JP2019072306A - 不正装置が取り付けられた遊技台の判別システム及び判別方法 - Google Patents

不正装置が取り付けられた遊技台の判別システム及び判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】裏ロム等が取り付けられた不正遊技台を判別することが可能な遊技台を提供する。【解決手段】カメラによって遊技者を撮影した画像データと遊技台及び該遊技台における出玉率とを関連付けて遊技者DBに保存する。平均人数算出手段が所定の出玉率以上であった遊技者の人数について遊技台1台あたりの平均を求め、遊技者抽出手段が遊技者DBに基づいて顔認証手段によって遊技回数が所定の回数未満、且つ、出玉率が所定の割合以上であった遊技者を遊技者DBから抽出し、遊技者抽出手段によって抽出された遊技者が遊技した延べ人数が平均人数算定手段によって算出された平均人数よりも多い遊技台を不正遊技台として不正遊技台抽出手段が抽出する。遊技者抽出手段によって抽出された遊技者であって不正遊技台抽出手段によって抽出された不正遊技台で遊技していた遊技者を不正遊技者認定手段が不正遊技者として認定する。【選択図】図1

Description

本発明は、不正装置が取り付けられた遊技台の判別システム及び判別方法に関し、さらに詳しくは、遊技台に裏ロム等の不正装置が取り付けられた場合にそのそのような遊技台を推認することが可能な遊技台の判別システム及び判別方法に関する。
遊技場に設置されているパチンコ台やスロットマシン等の遊技台においては、不正な方法で出玉を獲得するゴトと称される不正行為が従来から知られている。この不正行為の具体例として、不正電波を飛ばすなどして大当りを不正に誘発する行為、基板に実装された正規のロムを改造したロム(即ち、不正ロム)に取替えて大当り確率を高める行為、スロットマシンのメダル払出口やメダル投入口等から異形のセルロイド、ピアノ線、針金等を差し込んでメダルの払出機能や投入機能を誤作動させる行為などが知られている。
不正ロムに対しては、目視検査を行っても、ROMライター等の検査装置を用いても容易には発見できない。また、パチンコ等の遊技台の電源投入直後の動作をチェックする汎用の装置もあるが、これは電源投入後の単発の動作はチェックできるが、大当たりを連続的にシミュレートして検査できないので、いわゆる4層ROMと言われるタイプには対応できない。このような問題を解決するものとして、特許文献1,2に示すように、パチンコ遊技台の基板のプログラム、ROM等のメモリのデータ等の書換え等の不正がないか否かを遊技台のそれぞれに接続して検査する不正基板検査装置や不正半導体検査装置が提案されている。
特開平10−258171号公報 特開平10−272240号公報
しかしながら、上述した特許文献1,2に示すような装置は、各々の遊技台に不正基板検査装置を個別に接続する必要が有り、手間とコストがかかる。さらには、ホールコンピュータによる一元管理ができないという問題がある。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、フロアに設置された全遊技台を監視し、全遊技台の中から裏ロム等の不正装置が取り付けられている遊技台を推認することにより不正装置が取り付けられた遊技台の特定をサポートすることが可能な遊技台の判別システム及び判別方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、遊技台で遊技する遊技者の顔を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された顔画像データに基づいて同一の人物を特定する顔認証手段と、前記撮影手段によって撮影された遊技者の顔画像データと当該遊技者が遊技している遊技台及び当該遊技台における打ち込み数及び払い出し数を当該遊技者の顔画像データと関連付けてそれぞれ保存する遊技者データベースと、前記遊技者データベースに基づいてそれぞれの遊技者が遊技した遊技台における打ち込み数に対する払い出し数の割合(以下、「出玉率」という。)を算出し、出玉率が所定の割合以上であった遊技者の延べ人数をそれぞれの遊技台ごとに算出し、所定の出玉率以上であった遊技者の人数について遊技台1台あたりの平均を求める平均人数算出手段と、前記遊技者データベースに基づいて前記顔認証手段によって各遊技者の当該店舗における遊技回数を算出し、遊技回数が所定の回数未満であり、且つ、出玉率が所定の割合以上であった遊技者を前記遊技者データベースの中から抽出する遊技者抽出手段と、前記遊技者抽出手段によって抽出された遊技者が遊技した延べ人数が前記平均人数算定手段によって算出された平均人数よりも多い遊技台を不正遊技台として抽出する不正遊技台抽出手段とを備えていることを特徴とする不正遊技台の判別システムを提供する。
