JP2019072692A - 洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

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直樹 加藤
三宅 隆
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Abstract

【課題】洗浄対象気体の洗浄に用いられた洗浄液の効率的な洗浄装置からの排出方法の提供。【解決手段】洗浄装置100Aは、洗浄対象の気体が流入する流入口110と、流入した気体を洗浄液122で洗浄する洗浄部120と、洗浄部で洗浄に用いられた洗浄液を排出する排出部190と、洗浄液の汚染度を計測する計測部と、計測部が計測した結果に基づいて洗浄液を排出部から排出させるか否かを制御する排出制御部とを備え、汚染度の計測結果が所定の値よりも大きい場合に排出部から洗浄液を排出し、且つ、汚染度の計測結果が所定の値以下である場合に排出部から洗浄液を排出させないようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、洗浄装置及び洗浄方法に関する。
環境意識の高まりとともに、臭気を発生する装置又は施設を稼働する際には、臭気を低減する手段を講じることが必須となっている。排気中の臭気を低減する方法としては、排気を水又は処理液で洗浄することにより、排気中の臭気成分を水に溶解させる方法が知られている。また、この際に脱臭作用を有する処理液を用いることにより、臭気の低減効率を向上させる方法も知られている。例えば、特許文献1には、内部に送り込まれた空気に対して次亜塩素酸水(洗浄液)を噴霧することにより空気中の臭気を低減し、臭気が低減された空気を排気する、脱臭装置が開示されている。
特開2012−100717号公報
しかしながら、特許文献1の記載の脱臭装置において、臭気成分を水に溶解させる際に、脱臭対象の気体によっては洗浄液とともに該空気中の不純物が脱臭装置内に溜まることとなる。このため、洗浄液に不純物が含まれることとなり、脱臭効率が低減するおそれがあった。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、洗浄に用いられた洗浄液を効率的に洗浄装置外に排出することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の洗浄装置は以下の構成を備える。すなわち、洗浄対象の気体が流入する流入口と、流入した前記気体を洗浄液で洗浄する洗浄部と、前記洗浄部で洗浄に用いられた洗浄液を排出する排出部と、前記洗浄液の汚染度を計測する計測部と、前記計測部が計測した結果に基づいて、前記洗浄液を前記排出部から排出させるか否かを制御する排出制御部と、を備えることを特徴とする。
洗浄に用いられた洗浄液を効率的に洗浄装置外に排出することができる。
本発明の一実施形態に係る洗浄装置の概略構成図。 本発明の一実施形態に係る洗浄システムの概略構成図。 本発明の一実施形態に係る洗浄システムの概略構成図。 本発明の一実施形態に係る洗浄方法のフローチャート。 本発明の一実施形態に係る洗浄装置の概略構成図。 本発明の一実施形態に係る洗浄装置の機能構成図。 本発明の一実施形態に係る洗浄方法のフローチャート。 本発明の一実施形態に係る洗浄方法のフローチャート。
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載した構成の具体的な実施例にすぎない。特に、本発明に係る洗浄装置、洗浄システム、及び洗浄方法は、脱臭対象の気体を脱臭することを主目的とする装置、システム、及び方法には限定されない。本発明に係る洗浄装置、洗浄システム、及び洗浄方法は、気体を洗浄するものであり、脱臭以外の様々な目的で使用可能である。例えば、本発明に係る洗浄装置、洗浄システム、及び洗浄方法は、気体中の除菌対象の除菌のために用いることもできる。したがって、本発明に係る洗浄装置、洗浄システム、及び洗浄方法は、脱臭以外を主目的としているが脱臭に用いることが可能な装置、システム、及び方法を含む。以下、脱臭対象の気体を脱臭することを主目的とする(湿式)脱臭装置、脱臭システム、及び脱臭方法を例として、本発明の実施形態を
[実施形態1] 実施形態1に係る湿式脱臭装置は、流入口と、洗浄部と、流出口と、洗浄液供給部と、気泡供給部と、を備えている。図1(A)(B)は、それぞれ、実施形態1に係る湿式脱臭装置の一例の構成を示す概略図である。以下、図1(A)(B)を参照して、本実施形態に係る湿式脱臭装置について説明する。
図1(A)には、本実施形態に係る湿式脱臭装置100Aが示されており、図1(B)には、本実施形態に係る湿式脱臭装置100Bが示されている。これらの湿式脱臭装置100A,Bには流入口110を介して洗浄対象(脱臭対象)の気体が流入し、流入した気体は洗浄液122を用いた洗浄により脱臭され、流出口160を介して流出する。本明細書において、洗浄対象の気体のことを第1の気体と呼ぶことがある。
流入口110からは、脱臭対象の気体が湿式脱臭装置100A,Bの内部へと流入する。例えば、ポンプ(不図示)を用いて、脱臭対象の気体を流入口110へと送ることができる。ここで、気体を流入口110に送るためのポンプは、湿式脱臭装置100A,Bの内部あるいは外部のいずれに配置されていてもよい。脱臭対象の気体の種類は特に限定されない。本実施形態に係る湿式脱臭装置100A,Bが有する高い脱臭性能は、高い臭気濃度を有する気体の脱臭に適している。例えば、脱臭対象の気体としては、食品廃棄物又はし尿を貯蔵する容器からの排気を含む、有機物の発酵により生じた気体が挙げられる。脱臭対象の具体例としては、コンポスト(堆肥製造装置)からの排気が挙げられる。
除去される臭気成分も特に限定されない。ここで、コンポストにおける臭気成分の例としては、アンモニア又はトリメチルアミンのような塩基性成分、メチルメルカプタンのような硫化物成分、アセトアルデヒドのようなアルデヒド成分、又はプロピオン酸のようなカルボン酸成分、等が挙げられる。本実施形態に係る湿式脱臭装置100A,Bは、特にアンモニア濃度の低減に適している。例えば、一実施形態において、脱臭対象の気体が有するアンモニア濃度は、冷却器で冷却された場合は、100ppm以上となり、冷却器で冷却されていない場合は、3000ppm以上である。また、流入口110から流入する脱臭対象の気体は、前段に位置する冷却器又は脱臭装置等の他の装置により処理が行われた後の気体であってもよい。
洗浄部120は、湿式脱臭装置100A,Bに流入した脱臭対象の気体を第1の洗浄液122で洗浄する。洗浄部120は、脱臭対象の気体と第1の洗浄液122とが接触する接触部121と、第1の洗浄液122が貯められている部分と、を有している。一実施形態において、第1の洗浄液122は湿式脱臭装置100A,Bの下部に貯められており、したがって洗浄部120も湿式脱臭装置100A,Bの下部に位置する。
