JP2019070279A - 車両用制御システム、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者にとって有益な情報を提供する。【解決手段】車両用制御システムは、装着された内部電源からの電力によりユーザIDを送信可能な送信部を備える電子キーと、受信したユーザIDを登録されたユーザIDと照合し、車両ドアの開錠を許可する第1照合部と、電磁誘導により電子キーに電力を供給し、電子キーが供給された電力を用いてユーザIDを車両に対して送信することを可能とする非接触式電力供給部と、電子キーから受信したユーザIDを登録されたユーザIDと照合し、車両の発進を許可する第2照合部と、車両の発進が許可された場合に、車内に対してリクエスト信号を送信し、送信したリクエスト信号に対する電子キーの応答である応答信号を検出する信号処理部と、応答信号が検出されなかった場合、電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下である報知等を行い、応答信号が検出された場合、報知を行なわない報知制御部とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、車両用制御システム、およびプログラムに関する。
従来、内部電源からの電力によりユーザIDを送信可能な送信手段を備える電子キーから受信したユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合し、該照合結果に基づいて車両ドアの開錠及び車両の発進を許可する照合許可手段と、機械的に前記車両ドアの開錠を行なうことが可能な機械式キーによる車両ドアの開錠を検出する開錠検出手段と、相互電磁誘導により前記電子キーに電力供給する非接触式電力供給手段とを備え、前記電子キーは、該非接触式電力供給手段から供給される電力を用いて前記ユーザIDを送信可能に構成され、前記開錠検出手段により前記機械式キーによる車両ドアの開錠が検出されたとき、前記内部電源の電力供給が前記送信手段の必要とする電力に満たない場合に車両を発進させるための、前記電子キーを前記非接触式電力供給手段に近づける手順を含む所定手順について、情報提供することを特徴とする車両用制御システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記の車両用制御システムでは、実際に内部電源の電力供給が送信手段の必要とする電力に満たない場合に限らず、例えば通信不良の場合においても上記の情報提供を行う場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、利用者にとって有益な情報を提供することを目的の一つとする。
(1):装着された内部電源からの電力によりユーザIDを送信可能な送信部を備える電子キーと、前記電子キーから受信したユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合し、照合結果に基づいて車両ドアの開錠を許可する第1照合部と、電磁誘導により前記電子キーに電力を供給し、前記電子キーが前記供給された電力を用いて前記ユーザIDを車両に対して送信することを可能とする非接触式電力供給部と、前記電子キーから受信したユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合し、前記照合結果に基づいて車両の発進を許可する第2照合部と、前記非接触式電力供給部が電磁誘導により前記電子キーに電力を供給した際に前記第2照合部が車両の発進を許可した場合に、車内に対してリクエスト信号を送信し、送信した前記リクエスト信号に対する前記電子キーの応答である応答信号を検出する信号処理部と、前記信号処理部により応答信号が検出されなかった場合、前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下である報知、もしくは前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下であることに関連する報知を行い、前記信号処理部により応答信号が検出された場合、前記報知を行なわない報知制御部とを備える車両用制御システムである。
(2):(1)の車両制御システムであって、前記信号処理部は、前記第2照合部によって車両の発進を許可する照合が成立してから所定時間以内に車内に対してリクエスト信号を送信するものである。
(3):(1)または(2)の車両制御システムであって、前記報知制御部は、前記信号処理部により応答信号が検出された場合において、検知された応答信号が所定の基準を満たすか否かを判定し、所定の基準を満たさないと判定した場合、前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下である報知、もしくは前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下であることに関連する報知を行うものである。
(4):(3)の車両制御システムであって、前記応答信号は、前記内部電源の残存電力量を示す電力量情報を含み、前記所定の基準は、前記応答信号に含まれる電力量情報における残存電力量が所定値以上であることであるものである。
(5):(1)から(4)のいずれかの車両制御システムであって、前記報知制御部は、前記信号処理部により応答信号が検出された場合、通信の不具合に関連する情報を報知するものである。
