JP2019072765A - 冷却管および金型の冷却構造 - Google Patents

冷却管および金型の冷却構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2019072765A
JP2019072765A JP2018192995A JP2018192995A JP2019072765A JP 2019072765 A JP2019072765 A JP 2019072765A JP 2018192995 A JP2018192995 A JP 2018192995A JP 2018192995 A JP2018192995 A JP 2018192995A JP 2019072765 A JP2019072765 A JP 2019072765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
pipe
lip seal
hole
rear end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018192995A
Other languages
English (en)
Inventor
貴美隆 高橋
Kimitaka Takahashi
貴美隆 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ahresty Corp
Original Assignee
Ahresty Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ahresty Corp filed Critical Ahresty Corp
Publication of JP2019072765A publication Critical patent/JP2019072765A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/72Heating or cooling
    • B29C45/73Heating or cooling of the mould
    • B29C45/7312Construction of heating or cooling fluid flow channels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/22Dies; Die plates; Die supports; Cooling equipment for dies; Accessories for loosening and ejecting castings from dies
    • B22D17/2218Cooling or heating equipment for dies
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/02Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated heating or cooling means
    • B29C33/04Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated heating or cooling means using liquids, gas or steam

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

【課題】冷却穴に装着する作業を簡易にしつつ冷却流体の漏れを生じ難くできる冷却管および金型の冷却構造を提供すること。【解決手段】金型の冷却穴に挿入される冷却管は、管の外周に溝が形成される。溝の底面の軸直角方向の外側にリップシールが配置される。溝は、リップシールの先端面に対面する第1面と、リップシールの後端面に対面する第2面と、を備える。管は、第1面が後端に形成された第1部と、第2面が先端に形成された第2部と、を備え、第1部の外周面は、先端側から後端側へ向かうにつれて外径が拡大する。【選択図】図1

