JP2019066474A - 光検出と測距のための装置および方法 - Google Patents

光検出と測距のための装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光検出と測距のための装置が提供される。【解決手段】装置は、回転軸の周りで振動するように構成される反射面と、各々がそれぞれの光ビームを、光学系を介して反射面上に制御可能に放射するように構成される複数の光源と、を含む。さらに、装置は、複数の光源の放射時間を制御するように構成されるコントローラを含み、反射面は、第1の測定のためにビーム方向の第1のシーケンスに従って、かつ、次の第2の測定のためにビーム方向の第2のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に放射する。【選択図】図1

Description

本発明は、光検出と測距(LIDAR)に関するものである。特に、例は、LIDARのための装置および方法に関するものである。
自動車のLIDAR(および他の応用)は、環境を照明するための高出力レーザーを用いる。これらのLIDARシステムは、レーザー安全規則に従う必要があり、このことは、使用可能なレーザー出力を制限しうる。さらに、測定中の車両の変位によって、被写体ぶれが生じうる。それゆえ、LIDAR技術を改善する要求が存在しうる。
この種の要求は、本願明細書に記載される例によって満たされうる。
一例は、LIDARのための装置に関するものである。装置は、回転軸の周りで振動するように構成される反射面と、各々がそれぞれの光ビームを、光学系を介して反射面上に制御可能に放射するように構成される複数の光源と、を備える。さらに、装置は、複数の光源の放射時間を制御するように構成されるコントローラを備え、反射面は、第1の測定のためにビーム方向の第1のシーケンスに従って、かつ、次の第2の測定のためにビーム方向の第2のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に放射する。
他の例は、LIDARのための方法に関するものである。方法は、回転軸の周りで振動するように構成される反射面と、各々がそれぞれの光ビームを、光学系を介して反射面上に制御可能に放射するように構成される複数の光源と、を用いる。方法は、複数の光源の放射時間を制御するステップを含み、反射面は、第1の測定のためにビーム方向の第1のシーケンスに従って、かつ、次の第2の測定のためにビーム方向の異なる第2のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に放射する。
さらに、例は、コンピュータプログラムがコンピュータまたはプロセッサ上で実行されるとき、上述した方法を実行するように構成されるプログラムコードを有するコンピュータプログラムに関するものである。さらに、例は、プログラムを格納した非一時的機械(コンピュータ)可読媒体に関するものである。
さらに他の例は、LIDARのためのさらなる装置に関するものである。装置は、照明回路を備え、照明回路は、第1の測定のためにビーム方向の第1のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に繰り返し放射し、次の第2の測定のためにビーム方向の第2のシーケンスに従って、複数の光ビームを放射するように構成される。
以下、装置および/または方法のいくつかの例は、単なる例として、添付の図面を参照して記載される。
LIDARのための装置の一例を示す。 例示的なビームシーケンスを示す。 例示的なビームシーケンスを示す。 例示的なビームシーケンスを示す。 例示的なビームシーケンスを示す。 例示的なビームシーケンスを示す。 例示的なビームシーケンスを示す。 例示的なビームシーケンスを示す。 LIDARのための方法の一例のフローチャートを示す。 LIDARのための装置の他の例を示す。
以下、さまざまな例は、いくつかの例が示される添付の図面を参照してより完全に記載される。図面において、線、層および/または領域の厚さは、明確にするため誇張されうる。
したがって、さらなる例がさまざまな修正および代替の形とすることができるが、そのいくつかの特定の例が図面に示され、次に詳述される。しかしながら、この詳細な説明は、さらなる例を記載される特定の形に制限するものではない。さらなる例は、本発明の範囲内のすべての修正、均等、代替をカバーしてもよい。同様の符号は、図面の説明全体にわたり同様または類似の要素を参照し、要素は、互いに比較したとき、同一または類似の機能を提供しながら、等しくまたは修正した形で実施されてもよい。
要素が他の要素に「接続」または「結合」されていると参照されるとき、要素が直接接続または結合されてもよいし、1つまたは複数の介在要素を介して接続または結合されてもよいことを理解されたい。2つの要素AおよびBが「または」を用いて組み合わせられる場合、これは、すべての可能な組み合わせ、すなわち、Aのみ、Bのみ、ならびに、AおよびBを開示すると理解されたい。同じ組み合わせのための代替の用語は、「AおよびBの少なくとも1つ」である。同じことは、2より多い要素の組み合わせにも当てはまる。
本願明細書において用いられる特定の例を記載するための用語は、さらなる例のために制限することを意図しない。単数形が用いられ、単一の要素のみを用いることが必須であると明示的にまたは暗示的に定義されないときはいつでも、さらなる例は、複数の要素を用いて同じ機能を実施してもよい。同様に、機能が複数の要素を用いて実施されるものとして次に記載されるとき、さらなる例は、同じ機能を、単一の要素または処理実体を用いて実施してもよい。さらに、「備える」「備えている」「含む」および/または「含んでいる」という用語は、用いられるとき、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、プロセス、ステップ、要素および/または構成要素の存在を特定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、プロセス、ステップ、要素、構成要素および/またはその任意のグループの存在または追加を排除しないことを理解されたい。
特に別の定義がない限り、すべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、本願明細書において、例が属する技術の通常の意味で用いられる。
図1は、LIDARのための装置100を示す。装置100は、回転軸120の周りで振動するように構成される反射面110を備える。すなわち、反射面110は、回転軸120の周りで第1の回転方向に沿って第1の端部位置から第2の端部位置まで回転し、逆もまた同じである、逆の第2の回転方向に沿って第2の端部位置から第1に端部位置まで回転する。例えば、反射面110の振動運動は、両方の回転方向に沿って2°と45°との間の回転を備えてもよい。反射面110の回転軸120の周りでの振動周波数は、(例えばコントローラ150によって)調整可能でもよい。例えば、反射面110は、回転軸120の周りで10Hzと100kHzとの間(例えば2.5kHz)の周波数で振動してもよい。反射面110は、多くの異なる方法で実施されてもよい。いくつかの例では、反射面110は、MEMS(微小電気機械システム)ミラーでもよい。
さらに、装置100は、複数の光源130(例えば2、3、4またはそれ以上の光源)を備える。複数の光源130の各々は、それぞれの光ビームを、光学系140を介して反射面110上に制御可能に放射するように構成される。複数の光源130は、光を放射できる任意のデバイスまたは回路でもよい。複数の光源130は、同一または異なる光源を備えてもよい。複数の光源130によって放射される光ビームは、同一でもよいし、異なってもよい。例えば、複数の光源130は、同一または異なる色(すなわち波長)の光ビームを放射してもよい。一般的に、複数の光源130は、任意の波長の光ビームを放射してもよい。複数の光源130は、例えば、赤外線ビームを放射してもよい。複数の光源130によって放射される光ビームは、一般的に、任意の所望の形状を呈してもよい。例えば、複数の光ビームは、そのビーム方向に垂直な面において実質的に矩形の断面を有してもよい(すなわち、光ビームは、線またはストリップ形状でもよい)。いくつかの例では、複数の光源130は、レーザーであり、光ビームは、(パルス状)レーザービームでもよい。
光学系140は、1つまたは複数の光学レンズを備え、複数の光源130によって放射される光ビームを、反射面110上の特定の(所定の)位置に集束(投影)してもよい。
装置100は、複数の光源130を制御するためのコントローラ150をさらに備える。コントローラ150は、専用ハードウェア、例えば、プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)の形で実施されてもよく、同様に、適切なソフトウェアに関連してソフトウェアを実行できるハードウェアの形で実施されてもよい。コントローラ150は、ソフトウェアまたは他の制御データを格納するためのメモリ、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)または不揮発性記憶装置をさらに備えてもよい。
コントローラ150は、複数の光源130の放射時間を制御するように構成され、反射面110は、第1の測定のためにビーム方向の第1のシーケンスに従って、かつ、次の第2の測定のためにビーム方向の第2のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に放射する。ビーム方向の第2のシーケンスのビーム方向は、ビーム方向の第1のシーケンスのビーム方向と異なる。例えば、ビーム方向の第2のシーケンスのビーム方向は、空間軸に沿って、ビーム方向の第1のシーケンスのビーム方向からオフセットされてもよい。
