JP2019068489A - 電源システム - Google Patents

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政樹 湯郷
誠人 西川
Masato Nishikawa
誠人 西川
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Abstract

【課題】多並列の電源システムにおいて、過電流から回路を保護しつつ、コストを低減する。【解決手段】電源システム1は、1つ又は直列接続された複数のセルと、当該1つ又は複数のセルと直列に接続される電流遮断素子を含む直列回路を、複数並列に接続した並列回路を備える。当該並列回路に外部から過電流が流れたとき、並列に設けられる複数の電流遮断素子は、所定の順番でそれぞれの電流路を遮断する。当該電流遮断素子はヒューズであってもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、1つ又は多直列のセルが並列に接続された多並列の電源システムに関する。
近年、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)が普及してきている。これらの車両には、走行用モータに駆動電力を供給するための電源システムとして、1つ又は多直列のセルが並列に接続された多並列の電源システムが搭載される。
多並列の電源システムにおいて、1つ又は多直列のセルごとに、ヒューズが接続される構成が一般的である(例えば、特許文献1参照)。多並列の電源システムでは、ある1つ又は多直列のセルが短絡した際、並列接続された他の1つ又は多直列のセルからの回り込み電流により、発煙・発火に至るリスクがある。ヒューズが接続されている場合、ある1つ又は多直列のセルが短絡した際に、当該セルと直列に接続されたヒューズが溶断し、回り込み電流を遮断できる。
国際公開2012/132246号
上述した多並列の電源システムに接続された負荷が短絡した場合、多並列の電源システム全体に過電流が流れる。並列接続されたヒューズには、素子や環境のばらつきがあるため、同時に溶断することはなく、溶断するタイミングにばらつきが発生する。どのヒューズが最初に溶断するか、どのような順番で溶断するかは基本的に分からない。
従って、多並列の電源システムの電線を構成する全ての直列回路のワイヤーハーネス及びバスバーは、多並列の電源システム全体に過電流が流れたとき最後まで溶断せずに残ったヒューズに接続されていても、過電流に耐えうる耐熱特性で設計する必要がある。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、多並列の電源システムにおいて、過電流から回路を保護しつつ、コストを低減する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電源システムは、1つ又は直列接続された複数のセルと、当該1つ又は複数のセルと直列に接続される電流遮断素子を含む直列回路を、複数並列に接続した並列回路を備える。前記並列回路に外部から過電流が流れたとき、並列に設けられる複数の電流遮断素子は、所定の順番でそれぞれの電流路を遮断する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、多並列の電源システムにおいて、過電流から回路を保護しつつ、コストを低減することができる。
本発明の実施の形態に係る、車載用の電源システムの回路構成例を示す図である。 図1の電源システムにおける、外部短絡時に発生する過電流の挙動を示す図である。 図3(a)〜(d)は、メインヒューズ、第1ヒューズ〜第3ヒューズの溶断特性、及び外部短絡時の挙動を説明するための図である。 図1の電源システムからメインヒューズを省略した回路構成を示す図である。 外部短絡時における、内部短絡用のヒューズが過電流増加の抑制作用を持つことを説明するための図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る、車載用の電源システム1の回路構成例を示す図である。電源システム1は、モータ3に供給するための電力を蓄える蓄電システムである。電源システム1は車両内において、補機用の12V系の二次電池(通常、鉛電池が使用される)と別に設けられる。