上記課題を解決するために請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の不正遊技台判別システムにおいて、前記遊技者抽出手段によって抽出された遊技者であって前記不正遊技台抽出手段によって抽出された遊技台で遊技していた遊技者を不正遊技者として認定する不正遊技者認定手段を備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の不正遊技台の判別システムにおいて、前記不正遊技者認定手段によって認定された遊技者の画像データを保存する不正遊技者データベースを備え、前記撮影手段によって撮影された遊技者の画像データと前記不正遊技者データベースに保存された画像データとを前記顔認証手段によって照合し、撮影された遊技者が前記不正遊技者データベースに保存された遊技者と一致した場合には警告を発する警告手段を備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項4に記載の本発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の不正遊技台の判別システムにおいて、前記遊技者抽出手段における遊技回数は3回未満であることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項5に記載の本発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の不正遊技台の判別システムにおいて、前記不正遊技台抽出手段における出玉率は100%以上であることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項6に記載の本発明は、遊技台で遊技する遊技者の顔を撮影手段によって撮影するステップ1と、前記撮影手段によって撮影された遊技者の顔画像データと当該遊技者が遊技している遊技台及び当該遊技台における打ち込み数及び払い出し数を当該遊技者の顔画像データと関連付けてそれぞれ遊技者データベースに保存するステップ2と、前記遊技者データベースに基づいてそれぞれの遊技者が遊技した遊技台における打ち込み数に対する払い出し数の割合(以下、「出玉率」という。)を算出し、出玉率が所定の割合以上であった遊技者の延べ人数をそれぞれの遊技台ごとに算出し、所定の出玉率以上であった遊技者の人数について遊技台1台あたりの平均を求めるステップ3と、前記遊技者データベースに基づいて前記顔認証手段によって各遊技者の当該店舗における遊技回数を算出し、遊技回数が所定の回数未満であり、且つ、出玉率が所定の割合以上であった遊技者を前記遊技者データベースの中から抽出するステップ4と、前記ステップ4で抽出された遊技者が遊技した延べ人数がステップ3で算出された平均人数よりも多い遊技台を不正遊技台として抽出するステップ5とを備えていることを特徴とする不正遊技台の判別方法を提供する。
上記課題を解決するために請求項7に記載の本発明は、請求項6に記載の不正遊技台判別方法において、前記ステップ4で抽出された遊技者であって前記ステップ5によって抽出された遊技台で遊技していた遊技者を不正遊技者として認定するステップ6を備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項8に記載の本発明は、請求項7に記載の不正遊技台の判別方法において、前記ステップ6で不正遊技者と認定された遊技者の画像データを不正遊技者データベースに保存するステップ7と、前記撮影手段によって撮影された遊技者の画像データと前記不正遊技者データベースに保存された画像データとを前記顔認証手段によって照合し、撮影された遊技者が前記不正遊技者データベースに保存された遊技者と一致した場合には警告を発するステップ8とを備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項9に記載の本発明は、請求項6から8のいずれか1項に記載の不正遊技台の判別方法において、前記ステップ4における所定の回数は3回未満であることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項10に記載の本発明は、請求項6から9のいずれか1項に記載の不正遊技者の判別方法において、前記ステップ4における所定の割合は100%以上であることを特徴とする。
本発明に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別システム及び判別方法によれば、全遊技台の中から裏ロム等の不正装置が取り付けられた遊技台を推認することができるので不正遊技台を発見しやすくなると共に、全遊技台を検査するのに比べて作業の手間を減らすことができるという効果がある。また、そのような不正遊技台で遊技した遊技者であって遊技回数が少ないにも関わらず出玉率の高い遊技者を不正遊技者として認定することにより、店側も迅速な対応を取ることができるという効果がある。
本発明に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別システムの第一の実施形態を示すブロック図である。 (a)はカメラを台表示ランプに取り付けた状態を示す図、(b)は台間機にカメラを取り付けた状態を示す図である。 図2に示すカメラの視野設定の例を示し、(a)は図2(a)に対応した視野設定の図、(b)は図2(b)に応した視野設定の図である。 不正装置が取り付けられている遊技台の特定方法を説明する図である。 本発明に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別方法の第一の実施形態を示すフローチャートである。 本発明に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別システムの第二の実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別方法の第二の実施形態を示すフローチャートである。