いくつかの例では、コントローラ150は、例えば、複数の光源130が、それらのそれぞれの光ビームを反射面110上に順次に放射するように制御するように構成されてもよい。換言すれば、コントローラ150は、複数の光源130のうちの1つのみが、そのそれぞれの光ビームを反射面上に一度に放射するように、複数の光源130を制御してもよい。代替的に、コントローラは、複数の光源130のうちの少なくとも2つが、それらのそれぞれの光ビームを反射面110上に同時に放射するように制御するように構成されてもよい。すなわち、コントローラ150は、2つ以上の光ビームが、複数の光源130によって反射面上に同時に放射されるように、複数の光源130を制御してもよい。放射時間は、例えば、コントローラ150によってアクセスできるメモリ(ルックアップテーブル)に格納されてもよい。
それゆえ、反射面110は、単一の光ビームまたは複数の光ビームを環境に所定の時点で放射してもよい。図1は、3つの光ビーム111、112および113が環境に反射面110によって同時に放射される状況を示す。しかしながら、また、他の任意数の光ビームが環境に同時に放射されてもよい点に留意されたい。さらに、光ビームのビーム方向は、図1に示される光ビーム111、112および113のビーム方向と異なってもよい。
コントローラ150によって、装置100の視野の部分領域を順次にかつ全体的に走査(光、照明)することが可能になりえ、環境の全体的な走査を可能にする。例えば、ビーム方向の第1のシーケンスは、装置100の視野の第1の部分に対応し、ビーム方向の第2のシーケンスは、装置100の視野の異なる第2の部分に対応する。換言すれば、ビーム方向の各シーケンス(すなわち各測定)は、光ビームが放射される複数の所定のビーム方向のサブセットを備える。ビーム方向の2つ以上のシーケンスを次の測定の放射された光ビームのために定義することによって、装置100の視野の異なる部分は、各測定において走査されてもよい。
放射された光ビームの反射は、光検出器160によって受信される。光検出器160は、少なくとも1行に配置される複数の受光素子、すなわち、1つまたは複数の平行な行の受光素子を備える(受光素子のアレイとして理解されてもよい)。複数の受光素子の各々は、環境内の物体からの複数の光ビームの少なくとも1つの反射を受信するように構成される。例えば、光検出器160は、1次元または2次元アレイの受光画素でもよい。図1に示すように、装置100は、オプションで、(例えば、1つまたは複数のレンズを備える)他の光学系170をさらに備えてもよく、他の光学系170は、環境内の物体からの複数の放射された光ビームの少なくとも1つの反射を光検出器160上に投影するように構成される。それゆえ、光検出器160は、環境内の物体からの複数の放射された光ビームの少なくとも1つの反射を受信する。プロセッサ180は、複数の光ビームの1つの放射時間および反射の受信時間に基づいて、(装置100から)環境内の物体までの距離を決定してもよい。すなわち、物体までの距離は、飛行時間(ToF)測定法により決定される。
信号対雑音比(SNR)を増加させるために、複数の測定値は、平均されてもよい(別名「ヒストグラム化」)。しかしながら、ヒストグラム化は、従来、被写体ぶれを被る。単一の測定の間、光ビームが、複数のビーム方向のすべてに沿って放射されると仮定すると(すなわち、全視野が走査されると仮定すると)、光ビームが同じビーム方向に沿って2回目に放射される前に、LIDARシステムの大きな変位が生じうる。これは、以下の非限定的な数値の例からより明白になりうる。
この数値の例では、参照として、従来のLIDARシステムにおいて、単一の光ビーム(例えばレーザーパルス)が500のビーム方向に沿って順次に放射されると仮定する。さらに、2つの連続する光ビームの放射が20μsの時間によって分離されると仮定する。したがって、1つの全測定は、500×20μs=10000μs=10msかかる。すなわち、光ビームが同じビーム方向に沿って再び放射される前に、10msかかる。
例えば、LIDARシステムが、200km/hの速度で移動する自動車において用いられる場合、これは車両変位に対応し、それゆえ、55cmのLIDARシステムの変位に対応する(200km×10ms/1h)。測定がより頻繁に繰り返される場合、55cmの変位が測定ごとに生ずる。それゆえ、ヒストグラム化は、被写体ぶれを被る。
提案された順次の走査方法は、被写体ぶれを減少することを可能にしうる。コントローラ150は、複数の光源130の放射時間を制御するように構成されてもよく、反射面110は、第1の測定の間、ビーム方向の第1のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に繰り返し放射する。
上述した数値の例を参照すると、ビーム方向の第1のシーケンスは、500のビーム方向のうち5つのみを備えてもよい。したがって、同じビーム方向に沿った光ビームの2つの放射の間の時間は、(500/100)×2×20μs=200μsのみである。それゆえ、わずか10mmの変位しか生じない。被写体ぶれは、(著しく)減少されうる。したがって、距離(範囲)測定の精度は、(著しく)改善されうる。
ビーム方向の第1のシーケンスに沿って光ビームを繰り返し放射した後(例えば3回の繰り返し)、光ビームが複数のビーム方向のすべてに沿って放射されるまで、光ビームは、ビーム方向の第2、第3およびさらなるシーケンスに沿って(第2、第3およびさらに次の測定の間)繰り返し放射されてもよい。したがって、各部分距離(範囲)測定の精度は、改善されうるので、装置100の視野内の物体までの距離の決定は、全体として改善されうる。
ビーム方向の異なるシーケンスを用いることによって、安全性を増加させることがさらに可能になりうる。なぜなら、隣接しないビーム方向を連続的に放射された光ビームのために用いてもよいからである。したがって、環境内の特定の点(例えば人の眼)に対する(あまりに)高い量の光エネルギーの放射は、回避されうる。特に、光エネルギーが、環境内の特定の点に短い期間内に(例えば5μs以下に)繰り返し放射されることが回避されうる。換言すれば、コントローラ150は、複数の光源130の放射時間を制御するように構成されてもよく、光ビームは、環境に、同じビーム方向に沿ってまたは隣接するビーム方向に沿って、所定の期間内に(例えば5μs以下に)一度のみ放射される。それゆえ、従来の方法と比較して、装置100は、増加した出力(強度)を有する光ビームまたはより高い繰り返し頻度での光ビームを用いてもよいので、光検出器160は、装置100からより遠くに位置する物体からの反射をも検出することができる。したがって、装置100によって、従来の方法より大きな距離での物体までの距離を決定することが可能になりうる。
図2〜図8を参照して、以下、ビーム方向(ビームパターンとも示される)のいくつかの例示的シーケンスが記載される。ビーム方向の例示的シーケンスは、第1の測定のために用いられるビーム方向の第1のシーケンスの例として記載される。しかしながら、ビーム方向の例示的シーケンスがビーム方向の任意の次のシーケンスのために、すなわち任意の次の測定(例えば、第2、第3、第4等)のために用いられてもよい点に留意されたい。
図2は、ビーム方向の例示的な第1のシーケンスを示す。図2の例では、コントローラ150は、複数の光源130が、それらのそれぞれの光ビームを反射面110上に順次に放射するように制御する。すなわち、反射面110は、単一の光ビームを環境に一度に放射する。
複数の所定のビーム方向は、第1の空間軸yに沿って、かつ、第2の空間軸xに沿って、均一に分布する。第1の空間軸yおよび第2の空間軸xは、図2に示すように、互いに対して垂直でもよい。
ビーム方向の第1のシーケンスは、複数の所定のビーム方向の第1のサブセット210、第2のサブセット220、第3のサブセット230および第4のサブセット240のシーケンスを備える。複数の所定のビーム方向の任意数のサブセットを用いてもよい点に留意されたい。
第1のサブセット210は、4つのビーム方向211、212、213および214を備える。4つのビーム方向211、212、213および214は、第1の空間軸yに沿って互いに連続する。これは、図2において、複数のビーム方向の1つおきの表記(グループ化)により列および行において示される。図2に示すように、第1の空間軸yに沿って隣接するとともに、第2の空間軸xに沿って(実質的に)同一であるビーム方向は、同じ列(1、2、3、…で示される)のビーム方向として理解されうる。第2の空間軸xに沿って隣接するとともに、第1の空間軸yに沿って(実質的に)同一であるビーム方向は、同じ行(A、B、C、D…で示される)のビーム方向として理解されうる。図2の例では、第1のサブセット210の4つのビーム方向211、212、213および214は、隣接する行A、B、CおよびDに属する。
第1のサブセット210の4つのビーム方向211、212、213および214は、第2の空間軸xに沿って、互いから、複数の所定のビーム方向の第1の数の中間のビーム方向によってオフセットされる。図2の例では、第2のビーム方向212は、第1のビーム方向211から、第2の空間軸xに沿って、複数の所定のビーム方向の1つの中間のビーム方向によってオフセットされる。これは、1つおきの列表記からより明白になりうる。第1のビーム方向211は列1に属し、第2のビーム方向212は列3に属する。すなわち、第1のビーム方向211および第2のビーム方向212は、互いから、列2の中間のビーム方向によってオフセットされる。同様に、第3のビーム方向213は、第2のビーム方向212から、第2の空間軸xに沿って、複数の所定のビーム方向の1つの中間のビーム方向によってオフセットされ、第4のビーム方向214は、第3のビーム方向213から、第2の空間軸xに沿って、複数の所定のビーム方向の1つの中間のビーム方向によってオフセットされる。
