JP2019066524A - トナー容器及び画像形成装置 - Google Patents

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大輔 三村
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Abstract

【課題】交換対象のトナー容器をユーザーが簡単に認識可能なトナー容器を提供すること。【解決手段】トナー容器15は、ケーシング151と、透明部材154と、着色部157と、押圧部材158Aと、を備える。ケーシング151は、画像形成装置1に対し挿抜可能であり、画像形成装置1から抜かれる際に予め定められている抜き方向C1に案内され、トナーが収容される。透明部材154は、ケーシング151を基準として抜き方向C1側の外部に面している。着色部157は、ケーシング151内の前記トナーがエンプティ状態になる前に、透明部材154と抜き方向C1において予め定められている第1距離D1だけ離れており、予め定められている色に着色されている。押圧部材158Aは、前記エンプティ状態となった後に、第1距離D1以下の第2距離D2だけ着色部157を透明部材154側に移動させる。【選択図】図4

Description

本発明は、トナーが収容されるトナー容器、及びそれを用いた画像形成装置に関する。
電子写真方式による画像形成装置は、現像器におけるトナー消費量に応じて、トナー容器内のトナーを現像器に補給している。また、画像形成装置は、トナー補給により前記トナー容器がエンプティ状態になった時、当該トナー容器の交換を促すためのメッセージを表示部に表示する。前記表示部の表示内容を認識後、ユーザーは、前記画像形成装置のカバーを開き前記トナー容器を交換する(例えば特許文献1を参照)。
特開2006−195232号公報
しかし、前記画像形成装置がカラー画像を形成可能な場合、前記画像形成装置内には複数色用のトナー容器が並置されている。そのため、前記ユーザーが前記カバーを開いた後に交換対象のトナー容器を一目で認識することが難しい。
本発明の目的は、交換対象のトナー容器をユーザーが簡単に認識可能なトナー容器及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るトナー容器は、ケーシングと、透明部材と、着色部と、押圧部材と、を備える。前記ケーシングは、画像形成装置に対し挿抜可能であり、前記画像形成装置から抜かれる際に予め定められている抜き方向に案内され、トナーが収容される。前記透明部材は、前記ケーシングを基準として前記抜き方向側の外部に面している。前記着色部は、前記ケーシング内の前記トナーがエンプティ状態になる前に、前記透明部材と前記抜き方向において予め定められている第1距離だけ離れており、予め定められている色に着色されている。前記押圧部材は、前記エンプティ状態となった後に、前記第1距離以下の第2距離だけ前記着色部を前記透明部材側に移動させる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記トナー容器を備える。
本発明によれば、交換対象のトナー容器をユーザーが簡単に認識可能なトナー容器及び画像形成装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、図1に示されるトナー容器の斜視図である。 図3は、図2に示す線III−IIIに沿うトナー容器の縦断面を示し、エンプティ状態でない場合におけるトナー容器の要部を示す図である。 図4は、図3に示すトナー容器がエンプティ状態である場合の要部を示す図である。 図5は、図1に示す画像形成装置の要部を示すブロック図である。 図6は、図1の制御部による報知処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の各実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[実施形態]
図1において、画像形成装置1は、複写機、プリンタ、ファクシミリ又は複合機等である。前記複合機は、コピー機能、印刷機能及びファクス機能等を有する。画像形成装置1は、制御部11(図5参照)と、画像形成部12と、を備える。
