JP2019066360A - プロシアニジン類の分析方法及び分析システム - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間でプロシアニジン類を容易に分析できるプロシアニジン類の分析方法を提供する。【解決手段】プロシアニジン類の分析方法は、プロシアニジン類を含む試料を、順相高速液体クロマトグラフィーを用いて分離し、検出する分析工程を備え、前記分析工程において、前記プロシアニジン類を含む試料を、固定相が充填された液体クロマトグラフィーカラム中に導入し、極性非プロトン溶媒から実質的になる移動相A液及び極性プロトン溶媒から実質的になる移動相B液を含む2成分移動相を用いて、段階溶出法で、前記プロシアニジン類を分離し、検出する。【選択図】なし

Description

本発明は、プロシアニジン類の分析方法及び分析システムに関する。
プロシアニジン類は、ポリフェノール類の一種であり、カテキン類が重合した複合体である。また、プロシアニジン類は、リンゴやブドウ等の果実、香辛料、穀類、茶類、カカオ等、広く食物に含まれている。近年、プロシアニジン類について、強い抗酸化作用、脂肪蓄積抑制効果、肥満予防効果、中性脂肪吸収抑制効果、発癌抑制効果、末梢循環改善作用、血液流動性改善作用及び血小板凝集抑制効果等の様々な効果が報告されている。上記のとおり、プロシアニジン類は、広く食物に含まれていることから、プロシアニジン類を含む特定保健用食品や機能性表示食品の開発等が期待されている。
一方、特定保健用食品や機能性表示食品では、機能性関与成分を担保し、食品や商品の品質保証を行うことが重要になっている。これまで、プロシアニジン類の分析には、比色定量法やHPLC法が使用されてきた。近年では、プロシアニジン類を重合度別に分離する順相クロマトグラフィー法による分析が行われている(例えば、非特許文献1参照)。
プロシアニジン類は、カテキン類の結合数、結合位置及び種類によって、多くの異性体が存在し、逆相クロマトグラフィーによる分析では、ピークが重なって溶出されることから定量可能なプロシアニジン類に限界がある(図5参照)。
また、非特許文献1に記載の方法では、プロシアニジン類の各重合度の標準品は市販されていないため、調製する必要がある。さらに、測定時間が1試料に対し75分程度と長い。
特定保健用食品や機能性表示食品では、機能性関与成分を担保するために、数多くの試料を分析することが必要である。そのため、短時間でプロシアニジン類を容易に分析できる分析方法が求められていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、短時間でプロシアニジン類を容易に分析できるプロシアニジン類の分析方法及び分析システムを提供する。
すなわち、本発明は、以下の態様を含む。
本発明の第1態様に係るプロシアニジン類の分析方法は、プロシアニジン類を含む試料を、順相高速液体クロマトグラフィーを用いて分離し、検出する分析工程を備える方法であり、前記分析工程において、前記プロシアニジン類を含む試料を、固定相が充填された液体クロマトグラフィーカラム中に導入し、極性非プロトン溶媒から実質的になる移動相A液及び極性プロトン溶媒から実質的になる移動相B液を含む2成分移動相を用いて、段階溶出法で、前記プロシアニジン類を分離し、検出する。
前記分析工程において、分析開始から1分間以上2分間以下、前記移動相B液の濃度が前記移動相A液及び前記移動相B液の合計容量に対して5容量%以上9容量%以下となるようにカラムに通過させてもよい。
上記第1態様に係るプロシアニジン類の分析方法において、前記極性非プロトン溶媒が、アセトニトリル、アセトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルtert−ブチルエーテル、ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、酢酸メチル、酢酸エチル及びニトロメタンからなる群より選択される1種以上であってもよく、前記極性プロトン性溶媒が、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びイソブタノールからなる群より選択される1種以上であってもよい。
上記第1態様に係るプロシアニジン類の分析方法において、前記固定相がジオール相であってもよい。
本発明の第2態様に係るプロシアニジン類の分析システムは、固定相が充填された順相カラムを有する高速液体クロマトグラフと、極性非プロトン溶媒から実質的になる移動相A液と、極性プロトン溶媒から実質的になる移動相B液と、前記順相カラムに送液される前記移動相A液と前記移動相B液との容量比を制御する制御部と、を備える。
前記制御部において、分析開始から1分間以上2分間以下、前記移動相B液の濃度が前記移動相A液及び前記移動相B液の合計容量に対して5容量%以上9容量%以下となるように制御してもよい。
