JP2019069559A - 生コン分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、コンクリートミキサー車のドラム内部に残された生コンから、砂利、砂、セメント水というように、順次段階を追って分離して、それぞれを再利用することを可能にした、縦型3段連結構造の生コン分離装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、砂利・砂・セメント・水を含む生コンを投入して、砂利・砂・セメント水にそれぞれ分離する生コン分離装置Pであり、生コン投入口シュート1と砂利出口シュート2を備え、複数のブラシ16が旋回して砂利を分離する円環状の上段分離槽5と、砂出口シュート3を備え、複数のブラシ17が旋回して砂を分離する円環状の中段分離槽6と、セメント水出口シュート4を備え、セメント水を溜める下段タンク槽7とから構成し、上段分離槽5と中段分離槽6は、それぞれシャワー装置8,9を備えていることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、コンクリートミキサー車のドラム内部に残された未使用の生コンクリート(以下、生コンと略称する)から、砂利、砂、セメント水というように、順次段階を追って分離して、それぞれを再利用することを可能にした、縦型3段連結構造の生コン分離装置に関するものである。
一般的に、建築施工現場において、コンクリートミキサー車のドラム内部からドラムシュートを介して生コンが所定の投入場所に排出された後には、当該ドラム内部に少なからず生コンが残されてしまう。また、生コンが未使用のまま、ドラム内部に当該生コンが残されたままとなる場合もある。
このような残コンは、ほとんどが再利用されることなく、産業廃棄物として処理されているのが実情である。
そして、この現場で発生した残コンを処理するには、生コン工場の高価な処理施設が必要となる。
また、従来においては、特許文献1に開示されているように、生コン及び二次製品工場等の残コン処理工程で、排水中の混和剤の分離、酸化させて攪拌洗浄で微砂や砂を共に改質させる分離改質装置が存在する。
この分離改質装置は、細骨材回収時に混和剤の薬効を衝突板に衝突させて分離させるポンプ水流エネルギーを利用し、骨材に付着している泥分及び薬剤を剥離・分離させ、良質の砂・微砂を回収するものである。
更に、従来においては、特許文献2に示すように、コンクリート構造物の解体工事等で発生する硬化したコンクリート廃材から、高品質の骨材を再生処理して回収する骨材再生処理装置が開示されている。
この骨材再生処理装置は、コンクリート廃材片が供給される略パン型状の処理槽を備え、該処理槽内に同心円状に隔壁を備えて径方向に複数の処理レーンを形成すると共に、処理槽内の中心部には駆動軸を回転自在に立設している。
また、前記駆動軸には、各処理レーン毎に配されかつ処理レーンに沿って回転する擦り揉み体として、羽根板をそれぞれのアームを介して固着しており、各処理レーン内に供給されるコンクリート廃材片を前記羽根板にて隔壁及び処理槽の内周面に押し付けて擦り揉み処理することにより、表面からセメントや砂分を剥離除去した状態で骨材を回収可能としている。
特開2005−281121号公報 特許第5110937号公報
しかしながら、上記した特許文献1に示す分離改質装置では、排水中の混和剤の分離、酸化させて攪拌洗浄で微砂や砂を共に改質させるものであり、この装置によって、生コンから砂利、砂、セメント水に分離するという発想には至っていない。
また、上記した特許文献2に示す骨材再生処理装置も、生コンから砂利、砂、セメント水を分離するものではなく、硬化したコンクリート廃材から骨材を再生処理するものである。
即ち、特許文献2による骨材再生処理装置は、コンクリート廃材片を硬質な羽根板にて隔壁及び処理槽の内周面に押し付けて擦り揉み処理するものであり、そのため、隔壁及び処理槽の内周面に対する磨耗が烈しいものとなる。
しかも、処理槽内に同心円状に隔壁を備えて径方向に複数の処理レーンを形成していることから、装置全体が幅方向に大型となり且つコスト高となる。
そこで、本発明は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、コンクリートミキサー車のドラム内部に残された生コンから、砂利、砂、セメント水というように、順次段階を追って分離して、それぞれを再利用することを可能にした、縦型3段連結構造の生コン分離装置を提供することを目的とする。
本発明に係る請求項1の発明は、砂利・砂・セメント・水を含む生コンクリートを投入して、砂利・砂・セメント水にそれぞれ分離する生コン分離装置であり、生コン投入口シュートと砂利出口シュートを備え、複数のブラシが旋回して砂利を分離する円環状の上段分離槽と、砂出口シュートを備え、複数のブラシが旋回して砂を分離する円環状の中段分離槽と、セメント水出口シュートを備え、セメント水を溜める下段タンク槽と、から構成され、上段分離槽と中段分離槽は、それぞれシャワー装置を備えていることで、上述した課題を解決した。
この請求項1に係る生コン分離装置によれば、生コン投入口シュートを介して生コンクリートを上段分離槽に投入し、この上段分離槽において、複数のブラシが旋回して砂利を分離し、砂利出口シュートを介して砂利のみを排出することができる。
このとき、上段分離槽においては、シャワー装置により水を散布しながらブラシにより砂利を押し込むので、砂利が、所謂洗われている状態となり、砂利に付着しているセメントや砂を確実に剥離することができる。
砂利が分離された砂とセメント水は、次に中段分離槽に送られ、この中段分離槽において、複数のブラシが旋回して砂を分離し、砂出口シュートを介して砂のみを排出することができる。
このとき、中段分離槽においては、シャワー装置により水を散布しながらブラシにより砂を押し込むので、砂が、所謂洗われている状態となり、砂に付着しているセメントを確実に剥離することができる。
更に、砂利と砂が分離されたセメント水は、最後に下段タンク槽に送られて、セメント水出口シュートを介して、セメント水を適宜排出することができる。
このように、本発明に係る生コン分離装置によれば、生コンクリートから、砂利、砂、セメント水というように、順次段階を追って分離し、それぞれの再利用を可能にしている。
本発明に係る請求項2の発明は、前記上段分離槽は、円環状の底面と、底面の外縁に設けた外周壁と、底面の内縁に設けた内周壁により構成されていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項2に係る生コン分離装置によれば、上段分離槽として所定の通路が形成されているので、上段分離槽に投入された砂利・砂・セメント・水を含む生コンクリートが上段分離槽の外側に飛散してしまう事態の発生を未然に防止することができる。また、この通路内において、効率良くブラシを旋回させることができる。
本発明に係る請求項3の発明は、前記生コン投入口シュートは、前記上段分離槽の外周壁に設けられていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項3に係る生コン分離装置によれば、上段分離槽の外側から、生コン投入口シュートを介して、生コンをスムーズに投入することができる。