(6):(1)から(5)のいずれかの車両制御システムであって、前記非接触式電力供給部は、前記車両の始動スイッチから所定の範囲内に提示された前記電子キーに電力を供給し、前記第2照合部は、前記非接触式電力供給部が電力を供給した後、前記電力を供給した前記電子キーにより送信されたユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合し、前記照合結果に基づいて車両の発進を許可するものである。
(7):(1)から(6)のいずれかの車両制御システムであって、前記電子キーは、前記内部電源および前記送信部をカード型の筐体に含むカードキーであるものである。
(8):車載コンピュータに、装着された内部電源からの電力によりユーザIDを送信可能な送信部を備える電子キーからユーザIDを受信させ、受信させたユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合させ、前記照合結果に基づいて車両ドアの開錠を許可させ、
電磁誘導により前記電子キーに電力を供給させ、前記電子キーが前記供給された電力を用いて前記ユーザIDを車両に対して送信することを可能とし、前記電子キーから受信したユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合させ、照合結果に基づいて車両の発進を許可させ、前記非接触式電力供給部が電磁誘導により前記電子キーに電力を供給した際に前記車両の発進を許可した場合に、車内に対してリクエスト信号を送信させ、前記送信された前記リクエスト信号に対する前記電子キーの応答である応答信号を検出させ、前記応答信号が検出されなかった場合、前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下である報知、もしくは前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下であることに関連する報知を行わせ、前記応答信号が検出された場合、前記報知を行なわせないプログラムである。
電磁誘導により前記電子キーに電力を供給させ、前記電子キーが前記供給された電力を用いて前記ユーザIDを車両に対して送信することを可能とし、前記電子キーから受信したユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合させ、照合結果に基づいて車両の発進を許可させ、前記非接触式電力供給部が電磁誘導により前記電子キーに電力を供給した際に前記車両の発進を許可した場合に、車内に対してリクエスト信号を送信させ、前記送信された前記リクエスト信号に対する前記電子キーの応答である応答信号を検出させ、前記応答信号が検出されなかった場合、前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下である報知、もしくは前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下であることに関連する報知を行わせ、前記応答信号が検出された場合、前記報知を行なわせないプログラムである。
(1)、(2)、(8)によれば、利用者にとって有益な情報を提供することができる。
(3)、(4)によれば、残存電力量が少なくなっていることを示す情報を利用者に提供することができる。この結果、利用者は、前もって電池の交換などを行うことができる。
(5)によれば、通信が阻害される環境に電子キーが置かれていた場合に、通信の不具合に関連する情報が報知されるため、利用者は、車両を発進(例えばエンジンを始動)させるために通常とは異なる処理(バックアップ認証処理)が必要となった理由を認識することができる。
(6)によれば、通信が阻害されていない環境に電子キーが置かれている場合に、照合を行うことにより、より精度よく電子キーの残存電力量が少ない状態を判定することができる。
(7)によれば、通信が阻害されていない環境に置かれやすいカードキーに本処理を適用することにより、より利用者にとって有用性が増大する。
以下、図面を参照し、本発明の車両用制御システム、およびプログラムの実施形態について説明する。
図1は、実施形態の車両用制御システム1の構成例を示す図である。車両用制御システム1は、携帯無線端末10と、車両に搭載される車載ユニット30とを備える。
[携帯無線端末]
携帯無線端末10は、例えば、薄型のカードキーである。このカードキーは、例えば、財布に収容可能な大きさである。カードキーは、例えば、縦数cm〜10cm、横数cm〜10cm、厚さ数mm〜数cm程度の大きさである。以下の実施形態では、携帯無線端末10は、一例としてカードキーであるものとして説明するが、その他の電子キー(例えばkey fob :FOB)であってもよい。また、携帯無線端末10は、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末などにアプリケーションプログラムがインストールされることで上述した機能が付与されたものであってもよい。携帯無線端末10は、「電子キー」の一例である。