図1(C)は、図1(A)の接触部121のうち1つの拡大図である。図1(C)を用いて、脱臭対象の気体と第1の洗浄液122とを混合する処理について説明する。まず、脱臭対象の気体は、ポンプによって加速されることにより、流路狭窄部123に向かって移動する。図1(A)の例において、脱臭対象の気体は、接触部121に設けられ、第1の洗浄液122の液面と近接している流路狭窄部123を通る。この際、脱臭対象の気体の流れは加速されるために、第1の洗浄液122を伴う渦流が流路狭窄部を通過した後に発生する。このため、脱臭対象の気体と第1の洗浄液122とが効率的に混合され、脱臭対象の気体が洗浄される。このように、洗浄部120は、脱臭対象の気体と第1の洗浄液122とを混合することができ、また一実施形態において脱臭対象の気体と第1の洗浄液122とを互いに攪拌することができる。図1(A)の例において、洗浄部120は流路狭窄部を有する接触部121を2つ有しているが、接触部121の数は特に限定されない。例えば、湿式脱臭装置100A,Bには、より脱臭効率を向上させたい場合には、3以上の接触部(流路狭窄部)を設けてもよい。また、湿式脱臭装置100A,Bを、接触部121の数を1つとすることで、複数の接触部を備える場合よりも小型化することができる。
図1(B)の例では、脱臭対象の気体は、接触部121において第1の洗浄液122の内部を通り、この際に脱臭対象の気体が洗浄される。なお、図1(A)(B)の例においては、流入口110から流入する脱臭対象の気体の圧力のために、第1の洗浄液122の液面の高さは不均一となっている。なお、第1の洗浄液122の液面の高さは、流入口153及び流出口154よりも高く、流出口180よりも低くなるように設定される。また、洗浄中における第1の洗浄液122の液面の高さは、流路狭窄部123と近接している。つまり、流出口180により第1の洗浄液122が排出されることにより、水位が高くなりすぎることを抑制することができ、洗浄に用いた後の第1の洗浄液122を排出することが可能となる。流入口153及び流出口154よりも水位を高く維持することにより、第1の洗浄液122に気泡を供給することが可能となる。
もっとも、洗浄部120の構成はこのようなものに限られない。例えば、洗浄部120において、第1の洗浄液122が噴霧されてもよい。この場合、脱臭対象の気体は、第1の洗浄液122のミストを通過する際に洗浄される。また、洗浄部120において、流入口110から流入した脱臭対象の気体が第1の洗浄液122中にバブリングされてもよく、この場合も脱臭対象の気体を第1の洗浄液122で洗浄できる。
流出口160からは、第1の洗浄液122で洗浄された後の気体が流出する。流出口160から流出した気体は、大気中に放出されてもよいし、脱臭装置等の他の装置によりさらに処理されてもよい。このように、流出口160から排出された後の気体は、流入口110から流入する前の脱臭対象の気体と比較して、脱臭対象の臭気成分が低減される。具体的には、脱臭対象の臭気がコンポストからの臭気である場合、湿式脱臭装置100A,Bで洗浄処理されることにより、少なくともアンモニア濃度が低減される。
次に、湿式脱臭装置100A,Bの内部構造について説明する。湿式脱臭装置100A,Bの内部はいくつかの区画に分類されている。湿式脱臭装置100A,Bは、流入区画131を有しており、この流入区画131に流入口110が設けられている。流入区画131とは、第1の洗浄液122による洗浄が行われる洗浄部120より上流側の部分、すなわち流入口110と洗浄部120との間の区画である。また、湿式脱臭装置100A,Bは、流出区画141を有しており、この流出区画141に流出口160が設けられている。流出区画141とは、第1の洗浄液122による洗浄が行われる洗浄部120より下流側の部分、すなわち洗浄部120と流出口160との間の区画である。
洗浄液供給部130,140は、第1の洗浄液122とは異なる第2の洗浄液を供給する。洗浄液供給部130,140は、洗浄部120での洗浄に用いられる第1の洗浄液122に混ざるように、第2の供給液を供給することができる。ここで、洗浄液供給部130,140は、流入口110と洗浄部120との間、又は洗浄部120と流出口160との間、の少なくとも一方において、脱臭対象の気体が第2の洗浄液で洗浄されるように、第2の洗浄液を供給することができる。例えば、洗浄液供給部130,140は、第2の洗浄液を、流入口110と洗浄部120との間にある空間(すなわち流入区画131)と、洗浄部120と流出口160との間にある空間(すなわち流出区画141)との少なくとも一方に噴霧することができる。
一例として、湿式脱臭装置100Aは、図1(A)に示すように、第2の洗浄液を流入区画131に噴霧する第1の洗浄液供給部130と、第2の洗浄液を流出区画141に噴霧する第2の洗浄液供給部140と、を備えている。第1の洗浄液供給部130は、流入口110から洗浄部120へと向かう気体の流路上で、第2の洗浄液を噴霧する。また、第1の洗浄液供給部130は、洗浄部120から流出口160へと向かう気体の流路上で、第2の洗浄液を噴霧する。もっとも、図1(B)に示す湿式脱臭装置100Bのように、第2の洗浄液供給部140が設けられ、第1の洗浄液供給部1
30は設けられない構成を採用することもできる。また、洗浄液供給部130,140が第2の洗浄液を噴霧することは必須ではない。例えば、脱臭対象の気体が、第2の洗浄液の内部を気泡として通過するような構成を採用することもできる。
脱臭対象の気体を洗浄した後の第2の洗浄液は、洗浄部120での洗浄に用いられる第1の洗浄液に混ざるように、洗浄液供給部130,140は設けられている。例えば、図1(A)(B)に示されるように、湿式脱臭装置100A,Bは、流入口110、洗浄部120、流出口160を有する単一の洗浄槽を有することができる。そして、洗浄部120における第1の洗浄液122の液面が、第2の洗浄液の供給位置(すなわち洗浄液供給部130,140の位置)よりも低くなるように、洗浄液供給部130,140を配置することができる。