上記第2態様に係るプロシアニジン類の分析システムにおいて、前記極性非プロトン溶媒が、アセトニトリル、アセトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルtert−ブチルエーテル、ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、酢酸メチル、酢酸エチル及びニトロメタンからなる群より選択される1種以上であってもよく、前記極性プロトン性溶媒が、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びイソブタノールからなる群より選択される1種以上であってもよい。
上記第2態様に係るプロシアニジン類の分析システムにおいて、前記固定相がジオール相であってもよい。
上記態様のプロシアニジン類の分析方法及び分析システムによれば、短時間でプロシアニジン類を容易に分析することができる。
本実施形態のプロシアニジン類の分析システムの一例を示す概略構成図である。 実施例1におけるリンゴ抽出液を、本実施形態のプロシアニジン類の分析方法を用いて分析した結果を示すクロマトグラムである。 比較例1におけるリンゴ抽出液を、従来の順相高速液体クロマトグラフィー法を用いて分析した結果を示すクロマトグラムである。 実施例2における本実施形態のプロシアニジン類の分析方法を用いて、プロシアニジンの単量体、2量体、3量体、4量体、5量体、6量体及び7量体、並びに、リンゴ抽出液を分析した結果を示すクロマトグラムである。 リンゴ抽出液を逆相クロマトグラフィー法を用いて分析した結果を示すクロマトグラムである。
≪プロシアニジン類の分析方法≫
本発明の一実施形態に係るプロシアニジン類の分析方法は、プロシアニジン類を含む試料を、順相高速液体クロマトグラフィーを用いて分離し、検出する分析工程を備える方法である。また、前記分析工程において、前記プロシアニジン類を含む試料を、固定相が充填された液体クロマトグラフィーカラム中に導入する。次いで、極性非プロトン溶媒から実質的になる移動相A液及び極性プロトン溶媒から実質的になる移動相B液を含む2成分移動相を用いて、段階溶出法で、前記プロシアニジン類を分離し、検出する。
本実施形態のプロシアニジン類の分析方法によれば、従来では1試料あたりの分析時間が60分間程度かかっていたの対し、10分間程度の短時間でプロシアニジン類を容易に分析することができる。
また、特定保健用食品や機能性表示食品では、機能性関与成分を担保するために、プロシアニジン類の各重合度の含有濃度を定量する必要はなく、2量体以上の重合体の合計濃度を容易に定量する方法が求められている。本実施形態のプロシアニジン類の分析方法では、液体クロマトグラフィーによるプロシアニジン類の分析結果であるクロマトグラムにおいて、2量体以上の重合体の同じピークに現れる。そのため、試料中の2量体以上の重合体の合計濃度を容易に算出することができる。
[分析工程]
分析工程において、まず、プロシアニジン類を含む試料を、固定相が充填された液体クロマトグラフィーカラム中に導入する。
プロシアニジン類を含む試料としては、特別な限定はなく、例えば、リンゴ、ナシ、モモ、ブドウ、ライチ、ブルーベリー、カシス、アボカド、大麦、グァバ、ホップ、小豆、クルミ、クリ、カカオ、松樹皮、紅茶、緑茶、ワイン等が挙げられ、これらに限定されない。プロシアニジン類を含む試料としては、1種類の植物から由来するものを用いてもよく、複数種の植物から由来するものを組み合わせて用いてもよい。
プロシアニジン類を含む試料を調製する方法としては、例えば、リンゴ由来のプロシアニジン類を含む試料である場合、特開平7−285876号公報(参考文献1)、特開2002−87978号公報(参考文献2)等に記載の方法等が挙げられる。
また、液体クロマトグラフィーカラムに導入される試料中のプロシアニジン類の濃度は、5μg/mL以上500μg/mL以下であることが好ましい。
カラムに充填された固定相としては、極性物質が結合しているものであればよく、例えば、ジオール相、グリセロール相、アミノ相、シアノ相、トリメチルシリル相、ジメチルシリル相、プロピル相、ブチル相、ペンチル相、ヘキシル相、フェニル相、ハロゲン化相、ニトロ相等が挙げられる。
中でも、固定相としては、ジオール相であることが好ましい。ジオール相が充填されたカラムとしては、例えば、Inertial Diol(内径4.6mm×長さ250mm、粒子径5μm)(GL Science社製)、Develosil 100Diol−5(内径4.6mm×長さ250mm)(Nomura Chemical社製)、Develosil 300Diol−5(内径4.6mm×長さ250mm)(Nomura Chemical社製)等が挙げられる。
また、固定相の粒径は、3μm以上10μm以下であることが好ましい。
また、カラムの内径は、1mm以上10mm以下であることが好ましい。カラムの長さは、100mm以上500mm以下であることが好ましい。
次いで、極性非プロトン溶媒から実質的になる移動相A液及び極性プロトン溶媒から実質的になる移動相B液を含む2成分移動相を用いて、段階溶出法で、前記プロシアニジン類を分離し、検出する。