1.第一の実施形態
以下、本発明に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別システム及び判別方法について、好ましい一実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別システムの第一の実施形態を示すブロック図である。
第一の実施形態における不正装置が取り付けられた遊技台の判別システム1(以下、単に「判別システム1」という。)は、ホール内の全てのパチンコ台やパチスロ台等の遊技台3−1〜3−nを管理するホールコンピュータ(HC)2内に設置されるか、あるいは1つの装置としてホールコンピュータ2に接続して設置される。この場合、判別システム1とホールコンピュータ2との間の通信はUSBやLAN等を用いて行われる。ホールコンピュータ2は、ホールに設置された遊技台の全てを管理するものであって遊技店の事務所等に設置され、CPU、RAM、ROM、入出力部、表示制御部、外部との通信を制御する通信制御部(いずれも図示せず)等を備えて構成されている。尚、ホールコンピュータ2の構成については公知であるため、その説明は省略する。本実施形態ではホールコンピュータ2内に判別システム1が設置されている。
[判別システム1の構成]
判別システム1は、遊技者Hの顔を撮影する撮影手段としてのカメラ4−1〜4−nと、このカメラ4−1〜4−nによって撮影された遊技者Hの顔の画像データを画像処理する画像処理部21と、カメラ4−1〜4−nによって撮影された遊技者Hの顔画像データに基づいて同一の人物を特定する顔認証手段23と、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブ(Solid State Drive)等によって構成されると共に画像処理部21によって生成された遊技者Hのそれぞれの顔画像データと当該遊技者Hが遊技している遊技台3−1〜3−nの台番号などの情報及び当該遊技台3−1〜3−nにおける打ち込み数及び払い出し数を当該遊技者Hの顔画像データと関連付けてそれぞれ保存する遊技者データベース(DB)20と、遊技者データベース20に基づいてそれぞれの遊技者Hが遊技した遊技台3−1〜3−nにおける打ち込み数に対する払い出し数の割合である出玉率Wを算出し、出玉率Wが所定の割合以上であった遊技者Hの延べ人数をそれぞれの遊技台3−1〜3−nごとに算出し、所定の出玉率W以上であった遊技者Hの人数について遊技台1台あたりの平均を求める平均人数算出手段24と、遊技者データベース20に基づいて顔認証手段23によって各遊技者Hの当該店舗における遊技回数Pを算出し、遊技回数Pが所定の回数未満であり、且つ、出玉率Wが所定の割合以上であった遊技者Hを遊技者データベース20の中から抽出する遊技者抽出手段25と、遊技者抽出手段25によって抽出された遊技者Hが遊技した延べ人数が平均人数算定手段24によって算出された平均人数Qよりも多い遊技台3−1〜3−nを不正遊技台Fとして抽出する不正遊技台抽出手段26を備えている。また、判別システム1は、各種の設定入力等を行うための図示しないキーボード、マウス等の入力装置と、各種の情報や警告等を表示するディスプレイ5を備えており、さらに、不正遊技台抽出手段26が不正遊技台Fとして抽出したときに例えばディスプレイ5に警告を行う警告手段27を備えて構成されている。
カメラ4−1〜4−nは、CMOSセンサ等を用いたデジタルカメラや監視カメラ等に用いられているユニットを利用することができ、遊技者Hの顔を高精細に記録できる性能を備えていることが望ましいが、画素数は、例えば200万画素以上であれば不足はない。尚、カメラ4−1〜4−nの設置場所は遊技者Hの顔を撮影可能であればどこに設置してもよいが、例えば、図2(a)に示す台表示ランプ部7、図2(b)に示す台間情報端末機9(またはプリペイドカードや現金を受け付けて遊技玉やメダルを払い出す台間機6)等に設置することができる。そして、カメラ4−1〜4−nの取り付け角度は、台表示ランプ部7に取り付けた場合には図3(a)に示すような撮影視野θに設定し、台間情報端末機9に取り付けた場合には図3(b)に示すような撮影視野θに設定し、遊技者Hの顔全体が撮影できるようにする。
画像処理部21は、カメラ4−1〜4−nによって撮影された顔画像データに対し、必要に応じてノイズ除去、階調補正、色補正、画像圧縮等の処理を施すプログラムであり、最終的には、画像内の背景等を除外した輪郭線及び特徴点等による顔パターンを出力し、この顔パターンは遊技者データベース20に格納される。
遊技者データベース20は、遊技台3−1〜3−nに対応させて遊技者Hの顔画像データと打ち込み数及び払い出し数を保存するリレーショナル型のデータベースである。例えば、フィールドAに遊技台3−1〜3−nに対応させて遊技者Hの顔写真を格納し、フィールドBに遊技台3−1〜3−nにおける打ち込み数を格納し、フィールドCに遊技台3−1〜3−nにおける払い出し数を格納する。尚、カメラ4−1〜4−nによる撮影は、後述するように、1分毎に行われるので、同じ顔が継続して撮影された場合、その間同一の遊技者Hが遊技していたと判断されることになるが、同じ顔が重複して保存され、記憶容量の浪費や画像検索の膨大化を招くことになる。そこで、遊技者データベース20への保存回数を調整することも行われる。