洗浄液供給部130,140は、湿式脱臭装置100A,Bに貯められている第1の洗浄液122を供給するのではなく、装置の外部から供給された第2の洗浄液を供給することができる。このような構成によれば、洗浄液供給部130,140は新鮮な洗浄液を供給することができ、新鮮な洗浄液を用いて脱臭対象の気体を洗浄することができるため、臭気をよりよく低減できる。ここで、新鮮な洗浄液とは、湿式脱臭装置100A,Bにおける脱臭対象の気体の洗浄にまだ用いられていない洗浄液のことを指す。例えば、新鮮な洗浄液は、脱臭対象の気体に含まれる臭気成分が実質的に含有されていない洗浄液でありうる。また、新鮮な洗浄液は、洗浄液自身以外の成分が実質的に含有されていない洗浄液でありうる。もっとも、新鮮な洗浄液は、装置の外部から供給されこの装置においてまだ洗浄に用いられていないのであれば、別の脱臭装置における気体の洗浄に用いられた後の洗浄液であってもよい。このような構成を、第1の洗浄液122を用いて脱臭対象の気体を洗浄する洗浄部120と組み合わせて用いることにより、臭気の除去能力が向上しうる。とりわけ、第2の洗浄液供給部140は、第1の洗浄液122を用いて洗浄した後の気体を、さらに新鮮な洗浄液で洗浄することにより、臭気をよりよく除去することを可能とする。以上のように、洗浄部120での洗浄に用いられる第1の洗浄液122に混ざるように、新鮮な第2の洗浄液を供給しているため、第1の洗浄液122における洗浄対象の成分をより低減することができる。また、後述する流出口180を有する構成であれば、第1の洗浄液122が適宜排出されるため、より新鮮な洗浄液で洗浄することが可能となる。
以下、第1の洗浄液122及び第2の洗浄液についてさらに説明する。第2の洗浄液は特に限定されない。例えば、第2の洗浄液は水であってもよい。また、第2の洗浄液は、アンモニア等の塩基性臭気成分の除去能力が向上するように、pH7未満の弱酸性又は酸性水溶液であってもよい。さらに、脱臭効率を向上させるために、第2の洗浄液は脱臭剤を含有する水溶液であってもよい。脱臭剤の種類は特に限定されず、例えば酸化剤、抗菌剤、又は微生物等でありうる。酸化剤の例としては、オゾン又は次亜塩素酸等が挙げられる。抗菌剤の例としては、キトサン又はカテキン等が挙げられる。
一実施形態において、第2の洗浄液としては、次亜塩素酸又は次亜塩素酸イオンを含有する水溶液が用いられる。この場合、第2の洗浄液のpHは特に限定されないが、活性が向上するように、第2の洗浄液のpHを7以下にすることができる。また、安定性の観点から、第2の洗浄液のpHを5以上にすることができる。pHが5以上7以下の次亜塩素酸又は次亜塩素酸イオンを含有する水溶液は、次亜塩素酸水として知られている。消臭性能の観点から、第2の洗浄液における塩素濃度は100ppm以上とすることができ、又は1000ppm以上とすることができる。一方、経済性の観点から、第2の洗浄液における塩素濃度は、10ppm以上であってもよく、また、500ppm以下であってもよい。
第2の洗浄液は、次亜塩素酸と、炭酸水素イオンと、を含有している次亜塩素酸水であってもよい。このような次亜塩素酸水は、緩衝作用のためにpHが安定するため、その性質も安定している。このような次亜塩素酸水は、水中で次亜塩素酸ナトリウム及び炭酸ガスを混合及び希釈することにより得ることができる。もっとも、水の電解、又は次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸との混合のような、他の方法により得られた次亜塩素酸水を、第2の洗浄液として用いることもできる。
第1の洗浄液122は、脱臭対象の気体の洗浄に用いられた後の第2の洗浄液が混合される。このため、一実施形態において、第1の洗浄液122の組成は、第2の洗浄液とは異なっている。例えば、第1の洗浄液122の臭気成分濃度は、第2の洗浄液よりも高くなりうる。また一例として、洗浄液に次亜塩素酸水を用いる場合には、第1の洗浄液122と第2の洗浄液とはpHの値が異なる。つまり、洗浄に用いられた第1の洗浄液122よりも、新鮮な洗浄液である第2の洗浄液は、より次亜塩素酸水の理想的なpHの範囲に近い。そのため、第2の洗浄液は、脱臭対象の成分により、次亜塩素酸水のpHの値が酸性側若しくはアルカリ性側に近くなる。また、第2の洗浄液の脱臭剤濃度(例えば塩素濃度)を、第1の洗浄液よりも高くすることができる。
第1の洗浄液122の液性は、洗浄液を追加する方法、又は後述する気泡を供給する方法等を用いて調整することができる。一実施形態において、第1の洗浄液としては、次亜塩素酸又は次亜塩素酸イオンを含有する水溶液が用いられる。この場合、第1の洗浄液のpHは特に限定されないが、活性が向上するように、第1の洗浄液のpHを7以下にすることができる。また、安定性の観点から、第1の洗浄液のpHを5以上にすることができる。消臭性能の観点から、第1の洗浄液における塩素濃度は100ppm以上とすることができ、又は1000ppm以上とすることができる。一方、経済性の観点から、第1の洗浄液における塩素濃度は、10ppm以上で、且つ、500ppm以下であってもよい。
気泡供給部150は、第1の洗浄液122に、洗浄対象の気体(脱臭対象の気体、あるいは第1の気体)とは異なる第2の気体の泡を混入させる。気泡供給部150は、湿式脱臭装置100A,Bの外部から供給された気体の泡を、第2の気体の泡として混入させることができる。気泡供給部150の働きにより、洗浄部120における第1の洗浄液122と脱臭対象の気体との接触面積が増加するため、洗浄効率が向上する。一実施形態において、気泡供給部150は、洗浄効率をより向上させるため、第1の洗浄液122にナノバブルを供給する。ナノバブルとは、平均気泡径1μm未満の気泡のことを指す。ナノバブルを用いることにより、第1の洗浄液122を活性化することもできる。また、ナノバブルを用いることにより、第1の洗浄液122中における汚泥の発生を抑制することもできる。なお、気泡供給部150の機能は、第1の洗浄液122と脱臭対象の気体との接触面積を増加させる機能を備えていれば、ナノバブルを供給する機能に限定されるものではない。一実施形態として、気泡供給部150は、第1の洗浄液122にマイクロバブルあるいはミリバブルを供給してもよいし、これらが混合された気泡を供給してもよい。
気泡供給部150が供給する気体の種類は、特に制限されない。例えば、気泡供給部150は、空気を供給してもよい。一方で、気泡供給部150は、第1の洗浄液122の液性を調整する作用を有する気体を、第1の洗浄液122に混入させることができる。このような気体の例としては、二酸化炭素のような酸性ガスが挙げられる。第1の洗浄液122の液性を調整することにより、臭気成分の除去効率を向上させることができる。例えば、第1の洗浄液122は、塩基性成分を吸収するとpHが上昇するが、酸性ガスを用いて第1の洗浄液122のpHを低下させることにより、塩基性成分の除去効率を向上させることができる。また、特に第1の洗浄液122又は第2の洗浄液として次亜塩素酸水を用いる場合、酸性ガスを用いて第1の洗浄液122のpHを低下させることにより、脱臭活性を向上させることができる。また、気泡供給部150は、脱臭作用を有する気体を、第1の洗浄液122に混入させることができる。このような気体の例としては、オゾン等が挙げられる。つまり、脱臭対象の気体がアンモニアを含有し、第1の洗浄液122に次亜塩素酸水を用いる場合には、気泡に酸性ガスを用いることが好適である。このような構成の場合、脱臭処理後の第1の洗浄液122のpHを抑制しつつ、気液接触を増加させることが可能となる。