極性非プロトン溶媒としては、例えば、アセトニトリル、アセトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルtert−ブチルエーテル、ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、酢酸メチル、酢酸エチル、ニトロメタン等が挙げられる。これらの溶媒を
1種を用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。中でも、極性非プロトン溶媒としては、アセトニトリルであることが好ましい。
極性プロトン溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール等が挙げられる。これらの溶媒を
1種を用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。中でも、極性非プロトン溶媒としては、メタノールであることが好ましい。
本明細書において、「極性非プロトン溶媒から実質的になる」及び「極性プロトン溶媒から実質的になる」とは、A液中の極性非プロトン溶媒又はB液中の極性プロトン溶媒が100容量%である、又は、極性非プロトン溶媒又は極性プロトン溶媒の移動相としての性質を妨げない程度の任意の鉱酸、有機酸(例えば、酢酸等)及び水からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む状態を意味する。中でも、A液中の極性非プロトン溶媒又はB液中の極性プロトン溶媒が50容量%以上であることが好ましく、90容量%以上であることがより好ましい。また、A液中の極性非プロトン溶媒は98容量%以上のアセトニトリルであることが特に好ましく、B液中の極性プロトン溶媒は95容量%以上のメタノールであることが特に好ましい。
また、段階溶出法のパターンとしては、分析開始から1分間以上2分間以下、移動相B液の濃度が前記移動相A液及び前記移動相B液の合計容量に対して5容量%以上9容量%以下となるようにカラムに通過させることが好ましい。次いで、移動相B液の濃度が前記移動相A液及び前記移動相B液の合計容量に対して90容量%以上98容量%以下となるように、即座にB液の濃度を上昇させてカラムに通過させることが好ましい。これにより、液体クロマトグラフィーによる分析の結果として得られるクロマトグラムにおいて、プロシアニジン類の単量体のピークと、2量体以上の重合体のピークとをより明確に分離することができる。
また、液体クロマトグラフィーを用いて分離されたプロシアニジン類は、蛍光検出器の波長を励起波長230mm及び蛍光波長321mm、又は、励起波長276nm及び蛍光波長316nmに設定することで検出することができる。
また、本実施形態のプロシアニジン類の分析方法を用いて、試料中のプロシアニジン類の2量体以上の重合体の濃度を定量することができる。
定量方法としては、まず、本実施形態のプロシアニジン類の分析方法を用いて、プロシアニジン類を含む試料、及び、既知の濃度のプロシアニジン類の標準液を分析する。次いで、得られたクロマトグラムから、試料中のプロシアニジン類の2量体以上の重合体のピーク、及び、既知の濃度のプロシアニジン類のピークの面積をそれぞれ算出する。次いで、以下の式(A)を用いて、試料中のプロシアニジン類の2量体以上の重合体の濃度を算出することができる。
EX=CSTD/AEX×ASTD ・・・(A)
上記式(A)中の各成分は、以下に示すとおりである。
EX…試料中のプロシアニジン類の濃度[μg/L]
STD…試料のクロマトグラムから算出されたプロシアニジン類のピーク面積
EX…標準液のプロシアニジン類の濃度[μg/L]
STD…標準液のクロマトグラムから算出されたプロシアニジン類のピーク面積
≪プロシアニジン類の分析システム≫
本発明のプロシアニジン類の分析システムは、以下の構成を備える。
固定相が充填された順相カラムを有する高速液体クロマトグラフ;
極性非プロトン溶媒から実質的になる移動相A液;
極性プロトン溶媒から実質的になる移動相B液;
前記順相カラムに送液される前記移動相A液と前記移動相B液との容量比を制御する制御部。
本実施形態のプロシアニジン類の分析システムによれば、従来では1試料あたりの分析時間が60分間程度かかっていたの対し、10分間程度の短時間でプロシアニジン類を容易に分析することができる。
図1は、本実施形態のプロシアニジン類の分析システムの一例を示す概略構成図である。本実施形態のプロシアニジン類の分析システムの各構成について、図1を参照しながら以下に詳細を説明する。
図1に示すプロシアニジン類の分析システム100は、高速液体クロマトグラフ10と制御部20とを備える。高速液体クロマトグラフ10は、移動相A液1が貯蔵された移動相A液貯槽2と、移動相B液3が貯蔵された移動相B液貯槽4と、移動相A液1及び移動相B液3をカラムに送液するためのポンプ5と、サンプル注入装置6と、順相カラム7と、検出器8と、を有する。
