JP2019071234A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】システム内で溜まった液体が凍結した場合であっても、凍結固着した弁体を確実に作動させて開弁させることができ、もって、高い信頼性を得ることのできる燃料電池システムを提供する。【解決手段】弁体29Vaが、閉弁時において、酸化ガス排出流路29の酸化ガス流れの上流方向に向かう面が上方を向くように鉛直面に対して傾斜して配在される。また、前記弁体29Vaは、閉弁時において重力方向で下方に位置する部分が酸化ガス排出流路29の酸化ガス流れの下流方向に向かって開くようになっている。【選択図】図4

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
従来から、空気等の酸化ガスと水素等の燃料ガスとの反応ガスの電気化学反応によって発電する燃料電池(燃料電池スタック)を備えた燃料電池システムが知られている。
ところで、この種の燃料電池システムでは、一般に、燃料電池の運転終了後に、燃料電池システムの各部を制御して、燃料電池に残留する水分や、燃料電池システムの配管・弁等に付着している水分を低減させるための掃気処理(パージ処理)が実行される。これにより、燃料電池を搭載した燃料電池車両において、燃料電池内部の水分量を低減させ、低温環境下においても良好な始動性を確保するようにしている。
しかしながら、上記のような掃気処理(パージ処理)を行っても、掃気残り、燃料電池(燃料電池スタック)からの残水、結露水等により、各弁(特に、各燃料電池セルで電気化学反応に供された後の酸化オフガスを燃料電池から排出するための酸化ガス排出流路や燃料電池から排出された燃料オフガス(未消費の燃料ガス)を外部へ排出(大気放出)するための燃料ガス排出流路に配設される弁)の弁体や弁座周りに水が溜まり、低温環境下で弁体が凍結固着して、低温始動時に弁体が開きにくくなるおそれがある。
このような問題に対し、例えば下記特許文献1には、弁体が取り付けられた弁軸が昇降することで、弁体と弁座とが接離して開閉することにより、流路を流れる流体の流量を調整する流体制御弁において、弁軸を水平面に対して傾斜させ、弁座が形成されている部分のうち流路内の液体が自重によって溜まる部分に対応する弁体の上面の縁部に沿って壁部を形成したものが提案されている。
特許文献1に所載の従来技術によれば、弁体が弁座に接触(着座)している際に流路内の液体(例えば水)が流路の一部(例えば最下部)に溜まった場合、弁体の上面に形成された壁部が、溜まった水が弁体の上面部を越える(弁体の上面上まで浸水する)のを抑制するので、低温環境下で溜まった水が凍結した場合でも、凍結固着した弁体が作動しやすくなる。
特開2015−014331号公報
しかしながら、上記特許文献1に所載の従来技術では、弁体が凍結した液体(氷)側へ作動して開弁するため、弁体や弁座周りに溜まった液体が凍結してしまった場合、開弁時の弁体の作動が凍結した液体(氷)に阻害されてしまい、弁体が動かなくなる(開弁しなくなる)おそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、システム内で溜まった液体が凍結した場合であっても、凍結固着した弁体を確実に作動させて開弁させることができ、もって、高い信頼性を得ることのできる燃料電池システムを提供することにある。
前記課題を解決すべく、本発明による燃料電池システムは、燃料電池から排出される反応ガスが流通する反応ガス排出流路中に、該反応ガス排出流路を開閉する弁体を有する流体制御弁が設けられた燃料電池システムであって、前記弁体は、閉弁時において、前記反応ガス排出流路の反応ガス流れの上流方向に向かう面が上方を向くように鉛直面に対して傾斜して配在されるとともに、少なくとも閉弁時において重力方向で下方に位置する部分が前記反応ガス排出流路の反応ガス流れの下流方向に向かって開くようになっていることを特徴としている。