インバータ2は力行時、電源システム1から供給される直流電力を交流電力に変換してモータ3に供給する。回生時、モータ3から供給される交流電力を直流電力に変換して電源システム1に供給する。モータ3には例えば、三相交流同期モータを使用する。モータ3は力行モードでは、インバータ2から供給される電力をもとに回転し、車両を走行させる。回生モードでは、車両の減速エネルギーにもとづく回転により発電し、インバータ2を介して電源システム1を充電する。
電源システム1は、直列接続された複数の蓄電モジュール(図1では、第1蓄電モジュール11、第2蓄電モジュール12)、制御回路20、正極側コンタクタRY1、負極側コンタクタRY2、プリチャージ抵抗Rp、プリチャージコンタクタRYp、電流センサCT1及びメインヒューズFmを備える。
第1蓄電モジュール11は、直列接続された複数のセルと、ヒューズが直列接続された直列回路を、複数並列に接続した並列回路を備える。図1では、複数のセルS11−S1nと第1ヒューズF1が直列接続された第1直列回路、複数のセルS21−S2nと第2ヒューズF2が直列接続された第2直列回路、及び複数のセルS31−S3nと第3ヒューズF3が直列接続された第3直列回路の3つの直列回路が並列接続される例を示している。
セルは、リチウムイオン電池セル、ニッケル水素電池セル、電気二重層キャパシタセル、リチウムイオンキャパシタセル等を用いることができる。以下、本明細書ではリチウムイオン電池セル(公称電圧:3.6−3.7V)を使用する例を想定する。なお各直列回路に接続されるセルの数は、複数に限るものではなく1でもよい。また並列数は3に限るものではなく、2でもよいし4以上でもよい。
第2蓄電モジュール12は、第1蓄電モジュール11と同様の構成である。なお蓄電モジュールの直列数は2に限るものではなく、1でもよいし3以上でもよい。
正極側コンタクタRY1は、外部に繋がるプラス配線と、複数の蓄電モジュール11、12の正極端子(図1では、第1蓄電モジュール11の正極端子)に繋がるプラス配線との間に挿入される。負極側コンタクタRY2は、外部に繋がるマイナス配線と、複数の蓄電モジュール11、12の負極端子(図1では、第2蓄電モジュール12の負極端子)に繋がるマイナス配線との間に挿入される。
正極側コンタクタRY1と並列にプリチャージ回路が接続される。プリチャージ回路は、直列接続されたプリチャージ抵抗RpとプリチャージコンタクタRYpを有する。正極側コンタクタRY1、負極側コンタクタRY2及びプリチャージコンタクタRYpには、大型のリレーを使用することができる。
プリチャージコンタクタRYpは、負極側コンタクタRY2とともに、正極側コンタクタRY1が閉じられる前に閉じられ、モータ3と並列に接続されたプリチャージコンデンサ(不図示)を充電する。その後、正極側コンタクタRY1が閉じられ、モータ3への給電が開始する。この制御手順によりモータ3への突入電流を抑制できる。その後、プリチャージコンタクタRYpは開かれる。
第1蓄電モジュール11、第2蓄電モジュール12を直列に接続する電流経路上に、電流センサCT1とメインヒューズFmが挿入される。電流センサCT1は当該電流経路を流れる電流の値を検出し、制御回路20に出力する。電流センサCT1には、クランプ式の電流センサ、シャント抵抗を用いた電流センサ、ホール素子を用いた電流センサ等を使用することができる。メインヒューズFmは、規定値以上の大電流が流れると溶断し、当該電流経路を遮断する。
制御回路(電池ECUともいう)20は、第1蓄電モジュール11、第2蓄電モジュール12を管理・制御する。制御回路20は電流センサCT1から、直列接続された第1蓄電モジュール11、第2蓄電モジュール12を流れる電流の値を取得する。また制御回路20は第1蓄電モジュール11、第2蓄電モジュール12内の電圧センサ(不図示)、温度センサ(不図示)により検出された電圧値および温度値を取得する。
制御回路20は、取得した電流値、電圧値、及び温度値にもとづき、第1蓄電モジュール11、第2蓄電モジュール12の少なくとも1つに異常(例えば、過電圧、不足電圧、過電流)が発生している場合、正極側コンタクタRY1及び負極側コンタクタRY2を開く(ターンオフ)。
