JP2019070073A - 粘着シート - Google Patents

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Shinya Kiso
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【課題】乳幼児等による誤飲防止対策が求められる様々な用途に使用することができ、従来と同様の製造工程で容易に製造できる粘着シートを提供する。【解決手段】厚み方向に貫通する孔部である切り込み22が設けられた基材12と、基材12の裏面側に設けられた粘着剤層14とを備える。粘着剤層14は、催吐性を有した呈味物質を含有する。切り込み22は、人が基材12の表面側を舐めたとき、粘着剤層14中の呈味物質が切り込み22を通じて滲出するように形成されている。粘着剤層14は、貼着後に剥離が可能なもの、又は再貼着及び再剥離が可能なものであると良い。【選択図】図1

Description

本発明は、乳幼児等による誤飲防止対策に使用される粘着シートに関する。
医療用の薬剤等の包装形態として、PTP包装体が広く使用されている。例えば、PTP包装体1は、図9(a)〜(c)に示すように、エンボス状の収容部2aが10個形成されたプラスチック製の容器シート2と、アルミニウム箔等で成る蓋材3とで構成され、薬剤4が収容部2aに入った状態で蓋材3が容器シート2に溶着され、収容部2aの開口端が蓋材3の閉鎖部分3aで塞がれている。大人が薬剤4を取り出すときは、収容部2aの頂部の外面に指を当てて蓋材3側に押し込み、薬剤4で閉鎖部分3aを押し破る操作を行ことによって、薬剤4を取り出すことができる。
近年、PTP包装体は、子供が不意に薬剤を取り出して飲み込んでしまう誤飲事故が発生し、問題になっている。子供による薬剤の誤飲事故について、2歳以下の乳幼児の場合、PTP包装体を口に含み、PTP包装体をかじって薬剤を取り出すケースが多いという調査結果が報告されている。
従来、乳幼児による誤飲を防止するための技術として、例えば、特許文献1に開示されているように、知育教材用のシールブック等から着脱される粘着シートであって、基材の片面に設けられた粘着剤層に、催吐性を有する呈味物質から成る誤飲防止剤を含有させた粘着シートがあった。シールブックの粘着シートは比較的小形なので、乳幼児は、粘着シートをシールブック本体から剥がし、そのまま口に入れてしまうおそれがある。しかし、この粘着シートを使用すれば、乳幼児が粘着剤層を舐めて嫌な味を感じ、粘着シートをすぐに口から吐き出すので、誤飲を防止することができる。
また、特許文献2に開示されているように、乳幼児が口に入れやすいコイン型の乾電池等の小物に貼着される貼着片であって、基材の表面(接着剤層と反対側の面)に、乳幼児が味覚的に嫌う苦味等を有する刺激性物質層を設けた貼着片があった。この貼着片を小物に貼着しておけば、乳幼児が小物を口に入れたとき、基材表面の刺激性物質層を舐めて嫌な味を感じ、小物をすぐに口から吐き出すので、誤飲を防止することができる。
特開2012−97152号公報 実公昭59−53762号公報
特許文献1の粘着シートは、誤飲防止剤を粘着剤層に含有させてあるので、PTP包装体1の蓋材3に貼り付けたとしても、乳幼児による薬剤の誤飲を防止することができない。乳幼児がPTP包装体を口に入れた時、粘着剤層には舌が触れないので、誤飲防止剤の嫌な味を感じないからである。
一方、特許文献2の貼着片は、刺激性物質層が基材の表面(接着剤層と反対側の面)に設けてあるので、PTP包装体1の蓋材3に貼り付けることによって、乳幼児による薬剤の誤飲を防止することができる。しかしながら、この貼着片は、基材の表面に刺激性物質層を設けなければならないので、刺激性物質層を有しない通常の貼着片よりも製造工程が増えてしまう。また、また、基材の表面に印刷によって層を設ける場合、盛り量に限度があるので、刺激性物質の分量をあまり増やすことができず、十分な効果が期待できない。