また、本発明による燃料電池システムは、燃料電池から排出される反応ガスが流通する反応ガス排出流路中に、板状の弁体を回転軸周りで回転させることにより該反応ガス排出流路を開閉する流体制御弁が設けられた燃料電池システムであって、前記回転軸は水平方向に沿って配置されており、前記弁体は、閉弁時において、前記反応ガス排出流路の反応ガス流れの上流方向に向かう面が上方を向くように鉛直面に対して傾斜して配在されるとともに、閉弁時において重力方向で下方に位置する部分が前記反応ガス排出流路の反応ガス流れの下流方向に向かって開くようになっていることを特徴としている。
前記弁体は、閉弁時において、前記反応ガス排出流路の反応ガス流れの上流方向に向かう面が鉛直面に対して10〜45度の範囲内で傾斜して配在されていることが好ましい。
前記反応ガス排出流路は、前記燃料電池の排出口から前記流体制御弁まで常に下方に向かって傾斜するように配置されていることが好ましい。
本発明によれば、反応ガス排出流路中に配設されて当該反応ガス排出流路を開閉する流体制御弁の弁体が、閉弁時において、反応ガス排出流路の反応ガス流れの上流方向に向かう面が上方を向くように鉛直面に対して傾斜して配在されるので、反応ガス排出流路を流れてきた掃気残り、燃料電池(燃料電池スタック)からの残水、結露水等の液体は、その自重によって、弁体の閉弁時において重力方向で下方に位置する部分に溜まりやすくなる。また、前記弁体は、少なくとも閉弁時において重力方向で下方に位置する部分が反応ガス排出流路の反応ガス流れの下流方向に向かって開くようになっているので、ここで溜まった液体が凍結した場合であっても、前記弁体は反応ガス排出流路の反応ガス流れの下流方向に沿って凍結した液体(氷)を剥がす方向に動く(開弁する)ことができ、開弁時の弁体の動きが凍結した液体(氷)に阻害されなくなる。そのため、凍結固着した弁体を確実に作動させて開弁させることができ、反応ガス排出流路中に配設された流体制御弁の開閉性(開弁性)を確保することができる。
本発明による燃料電池システムのシステム構成図である。 本発明による燃料電池システムの主要部分を示す要部背面図である。 図2のF−F矢視線に従う断面図であり、調圧弁の閉弁時を示す図である。 図2のF−F矢視線に従う断面図であり、調圧弁の開弁時を示す図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態の一例に基づいて詳細に説明する。以下では、一例として、燃料電池車に搭載される燃料電池またはこれを含む燃料電池システムに本発明を適用した場合を例示して説明するが、適用範囲がこのような例に限られることはない。
まず、本発明による燃料電池を備えた燃料電池システムのシステム構成を、図1を用いて概説する。
図1に示される燃料電池システム1は、例えば、単位セルである燃料電池セルを複数個積層させて構成された燃料電池(燃料電池スタック)10と、燃料電池10に空気等の酸化ガスを供給する酸化ガス供給系20と、燃料電池10に水素等の燃料ガスを供給する燃料ガス供給系30とを備えている。
例えば、固体高分子型燃料電池10の燃料電池セルは、イオン透過性の電解質膜と、該電解質膜を挟持するアノード側触媒層(アノード電極)およびカソード側触媒層(カソード電極)とからなる膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)を備えている。MEAの両側には、燃料ガスもしくは酸化ガスを提供するとともに電気化学反応によって生じた電気を集電するためのガス拡散層(GDL:Gas Diffusion Layer)が形成されている。GDLが両側に配置された膜電極接合体は、MEGA(Membrane Electrode & Gas Diffusion Layer Assembly)と称され、MEGAは、一対のセパレータにより挟持されている。ここで、MEGAが燃料電池の発電部であり、ガス拡散層がない場合には、MEAが燃料電池の発電部となる。
酸化ガス供給系20は、例えば、燃料電池10(のカソード電極)に酸化ガスを供給するための酸化ガス供給流路(配管)25と、燃料電池10に供給され、各燃料電池セルで電気化学反応に供された後の酸化オフガスを燃料電池10から排出する酸化ガス排出流路(配管)29と、酸化ガス供給流路25を介して供給される酸化ガスを燃料電池10を介さずに(バイパスして)酸化ガス排出流路29へと流通させるバイパス流路26とを有する。酸化ガス供給系20の各流路は、例えば、ゴムホースや金属製のパイプ等によって構成することができる。