第1蓄電モジュール11に含まれる第1ヒューズF1は、第1−1セルS11〜第1−nセルS1n(以下、第1セル群という)間が短絡した際、並列接続された第2−1セルS21〜第2−nセルS2n(以下、第2セル群という)及び第3−1セルS31〜第3−nセルS3n(以下、第3セル群という)から第1直列回路に回り込む電流により溶断し、第1セル群を保護する。当該回り込み電流を放置した場合、最悪のケースでは、第1セル群が延焼し、発煙・発火に至る。このように第1ヒューズF1〜第6ヒューズF6は、セル群の内部短絡時に当該セル群を保護するために挿入される。
一方、メインヒューズFmはインバータ2が短絡した際に、電源システム1全体に流れる過電流により溶断し、第1蓄電モジュール11及び第2蓄電モジュール12を保護する。即ち、メインヒューズFmは負荷の外部短絡時に発生する過電流を遮断するために挿入される。外部短絡時に発生する過電流は、セルの内部短絡時に発生する過電流より大きいため、メインヒューズFmのサイズは、第1ヒューズF1〜第6ヒューズF6のサイズより大きくなる。
図2は、図1の電源システム1における、外部短絡時に発生する過電流の挙動を示す図である。以下の説明において、電源システム1全体の抵抗をR、第1セル群の内部抵抗をR1、第1セル群間の電圧をVma1、第1セル群に流れる電流をI1、第2セル群の内部抵抗をR2、第2セル群間の電圧をVma2、第2セル群に流れる電流をI2、第3セル群の内部抵抗をR3、第3セル群間の電圧をVma3、第3セル群に流れる電流をI3、第1蓄電モジュール11間の電圧をVa、第2蓄電モジュール12間の電圧をVbとする。
外部短絡時に第1セル群、第2セル群、及び第3セル群に流れる短絡電流が均等に分配される場合、第1蓄電モジュール11間の電圧Vaは下記式(1)により規定される。
Va=Vma1+R1×I1 …(1)
外部短絡時に電源システム1に流れる短絡電流は下記式(2)により規定される。
I=(Va+Vb)/R=I1+I2+I3 …(2)
一般的に、第1ヒューズF1〜第3ヒューズF3には同じ仕様のヒューズが使用される。従って、ヒューズの溶断特性も同じになる。溶断特性は、溶断電流−溶断時間の特性曲線で規定される。溶断特性が同一のヒューズであっても、素子や環境のばらつきがあるため、第1ヒューズF1〜第3ヒューズF3に同じ過電流が流れた場合でも、溶断するタイミングにばらつきが発生する。どのヒューズが最初に溶断するか、どのような順番で溶断するかは基本的に分からない。
従って第1直列回路、第2直列回路、及び第3直列回路のワイヤーハーネスも全て同じ仕様のものを使用し、それらのワイヤーハーネス間を繋ぐバスバーも全て同じ仕様のものを使用していた。また、第1蓄電モジュール11全体に過電流が流れたとき第1ヒューズF1〜第3ヒューズF3のどれが最後まで残るか分からないため、全てのワイヤーハーネス及び全てのバスバーの発煙特性を、1つの直列回路に所定時間、過電流が流れることを考慮して決定する必要があった。
これに対して本実施の形態では、第1蓄電モジュール11に過電流が流れたとき、第1ヒューズF1〜第3ヒューズF3が所定の順番で溶断するよう、第1ヒューズF1〜第3ヒューズF3の溶断特性を異なる値に設計する。例えば、第3ヒューズF3→第2ヒューズF2→第1ヒューズF1の順に溶断するよう、第3ヒューズF3、第2ヒューズF2、第1ヒューズF1の順に溶断特性を低く設計する。
この場合、第1蓄電モジュール11全体に過電流が流れたとき第3直列回路→第2直列回路→第1直列回路の順で電流路が遮断することが予め分かるため、第3直列回路→第2直列回路→第1直列回路の順でワイヤーハーネスの仕様を下げることができる。具体的には第3直列回路に使用されるワイヤーハーネスを1番細くすることができる。また第3直列回路に使用されるワイヤーハーネスに、耐熱温度が1番低いワイヤーハーネスを使用することができる。また第3直列回路に使用されるワイヤーハーネスに、銅または銅合金のワイヤーハーネスではなく、アルミまたはアルミ合金のワイヤーハーネスを使用することができる。同様の議論は、第2直列回路のワイヤーハーネスと第1直列回路のワイヤーハーネスとの間にも成立する。