気泡供給部150の具体的な構成については、特に限定されない。図1(A)(B)には、気泡供給部150の具体的な構成の一例が示されている。これらの例において、気泡供給部150は、流入口153及び流出口154を備える循環路151と、循環路151の中にある第1の洗浄液122に泡を混入させる放出部152と、を備えている。循環路151には、循環路151と洗浄部120との接続部である流入口153を介して、洗浄部120から、洗浄部120に貯められている第1の洗浄液122が流入する。また、循環路151からは、循環路151と洗浄部120との接続部である流出口154を介して、流入した第1の洗浄液が再び洗浄部120へと供給される。このような構成によれば、第1の洗浄液122を攪拌することができる。
湿式脱臭装置100A,Bは、さらなる構成を有していてもよい。例えば、湿式脱臭装置100A,Bは、第1の洗浄液122を投入するための投入部170を有していてもよい。また、湿式脱臭装置100A,Bは、第1の洗浄液122が流出する流出口180を有していてもよい。一実施形態においては、第1の洗浄液122の量は流出口180により制限される。すなわち、第2の洗浄液が混合されても、第1の洗浄液122はオーバーフローとして流出口180から流出するため、第1の洗浄液122の量が一定量に保たれる。さらに、湿式脱臭装置100A,Bは、底部に排出口190を有していてもよい。排出口190を介して、湿式脱臭装置100A,Bに蓄積した汚泥を排出することができる。さらに、図1(B)に示すように、気液接触効率を向上させるために、第2の洗浄液が噴霧され、脱臭対象の気体が通過する箇所に、充填剤195を設けてもよい。
最後に、一実施形態に係る脱臭方法について、図4(A)のフローチャートを参照して説明する。この脱臭方法は、例えば、上述した実施形態1に係る湿式脱臭装置を用いて実現可能であるが、他の湿式脱臭装置を用いることも可能である。
ステップS10において、脱臭対象の気体が、第1の洗浄液による洗浄を行う洗浄部へと導かれる。例えば、脱臭対象の気体を、流入口110から洗浄部120に導入することができる。ステップS20において、第1の洗浄液に、脱臭対象の気体とは異なる気体の泡が混合される。例えば、気泡供給部150は、第1の洗浄液122に泡を混合することができる。ステップS30において、第1の洗浄液122で洗浄された後の気体が、洗浄部の外へ導かれる。例えば、洗浄部120において洗浄された気体を、流出口160へと導出することができる。
また、この脱臭方法は、第1の洗浄液122とは異なる第2の洗浄液であって、洗浄部120での洗浄に用いられる第1の洗浄液122に混ざるように、第2の洗浄液を供給する処理を行うステップを有している。この処理を処理Aと呼ぶことにする。このステップは、例えば、ステップS10とステップS30との少なくとも一方において行うことができる。例えば、ステップS10とステップS30との少なくとも一方において、導かれる気体が第2の洗浄液で洗浄されかつ導かれる気体を洗浄した後の第2の洗浄液が第1の洗浄液に混ざるように、第1の洗浄液とは組成が異なる第2の洗浄液を供給することができる。例えば、第
1の洗浄液供給部130は、流入口110から洗浄部120へと導かれる気体を洗浄するように、第2の洗浄液を供給することができる。また、第2の洗浄液供給部140は、洗浄部120から流出口160へと導かれる気体を洗浄するように、第2の洗浄液を供給することができる。
[実施形態1の変形例] 脱臭装置の脱臭能力を向上させるという実施形態1に係る構成の目的を達成するためには、実施形態1に示した構成の全てを採用する必要はない。以下、実施形態1の変形例について説明する。
[変形例1] 一実施形態に係る湿式脱臭装置は、上述の流入口110、洗浄部120、流出口160、及び洗浄液供給部130と洗浄液供給部140との少なくとも一方を有している。このような構成によれば、洗浄部120と、洗浄液供給部130,140との組み合わせにより、脱臭能力が向上する。このような湿式脱臭装置を用いた脱臭方法は、図4(A)のステップS10及びステップS30を行い、ステップS10とステップS30との少なくとも一方において処理Aを行うことにより実現できる。
[変形例2] 一実施形態に係る湿式脱臭装置は、上述の流入口110、洗浄部120、流出口160、及び気泡供給部150を有している。ここで、洗浄部120は、流入口110から流入した脱臭対象の気体と、第1の洗浄液122とを混合することにより、脱臭対象の気体を第1の洗浄液122で洗浄する。このような構成によれば、第1の洗浄液122に混入された気泡のために、脱臭対象の気体と第1の洗浄液122とを混合する際に接触面積が増加するため、脱臭能力が向上する。このような湿式脱臭装置を用いた脱臭方法は、図4(A)のステップS10、ステップS20、及びステップS30を行うことにより実現できる。処理Aを行うことは必須ではない。
[変形例3] 一実施形態に係る湿式脱臭装置は、上述の流入口110、洗浄部120、流出口160、及び気泡供給部150を有している。ここで、気泡供給部150は、第1の洗浄液122の液性を調整する作用を有するか又は脱臭作用を有する気体の泡を、第1の洗浄液122に混入させる。このような構成によれば、既に説明したように脱臭能力を向上させることができる。このような湿式脱臭装置を用いた脱臭方法は、図4(A)のステップS10、ステップS20、及びステップS30を行うことにより実現できる。処理Aを行うことは必須ではない。
[実施形態2] 実施形態2に係る湿式脱臭システムは、冷却装置と、脱臭装置とを備える。冷却装置は、脱臭対象の気体を冷却し、凝縮により生じた液体を気体から分離する。また、脱臭装置は、冷却装置により処理された気体を、洗浄液で洗浄する。脱臭装置としては、実施形態1に係る脱臭装置を用いることができるが、これには限定されない。本実施形態に係る湿式脱臭システムによれば、脱臭対象の気体を冷却することにより、臭気成分のかなりの部分を含む液体を分離することができる。このため、脱臭装置への負荷を低減することができる。この結果として、脱臭装置が用いる洗浄液の量を減らすこと、又は脱臭装置から排出される洗浄廃液の量を減らすことができる。
脱臭対象の気体は特に限定されない。脱臭対象の気体の例は実施形態1と同様であり、説明を省略する。一方、脱臭対象の気体の温度が高いほど、冷却装置において液体が凝縮しやすくなり、冷却装置における臭気成分の除去効率が向上する。このような観点から、一実施形態において、脱臭対象の気体の温度は冷却装置で冷却された場合には30℃以下とすることが可能であり、冷却装置で冷却を行わない場合には60℃以上である。このような脱臭対象の気体としては、コンポストからの排気が挙げられる。