携帯無線端末10は、例えば、薄型のカードキーである。このカードキーは、例えば、財布に収容可能な大きさである。カードキーは、例えば、縦数cm〜10cm、横数cm〜10cm、厚さ数mm〜数cm程度の大きさである。以下の実施形態では、携帯無線端末10は、一例としてカードキーであるものとして説明するが、その他の電子キー(例えばkey fob :FOB)であってもよい。また、携帯無線端末10は、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末などにアプリケーションプログラムがインストールされることで上述した機能が付与されたものであってもよい。携帯無線端末10は、「電子キー」の一例である。
携帯無線端末10は、例えば、通信部12と、集積回路等を含むコントロールユニット14と、記憶部16と、受電部18と、電源20と、機械式キー22とを筐体11内に収納している。通信部12は、例えば受信した電波に対して増幅や復調等の所定の処理を行ったり、送信する電波を生成したりする。
コントロールユニット14は、通常、携帯無線端末10を省電力の状態であるスリープ状態に制御する。コントロールユニット14は、車載ユニット30からリクエスト信号を受信すると、携帯無線端末10をスリープ状態から起動状態に制御する。コントロールユニット14は、車載ユニット30から送信された(車室外または車室内)リクエスト信号の受信に応じた応答信号である(車室外または車室内)レスポンス信号を通信部12に送信させる。
電源20は、例えばボタン電池などである。携帯無線端末10は、電源20から供給された電力によって作動する。電源20に蓄えられた電力量(残存電力量)が不足している場合、携帯無線端末10は、作動しない。この場合、利用者は、例えばボタン電池を交換する必要がある。
機械式キー22は、機械的にドアのロック(ドアロック)の開錠または施錠を行うための鍵である。利用者が車両のドアの鍵穴に機械式キー22を挿入して所定の操作を行うことで、車両のドアロックは開錠または施錠状態に遷移する。
[車載ユニット]
車載ユニット30は、車両に搭載される。車載ユニット30が搭載される車両は、例えば、三輪や、四輪等の自動車であり、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の内燃機関を動力源とした自動車や、電動機を動力源とした電気自動車、内燃機関および電動機を兼ね備えたハイブリッド自動車等を含む。また、上述した電気自動車は、例えば、二次電池、水素燃料電池、金属燃料電池、アルコール燃料電池等の電池により放電される電力を使用して駆動される。
車載ユニット30は、車両に搭載される。車載ユニット30が搭載される車両は、例えば、三輪や、四輪等の自動車であり、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の内燃機関を動力源とした自動車や、電動機を動力源とした電気自動車、内燃機関および電動機を兼ね備えたハイブリッド自動車等を含む。また、上述した電気自動車は、例えば、二次電池、水素燃料電池、金属燃料電池、アルコール燃料電池等の電池により放電される電力を使用して駆動される。
車載ユニット30は、例えば、エンジンスイッチ部32と、給電ユニット34と、情報出力部36と、ドアロック制御部38と、ドアセンサ40と、車室外通信ユニット50と、車室内通信ユニット60と、制御部70と、エンジンECU82と、車載側記憶部90とを備える。
エンジンスイッチ部32は、例えば、車両の利用者が操作可能な位置に設けられたスイッチである。エンジンスイッチ部32は、例えば機械的スイッチである。エンジンスイッチ部32は、利用者に操作されると、操作されたことを示す操作信号を制御部70に出力する。
給電ユニット34は、例えば、エンジンスイッチ部32付近に設けられる。給電ユニット34は、エンジンスイッチ部32が操作された場合に、制御部70の制御に基づいて、エンジンスイッチ部32から所定の範囲内に存在する携帯無線端末10に電力を供給する。例えば、給電ユニット34と携帯無線端末10の受電部18とは、電磁誘導の原理を用いて電力を送受電する。
情報出力部36は、制御部70の指示に従って所定の情報を出力する。情報出力部36は、インジゲータや情報を画像として表示する表示部である。表示部は、例えば、車両の状態(速度等)を表示するインストルメントパネルの表示部である。また、表示部は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や、有機EL(Electroluminescence)表示装置等であってもよい。表示部は、車両のウィンドウに画像を反射させるヘッドアップディスプレイであってもよいし、ナビゲーション装置が備える表示部等であってもよい。また、情報出力部36は、音声を出力するスピーカであってもよい。
ドアロック制御部38は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムを実行することで実現される。ドアロック制御部38は、不図示のドアロックアクチュエータ、ドアセンサ40、および制御部70と接続されている。ドアロック制御部38は、例えば制御部70から車両のドアロックを施錠または解錠を指示する信号を受信した場合、ドアロックアクチュエータを制御し、ドアロックの施錠または解錠をする。ドアロックアクチュエータは、車両に設けられたドアのロック機構を駆動させることにより、ドアロックを開放状態または閉止状態に制御する。なお、ドアロック制御部38は、制御部70の一部であってもよい。