光ビームが、環境に反射面110により第1のサブセット210の4つのビーム方向211、212、213および214に沿って順次に放射されることは、例えば、4つの光源のそれぞれの放射時間を制御することによって達成される。例えば、コントローラ150は、4つの光源の第1の光源が、その光ビームを時間Tで放射するように制御する。光ビームは、反射面110上に第1の位置で光学系140によって投影される。したがって、光ビームは、環境に第1のビーム方向211に沿って放射される。時間Tで、コントローラ150は、4つの光源の第2の光源が、その光ビームを放射するように制御する。光ビームは、反射面110上に第2の位置で光学系140によって投射される。第1および第2の光源の光ビームの反射面110上の異なる投影は、(環境に放射されるとき)2つの光ビームのビーム方向を第1の空間軸yに沿って変化させる。反射面110がその振動運動を放射時間TとTとの間で継続するので、(環境に放射されるとき)2つの光ビームのビーム方向は、第2の空間軸xに沿ってさらに変化する。したがって、第2の光ビームは、反射面110によって環境に第2のビーム方向212に沿って放射される。同様に、コントローラ150は、4つの光源の第3および第4の光源が、それらのそれぞれの光ビームを時間TおよびTで放射するように制御し、光ビームは、反射面110によって環境に第3のビーム方向213および第4のビーム方向214に沿って放射される。
図2の例では、第1のサブセット210の4つのビーム方向211、212、213および214が、第2の空間軸xに沿って、互いから、複数の所定のビーム方向の1つの中間のビーム方向によってオフセットされると仮定する。しかしながら、任意数の中間のビーム方向を用いてもよい点に留意されたい(例えば、1、2、3、…、10またはそれ以上)。さらに、第1のサブセット210の4つのビーム方向211、212、213および214は、第2の空間軸xに沿って、互いから等しくオフセットされる(すなわち、4つのビーム方向211、212、213および214の連続するビーム方向は、同数の中間のビーム方向によってオフセットされる)。しかしながら、第1のサブセット210のビーム方向の連続するビーム方向の間の中間のビーム方向の数は、異なってもよい。例えば、第2のビーム方向212は、第1のビーム方向211から、第2の空間軸xに沿って、複数の所定のビーム方向の1つの中間のビーム方向によってオフセットされてもよく、第3のビーム方向213は、第2のビーム方向212から、第2の空間軸xに沿って、複数の所定のビーム方向の3つの中間のビーム方向によってオフセットされてもよい。
すなわち、第1のサブセット210のビーム方向は、第1の空間軸yに沿って互いに隣接している。さらに、第1のサブセット210のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、互いから、複数の所定のビーム方向の第1の数のセットの中間のビーム方向の1つによってオフセットされる。
第2のサブセット220のビーム方向221、222、223および224は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット210のビーム方向211、212、213および214から、10の中間のビーム方向によってオフセットされる(例えば、ビーム方向221は列11にあり、ビーム方向211は列1にある)。しかしながら、第2の空間軸xに沿った任意数の中間のビーム方向を用いてもよい点に留意されたい。また、第2のサブセット220のビーム方向221、222、223および224は、第1の空間軸yに沿って互いに隣接している(すなわち、隣接する行A、B、CおよびDに属する)。すなわち、第2のサブセット220のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット210のビーム方向から、複数の所定のビーム方向の第2の数の中間のビーム方向によってオフセットされる。
光ビームが、環境に反射面110により第2のサブセット220の4つのビーム方向221、222、223および224に沿って次に順次に放射されることは、再び、4つの光源のそれぞれの放射時間を制御することによって達成される。時間Tで、すなわち、光ビームをビーム方向214に沿って放射するために第4の光源に点灯した後の所定時間の経過の後、第1の光源は、その光ビームを放射するようにコントローラ150によって制御される。光ビームは、再び、反射面110上に第1の位置で光学系140によって投影される。以後、反射面は、その振動運動を継続し、光ビームは、環境に第2のサブセットのビーム方向221に沿って放射される。第1のサブセット210のビーム方向に関して上述したように、他の光源は、それらのそれぞれの光ビームを放射するように制御され、光ビームを環境に第2のサブセット220の残りのビーム方向222、223および224に沿って放射する。
第1の数および第2の数の中間のビーム方向は、コントローラ150によって、複数の光源130の連続する放射時間の間の時間を選択することによって調整されてもよい。図2に示すように、第1の数および/または第2の数の少なくとも1つは、1より大きくてもよい。隣接しないビーム方向が連続的に放射された光ビームのために用いられるので、これにより、安全性を増加させることがさらに可能になりうる。したがって、環境内の特定の点(例えば人の眼)に対する(あまりに)高い量の光エネルギーの放射は、回避されうる。それゆえ、従来の方法と比較して、図2のビームパターンによって、増加した出力(強度)を有する光ビームを用いることが可能になりうるので、光検出器160は、装置100からより遠くに位置する物体からの反射をも検出することができる。したがって、図2のビームパターンによって、従来の方法より大きな距離での物体までの距離を決定することが可能になりうる。
第3のサブセット230のビーム方向231、232、233および234は、第2の空間軸xに沿って、第2のサブセット220のビーム方向221、222、223および224から、10の中間のビーム方向によってオフセットされる(例えば、ビーム方向231は列21にあり、ビーム方向221は列11にある)。しかしながら、第2の空間軸xに沿った任意数の中間のビーム方向を用いてもよい点に留意されたい。また、第3のサブセット230のビーム方向231、232、233および234は、第1の空間軸yに沿って互いに隣接している(すなわち、隣接する行A、B、CおよびDに属する)。すなわち、第3のサブセット230のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第2のサブセット220のビーム方向から、複数の所定のビーム方向の第3の数の中間のビーム方向によってオフセットされる。図2に示すように、第3の数の中間のビーム方向は、第2の数の中間のビーム方向に等しくてもよい。しかしながら、代替的に、第3の数の中間のビーム方向が第2の数の中間のビーム方向と異なってもよい点に留意されたい。例えば、第3の数は、第2の数の60%と140%との間にあってもよい。これにより、ビーム方向の隣接するサブセットの間の第2の空間軸xに沿った距離が同程度であるので、安全性をさらに増加させることが可能になりうる。したがって、環境内の特定の点(例えば人の眼)に対する(あまりに)高い量の光エネルギーの放射は、回避されうる。
光ビームが、環境に第3のサブセット230のビーム方向231、232、233および234に沿って放射されることは、第1のサブセット210および第2のサブセット220のビーム方向に関して上述したように、コントローラ150によって制御される。
第4のサブセット240のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第3のサブセット230のビーム方向から、第4の数の中間のビーム方向(例えば10の中間のビーム方向)によってオフセットされる。光ビームは、上述したのと同様に第4のサブセット240のビーム方向に沿って放射される。繰り返しを回避するために、第1のサブセット210および第2のサブセット220に関連して上述した原則を参照する。
換言すれば、図2は、4つのレーザーが順次に放射されるビームパターンを記載してもよい(例えば、A→B→C→D)。あらゆるToF測定は、(300mの距離測定のために)例えば約2μs+例えば1μsのなんらかの追加の無駄時間がかかり、範囲曖昧性を回避してもよい。それゆえ、1つのサブセットのための全シーケンスは、4×(2+1)=12μsかかる。一方、反射面(例えばMEMSミラー)は、運動を継続し、図2に示されるパターンをもたらす。例えば、無駄時間は、MEMSミラーが光検出器の新規な画素に正確に整列したとき、次のレーザーが放射されるように選択されてもよい。無駄時間は、例えば、正弦波運動プロファイルを有する共振MEMSミラーが用いられるとき、一定でなくてもよい。
図2では明示的には示されないが、コントローラ150は、オプションで、反射面110が回転軸120の周りで第1の回転方向に沿って回転する間、複数の光源130が第1のシーケンスの第1の部分に関連したそれぞれの光ビームを放射するように制御してもよく、反射面110が回転軸120の周りで反対の第2の回転方向に沿って回転する間、複数の光源130が第1のシーケンスの第2の部分に関連したそれらのそれぞれの光ビームを放射するように制御してもよい。例えば、反射面110が第1の回転方向に沿って回転する間、光ビームは、環境に第1のサブセット210および第3のサブセット230に沿って放射されてもよく、反射面110が第2の回転方向に沿って回転する間、光ビームは、環境に第2のサブセット220および第4のサブセット240に沿って放射される。