第1直列回路の電極端子と第2直列回路の電極端子を接続するバスバー(以下、第1バスバーという)と、第2直列回路の電極端子と第3直列回路の電極端子を接続するバスバー(以下、第2バスバーという)の仕様も個別に設計することができる。第1蓄電モジュール11の全体電流が流入/流出する合流点が、第1直列回路の電極端子と第2直列回路の電極端子の間に設置される場合、第2バスバーの仕様を第1バスバーの仕様より下げることができる。例えば、第2バスバーを第1バスバーより細くすることができる。
また当該合流点が、第2直列回路の電極端子と第3直列回路の電極端子の間に設置される場合、第1バスバーの仕様を第2バスバーの仕様より下げることができる。また当該合流点が、第2直列回路の電極端子と略同じ位置に設置される場合、第2バスバーの仕様を第1バスバーの仕様より下げることができる。第1蓄電モジュール11全体に過電流が流れたときに通過する電流量が第1バスバーより第2バスバーの方が少なくなるためである。
図3(a)〜(d)は、メインヒューズFm、第1ヒューズF1〜第3ヒューズF3の溶断特性、及び外部短絡時の挙動を説明するための図である。図3(a)は、比較例に係る溶断特性と挙動の一例を示す。比較例では、第1ヒューズF1〜第3ヒューズF3が同じ溶断特性を持ち、メインヒューズFmの方が第1ヒューズF1〜第3ヒューズF3より容量が大きいヒューズを使用している。内部短絡時は第1ヒューズF1及び第3ヒューズF3のいずれかが溶断し、残りのヒューズは溶断しない。外部短絡時はメインヒューズFmが先に溶断し、第1ヒューズF1〜第3ヒューズF3は溶断しない。
図3(b)は、実施の形態に係る溶断特性と挙動の一例を示し(状態1)、図3(c)は、実施の形態に係る溶断特性と挙動の一例を示し(状態2)、図3(d)は、実施の形態に係る溶断特性と挙動の一例を示す(状態3)。本実施の形態では第3ヒューズF3→第2ヒューズF2→第1ヒューズF1の順で溶断特性を下げている。図3(b)に示すように第1ヒューズF1の溶断特性曲線に対して、第2ヒューズF2の溶断特性曲線が下方にシフトにし、第3ヒューズF3の溶断特性曲線がさらに下方にしている。即ち、同じ過電流が流れた場合において、溶断するまでの時間が第3ヒューズF3→第2ヒューズF2→第1ヒューズF1の順で短くなっている。以上の仕様において、外部短絡が発生すると第3ヒューズF3が1番先に溶断する。
図3(c)に示すように第3ヒューズF3が溶断すると、電源システム1全体の過電流I(I1+I2)は減少するが、第1蓄電モジュール11の並列回路を構成する1つの直列回路に流れる過電流I1、I2は増加する。即ち、第3ヒューズF3が溶断した瞬間、第2蓄電モジュール12の電圧Vbが上昇し、第1蓄電モジュール11の電圧Vaが低下するが、その後、両者の電圧バランスを維持しようと作用するため第1直列回路および第2直列回路に流れる過電流I1、I2が増加する。なお、内部抵抗の値によっては、第3ヒューズF3が溶断した後、第1蓄電モジュール11の並列回路を構成する1つの直列回路に流れる過電流が減少する場合もある。
第1直列回路および第2直列回路に流れる過電流I1、I2の増加により、第1ヒューズF1より溶断特性が低い第2ヒューズF2が溶断する。これにより、電源システム1全体の過電流I(I1)は減少するが、第1蓄電モジュール11の並列回路を構成する第1直列回路に流れる過電流I1は増加する。図3(d)に示すように第1直列回路に流れる過電流I1の増加により、第1ヒューズF1が溶断する。これにより、電源システム1全体の過電流が遮断される。図3(b)〜図3(d)に示す例ではメインヒューズFmが溶断しない。従ってメインヒューズFmを省略した回路構成も可能である。
図4は、図1の電源システム1からメインヒューズFmを省略した回路構成を示す図である。図4に示す電源システム1では、外部短絡時において正極側コンタクタRY1及び負極側コンタクタRY2を用いて過電流を遮断する。即ち、制御回路20は電流センサCT1の検出値をもとに外部短絡時に発生する過電流を検出すると、正極側コンタクタRY1及び負極側コンタクタRY2を開く(ターンオフ)。正極側コンタクタRY1及び負極側コンタクタRY2に使用されるリレーの応答速度は、ヒューズの応答速度より遅いが、第1ヒューズF1〜第3ヒューズF3が外部短絡時にも有効に作用するため、この遅れを許容した設計としている。
ところで1つの蓄電モジュールの並列数が多い場合、内部短絡用のヒューズは、より小型になり、1つのヒューズが外部短絡時に遮断できる電流量が小さくなる。その場合は、メインヒューズFmで外部短絡時に発生する過電流を遮断する必要性が高く、メインヒューズFmを省略すべきでない。その場合でも、内部短絡用のヒューズは電流増加の速度を抑制する作用を発揮する。