冷却装置の構成は特に限定されず、任意の装置を用いることができる。例えば、流入した脱臭対象の気体を、空冷するか、又は冷媒で冷却する装置を、冷却装置として用いることができる。一実施形態において、冷却装置は、50℃以上の脱臭対象の気体の温度を、40℃以下に低下させることにより3000ppm以上の脱臭対象の気体のアンモニア濃度を、2500ppm以下にまで低減できるように構成されている。
洗浄液も特に限定されない。洗浄液の例は実施形態1と同様であり、説明を省略する。一方、本実施形態においては、冷却装置が臭気成分のかなりの部分を含む液体を分離するために、脱臭装置へと送られる臭気成分の量を減らすことができる。このため、特に洗浄液が脱臭剤を含有する水溶液である場合、特に次亜塩素酸水である場合に、冷却装置を用いることにより、脱臭装置が用いる脱臭剤の量を低減することができる。
以下、本実施形態に係る湿式脱臭システムの構成例を示す図2を参照して、本実施形態についてさらに説明する。図2に示す湿式脱臭システムは、冷却装置300と、脱臭装置200とを備える。脱臭対象の気体500は、冷却装置300及び脱臭装置200を経て脱臭される。冷却装置300は、流入口301を通って流入した脱臭対象の気体500を冷却し、流出口302から排出する。この際、冷却装置300は、凝縮により生じた液体630を気体から分離して、排出口303から排出する。流出口302は、脱臭装置200の流入口201に接続されており、流出口302から排出された気体は、流入口201を通って脱臭装置200に流入する。そして、脱臭装置200は、流入口201から流入した、冷却装置300により処理された気体を、洗浄液410で洗浄して、流出口202から排出する。洗浄液410は、井戸又は次亜塩素酸水生成装置のような、外部の供給源400から供給される。また、脱臭装置200の排出口203からは、脱臭装置200に蓄積した汚泥を含む、洗浄によって生じた洗浄廃液620が排出される。
脱臭装置200として実施形態1に係る湿式脱臭装置100A,Bを用いる場合、洗浄液410は第2の洗浄液として供給され、洗浄廃液620が排出される排出口203は排出口190に対応する。また、流入口201は流入口110に対応し、流出口202は流出口160に対応する。
冷却装置は、脱臭装置から排出された洗浄液を用いて、脱臭対象の気体を冷却することもできる。このような構成について、本実施形態に係る湿式脱臭システムの構成例を示す図3を参照して説明する。図3に示す湿式脱臭システムは、冷却装置230と、第1の脱臭装置210と、第2の脱臭装置220と、を備える。脱臭対象の気体500は、冷却装置230、第2の脱臭装置220、及び第1の脱臭装置210を経て脱臭される。
冷却装置230は、流入口231を通って流入した脱臭対象の気体500を冷却し、流出口232から排出する。また、冷却装置230は、凝縮により生じた液体623を気体から分離して排出口233から排出する。ここで、冷却装置230は、第2の脱臭装置220から供給された洗浄液430を用いて、気体を冷却する。冷却装置230において、洗浄液430と脱臭対象の気体500とは熱媒体を介して分離されていてもよいし、洗浄液430と脱臭対象の気体500とは直接接触してもよい。後者の場合、冷却装置230としては、実施形態1に係る湿式脱臭装置100A,Bのような、洗浄液430を用いて脱臭対象の気体500を洗浄する装置を用いることができる。この場合、冷却装置230は、実施形態1で説明したように、噴霧などの方法を用いて、供給された洗浄液430をそのまま気体と接触させることにより気体を洗浄してもよい。また、冷却装置230は、供給された洗浄液430を、例えば投入部170のような投入口を介して内部の洗浄液に追加してもよい。
流出口232は、第2の脱臭装置220の流入口221に接続されており、流出口232から排出された気体は、流入口221を通って第2の脱臭装置220に流入する。そして、第2の脱臭装置220は、流入口221から流入した、冷却装置230により処理された気体を、洗浄液420で洗浄して、流出口222から排出する。洗浄液420は、第1の脱臭装置210から供給される。また、第2の脱臭装置220は、第2の脱臭装置220の内部の洗浄液430を、流出口224を通して冷却装置230に供給する。例えば、第2の脱臭装置220は、洗浄液420が供給されることによりオーバーフローした内部の洗浄液430を、冷却装置230に供給することができる。また、第2の脱臭装置220の排出口223からは、第2の脱臭装置220に蓄積した汚泥622が排出される。
流出口222は、第1の脱臭装置210の流入口211に接続されており、流出口222から排出された気体は、流入口211を通って第1の脱臭装置210に流入する。そして、第1の脱臭装置220は、流入口211から流入した、第2の脱臭装置220により処理された気体を、洗浄液410で洗浄して、流出口212から排出する。洗浄液410は、外部の供給源400から供給される。また、第1の脱臭装置210は、第1の脱臭装置210の内部の洗浄液420を、流出口214を通して第2の脱臭装置220に供給する。例えば、第1の脱臭装置210は、洗浄液410が供給されることによりオーバーフローした内部の洗浄液420を、第2の脱臭装置220に供給することができる。また、第1の脱臭装置210の排出口213からは、第1の脱臭装置210に蓄積した汚泥621が排出される。
第1の脱臭装置210は、基準水位まで洗浄液420を収容することができる。ここで、洗浄液420は、気体の洗浄に用いた後の洗浄液でありうる。そして、第1の脱臭装置210は、基準水位を超えた洗浄液を、第2の脱臭装置220へと供給することができる。第2の脱臭装置220も同様に、基準水位まで気体の洗浄に用いた後の洗浄液430を収容することができ、基準水位を超えた洗浄液430を冷却装置230へと供給することができる。
第1の脱臭装置210及び第2の脱臭装置220としては、実施形態1に係る湿式脱臭装置を用いてもよいし、その他の脱臭装置を用いてもよい。例えば、第1の脱臭装置210は、実施形態1で説明したように、噴霧などの方法を用いて、供給された洗浄液410をそのまま気体と接触させることにより気体を洗浄してもよい。また、第2の脱臭装置220は、供給された洗浄液420を、例えば投入部170のような投入口を介して内部の洗浄液に追加してもよい。