制御部11は、CPU、ROM、RAM及び不揮発性メモリー等を含む集積回路等である。前記CPUは、ROMに予め格納されているプログラムを、RAMを作業領域として使いながら実行する。不揮発性メモリーには、前記CPUにより各種データが記録される。前記CPUは、画像形成装置1における画像形成等を統括的に制御する。
なお、制御部11は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はDSP(Digital Signal Processor)などの電子回路であってもよい。
図1において、画像形成部12には、搬送経路13を介して、シートが送り込まれる。画像形成部12は、複数色用の感光体ドラム121、帯電器122、露光装置123、現像器124及び一次転写器125と、中間転写ベルト126と、二次転写器127と、定着器128等と、を備える。前記複数色は、黄色、マゼンタ色、シアン色及び黒色である。
画像形成部12は、電子写真方式及びタンデム方式又は4サイクル方式等により、制御部11から入力される画像データに基づくカラー画像を形成する。画像形成部12は、前記カラー画像を前記シートに転写し定着させた後、排出トレイ14に向けて送り出す。
前記画像形成において、前記複数色用の現像器124は、内部に収容されているトナーを、対応色の感光体ドラム121に供給する。これにより、前記複数色用の感光体ドラム121に形成されている静電潜像が現像される。
画像形成装置1は、前記複数色用の現像器124に対応色のトナーを補給するために、前記複数色用のトナー容器15を備える。
前記複数色用のトナー容器15は、中間転写ベルト126及び排出トレイ14の間に並置されており、画像形成装置1に設けられている外装カバー16が開かれた時に露出する。
ところで、従来より、画像形成装置において、トナー容器がエンプティ状態になった時、当該トナー容器の交換を促すためのメッセージが表示部に表示されている。前記表示部の表示内容を認識後、ユーザーは、前記画像形成装置の外装カバーを開き、前記トナー容器を交換する。
しかし、前記画像形成装置がカラー画像を形成可能な場合、前記画像形成装置内には複数色用のトナー容器が並置されている。そのため、前記ユーザーが前記カバーを開いた後に交換対象のトナー容器を一目で認識することが難しい。
そこで、本実施形態に係るトナー容器15は下記のような構成を有する。また、制御部11は、前記プログラムを実行して交換対象のトナー容器15の報知処理を行う。
各トナー容器15は、画像形成装置1に対して挿抜可能に装着されている。具体的には、各トナー容器15は、画像形成装置1から抜かれる際、予め定められている抜き方向C1に画像形成装置1内を案内される。一方、各トナー容器15は、画像形成装置1への挿入時、抜き方向C1とは逆方向である挿入方向C2に画像形成装置1内を案内される。各トナー容器15には、対応する現像器124に補給されるトナーが収容される。
ここで、図1〜図4において、矢印Xは、画像形成装置1及び各トナー容器15の左右方向Xを示す。また、矢印Y並びに矢印Zは、画像形成装置1及び各トナー容器15の双方の前後方向Y並びに上下方向Zをそれぞれ示す。
各トナー容器15は、図2〜図4に示すように、ケーシング151と、撹拌部材152と、フィルム部材153と、透明部材154と、軸受155と、搬送部材156と、着色部157と、ラチェット機構158と、規制部材159と、を備える。なお、黒色用のケーシング151の容量は、他色用のものと比較して大きい。
ケーシング151は、樹脂等で作製されている。ケーシング151は、前後方向Yにおいて延在している。換言すると、ケーシング151は、全体的に前後方向Yに長い形状に形成されている。
ケーシング151において、底壁151Aの前端部、後端部、左端部及び右端部には、上方に向かって延在する前壁151B、後壁151C、左壁151D及び右壁151Eがそれぞれ設けられている。前壁151B、後壁151C、左壁151D及び右壁151Eの上端は、底壁151Aに対して概ね同じ高さを有しており、開口を形成している。前記開口は蓋151Fにより閉止される。
ケーシング151の内部には、黄色、マゼンタ色、シアン色、黒色のいずれか1色のトナーが収容される。ケーシング151にはさらに、撹拌部材152と、軸受155と、搬送部材156と、着色部157、ラチェット機構158及び規制部材159が設けられている。