図5は、外部短絡時における、内部短絡用のヒューズが過電流増加の抑制作用を持つことを説明するための図である。図5において、時間(t1)は1番目の内部短絡用のヒューズが溶断した時間を、時間(t2)は2番目の内部短絡用のヒューズが溶断した時間を、時間(t3)は3番目の内部短絡用のヒューズが溶断した時間をそれぞれ示している。内部短絡用のヒューズが溶断する度に、過電流の増加速度が抑制されることが分かる。即ち、外部短絡時に発生する過電流の増加の傾きが時間経過とともに緩やかになる。複数の内部短絡用のヒューズが全て実質的に同時に溶断する設計では過電流は、よりリニアに増加していく。従って、複数の内部短絡用のヒューズが所定の順番で溶断する設計では、メインヒューズFmの溶断特性を下げることができる。
以上の説明では第1蓄電モジュール11内の第1ヒューズF1〜第3ヒューズF3の溶断の順番について説明した。この点、第1蓄電モジュール11と第2蓄電モジュール12に含まれる第1ヒューズF1〜第6ヒューズF6の溶断の順番は、第3ヒューズF3→第6ヒューズF6→第2ヒューズF2→第5ヒューズF5→第1ヒューズF1→第4ヒューズF4となる。
このように直列接続された複数の蓄電モジュールにおいて、各蓄電モジュールのヒューズが順番に1つずつ溶断していくため、各セルの電圧が急低下/急上昇することが抑制される。従って各セルが逆充電状態になることを防止でき、逆充電により発煙・発火に至ることを防止することができる。
以上説明したように本実施の形態によれば、並列接続された複数の内部短絡用のヒューズの溶断特性を個別に設定することにより、並列回路に過電流が流れる際の溶断する順番を制御することができる。従って各ヒューズの溶断特性に応じて、各直列回路のワイヤーハーネス及び/又はバスバーの耐熱特性を個別に選定することができ、ワイヤーハーネス及び/又はバスバーのトータルコストを低減することができる。即ち、ワイヤーハーネス及び/又はバスバーごとに最適な耐熱特性を選定することにより、オーバースペックを抑制でき、コストを低減することができる。またワイヤーハーネス及び/又はバスバーの軽量化も図ることができるため、車載用途では燃費を向上させる効果もある。
また内部短絡用のヒューズが溶断する順番を制御することにより、メインヒューズFmを省略または溶断特性の低いものに置き換えることができ、コスト低減、軽量化、及び省面積化の効果がある。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。これら実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では、過電流遮断素子としてヒューズを使用する例を説明した。この点、ヒューズの代わりに半導体スイッチを使用することもできる。例えば、半導体スイッチとして、パワーMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)を使用することができる。本変形例では、蓄電モジュールの並列回路を構成する直列回路ごとに、パワーMOSFETと過電流検出回路を設ける。過電流検出回路は当該直列回路に過電流が流れたことを検出すると、パワーMOSFETをオフ状態にラッチする。
FETの応答速度は、ヒューズの応答速度に近い速度にまで進化してきており、ヒューズと同等の電流遮断効果を持つ。またFETは、ヒューズと異なり過電流遮断後に交換の必要がなく、過電流状態が解消すれば再利用が可能である。
並列回路に使用される内部短絡用のヒューズをFETに置き換える場合、低耐圧のFETを使用することができるため、導入が容易である。またFETは低電圧領域の損失が少ないため、電源システム1全体の効率低下を抑えつつ導入することができる。なお、メインヒューズFmをFETに置き換えることも可能であり、この場合も、再利用が可能となるメリットを享受できる。
また上述の実施の形態では電源システム1を車両用電源装置に利用する例を想定したが、車載用途に限らず、航空用電源装置、船舶用電源装置、定置型蓄電システム等、他の用途にも利用可能である。
なお、実施の形態は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