第1の脱臭装置210として実施形態1に係る湿式脱臭装置100A,Bを用いる場合、洗浄液410は第2の洗浄液として供給され、洗浄液420が流出する流出口214は流出口180に対応する。また、流入口211は流入口110に対応し、流出口212は流出口160に対応し、排出口213は排出口190に対応する。この場合、外部の供給源400から供給された洗浄液410を、そのまま第1の脱臭装置210の内部に噴霧することができる。このような構成によれば、湿式脱臭システムの後段において新鮮な洗浄液を用いて脱臭対象の気体を洗浄することができるため、臭気をよりよく低減できる。また、第2の脱臭装置220として実施形態1に係る湿式脱臭装置100A,Bを用いる場合、洗浄液420は第2の洗浄液として供給され、洗浄液430が流出する流出口224は流出口180に対応する。また、流入口221は流入口110に対応し、流出口222は流出口160に対応し、排出口223は排出口190に対応する。
以上、本実施形態に係る湿式脱臭システムの構成例をいくつか紹介した。しかしながら、本実施形態に係る湿式脱臭システムは、上記の構成には限定されない。すなわち、本実施形態に係る湿式脱臭システムは、1以上の任意の数の冷却装置と、1以上の任意の数の脱臭装置とを備えることができる。例えば、図3の構成において、脱臭装置として第1の脱臭装置210のみが用いられ、第1の脱臭装置の内部の洗浄液が脱臭対象の気体を冷却するために冷却装置230に供給されてもよい。また、図3の構成にお
いて、脱臭装置としてさらなる第3の脱臭装置が用いられてもよい。それぞれの冷却装置及び脱臭装置の構成は特に限定されず、冷却装置及び脱臭装置のうちの1以上として実施形態1に係る湿式脱臭装置を採用することもできる。また、互いに異なる構成を有する、1以上の実施形態1に係る湿式脱臭装置を採用することもできる。例えば、第1の脱臭装置210が図1(B)に示される構成を有し、第2の脱臭装置220が図1(A)に示される構成を有してもよい。
最後に、一実施形態に係る脱臭方法について、図4(B)のフローチャートを参照して説明する。この脱臭方法は、例えば、上述した実施形態2に係る湿式脱臭システムを用いて実現可能であるが、他の湿式脱臭システムを用いることも可能である。ステップS60において、脱臭対象の気体が冷却され、凝縮により生じた液体が気体から分離される。ステップS70において、ステップS60で処理された気体が、洗浄液で洗浄される。
[実施形態3] 実施形態3に係る湿式脱臭システムについて、図5〜7を参照して説明する。本実施形態における湿式脱臭システムは、洗浄液の汚染度を計測した結果に基づいて洗浄液を排出させるように制御する点で他の実施形態と異なる。以下、本実施形態について詳細に説明する。
図5(a)は、本実施形態に係る脱臭装置1000である。なお、脱臭装置1000において、他の実施形態と同様の番号の物については説明を省略する。脱臭装置1000は、検出部551と、開閉弁550と、制御部700とを備える。
検出部551は、洗浄液を透過または反射した光を検出する機能を備える。検出部551は、例えば、投光素子と受光素子とを備え、これらは互いに対向する位置に配置されている。そして、これらの素子を挟む位置に排出口190(配管部)が配置される。この場合に、配管部は、投光素子から投光される光の減衰量が比較的少ない材質であることが好ましい。配管部は、一例として実質的に透明の材質から構成されることが好ましい。本実施形態において、配管部は、洗浄部120の筐体部分よりも透過率が光の透過率が高い。このため、検出部551は、配管部による光の減衰の影響を低減することができる。そして、検出部551は、配管部に存在する洗浄液内の沈殿物の量により、光の強度が変化する。具体的に、検出部551は、沈殿物が所定の量よりも多い場合には、光の減衰により受光素子で検出される光の強度は低くなる。なお、検出部551は、洗浄液を透過した光を検出する場合を一例として説明したが、この限りではない。例えば、検出部551は、洗浄液を反射した光を検出するものであってもよい。また、検出部551は、洗浄液を反射した光を検出して画像化する撮像装置であってもよい。
開閉弁550は、排出口190から洗浄液122の排出を制限する機能を備える。開閉弁550には、例えば、電磁弁が採用される。開閉弁550は、後述するように、制御部700によりその開閉状態(ON/OFF状態)が制御される。
制御部700は、検出部551と、開閉弁550を統括制御する機能を備える。制御部700は、一例としてCPU、RAM、各種メモリから構成される回路である。CPUは、システムバスに接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。メモリとして、ROMまたは外部メモリを備える。ROMあるいは外部メモリには、CPUの制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。RAMは、CPUの主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPUは、処理の実行に際して必要なプログラム等をROMあるいは外部メモリからRAMにロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。つまり、制御部700が備える各機能部は、CPU、RAM、各種メモリが協業することにより実行される。
図5(b)は、本実施形態に係る脱臭装置1010である。脱臭装置1010は、検出部552が洗浄液の不純物濃度を直接計測できる点で、脱臭装置1000とは異なる。検出部552は、洗浄液に含まれるアンモニアの濃度を検出する機能を備える。検出部552の検出原理については、特に限定されるものではない。また検出部552の検出範囲は、1ppm〜3000ppmの範囲であることが好ましく、洗浄対象(脱臭対象)の気体に含有される量よりも広いことが好ましい。
次に図6を参照して、制御部700の機能について説明する。制御部700は、計測部710と、排出制御部720と、供給制御部730と、を備える。制御部700は、これらの機能部により、検出部551の検出結果に基づき、開閉弁550および供給源400を制御することが可能となる。以下、各機能部について説明する。