図3は、ビーム方向の他の例示的な第1のシーケンスを示す。図3の例では、コントローラ150は、再び、複数の光源130が、それらのそれぞれの光ビームを反射面110上に順次に放射するように制御する。すなわち、反射面110は、単一の光ビームを環境に一度に放射する。
図3の例では、コントローラ150は、反射面110が回転軸120の周りで第1の回転方向(順方向とも示される)に沿って回転する間、複数の光源130が第1のシーケンスの第1の部分に関連したそれぞれの光ビームを放射するように制御し、反射面110が回転軸120の周りで反対の第2の回転方向(逆方向とも示される)に沿って回転する間、複数の光源130が第1のシーケンスの第2の部分に関連したそれらのそれぞれの光ビームを放射するように制御する。
図3の例示的な第1のシーケンスでは、複数の光源130の放射シーケンスは、光ビームが環境に放射する間、ビーム方向の第1のシーケンスに従って変化する。これにより、複数の光源130の2つの連続する放射時間の間の時間を減少することが可能になりうる。
環境内の物体が、反射面110によって放射される光ビームのための大きく強い反射器であると仮定すると、物体は、例えば、600mの距離まで検出されうる。反射の強さのため、かつ、さらなる光学系170および光検出器160内の不回避な光学的および電気的クロストークのため、物体からの光ビームの反射(すなわち戻り光)は、光検出器160の任意の画素に効果的に到達しうる。範囲曖昧性を回避するために、無駄時間は、調整される/それに応じて増加される必要がある(例えば2μsまたはそれ以上)。したがって、4つの順次に点灯された光源のToF測定は、例えば、4×(2+2)=16μsかかる。換言すれば、光源130は、62.5kHzの上限周波数で点灯されてもよい。しかしながら、より高い周波数を用いることが望ましい場合がある。より高い周波数は、ヒストグラム化(すなわち測定を繰り返し、合計すること)を用いて達成されてもよい。ヒストグラムでは、反復可能なトリガーは加算されるが、ランダムなトリガーは加算されない。無駄時間の間生ずる反射の上述した不所望の検出が加算されない場合、無駄時間は、減少されうる、または、除去さえされうる。これは、以前の行の後同じ行に点灯しないことによって達成されてもよい(すなわち、複数のビーム方向のサブセットが複数回繰り返されるとき、複数の光源の同じ放射シーケンスを用いない)。例えば、4つの光源が用いられる場合、放射シーケンスA−B−C−D(光源1−光源2−光源3−光源4)、A−C−B−D(光源1−光源3−光源2−光源4)、および、A−D−C−B(光源1−光源4−光源3−光源2)が連続的に用いられてもよい。この行パターンは、ヒストグラム化するパスごと、すなわち、(順方向または逆方向に)走査される新たな線ごとに変えられ、すべての可能な組み合わせが用いられたとき、または、ヒストグラム化が終了するときにのみ、繰り返される。
複数の光源130の放射シーケンスの変形例の上述した説明に従って、ビーム方向A1(行A、列1)、A2、…、A5、B1、…、B5、C1、…、C5、および、D1、…、D5は、複数の所定のビーム方向の第1のサブセット310を形成する。再び4つの光源を仮定すると、反射面110が、回転軸120の周りで第1の回転方向(順方向)に沿って回転する間、第1の光源1、次に光源2、次に光源3および最後に光源4は、それらのそれぞれの光ビームを順次に放射する。したがって、光ビームは、ビーム方向A1、B2、C3およびD4に沿って環境に放射される。反射面110が、回転軸120の周りで第2の回転方向(逆方向)に沿って回転する間、第1の光源1、次に光源3、次に光源2および最後に光源4は、それらのそれぞれの光ビームを順次に放射する。したがって、光ビームは、ビーム方向A5、C4、B3およびD2に沿って環境に放射される。反射面110が、再び、回転軸120の周りで第1の回転方向に沿って回転する間、第1の光源1、次に光源4、次に光源2および最後に光源3は、それらのそれぞれの光ビームを順次に放射する。したがって、光ビームは、ビーム方向A1、D2、B3およびC4に沿って環境に放射される。反射面110が、再び、回転軸120の周りで第2の回転方向に沿って回転する間、第1の光源1、次に光源2、次に光源4および最後に光源3は、それらのそれぞれの光ビームを順次に放射する。したがって、光ビームは、ビーム方向A5、B4、D3およびC2に沿って環境に放射される。複数の光源130の放射シーケンスの残りの順列をさらに(またはすべてを)用いることにより、光ビームは、環境に反射面110によって、複数の所定のビーム方向の第1のサブセット310のビーム方向に沿って繰り返し放射される。しかしながら、毎回、複数の光源130の放射シーケンスは変化する。
同様に、複数の所定のビーム方向の第2のサブセット320、第3のサブセット330、第4のサブセット340等は、定義されてもよい。したがって、光ビームは、環境に反射面110によって、複数の所定のビーム方向の第2のサブセット320、第3のサブセット330、第4のサブセット340等のビーム方向に沿って繰り返し放射されてもよい。
すなわち、図3に示すように、ビーム方向の例示的な第1のシーケンスは、複数の所定のビーム方向のサブセットを複数回備え、コントローラ150は、複数の所定のビーム方向のサブセットに関連した複数の光源130の放射シーケンスが(第1の測定の間)変化するように、複数の光源130の放射時間を制御する。
次の第2の測定のために用いられるビーム方向の第2のシーケンスは、複数のビーム方向の異なるビーム方向を用いて、それに応じて構築されてもよい。
図2および図3に示されるビーム方向の例示的な第1のシーケンスでは、単一の光ビームが環境に一度に放射され、図4〜図8に示されるビーム方向の例示的な第1のシーケンスでは、複数の光ビームが環境に一度に反射面110によって放射される。
図4が示す構成では、複数の光源130は、4つの光源を備え、4つの光源は、それらのそれぞれの光ビームを反射面110上に同時に放射するように、コントローラ150によって制御される。したがって、4つの光ビーム410、420、430および440は、環境に反射面110によって同時に放射される。4つの光源の放射された光ビームが反射面110上に異なる位置で投影されるので、光ビーム410、420、430および440は、第1の空間軸yに沿って互いに隣接している。図4において、列および行の表記によって示すように、ビーム方向の(m個の光源のための)n列およびm行が、一般的に提供されてもよい。すなわち、複数のビーム方向は、m×n個のビーム方向をm個の光源のために備えてもよい。
反射面110が運動しているので、m個の光源(例えば、図4に示すように4つの光源)のそれぞれの放射時間を制御することによって、光ビームは、n列の各々のビーム方向に沿って放射されてもよい。
図5〜図8に示されるビーム方向の例示的な第1のシーケンスでは、複数の光源130が4つの光源を備えると仮定する。しかしながら、他の任意数の光源(例えば、2、3、5、6またはそれ以上の光源)も同様に用いてもよい点に留意されたい。
図5に、ビーム方向の例示的な第1のシーケンスが示される。図5の例では、ビーム方向の第1のシーケンスは、複数の所定のビーム方向の第1のサブセット510、520、530、540のシーケンスを備える。第1のサブセット510、520、530、540の各々のビーム方向は、第1の空間軸yに沿って互いに隣接している。さらに、第1のサブセット510、520、530、540の各々のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット510、520、530、540の前の1つのビーム方向から、複数の所定のビーム方向のゼロ以外の第1の数の中間のビーム方向によってオフセットされる。例えば、第1のサブセット520のビーム方向521(列11)は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット510のビーム方向511(列1)から、複数の所定のビーム方向の9つの中間のビーム方向によってオフセットされる。
図5の例では、第1のサブセット510、520、530、540の各々のビーム方向が、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット510、520、530、540の前の1つのビーム方向から、複数の所定のビーム方向のゼロ以外の一定の第1の数の中間のビーム方向によってオフセットされると仮定する。しかしながら、第1のサブセット510、520、530、540の連続するサブセットの間の中間のビーム方向の第1の数は、異なってもよい。例えば、第1のサブセット520のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット510のビーム方向から、9つの中間のビーム方向によってオフセットされてもよく、第1のサブセット530のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット520のビーム方向から15の中間のビーム方向によってオフセットされてもよい。すなわち、第1のサブセット510、520、530、540の各々のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット510、520、530、540の前の1つのビーム方向から、複数の所定のビーム方向のゼロ以外の第1の数のセットの中間のビーム方向の1つによってオフセットされる。
反射面110が回転軸120の周りで第1の回転方向(順方向とも示される)に沿って回転する間、コントローラ150は、4つの光源が、第1のサブセット510、520、530、540に関連したそれぞれの光ビームを放射するように制御する。反射面110が回転軸120の周りで反対の第2の回転方向(逆方向とも示される)に沿って回転する間、コントローラ150は、4つの光源が、複数の所定のビーム方向の第2のサブセット550、560、570、580に関連したそれらのそれぞれの光ビームを放射するように制御する。