Description

本発明は冷却管および金型の冷却構造に関し、特に冷却穴に装着する作業を簡易にできる冷却管および金型の冷却構造に関するものである。
ダイカスト鋳造や射出成形等によって成形体が作られる金型の冷却構造として、金型に形成された冷却穴に装着された冷却管から冷却穴に冷却流体を供給するものが知られている(特許文献1及び2)。冷却穴からの冷却流体の漏れを防ぐため、特許文献1では冷却穴に冷却管がねじで締結され、特許文献2では冷却管に取り付けたOリングを冷却管と冷却穴との間に介在させる。
特開2004−154796号公報 特開2017−42792号公報
しかし、特許文献1に開示される技術では、冷却穴に冷却管を挿入した後、冷却管を回転してねじを締結しなければならないので、冷却穴に冷却管を装着する作業が煩雑化する。特許文献2に開示される技術では、冷却穴に冷却管を装着するときにねじを締結する煩雑さはないが、冷却管の挿入時に、Oリングが外れたりねじれたりし易く、さらに線径が細いOリングはつぶし代を大きくできないので、Oリングと冷却穴との隙間から冷却流体の漏れが生じ易いという問題点がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、冷却穴に装着する作業を簡易にしつつ冷却流体の漏れを生じ難くできる冷却管および金型の冷却構造を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明は、金型に形成された冷却穴に挿入される冷却管であって、先端側から後端側へと軸線に沿って延びる管の外周に、軸線と直交する軸直角方向の内側へ向かって凹む溝が形成される。管に形成された溝の底面の軸直角方向の外側にリップシールが配置される。溝は、リップシールの先端面に対面する第1面と、リップシールの後端面に対面する第2面と、を備える。管は、第1面が後端に形成された第1部と、第2面が先端に形成された第2部と、を備え、第1部の外周面は、先端側から後端側へ向かうにつれて外径が拡大する。
また本発明は、金型に形成された冷却穴に前記冷却管が挿入された金型の冷却構造であって、冷却穴は、第1部が内側に配置されると共にリップシールを径方向につぶす第1穴部と、第2部が内側に配置されると共に第1穴部の内径よりも内径が大きい第2穴部と、を備えている。冷却管は、リップシールと軸線方向に間隔をあけて管の外周に配置された環状の部材を備え、その部材は第2穴部の内側に配置される。
請求項1記載の冷却管によれば、管に形成された溝の底面の軸直角方向の外側に、リップシールが配置される。リップシールの先端面に溝の第1面が対面し、リップシールの後端面に溝の第2面が対面するので、リップシールは、溝によって、軸線方向に移動しないように規制される。リップシールは、冷却管の挿入時にねじれたり外れたりし難く、さらにつぶし代を大きくできるので、冷却穴に装着する作業を簡易にしつつ冷却流体の漏れを生じ難くできる。
さらに、管は後端に第1面が形成された第1部と、先端に第2面が形成された第2部と、を備え、第1部の外周面は、先端側から後端側へ向かうにつれて外径が拡大するので、管の先端側から第1部をリップシールに挿入し易くできる。よって、管にリップシールを容易に装着できる。
請求項2記載の冷却管によれば、第2面の外径はリップシールの後端面の外径より大きいので、請求項1の効果に加え、冷却管を金型の冷却穴に挿入するときに、後端側へリップシールがずれないようにできる。
請求項3記載の冷却管によれば、リップシールは、拡径部の内周の直径が、後端側へ向かうにつれて後端面まで拡大するので、第1部の先端面をリップシールにさらに挿入し易くできる。よって、請求項1又は2の効果に加え、リップシールの管への装着をさらに容易にできる。
請求項4記載の金型の冷却構造は、請求項1又は2記載の冷却管が、金型に形成された冷却穴に挿入される。冷却穴は、第1部が内側に配置される第1穴部が、リップシールを径方向につぶし、第2穴部の内側に第2部が配置される。第2穴部と第2部との隙間は、溝の底面から第1穴部までの距離よりも小さいので、万一、金型のうち冷却穴の近傍が割れて、割れた部分から冷却穴に入った成形体の材料がリップシールと冷却穴との間に侵入しても、第2部で材料を冷却して硬化させ易くできる。よって、万一の場合に、リップシールと冷却穴との間から漏れ出てしまう材料の量を抑制できる。
請求項5記載の金型の冷却構造によれば、冷却管は、リップシールと軸線方向に間隔をあけて、張出部が、管の外周から軸直角方向の外側に張り出す。張出部は第2穴部の内側に配置されるので、冷却穴に対して冷却管が軸直角方向にずれたりリップシールを中心に冷却管がこじれたりしないようにできる。その結果、リップシールに圧縮率が低下する部分を生じ難くできるので、請求項4の効果に加え、冷却流体の漏れを生じ難くできる。
本発明の第1実施の形態における冷却管の片側断面図である。 先端側を拡大した冷却管の片側断面図である。 金型の冷却穴に装着された冷却管の片側断面図である。 第2実施の形態における冷却管の片側断面図である。 第3実施の形態における冷却管の片側断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施の形態における冷却管10の軸線Oを境にした片側断面図であり、図2は冷却管10の先端側を拡大した片側断面図である。図1及び図2では、冷却管10の全断面図の半分と外形図の半分とが軸線Oを挟んで図示されている(図3から図5においても同じ)。図1及び図2では、紙面右側を冷却管10の先端側、紙面左側を冷却管10の後端側という(図3から図5においても同じ)。