酸化ガス供給流路25には、上流側から、エアクリーナ21、エアコンプレッサ(ターボコンプレッサ)(以下、単にコンプレッサと称する)22、インタクーラ23等が備えられ、酸化ガス排出流路29には、マフラ28等が備えられている。なお、酸化ガス供給流路25(のエアクリーナ21)には、例えば、図示を省略する大気圧センサ、エアフローメータ等が設けられる。
酸化ガス供給流路25において、エアクリーナ21は、大気中から取り込む酸化ガス(空気等)中の塵埃を除去する。
コンプレッサ22は、前記エアクリーナ21を介して導入された酸化ガスを圧縮し、圧縮された酸化ガスをインタクーラ23へ圧送する。
インタクーラ23は、コンプレッサ22から圧送されて導入された酸化ガスを通過させるときに、例えば冷媒との熱交換によって冷却し、燃料電池10(のカソード電極)に供給する。
また、酸化ガス供給流路25には、インタクーラ23と燃料電池10との間の酸化ガスの流れを遮断するための入口弁25Vが設けられている。なお、入口弁25Vは、インタクーラ23から燃料電池10へ向かう酸化ガスの流れによって開弁して酸化ガスを流し、燃料電池10からインタクーラ23へ向かう酸化ガスの流れによって閉弁して酸化ガスの流れを遮断する逆止弁であってもよい。
バイパス流路26は、一端が酸化ガス供給流路25(のインタクーラ23もしくはその下流側)に接続され、他端が酸化ガス排出流路29に接続されている。言い換えれば、酸化ガス供給流路25(のインタクーラ23もしくはその下流側)から、酸化ガス排出流路29に向けて、バイパス流路26が分岐接続されている。バイパス流路26には、コンプレッサ22によって圧送され、インタクーラ23によって冷却されて排出された酸化ガスが、燃料電池10をバイパスして酸化ガス排出流路29へ向けて流れる。このバイパス流路26には、酸化ガス排出流路29へ向けて流れる酸化ガスを遮断して当該バイパス流路26を流れる酸化ガスの流量を調整するためのバイパス弁26Vが設けられている。
酸化ガス排出流路29において、マフラ28は、酸化ガス排出流路29に流れる酸化オフガス(排出ガス)を、例えば、気相と液相とに分離して外部に排出する。
また、酸化ガス排出流路29には、燃料電池10に供給される酸化ガスの背圧を調整するための調圧弁29Vが設けられる。調圧弁29Vの下流側に、前記したバイパス流路26が接続されている。
一方、燃料ガス供給系30は、例えば、水素等の高圧の燃料ガスを貯留する水素タンク等の燃料ガス供給源31と、燃料ガス供給源31からの燃料ガスを燃料電池10(のアノード電極)へ供給する燃料ガス供給流路(配管)35と、燃料電池10から排出された燃料オフガス(未消費の燃料ガス)を燃料ガス供給流路35に還流させる循環流路36と、循環流路36に分岐接続されて循環流路36内の燃料オフガスを外部へ排出(大気放出)する燃料ガス排出流路(配管)39とを有する。燃料ガス供給系30の各流路は、例えば、ゴムホースや金属製のパイプ等によって構成することができる。
燃料ガス供給流路35には、例えば、燃料ガスの圧力を測定する圧力計(不図示)等が設けられるとともに、燃料ガス供給流路35を開閉して燃料電池10へ向けて流れる燃料ガスを遮断するための遮断弁35Vと、燃料ガス供給流路35を流れる燃料ガスの圧力を調整(減圧)するためのレギュレータ34と、調圧された燃料ガスを燃料電池10へ向けて供給するためのインジェクタ33とが設けられる。遮断弁35Vを開くと、燃料ガス供給源31に貯留された高圧の燃料ガスが燃料ガス供給源31から燃料ガス供給流路35に流出し、レギュレータ34やインジェクタ33により調圧(減圧)されて、燃料電池10(のアノード電極)に供給される。
循環流路36には、上流側(燃料電池10側)から、気液分離器37、循環ポンプ(水素ポンプともいう)38等が備えられている。
気液分離器37は、循環流路36に流れる燃料ガス(水素等)に含まれる生成水を気液分離して貯留する。この気液分離器37から分岐して、燃料ガス排出流路39が設けられている。
循環ポンプ38は、気液分離器37で気液分離した燃料オフガスを圧送して燃料ガス供給流路35へ循環させる。
燃料ガス排出流路39には、燃料ガス排出流路39を開閉して、気液分離器37で分離した生成水と燃料電池10から排出された燃料オフガスの一部を排出するためのパージ弁39Vが設けられる。