ドアセンサ40は、例えば利用者がドアハンドルに触れると静電容量が変化する静電容量変化型のタッチセンサである。ドアセンサ40は、通常、オフ状態である。ドアセンサ40は、利用者がドアハンドルに触れ、静電容量が所定値以上に変化した場合、オン状態となってドアロックを解錠させるための指示信号を、ドアロック制御部38を介して制御部70に出力する。
車室外通信ユニット50は、車室外アンテナ52と、車室外アンテナ52に電気的に接続された車室外通信部54を備える。車室外アンテナ52は、例えば車両の運転席側のドアミラーや、ドアハンドル等に設けられる。車室外通信部54は、例えばインストルメントパネル表面下に設けられる。車室外通信ユニット50は、制御部70により出力されたドアロックを開錠させる指示信号、またはドアロックを施錠させる指示信号を受信したことに応じて、携帯無線端末10に対してユーザIDの送信を要求する車室外リクエスト信号を送信する。車室外アンテナ52は、携帯無線端末10から送信された車室外レスポンス信号を受信する。車室外通信部54は、車室外アンテナ52により受信された車室外レスポンス信号を取得し、取得した車室外レスポンス信号に対して増幅や復号等の処理を行って、車室外レスポンス信号に含まれる情報を制御部70に出力する。
車室内通信ユニット60は、例えばインストルメントパネル表面下に設けられる。車室内通信ユニット60は、車室内アンテナ62と、車室内アンテナ62に電気的に接続された車室内通信部64を備える。車室内アンテナ62は、携帯無線端末10に車室内リクエスト信号を送信する。車室内アンテナ62は、携帯無線端末10から送信された車室内レスポンス信号を受信する。車室内通信部64は、車室内アンテナ62により受信された車室内レスポンス信号を取得し、取得した車室内信号に対して増幅や復号等の処理を行って、車室内レスポンス信号に含まれる情報を制御部70に出力する。
制御部70は、例えば、給電制御部72と、通信制御部74と、第1照合部76と、第2照合部78と、出力制御部80とを備える。給電制御部72、通信制御部74、第1照合部76、第2照合部78、および出力制御部80は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。車載側記憶部90は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶装置と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶装置によって実現される。
給電制御部72は、給電ユニット34を制御して、携帯無線端末10に電力を供給し、携帯無線端末10が供給された電力を用いてユーザIDを車両に対して送信することを可能する。
通信制御部74は、車室外通信ユニット50、または車室内通信ユニット60を制御して、携帯無線端末10と通信する。通信制御部74は、給電ユニット34が電磁誘導により携帯無線端末10に電力を供給した際に第2照合部78が車両の発進を許可した場合に(後述するバックアップ認証処理が成立した場合に)、車室内通信ユニット60に車内に対して車室内リクエスト信号を送信させ、送信させた車室内リクエスト信号に対する携帯無線端末10の応答である車室内レスポンス信号を検出する。
第1照合部76は、携帯無線端末10から車室外通信ユニット50を用いて受信したユーザIDを予め車載側記憶部90に登録されたユーザIDと照合し、照合結果に基づいて車両のドアロックの開錠を許可する。例えば、第1照合部76は、受信したユーザIDと予め車載側記憶部90に登録されたユーザIDとが一致した場合に、車両のドアロックの開錠を許可する。このユーザIDは、車室外レスポンス信号に含まれる。
第2照合部78は、携帯無線端末10から車室内通信ユニット60を用いて受信したユーザIDを予め車載側記憶部90に登録されたユーザIDと照合し、照合結果に基づいて車両の発進を許可する。第2照合部78は、受信したユーザIDと予め車載側記憶部90に登録されたユーザIDとが一致した場合に、車両の発進を許可する。このユーザIDは、車室内レスポンス信号に含まれる。また、車室内レスポンス信号には、電源20の残存電力量を示す情報が含まれている。車両の発進を許可するとは、エンジンの始動や、モータの始動、ステアリングホイールのロックの解除など任意の状態に制御することを許可することをいう。
出力制御部80は、制御部70の各部の制御結果に基づいて、情報出力部36に所定の情報を出力させる。この処理の詳細については後述する。
[乗車および発進する際の処理]
[乗車する際の処理;通信によりドアのロックが開錠される場合]
利用者が、車両に乗車する際、以下の処理が行われる。例えば、所定の条件を満たした場合(例えば、制御部70がドアのロックを解錠させるための指示信号を取得した場合)、制御部70の通信制御部74は、車室外通信ユニット50に車室外リクエスト信号を送信させる。
[乗車する際の処理;通信によりドアのロックが開錠される場合]
利用者が、車両に乗車する際、以下の処理が行われる。例えば、所定の条件を満たした場合(例えば、制御部70がドアのロックを解錠させるための指示信号を取得した場合)、制御部70の通信制御部74は、車室外通信ユニット50に車室外リクエスト信号を送信させる。
携帯無線端末10は、車室外リクエスト信号を受信すると、車室外リクエスト信号の応答である車室外レスポンス信号を車室外通信ユニット50に送信する。