図3,図4に示すように、撹拌部材152は、撹拌軸部材152Aと、撹拌羽根152Bと、を備える。
撹拌軸部材152Aは、前壁151B及び後壁151Cの間に回転可能に架け渡され、前後方向Yに延在する。回転可能に具体的には、トナー容器15を正面視した時、撹拌軸部材152Aの前端部は、前壁151Bの左右方向X及び上下方向Zにおける略中央位置に配置されている。
撹拌羽根152Bは、樹脂等で作製されており、略矩形状を有する薄板状の羽根であり、可撓性を有している。撹拌羽根152Bは、撹拌軸部材152Aの前後方向Yにおける概ね全域に亘って、撹拌軸部材152Aに固定されている。また、撹拌羽根152Bは、撹拌軸部材152Aからケーシング151に向って延在している。
底壁151Aにおいて予め定められている位置には、ケーシング151内のトナーの供給口H1が形成されている。より具体的には、供給口H1は、平面視で、撹拌軸部材152Aと右壁151Eの間であって、前壁151B寄りの位置に形成されている。
また、前壁151Bには前貫通孔H2が形成されている。前貫通孔H2は、前記正面視で円形形状を有する。前貫通孔H2は、ケーシング151の前端から後述の軸受155を介してケーシング151内に向かって前後方向Yにおいて貫通している。
ここで、図3の枠A及び図4の枠Cには、搬送部材156の前端部の周辺が拡大して示されている。枠A及び枠C内に示すように、フィルム部材153は、前貫通孔H2において抜き方向C1側の開口を塞ぐ。フィルム部材153は、アルミ箔のように、低強度で破れやすく且つ不透光性材料で作製されている。
透明部材154は、透明樹脂等の透光性材料で作製されている。透明部材154は、ケーシング151の抜き方向C1における端部である前壁151Bに固定的に取り付けられる。透明部材154は、ケーシング151を基準として抜き方向C1側における外部に面している。透明部材154は、前壁151Bにおいて、前記ユーザーがケーシング151を基準として抜き方向C1側から視認容易な位置に設けられる。また、透明部材154は、前壁151Bにおいて、後述の搬送部材156の軸線と交差する位置に設けられている。
透明部材154は、前壁151Bに取り付けられた状態で、前貫通孔H2の開口及びフィルム部材153を覆う。透明部材154は、前壁151Bに対して抜き方向C1に突出する。透明部材154には、前壁151Bの抜き方向C1側の外表面に対し抜き方向C1側に窪んでいる凹部154Aが形成されている。凹部154Aの外形は前記正面視で円形形状である。また、凹部154Aは、前貫通孔H2の径以上の外径を有する。
軸受155は、前記上面視で供給口H1及び前貫通孔H2の間であって、前壁151Bと底壁151Aとがなす角部の近傍に設けられている。軸受155は、前壁151Bに一体に筒状に形成されたものであり、前壁151Bの内側面から後方へ突出している。また、前貫通孔H2が軸受155の内孔に連通している。前貫通孔H2には、搬送部材156の前端部(即ち、後述の着色部157)が通される。
搬送部材156は、軸部材の一例としての搬送軸部材156Aと、第1搬送羽根156Bと、第2搬送羽根156Cと、を備える。搬送部材156は、搬送軸部材156Aが回転することにより、ケーシング151内の前記トナーを前記供給口H1へ向けて搬送する。
搬送軸部材156Aは、ケーシング151内において抜き方向C1(前後方向Y)において延在し、軸受155と後述のラチェット機構158とにより回転可能に支持されている。搬送軸部材156Aは、供給口H1の上方を通過する。具体的には、搬送軸部材156Aの前端部は、フィルム部材153よりも挿入方向C2側において、軸受155の内孔に回転可能に挿通される。また、搬送軸部材156Aの後端部は後述の被押圧部材158Bの前端部に固定される。なお、搬送軸部材156Aの前記前端部にはOリング156Dが取り付けられており、前記前端部が軸受155の内孔に挿通された状態で、Oリング156Dは軸受155の内面に圧接している。これにより、前貫通孔H2とケーシング151の内部空間とのシールが実現されており、その結果、前貫通孔H2からトナーの漏出が防止される。