本発明は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、乳幼児による誤飲防止対策が求められる様々な用途に使用することができ、容易に製造可能な粘着シートを提供することを目的とする。
本発明は、厚み方向に貫通する孔部が設けられた基材と、前記基材の裏面側に設けられた粘着剤層とを備え、前記粘着剤層は、催吐性を有した呈味物質を含有し、前記孔部は、乳幼児等が前記基材の表面側を舐めたとき、前記粘着剤層中の前記呈味物質が前記孔部を通じて滲出するように形成されている粘着シートである。
前記孔部は、前記基材を貫通する複数の切り込みにより形成されていることが好ましい。また、前記粘着剤層は、貼着後に剥離が可能なものにすることができる。さらに剥離後に再貼着及び再剥離が可能なものにすることもできる。この場合、前記基材の端部に、前記粘着剤層が無い摘み部、又は粘着剤層の外側面に印刷を施して粘着力を無効化させた摘み部が設けられていることが好ましい。
例えば、貼着される相手方は、PTP包装体の、容器シートに形成された複数の収容部を閉鎖している蓋材であり、この場合、前記基材は、破断線によって前記各収容部の位置に対応する複数の領域に区切られ、前記各領域に前記孔部が形成されている構成にすることが好ましい。また、前記基材の前記各領域の端部に、裏面に前記粘着剤層が無い摘み部、又は粘着剤層の外側面に印刷を施して粘着力を無効化させた摘み部が設けられていることが好ましい。
本発明の粘着シートは、基材の裏面側に呈味物質を含有した粘着剤層が設けられ、乳幼児や認知症の人等が基材の裏面側(粘着剤層)を直接舐めたときに呈味物質の嫌な味を感じさせることができ、基材の表面側を舐めたときも、孔部を通じて呈味物質が表面側に滲出し、呈味物質の嫌な味を感じさせることができる。したがって、乳幼児等による誤飲防止対策が求められる様々な用途に適用することができる。
また、本発明の粘着シートは、基材に孔部を設けなければならないが、孔部を切り込み等で形成する構成にすれば、基材をブランクから打ち抜く工程を利用して容易に設けることができ、特別な工程を新たに追加する必要はない。したがって、本発明の粘着シートは、所定量の呈味物質が添加された粘着剤を用意するだけで、通常の粘着シートと同様の設備を用いて容易に製造することができる。
本発明の粘着シートの第一の実施形態を示す平面図(a)、B1−B1断面の拡大図(b)である。 図1の粘着シートをPTP包装体の蓋材に貼着した状態を示す平面図(a)、B2−B2断面の拡大図(b)である。 図1の粘着シートをPTP包装体の蓋材に貼着した状態で、薬剤を取り出す時の動作を示す平面図(a)、B3−B3断面の拡大図(b)である。 本発明の粘着シートの第二の実施形態を示す平面図(a)、C1−C1断面の拡大図(b)である。 図4の粘着シートをPTP包装体の蓋材に貼着した状態で、薬剤を取り出す時の動作を示す平面図(a)、C2−C2断面の拡大図(b)である。 切り込み(孔部)のレイアウトの例を示す図(a)〜(c)である。 第一の実施形態の粘着シートの変形例を示す図であって、変形例の粘着シートをPTP包装体の蓋材に貼着した状態で、薬剤を取り出す時の動作を示す平面図(a)、B3−B3断面の拡大図(b)である。 第一の実施形態の粘着シートの摘み部の変形例を示す図(a)〜(c)、第二の実施形態の粘着シートの摘み部の変形例を示す図(d)である。 一般的なPTP包装体を容器シート側から見た図(a)、蓋側から見た図(b)、A−A断面の拡大図(c)である。
以下、本発明の粘着シートの第一の実施形態について、図1〜図3に基づいて説明する。この実施形態の粘着シート10は、乳幼児等による薬剤の誤飲を防止するため、図9に示すPTP包装体1の蓋材3に貼り付けて使用されるシート材である。ここでは、PTP包装体1内の薬剤4は、1日1回、夜に2錠ずつ服用される薬剤である。
粘着シート10は、図1に示すように、基材12と、基材12の裏面側に設けられた粘着剤層14とで構成され、流通過程では、粘着剤層14に保護用の剥離シート16を貼り付けた状態で取り扱われる。