計測部710は、洗浄部120で洗浄に用いられた洗浄液の汚染度を計測する機能を備える。計測部710は、検出部551により検出された値を取得することにより汚染度を計測する。ここで、計測部710の計測方法について説明する。計測部710は、検出部551により光を検出したか否かを示すデジタル信号を取得する。この場合に、計測部710は、検出部551が光を検出できた場合には、洗浄液中の沈殿物が比較的少ないと判定する。一方で、計測部710は、検出部551が光を検出できなかった場合には、洗浄液中の沈殿物が比較的多いと判定する。なお、沈殿物は、洗浄対象によっては洗浄液の内部で所定の分布を持っている場合があり得る。この場合には、計測部710は、複数回の信号の取得結果を参照して汚染度を計測することが好ましい。具体的には、計測部710は、所定の回数だけ継続して光が検出できなかった場合に汚染度が高いと判定することができる。さらに、計測部710は、所定期間の中で、光を検出できた場合とそうでない場合とが混在する場合に、汚染度は中間状態であると判定することができる。また、計測部710は、所定の回数だけ継続して光が検出できた場合に汚染度が低いと判定することが可能である。なお、計測方法は上述の手段に限定されるものではない。他の方法として、計測部710は、検出部551からアナログ信号を取得し、取得した信号値の絶対値に基づいて汚染度を計測してもよい。この場合に、計測部710は、取得した信号値が所定の閾値よりも大きいか否かに基づいて、洗浄液が汚染されているか否かを判定してもよい。つまり、計測部710は、信号値が閾値より大きい場合には汚染度が低いと判定し、信号値が閾値以下の場合には、汚染度が低いと判定することができる。なお、計測部710は、有線或いは無線により検出部551と接続され得る。
排出制御部720は、計測部710により計測した結果に基づいて、洗浄液を排出口190(排出部)から排出するように制御する機能を備える。具体的には、排出制御部720は、汚染度の計測結果が所定の値よりも大きい場合に、排出口190から洗浄液を排出するように制御し、且つ、汚染度の計測結果が所定の値以下である場合に、排出部から洗浄液を排出させないように制御する。排出制御部720は、洗浄液を排出するために、開閉弁550に対して電気信号を送信し、開閉弁550を開状態にする。更に、排出制御部720は、洗浄液を排出させない(洗浄液が貯水された状態を維持するため)に、開閉弁550に対して電気信号を送信し、開閉弁550を閉状態にする。なお、排出制御部720は、採用する開閉弁550の種類に応じて、電気信号の送信の有無あるいは電気信号(電圧)の正負の極性は適宜変更し得る。
供給制御部730は、計測部710により計測した結果に基づいて、洗浄液供給部130,140から洗浄液を供給する量を制御する機能を備える。供給制御部730は、汚染度の計測結果が所定の値よりも大きい場合に、汚染度の計測結果が所定の値以下の場合よりも、洗浄液供給部130,140から洗浄液を供給する量が多くなるように制御する。ここで、供給制御部730は、洗浄液供給部からの供給量を多くするために、外部の供給源400を制御する。供給制御部730は、外部の供給源400に対して電気信号を送信し、当該外部の供給源400はそれに従い供給量を増やす。外部の供給源400から供給される洗浄液の量が増加することに伴い、洗浄液供給部130,140から供給される洗浄液の量が増加する。なお、供給制御部730は、洗浄液供給部130,140を制御し、洗浄液の供給量を制御してもよい。この場合、洗浄液供給部130,140が供給制御部730からの電気的な制御に応じて、洗浄液の供給量を調整する機能を備えていてもよい。
また、供給制御部730は、計測部710により計測した結果に基づいて、洗浄液供給部130,140から洗浄液を供給するか否かを切り替えてもよい。つまり、供給制御部730は、汚染度の計測結果が所定の値よりも大きい場合に、洗浄液供給部から洗浄液を供給し、且つ、汚染度の計測結果が所定の値以下の場合に、洗浄液供給部からの洗浄液の供給を停止するように制御してもよい。なお、供給制御部730は、洗浄液供給部130,140のいずれか一方のみを制御してもよいし、両方を制御してもよい。供給制御部730は、投入部170を用いて洗浄液を供給するように制御してもよい。この場合に、供給制御部730は、洗浄液供給部として機能する。換言すると、供給制御部730は、計測部710により計測した結果に基づいて、洗浄液供給部130,140および投入部170の少なくともいずれか1つの洗浄液供給部を制御し得る。
次に図7を参照して、洗浄方法のフローチャートについて説明する。なお、本フローの開始に先立って、予め脱臭装置1000あるいは脱臭装置1010の内部に洗浄可能な量の洗浄液が満たされている状態であるとする。
S710において、計測部710は、検出部551から検出した値を取得する。
S720において、計測部710は、取得した値が所定の閾値よりも小さいか否かを判定する。計測部710は、取得した値が所定の閾値よりも小さいと判定した場合には、S730の処理を実行し、取得した値が所定の閾値以上であると判定した場合には、当該判定処理を繰り返す。なお、計測部710は、上述したように、複数回取得した値に基づいて当該判定を行ってもよいし、複数回の判定結果に従って最終的な判定を行ってもよい。
S730において、制御部700は、流入口110からの気体の流入が停止している状態であるか否かを判定する。停止している状態とは、流入口110自体を閉めた状態にしている場合、あるいは、上位のシステム(例えば、堆肥製造装置)自体が停止している場合を含む。
S740において、供給制御部730は、供給源400を制御して、洗浄液の供給を停止する。これは、排気が停止している場合は洗浄が行われないため、不要な洗浄液を使わないようにするためである。当該制御により、脱臭装置1000は洗浄液を入れ替える際の運転コストを低減することができる。
S750において、供給制御部740は、供給源400を制御して、洗浄液の供給量を制御する。これは、気体が継続して流入しているため、洗浄液122の水位を一定以上に維持するためである。当該制御により、脱臭装置1000は、洗浄液を入れ替えつつ、洗浄処理を継続できるため、気体の流入を停止させる必要がない。このため、ユーザは効率的にシステムを運用させることができる。
S760において、排出制御部720は、開閉弁550を「開」状態になるように制御する。
S770において、排出制御部720は、開閉弁550を「開」状態のまま所定期間維持する。ここで、排出制御部720は、「開」状態を維持することにより、排出口190から洗浄液を排出することができる。なお、所定期間は、汚染された洗浄液を十分に排出可能
な時間であればよい。例えば、所定期間は、全ての洗浄液が排出される時間としても良い。あるいは、洗浄液に含有される汚染物が洗浄液と比較して比重が重い場合は、ほとんどの汚染物が底に貯まると想定される。この場合、排出制御部720は、全ての洗浄液を排出しなくても、十分に汚染物を排出することができる。そのため、洗浄対象の気体含有される物質に応じて、所定期間の設定を切り替えてもよい。
S780において、排出制御部720は、開閉弁550の状態を「開」から「閉」へ切り替える。
S790において、供給制御部730は、洗浄液を供給させるするように供給源400を制御する。なお、S770において、排出制御部720は、開閉弁550を「開」状態のまま所定期間維持するとしているがこの方法に限定されるものではない。例えば、排出制御部720は、計測部710で計測した値に基づいて、汚染度の計測結果が所定の値以下になった場合に、S780の処理に移行することとしてもよい。