燃料ガス排出流路39のパージ弁39Vの開閉調整を経て排出される燃料オフガスは、酸化ガス排出流路29を流れる酸化オフガスと混合され、マフラ28を介して外部に大気放出される。
上記構成を有する燃料電池システム1は、酸化ガス供給系20によって燃料電池10(のカソード電極)に供給された空気等の酸化ガスと、燃料ガス供給系30によって燃料電池10(のアノード電極)に供給された水素等の燃料ガスとの電気化学反応によって発電を行う。
図2は、本発明による燃料電池システムの主要部分を背面視した図である。
以下、本発明の特徴部分である、燃料電池10から排出された反応オフガス(酸化オフガスまたは燃料オフガス)が流通する反応ガス排出流路(酸化ガス排出流路29または燃料ガス排出流路39)、および、当該反応ガス排出流路を開閉して当該反応ガス排出流路を流れる反応オフガスの流量を調整する流体制御弁の配置構成について重点的に説明する。
また、以下では、主に、燃料電池システム1における酸化ガス供給系20を構成する酸化ガス排出流路29、および、当該酸化ガス排出流路29に配在された流体制御弁である調圧弁29Vを例にとって説明するが、本発明は、燃料ガス供給系30を構成する燃料ガス排出流路39、および、当該燃料ガス排出流路39に配在された流体制御弁であるパージ弁39V等にも適用できることは勿論である。
前述したように、図示実施形態の燃料電池システム1における酸化ガス供給系20は、入口弁25V等が備えられた酸化ガス供給流路25と、調圧弁29V等が備えられた酸化ガス排出流路29と、バイパス弁26Vが備えられたバイパス流路26とを有する。なお、酸化ガス供給系20の各流路は、例えば、ゴムホースや金属製のパイプ等によって構成することができる。
前記酸化ガス供給系20を構成する各流路のうち、酸化ガス排出流路29は、例えば車両前部に配置された燃料電池10(の背面左側に設けられた排出口)から略鉛直下方に向けて延設されており、その燃料電池10(の排出口)付近に調圧弁29Vが配置されている。
前記調圧弁29Vは、図3、4を参照すればよく分かるように、ここでは、円板状の弁体29Vaを回転軸29Vb周りで回転させることにより当該酸化ガス排出流路29を開閉するバラフライ弁で構成される。本例では、調圧弁29Vの回転軸29Vbは、水平方向に沿って(回転可能に)軸支されるとともに、弁体29Vaに対して偏心配置(詳しくは、酸化ガス排出流路29の酸化ガス流れの下流側(燃料電池10側とは反対側)にオフセットして配置)されている。
また、前記調圧弁29Vにおいて、弁体29Va(の周縁部分)が接離する円環状の弁シート(弁座)29Vcは、鉛直面に対して傾斜して設けられており、弁体29Vaは、閉弁時において、燃料電池10側の面(言い換えれば、酸化ガス排出流路29の酸化ガス流れの上流方向に向かう面)が上方を向くように鉛直面に対して傾斜して配在されている。
ここでは、前記したように調圧弁29Vの弁体29Vaや弁座29Vc周り(詳しくは、調圧弁29Vの弁体29Vaや弁座29Vcの燃料電池10側)に溜まる液体(水)の量を考慮して、閉弁時における弁体29Va(の燃料電池10側の面)の鉛直面に対する傾斜角は、例えば10〜45度の範囲内で設定されている(特に、図3参照)。
また、前記弁体29Vaは、酸化ガス排出流路29の外部に設けられたモータ(不図示)によって回転駆動されると、図4に示されるように、閉弁時において重力方向(鉛直方向)で下方に位置する下半部分(回転軸29Vbより下側の部分)が燃料電池10側とは反対側(つまり、酸化ガス排出流路29の酸化ガス流れの下流方向)に向かって開くようにされている。
さらに、本例では、調圧弁29Vの弁体29Vaや弁座29Vc周りに溜めた液体(水)が燃料電池10側へ逆流するのを防止すべく、燃料電池10(の排出口)から調圧弁29V(の弁体29Va)までの酸化ガス排出流路29(図3、4における符号29aで示す部分)が、常に下方に向かって傾斜するように配置されている。