図1に示すように冷却管10は、先端側から後端側へと軸線Oに沿って延びる第1管11と、軸線O方向の全長に亘って第1管11と隙間をあけて第1管11を取り囲む第2管20と、第1管11及び第2管20の後端側を保持する頭部12と、を備えている。第1管11及び第2管20は、両端が開口した直線状の金属製の管である。第1管11は第2菅20より長く、第1管11の両端が第2管20から突出した状態で、頭部12は第1管11及び第2管20を保持する。頭部12は第1流路13及び第2流路14が形成されている。第1管11は第1流路13に連通し、第2菅20は第2流路14に連通する。
第2管20は、軸線Oと直交する軸直角方向の内側へ向かって凹む溝21が、外周の先端側に形成されている。溝21は第2管20の全周に亘って形成されている。第2管20は、溝21の軸線O方向の先端側に円環状の第1部25が形成され、溝21の軸線O方向の後端側に円環状の第2部27が形成されている。第2部27の後端に、第2部27の外径よりも外径の小さい筒状の第3部28が連接されている。第3部28の後端に頭部12が固定されている。
第2管20は、リップシール30が溝21に装着されている。リップシール30は、シリコーンゴム、フッ素ゴム等のゴムや熱可塑性エラストマー等のゴム状の弾性体からなる。第2管20は、リップシール30と軸線O方向に間隔をあけて、第3部28の外周から軸直角方向の外側に張り出す環状の張出部36が設けられている。本実施の形態では、張出部36は、ステンレス鋼等でリング状に形成された金属製の部材であり、第3部28に装着されている。第3部28に設けられた張出部36の外径は、第2部27の外径D4(図2参照)以上の大きさに設定されている。
図2に示すようにリップシール30は、先端面31と後端面32とを有し、本実施の形態では、先端面31から後端面32までの長さが、リップ33の外径D3よりも大きいチューブ状に形成されている。リップシール30は、複数のリップ33が軸線O方向に並んで複数(本実施の形態では5つ)設けられている。各々のリップ33は、軸線Oを含む断面が三角形に形成され、後端側から先端側へ向かって縮径している。
リップシール30は、後端面32が後端に形成された後端部34が設けられている。後端部34は、軸線Oを含む断面(図2参照)が矩形状に形成されている。後端部34の外径、即ち後端面32の外径は、リップ33の外径D3より大きく設定されている。後端部34の内周には、先端側から後端側へ向かうにつれて後端面32まで内径が拡大する拡径部35が形成されている。
リップシール30は、第2管20に形成された溝21に装着されている。溝21は、リップシール30の内周が密着する底面22と、リップシール30の先端面31に対面する円環状の第1面23と、第1面23と軸線O方向に対向すると共にリップシール30の後端面32に対面する円環状の第2面24と、を備えている。底面22の軸線O方向の長さは、リップシール30の軸線O方向の長さ(先端面31から後端面32までの長さ)と略同一である。
第2管20は、第1面23が後端に形成された第1部25と、第2面24が先端に形成された第2部27と、を備えている。第1部25は、第2管20の先端に位置する部位であり、第1部25の外周面26は、先端側から後端側へ向かうにつれて外径が拡大している。第1部25は、外周面26と第1面23とが交わる角の全周に丸みが付けられている。
本実施の形態では、軸線Oに対する第1部25の外周面26の角度θは30〜50°に設定されている。第1部25の外周面26の先端の直径D1は、溝21の底面22の外径およびリップシール30の内径より小さい。第1部25の外径D2は、リップシール30の先端面31の外径より小さく、且つ、リップ33の外径D3より小さい。
第2部27は、軸線Oを含む断面が矩形状に形成されている。第2部27の外径D4、即ち第2面24の外径は、リップシール30の後端面32の外径より大きい。本実施の形態では、第1部25及び第2部27が一つの部品として一体に形成され、その部品が第3部28の先端に接合されている。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、第1部25から第3部28までを一体に形成したり、第2部27及び第3部28を一体に形成した部品を第1部25に接合したりすることは当然可能である。
リップシール30を交換する場合など、リップシール30を溝21に装着するときには、リップシール30の後端部34から第2管20の第1部25を挿入する。第2管20が挿入される前のリップシール30の内周の直径は、第1部25の外周面26の先端の直径D1よりも小さいので、第2管20はリップシール30に締め代を与える。第1部25の外周面26は、先端側から後端側へ向かうにつれて外径が拡大するので、第1部25をリップシール30に挿入し易くできる。リップシール30は後端部34に拡径部35が形成されているので、拡径部35の分だけ後端部34の断面積を減らし、第1部25をリップシール30に挿入し易くできる。また、第1部25の第1面23と外周面26との角に丸みが付けられているので、リップシール30に傷を付けにくくできると共に、第1部25のリップシール30への挿入作業性を向上できる。
次に図3を参照して、冷却管10を用いた金型40の冷却構造について説明する。図3は金型40の冷却穴45に装着された冷却管10の片側断面図である。金型40は、ダイカスト鋳造や射出成形等によって成形体を成形するための第1型41及び第2型42を備えている。第2型42にキャビティ43が形成され、第1型41に中子44が形成される。金型40には冷却穴45が複数形成されている。各冷却穴45に冷却管10がそれぞれ挿入される。なお、図3では、金型40に形成された複数の冷却穴のうちピン状に形成された中子44の冷却穴45が図示されている。
冷却穴45は、中子44に向けて形成された断面が円形の行き止まりの穴である。冷却穴45は、中子44側に形成された第1穴部46、及び、第1穴部46の内径よりも内径が大きい第2穴部48が、冷却穴45の深さ方向(図3左右方向)に連接されている。第1穴部46は、軸線O方向の中央に段部47が形成されている。段部47の内径は、冷却管10の第1部25の外径D2(図2参照)より小さく、第1部25の外周面26(図2参照)の先端の直径D1より大きい。第2穴部48は、深さ方向の全長に亘って内径が同一の大きさに設定されている。