本発明に係る請求項4の発明は、前記上段分離槽の底面は、投入された生コンの砂利を残しつつ、砂とセメント水のみを通過させる粗目の孔を備えた篩により形成されていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項4に係る生コン分離装置によれば、粗目の孔を備えた篩により砂とセメント水のみを通過させることができ、これによって砂利のみを効率良く分離することができる。
本発明に係る請求項5の発明は、前記上段分離槽のブラシは、上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)に接した状態で底面(粗目の孔を備えた篩)に沿うように円状に旋回し、砂利を押し込むようにして底面(粗目の孔を備えた篩)上を移動させることで、同じく、上述した課題を解決した。
上段分離槽に生コンが投入されると、セメント水と多くの砂は、比較的に短時間のうちに底面(粗目の孔を備えた篩)から落下する。
そして、請求項5に係る生コン分離装置によれば、ブラシを介して、砂利を押し込むようにして底面(粗目の孔を備えた篩)上を移動させることから、砂利に付着しているセメントや砂も、その移動の過程において底面(粗目の孔を備えた篩)から確実に落下させて、底面(粗目の孔を備えた篩)上に砂利のみを残すことができる。
これは、ブラシにより砂利を押し込んで底面(粗目の孔を備えた篩)上を移動させる際、砂利が回転しながらブラシや粗目の孔を備えた篩に接するので、砂利は、所謂洗われている状態となり、砂利に付着しているセメントや砂が確実に剥離されるのである。また、底面(粗目の孔を備えた篩)へのブラシ接触による旋回のため、底面(粗目の孔を備えた篩)の磨耗も軽減できる。
本発明に係る請求項6の発明は、前記上段分離槽のブラシは、底面(粗目の孔を備えた篩)に対して垂直で、ブラシの進行方向に対して外向き傾斜状に取り付けられて、砂利を外周壁側に移動させながら押し込むことで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項6に係る生コン分離装置によれば、ブラシにより、上段分離槽の外周壁側に砂利を集めながら、底面(粗目の孔を備えた篩)上を移動させることができる。
本発明に係る請求項7の発明は、前記上段分離槽は、外周壁に、底面(粗目の孔を備えた篩)上に残っている砂利を排出する砂利出口シュートを備えていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項7に係る生コン分離装置によれば、ブラシにより上段分離槽の外周壁側に集められながら底面(粗目の孔を備えた篩)上を移動している砂利を、この砂利出口シュートにより確実に排出することができる。
このように、上段分離槽において、投入された生コンから、砂利のみを効率良く分離・排出して、再利用することができる。
本発明に係る請求項8の発明は、前記中段分離槽は、円環状の底面と、底面の外縁に設けた外周柵と、外周柵に連設した円環状の傾斜受け部により構成されていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項8に係る生コン分離装置によれば、上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)から落下した砂とセメント水を、傾斜受け部によって受け止めつつ、外周柵を通じて中段分離槽上にスムーズに導入することができ、砂とセメント水の周辺への飛散を未然に防止することができる。
本発明に係る請求項9の発明は、前記中段分離槽の底面は、投入された生コンの砂を残しつつ、セメント水のみを通過させる密目の孔を備えた篩により形成されていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項9に係る生コン分離装置によれば、底面(密目の孔を備えた篩)よりセメント水のみを通過させることができ、これによって砂を効率良く分離することができる。
本発明に係る請求項10の発明は、前記中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)は、上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)よりも小径に形成されて上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)の内側下方に配置され、前記中段分離槽の傾斜受け部は、上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)の下方に配置されていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項10に係る生コン分離装置によれば、前記上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)から落下した砂とセメント水を、傾斜受け部により受け止めることが可能となる。
本発明に係る請求項11の発明は、前記中段分離槽の傾斜受け部は、前記上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)から落下した砂とセメント水を受け止めて、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)上に導入するものであることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項11に係る生コン分離装置によれば、上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)から落下してくる砂とセメント水を、傾斜受け部が受け止めてから、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)上に導入するので、砂とセメント水の落下による衝撃が、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)に直接作用することがなく、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)が損傷してしまう事態の発生を未然に防止することができる。
本発明に係る請求項12の発明は、前記中段分離槽の傾斜受け部は、上段分離槽が備えている生コン投入口シュートの下方近傍部分を、特に堅牢に製作していることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項12に係る生コン分離装置によれば、砂とセメント水の落下による衝撃を原因として、中段分離槽の傾斜受け部が損傷してしまう事態の発生を確実に防止することができる。
上段分離槽に生コンが投入されると、セメント水と多くの砂は、生コン投入口シュートの近傍における上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)から、比較的に短時間のうちに落下する。
即ち、上段分離槽に生コンが投入されると、生コン投入口シュートの近傍において、セメント水と多くの砂が集中的に落下するのである。
そのため、中段分離槽の傾斜受け部において、上段分離槽が備えている生コン投入口シュートの下方近傍部分を、特に堅牢に製作することにより、集中的に落下してくるセメント水と多くの砂の衝撃をこの堅牢部分により受け止めて、傾斜受け部の損傷を確実に防止しているのである。