顔認証手段23は、カメラ4−1〜4−nで撮影された所定の遊技者Hの顔画像内の顔パターンを切り出した顔画像データと、遊技者データベース20に格納された遊技者Hの顔画像データとを比較し、一致する人物が存在するか否かを判定するプログラムからなる。一致すれば、過去に来店したことのある遊技者Hと認定され、また、不一致であれば初めての来店者と見なされる。遊技中の遊技者Hを撮影した画像データと遊技者データベース20に格納された遊技者Hの顔画像データとの対比の他、遊技者データベース20に格納された遊技者Hの顔画像データ同士の対比も行う。顔認識の方法は、例えば、画像中からの顔パターン切り出し(=顔検出)と、識別処理の2段階の処理が行われる。初めに、顔画像データがfピクセル×fピクセルであればf×f次元の空間(特徴空間)にベクトル化する。そして、このベクトル表現によって2つの画像を比較することが可能になる。両者がどの程度類似しているかは、両者のベクトルの成す角度(相関係数)に基づいて決定する。具体的には、何人かの顔パターンから生成した平均顔パターンをテンプレートとし、入力画像との相関(2つのベクトルのなす角度)を求め、もっとも相関値が高い領域を顔パターンとして抽出する。このようにして撮影画像の中から顔の検出を行う。
次に、検出された顔に対する識別処理について説明する。識別処理の最も基本的な方法は相関法であり、入力パターンと登録パターンの成す相関(角度)に基づいて識別する。最も簡単な識別方法は入力された濃淡画像パターンをそのまま用いる方法であるが、濃淡画像情報は照明変動などの影響を受け易いため高い識別性能を期待することはできない。そのため、濃淡画像から識別に有効な特徴を抽出することにより識別性能を上げることができる。さらに、相関法に比べて高性能とされる部分空間法も用いられている。この部分空間法は入力パターンベクトルと辞書パターンからKL(Karhunen-Loeve)展開を用いて生成される部分空間とのなす角度に基づいて識別を行うものである。尚、上述の顔認証の手法は一例であり、具体的な手法についてはこれに限るものではなく、適宜の手法を用いることができることはいうまでもない。
平均人数算出手段24は、遊技者データベース20に基づいてそれぞれの遊技者Hが遊技した遊技台3−1〜3−nにおける打ち込み数に対する払い出し数の割合である出玉率Wを算出し、出玉率Wが所定の割合以上であった遊技者Hの延べ人数をそれぞれの遊技台3−1〜3−nごとに算出し、所定の出玉率W以上であった遊技者Hの人数について遊技台1台あたりの平均を求めるプログラムからなる。各遊技台3−1〜3−nの出玉率Wは遊技者データベース20に保存された各遊技者Hの打ち込み数と払い出し数からそれぞれ算出し、各遊技台3−1〜3−nについてそれぞれ出玉率Wが所定の割合以上であった人数を算出する。この場合、例えば、出玉率Wを100%以上とすれば、各遊技台3−1〜3−nで少なくとも負けいていない遊技者Hが何人いたのかが算出できる。そして、遊技台3−1〜3−n全体について出玉率Wが所定の割合以上であった人数の平均人数を算出する。もちろん、出玉率Wを100%以上に設定することで、利益の大きい遊技者Hを対象とすることもできる。
遊技者抽出手段25は、遊技者データベース20に保存された各遊技者Hの顔画像データを顔認証手段23によって同一の遊技者Hを選別し、当該遊技者Hの当該店舗におけるこれまでの遊技回数Pを遊技者データベース20に基づいて算出し、その遊技回数Pが所定の回数未満、例えば、3回未満であり、且つ、出玉率Wが所定の割合、例えば100%以上であった遊技者Hを遊技者データベース20の中から抽出するプログラムからなる。常連客が同じ店舗で繰り返し不正を行うことはリスクが高く、その一方、不正装置が取り付けられた遊技台3−1〜3−nを事前に知っている不正遊技者Gであれば迷うことなくその遊技台3−1〜3−nで遊技するものと考えられる。そのため、遊技回数Pが少ないにもかかわらず利益を得ているか少なくとも負けていない遊技者Hは何らかの不正が行われた遊技台3−1〜3−nで遊技している可能性が高いことが推認される。そこで、遊技者抽出手段25によって「P<所定の回数」であり、且つ、「出玉率W>所定の割合」である遊技者Hを抽出する。尚所定の遊技回数Pは常連客か否かを区別するため回数であり、3回に限らず、4回、5回、或いは10回など適宜の回数を設定することができる。また、出玉率Wは少なくとも負けにならない100%以上とすることが好ましい。出玉率Wは、遊技者Hが遊技した遊技台3−1〜3−nごとの出玉率Wに基づくものであっても、当該遊技者Hの出玉率Wの平均であってもよい。すなわち、遊技者Hが2回遊技をした場合であって2回とも出玉率Wが100%以上である場合でもよく、1回目が出玉率Wが100%以上であり、2回目の出玉率が100%未満であった場合には2回の平均の出玉率Wが100%以上である場合でもよい。さらに、遊技期間を考慮することで、例えば、短期間で3回なのか、長期間で3回なのか等、遊技者抽出条件に期間を加えることもできる。