すなわち、ビーム方向の第1のシーケンスは、複数の所定のビーム方向の第2のサブセット550、560、570、580のシーケンスをさらに備える。第2のサブセット550、560、570、580の各々のビーム方向は、第1の空間軸yに沿って互いに隣接している。さらに、第2のサブセット550、560、570、580の各々のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第2のサブセット550、560、570、580の前の1つのビーム方向から、複数の所定のビーム方向のゼロ以外の第2の数の中間のビーム方向によってオフセットされる。例えば、第2のサブセット560のビーム方向561(列30)は、第2の空間軸xに沿って、第2のサブセット570のビーム方向571(列20)から、複数の所定のビーム方向の9つの中間のビーム方向によってオフセットされる。
図5の例では、第2のサブセット550、560、570、580の各々のビーム方向が、第2の空間軸xに沿って、第2のサブセット550、560、570、580の前の1つのビーム方向から、複数の所定のビーム方向のゼロ以外の一定の第2の数の中間のビーム方向によってオフセットされると仮定する。しかしながら、第2のサブセット550、560、570、580の連続するサブセットの間の中間のビーム方向の第2の数は、異なってもよい。例えば、第2のサブセット580のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第2のサブセット570のビーム方向から、15の中間のビーム方向によってオフセットされてもよく、第2のサブセット570のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第2のサブセット560のビーム方向から、9つの中間のビーム方向によってオフセットされてもよい。すなわち、第2のサブセット550、560、570、580の各々のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第2のサブセット550、560、570、580の前の1つのビーム方向から、複数の所定のビーム方向のゼロ以外の第2の数のセットの中間のビーム方向の1つによってオフセットされる。
図5の例では、第1の数の中間のビーム方向は、第2の数の中間のビーム方向に等しく、第2のサブセット550、560、570、580のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット510、520、530、540のビーム方向に直接隣接している。例えば、第2のサブセット580(列10)のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット520(列11)のビーム方向に直接隣接している。
ビーム方向の第2のシーケンス(すなわち第2の測定)のために、異なるサブセットが用いられてもよい。例えば、反射面110が、回転軸120の周りで第1の回転方向に沿って回転する間、光ビームは、環境に列2、12、22、32のビーム方向に沿って放射されてもよく、反射面110が、回転軸120の周りで反対の第2の回転方向に沿って回転する間、光ビームは、環境に列9、19、29、39のビーム方向に沿って放射されてもよい。装置100の視野が完全に走査されるまで、ビーム方向の異なるシーケンスを用いるさらなる測定が行われてもよい。
図5に示されるビーム方向の第1のシーケンスを用いることによって、回転軸120の周りで高速振動(回転)する反射面110(例えばMEMSミラー)を用いることが可能になりうる。外部の振動が自然加速と比較して小さいので、高速振動する反射面110を用いることによって、外部の振動に対する感度を減少することが可能になりうる。共鳴動作するMEMSミラーを反射面110として用いるとき、サスペンションは、非常に固い場合があり、任意の寄生モード(すなわち、走査方向以外/回転軸120の周りの回転方向以外の不所望の方向の運動)の周波数を増加させる(振幅を減少させる)。また、アクチュエータ出力は、減少されてもよく、MEMSミラーを担持するチップは、比較的小さくてもよい。
さらに、図5に示されるビーム方向の第1のシーケンスのビーム方向の第1のサブセット間のギャップおよび第2のサブセット間のギャップによって、低速な光源を用いることが可能になりうる。特に、光源は、2つの連続する光ビームの放射の間のそれぞれの最小時間を呈してもよく、最小時間は、反射面が、第1のビーム方向に関連した第1の位置から第2のビーム方向に関連した第2の位置まで運動するのに必要な時間より大きく、第2のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第1のビーム方向に直接隣接している。
図6には、図5に示されるビーム方向の第1のシーケンスのわずかな変形例が示される。図5では、第2のサブセット550、560、570、580の少なくとも1つのビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット510、520、530、540の1つのビーム方向に直接隣接しているが、図6では、第2のサブセット650、660、670、680のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット610、620、630、640の1つのビーム方向から、複数の所定のビーム方向のゼロ以外の第3の数の中間のビーム方向によってオフセットされる。
図6の例では、再び、反射面110が回転軸120の周りで第1の回転方向に沿って回転する間、光ビームが環境に第1のサブセット610、620、630、640のビーム方向に沿って放射され、反射面110が回転軸120の周りで反対の第2の回転方向に沿って回転する間、光ビームが環境に第2のサブセット650、660、670、680のビーム方向に沿って放射されると仮定する。
図6に示すように、第2のサブセット650、660、670、680のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って第1のサブセット610、620、630、640のビーム方向の中央に配置されてもよい。例えば、第2のサブセット680(列6)のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット610(列1)のビーム方向および第1のサブセット620(列11)のビーム方向の互いから、4つの中間のビーム方向によってオフセットされる。
一般的に、第3の数の中間のビーム方向は、第1のサブセット610、620、630、640の間の第1の数の中間のビーム方向の20%と80%との間にあってもよく(第1の数が一定である場合)、または、第1のサブセット610、620、630、640の間の第1の数の中間のビーム方向の1つの20%と80%との間にあってもよい(第1の数が異なる場合、上記参照)。
人間観察者が、装置100の視野内に存在するとき、光(例えばレーザー)は、目の瞳孔に入りうる。瞳孔から装置100の光源までの距離に応じて、複数の近接した(隣接した)列に沿って放射された光ビームは、瞳孔をカバーしうる。図6に示されるビーム方向の第1のシーケンスによって、これらの列の照明の間の時間を広げることが可能になりうる。したがって、瞳孔に到達する次の光ビーム(例えばレーザーパルス)は、互いから時間的に遠く離れて(レーザーの)安全性を改善する。
図6に示されるビーム方向の第1のシーケンスによって、さらに、近接した(隣接した)列は、次の走査において照明されないことを確実にすることが可能になりうる(すなわち、反射面110の順方向回転および次の逆方向回転)。第3の数の中間のビーム方向を、第1の数の中間のビーム方向の1つの20%と80%との間の値に設定することによって、放射された光ビームは、互いからできるだけ遠くに離れる。例えば、第2のサブセット650、660、670、680のビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット610、620、630、640のビーム方向から、少なくとも2つの中間のビーム方向によってオフセットされてもよい(すなわち、少なくとも2つの列はスキップされてもよい)。これは、瞳孔が装置100(すなわち複数の光源)に近接する場合、1つのビーム方向のみが瞳孔に向けられることを確実にしうる。
ビーム方向の第2のシーケンス(すなわち第2の測定)のために、異なるサブセットが用いられてもよい。例えば、反射面110が、回転軸120の周りで第1の回転方向に沿って回転する間、光ビームは、環境に列2、12、22、32のビーム方向に沿って放射されてもよく、反射面110が、回転軸120の周りで反対の第2の回転方向に沿って回転する間、光ビームは、環境に列7、17、27、37のビーム方向に沿って放射されてもよい。装置100の視野が完全に走査されるまで、さらなる測定が行われてもよい。
図7には、図5に示されるビーム方向の第1のシーケンスの他のわずかな変形例が示される。図5では、第2のサブセット550、560、570、580の少なくとも1つのビーム方向は、第2の空間軸xに沿って、第1のサブセット510、520、530、540の1つのビーム方向に直接隣接しているが、図7では、第2のサブセット750、760、770、780のビーム方向は、第1のサブセット710、720、730、740のビーム方向に等しい。
図7の例では、再び、反射面110が回転軸120の周りで第1の回転方向に沿って回転する間、光ビームが環境に第1のサブセット710、720、730、740のビーム方向に沿って放射され、反射面110が回転軸120の周りで反対の第2の回転方向に沿って回転する間、光ビームが環境に第2のサブセット750、760、770、780のビーム方向に沿って放射されると仮定する。