本発明に係る請求項13の発明は、前記中段分離槽のブラシは、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)に接した状態で底面(密目の孔を備えた篩)に沿うように円状に旋回し、砂を押し込むようにして底面(密目の孔を備えた篩)上を移動させることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項13に係る生コン分離装置によれば、ブラシを介して、砂を押し込むようにして底面(密目の孔を備えた篩)上を移動させることから、砂に付着しているセメントも、その移動の過程において底面(密目の孔を備えた篩)から確実に落下させて、底面(密目の孔を備えた篩)上に砂のみを残すことができる。
これは、ブラシにより砂を押し込んで底面(密目の孔を備えた篩)上を移動させる際、砂が回転しながらブラシや密目の孔を備えた篩に接するので、砂は、所謂洗われている状態となり、砂に付着しているセメントが確実に剥離されるのである。また、底面(密目の孔を備えた篩)へのブラシ接触による旋回のため、底面(密目の孔を備えた篩)の磨耗も軽減できる。
本発明に係る請求項14の発明は、前記中段分離槽のブラシは、底面(密目の孔を備えた篩)に対して垂直で、ブラシの進行方向に対して外向き傾斜状に取り付けられて、砂を外周柵側に移動させながら押し込むことで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項14に係る生コン分離装置によれば、ブラシにより、中段分離槽の外周柵側に砂を集めながら、底面(密目の孔を備えた篩)上を移動させることができる。
本発明に係る請求項15の発明は、前記中段分離槽は、外周柵と傾斜受け部に、底面(密目の孔を備えた篩)上に残っている砂を排出する砂出口シュートを備えていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項15に係る生コン分離装置によれば、ブラシにより中段分離槽の外周柵側に集められながら底面(密目の孔を備えた篩)上を移動している砂を、この砂出口シュートにより確実に排出することができる。
このように、中段分離槽において、投入された生コンから、砂のみを効率良く分離・排出して、再利用することができる。
本発明に係る請求項16の発明は、前記上段分離槽は、その外周壁に沿うようにリング状に形成された上段側シャワー装置を備え、前記中段分離槽は、傾斜受け部の外周側に沿うようにリング状に形成された中段側シャワー装置を備えていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項16に係る生コン分離装置によれば、上段分離槽において、上段側シャワー装置により水を散布しながら、ブラシにより砂利を押し込んで底面(粗目の孔を備えた篩)上を移動させるので、砂利が、所謂洗われている状態となり、砂利に付着しているセメントや砂が確実に剥離されるのである。
また、中段分離槽において、中段側シャワー装置により水を散布しながら、ブラシにより砂を押し込んで底面(密目の孔を備えた篩)上を移動させるので、砂が、所謂洗われている状態となり、砂に付着しているセメントが確実に剥離されるのである。
本発明に係る請求項17の発明は、セメント水を溜める下段タンク槽は、中段分離槽の下方に配置され、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)から落下したセメント水を受け止めることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項17に係る生コン分離装置によれば、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)から落下してくる、生コンから分離したセメント水を下段タンク槽により受け止めて、セメント水を溜めることができる。
また、ブラシを旋回させるために下方に設けている駆動部分がセメント水に触れることがなく、生コン分離装置の駆動部分における故障を回避できる。
本発明に係る請求項18の発明は、砂利・砂・セメント・水を含む生コンクリートを投入して、砂利・砂・セメント水にそれぞれ分離する生コン分離装置であり、該生コン分離装置は、中央に立設したブラシ回転軸と、ブラシ回転軸の最上端に設けられた水平な複数のブラシ回転アームと、ブラシ回転アームの外端側から垂下された複数のブラシが旋回して上段側シャワー装置で水をかけながら粗目の孔を備えた篩を介して砂利を分離する円環状の上段分離槽と、ブラシ回転アームの内端側から垂下された複数のブラシが旋回して中段側シャワー装置で水をかけながら密目の孔を備えた篩を介して砂を分離する円環状の中段分離槽と、セメント水を溜める下段タンク槽と、の縦型3段連結構造に形成されていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項18に係る生コン分離装置によれば、縦型3段連結構造(縦型多段式)のため、ブラシ移動が縦軸駆動のみで砂利用・砂用ともに同軸体で駆動でき、装置全体を非常にシンプルに構成できる。しかも、円形多段式のため、設置面積を小さくでき、装置全体の小型化も実現している。また、装置全体の高さを低くできることから、ミキサー車の低位置まで延びたドラムシュートを介して、残生コンを直接投入することができる。
本発明に係る請求項19の発明は、前記上段分離槽は、生コン投入口シュートと砂利出口シュートを備え、前記中段分離槽は、砂出口シュートを備え、前記下段タンク槽は、セメント水出口シュートを備えていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項19に係る生コン分離装置によれば、生コン投入口シュートを介して生コンクリートを上段分離槽に投入し、この上段分離槽において、砂利出口シュートを介して砂利のみを排出することができる。
また、砂利が分離された砂とセメント水は、次に中段分離槽に送られ、この中段分離槽において、砂出口シュートを介して砂のみを排出することができる。
最後に、砂利と砂が分離されたセメント水は、下段タンク槽に送られ、セメント水出口シュートを介して、セメント水を適宜排出することができる。
このように、本発明に係る生コン分離装置によれば、生コンクリートから、砂利、砂、セメント水というように、順次段階を追って分離し、それぞれの再利用を可能にしている。
本発明に係る生コン分離装置によれば、生コン投入口シュートを介して生コンクリートを上段分離槽に投入し、この上段分離槽において、複数のブラシが旋回して砂利を分離し、砂利出口シュートを介して砂利のみを排出することができる。
このとき、上段分離槽においては、水を散布しながらブラシにより砂利を押し込むので、砂利が、所謂洗われている状態となり、砂利に付着しているセメントや砂を確実に剥離することができる。また、上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)を介して、砂とセメント水のみを通過させることができ、これによって砂利のみを効率良く分離することができる。
砂利が分離された砂とセメント水は、中段分離槽に送られ、この中段分離槽において、複数のブラシが旋回して砂を分離し、砂出口シュートを介して砂のみを排出することができる。
このとき、中段分離槽においては、水を散布しながらブラシにより砂を押し込むので、砂が、所謂洗われている状態となり、砂に付着しているセメントを確実に剥離することができる。また、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)を介して、セメント水のみを通過させることができ、これによって砂のみを効率良く分離することができる。