不正遊技台抽出手段26は、遊技者抽出手段25によって抽出された遊技者Hが遊技した延べ人数が平均人数算定手段24によって算出された平均人数Qよりも多い遊技台3−1〜3−nを不正遊技台Fとして抽出するプログラムからなる。すなわち、遊技者抽出手段25によって抽出された遊技者Hは遊技回数Pが所定の回数未満で、且つ、出玉率Wが所定の割合以上であった遊技者Hであり、ある遊技台3−1〜3−nがそのような遊技者Hによって遊技された遊技人数Rが少なくとも平均人数算出手段24によって算出された平均人数Qよりも多い場合には、遊技回数Pが少ないにもかかわらず、出玉率Wの高い遊技者Hが何人もいるということになり、そのような遊技台3−1〜3−nは不正装置等が取り付けられている可能性が高い不正遊技台Fと推認することができる。このような判定を行うのが不正遊技台抽出手段26である。
警告手段27は、不正遊技台抽出手段26によって遊技台3−1〜3−nが抽出された場合にそのような遊技台3−1〜3−nが発見されたことをディスプレイ5に警告を表示させるプログラムからなる。具体的には、遊技台3−1〜3−nが発見されたことをホールの従業員等に報知するため、不正遊技台抽出手段26によって抽出された遊技台3−1〜3−nの台番号をポップアップ等によりディスプレイ5に表示を行って店の関係者等に警告を行うものである。尚、警告は表示以外の他の方法、例えば、音声合成によるメッセージの出力と顔画像の表示、アラーム等と顔画像の表示、文字のテロップと顔画像の表示等によって行うことも可能である。
[第一の判別方法及び判別システム1の動作]
次に、本発明に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別方法(第一の判別方法)について上述の判別システム1の動作と共に説明する。初めに、不正者の不正の手口について図4を用いて説明する。図4は不正装置が取り付けられている遊技台の特定方法を説明する図である。ここで、遊技台3−1〜3−nに取り付けられる不正ロム(=不正ROM)は、その遊技台3−1〜3−nの出玉確率を一律に高く設定してしまうものであると、ホールコンピュータ2が集計処理を実行したときに直ちに不正が発覚してしまうことになる。そのため、不正ロムには、一般に、不正者(ゴトROMグループ)が予め設定した特定の条件下においてのみ出玉の確率を上げ、それ以外の場合には不正者が出玉の確率を上げた分だけ確率を下げる(元に戻す)という細工が仕込まれている。このように細工された遊技台の出玉率が平均して所定の確率に収まるようにプログラムされている。尚、判別システム1は、不正ロムに限らず、「ぶら下がり」、「基板交換」等による不正に対しても同様にして判定することができる。
図4において、不正ロムが取り付けられている特定の遊技台(=不正台)(図4の左から2番目の遊技台)で例えば5人の客が順番に遊技したとする。このとき、不正台において1人目の不正者は不正ロムを操作して1万円勝ち(即ち不正に勝ち)、2人目の一般客は通常の出玉率で2万円負け、3人目の不正者は不正ロムを操作して1万円勝ち、4人目の一般客は通常の出玉率で2万円負け、さらに5人目の不正者は不正ロムを操作して1万円勝つということを示している。そして、必ず同じ遊技台で遊技しており、しかも常に勝っている遊技者Hいるとすれば何らかの不正が行われている可能性が考えられる。この場合、頻繁に来店する常連客は店の実情を熟知して有利に遊技している可能性も考えられるが、来店回数が少ない客が集中的に同一の遊技台で遊技して勝つという状況は遊技台に何らかの不正が行われていると考えられると共に、そのような遊技台で必ず勝っている遊技者Hは不正者であると推認できる。本発明は、このような事情に着目して不正遊技台を発見しようとするものである。以下、各図を参照して詳細に説明する。
図5は本発明に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別方法の第一の実施形態を示すフローチャートである。尚、このフローは第一の実施形態に係る判別システム1の動作と同様である。まず、判別システム1は、遊技台3−1〜3−nで遊技する遊技者Hの顔を対応するカメラ4−1〜4−nによって撮影する(ステップS1)。尚、この撮影の開始は、遊技者Hが着席した遊技台3−1〜3−nの操作をしたときとし、また、1分毎等に起動して撮影対象者が存在するか否かをチェックする。カメラ4−1〜4−nによる撮影画像は画像処理部21に取り込まれ、デジタル画像データに変換処理される。また、同時に画像処理部21では必要に応じてノイズ除去、階調補正、色補正、画像圧縮等の各種の処理が自動的に施される。こうして画像処理部21によって生成された遊技者Hの画像データは当該遊技者が遊技している遊技台3−1〜3−nの台番号と当該遊技台3−1〜3−nにおける出玉率Wとを関連付けて遊技者データベース20に自動的に保存する(ステップS2)。
次いで、判別システム1は、遊技者データベース20に基づいてそれぞれの遊技者Hが遊技した遊技台3−1〜3−nにおける打ち込み数に対する払い出し数の割合である出玉率Wを算出し、出玉率Wが所定の割合以上であった遊技者Hの延べ人数をそれぞれの遊技台3−1〜3−nごとに算出し、所定の出玉率W以上であった遊技者Hの人数について遊技台1台あたりの平均を求める(ステップS3)。例えば、出玉率Wが100%以上の遊技者とすることで当該遊技台3−1〜3−nで負けていない遊技者Hが何人いるかを算出することができ、そのような遊技者Hが遊技台3−1〜3−n1台当たり平均で何人いるかを算出する。