段部47よりも先端側の第1穴部46の内径は、冷却管10の第1管11の外径より大きい。段部47よりも後端側の第1穴部46の内径は、リップシール30のリップ33の外径D3(図2参照)より小さい。第2穴部48の内径は、冷却管10の第2部27の外径D4(図2参照)より僅かに大きい。
冷却穴45に冷却管10が挿入されると、段部47よりも先端側の第1穴部46の内側に、冷却管10の第1管11が配置され、段部47よりも後端側の第1穴部46の内側に、リップシール30のうちリップ33が形成された部分が配置される。段部47よりも後端側の第1穴部46の内径は、リップ33の外径D3(図2参照)より小さいので、リップ33は第1穴部46につぶされる。なお、冷却管10の第1部25の外周面26が段部47に突き当たるように、冷却穴45の長さを設定しておけば、冷却管10の軸線Oが段部47の中心を通るようにできる。
また、第2穴部48の内側に、リップシール30の後端部34、第2部27、第3部28及び張出部36が配置される。第2穴部48と第2部27との隙間は、溝21(図2参照)の底面22から第1穴部46までの軸直角方向の距離よりも小さい。冷却穴45に挿入された冷却管10は、押さえ板(バックプレート)等(図示せず)によって頭部12が支持され、軸線O方向に固定される。
金型40に取り付けられた冷却管10の第1流路13に水等の冷却流体を供給すると、第1管11の先端から冷却流体が第1穴部46に流出し、中子44を冷却する。リップシール30はリップ33がつぶされているので、冷却流体が漏れないようにできる。中子44を冷却した冷却流体は、第1管11と第2管20との隙間へ浸入し、第2流路14から排出される。
本実施の形態ではリップシール30を用いるので、Oリングを用いる場合に比べて、つぶし代を大きくできる。リップシール30はねじれたり切れたりし難いので、冷却流体の漏れを生じ難くできる。さらに、リップ33はリップシール30に複数形成されているので、シール性能を向上できる。
各リップ33は、軸線Oを含む断面(図2参照)が三角形に形成され、後端側から先端側へ向かって縮径しているので、リップシール30を第1穴部46に挿入し易くできる。リップ33をつぶしながらリップシール30が第1穴部46に挿入されると、リップシール30は溝21を超えて後端側へ移動しようとする。しかし、第2部27の第2面24の外径は、リップシール30の後端面32の外径より大きいので、リップシール30の移動を阻止する効果を高くできる。
また、リップシール30は、軸線Oを含む断面(図2参照)が矩形状の後端部34に後端面32が形成されているので、後端部34の剛性を高め、リップ33に比べて後端部34を弾性変形させ難くできる。その結果、冷却管10を冷却穴45に挿入するときに、リップシール30の後端側への移動をさらに抑制できる。
一方、メンテナンス等のために冷却穴45から冷却管10を抜くときは、リップシール30は溝21を超えて先端側へ移動しようとする。しかし、第2管20と一体化した第1部25がリップシール30の移動を規制するので、第2管20からリップシール30が外れて冷却穴45の中に取り残されないようにできる。
万一、冷却穴45に冷却管10が挿入された状態で、中子44が折れたり割れたりしているのに成形体の材料が金型40のキャビティ43に注入されると、冷却穴45に材料が入り込んでしまう。溝21(図2参照)の底面22から第1穴部46までの距離は比較的大きいので、材料が第1管11や第2管20に侵入するのに加え、材料がリップシール30と第1穴部46との間に侵入する。しかし、第2穴部48と第2部27との隙間は、溝21の底面22から第1穴部46までの距離よりも小さいので、第2部27を材料が通過し難くできると共に、第2部27で材料を冷却して硬化させ易くできる。よって、万一の場合に、冷却穴45からリップシール30と第1穴部46との間に漏れ出てしまう材料の量を抑制できる。その結果、冷却穴45の内部で硬化した材料の除去や第1型41の補修等に要する作業工数を抑制できる。
冷却管10は、リップシール30と軸線O方向に間隔をあけて、第3部28に環状の張出部36が配置されており、張出部36は第2穴部48の内側に配置される。第3部28に設けられた張出部36の外径は、第2部27の外径D4(図2参照)以上の大きさに設定されているので、冷却穴45に対して冷却管10が軸直角方向にずれたりリップシール30を中心に冷却管10がこじれたりしないようにできる。その結果、リップ33に圧縮率が低下する部分を生じ難くすることができ、リップ33の周方向に亘って圧縮率を略等しくできるので、冷却流体の漏れを生じ難くできる。
冷却管10は、リップシール30の後端部34が第2穴部48の内側に配置され、リップシール30のうち後端部34よりも先端側の部分が第1穴部46の内側に配置される。冷却穴45へ冷却管10を挿入したり冷却管10や金型40が振動したりするときに、第1穴部46と第2穴部48との境界に接触する部分を、第2部27ではなく、柔軟なリップシール30の後端部34にできる。その結果、第2部27が当たって第1穴部46と第2穴部48との境界が擦れたり損傷したりしないようにできる。
次に図4を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施の形態では、頭部12が第1管11及び第2管20を保持する場合について説明した。これに対し第2実施の形態では、頭部12を省略して、第2管51が第1管11を保持する冷却管50について説明する。なお、第1実施の形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図4は第2実施の形態における冷却管50の軸線Oを境にした片側断面図である。