図7に示されるビーム方向の第1のシーケンスは、上述したように、ヒストグラム化のための一例である。同じビーム方向が第1の測定の間、複数回照明されるので、決定された範囲のデータのノイズは減少され、最大可能な測定範囲は増加しうる。図7に示されるビーム方向の第1のシーケンスを用いることによって、環境内の同じ場所/位置/物体を、間に小さい時間ギャップのみを有して繰り返し測定することが可能になる。したがって、移動物体(またはレーザースキャナ自体が移動している場合)の被写体ぶれは減少されうる。換言すれば、測定品質は増加されうる。
図7の例では、ビーム方向の各々は、第1のシーケンス(すなわち第1の測定)内で2回照明される(すなわち測定される)。ビーム方向の各々が第1のシーケンス内でより多い回数で照明されてもよい点に留意されたい(例えば4、6、8またはそれ以上の回数)。すなわち、図7に示すように、ビーム方向の第1のシーケンスに沿った光ビームの放射は、第1の測定の間繰り返されてもよい。
ビーム方向の第2のシーケンス(すなわち第2の測定)のために、異なるサブセットが用いられてもよい。例えば、反射面110が、回転軸120の周りで第1の回転方向に沿っておよび反対の第2の回転方向に沿って回転する間、光ビームは、環境に列2、12、22、32のビーム方向に沿って放射されてもよい。装置100の視野が完全に走査されるまで、さらなる測定が行われてもよい。
図8は、上述したヒストグラム化の他の例を、より一般的な用語で、上述した図1に関連してさらに示す。図8のヒストグラム化は、図6に示されるビーム方向のシーケンスに基づく。
図6に示されるビーム方向のシーケンスと同様に、反射面110が、回転軸120の周りで第1の回転方向に沿って1回目に回転する間、光ビームは、環境に第1のサブセット810、820、830、840のビーム方向に沿って放射され、反射面110が、回転軸120の周りで反対の第2の回転方向に沿って1回目に回転する間、光ビームは、環境に第2のサブセット850、860、870、880のビーム方向に沿って放射される。次に、反射面110が、回転軸120の周りで第1の回転方向に沿って2回目に回転する間、光ビームは、環境に第1のサブセット810、820、830、840のビーム方向に沿って再び放射される。さらに、反射面110が、回転軸120の周りで反対の第2の回転方向に沿って2回目に回転する間、光ビームは、環境に第2のサブセット850、860、870、880のビーム方向に沿って再び放射される。
換言すれば、コントローラ150は、4つの光源の放射時間を制御し、反射面110は、複数の光ビームを環境に図6のビーム方向の第1のシーケンスに従って、第1の測定の間繰り返し放射する。反射面110が、複数の光ビームを環境にビーム方向の第1のシーケンスに従って2回だけ放射するのではなく、任意数の繰り返しで(例えば3、4、5またはそれ以上の回数で)放射してもよい点に留意されたい。
さらに、図6のビーム方向の第1のシーケンスだけでなく、ビーム方向の任意の第1のシーケンスに従う光ビームが、環境に繰り返し放射されてもよい点に留意されたい。また、次の第2、第3およびさらなる測定において用いられるビーム方向の第2、第3およびさらなるシーケンスは、それぞれの測定の間、環境に繰り返し放射されてもよいことは明白である。
測定を繰り返す場合、順方向走査と同様逆方向走査において、同じ画素を照明しないことによって、(レーザー)安全性を増加させてもよい(図6に関連して上述した議論参照)。列の2つの異なるセットが順方向および逆方向の走査のために用いられる場合(すなわち、ビーム方向の異なるサブセットが反射面110の異なる回転方向のために用いられる場合)、同じ列を照明する光ビーム(例えばレーザーパルス)間の時間は2倍になる。さらに、全体の測定時間は2倍になり、被写体ぶれをわずかに増加させる。しかしながら、(レーザー)安全性と測定品質との間のトレードオフが行われてもよい。
図6に関連して上述したように、第2のサブセット850、860、870、880の1つと、第1のサブセット810、820、830、840の隣接する1つと、の間の第2の空間軸xに沿った中間のビーム方向の数は、調整されてもよい。
図1〜図8において上述したように、環境に放射される複数の光ビームは、そのビーム方向に垂直な面において矩形の断面を有してもよい。複数の光ビームの矩形の断面は、例えば、同一線上にあってもよい。
図9には、LIDARのための方法900の一例が、フローチャートによって示される。方法900は、回転軸の周りで振動するように構成される反射面と、各々がそれぞれの光ビームを、光学系を介して反射面上に制御可能に放射するように構成される複数の光源と、を用いる。方法900は、複数の光源の放射時間を制御するステップ902を含み、反射面は、第1の測定のためにビーム方向の第1のシーケンスに従って、かつ、次の第2の測定のためにビーム方向の異なる第2のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に放射する。
上述したように、方法900は、複数の光ビームの1つの放射時間および物体からの複数の光ビームの1つの反射の受信時間に基づいて、環境内の物体までの距離を決定するステップ904をさらに含んでもよい。
方法のさらなる詳細および態様は、提案された技術または上述した1つまたは複数の例(例えば、図1〜図8)に関連して言及される。方法は、提案された技術の1つまたは複数の態様または上述した1つまたは複数の例に対応する1つまたは複数の追加の特徴をオプションで備えてもよい。
図10は、LIDARのための他の装置1000を示す。図1に示される装置100と同様に、装置1000は、回転軸1020の周りで振動するように構成される反射面1010を備える。さらに、装置1000は、(単一)光源1030を備え、(単一)光源1030は、光ビームを、光学系1040を介して反射面1010上に制御可能に放射するように構成される。反射面1010の振動は、装置100の反射面110の振動運動と同一である。また、光源1030および光学系1040は、図1に関連して上述した複数の光源130のうちの1つおよび光学系140と同一である。それゆえ、図1の上述した説明を参照する。
装置1000は、光源1030の放射時間を制御するように構成されるコントローラ1050をさらに備え、反射面1010は、第1の測定のためにビーム方向の第1のシーケンスに従って、かつ、次の(すなわち、次の直接に続く)第2の測定のためにビーム方向の第2のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に放射する。説明目的のため、環境に放射される光ビーム1011は、図10に示される。
第1のシーケンスのビーム方向は、第1の角度のセットの1つによって、互いから角度がオフセットされ、第2のシーケンスのビーム方向は、第2の角度のセットの1つによって、互いから角度がオフセットされる。角度の第1のセットの角度は、角度の第2のセットの角度と異なってもよいし、同一でもよい(例えば、第2のシーケンスのビーム方向の間の角度オフセットは、第1のシーケンスのビーム方向の間の角度オフセットに等しくてもよい)。第1のシーケンスのビーム方向および第2のシーケンスのビーム方向は、複数の所定のビーム方向から選択される。さらに、第2のシーケンスのビーム方向は、(空間軸に沿って)第1のシーケンスのビーム方向から、複数の所定のビーム方向の複数の中間のビーム方向によってオフセットされる。
コントローラ1050によって、装置1000の視野の(光、照明)部分領域を、順次にかつ全体的に走査することが可能になりえ、環境の全体的な走査を可能にする。ビーム方向の第1のシーケンスは、装置1000の視野の第1の部分に対応し、ビーム方向の第2のシーケンスは、装置1000の視野の異なる第2の部分に対応する。
隣接しないビーム方向が用いられるので、(直接)連続する測定のビーム方向を、複数のビーム方向の複数の中間のビーム方向によりオフセットすることにより、安全性を増加させることが可能になりうる。したがって、環境内の特定の点(例えば人の眼)に対する(あまりに)高い量の光エネルギーの放射は、回避されうる。例えば、第2のシーケンスのビーム方向は、第1のシーケンスのビーム方向の間の中央にあってもよい(複数の光源のための図6に示されるビームパターンと同様に)。
コントローラ1050は、光源1030の放射時間を制御するようにさらに構成されてもよく、反射面1010は、第3およびさらなる測定のためにビーム方向の第3およびさらなるシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に放射する。同様に、第3のシーケンスのビーム方向は、(空間軸に沿って)第2のシーケンスのビーム方向から、複数の所定のビーム方向の複数の中間のビーム方向によってオフセットされる。
装置100と同様に、放射された光ビームの反射は、他の光学系1070を介して光検出器1060によって受信される。プロセッサ1080は、再び、複数の光ビームの1つの放射時間および環境内の物体からの反射の受信時間に基づいて、(装置1000から)環境内の物体までの距離を決定する。それゆえ、詳細は、図1の上述した説明を参照する。
コントローラ1050は、光源1030の放射時間を制御するようにさらに構成されてもよく、反射面1010は、第1の測定の間、ビーム方向の第1のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に繰り返し放射する。したがって、光ビームが、複数のビーム方向のすべてに沿って放射されるまで、光ビームは、ビーム方向の第2、第3およびさらなるシーケンスに沿って、(第2、第3およびさらに次の測定の間)繰り返し放射されてもよい。すなわち、装置1000は、ヒストグラム化を用いてもよい。