次いで、判別システム1は、遊技者抽出手段25を動作させ、遊技者データベース20に保存された各遊技者Hの顔画像データを顔認証手段23によって同一の遊技者Hを選別し、当該遊技者Hの当該店舗におけるこれまでの遊技回数Pを遊技者データベース20に基づいて算出し、その遊技回数Pが所定の回数未満であり、且つ、出玉率Wが所定の割合以上であった遊技者Hを遊技者データベース20の中から抽出する(ステップS4)。そして、「遊技回数P<所定値」であり、且つ、「出玉率W>所定値」である遊技者Hが存在するとき(ステップS4:Yes)には、該当する遊技者Hを遊技者データベース20の中から抽出する。尚、遊技回数Pは常連客とそれ以外の客の区別するための適宜な回数、例えば3回、4回、5回、10回等を設定することができる。また、出玉率Wは100%以上とすることで少なくとも負けていない遊技者Hを抽出することができる。また、「出玉率W>105%」等とすることで利益を上げている遊技者Hを抽出することができる。尚、「ステップS4:No」の場合には「遊技回数P>所定値」が判定(ステップS3:No)されたときには遊技者Hは常連客であると判定し、その後、所定の時間が経過したら再度ステップS3の処理を実行する。
次に、判別システム1は、不正遊技台抽出手段26を動作させ、ある遊技台3−1〜3−nが、遊技者抽出手段25によって抽出された遊技者H(遊技回数Pが所定の回数未満で、且つ、出玉率Wが所定の割合以上であった遊技者H)によって遊技された遊技人数Rが少なくとも平均人数算出手段24によって算出された平均人数Qよりも多いか否かを判定する(ステップS5)。そして、「遊技人数R>平均人数Q」の場合(ステップS5:Yes)には、当該遊技台3−1〜3−nは不正装置等が取り付けられている可能性が高い不正遊技台Fとして判定して抽出する。そして、ディスプレイ5に当該遊技台3−1〜3−nが不正遊技台Fであることを告知する表示を警告手段27によってポップアップするなどして警告すれば、この表示を見た従業員等は不正遊技台Fに対して迅速に所定の処置をとることができる。尚、「ステップS5:No」と判定された場合には不正遊技台Fではないと判定し、処理を終了する。この場合、ディスプレイ5には何も表示しない。
[第一の実施形態の効果]
第一の実施形態に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別システム及び判別方法によれば、全遊技台の中から裏ロム等の不正装置が取り付けられた遊技台を不正遊技台として抽出することにより不正遊技台を効率的に発見することができる。その結果、不正遊技台を発見するために全遊技台を検査することがないので作業の手間を減らすことができるという効果がある。そして、不正遊技台Fに対して迅速に対応することができるという効果がある。
2.第二の実施形態
次に、本発明に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別システムの第二の実施形態について説明する。上述の第一の実施形態は不正遊技台を判別するものであったが、第二の実施形態の不正装置が取り付けられた遊技台の判別システム8(以下、単に「判別システム8」という。)は、さらに不正遊技者Gを判別するものである。これにより、不正装置が取り付けられた不正遊技台を効率的に発見することができるのに加えて不正遊技者Gをも効率的に発見することができ、そして、それを店の従業員等に警告することが可能となる。
[判別システム8の構成]
図6は本発明に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別システムの第二の実施形態を示すブロック図である。この判別システム8は、第一の実施形態の判別システム1と同様に遊技台3−1〜3−nで遊技する各遊技者Hの顔を撮影するカメラ4−1〜4−n、画像処理部21、遊技者データベース20、顔認証手段23、平均人数算出手段24、遊技者抽出手段25、不正遊技台抽出手段26を備えている。尚、これらは第一の実施形態において説明したものとほぼ同様であり、詳しい説明は省略する。そして、遊技者抽出手段25によって抽出された遊技者Hであって不正遊技台抽出手段26によって抽出された遊技台3−1〜3−nで遊技していた遊技者Hを不正遊技者Gとして認定する不正遊技者認定手段28と、上述の遊技者データベース20と同様にハードディスクドライブやソリッドステートドライブ等によって構成されると共に不正遊技者認定手段28によって認定された遊技者Hの画像データを保存する不正遊技者データベース29と、遊技者Hを撮影した画像データと不正遊技者データベース29に保存されている画像データとが一致したことをもって警告を発する警告手段27とを備えて構成されている。
不正遊技者認定手段28は、遊技者抽出手段25によって抽出された遊技者Hであって不正遊技台抽出手段26によって抽出された遊技台3−1〜3−nで遊技していた遊技者Hを不正遊技者Gとして認定するプログラムからなる。すなわち、遊技者抽出手段25が抽出した、遊技回数Pが所定の回未満で、且つ、出玉率Wが所定の割合以上である遊技者Hが不正遊技台抽出手段26で抽出された遊技台3−1〜3−nで遊技していた場合に当該遊技者Hを不正遊技者Gとして認定する。そして、不正遊技者認定手段28によって不正遊技者Gとされた遊技者Hは不正遊技者データベース29に保存される。この不正遊技者データベース29は遊技者データベース20と同様の構造を有し、例えば、遊技者Hの顔画像データと不正遊技台Fの台番号及びそのときの出玉率Wを関連させて格納される。