砂利と砂が分離されたセメント水は、下段タンク槽に送られて、セメント水出口シュートを介して、セメント水を適宜排出することができる。
このように、本発明に係る生コン分離装置によれば、生コンクリートから、砂利、砂、セメント水というように、順次段階を追って分離し、それぞれの再利用を可能にしている。
本発明の実施の一形態における生コン分離装置の概略を示す平面図である。 生コン分離装置の概略を示す側断面図である。 生コン分離装置に生コンクリートを投入して、砂利・砂・セメント水にそれぞれ分離する状態の概略を示すもので、(a)は平面図、(b)は側断面図である。 生コン投入口シュートを介して生コン分離装置に生コンクリートを投入し、上段分離槽で砂利を分離し、中段分離槽で砂を分離し、下段タンク槽の水出口シュートを介してセメント水を排出している状態の概略を示す分解斜視図である。 ブラシ回転アームへの上段分離洗浄ブラシと中段分離洗浄ブラシの組付状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。 ブラシ回転アームへの上段分離洗浄用のブラシの組付状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 ブラシ回転アームへの中段分離洗浄用のブラシの組付状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 上段分離洗浄用のブラシと中段分離洗浄用のブラシの駆動組付状態を示す側断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。
<実施の形態>
本発明に係る生コン分離装置(以下、本装置Pと略称する)は、コンクリートミキサー車のドラム内部に残された生コンから、砂利、砂、セメント水というように順次段階を追って分離し、再利用可能にするための縦型多段式の構成を備えている。尚、生コンの構成は、一般的に砂利・砂・セメント(無水)が1:2:3の割合で混合されたものである。
本装置Pは、図2及び図8に示すように、下面の四隅にキャスタKを備えた搬送可能な分離槽架台10と、該分離槽架台10の内部底面において、駆動減速機付電動機14、及び駆動スプロケット15が内装された駆動部架台11を備えている。
駆動スプロケット15は、ブラシ回転軸13の一端側に嵌着され、ブラシ回転軸13の最下端は、分離槽架台10の内部底面の中央にブッシングされた軸受13Aに嵌着されている。ブラシ回転軸13自体は、駆動部架台11の上部中央に立設した軸筒体13B内に挿通されて、ブラシ回転軸13の上端側が軸筒体13Bの上側開口端に軸受13Cを介して取り付けられている。
ブラシ回転軸13の最上端には、図1及び図8に示すように、平面視で6本のブラシ回転アーム12が、周方向に角度60°等間隔毎にスリーブ13Dを介して嵌着されている。
駆動減速機付電動機14の駆動歯車14Aは、図8に示すように、駆動部架台11内の駆動スプロケット15とチェーン15Aによって連携されている。
本装置Pは、図4に示すように、砂利・砂・セメント・水を含む生コンクリートを投入して、砂利・砂・セメント水にそれぞれ分離するものである。
そして、本装置Pは、生コン投入口シュート1と砂利出口シュート2を備え、複数のブラシ16が旋回して砂利を分離する円環状の上段分離槽5と、砂出口シュート3を備え、複数のブラシ17が旋回して砂を分離する円環状の中段分離槽6と、セメント水出口シュート4を備え、セメント水を溜める下段タンク槽7と、から構成されている。
また、図1・図2に示すように、上段分離槽5と中段分離槽6は、それぞれシャワー装置8,9を備えている。
具体的には、図1乃至図4に示すように、上段分離槽5は、円環状の底面5bと、底面5bの外縁に設けた外周壁5cと、底面5bの内縁に設けた内周壁5dにより構成されており、上段分離槽5の底面5bは、投入された生コンの砂利を残しつつ砂とセメント水のみを通過させる粗目の孔を備えた篩5aにより形成されている。また、外周壁5cには、砂利・砂・セメントを含む生コンの生コン投入口シュート1と、生コンから分離し底面5b上に残された砂利を排出する砂利出口シュート2を備えている。
上段分離洗浄用のブラシ16は、図1・図2に示すように、上段分離槽5の底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)に接した状態で、当該底面に沿うように円状に旋回し、砂利を押し込むようにして底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)上を移動させる。この場合、上段分離洗浄用のブラシ16は、底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)上に接するよう、ブラシ回転アーム12からのブラシ保持機構16aの垂下長を調節している。
また、図1・図2に示すように、上段分離洗浄用のブラシ16は、底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)に対して垂直で、砂利を外周壁5c側に移動させながら押し込むものである。
上段分離洗浄用のブラシ16は、図1に示すように、その進行方向において、内周壁5d側に位置するブラシ16の端部が前側に位置し、外周壁5c側に位置するブラシ16の端部が後側に位置している。このように、ブラシ16は、その進行方向に対して外向き傾斜状(内周壁5d側に位置するブラシ16の端部が前側に位置し、外周壁5c側に位置するブラシ16の端部が後側に位置する)に取り付けられていることから、このブラシ16に沿うように砂利を外周壁5c側に移動させながら押し込むものである。
中段分離槽6は、図1乃至図4に示すように、円環状の底面6dと、底面6dの外縁に設けた外周柵6bと、外周柵6に連設した円環状の傾斜受け部6cにより構成されており、中段分離槽6の底面6dは、投入された生コンの砂を残しつつ、セメント水のみを通過させる密目の孔を備えた篩6aにより形成されている。また、底面6dの内縁には、後述する隔壁7Aが位置している。
前記中段分離槽6の底面6d(密目の孔を備えた篩6a)は、図2乃至図4に示すように、上段分離槽5の底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)よりも小径に形成されて、上段分離槽5の底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)の内側下方に配置されている。
また、中段分離槽6の傾斜受け部6cは、上段分離槽5の底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)の下方に配置されている。この中段分離槽6の傾斜受け部6cは、上段分離槽5の底面(粗目の孔を備えた篩5a)から落下した砂とセメント水を受け止めて、中段分離槽6の底面6d(密目の孔を備えた篩6a)上に導入するものである。
この中段分離槽6の傾斜受け部6cは、上段分離槽5が備えている生コン投入口シュート1の下方近傍部分を、様々な部材により補強して、特に堅牢に製作している。
これは、上段分離槽5に生コンが投入されると、セメント水と多くの砂は、生コン投入口シュート1の近傍における上段分離槽5の底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)から、比較的に短時間のうちに落下する。