制御部70の第1照合部76は、車室外通信ユニット50により受信された車室外レスポンス信号に含まれるユーザIDと、車載側記憶部90に記憶されたユーザIDとが一致するか否かを判定する。ユーザIDが一致する場合、第1照合部76は、ドアロック制御部38に車両のドアロックを開錠させる。これにより、利用者は、車両に乗車することができる。
[発進する際の処理;通常時の処理]
例えば、上述したように通信によりドアロックが開錠され、エンジン始動操作が行われると、通信制御部74は、車室内通信ユニット60に車室内リクエスト信号を送信させる。エンジン始動操作とは、例えば、ブレーキペダルが踏まれた状態でエンジンスイッチ部32が押下された操作である。携帯無線端末10は、車室内リクエスト信号を受信すると、車室内リクエスト信号の応答である車室内レスポンス信号を車室内通信ユニット60に送信する。
例えば、上述したように通信によりドアロックが開錠され、エンジン始動操作が行われると、通信制御部74は、車室内通信ユニット60に車室内リクエスト信号を送信させる。エンジン始動操作とは、例えば、ブレーキペダルが踏まれた状態でエンジンスイッチ部32が押下された操作である。携帯無線端末10は、車室内リクエスト信号を受信すると、車室内リクエスト信号の応答である車室内レスポンス信号を車室内通信ユニット60に送信する。
制御部70の第2照合部78は、車室内通信ユニット60により受信された車室内レスポンス信号に含まれるユーザIDと、車載側記憶部90に記憶されたユーザIDとが一致するか否かを判定する。ユーザIDが一致する場合、第2照合部78は、エンジンECU82にエンジンを稼働させる。これにより、利用者は、車両のエンジンを始動させることができる。
[乗車する際の処理;通信によりドアが開錠されない場合]
上記の[通信によりドアが開錠される場合]の処理と相違する事項について説明する。第1照合部76により携帯無線端末10に記憶されたユーザIDと、車載側記憶部90に記憶されたユーザIDとの一致が確認されない場合、通信によりドアロックは開錠されない。例えば、以下のような場合が考えられる。携帯無線端末10が、車室外リクエスト信号を受信できない場合、受信できても車室外レスポンス信号を車室外通信ユニット50に送信できない場合である。具体的には、例えば、通信の不具合や携帯無線端末10の電源20の残存電力量が不足している場合が考えられる。この場合、利用者は、機械式キー22を用いて車両のドアを開錠する。
上記の[通信によりドアが開錠される場合]の処理と相違する事項について説明する。第1照合部76により携帯無線端末10に記憶されたユーザIDと、車載側記憶部90に記憶されたユーザIDとの一致が確認されない場合、通信によりドアロックは開錠されない。例えば、以下のような場合が考えられる。携帯無線端末10が、車室外リクエスト信号を受信できない場合、受信できても車室外レスポンス信号を車室外通信ユニット50に送信できない場合である。具体的には、例えば、通信の不具合や携帯無線端末10の電源20の残存電力量が不足している場合が考えられる。この場合、利用者は、機械式キー22を用いて車両のドアを開錠する。
[発進する際の処理;バックアップ認証処理]
例えば、エンジン始動操作を行った場合であっても、エンジンが始動しない場合に行われる処理である。例えば、上述したように通信の不具合や携帯無線端末10の電源20の残存電力が不足している場合に行われる処理である。
例えば、エンジン始動操作を行った場合であっても、エンジンが始動しない場合に行われる処理である。例えば、上述したように通信の不具合や携帯無線端末10の電源20の残存電力が不足している場合に行われる処理である。
図2は、バックアップ認証の処理について説明するための図である。以下の(1)〜(5)の処理がバックアップ処理である。(1)利用者がエンジン始動操作したにも関わらず、制御部70が、携帯無線端末10に記憶されたユーザIDと、車載側記憶部90に記憶されたユーザIDとの一致を確認できない場合、エンジンスイッチ部32のインジゲータ33を所定時間の間、点灯させて、且つスピーカに所定の音声を出力させる。また、制御部70の給電制御部72は、給電ユニット34をオン状態にする。オン状態とは、例えば、給電ユニット34から携帯無線端末10に電磁誘導によって電力を供給可能な状態である。なお、給電ユニット34をオン状態にする制御のタイミングは、上記のタイミングに限らず、例えば、エンジン始動操作がされたタイミングなど任意のタイミングであってもよい。
(2)この際に、利用者が、エンジンスイッチ部32から所定の距離に携帯無線端末10を近づけると、給電ユニット34から電力が供給される。
(3)電源20の残存電力量が不足していたため、車載ユニット30と通信できなかった場合、携帯無線端末10は、上記(2)で供給された電力を用いてユーザIDを車室内送信ユニット60に送信する。
例えば、携帯無線端末10は、受電部18が車載ユニット30により供給された電力を所定電力、受電したことに応じて、上記(3)でユーザIDを車室内送信ユニット60に送信する。所定電力とは、例えば、ユーザIDを車室内送信ユニット60に(例えば1回〜数回程度)送信するのに必要な電力である。なお、制御部70は、上記(3)で送信されたユーザIDを受信した直後、または後述する(4)でエンジンが始動した直後、給電ユニット34をオフ状態に制御する。すなわち、後述する所定の基準を満たす電力量が携帯無線端末10に供給されないことを意味する。