第1搬送羽根156B及び第2搬送羽根156Cは、搬送軸部材156Aの周面から突出しており、搬送軸部材156Aの周面において、前後方向Yに予め定められている第1範囲R1及び第2範囲R2に設けられている。第1範囲R1は、前後方向Yにおける軸受155の後端位置及び供給口H1の前端位置の間である。第2範囲R2は、前後方向Yにおける供給口H1の後端位置及び後述のラチェット機構158の前端位置の間である。
第1搬送羽根156Bは、前記正面視で搬送軸部材156Aの周りを右巻に旋回しつつ、抜き方向C1に進行する螺旋形状をなしている。第2搬送羽根156Cは、前記正面視で搬送軸部材156Aの周りを左巻きに旋回しつつ、抜き方向C1に進行する螺旋形状をなしている。
着色部157は、搬送軸部材156Aの抜き方向C1側における前端部である。なお、着色部157は、搬送軸部材156Aの前端部のうち前端面のみであってもよい。着色部157は、ケーシング151内の前記トナーがエンプティ状態となる前には、凹部154Aの底面を基準として、抜き方向C1において予め定められている第1距離D1だけ離間する。第1距離D1は、後述の第2距離D2以上である。
着色部157は、前記正面視で円形形状を有しており、前記エンプティ状態になる前には前貫通孔H2内に収容されている。
着色部157は、予め定められている特定色に着色されている。前記特定色は、ケーシング151内の前記トナーの色であることも考えられる。前記特定色は、前記トナー色以外にも、前壁151B及びフィルム部材153とは異なる色であってもよい。他にも、前記特定色は、搬送軸部材156Aの色そのものであってもよい。また、着色部157の前端面には、前記エンプティ状態であることを示す情報が記されていてもよい。前記情報は文字又は図形等である。
図3の枠B及び図4の枠D内には、搬送部材156の後端部の周辺が拡大して示されている。枠B及び枠Dにおいて、ラチェット機構158は、搬送軸部材156Aよりも、抜き方向C1とは逆向きの挿入方向C2側に設けられており、押圧部材158Aと、被押圧部材158Bと、を備えている。
押圧部材158Aの後端部は、ジョイント1510に固定されている。ジョイント1510は、後壁151Cに形成されている後貫通孔に挿通される。前記後貫通孔は、後壁151Cにおいて前貫通孔H2と前後方向Yにおいて対向する位置に形成されている。ジョイント1510は、自身の回転軸を基準として、順方向C3又は順方向C3に対する逆方向C4に回転可能に後壁151Cに支持されている。押圧部材158Aは、ジョイント1510に従動し順方向C3又は逆方向C4に回転する。
なお、ジョイント1510の前後方向Yへの移動は規制されている。これに伴い、押圧部材158Aの前後方向Yへの移動も規制されている。
被押圧部材158Bは、搬送軸部材156Aの後端に設けられている。被押圧部材158Bは、例えば、搬送軸部材156Aと一体的に形成されている。被押圧部材158Bと搬送軸部材156Aとが一体的でない場合、被押圧部材158Bは、自身の前端部において搬送軸部材156Aの後端部と固定される。
押圧部材158Aの前端部に後側ラチェット歯158Cが形成されている。また、被押圧部材158Bの後端部に前側ラチェット歯158Dが形成されている。後述のエンプティ状態となる前において、図3の枠B内に示すように、後側ラチェット歯158C及び前側ラチェット歯158Dは、前後方向Yにおいて互いに対向しており、搬送軸部材156Aの軸周り方向に噛み合って互いに係合している。つまり、押圧部材158Aと被押圧部材158Bとが搬送軸部材156Aの軸周り方向に係合している。以下、後側ラチェット歯158C及び前側ラチェット歯158Dが噛み合っている状態を、噛合状態という。
前記エンプティ状態になる前には、押圧部材158Aは順方向C3に回転し、後側ラチェット歯158C及び前側ラチェット歯158Dは前記噛合状態を維持する。これにより、前側ラチェット歯158D(即ち、被押圧部材158B)には、順方向C3への回転力が後側ラチェット歯158C(即ち、押圧部材158A)により加えられる。