即ち、上段分離槽5に生コンが投入されると、生コン投入口シュート1の近傍において、セメント水と多くの砂が集中的に落下するのである。
そのため、中段分離槽6の傾斜受け部6cにおいて、上段分離槽5が備えている生コン投入口シュート1の下方近傍部分を、様々な部材により補強して、特に堅牢に製作することにより、集中的に落下してくるセメント水と多くの砂の衝撃をこの堅牢部分により受け止めて、傾斜受け部6cの損傷を確実に防止しているのである。
中段分離洗浄用のブラシ17は、図1・図2に示すように、中段分離槽6の底面6d(密目の孔を備えた篩6a)に接した状態で底面6d(密目の孔を備えた篩6a)に沿うように円状に旋回し、砂を押し込むようにして底面6d(密目の孔を備えた篩6a)上を移動させる。
この場合、中段分離洗浄用のブラシ17は、底面6d(密目の孔を備えた篩6a)上に接するよう、ブラシ回転アーム12からのブラシ保持機構17aの垂下長を、ブラシ保持機構16aの垂下長よりも長くなるように調節している。
また、図1・図2に示すように、中段分離槽6のブラシ17は、底面6d(密目の孔を備えた篩6a)に対して垂直で、ブラシ17の進行方向に対して外向き傾斜状に取り付けられて、砂を外周柵6b側に移動させながら押し込むものである。
中段分離洗浄用のブラシ17は、図1・図2に示すように、その進行方向において、隔壁7A側に位置するブラシ17の端部が前側に位置し、外周柵6b側に位置するブラシ17の端部が後側に位置している。このように、ブラシ17は、その進行方向に対して外向き傾斜状(隔壁7A側に位置するブラシ17の端部が前側に位置し、外周柵6b側に位置するブラシ17の端部が後側に位置する)に取り付けられていることから、このブラシ17に沿うように砂を外周柵6b側に移動させながら押し込むものである。
更に、図1・図4に示すように、中段分離槽6は、外周柵6bと傾斜受け部6cに、底面6d(密目の孔を備えた篩6a)上に残っている砂を排出するために、底面6dから傾斜受け部6cにかけて、下向き傾斜状の砂出口シュート3を備えている。
この他、上段分離槽5は、上段側シャワー装置8を備え、中段分離槽6は、中段側シャワー装置9を備えている。
即ち、図1・図2に示すように、上段分離槽5の外周壁5cの上方側には、当該外周壁5cに沿うように、リング状の給水用導管を配置して、上段側シャワー装置8を形成している。
また、中段分離槽6の傾斜受け部6cの外周側に沿うように、リング状の給水用導管を配置して、中段側シャワー装置9を形成している。この上段側シャワー装置8・中段側シャワー装置9は、上段分離槽5内・中段分離槽6槽内において、生コンを洗浄分離するために、水を散布するものである。
中段分離槽6の下方に位置している下段タンク槽7は、中段分離槽6の底面6d(密目の孔を備えた篩6a)から落下したセメント水を受け止めて溜めるものである。
この下段タンク槽7は、溜めているセメント水を適宜排出するための、セメント水出口シュート4を備えている。このセメント水は、脱水処理等を施すことにより、セメントとして再利用される。または、セメント水のままで、再利用される。
尚、図2、図3(b)、図4に示すように、下段タンク槽7の中央には、円筒状の隔壁7Aが立設されており、この隔壁7Aは、中段分離槽6及び上段分離槽5の中心を貫くように配置されている。また、図2に示すように、隔壁7Aの内側には、前記駆動部架台11を構成している軸筒体13Bが挿入されている。
また、図中において、上段分離槽5の砂利出口シュート2は、生コン投入口シュート1から離れた遠方側に設けてられているが、生コン投入口シュート1を介して上段分離槽5に生コンが投入されると、セメント水と多くの砂は、比較的に短時間のうちに底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)から落下することから、砂利出口シュート2を、生コン投入口シュート1の近傍に配置しても良い。
更に、上段分離槽5の底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)と中段分離槽6の底面6d(密目の孔を備えた篩6a)は、共に不図示の振動駆動装置に接続させて、底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)・底面6d(密目の孔を備えた篩6a)を振動させることにより、砂利や砂の分離効果を向上させても良い。
次に、ブラシ保持機構16a,17aの具体的な構成について詳述する。
尚、以下の説明では、外側のブラシ保持機構16aと内側のブラシ保持機構17aとは、その長さ設定が異なるのみで、構成自体は略同一であるため、外側のブラシ保持機構16aの具体的な構成についてのみ詳細に説明し、図7に示すブラシ保持機構17aの説明は、省略もしくは簡略化する。
前記ブラシ回転アーム12には、図1・図5(a)(b)に示すように、径方向の外側に、ブラシ保持機構16aを介して、上段分離洗浄用のブラシ16が取り付けられている。また、前記ブラシ回転アーム12には、径方向の内側に、ブラシ保持機構17aを介して、中段分離洗浄用のブラシ17が取り付けられている。
ブラシ保持機構16a(17a)は、図6(図7)(a)(b)(c)に示すように、上端が上下一対の円板状の固定部材19A,19Bとなっており、上側の固定部材19Aの中心がブラシ回転アーム12に溶接等で固着され、その円周上の左右対称位置には、図6(図7)(a)に示すように、円弧状の偏角ガイド用長孔18Aが穿設されている。
一方、下側の固定部材19Bは、その中心が下方側からボルトVによって、上側の固定部材19A及びブラシ回転アーム12にかけてネジ止め固定され、また、下側の固定部材19Bは、上側の固定部材19Aの前記偏角ガイド用長孔18Aを介して、偏角調整用ボルト18でネジ止め固定されている。この下側の固定部材19Bは、偏角調整用ボルト18を緩めることで、上側の固定部材19Aに対して、回動できるようになっている。
ブラシ保持機構16a(17a)は、図6(図7)(b)(c)に示すように、下側の固定部材19Bの下面に溶着した上側固定板16c(17c)と、該上側固定板16c(17c)に伸縮調整機構Rを介して取り付けられた下側スライド板16d(17d)を備え、該下側スライド板16d(17d)の下端側面に、上記上段分離洗浄用のブラシ16(中段分離洗浄用のブラシ17)が、前記弾性板材16b(17b)によって挟持されるようにして、ボルトVとナットNで締結・固定されている。
伸縮調整機構Rは、図6(図7)(b)に示すように、上側固定板16c(17c)の片面下側において横向きとなって形成されたネジ孔16e(17e)に、長さ調整用ボルト16f(17f)が上方に向けてねじ込まれており、この長さ調整用ボルト16f(17f)の先端は、上側固定板16c(17c)に穿設された開口部16g(17g)に臨ませると共に、下側スライド板16d(17d)の下端側片面に横向きに突設された係止突起16h(17h)に係止されている。
上記した上段分離洗浄用のブラシ16は、ブラシ保持機構16aの片面に付設され、また、上記した中段分離洗浄用のブラシ17は、ブラシ保持機構17aの片面に付設されている。
そして、上段分離洗浄用のブラシ16は、図1・図5(a)に示すように、その進行方向に対して外向き傾斜状(内周壁5d側に位置するブラシ16の端部が前側に位置し、外周壁5c側に位置するブラシ16の端部が後側に位置する)に取り付けられていることから、このブラシ16に沿うように、砂利を外周壁5c側に移動させながら押し込むことができる。