また、車載ユニット30により送信される車室内リクエストを受信したことに応じて、上記(3)でユーザIDを車室内送信ユニット60に送信してもよい。この場合、例えば、上記(1)以降の処理において、制御部70の通信制御部74は、例えば、所定間隔で車室内リクエスト信号を送信する。そして、制御部70は、車室内リクエスト信号に対する車室内レスポンス信号を携帯無線端末10から受信した場合、または下記(5)でエンジンを始動させた場合、給電ユニット34をオフ状態に制御する。これにより携帯無線端末10に電力が供給されることが停止する。すなわち、後述する所定の基準を満たす電力量が携帯無線端末10に供給されないことを意味する。
(4)制御部70の第2照合部78は、上記(3)で受信したユーザIDと、車載側記憶部90に記憶されたユーザIDとが一致した場合、(5)エンジンを始動させる。このように、携帯無線端末10と車載ユニット30とが通信できない場合であっても、エンジンを始動させることができる。なお、上記(4)および(5)の処理は、「給電ユニット34が電磁誘導により携帯無線端末10に電力を供給した際に車両の発進を許可した場合」の一例である。
[フローチャート]
図3は、制御部70により実行される処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、例えば、エンジン始動操作された場合に実行される処理である。まず、制御部70は、上述した[通常時の処理]の処理によってエンジンを始動させることができたか否かを判定する(ステップS100)。始動させることができた場合、本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
図3は、制御部70により実行される処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、例えば、エンジン始動操作された場合に実行される処理である。まず、制御部70は、上述した[通常時の処理]の処理によってエンジンを始動させることができたか否かを判定する(ステップS100)。始動させることができた場合、本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
始動させることができなかった場合、通信制御部72が、バックアップ認証処理が成立したか否かを判定する(ステップS101)。バックアップ認証処理が成立しなかった場合(ユーザIDの一致を確認できずエンジンを始動させることができなかった場合)、本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
バックアップ認証処理が成立した場合(ユーザIDの一致を確認できエンジンを始動させることができた場合)、通信制御部72は、車室内リクエスト信号を送信する(ステップS102)。この車室内リクエスト信号は、例えば、バックアップ認証処理が成立したときから所定時間以内に送信される。また、バックアップ認証処理が成立したときとは、エンジンが始動したとき、エンジン始動の指示が出力されたとき、または第2照合部78によってユーザIDが一致すると判定されたときであってもよい。
上記の所定時間とは、携帯無線端末10が給電ユニット34から受電可能な位置に近づけられバックアップ認証に用いられた後、その携帯無線端末10が財布やバック、ポケット等の収納部に収納される前までの時間である。この所定時間は、実験的に求められた時間や、一般的な人の動作を想定した結果に基づいて設定された時間である。
次に、通信制御部72は、ステップS102で送信した車室内リクエスト信号に対する応答である車室内レスポンス信号を受信したか否かを判定する(ステップS103)。
車室内レスポンス信号を受信した場合、通信制御部72は、受信した車室内レスポンス信号が所定の基準を満たすか否かを判定する(ステップS104)。所定の基準とは、例えば、車室内レスポンス信号に含まれる情報である携帯無線端末10の電源20の残存電力量が所定度合以上であること、予め規定された車室内レスポンス信号に含まれる信号(プロトコル)を受信したこと、または所定度合以上の電波強度の車室内レスポンス信号を受信したことである。
なお、バックアップ認証処理において、ステップS103およびステップS104の処理が肯定的に判定されることは想定されない。上記のバックアップ認証処理では、上記の各処理(ステップS103、S104)が肯定的に判定される程度の電力が携帯無線端末10に供給されないためである。
ステップS104で受信した車室内レスポンス信号が所定の基準を満たす場合、本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。受信した車室内レスポンス信号が所定の基準を満たす場合、出力制御部78は、通信の不具合に関連する情報を報知してもよい。通信の不具合に関連する情報とは、通信が阻害される環境に携帯無線端末10が置かれていたことを示す情報や、通信が阻害されない環境に携帯無線端末10が置いてからエンジン始動操作を開始することを促す情報を情報出力部36に出力させてもよい。また、出力制御部78は、エンジン始動操作をする際は収納部から携帯無線端末10を出すことを促す情報を情報出力部36に出力させてもよい。