基材12は、例えば紙やプラスチックフィルム、その他合成紙等で成り、外形は蓋材3よりも僅かに小さい略長方形で、その内側が、短辺に対して略平行な4つの横破断線18によって5個の領域12(1)〜12(5)に区切られている。領域12(1)には、基材12の厚み方向に貫通する孔部である切り込み22が設けられ、切り込み22は、横破断線18と略直角なスリットを複数列に整列させたレイアウトになっている。他の領域12(2)〜12(5)にも、同様のスリット22がそれぞれ設けられている。
粘着剤層14は、貼着後に剥離が可能な粘着剤が、基材12の裏面側を広く覆うように塗布された層であり、粘着剤には催吐性を有した呈味物質が添加されている。粘着剤は、例えばアクリル系やウレタン系、ゴム系、ポリエステル系、シリコーン系の粘着剤の中から適宜の材料を選択することができる。また、催吐性を有した呈味物質は、例えば、乳幼児を含む人が味覚的に嫌う苦味剤、酸味剤、渋味剤等である。
基材12の各領域の端部(図1(a)における右上のハッチングの部分)の裏面には、粘着剤層14が設けられていない。この粘着剤層14が無い部分は、使用者が剥離シート16を剥がす際の摘まみとなる摘み部24であ。摘み部24は、粘着剤層の外側面に印刷を施して粘着力を無効化させたものでもよい。
基材12の表面側には、使用者が摘み部24の位置を視認できるように三角形のマークが印刷されている。また、領域12(1)〜12(5)の中の特定の領域又は全ての領域に、薬剤4の服用方法を示す「1日1回」「夜2錠」等の文字が印刷されている。その他、必要な情報があれば、適宜表示することができる。
次に、粘着シート10の使用方法を説明する。粘着シート10は、図2(a)に示すように、PTP包装体1の蓋材3に基材12の裏面側の粘着剤層14を貼着して使用される。この貼着された状態で、粘着シート10の領域12(1)〜12(5)は、それぞれPTP包装体1の収容部2a(及び閉鎖部分3a)の中の特定の2つに対向する。また、各領域12(1)〜12(5)のスリット22は、一部又は全部が、対向する閉鎖部分3aに重なっていることが好ましい。
粘着シート10が貼着されたPTP包装体1は、乳幼児等がかじって薬剤4を取り出そうとすると、粘着シート10の基材12の表面側を舌で舐めてしまうので、図2(b)に示すように、粘着剤層14中の呈味物質が切り込み22を通じて滲出する。そのため、乳幼児は、呈味物質の嫌な味を感じてPTP包装体1をすぐに口から離してしまう。したがって、PTP包装体1から薬剤4を取り出すことができず、薬剤4の誤飲を確実に防止することができる。
大人が薬剤4を服用するときは、1回当たりの服用数が2錠なので、2つの閉鎖部分3aを露出させるため、1つの領域(例えば、領域12(1))を引き剥がす。このとき、領域12(1)は、領域12に設けられた摘み部24を指で摘まむことにより、容易に引き剥がすことができる。また、引き剥がされた領域12(1)は、横破断線18で他の領域と区切られているので、図3(a)に示すように、領域12(1)を区切っている横破断線18が破断することによって、他の領域12(2)〜12(5)は引き剥がされずに綺麗に残る。
そして、露出した閉鎖部分3aから薬剤4を取り出すため、図3(b)に示すように、引き剥がされた領域12(1)に対向していた収容部2aの頂部の外面に指を当てて蓋材3側に押し込む。そして、閉鎖部分3aを薬剤4で押し破ることによって、必要数の薬剤4を取り出すことができる。また、PTP包装体1の中に残っている薬剤4は、引き剥がされずに残った領域12(2)〜12(5)によって引き続き保護される。
以上説明したように、粘着シート10はPTP包装体1に貼着されて使用され、乳幼児や認知症の人等が、PTP包装体1をかじって薬剤4を取り出して誤飲するのを確実に防止することができる。
また、粘着シート10は、基材12に孔部である切り込み22を設けなければならないが、切り込み22は、基材22をブランクから打ち抜く工程で利用して容易に設けることができるので、特別な工程を新たに追加する必要はない。したがって、この粘着シート10は、所定量の呈味物質が添加された粘着剤を用意するだけで、通常の粘着シートと同様の設備を用いて容易に製造することもできる。