冷却管50は、第1管11と、第1管11と隙間をあけて第1管11を取り囲む第2管51と、を備えている。第2管51は、第2面24が先端に形成された第2部52及び第1部25を備え、第1部25と第2部52との間の溝21にリップシール30が装着されている。第2部52は、軸線O方向の全長に亘って同一の外径に設定されている。第2部52は、後端側に第1流路53及び第2流路54が形成され、第1管11の後端側を保持する。第2部52の外径は、リップシール30の外径(リップ33の外径)より大きい。
冷却穴45(図3参照)に冷却管50が挿入されると、段部47よりも先端側の第1穴部46の内側に、冷却管50の第1管11が配置され、第2穴部48の内側に、リップシール30の後端部34及び第2部52が配置される。第2穴部48と第2部52との隙間は、溝21の底面22(図2参照)から第1穴部46までの軸直角方向の距離よりも小さく設定される。
冷却管50によれば、第1実施の形態と同様の作用効果を実現でき、さらに、頭部12を省略できるので、部品点数を削減できる。冷却管50は、軸線O方向に第2部52が延長されており、第2部52が第2穴部48の内側に配置されるので、冷却穴45に対して冷却管50が軸直角方向にずれたりリップシール30を中心に冷却管50がこじれたりしないようにできる。
次に図5を参照して第3実施の形態について説明する。第1実施の形態および第2実施の形態では、第1管11、及び、第1管11と隙間をあけて第1管11を取り囲む第2管20,51を備える冷却管10,50について説明した。これに対し第3実施の形態では、第1管11が省略された冷却管60について説明する。なお、第1実施の形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図5は第3実施の形態における冷却管60の軸線Oを境にした片側断面図である。
冷却管60は、先端側から後端側へと軸線Oに沿って延びる管61と、管61の先端側に形成された第1部25と第2部27との間の溝21に装着されたリップシール30と、を備えている。管61は両端が開口した金属製であり、第2部27の後端側に接続された第3部62を備えている。第3部62の後端側が頭部63に保持されている。頭部63は、第3部62に連通する流路64が形成されている。第3部62には、張出部36が複数(本実施の形態では2つ)設けられている。
冷却管60が挿入される冷却穴(図示せず)は、第1実施の形態で説明した冷却穴45(図3参照)とは異なり、金型40(第1型41)の内部に形成された冷却流路(図示せず)に連通する。冷却管60から供給された冷却流体は、金型に形成された冷却流路を通過して金型を冷却する。冷却管60によれば、第1実施の形態と同様の作用効果を実現できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施の形態では、リップシール30にリップ33が5つ形成された場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく。リップ33の数は適宜設定できる。
上記実施の形態では、リップシール30が、先端面31から後端面32までの長さがリップ33の外径D3よりも大きいチューブ状に形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。リップシール30の先端面31から後端面32までの長さをリップ33の外径D3よりも小さいリング状にすることは当然可能である。この場合もリップ33のつぶし代を確保できる。
第1実施の形態では、冷却管10の第3部28に張出部36が一つ配置され、第3実施の形態では、第3部62に張出部36が2つ配置される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、張出部36の数は適宜設定できる。また、張出部36の軸線O方向の長さは適宜設定できる。
第1実施の形態および第3実施の形態では、第2部27の軸線O方向の長さを、第1部25の軸線O方向の長さと略同一にする場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第2部27の軸線O方向の長さを、第1部25の軸線O方向の長さに比べて十分に長くすることは当然可能である。第1部25及び第2部27の軸線O方向の長さは適宜設定できる。
第3実施の形態では、第3部62に頭部63が接続された冷却管60について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第2実施の形態のように、頭部63を省略して、第2部27を軸線O方向に延長することは当然可能である。
各実施の形態では説明を省略したが、頭部12,63の外形は、円柱状、直方体状、六角柱状など任意に設定できる。また、頭部12,63の第1流路13、第2流路14及び流路64に継手を設けることは当然可能である。同様に、冷却管50の第1流路53及び第2流路54に継手を設けることは当然可能である。
第1実施の形態および第3実施の形態では、張出部36が金属製の場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。張出部36を、シリコーンゴム、フッ素ゴム等のゴムや熱可塑性エラストマー等のゴム状の弾性体や合成樹脂製にすることは当然可能である。また、張出部36に第3部28,62を嵌めて第3部28,62に張出部36を配置するのではなく、張出部36を第3部28,62と一体に形成することは当然可能である。
10,50,60 冷却管
20,51 第2管(管)
21 溝
22 底面
23 第1面
24 第2面
25 第1部
26 外周面
27,52 第2部
30 リップシール
31 先端面
32 後端面
33 リップ
35 拡径部
36 張出部
40 金型
45 冷却穴
46 第1穴部
48 第2穴部
61 管
O 軸線