警告手段27は、カメラ4−1〜4−nによって撮影された遊技中の遊技者Hの画像データと不正遊技者データベース29に保存された画像データとを顔認証手段23によって照合し、照合の結果、遊技中の遊技者Hが不正遊技者データベース29に保存された遊技者Hと一致したときに警告を発するプログラムからなる。その警告は、例えば、不正遊技者Gの顔画像データと、不正遊技者Gが遊技している遊技台3−1〜3−nの台番号をポップアップ等によってディスプレイ5に表示して警告を行うものである。尚、警告は表示以外の他の方法、例えば、音声合成によるメッセージの出力と顔画像データの表示、アラーム等と顔画像データの表示、文字のテロップと顔画像データの表示等によって行ってもよい。
[第二の判別方法及び判別システム8の動作]
次に、本発明に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別方法(第二の判別方法)について上述の判別システム8の動作と共に説明する。図7は本発明に係る不正装置が取り付けられた遊技台の判別方法の第二の実施形態を示すフローチャートである。尚、このフローは第二の実施形態に係る判別システム8の動作と同様である。本実施形態における前半の処理は図5に示したステップS1〜S5と同様である。そのため、図5に示したステップS1〜S5をステップS11とし、その処理内容についての説明は省略する。ステップS11における最終的な処理は、ある遊技台3−1〜3−nが、遊技者抽出手段25によって抽出された遊技者H(遊技回数Pが所定の回数未満で、且つ、出玉率Wが所定の割合以上であった遊技者H)によって遊技された遊技人数Rが少なくとも平均人数算出手段24によって算出された平均人数Qよりも多いか否かによって不正遊技台Fであるか否かを判定する処理(図5のステップS5)であり、その次の処理が第二の実施形態に係る不正遊技者Gの検出処理(=ステップS12〜S16)である。
まず、判別システム8は、不正遊技者認定手段28を動作させ、遊技者抽出手段25が抽出した、遊技回数Pが所定の回未満で、且つ、出玉率Wが所定の割合以上である遊技者Hが不正遊技台抽出手段26で抽出された遊技台3−1〜3−nで遊技していた遊技者Hが存在していたか否かを判定する(ステップS12)。そのような遊技者Hが存在しなかった場合(ステップS12:No)には処理を終了する。一方、そのような遊技者Hが存在していた場合(ステップS12:Yes)には、当該遊技者Hを不正遊技者Gとして認定する(ステップS13)。そして、不正遊技者認定手段28によって不正遊技者Gとされた遊技者Hの顔画像データや遊技履歴に関するデータが不正遊技者データベース29に保存される。この不正遊技者データベース29は遊技者データベース20と同様の構造を有し、例えば、遊技者Hの顔画像データと不正遊技台Fの台番号及びそのときの出玉率Wを関連させて格納する(ステップS14)。次に、不正遊技者認定手段28は、遊技中の遊技者Hを撮影した画像データに基づいて顔認証手段23により不正遊技者データベース29の画像データと照合し、一致する遊技者Hの有無の判別を行う(ステップS15)。そして、不正遊技者データベース29の中に一致する遊技者Hがいた場合には当該遊技者Hは不正遊技者Gであると認定し(ステップS15:Yes)、警告を出す(ステップS16)。この警告は、不正遊技者Gであることを告知する表示を警告手段27によって警告文や顔写真をディスプレイ5にポップアップ表示する等により行うものである。尚、この警告は、表示以外の他の方法、例えば、音声合成によるメッセージの出力と顔画像の表示の組み合わせ、アラーム等と顔画像の表示の組み合わせ、文字のテロップと顔画像の表示の組み合わせ等によって行うこともできる。一方、一致する遊技者Hがいなかった場合には(ステップS15:No)、処理を終了する。
[第二の実施形態の効果]
第二の実施形態に係る判別システム及び判別方法によれば、第一の実施形態で得られるの効果の他、不正遊技者認定手段28によって不正遊技者Gを推認し、警告を発することを可能としたので店の従業員は不正遊技者Gが来店していること認識することができると共に、不正遊技者Gに対する店側の迅速な対応を図ることができるという効果がある。
以上のように、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であることはいうまでもない。例えば、特定の機器や設備と人物を対応させたいシステムや装置の構築に応用することもできる。
1,8 判別システム
2 ホールコンピュータ
−1〜3−n 遊技台
−1〜4−n カメラ
5 ディスプレイ
6 台間機
7 台表示ランプ部
9 台間情報端末機
21 画像処理部
20 遊技者データベース(遊技者DB)
23 顔認証手段
24 平均人数算出手段
25 遊技者抽出手段
26 不正遊技台抽出手段
27 警告手段
28 不正遊技者認定手段
29 不正遊技者データベース(不正遊技者DB)

Claims (10)