また、中段分離洗浄用のブラシ17は、図1・図5(a)に示すように、その進行方向に対して外向き傾斜状(隔壁7A側に位置するブラシ17の端部が前側に位置し、外周柵6b側に位置するブラシ17の端部が後側に位置する)に取り付けられていることから、このブラシ17に沿うように、砂を外周柵6b側に移動させながら押し込むことができる。
また、上記構成による伸縮調整機構Rは、図6(図7)(b)(c)に示すように、長さ調整用ボルト16f(17f)をねじ込み方向に回転させることで、係止突起16h(17h)が長さ調整用ボルト16f(17f)の先端によって押されて、下側スライド板16d(17d)は上方へスライドし、ブラシ保持機構16a(17a)は短縮する。
一方、長さ調整用ボルト16f(17f)をねじ込み方向とは逆に回転させることで、係止突起16h(17h)への長さ調整用ボルト16f(17f)の先端による押圧が解除されて、下側スライド板16d(17d)は下方へスライドし、ブラシ保持機構16a(17a)は伸長する。こうして、ブラシ保持機構16a(17a)の伸縮微調整が可能となる。
以下に、本発明に係る生コン分離装置の使用・動作(生コンの分離処理手順)について、詳細に説明する。
例えば、コンクリートミキサー車(図示せず)より、本装置Pの上段分離槽5上に、生コン投入口シュート1を介して生コンを投入する。このとき、上段側シャワー装置8より、常時水を散布させておく。
上段分離槽5の底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)上に載せられた生コンは、旋回する上段分離洗浄用のブラシ16に押されて、底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)上を移動する。
このとき、セメント水と多くの砂は、生コン投入口シュート1の近傍における上段分離槽5の底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)から、比較的に短時間のうちに落下する。
また、砂利に付着しているセメントや砂は、その移動の過程において底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)から確実に落下させて、底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)上に砂利のみを残すことができる。
これは、上段分離洗浄用のブラシ16により砂利を押し込んで底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)上を移動させる際、砂利が回転しながらブラシ16や粗目の孔を備えた篩5aに接するので、砂利は、所謂洗われている状態となり、砂利に付着しているセメントや砂が確実に剥離されるのである。
また、ブラシ16は、その進行方向に対して外向き傾斜状(内周壁5d側に位置するブラシ16の端部が前側に位置し、外周壁5c側に位置するブラシ16の端部が後側に位置する)に取り付けられていることから、このブラシ16に沿うように砂利を外周壁5c側に移動させながら押し込んでいく。そして、綺麗な状態となっている砂利は、上段分離槽5の外周壁5cに配置されている砂利出口シュート2を介して、本装置P外に排出される。
上段分離槽5の底面5b(粗目の孔を備えた篩5a)から落下した砂とセメント水は、中段分離槽6の傾斜受け部6cにより受け止められ、この傾斜受け部6cを介して、中段分離槽6の底面6d(密目の孔を備えた篩6a)上に導入される。
そして、中段分離槽6の底面6d(密目の孔を備えた篩6a)上に載せられた砂は、旋回する中段分離洗浄用のブラシ17に押されて、底面6d(密目の孔を備えた篩6a)上を移動する。
また、砂に付着しているセメントは、その移動の過程において底面6d(密目の孔を備えた篩6a)から確実に落下させて、底面6d(密目の孔を備えた篩6a)上に砂のみを残すことができる。
このとき、中段側シャワー装置9より、常時水を散布させておく。
そして、中段分離洗浄用のブラシ17により砂を押し込んで底面6d(密目の孔を備えた篩6a)上を移動させる際、砂が回転しながらブラシ17や密目の孔を備えた篩6aに接するので、砂は、所謂洗われている状態となり、砂に付着しているセメントが確実に剥離されるのである。
また、ブラシ17は、その進行方向に対して外向き傾斜状(隔壁7A側に位置するブラシ17の端部が前側に位置し、外周柵6b側に位置するブラシ17の端部が後側に位置する)に取り付けられていることから、このブラシ17に沿うように砂を外周柵6b側に移動させながら押し込んでいく。綺麗な状態となっている砂は、中段分離槽6の砂出口シュート3を介して、本装置P外に排出される。
そして、セメント水は、中段分離槽6の底面6d(密目の孔を備え篩6a)を通過して、下方の下段タンク槽7内へ落下する。こうして、生コンから分離して下段タンク槽7内に溜められたセメント水は、セメント水出口シュート4により本装置P外へ適宜排出される。このセメント水は、脱水処理を施した後に、セメントとして再利用されるか、または、セメント水のままで再利用される。
以上、説明したように、本発明に係る生コン分離装置により、生コンから、砂利、砂、セメント水というように、順次段階を追って分離して、それぞれを再利用することを可能にしているのである。
本発明は、生コンから、砂利、砂、セメント水に分離して再利用可能にするための生コン分離装置として、コンクリートミキサー車のドラム内部に残された生コンを再利用できるようにすることの外に、各種の生コンを取り扱う施設において、幅広く利用されるものである。
P…生コン分離装置
R…伸縮調整機構
V…ボルト
N…ナット
K…キャスタ
1…生コン投入口シュート
2…砂利出口シュート
3…砂出口シュート
4…セメント水出口シュート
5…上段分離槽
5a…粗目の孔を備えた篩
5b…底面
5c…外周壁
5d…内周壁
6…中段分離槽
6a…密目の孔を備えた篩
6b…外周柵
6c…傾斜受け部
6d…底面
7…下段タンク槽
7A…隔壁
8…上段側シャワー装置
9…中段側シャワー装置
10…分離槽架台
11…駆動部架台
12…ブラシ回転アーム
13…ブラシ回転軸
13A…軸受
13B…軸筒体
13C…軸受
13D…スリーブ
14…駆動減速機付電動機
15…駆動スプロケット
15A…チェーン
16…上段分離洗浄用のブラシ
17…中段分離洗浄用のブラシ
16a,17a…ブラシ保持機構
16b,17b…弾性板材
16c,17c…上側固定板
16d,17d…下側スライド板
16e,17e…ネジ孔
16f,17f…長さ調整用ボルト
16g,17g…開口部
16h,17h…係止突起
18…偏角調整用ボルト
18A…偏角ガイド用長孔
19A,19B…固定部材
本発明に係る請求項1の発明は、砂利・砂・セメント・水を含む生コンクリートを投入して、砂利・砂・セメント水にそれぞれ分離する生コン分離装置であり、生コン投入口シュートと砂利出口シュートを備え、複数のブラシが旋回して砂利を分離する円環状の上段分離槽と、砂出口シュートを備え、複数のブラシが旋回して砂を分離する円環状の中段分離槽と、セメント水出口シュートを備え、セメント水を溜める下段タンク槽と、から構成され、上段分離槽と中段分離槽は、それぞれシャワー装置を備え、前記中段分離槽は、円環状の底面と、底面の外縁に設けた外周柵と、外周柵に連設した円環状の傾斜受け部により構成されていることで、上述した課題を解決した。