次に、本発明の粘着シートの第二の実施形態について、図4、図5に基づいて説明する。ここで、上記実施形態と同様の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の粘着シート26は、上記粘着シート10と同様に、乳幼児等による薬剤の誤飲を防止するため、図9に示すPTP包装体1の蓋材3に貼り付けて使用されるシート材である。ただし、ここでは、PTP包装体1内の薬剤4は、1回に2錠ずつではなく、1回に1錠ずつ服用される薬剤である。
粘着シート26は、粘着シート10と構成が類似しているが、4つの横破断線18に加え、横破断線18と交差する縦破断線28が中央部に追加され、基材12の内側が10個の領域12(1)〜12(10)に区切られているという違いがある。また、基材12の各領域12(1)〜12(10)の端部(図4(a)における右上又は左上のハッチングの部分)に、粘着剤層14が無い部分である摘み部24が設けられている。さらに、領域12(1)〜12(10)の中の特定の領域又は全ての領域に、薬剤4の服用方法を示す「1日1回」「夜1錠」の文字が印刷されている。その他の構成は、粘着シート10と同様である。
次に、粘着シート26の使用方法を説明する。粘着シート26は、粘着シート10(図2(a))の場合と同様に、PTP包装体1の蓋材3に基材12の裏面側の粘着剤層14を貼着して使用される。この貼着された状態で、粘着シート10の領域12(1)〜12(10)は、それぞれPTP包装体1の収容部2a(及び閉鎖部分3a)の中の特定の1つに対向する。また、各領域12(1)〜12(10)のスリット22は、一部又は全部が、対向する閉鎖部分3aに重なっていることが好ましい。
粘着シート26が貼着されたPTP包装体1は、乳幼児等がかじって薬剤4を取り出そうとすると、粘着シート10の基材12の表面側を舌で舐めてしまうので、粘着シート10(図2(b))の場合と同様に、粘着剤層14中の呈味物質が切り込み22を通じて滲出する。そのため、乳幼児は、呈味物質の嫌な味を感じてPTP包装体1をすぐに口から離してしまう。したがって、PTP包装体1から薬剤4を取り出すことができず、薬剤4の誤飲を確実に防止することができる。
大人が薬剤4を服用するときは、1回当たりの服用数が1錠なので、まず、1つの閉鎖部分3aを露出させるため、1つの領域(例えば、領域12(1))を引き剥がす。このとき、領域12(1)は、領域12に設けられた摘み部24を指で摘まむことにより、容易に引き剥がすことができる。また、引き剥がされた領域12(1)は、横破断線18及び縦破断線28の一部で他の領域と区切られているので、図5(a)に示すように、横破断線18及び縦破断線28の一部が破断することによって、他の領域12(2)〜12(10)は引き剥がされずに綺麗に残る。
そして、露出した閉鎖部分3aから薬剤4を取り出すため、図5(b)に示すように、引き剥がされた領域に対向していた収容部2aの頂部の外面に指を当てて蓋材3側に押し込む。そして、閉鎖部分3aを薬剤4で押し破ることによって、必要数の薬剤4を取り出すことができる。また、PTP包装体1の中に残っている薬剤4は、引き剥がされずに残った領域12(2)〜12(10)によって引き続き保護される。
以上説明したように、粘着シート26によれば、上記粘着シート10と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明の粘着シートは、上記実施形態に限定されるものではない。基材12の孔部である切り込み22は、乳幼児等が基材12の表面側を舐めたとき、粘着剤層14中の呈味物質が切り込み22を通じて滲出するように形成されたものであればよく、例えば図6(a)〜(g)に示すように、自由にレイアウトを変更することができる。また、孔部は切り込み以外の方法で設けてもよく、例えば、図6(h)に示すように、基材に複数の小穴を空けることによって孔部23を設けてもよい。