1つ又は直列接続された複数のセル(S1〜Sn)と、当該1つ又は複数のセル(S1〜Sn)と直列に接続される電流遮断素子(F1)を含む直列回路を、複数並列に接続した並列回路を備え、
前記並列回路に外部から過電流が流れたとき、並列に設けられる複数の電流遮断素子(F1〜F3)は、所定の順番でそれぞれの電流路を遮断することを特徴とする電源システム(1)。
これによれば、直列回路ごとに最適な配線材を選定することができ、コストダウン及び軽量化を図ることができる。
[項目2]
前記電流遮断素子(F1〜F3)はヒューズ(F1〜F3)であり、
前記並列回路に外部から過電流が流れたとき、並列に設けられる複数のヒューズ(F1〜F3)が所定の順番で溶断するよう、前記複数のヒューズ(F1〜F3)の溶断特性が異なる値に設計されていることを特徴とする項目1に記載の電源システム(1)。
これによれば、ヒューズ(F1〜F3)の溶断特性がそれぞれ異なる直列回路ごとに、最適な配線材を選定することができ、コストダウン及び軽量化を図ることができる。
[項目3]
前記電流遮断素子は半導体スイッチであり、
前記並列回路に外部から過電流が流れたとき、並列に設けられる複数の半導体スイッチが所定の順番でオフするよう、前記複数の半導体スイッチに、過電流検知から遮断までの時間が異なる半導体スイッチを使用することを特徴とする項目1に記載の電源システム(1)。
これによれば、半導体スイッチの遮断特性がそれぞれ異なる直列回路ごとに、最適な配線材を選定することができ、コストダウン及び軽量化を図ることができる。
[項目4]
前記並列回路と負荷(2、3)との間に直列に接続されるべき、外部短絡による過電流を遮断するためのヒューズ(Fm)を省略したことを特徴とする項目1から3のいずれかに記載の電源システム(1)。
これによれば、ヒューズ(Fm)によるコストダウン及び軽量化の効果を得ることができる。
1 電源システム、 2 インバータ、 3 モータ、 11 第1蓄電モジュール、 12 第2蓄電モジュール、 S11 第1−1セル、 S1n 第1−nセル、 S21 第2−1セル、 S2n 第2−nセル、 S31 第3−1セル、 S3n 第3−nセル、 S41 第4−1セル、 S4n 第4−nセル、 S51 第5−1セル、 S5n 第5−nセル、 S61 第6−1セル、 S6n 第6−nセル、 F1 第1ヒューズ、 F2 第2ヒューズ、 F3 第3ヒューズ、 F4 第4ヒューズ、 F5 第5ヒューズ、 F6 第6ヒューズ、 RY1 正極側コンタクタ、 RY2 負極側コンタクタ、 RYp プリチャージコンタクタ、 Rp プリチャージ抵抗、 CT1 電流センサ、 Fm メインヒューズ、 20 制御回路。

Claims (4)

  1. 1つ又は直列接続された複数のセルと、当該1つ又は複数のセルと直列に接続される電流遮断素子を含む直列回路を、複数並列に接続した並列回路を備え、
    前記並列回路に外部から過電流が流れたとき、並列に設けられる複数の電流遮断素子は、所定の順番でそれぞれの電流路を遮断することを特徴とする電源システム。
  2. 前記電流遮断素子はヒューズであり、
    前記並列回路に外部から過電流が流れたとき、並列に設けられる複数のヒューズが所定の順番で溶断するよう、前記複数のヒューズの溶断特性が異なる値に設計されていることを特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  3. 前記電流遮断素子は半導体スイッチであり、
    前記並列回路に外部から過電流が流れたとき、並列に設けられる複数の半導体スイッチが所定の順番でオフするよう、前記複数の半導体スイッチに、過電流検知から遮断までの時間が異なる半導体スイッチを使用することを特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  4. 前記並列回路と負荷との間に直列に接続されるべき、外部短絡による過電流を遮断するためのヒューズを省略したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電源システム。
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