更にまた、前記中段分離槽は、円環状の底面と、底面の外縁に設けた外周柵と、外周柵に連設した円環状の傾斜受け部により構成されていることで、上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)から落下した砂とセメント水を、傾斜受け部によって受け止めつつ、外周柵を通じて中段分離槽上にスムーズに導入することができ、砂とセメント水の周辺への飛散を未然に防止することができる。
このように、本発明に係る生コン分離装置によれば、生コンクリートから、砂利、砂、セメント水というように、順次段階を追って分離し、それぞれの再利用を可能にしている。
本発明に係る請求項の発明は、前記中段分離槽の底面は、投入された生コンの砂を残しつつ、セメント水のみを通過させる密目の孔を備えた篩により形成されていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項に係る生コン分離装置によれば、底面(密目の孔を備えた篩)よりセメント水のみを通過させることができ、これによって砂を効率良く分離することができる。
本発明に係る請求項の発明は、前記中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)は、上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)よりも小径に形成されて上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)の内側下方に配置され、前記中段分離槽の傾斜受け部は、上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)の下方に配置されていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項に係る生コン分離装置によれば、前記上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)から落下した砂とセメント水を、傾斜受け部により受け止めることが可能となる。
本発明に係る請求項10の発明は、前記中段分離槽の傾斜受け部は、前記上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)から落下した砂とセメント水を受け止めて、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)上に導入するものであることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項10に係る生コン分離装置によれば、上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)から落下してくる砂とセメント水を、傾斜受け部が受け止めてから、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)上に導入するので、砂とセメント水の落下による衝撃が、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)に直接作用することがなく、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)が損傷してしまう事態の発生を未然に防止することができる。
本発明に係る請求項11の発明は、前記中段分離槽の傾斜受け部は、上段分離槽が備えている生コン投入口シュートの下方近傍部分を、特に堅牢に製作していることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項11に係る生コン分離装置によれば、砂とセメント水の落下による衝撃を原因として、中段分離槽の傾斜受け部が損傷してしまう事態の発生を確実に防止することができる。
本発明に係る請求項12の発明は、前記中段分離槽のブラシは、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)に接した状態で底面(密目の孔を備えた篩)に沿うように円状に旋回し、砂を押し込むようにして底面(密目の孔を備えた篩)上を移動させることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項12に係る生コン分離装置によれば、ブラシを介して、砂を押し込むようにして底面(密目の孔を備えた篩)上を移動させることから、砂に付着しているセメントも、その移動の過程において底面(密目の孔を備えた篩)から確実に落下させて、底面(密目の孔を備えた篩)上に砂のみを残すことができる。
本発明に係る請求項13の発明は、前記中段分離槽のブラシは、底面(密目の孔を備えた篩)に対して垂直で、ブラシの進行方向に対して外向き傾斜状に取り付けられて、砂を外周柵側に移動させながら押し込むことで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項13に係る生コン分離装置によれば、ブラシにより、中段分離槽の外周柵側に砂を集めながら、底面(密目の孔を備えた篩)上を移動させることができる。
本発明に係る請求項14の発明は、前記中段分離槽は、外周柵と傾斜受け部に、底面(密目の孔を備えた篩)上に残っている砂を排出する砂出口シュートを備えていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項14に係る生コン分離装置によれば、ブラシにより中段分離槽の外周柵側に集められながら底面(密目の孔を備えた篩)上を移動している砂を、この砂出口シュートにより確実に排出することができる。
本発明に係る請求項15の発明は、前記上段分離槽は、その外周壁に沿うようにリング状に形成された上段側シャワー装置を備え、前記中段分離槽は、傾斜受け部の外周側に沿うようにリング状に形成された中段側シャワー装置を備えていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項15に係る生コン分離装置によれば、上段分離槽において、上段側シャワー装置により水を散布しながら、ブラシにより砂利を押し込んで底面(粗目の孔を備えた篩)上を移動させるので、砂利が、所謂洗われている状態となり、砂利に付着しているセメントや砂が確実に剥離されるのである。
本発明に係る請求項16の発明は、セメント水を溜める下段タンク槽は、中段分離槽の下方に配置され、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)から落下したセメント水を受け止めることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項16に係る生コン分離装置によれば、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)から落下してくる、生コンから分離したセメント水を下段タンク槽により受け止めて、セメント水を溜めることができる。