基材を区切る破断線のレイアウトは、PTP包装体の収容部の数や配置、薬剤の1回当たりの服用数等に合わせて適宜変更することができ、上記実施形態と同様の使い方ができる。また、第一の実施形態の粘着シート10は、1回当たりの服用数が2錠の薬剤を収容したPTP包装体1に適した構成であるが、1回当たりの服用数が1錠の薬剤を収容したPTP包装体1に使用することも可能である。この場合は、粘着剤層14の粘着剤を、再貼着及び再剥離を繰り返し可能な粘着剤に変更するとよい。このような粘着剤も、例えば、アクリル系、ウレタン系、ゴム系、ポリエステル系、シリコーン系の粘着剤の中の、再貼着・再剥離が可能なものを適宜選択して用いることができる。そうすれば、図7(a)、(b)に示すように、大人が薬剤4を服用する時、領域12(1)の半分を引き剥がし、薬剤4を1つだけ取り出し、その後、引き剥がした部分を容器シート2に再貼着して元に戻すことができる。これによって、PTP包装体1内に残っている薬剤4を、領域12(1)〜12(5)によって引き続き保護することができる。そして、次回、薬剤4を服用するときは、再貼着した領域12(1)の全体を再剥離すれば、次の薬剤4を1つ取り出すことができる。
また、摘み部の位置や形状は、使用者の使い勝手を考慮して自由に変更することができる。例えば、第一の実施形態の粘着シート10であれば、摘み部を各領域の右上以外の角部、例えば(図8(a))に示す位置やその他の角部に設けてもよい。この他、各領域の右側の端部全体を摘み部にしてもよいし(図8(b))、1つの領域に対して複数箇所、例えば(図8(c))示す位置等の角部に摘み部を設けてもよい。第二の実施形態の粘着シート26についても同様で、例えば、各領域の複数箇所に摘み部を設けてもよく、右側及び左側の端部全体を摘み部にしてもよい(図8(d))。
その他、本発明の粘着シートは、汎用性が非常に高いものであり、PTP包装体内の薬剤の誤飲防止対策以外の様々な用途に適用することができる。例えば、特許文献1に記載されている「知育教材用のシールブックの粘着シート」や、特許文献2に記載されている「コイン型の乾電池等の小物に貼着される貼着片」としても使用することができ、どちらの場合も、乳幼児等による誤飲事故を効果的に防止することができる。また、乾電池等の対象物が、粘着シートを貼着した状態で使用可能であれば、粘着剤層の粘着剤は、一度貼着すると剥離できないものを使用してもよい。
1 PTP包装体
2 容器シート
2a 収容部
3 蓋材
3a 閉鎖部分
4 薬剤
10,26 粘着シート
12 基材
12(1)〜(5)、12(1)〜(10) 領域
14 粘着剤層
16 剥離シート
18 横破断線(破断線)
22 切り込み(孔部)
24 摘み部
28 縦破断線(破断線)

Claims (7)

  1. 厚み方向に貫通する孔部が設けられた基材と、前記基材の裏面側に設けられた粘着剤層とを備え、前記粘着剤層は、催吐性を有した呈味物質を含有し、前記孔部は、人が前記基材の表面側を舐めたとき、前記粘着剤層中の前記呈味物質が前記孔部を通じて滲出するように形成されている特徴とする粘着シート。
  2. 前記孔部は、前記基材を貫通する複数の切り込みにより形成されている請求項1記載の粘着シート。
  3. 前記粘着剤層は、貼着後に剥離が可能なものである請求項1又は2記載の粘着シート。
  4. 前記粘着剤層は、再貼着及び再剥離が可能なものである請求項3記載の粘着シート。
  5. 前記基材の端部に、前記粘着剤層が無い摘み部、又は粘着剤層の外側面に印刷を施して粘着力を無効化させた摘み部が設けられている請求項3又は4記載の粘着シート。
  6. 貼着される相手方は、PTP包装体の、容器シートに形成された複数の収容部を閉鎖している蓋材であり、
    前記基材は、破断線によって前記各収容部の位置に対応する複数の領域に区切られ、前記各領域に前記孔部が形成されている請求項3又は4記載の粘着シート。
  7. 前記基材の前記各領域の端部に、裏面に前記粘着剤層が無い摘み部、又は粘着剤層の外側面に印刷を施して粘着力を無効化させた摘み部が設けられている請求項6記載の粘着シート。
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