ステップS103で所定時間以内において車室内レスポンス信号を受信しなかった場合、またはステップS104で受信した車室内レスポンス信号が所定の基準を満たさない場合、出力制御部78は、所定の情報を出力させる(ステップS105)。所定の情報とは、携帯無線端末10の電源20の残存電力量が所定値以下であることを示す情報、もしくは携帯無線端末10の電源20の残存電力量が所定値以下であることに関連する情報(例えば電池を交換することを促す情報、または電池交換が必要であることを示す情報)である。また、所定の情報は、残存電力量そのものであってもよい。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
図4は、情報出力部36の態様の一例を示す図である。例えば、情報出力部36が車両の状態(速度等)を表示するインストルメントパネルに設けられたインジゲータである場合、出力制御部78は、そのインジゲータを点滅等させることにより、携帯無線端末10の電力不足を通知したり、電池の交換を促したりする。
上述したように、車載ユニット30は、車両と携帯無線端末10との通信によって車両の発進が許可されずに、バックアップ認証処理により発進が許可された場合において、エンジンスイッチ部32の近くに携帯無線端末10が存在していると想定される間に車室内リクエスト信号を送信する。
これにより、携帯無線端末10は、残存電力量が不足していない場合、より確実にレスポンス信号を車載ユニット30に送信できる。そして、車載ユニット30は、携帯無線端末10の残存電力量の不足をより確実に検出し、電池切れ、または電池交換を示す通知を利用者に行うことができる。この結果、利用者にとって有益な情報を提供することができる。
例えば、インジゲータが搭載され、所定の操作に応じてインジゲータが点灯するFOBキーでは、利用者が、インジゲータの点灯を確認することにより残存電力量が少ないことや電池の交換タイミングを認識することができる。
しかしながら、カードキーにおいては、インジゲータを設けないことが好ましい。なぜなら、小型化の実現や操作ボタンが存在しないこと、防水性の低下の回避などの理由のためである。このような状況において、電源の残存電力量が不足した際、明確に利用者は残存電力量を不足していることを認識することができない場合ある。
例えば、一般的に残存電力量が不足する際に行われる処理であるバックアップ認証処理時に、携帯無線端末10の残存電力量が不足していることを示す情報を情報出力部に出力させると、利用者に対する通知は適切でない場合がある。残存電力量の不足でなく、通信の不具合によっても車両と携帯無線端末との通信が成立していない場合もあるためである。すなわち、バックアップ認証処理時に残存電力量が不足していることを示す情報を出力することは、誤った情報の出力になる場合がある。
本実施形態で説明したカードキーは、特に、薄側で小さいため、財布の中や、カードケースの中に収納される場合がある。このような収納環境では、送受信される電波の通信状況が通常時とは異なる場合があり、携帯無線端末10の電池の残量に余裕があっても、通信に不具合が生じる場合がある。
本実施形態では、車載ユニット30は、バックアプ認証処理後(すなわちカードキーがエンジンスイッチ部32の近傍にあり信号の送受信に影響を及ぼすような環境に置かれていないと想定されるときに)、再度、車室内リクエスト信号を携帯無線端末10に送信し、携帯無線端末10との通信状態を確認することで電池の残量が低下しているか否かを判定する。そして、車載ユニット30は、電池の残量が低下している場合、電池の残量の低下等を利用者に通知する。この結果、利用者にとって有益な情報を提供することができる。
以上説明した実施形態によれば、装着された内部電源からの電力によりユーザIDを送信可能な送信部を備える携帯無線端末10と、携帯無線端末10から受信したユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合し、照合結果に基づいて車両ドアの開錠を許可する第1照合部76と、電磁誘導により携帯無線端末10に電力を供給し、携帯無線端末10が供給された電力を用いてユーザIDを車両に対して送信することを可能とする給電ユニット34と、携帯無線端末10から受信したユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合し、照合結果に基づいて車両の発進を許可する第2照合部78と、給電ユニット34が電磁誘導により携帯無線端末10に電力を供給した際に第2照合部78が車両の発進を許可した場合に、車内に対してリクエスト信号を送信し、送信したリクエスト信号に対する前記電子キーの応答である応答信号を検出する通信制御部74と、通信制御部74により応答信号が検出されなかった場合、携帯無線端末10の内部電源の残存電力量が所定値以下である報知、もしくは携帯無線端末10の内部電源の残存電力量が所定値以下であることに関連する報知を行い、通信制御部74により応答信号が検出された場合、報知を行なわない報知制御部とを備えることにより、利用者にとって有益な情報を提供することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1‥車両用制御システム、10‥携帯無線端末、11‥筐体、12‥通信部、14‥コントロールユニット、16‥記憶部、18‥受電部、20‥電源、22‥機械式キー、30‥車載ユニット、32‥エンジンスイッチ部、33‥インジゲータ、34‥給電ユニット、36‥情報出力部、38‥ドアロック制御部、40‥ドアセンサ、50‥車室外通信ユニット、60‥車室内通信ユニット、70‥制御部、72‥通信制御部、72‥給電制御部、74‥通信制御部、76‥第1照合部、78‥第2照合部、78‥出力制御部、90‥車載側記憶部
