JP2019072828A - バリ取り装置 - Google Patents

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JP2019072828A
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徳幸 水谷
Noriyuki Mizutani
徳幸 水谷
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Abstract

【課題】バリ取り時間を短縮することが可能なバリ取り装置を提供すること。【解決手段】本発明は、中子41の下方向Z1に設けられ、弾性体11sを有し、弾性体11sを使用して中子41を支持するフローティングピン11と、中子41の一部41aが中子41の下方向Z1に設けられた固定ピン42に接触するまで中子41を下方向Z1に押し、中子41の他部41bにフローティングピン11を押し込んで中子41を固定するクランプユニット12と、中子41の上方向Z2に設けられたブラシ13と、を備え、中子41が固定された状態で、ブラシ13は中子41の上面41usのバリBrを取ると共に、フローティングピン11は中子41の他部41bに押し込まれることにより中子41の下面41dsのバリBrを取る、バリ取り装置10である。【選択図】図1

Description

本発明は、バリ取り装置に関するものであり、特に、バリ取り時間を短縮することが可能なバリ取り装置に関する。
シリンダブロック(中子)の上面及び下面に生じた(形成された)バリを、回転ブラシを使用して取ることが知られている。
特許文献1には、シリンダブロックの様々な箇所に生じるバリを、複数の工程に分けて取り除くバリ取り装置が開示されている。しかしながら、特許文献1に記載のバリ取り装置は、上面及び下面のバリ取りを異なる工程で実施しているため、バリ取りの工程数を少なくし、バリ取り時間を短縮することが難しい。
特開2000−084659号公報
上述のように、中子の上面及び下面に生じたバリを取るバリ取り時間を短縮することが難しいという問題があった。
本発明は、バリ取り時間を短縮することが可能なバリ取り装置を提供することを目的とする。
本発明は、
中子の下方向に設けられ、弾性体を有し、前記弾性体を使用して前記中子を支持するフローティングピンと、
前記中子の一部が前記中子の前記下方向に設けられた固定ピンに接触するまで前記中子を前記下方向に押し、前記中子の他部に前記フローティングピンを押し込んで前記中子を固定するクランプユニットと、
前記中子の上方向に設けられたブラシと、
を備え、
前記中子が固定された状態で、前記ブラシは前記中子の上面のバリを取ると共に、前記フローティングピンは前記中子の他部に押し込まれることにより前記中子の下面のバリを取る、
バリ取り装置である。
このようなバリ取り装置によれば、ブラシが中子の上面のバリを取ると共に、フローティングピンが中子の下面のバリを取ることができる。
本発明によれば、ブラシが中子の上面のバリを取ると共に、フローティングピンが中子の下面のバリを取るので、バリ取り時間を短縮することが可能なバリ取り装置を提供することができる。
実施の形態に係るバリ取り装置を例示するブロック図である。 図1に示す部分Bを例示する模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明を省略する。
[実施の形態]
図1は、実施の形態に係るバリ取り装置を例示するブロック図である。
図2は、図1に示す部分Bを例示する模式図である。
図1に示す中子41の上面41usのバリBrを取らないまま鋳物を製造すると、バリBrが鋳物内を貫通してしまう可能性がある。このため、鋳込み前にバリBrを取る必要がある。
実施の形態においては、バリ取りロボットアーム14へブラシ13を追加し、ブラシ13により上面41usのバリBrを取ると共に、弾性体11sを使用したフローティングピン11により下面41dsのバリBrを取る。
具体的には、図1に示すように、実施の形態に係るバリ取り装置10は、フローティングピン11とクランプユニット12とブラシ13とを備える。
フローティングピン11は、中子41の下方向Z1に設けられ、弾性体11sを有する。フローティングピン11は、弾性体11sを使用して中子41を支持する。
クランプユニット12は、中子41の一部41aが中子41の下方向Z1に設けられた固定ピン42に接触するまで中子41を下方向Z1に押す。また、クランプユニット12は、中子41の他部41bにフローティングピン11を押し込んで中子41を固定する。
ブラシ13は、中子41の上方向Z2に設けられる。ブラシ13は、図2に示すように、ブラシ取付け棒14bを介してバリ取りロボットアーム14に取付けられる。また、ブラシ13は、回転モーター14aにより自身を回転させることにより、中子41の上面41usのバリBrを取る。
尚、ブラシを回転ブラシと称することもある。
バリ取り装置10においては、中子41が固定された状態で、ブラシ13は自身を回転させることにより中子41の上面41usのバリBrを取ると共に、フローティングピン11は中子41の他部41bに押し込まれることにより中子41の下面41dsのバリBrを取る。
実施の形態に係るバリ取り装置10においては、ブラシ13が自身を回転させることにより中子41の上面41usのバリBrを取ると共に、フローティングピン11が中子41の他部41bに押し込まれることにより中子41の下面41dsのバリBrを取る。
クランプユニット12によりフローティングピン11が中子41の他部41bに押し込まれ、中子41が固定された状態でブラシ13を制御し、1つの工程で上面41usと下面41dsのバリBrを取る。すなわち、上面41usのバリ取り工程と下面41dsのバリ取り工程とが並行して行われる。
上面41usのバリ取り工程と下面41dsのバリ取り工程とを1つの工程で実施することができるので、バリ取り時間を短縮することができる。
その結果、バリ取り時間を短縮することが可能なバリ取り装置を提供することができる。
尚、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10…バリ取り装置 11…フローティングピン 11s…弾性体 12…クランプユニット 13…ブラシ 14…バリ取りロボットアーム 14a…回転モーター 14b…ブラシ取付け棒 41…中子 41a…一部 41b…他部 41us…上面 41ds…下面 42…固定ピン B…部分 Br…バリ Z1…下方向 Z2…上方向

Claims (1)

  1. 中子の下方向に設けられ、弾性体を有し、前記弾性体を使用して前記中子を支持するフローティングピンと、
    前記中子の一部が前記中子の前記下方向に設けられた固定ピンに接触するまで前記中子を前記下方向に押し、前記中子の他部に前記フローティングピンを押し込んで前記中子を固定するクランプユニットと、
    前記中子の上方向に設けられたブラシと、
    を備え、
    前記中子が固定された状態で、前記ブラシは前記中子の上面のバリを取ると共に、前記フローティングピンは前記中子の他部に押し込まれることにより前記中子の下面のバリを取る、
    バリ取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112276794A (zh) * 2020-10-20 2021-01-29 襄阳宝辰机电有限公司 一种五金零件快速去毛刺设备及其使用方法

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