以上、本実施形態の洗浄装置は、洗浄部で洗浄に用いられた洗浄液を排出する排出部と、洗浄液の汚染度を計測する計測部と、計測部が計測した結果に基づいて、洗浄液を排出部から排出させるか否かを制御する排出制御部と、を備えている。このため、洗浄に用いられた洗浄液を効率的に洗浄装置外に排出することができる。つまり、本実施形態の洗浄システムは、洗浄液が所定の基準以上汚れた場合に、自動で汚染した洗浄液を排出することが可能となる。その結果、洗浄装置は定期的にその運転を止めて手動で排水作業を行うことなく、洗浄液がきれいな状態を維持することができる。特に、洗浄対象の気体が堆肥製造装置から流入したものであって高濃度のアンモニアを含有する場合には、常時排気が必要であるため有用であると言える。
[実施形態4] 実施形態4に係る湿式脱臭システムについて、図8を参照して説明する。本実施形態における湿式脱臭システムは、洗浄液の汚染度を計測した結果に基づいて洗浄液を供給する量を制御する点で他の実施形態と異なる。以下、本実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態においては、図5,6における脱臭装置1000あるいは脱臭装置1010が用いられる。
図8を参照して、本実施形態の洗浄方法のフローチャートについて説明する。なお、本フローの開始に先立って、予め脱臭装置1000あるいは脱臭装置1010の内部に洗浄可能な量の洗浄液が満たされている状態であるとする。
S810において、計測部710は、検出部551から検出した値を取得する。
S820において、計測部710は、取得した値が所定の閾値よりも小さいか否かを判定する。計測部710は、取得した値が所定の閾値よりも小さいと判定した場合には、S830の処理を実行し、取得した値が所定の閾値以上であると判定した場合には、当該判定処理を繰り返す。なお、計測部710は、上述したように、複数回取得した値に基づいて当該判定を行ってもよいし、複数回の判定結果に従って最終的な判定を行ってもよい。
S830において、供給制御部730は、洗浄液の供給量を増加させるように供給源400を制御する。つまり、脱臭装置1000は、洗浄液の供給量を増加させることにより、流出口180から排出させる洗浄液122の量を増加させることができる。このため、脱臭装置1000は、洗浄液122の水位を維持したまま洗浄液を入れ替えることができる。このため、脱臭装置1000は、流入口110から洗浄対象の気体を流入しつづけたまま当該処理を行える。これは例えば、堆肥製造装置のような常時排気している装置からの気体を流入している場合により好適な構成である。
S840において、計測部710は、取得した値が所定の閾値以上であるか否かを判定する。供給制御部730は、計測部710が取得した値が所定の閾値以上になるまで、S830で設定した供給量を維持する。
S850において、供給制御部730は、洗浄液の供給量を元に戻す。
以上、本実施形態の洗浄装置は、洗浄対象の気体が流入する流入口と、流入した前記気体を洗浄液で洗浄する洗浄部と、洗浄部で洗浄に用いられる洗浄液を供給する洗浄液供給部と、洗浄部で洗浄に用いられた洗浄液の汚染度を計測する計測部と、計測部が計測した結果に基づいて、前記洗浄液供給部から洗浄液を供給する量を制御する供給制御部と、を備える。このため、洗浄に用いられた洗浄液を効率的に入れ替えることができる。つまり、本実施形態の洗浄システムは、洗浄液が所定の基準以上汚れた場合に、自動で汚染した洗浄液を入れ替えることが可能となる。その結果、洗浄装置は定期的にその運転を止めて手動で排水作業を行うことなく、洗浄液がきれいな状態を維持することができる。特に、洗浄対象の気体が堆肥製造装置から流入したものであって高濃度のアンモニアを含有する場合には、常時排気が必要であるため有用であると言える。
110:流入口、120:洗浄部、130,140:洗浄液供給部、150:気泡供給部、160:流出口、710:計測部、720:排出制御部、730:供給制御部

Claims (8)

  1. 洗浄対象の気体が流入する流入口と、 流入した前記気体を洗浄液で洗浄する洗浄部と、 前記洗浄部で洗浄に用いられた洗浄液を排出する排出部と、 前記洗浄液の汚染度を計測する計測部と、 前記計測部が計測した結果に基づいて、前記洗浄液を前記排出部から排出させるか否かを制御する排出制御部と、 を備えることを特徴とする洗浄装置。
  2. 前記排出制御部は、前記汚染度の計測結果が所定の値よりも大きい場合に、前記排出部から前記洗浄液を排出するように制御し、且つ、前記汚染度の計測結果が所定の値以下である場合に、前記排出部から前記洗浄液を排出させないように制御することを特徴とする請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 前記排出部は、開閉弁を含み、 前記制御部は、前記汚染度の計測結果が所定の値よりも大きい場合に、前記開閉弁が開いた状態になるように制御し、且つ、前記汚染度の計測結果が所定の値以下である場合に、前記開閉弁が閉じた状態になるように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄装置。
  4. 前記洗浄液を透過または反射した光を検出する検出手段を有し、 前記計測部は、前記検出手段により検出した光の強度に基づいて、前記洗浄液の汚染度を計測することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  5. 前記排出部は、前記洗浄部を覆う筐体部よりも透過率が光の透過率が高い配管部を有し、 前記検出手段は、前記配管部に存在する前記洗浄液を透過または反射した光を検出することを特徴とする請求項4に記載の洗浄装置。
  6. 前記洗浄対象の気体は、アンモニアを含み、 前記計測部は、前記洗浄液に含まれる前記アンモニアの濃度に基づいて、前記洗浄液の汚染度を計測することを特徴する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  7. 前記洗浄液は次亜塩素酸水を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  8. 洗浄対象の気体を流入させる流入工程と、 流入した前記気体を洗浄液で洗浄する洗浄工程と、 前記洗浄工程で洗浄に用いられた洗浄液を排出する排出工程と、 前記洗浄液の汚染度を計測する計測工程と、 前記計測工程で計測した結果に基づいて、前記洗浄液を前記排出工程により排出させるか否かを制御する排出制御工程と、を備えることを特徴とする洗浄方法。
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