  1. 遊技台で遊技する遊技者の顔を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段によって撮影された顔画像データに基づいて同一の人物を特定する顔認証手段と、
    前記撮影手段によって撮影された遊技者の顔画像データと当該遊技者が遊技している遊技台及び当該遊技台における打ち込み数及び払い出し数を当該遊技者の顔画像データと関連付けてそれぞれ保存する遊技者データベースと、
    前記遊技者データベースに基づいてそれぞれの遊技者が遊技した遊技台における打ち込み数に対する払い出し数の割合(以下、「出玉率」という。)を算出し、出玉率が所定の割合以上であった遊技者の延べ人数をそれぞれの遊技台ごとに算出し、所定の出玉率以上であった遊技者の人数について遊技台1台あたりの平均を求める平均人数算出手段と、
    前記遊技者データベースに基づいて前記顔認証手段によって各遊技者の当該店舗における遊技回数を算出し、遊技回数が所定の回数未満であり、且つ、出玉率が所定の割合以上であった遊技者を前記遊技者データベースの中から抽出する遊技者抽出手段と、
    前記遊技者抽出手段によって抽出された遊技者が遊技した延べ人数が前記平均人数算定手段によって算出された平均人数よりも多い遊技台を不正遊技台として抽出する不正遊技台抽出手段と、
    を備えていることを特徴とする不正遊技台の判別システム。
  2. 請求項1に記載の不正遊技台判別システムにおいて、
    前記遊技者抽出手段によって抽出された遊技者であって前記不正遊技台抽出手段によって抽出された遊技台で遊技していた遊技者を不正遊技者として認定する不正遊技者認定手段を備えていることを特徴とする不正遊技台の判別システム。
  3. 請求項2に記載の不正遊技台の判別システムにおいて、
    前記不正遊技者認定手段によって認定された遊技者の画像データを保存する不正遊技者データベースを備え、
    前記撮影手段によって撮影された遊技者の画像データと前記不正遊技者データベースに保存された画像データとを前記顔認証手段によって照合し、撮影された遊技者が前記不正遊技者データベースに保存された遊技者と一致した場合には警告を発する警告手段を備えていることを特徴とする不正遊技台の判別システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の不正遊技台の判別システムにおいて、
    前記遊技者抽出手段における遊技回数は3回未満であることを特徴とする不正遊技台の判別システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の不正遊技台の判別システムにおいて、
    前記不正遊技台抽出手段における出玉率は100%以上であることを特徴とする不正遊技台の判別システム。
  6. 遊技台で遊技する遊技者の顔を撮影手段によって撮影するステップ1と、
    前記撮影手段によって撮影された遊技者の顔画像データと当該遊技者が遊技している遊技台及び当該遊技台における打ち込み数及び払い出し数を当該遊技者の顔画像データと関連付けてそれぞれ遊技者データベースに保存するステップ2と、
    前記遊技者データベースに基づいてそれぞれの遊技者が遊技した遊技台における打ち込み数に対する払い出し数の割合(以下、「出玉率」という。)を算出し、出玉率が所定の割合以上であった遊技者の延べ人数をそれぞれの遊技台ごとに算出し、所定の出玉率以上であった遊技者の人数について遊技台1台あたりの平均を求めるステップ3と、
    前記遊技者データベースに基づいて前記顔認証手段によって各遊技者の当該店舗における遊技回数を算出し、遊技回数が所定の回数未満であり、且つ、出玉率が所定の割合以上であった遊技者を前記遊技者データベースの中から抽出するステップ4と、
    前記ステップ4で抽出された遊技者が遊技した延べ人数がステップ3で算出された平均人数よりも多い遊技台を不正遊技台として抽出するステップ5と、
    を備えていることを特徴とする不正遊技台の判別方法。
  7. 請求項6に記載の不正遊技台判別方法において、
    前記ステップ4で抽出された遊技者であって前記ステップ5によって抽出された遊技台で遊技していた遊技者を不正遊技者として認定するステップ6を備えていることを特徴とする不正遊技台の判別方法。
  8. 請求項7に記載の不正遊技台の判別方法において、
    前記ステップ6で不正遊技者と認定された遊技者の画像データを不正遊技者データベースに保存するステップ7と、
    前記撮影手段によって撮影された遊技者の画像データと前記不正遊技者データベースに保存された画像データとを前記顔認証手段によって照合し、撮影された遊技者が前記不正遊技者データベースに保存された遊技者と一致した場合には警告を発するステップ8と、
    を備えていることを特徴とする不正遊技者の判別方法。
  9. 請求項6から8のいずれか1項に記載の不正遊技台の判別方法において、
    前記ステップ4における所定の回数は3回未満であることを特徴とする不正遊技台の判別方法。
  10. 請求項6から9のいずれか1項に記載の不正遊技者の判別方法において、
    前記ステップ4における所定の割合は100%以上であることを特徴とする不正遊技台の判別方法。
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