一方、前記エンプティ状態になった後、押圧部材158Aが逆方向C4に回転し、後側ラチェット歯158Cは、図4の枠D内に示すように、前側ラチェット歯158Dと噛み合うのではなく、前側ラチェット歯158Dの傾斜面158E(図4の枠Dを参照)上を相対的に摺動する。この時、前側ラチェット歯158D(即ち、被押圧部材158B)には、前側ラチェット歯158Dには抜き方向C1への力が後側ラチェット歯158Cにより加えられる。押圧部材158Aが後壁151Cに対し前後方向Yへの移動が規制されている。それ故、前記エンプティ状態になった後に、押圧部材158Aは、被押圧部材158B及び着色部157を押圧することにより、押圧部材158Aを基準として予め定められている第2距離D2(詳細は後述)だけ透明部材154側に被押圧部材158B及び着色部157を移動させる。これにより、後側ラチェット歯158C及び前側ラチェット歯158Dの噛み合いが解除される。つまり、押圧部材158Aと被押圧部材158Bとの係合が解除される。
図3の枠B及び図4の枠Dに示すように、規制部材159は、ケーシング151内に設けられており、フランジ部159Aと、ストッパー部159Bと、を備える。規制部材159は、着色部157が第2距離D2だけ移動した後に、挿入方向C2に移動することを規制する。
フランジ部159Aは、前記正面視で、搬送軸部材156Aと同心の円形の外形を有している。換言すると、フランジ部159Aは、円盤形状を有しており、搬送軸部材156Aの周方向における全域から、搬送軸部材156Aを基準として遠ざかる遠心方向に向かって突出する。
なお、フランジ部159Aは底壁151Aと接触しないように形成される。換言すると、搬送軸部材156Aからフランジ部159Aの前記遠心方向における端部までの距離は、搬送軸部材156Aから底壁151Aまでの前記上下方向Zにおける距離よりも小さい。
また、フランジ部159Aは、前後方向Yにおける位置に関し、第2搬送羽根156Cの後端部及び被押圧部材158Bの前端部の間において、当該前端部から抜き方向C1において予め定められている第3距離D3だけ離間している。また、フランジ部159Aは、前後方向Yにおいて一様な厚さD4を有する。なお、厚さD4はD2−D3に実質的に等しい。
ストッパー部159Bは、底壁151Aに固定されており、底壁151Aから搬送軸部材156Aに向かって突出する突起である。ストッパー部159Bは、上下方向Zに対し抜き方向C1側に傾斜する斜面を有する。ストッパー部159Bの上端は、前記正面視で、前記噛合状態におけるフランジ部159Aとオーバーラップしている。具体的には、前記上面視で、ストッパー部159Bは、前記噛合状態における被押圧部材158Bの前端部を基準として、抜き方向C1において、第2距離D2だけ離れた第1位置から(D2+D3)の距離だけ離れた第2位置までの間に形成されている。第2距離D2は第1距離D1以下である。
画像形成装置1は、各トナー容器15がエンプティ状態であることをユーザーに報知する報知処理のために、図5に示すように、制御部11及び前記複数色用のトナー容器15に加え、前記複数色用のトナー残量センサー17と、表示部18と、前記複数色用の駆動力伝達部19と、を備える。
各トナー残量センサー17は、透過型光センサー、反射型光センサー、重量センサー又は透磁率センサー等であって、対応色のトナー容器15内のトナー量に相関する信号を制御部11に出力する。
表示部18は、画像形成装置1に設けられている液晶ディスプレー等であり、各種情報を表示する。
各駆動力伝達部19は、画像形成装置1において対応色のトナー容器15の後方に設けられ、モーター、複数のギヤ及びクラッチ等を含む。各駆動力伝達部19は、対応色のトナー容器15の撹拌部材152に回転駆動力を伝達可能であると共に、当該トナー容器の搬送部材156に第1回転駆動力又は第2回転駆動力を伝達可能である。なお、第1回転駆動力及び第2回転駆動力の詳細については後述する。
以下、図6をさらに参照して、前記報知処理の手順について説明する。
図6において、制御部11は、トナー残量センサー17それぞれからの入力信号レベルが予め定められている閾値以下か否かを判断する(ステップS101)。制御部11は、いずれかの受信信号レベルが前記閾値以下であると判断する場合、対応色のトナー容器15が前記エンプティ状態になったとして、処理をステップS104に進める。なお、以下、前記エンプティ状態になったトナー容器15を空容器という。一方、制御部11は、全ての受信信号レベルが前記閾値以下であると判断しない場合に、いずれのトナー容器15が前記エンプティ状態ではないとして、処理をステップS102に進める。
次に、制御部11は、トナー補給が必要な現像器124(以下、補給対象現像器124という)の有無を判断する(ステップS102)。制御部11は、補給対象現像器124が無いと判断する場合、処理をステップS101に進める。一方、制御部11は、補給対象現像器124が有ると判断する場合、処理をステップS103に進める。