さらに、反射面1010が回転軸1020の周りで第1の回転方向に沿って回転する間、コントローラ1050は、光源1030が、第1のシーケンスの第1の部分に関連した光ビームを放射するように制御するように構成されてもよく、反射面1010が回転軸1020の周りで反対の第2の回転方向に沿って回転する間、コントローラ1050は、光源1030が、第1のシーケンスの第2の部分に関連した光ビームを放射するように制御するように構成されてもよい。同様に、反射面1010が回転軸1020の周りで異なる回転方向に沿って回転する間、第2、第3およびさらなるシーケンスの異なる部分は、環境に放射されてもよい。
装置1000のさらなる詳細および態様は、提案された技術または上述した1つまたは複数の例(例えば、図1〜図8)に関連して言及される。装置1000は、提案された技術の1つまたは複数の態様または上述した1つまたは複数の例に対応する1つまたは複数の追加の特徴をオプションで備えてもよい。
図2、図3、図5〜図8に関連して上述したビーム方向(ビームパターン)の第1のシーケンスは、任意のLIDARシステムのために、その内部構成(例えば、光源の数、振動する反射面の有無等)に関係なく用いられてもよい。
それゆえ、いくつかの例は、さらに、LIDARのための他の装置に関するものである。装置は、照明回路を備え、照明回路は、第1の測定のためにビーム方向の第1のシーケンスに従って、かつ、次の第2の測定のためにビーム方向の第2のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に放射するように構成される。第1の測定のためのビーム方向の第1のシーケンスは、本発明に記載される(例えば、図2、図3、図5〜図8に関連して上述した)ビーム方向の第1のシーケンスの1つである。さらに、照明回路は、第1の測定の間、ビーム方向の第1のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に繰り返し放射するように構成されてもよい。
上述したように、LIDARのための装置は、受信および評価回路をさらに備えてもよく、受信および評価回路は、環境内の物体からの複数の光ビームの少なくとも1つの反射を受信し、複数の光ビームの1つの放射時間および反射の受信時間に基づいて、物体までの距離を決定するように構成される。さらに、LIDARのための装置は、提案された技術の1つまたは複数の態様または上述した1つまたは複数の例に対応する1つまたは複数の追加の特徴をオプションで備えてもよい。
本出願の例は、さらに、LIDARのためのさらなる装置に関するものである。装置は、照明回路を備え、照明回路は、第1の測定のためにビーム方向の第1のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に繰り返し放射し、次の第2の測定のためにビーム方向の第2のシーケンスに従って、複数の光ビームを放射するように構成される。
上述したように、LIDARのための装置は、受信および評価回路をさらに備えてもよく、受信および評価回路は、環境内の物体からの複数の光ビームの少なくとも1つの反射を受信し、複数の光ビームの1つの放射時間および反射の受信時間に基づいて、物体までの距離を決定するように構成される。さらに、LIDARのための装置は、提案された技術の1つまたは複数の態様または上述した1つまたは複数の例に対応する1つまたは複数の追加の特徴をオプションで備えてもよい。例えば、第1の測定のためのビーム方向の第1のシーケンスは、本発明に記載される(例えば、図2、図3、図5〜図8に関連して上述した)ビーム方向の第1のシーケンスの1つでもよい。
上述した詳細な例および図面の1つまたは複数と一緒に言及および記載される態様および特徴は、他の例の1つまたは複数と組み合わせて、他の例の同様の特徴を置換してもよい、または、特徴を他の例にさらに導入してもよい。
例は、さらに、コンピュータプログラムでもよい、または、コンピュータプログラムに関するものでもよく、コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムがコンピュータまたはプロセッサ上で実行されるとき、上述した方法の1つまたは複数を実行するためのプログラムコードを有する。さまざまな上述した方法のステップ、動作またはプロセスは、プログラムされたコンピュータまたはプロセッサによって実行されてもよい。例は、デジタルデータ記憶媒体のようなプログラム記憶装置をカバーすることもでき、プログラム記憶装置は、機械、プロセッサまたはコンピュータ可読であり、機械実行可能、プロセッサ実行可能またはコンピュータ実行可能プログラムの命令をコード化する。命令は、上述した方法のステップの一部または全部を実行するまたは実行させる。プログラム記憶装置は、例えば、デジタルメモリ、磁気ディスクおよび磁気テープのような磁気記憶媒体、ハードドライブまたは光可読デジタルデータ記憶媒体を備えてもよい、または、これらでもよい。さらなる例は、上述した方法のステップを実行するようにプログラムされるコンピュータ、プロセッサまたは制御装置、または、上述した方法のステップを実行するようにプログラムされる(フィールド)プログラマブルロジックアレイ((F)PLA)または(フィールド)プログラマブルゲートアレイ((F)PGA)をカバーしてもよい。
本願明細書および図面は、本発明の原則を示したものに過ぎない。さらに、本願明細書に記載されるすべての例は、原則として、本願発明者によって創作された本発明の原理および概念を読み手が理解し、技術を発展させるのを支援するという説明目的のために過ぎないことは明らかである。本願明細書に記載の本発明の原則、態様、例およびその具体例はすべて、その均等物を包含することを意図する。
ブロック図は、例えば、本発明の原則を実施する高レベル回路図を示してもよい。同様に、フローチャート、フロー図、状態遷移図、疑似コード等は、さまざまなプロセス、動作またはステップを表してもよく、これらは、例えば、コンピュータ可読媒体において実質的に表されてもよいし、コンピュータまたはプロセッサによって、この種のコンピュータまたはプロセッサが明示的に示されるか否かに関わらず実行されてもよい。明細書または請求項に開示される方法は、これらの方法のそれぞれのステップの各々を実行するための手段を有するデバイスによって実施されてもよい。
例えば、技術的な理由のために明示的にまたは暗示的に述べられない限り、明細書または請求項に開示される複数のステップ、プロセス、動作、ステップまたは機能の開示が、特定の順序内にあるものとして解釈されてはならないことを理解されたい。それゆえ、この種のステップまたは機能が技術的な理由のために交換可能である限り、複数のステップまたは機能の開示はこれらを特定の順序に制限しない。さらに、いくつかの例では、単一のステップ、機能、プロセス、動作またはステップは、それぞれ、複数のサブステップ、サブ機能、サブプロセス、サブ動作またはサブステップを含んでもよいし、または、これらに分解されてもよい。明示的に除外されない限り、この種のサブステップは、この単一のステップの開示内に含まれる、または、一部でもよい。
さらに、以下の請求項は、詳細な説明に組み込まれ、詳細な説明において、各請求項は、別々の例として単独で成立してもよい。各請求項は、別々の例として単独で成立してもよい一方、従属請求項は、請求項において1つまたは複数の他の請求項との特定の組み合わせを参照してもよいが、他の例は、従属請求項と、他の従属請求項または独立請求項の各々の主題と、の組み合わせをも含んでもよい点に留意されたい。この種の組み合わせは、特定の組み合わせが意図されないと述べられない限り、本願明細書において明示的に提案される。さらに、請求項が独立請求項に直接従属しない場合であっても、この請求項の特徴は、任意の他の独立請求項にも含まれることを意図する。

Claims (29)

  1. 光検出と測距のための装置(100)であって、前記装置(100)は、
    回転軸(120)の周りで振動するように構成される反射面(110)と、
    各々がそれぞれの光ビームを、光学系(140)を介して前記反射面(110)上に制御可能に放射するように構成される複数の光源(130)と、
    前記複数の光源(130)の放射時間を制御するように構成されるコントローラ(150)と、
    を備え、
    前記反射面(110)は、第1の測定のためにビーム方向の第1のシーケンスに従って、かつ、次の第2の測定のためにビーム方向の第2のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に放射する、
    装置(100)。
  2. 前記コントローラ(150)は、前記複数の光源(130)の放射時間を制御するようにさらに構成され、
    前記反射面(110)は、前記第1の測定の間、ビーム方向の前記第1のシーケンスに従って、前記複数の光ビームを環境に繰り返し放射する、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記コントローラ(150)は、前記複数の光源(130)が、それらのそれぞれの光ビームを前記反射面(110)上に順次に放射するように制御するようにさらに構成される、
    請求項1または2に記載の装置。
  4. ビーム方向の前記第1のシーケンスは、複数の所定のビーム方向の第1のサブセットおよび第2のサブセットのシーケンスを備え、
    前記第1のサブセットの前記ビーム方向は、第1の空間軸に沿って互いに隣接し、第2の空間軸に沿って、互いから、前記複数の所定のビーム方向の第1の数のセットの中間のビーム方向によってオフセットされ、
    前記第2のサブセットの前記ビーム方向は、前記第2の空間軸に沿って、前記第1のサブセットの前記ビーム方向から、前記複数の所定のビーム方向の第2の数の中間のビーム方向によってオフセットされる、
