球が、前記プローブ軸の延在方向に平行な少なくとも1つの貫通孔と、前記プローブ軸の前記延在方向に垂直な少なくとも1つの貫通孔と、前記プローブ軸の前記延在方向に平行な少なくとも1つの非貫通孔と、前記プローブ軸の前記延在方向に垂直な少なくとも1つの非貫通孔からなる群から選択された少なくとも1つの孔(138)を有する、請求項7に記載のプローブ素子(100)。
  9. 前記孔(138)が非貫通孔であり、前記非貫通孔が液体で満たされ、前記液体が前記プローブ球の屈折率に対応する屈折率を有する、請求項8に記載のプローブ素子(100)。
  10. 前記第2センサ(128)が少なくとも1つのクロマティック共焦点センサ(144)を有し、前記第2センサ(128)が少なくとも1つの第2照射光ビームを生成すべく構成された少なくとも1つの第2照射装置を有し、前記第2センサ(128)が少なくとも1つの第2光導波路(146)を有し、前記第2照射装置が前記第2照射光ビームを前記第2光導波路(146)内に結合すべく構成され、前記第2センサ(128)が、前記第2測定領域(164)内で前記光学素子からの異なる距離における前記第2照射光ビームの波長に応じて前記第2照射光ビームを集光させるべく構成された少なくとも1つの光学素子(148)を有し、前記第1光導波路(120)および前記第2光導波路(146)が互いに平行に配置され、前記第1光導波路(120)のファイバー終端が、前記第2光導波路(146)のファイバー終端に平行に配置され、前記光学素子(148)が、少なくとも1つの焦点に前記第1照射光ビームを集光させるべく構成され、前記焦点が前記第2測定領域(164)内に配置される、請求項1〜9のいずれか1項に記載のプローブ素子(100)。
  11. 前記第2センサ(128)が少なくとも1つの分光計(160)を有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載のプローブ素子(100)。
  12. 少なくとも1つの測定対象(114)を測定する座標測定機(111)であって、前記座標測定機(111)が少なくとも1つのプローブ素子(100)を有し、前記プローブ素子が、
    − 前記測定対象(114)の少なくとも1つの表面(112)の微細形状に応じて少なくとも1つの第1センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第1光センサ(110)と、
    − 前記測定対象(114)の粗形状および/または前記測定対象(114)までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成すべく構成された少なくとも1つの第2センサ(128)と、
    − 前記第1光センサ(110)および前記第2センサ(128)を制御し、前記測定対象(114)の前記少なくとも1つの表面(112)の前記微細形状に関する情報の少なくとも1つの項目を前記第1光センサ信号から生成し、前記測定対象(114)の前記粗形状および/または前記測定対象(114)までの距離に関する情報の少なくとも1つの項目を前記第2センサ信号から生成すべく構成された少なくとも1つの制御および評価装置(126)とを含み、
    前記第1光センサ(110)が第1測定領域(162)を有し、前記第2センサ(128)が第2測定領域(164)を有し、前記第1光センサ(110)が、前記第1測定領域(162)および前記第2測定領域(164)が少なくとも部分的に重なるように、前記第2センサ(128)内に少なくとも部分的に組み込まれている座標測定機(111)。
  13. 前記微細形状に関する前記情報と、前記測定対象(114)の前記粗形状および/または前記測定対象(114)までの距離に関する前記情報とを同時に検知すべく構成される、請求項12に記載の座標測定機(111)。
  14. 座標測定機に関する請求項12または13に記載の座標測定機(111)により少なくとも1つの測定対象(114)を測定する方法であって、以下のステップ:
    − 少なくとも1つの第1光センサ(110)により、前記測定対象(114)の少なくとも1つの表面の微細形状に応じて少なくとも1つの第1光センサ信号を生成するステップと、
    − 少なくとも1つの第2センサ(128)により、前記測定対象(114)の粗形状および/または前記測定対象(114)までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成するステップであって、前記第1光センサ(110)が第1測定領域(162)を有し、前記第2センサ(128)が第2測定領域(164)を有し、前記第1光センサ(110)が、前記第1測定領域(162)および前記第2測定領域(164)が少なくとも部分的に重なるように、前記第2センサ(128)内に少なくとも部分的に組み込まれているステップと、
    −少なくとも1つの制御および評価装置(126)により、前記測定対象(114)の少なくとも1つの表面(112)の微細形状に関する情報の少なくとも1つの項目を前記第1光センサ信号から、および前記測定対象(114)の前記粗形状および/または前記測定対象(114)までの距離に関する情報の少なくとも1つの項目を第2センサ信号から生成するステップとを含む方法。
  15. 座標測定機(111)の移動を調整する方法であって、座標測定機に関する請求項12または13に記載の座標測定機(111)が用いられ、以下のステップ:
    − 少なくとも1つの第1光センサ(110)により、測定対象(114)の少なくとも1つの表面の微細形状に応じて少なくとも1つの第1光センサ信号を生成するステップと、
    − 少なくとも1つの第2センサ(128)により、前記測定対象(114)の粗形状および/または前記測定対象(114)までの距離に応じて少なくとも1つの第2センサ信号を生成するステップであって、前記第1光センサ(110)が第1測定領域(162)を有し、前記第2センサ(128)が第2測定領域(164)を有し、前記第1光センサ(110)が、前記第1測定領域(162)および前記第2測定領域(164)が少なくとも部分的に重なるように、前記第2センサ(128)内に少なくとも部分的に組み込まれているステップと、
    − 前記第2センサ信号に基づいて、前記座標測定機(111)および/または前記座標測定機(111)のプローブ素子(100)の前記測定対象(114)の表面(112)に沿った移動を調整するステップとを含む方法。
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