本発明に係る請求項17の発明は、砂利・砂・セメント・水を含む生コンクリートを投入して、砂利・砂・セメント水にそれぞれ分離する生コン分離装置であり、該生コン分離装置は、中央に立設したブラシ回転軸と、ブラシ回転軸の最上端に設けられた水平な複数のブラシ回転アームと、ブラシ回転アームの外端側から垂下された複数のブラシが旋回して上段側シャワー装置で水をかけながら粗目の孔を備えた篩を介して砂利を分離する円環状の上段分離槽と、ブラシ回転アームの内端側から垂下された複数のブラシが旋回して中段側シャワー装置で水をかけながら密目の孔を備えた篩を介して砂を分離する円環状の中段分離槽と、セメント水を溜める下段タンク槽との縦型3段連結構造に形成され、前記中段分離槽は、円環状の底面と、底面の外縁に設けた外周柵と、外周柵に連設した円環状の傾斜受け部により構成されていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項17に係る生コン分離装置によれば、縦型3段連結構造(縦型多段式)のため、ブラシ移動が縦軸駆動のみで砂利用・砂用ともに同軸体で駆動でき、装置全体を非常にシンプルに構成できる。しかも、円形多段式のため、設置面積を小さくでき、装置全体の小型化も実現している。また、装置全体の高さを低くできることから、ミキサー車の低位置まで延びたドラムシュートを介して、残生コンを直接投入することができる。
本発明に係る請求項18の発明は、前記上段分離槽は、生コン投入口シュートと砂利出口シュートを備え、前記中段分離槽は、砂出口シュートを備え、前記下段タンク槽は、セメント水出口シュートを備えていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項18に係る生コン分離装置によれば、生コン投入口シュートを介して生コンクリートを上段分離槽に投入し、この上段分離槽において、砂利出口シュートを介して砂利のみを排出することができる。

Claims (19)

  1. 砂利・砂・セメント・水を含む生コンクリートを投入して、砂利・砂・セメント水にそれぞれ分離する生コン分離装置であり、生コン投入口シュートと砂利出口シュートを備え、複数のブラシが旋回して砂利を分離する円環状の上段分離槽と、砂出口シュートを備え、複数のブラシが旋回して砂を分離する円環状の中段分離槽と、セメント水出口シュートを備え、セメント水を溜める下段タンク槽と、から構成され、上段分離槽と中段分離槽は、それぞれシャワー装置を備えていることを特徴とする生コン分離装置。
  2. 前記上段分離槽は、円環状の底面と、底面の外縁に設けた外周壁と、底面の内縁に設けた内周壁により構成されている請求項1に記載の生コン分離装置。
  3. 前記生コン投入口シュートは、前記上段分離槽の外周壁に設けられている請求項1または2に記載の生コン分離装置。
  4. 前記上段分離槽の底面は、投入された生コンの砂利を残しつつ、砂とセメント水のみを通過させる粗目の孔を備えた篩により形成されている請求項1乃至3のいずれかに記載の生コン分離装置。
  5. 前記上段分離槽のブラシは、上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)に接した状態で底面(粗目の孔を備えた篩)に沿うように円状に旋回し、砂利を押し込むようにして底面(粗目の孔を備えた篩)上を移動させる請求項1乃至4のいずれかに記載の生コン分離装置。
  6. 前記上段分離槽のブラシは、底面(粗目の孔を備えた篩)に対して垂直で、ブラシの進行方向に対して外向き傾斜状に取り付けられて、砂利を外周壁側に移動させながら押し込むものである請求項4に記載の生コン分離装置。
  7. 前記上段離分槽は、外周壁に、底面(粗目の孔を備えた篩)上に残っている砂利を排出する砂利出口シュートを備えている請求項1または2に記載の生コン分離装置。
  8. 前記中段分離槽は、円環状の底面と、底面の外縁に設けた外周柵と、外周柵に連設した円環状の傾斜受け部により構成されている請求項1に記載の生コン分離装置。
  9. 前記中段分離槽の底面は、投入された生コンの砂を残しつつ、セメント水のみを通過させる密目の孔を備えた篩により形成されている請求項1又は8に記載の生コン分離装置。
  10. 前記中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)は、上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)よりも小径に形成されて上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)の内側下方に配置され、前記中段分離槽の傾斜受け部は、上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)の下方に配置されている請求項8に記載の生コン分離装置。
  11. 前記中段分離槽の傾斜受け部は、前記上段分離槽の底面(粗目の孔を備えた篩)から落下した砂とセメント水を受け止めて、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)上に導入するものである請求項8または10に記載の生コン分離装置。
  12. 前記中段分離槽の傾斜受け部は、上段分離槽が備えている生コン投入口シュートの下方近傍部分を、特に堅牢に製作している請求項8又は10、請求項11に記載の生コン分離装置。
  13. 前記中段分離槽のブラシは、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)に接した状態で底面(密目の孔を備えた篩)に沿うように円状に旋回し、砂を押し込むようにして底面(密目の孔を備えた篩)上を移動させる請求項8に記載の生コン分離装置。
  14. 前記中段分離槽のブラシは、底面(密目の孔を備えた篩)に対して垂直で、ブラシの進行方向に対して外向き傾斜状に取り付けられて、砂を外周柵側に移動させながら押し込むものである請求項8に記載の生コン分離装置。
  15. 前記中段分離槽は、外周柵と傾斜受け部に、底面(密目の孔を備えた篩)上に残っている砂を排出する砂出口シュートを備えている請求項8に記載の生コン分離装置。
  16. 前記上段分離槽は、その外周壁に沿うようにリング状に形成された上段側シャワー装置を備え、前記中段分離槽は、傾斜受け部の外周側に沿うようにリング状に形成された中段側シャワー装置を備えている請求項2または8に記載の生コン分離装置。
  17. セメント水を溜める下段タンク槽は、中段分離槽の下方に配置され、中段分離槽の底面(密目の孔を備えた篩)から落下したセメント水を受け止めるものである請求項8乃至10のいずれかに記載の生コン分離装置。
  18. 砂利・砂・セメント・水を含む生コンクリートを投入して、砂利・砂・セメント水にそれぞれ分離する生コン分離装置であり、該生コン分離装置は、中央に立設したブラシ回転軸と、ブラシ回転軸の最上端に設けられた水平な複数のブラシ回転アームと、ブラシ回転アームの外端側から垂下された複数のブラシが旋回して上段側シャワー装置で水をかけながら粗目の孔を備えた篩を介して砂利を分離する円環状の上段分離槽と、ブラシ回転アームの内端側から垂下された複数のブラシが旋回して中段側シャワー装置で水をかけながら密目の孔を備えた篩を介して砂を分離する円環状の中段分離槽と、セメント水を溜める下段タンク槽との縦型3段連結構造に形成されていることを特徴とする生コン分離装置。
  19. 前記上段分離槽は、生コン投入口シュートと砂利出口シュートを備え、前記中段分離槽は、砂出口シュートを備え、前記下段タンク槽は、セメント水出口シュートを備えている請求項19に記載の生コン分離装置。
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