    請求項3に記載の装置。
  5. 前記第1の数および/または前記第2の数の少なくとも1つは、1より大きい、
    請求項4に記載の装置。
  6. ビーム方向の前記第1のシーケンスは、前記複数の所定のビーム方向の第3のサブセットのシーケンスをさらに備え、
    前記第3のサブセットの前記ビーム方向は、前記第2の空間軸に沿って、前記第2のサブセットの前記ビーム方向から、前記複数の所定のビーム方向の第3の数の中間のビーム方向によってオフセットされ、
    前記第3の数は、前記第2の数の60%と140%との間にある、
    請求項4または5に記載の装置。
  7. 前記第1のシーケンスは、複数の所定のビーム方向のサブセットを複数回備え、
    前記コントローラは、前記複数の光源の放射時間を制御するようにさらに構成され、前記複数の所定のビーム方向の前記サブセットに関連した前記複数の光源の放射シーケンスは、変化する、
    請求項3に記載の装置。
  8. 前記コントローラ(150)は、
    前記反射面が前記回転軸の周りで第1の回転方向に沿って回転する間、前記複数の光源(130)が、前記第1のシーケンスの第1の部分に関連したそれぞれの光ビームを放射するように制御し、
    前記反射面が前記回転軸の周りで反対の第2の回転方向に沿って回転する間、前記複数の光源(130)が、前記第1のシーケンスの第2の部分に関連したそれらのそれぞれの光ビームを放射するように制御する、
    ようにさらに構成される、
    請求項3から7のいずれかに記載の装置。
  9. 前記コントローラ(150)は、前記複数の光源(130)の少なくとも2つが、それらのそれぞれの光ビームを前記反射面(110)上に同時に放射するように制御するようにさらに構成される、
    請求項1または2に記載の装置。
  10. ビーム方向の前記第1のシーケンスは、複数の所定のビーム方向の第1のサブセットのシーケンスを備え、
    前記第1のサブセットの各々の前記ビーム方向は、第1の空間軸に沿って互いに隣接し、第2の空間軸に沿って、前記第1のサブセットの前の1つの前記ビーム方向から、前記複数の所定のビーム方向のゼロ以外の第1の数のセットの中間のビーム方向の1つによってオフセットされる、
    請求項9に記載の装置。
  11. ビーム方向の前記第1のシーケンスは、前記複数の所定のビーム方向の第2のサブセットのシーケンスをさらに備え、
    前記第2のサブセットの各々の前記ビーム方向は、前記第1の空間軸に沿って互いに隣接し、前記第2の空間軸に沿って、前記第2のサブセットの前の1つの前記ビーム方向から、前記複数の所定のビーム方向のゼロ以外の第2の数のセットの中間のビーム方向の1つによってオフセットされる、
    請求項10に記載の装置。
  12. 前記第1の数は、前記第2の数に等しく、
    前記第2のサブセットの1つの前記ビーム方向は、前記第2の空間軸に沿って、前記第1のサブセットの1つの前記ビーム方向に直接隣接している、
    請求項11に記載の装置。
  13. 前記第1の数は、前記第2の数に等しく、
    前記第2のサブセットの1つの前記ビーム方向は、前記第2の空間軸に沿って、前記第1のサブセットの1つの前記ビーム方向から、前記複数の所定のビーム方向の第3の数の中間のビーム方向によってオフセットされ、
    前記第3の数は、前記第1の数の1つの20%と80%との間にある、
    請求項11に記載の装置。
  14. 前記第1の数は、前記第2の数に等しく、
    前記第2のサブセットの1つの前記ビーム方向は、前記第1のサブセットの1つの前記ビーム方向に等しい、
    請求項11に記載の装置。
  15. 前記コントローラ(150)は、
    前記反射面(110)が前記回転軸(120)の周りで第1の回転方向に沿って回転する間、前記複数の光源(130)が、前記第1のサブセットに関連したそれぞれの光ビームを放射するように制御し、
    前記反射面(110)が前記回転軸(120)の周りで反対の第2の回転方向に沿って回転する間、前記複数の光源(130)が、前記第2のサブセットに関連したそれらのそれぞれの光ビームを放射するように制御する、
    ようにさらに構成される、
    請求項11から14のいずれかに記載の装置。
  16. 前記複数の所定のビーム方向は、前記第1の空間軸に沿って、かつ、前記第2の空間軸に沿って、均一に分布する、
    請求項4から8、10から15のいずれかに記載の装置。
  17. 前記複数の光ビームの少なくとも1つは、そのビーム方向に垂直な面において矩形の断面を有する、
    請求項1から16のいずれかに記載の装置。
  18. 前記複数の光ビームの前記矩形の断面は、同一線上にある、
    請求項17に記載の装置。
  19. 前記複数の光ビームは、レーザービームである、
    請求項1から18のいずれかに記載の装置。
  20. ビーム方向の前記第2のシーケンスの前記ビーム方向は、ビーム方向の前記第1のシーケンスの前記ビーム方向と異なる、
    請求項1から19のいずれかに記載の装置。
  21. ビーム方向の前記第2のシーケンスの前記ビーム方向は、空間軸に沿って、ビーム方向の前記第1のシーケンスの前記ビーム方向からオフセットされる、
    請求項1から20のいずれかに記載の装置。
  22. 環境内の物体からの前記複数の光ビームの少なくとも1つの反射を受信するように構成される光検出器(160)と、
    前記複数の光ビームの前記1つの放射時間および前記反射の受信時間に基づいて、前記物体までの距離を決定するように構成されるプロセッサ(180)と、
    をさらに備える、
    請求項1から21のいずれかに記載の装置。
  23. 前記光検出器(160)は、少なくとも1つの行に配置される複数の受光素子を備え、
    前記複数の受光素子の各々は、環境内の前記物体からの前記複数の光ビームの前記少なくとも1つの前記反射を受信するように構成される、
    請求項22に記載の装置。
  24. 光検出と測距のための方法(900)であって、
    回転軸の周りで振動するように構成される反射面を用いており、かつ、各々がそれぞれの光ビームを、光学系を介して前記反射面上に制御可能に放射するように構成される複数の光源を用いており、
    前記方法は、前記複数の光源の放射時間を制御するステップ(902)を含み、
    前記反射面は、第1の測定のためにビーム方向の第1のシーケンスに従って、かつ、次の第2の測定のためにビーム方向の異なる第2のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に放射する、
    方法(900)。
  25. 前記複数の光ビームの1つの放射時間および環境内の物体からの前記複数の光ビームの前記1つの反射の受信時間に基づいて、前記物体までの距離を決定するステップ(904)をさらに含む、
    請求項24に記載の方法。
  26. 光検出と測距のための装置であって、
    前記装置は、照明回路を備え、
    前記照明回路は、
    第1の測定のためにビーム方向の第1のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に繰り返し放射し、
    次の第2の測定のためにビーム方向の第2のシーケンスに従って、複数の光ビームを放射する、
    ように構成される、
    装置。
  27. 光検出と測距のための装置(1000)であって、前記装置(1000)は、
    回転軸(1020)の周りで振動するように構成される反射面(1010)と、
    光ビームを、光学系(1040)を介して前記反射面(1010)上に制御可能に放射するように構成される光源(1030)と、
    前記光源(1030)の放射時間を制御するように構成されるコントローラ(1050)と、
    を備え、
    前記反射面(1010)は、第1の測定のためにビーム方向の第1のシーケンスに従って、かつ、次の第2の測定のためにビーム方向の第2のシーケンスに従って、複数の光ビームを環境に放射し、
    前記第1のシーケンスの前記ビーム方向は、第1の角度のセットの1つによって、互いから角度がオフセットされ、
    前記第2のシーケンスの前記ビーム方向は、第2の角度のセットの1つによって、互いから角度がオフセットされ、
    前記第1のシーケンスおよび前記第2のシーケンスの前記ビーム方向は、複数の所定のビーム方向から選択され、
    前記第2のシーケンスの前記ビーム方向は、前記第1のシーケンスの前記ビーム方向から、前記複数の所定のビーム方向の複数の中間のビーム方向によってオフセットされる、
    装置(1000)。
  28. 前記コントローラ(1050)は、前記光源(1030)の放射時間を制御するようにさらに構成され、
    前記反射面(1010)は、前記第1の測定の間、ビーム方向の前記第1のシーケンスに従って、前記複数の光ビームを環境に繰り返し放射する、
    請求項27に記載の装置。
  29. 前記コントローラ(1050)は、
    前記反射面(1010)が前記回転軸(1020)の周りで第1の回転方向に沿って回転する間、前記光源(1030)が、前記第1のシーケンスの第1の部分に関連した光ビームを放射するように制御し、
    前記反射面(1010)が前記回転軸(1020)の周りで反対の第2の回転方向に沿って回転する間、前記光源(1030)が、前記第1のシーケンスの第2の部分に関連した光ビームを放射するように制御する、
    ようにさらに構成される、
    請求項27または28に記載の装置。
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