Claims (5)

  1. 金型に形成された冷却穴に挿入される冷却管であって、
    先端側から後端側へと軸線に沿って延びると共に、前記軸線と直交する軸直角方向の内側へ向かって凹む溝が外周に形成された管と、
    前記管に形成された前記溝の底面の軸直角方向の外側に配置されるリップシールと、を備え、
    前記溝は、前記リップシールの先端面に対面する第1面と、
    前記リップシールの後端面に対面する第2面と、を備え、
    前記管は、前記第1面が後端に形成された第1部と、
    前記第2面が先端に形成された第2部と、を備え、
    前記第1部の外周面は、先端側から後端側へ向かうにつれて外径が拡大することを特徴とする冷却管。
  2. 前記第2面の外径は、前記リップシールの前記後端面の外径より大きいことを特徴とする請求項1記載の冷却管。
  3. 前記リップシールは、後端側へ向かうにつれて前記後端面まで内周の直径が拡大する拡径部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷却管。
  4. 請求項1又は2に記載の冷却管が、金型に形成された冷却穴に挿入された金型の冷却構造であって、
    前記冷却穴は、前記第1部が内側に配置されると共に前記リップシールを径方向につぶす第1穴部と、
    前記第2部が内側に配置される第2穴部と、を備え、
    前記第2穴部と前記第2部との隙間は、前記溝の前記底面から前記第1穴部までの距離よりも小さいことを特徴とする金型の冷却構造。
  5. 前記冷却管は、前記リップシールと軸線方向に間隔をあけて前記管の外周から軸直角方向の外側に張り出す張出部を備え、
    前記張出部は、前記第2穴部の内側に配置されることを特徴とする請求項4に記載の金型の冷却構造。
JP2018192995A 2017-10-12 2018-10-12 冷却管および金型の冷却構造 Pending JP2019072765A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201710948061.4 2017-10-12
CN201710948061.4A CN109648813A (zh) 2017-10-12 2017-10-12 冷却管及模具的冷却结构