このように、本実施形態の燃料電池システム1では、酸化ガス排出流路29中に配設されて当該酸化ガス排出流路29を開閉する調圧弁29Vの弁体29Vaが、閉弁時において、酸化ガス排出流路29の酸化ガス流れの上流方向に向かう面が上方を向くように鉛直面に対して傾斜して配在されるので、酸化ガス排出流路29を流れてきた掃気残り、燃料電池(燃料電池スタック)10からの残水、結露水等の液体は、その自重によって、弁体29Vaの閉弁時において重力方向で下方に位置する部分に溜まりやすくなる(特に、図3参照)。また、前記弁体29Vaは、閉弁時において重力方向で下方に位置する下半部分が酸化ガス排出流路29の酸化ガス流れの下流方向に向かって開くようになっているので、ここで溜まった液体が凍結した場合であっても、前記弁体29Vaは酸化ガス排出流路29の酸化ガス流れの下流方向に沿って凍結した液体(氷)を剥がす方向に動く(開弁する)ことができ、開弁時の弁体29Vaの動きが凍結した液体(氷)に阻害されなくなる(特に、図4参照)。そのため、凍結固着した弁体29Vaを確実に作動させて開弁させることができ、酸化ガス排出流路29中に配設された調圧弁29Vの開閉性(開弁性)を確保することができる。
また、前記弁体29Vaは、閉弁時において、酸化ガス排出流路29の酸化ガス流れの上流方向に向かう面が鉛直面に対して10〜45度の範囲内で傾斜して配在されるので、通常使用時に想定される液体(水)が溜まったとしても、その水位が回転軸29Vb以下となり、前記弁体29Vaを確実に作動させることができる。
また、酸化ガス排出流路29は、燃料電池10(の排出口)から調圧弁29V(の弁体29Va)まで常に下方に向かって傾斜するように配置されるので、燃料電池10からの排水性を確保しつつ、燃料電池10への残水戻り(逆流)を防止して当該燃料電池10を保護(例えば、セル閉塞を防止)することができる。
なお、上記実施形態では、酸化ガス排出流路29に配在された流体制御弁である調圧弁29Vが、回転軸29Vbが円板状の弁体29Vaの(上下方向の)略中央に設けられたバラフライ弁で構成される場合を例示したが、当該流体制御弁としては、これに限定されず、例えば、回転軸29Vbを弁体29Vaの(上下方向の)中央以外(例えば、弁体29Vaの上端もしくはその近傍等)に設けてもよいし、ポペット弁(上記特許文献1等参照)等を用いてもよいことは詳述するまでもない。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1…燃料電池システム、10…燃料電池(燃料電池スタック)、29…酸化ガス排出流路、29V…調圧弁(流体制御弁)、29Va…弁体、29Vb…回転軸、29Vc…弁シート(弁座)

Claims (4)

  1. 燃料電池から排出される反応ガスが流通する反応ガス排出流路中に、該反応ガス排出流路を開閉する弁体を有する流体制御弁が設けられた燃料電池システムであって、
    前記弁体は、閉弁時において、前記反応ガス排出流路の反応ガス流れの上流方向に向かう面が上方を向くように鉛直面に対して傾斜して配在されるとともに、少なくとも閉弁時において重力方向で下方に位置する部分が前記反応ガス排出流路の反応ガス流れの下流方向に向かって開くようになっている、燃料電池システム。
  2. 燃料電池から排出される反応ガスが流通する反応ガス排出流路中に、板状の弁体を回転軸周りで回転させることにより該反応ガス排出流路を開閉する流体制御弁が設けられた燃料電池システムであって、
    前記回転軸は水平方向に沿って配置されており、
    前記弁体は、閉弁時において、前記反応ガス排出流路の反応ガス流れの上流方向に向かう面が上方を向くように鉛直面に対して傾斜して配在されるとともに、閉弁時において重力方向で下方に位置する部分が前記反応ガス排出流路の反応ガス流れの下流方向に向かって開くようになっている、燃料電池システム。
  3. 前記弁体は、閉弁時において、前記反応ガス排出流路の反応ガス流れの上流方向に向かう面が鉛直面に対して10〜45度の範囲内で傾斜して配在されている、請求項1又は2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記反応ガス排出流路は、前記燃料電池の排出口から前記流体制御弁まで常に下方に向かって傾斜するように配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
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