ステップS103において、制御部11は、補給対象現像器124に対応する駆動力伝達部19を駆動させる。この時、駆動力伝達部19は、前記回転駆動力及び前記第1回転駆動力を生成し、補給対象現像器124に対応するトナー容器15に伝達される。
前記回転駆動力は、トナー容器15の撹拌軸部材152Aに供給される。トナー容器15において、撹拌羽根152Bは撹拌軸部材152Aと共に回転し、前記トナーはケーシング151内にて撹拌される。
図3に示すように、前記第1回転駆動力は、トナー容器15のジョイント1510に供給される。ラチェット機構158の押圧部材158Aは、ジョイント1510を介して供給される前記第1回転駆動力により、前記エンプティ状態になる前、順方向C3(例えば、前記正面視で反時計回り)に回転する。この場合、被押圧部材158B及び搬送軸部材156Aには、押圧部材158Aを介して、前記第1回転駆動力が伝達される。したがって、押圧部材158Aは、前記エンプティ状態になる前、搬送軸部材156Aに第1回転駆動力を供給することになる。これにより、第1搬送羽根156B及び第2搬送羽根156Cは搬送軸部材156Aと共に順方向C3に回転する。その結果、第1搬送羽根156B及び第2搬送羽根156C上の前記トナーが供給口H1に搬送され、ケーシング151外に排出される。排出された前記トナーは、図示しないトナー補給経路を介して、対応色の現像器124(図1を参照)に供給される。
なお、前記エンプティ状態になる前、着色部157は、凹部154Aの底面との間で第1距離D1を維持した状態で、前貫通孔H2の内部において搬送軸部材156Aと共に回転する。また、この時、フィルム部材153は、抜き方向C1において、透明部材154と着色部157の間に介在している。
制御部11は、ステップS103の処理を終了した後、ステップS101意向の処理を再度実行する。
ステップS104において、制御部11は、前記空容器の交換を促すことを表す文字列等を表示部18に表示させる。
制御部11はさらに、前記空容器に対応する駆動力伝達部19を制御する。この制御により、駆動力伝達部19は、撹拌部材152への駆動力の伝達経路を切断する共に、前記第2回転駆動力を生成して前記空容器のジョイント1510に供給する。
ラチェット機構158の押圧部材158Aには、前記エンプティ状態になった後、ジョイント1510を介して前記第2回転駆動力が供給される。図4に示すように、押圧部材158Aは、逆方向C4(例えば前記正面視で時計回り)に回転し、抜き方向C1への力に変換して、被押圧部材158B及び搬送軸部材156Aを抜き方向C1に押圧すると共に前記噛合状態を解除する。その結果、着色部157には、搬送軸部材156Aを介して抜き方向C1への力が伝達され、これにより、着色部157は、第2距離D2だけ透明部材154側に移動する。なお、ステップS104の処理の実行後に、一連の報知処理が終了する。
また、着色部157は、透明部材154側に移動する過程で、フィルム部材153を突き破って凹部154Aに突出する。これにより、前記ユーザーは、前記空容器を交換するために外装カバー16を開いた後、前記複数色のトナー容器15の透明部材154を介して着色部157を視認することができる。その結果、前記ユーザーは、前記空容器を容易に特定することができる。
また、着色部157が前記特定色に着色されている、又は前記情報が形成されている場合には、前記ユーザーはさらに簡単に前記空容器を特定することができる。
また、第1距離D1及び第2距離D2が同一である場合には、着色部157は、透明部材154における凹部154Aの底面に近接することになるため、第2距離D2が第1距離D1より小さい場合と比較して、着色部157の視認性を向上させることができる。
また、搬送軸部材156Aが第2距離D2だけ移動すると、規制部材159のフランジ部159Aは、ストッパー部159Bを乗り越える。したがって、搬送軸部材156Aが第2距離D2だけ移動した後には、フランジ部159A及びストッパー部159Bにより、搬送軸部材156Aの挿入方向C2への移動が規制される。したがって、着色部157が凹部154Aに突出した後には、着色部157の挿入方向C2への移動も規制され、着色部157は前貫通孔H2内に戻り難い。これにより、前記ユーザーが前記空容器を画像形成装置1から抜いた後でも、前記ユーザーは、着色部157を視認することができ、前記空容器が前記エンプティ状態であることを把握することができる。