Claims (8)
- 装着された内部電源からの電力によりユーザIDを送信可能な送信部を備える電子キーと、
前記電子キーから受信したユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合し、照合結果に基づいて車両ドアの開錠を許可する第1照合部と、
電磁誘導により前記電子キーに電力を供給し、前記電子キーが前記供給された電力を用いて前記ユーザIDを車両に対して送信することを可能とする非接触式電力供給部と、
前記電子キーから受信したユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合し、前記照合結果に基づいて車両の発進を許可する第2照合部と、
前記非接触式電力供給部が電磁誘導により前記電子キーに電力を供給した際に前記第2照合部が車両の発進を許可した場合に、車内に対してリクエスト信号を送信し、送信した前記リクエスト信号に対する前記電子キーの応答である応答信号を検出する信号処理部と、
前記信号処理部により応答信号が検出されなかった場合、前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下である報知、もしくは前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下であることに関連する報知を行い、前記信号処理部により応答信号が検出された場合、前記報知を行なわない報知制御部と、
を備える車両用制御システム。 - 前記信号処理部は、前記第2照合部によって車両の発進を許可する照合が成立してから所定時間以内に車内に対してリクエスト信号を送信する、
請求項1に記載の車両用制御システム。 - 前記報知制御部は、前記信号処理部により応答信号が検出された場合において、検知された応答信号が所定の基準を満たすか否かを判定し、所定の基準を満たさないと判定した場合、前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下である報知、もしくは前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下であることに関連する報知を行う、
請求項1または請求項2に記載の車両用制御システム。 - 前記応答信号は、前記内部電源の残存電力量を示す電力量情報を含み、
前記所定の基準は、前記応答信号に含まれる電力量情報における残存電力量が所定値以上であることである、
請求項3に記載の車両用制御システム。 - 前記報知制御部は、前記信号処理部により応答信号が検出された場合、通信の不具合に関連する情報を報知する、
請求項1から4のうちいずれか1項に記載の車両用制御システム。 - 前記非接触式電力供給部は、前記車両の始動スイッチから所定の範囲内に提示された前記電子キーに電力を供給し、
前記第2照合部は、前記非接触式電力供給部が電力を供給した後、前記電力を供給した前記電子キーにより送信されたユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合し、前記照合結果に基づいて車両の発進を許可する、
請求項1から5のうちいずれか1項に記載の車両用制御システム。 - 前記電子キーは、前記内部電源および前記送信部をカード型の筐体に含むカードキーである、
請求項1から6のうちいずれか1項に記載の車両用制御システム。 - 車載コンピュータに、
装着された内部電源からの電力によりユーザIDを送信可能な送信部を備える電子キーからユーザIDを受信させ、
受信させたユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合させ、
前記照合結果に基づいて車両ドアの開錠を許可させ、
電磁誘導により前記電子キーに電力を供給させ、前記電子キーが前記供給された電力を用いて前記ユーザIDを車両に対して送信することを可能とし、
前記電子キーから受信したユーザIDを予め登録されたユーザIDと照合させ、
照合結果に基づいて車両の発進を許可させ、
前記電磁誘導により前記電子キーに電力を供給した際に前記車両の発進を許可した場合に、車内に対してリクエスト信号を送信させ、
前記送信された前記リクエスト信号に対する前記電子キーの応答である応答信号を検出させ、
前記応答信号が検出されなかった場合、前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下である報知、もしくは前記電子キーの内部電源の残存電力量が所定値以下であることに関連する報知を行わせ、
前記応答信号が検出された場合、前記報知を行なわせない、
プログラム。
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CN115103947A (zh) * | 2020-06-09 | 2022-09-23 | 株式会社东海理化电机制作所 | 控制装置和控制方法 |
-
2017
- 2017-10-10 JP JP2017197084A patent/JP2019070279A/ja active Pending
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