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019072765A true JP2019072765A (ja) 2019-05-16

Family

ID=66109469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018192995A Pending JP2019072765A (ja) 2017-10-12 2018-10-12 冷却管および金型の冷却構造

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2019072765A (ja)
CN (1) CN109648813A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114102991A (zh) * 2021-12-10 2022-03-01 江苏伟世达车辆科技有限公司 一种汽车后雾灯饰条生产用注塑模具及其使用方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109909482B (zh) * 2019-05-07 2021-03-23 湖南佳海电梯设备制造有限公司 铁型覆砂的半开放式浇注工艺
CN110125371B (zh) * 2019-06-19 2021-04-06 广东鸿图科技股份有限公司 冷却分隔器、针式点冷与隔片冷却的混合冷却结构及应用

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103350466A (zh) * 2013-05-21 2013-10-16 宁波君灵模具技术有限公司 一种模具冷却系统
CN205806474U (zh) * 2016-07-06 2016-12-14 金华市宏昌电器有限公司 一种管路连接密封结构
JP2017505714A (ja) * 2014-01-30 2017-02-23 ライニン インストルメント、エルエルシー 向上されたブローアウトを有する空気置換式ピペット
JP2017042792A (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 株式会社エーユー 冷却管及び金型冷却機構

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2378175Y (zh) * 1999-05-28 2000-05-17 成都兴光压铸工业有限公司模具制造分厂 模具冷却器
JP3985442B2 (ja) * 1999-09-28 2007-10-03 東海ゴム工業株式会社 クィックコネクタ
US8573654B2 (en) * 2009-01-27 2013-11-05 Kubota Corporation Pipe joint
JP5647773B2 (ja) * 2009-07-15 2015-01-07 株式会社スグロ鉄工 金型用冷却パイプ
JP6768344B2 (ja) * 2015-05-26 2020-10-14 株式会社エーユー 金型冷却機構

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103350466A (zh) * 2013-05-21 2013-10-16 宁波君灵模具技术有限公司 一种模具冷却系统
JP2017505714A (ja) * 2014-01-30 2017-02-23 ライニン インストルメント、エルエルシー 向上されたブローアウトを有する空気置換式ピペット
JP2017042792A (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 株式会社エーユー 冷却管及び金型冷却機構
CN205806474U (zh) * 2016-07-06 2016-12-14 金华市宏昌电器有限公司 一种管路连接密封结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114102991A (zh) * 2021-12-10 2022-03-01 江苏伟世达车辆科技有限公司 一种汽车后雾灯饰条生产用注塑模具及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN109648813A (zh) 2019-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019072765A (ja) 冷却管および金型の冷却構造
JP5982511B2 (ja) 樹脂製管継手構造
US10174856B2 (en) Main valve with grooved rigid internal structure
WO2020233336A1 (zh) 密封导管接头
CN103968165B (zh) 连接器构件
JP2016161032A (ja) 管路ブロック接続用コネクタ部材およびその製造方法
US20080315457A1 (en) Joint in Fluid Device and Method of Manufacture
JP5477844B2 (ja) インコア
JP2009222015A (ja) シリンダヘッドカバー
JP2018132078A (ja) ガスケット及び密封構造
JP6237261B2 (ja) 密封装置の製造方法
CN207290830U (zh) 冷却管及模具的冷却结构
JP6467133B2 (ja) 接続管構造
JP2009191920A (ja) シールリング、ならびにシールリングの製造方法
JP6317593B2 (ja) 密封装置
CN103807045A (zh) 气缸套的防穴蚀支承结构
JP2011033065A (ja) 等速ジョイント用ブーツ
JP2009156409A (ja) 等速ジョイント用ブーツ
KR20170122240A (ko) 밀봉 장치
JP4716610B2 (ja) 管継手構造
WO2020238755A1 (zh) 一种注塑机用螺杆止逆环机构
TWI722708B (zh) 連結管
KR200276520Y1 (ko) 금형용 냉각수 누수방지장치
JP5719732B2 (ja) エンジンのオイルレベルゲージ差込孔の閉塞プラグ
JP2019018417A (ja) パイプ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181029

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221129