また、ケーシング151が前記エンプティ状態になる前には、フィルム部材153は、透明部材154及び着色部157の間に介在しているため、前記ユーザーが、前記空容器を交換するために外装カバー16を開き前記複数色のトナー容器15の透明部材154を確認した時、前記空容器でないトナー容器15の着色部157を視認することができない。これにより、前記空容器と、前記空容器ではないトナー容器15との違いが明確になるため、前記ユーザーは、前記空容器をさらに容易に特定することができる。
また、着色部157は、搬送部材156における前端部に設けられており、搬送部材156と共に抜き方向C1に移動している。これにより、着色部157の駆動機構をケーシング151内に追加する必要がなくなるため、トナー容器15の大型化及びトナー収容能力の低下を招かない。なお、搬送部材156から独立した着色部157用の駆動機構がケーシング151内に設けられていてもよい。他にも、着色部157は、撹拌軸部材152Aの前端部に設けられていてもよい。この場合、上述したラチェット機構158や透明部材154と同様の機構が、撹拌部材152或いは撹拌軸部材152Aに対応して設けられる。
1 画像形成装置
15 トナー容器
151 ケーシング
153 フィルム部材
154 透明部材
156 搬送部材
157 着色部
158 ラチェット機構
158A 押圧部材
159 規制部材

Claims (8)

  1. 画像形成装置に対し挿抜可能であり、前記画像形成装置から抜かれる際に予め定められている抜き方向に案内され、トナーが収容されるケーシングと、
    前記ケーシングを基準として前記抜き方向側の外部に面している透明部材と、
    前記ケーシング内の前記トナーがエンプティ状態になる前に、前記透明部材と前記抜き方向において予め定められている第1距離だけ離れており、予め定められている色に着色されている着色部と、
    前記エンプティ状態となった後に、前記第1距離以下の第2距離だけ前記着色部を前記透明部材側に移動させる押圧部材と、
    を備えるトナー容器。
  2. 前記ケーシング内において前記抜き方向に延在すると共に回転可能に支持され、前記抜き方向における端部が前記着色部である軸部材と、
    前記軸部材よりも前記抜き方向とは逆向きの挿入方向側に設けられ、前記エンプティ状態になる前に予め定められている順方向の第1回転駆動力が供給されることにより前記第1回転駆動力を前記軸部材に伝達するラチェット機構と、
    を備え、
    前記ラチェット機構は、前記エンプティ状態になった後に前記順方向とは逆方向の第2回転駆動力が供給された場合に、前記第2回転駆動力を前記抜き方向の力に変換して前記軸部材を前記抜き方向へ押圧するとともに前記軸部材との係合を解除する前記押圧部材を含む、
    請求項1に記載のトナー容器。
  3. 前記軸部材を備えており、前記軸部材が回転することにより前記ケーシング内の前記トナーを搬送する搬送部材、
    を備える請求項2に記載のトナー容器。
  4. 前記ケーシング内に設けられ、前記着色部の移動後に前記抜き方向と逆向きの挿入方向に移動することを規制する規制部材、
    を備える請求項1〜3のいずれかに記載のトナー容器。
  5. 前記着色部は、前記トナーの色に予め着色されている、
    請求項1〜4のいずれかに記載のトナー容器。
  6. 前記着色部には、前記エンプティ状態であることを示す情報が記されている、
    請求項1〜5のいずれかに記載のトナー容器。
  7. 不透光性材料で作製されており、前記エンプティ状態になる前には前記透明部材と前記着色部との間に介在し、前記透明部材側に移動する前記着色部により突き破られるフィルム部材、
    を備える請求項1〜6のいずれかに記載のトナー容器。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のトナー容器を備える、
    画像形成装置。
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