移動相A液及び移動相B液としては、上述のプロシアニジン類の分析方法において例示されたものと同様のものが挙げられる。中でも、A液中の極性非プロトン溶媒は98容量%以上のアセトニトリルであることが特に好ましく、B液中の極性プロトン溶媒は95容量%以上のメタノールであることが特に好ましい。
順相カラム7には、固定相が充填されている。固定相としては、上述のプロシアニジン類の分析方法において例示されたものと同様のものが挙げられる。中でも、ジオール相であることが好ましい。ジオール相が充填されたカラムとしては、例えば、Inertial Diol(内径4.6mm×長さ250mm、粒子径5μm)(GL Science社製)、Develosil 100Diol−5(内径4.6mm×長さ250mm)(Nomura Chemical社製)、Develosil 300Diol−5(内径4.6mm×長さ250mm)(Nomura Chemical社製)等が挙げられる。
また、ポンプ5は、制御部20としてのコンピュータに電気的に接続しており、コンピュータ6からの指令に基づいて動作するようになっている。制御部20は、分析開始から1分間以上2分間以下、前記移動相B液の濃度が前記移動相A液及び前記移動相B液の合計容量に対して5容量%以上9容量%以下となるように、ポンプを制御してカラムに移動相を送液することが好ましい。次いで、移動相B液の濃度が前記移動相A液及び前記移動相B液の合計容量に対して90容量%以上98容量%以下となるように、ポンプを制御して、カラムに即座にB液の濃度を上昇させた移動相を送液することが好ましい。これにより、液体クロマトグラフによる分析の結果として得られるクロマトグラムにおいて、プロシアニジン類の単量体のピークと、2量体以上の重合体のピークとをより明確に分離することができる。
また、図示していないが、試料注入装置6も、制御部20としてのコンピュータに電気的に接続しており、コンピュータ6からの指令に基づいて動作するようになっていてもよい。これにより、試料注入のタイミングを制御することができ、試料注入と同時にポンプ5の制御によって段階溶出法による分析を開始することができる。
検出器8は、プロシアニジン類を検出されたためのものである。検出器8としては、蛍光検出器であればよく、例えば、RF−20AXS(株式会社島津製作所製)等が挙げられ、これに限定されない。
また、図示していないが、検出器8も、制御部20としてのコンピュータに電気的に接続しており、コンピュータ6からの指令に基づいて動作するようになっていてもよい。これにより、検出器8からの検出結果が制御部20に伝達されて、コンピュータ画面上にクロマトグラムを作成することができる。さらに、作成されたクロマトグラムを用いて、上記式(A)により、試料中のプロシアニジン類の濃度を自動で算出することができる。
また、高速液体クロマトグラフ10は、図1に示すように廃液瓶9及び記録計11を有してもよい。廃液瓶9は、検出器8においてプロシアニジン類が検出された後の試料を排出するためのものである。また、記録計11は、検出器8において検出されたクロマトグラムを記録するためのものである。
本実施形態のプロシアニジン類の分析システムの使用方法は、以下に示すとおりである。まず、高速液体クロマトグラフ10の移動相A液貯槽2に移動相A液1を、移動相B液貯槽4に移動相B液3を充填する。次いで、コンピュータ6は、キーボードやマウスからの入力(送液速度、送液量、初期での移動相組成及び送液時間の入力)に基づき、ポンプ5を始動させるための指令を発する。次いで、ポンプ5の始動により、移動相を送液してライン中を移動相で置換する。次いで、カラムオーブン温度を30℃以上35℃以下程度に設定し、安定化させる。次いで、検出器8の波長を励起波長230mm及び蛍光波長321mm、又は、励起波長276nm及び蛍光波長316nmに設定し、平衡化する。次いで、コンピュータ6に段階溶出パターン(移動相の組成及び送液時間等)を入力してポンプ5に指令を発し、さらに、試料注入装置6から、プロシアニジン類を含む試料を1μL以上10μL以下程度注入し、試料中のプロシアニジン類の分離及び検出を開始する。具体的には、分析開始から1分間以上2分間以下、前記移動相B液の濃度が前記移動相A液及び前記移動相B液の合計容量に対して5容量%以上9容量%以下となるように、ポンプを制御してカラムに移動相を送液する。次いで、移動相B液の濃度が前記移動相A液及び前記移動相B液の合計容量に対して90容量%以上98容量%以下となるように、ポンプを制御して、カラムに即座にB液の濃度を上昇させた移動相を送液する。これにより、検出器8において、プロシアニジン類の単量体のピークと、2量体以上の重合体のピークとが検出される。この検出結果は記録計11に伝達されて、記録計11を用いて、検出されたプロシアニジン類の単量体のピークと、2量体以上の重合体のピークとをクロマトグラムとして記録することができる。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]段階溶出法を用いた順相高速液体クロマトグラフィーによるプロシアニジン類の分離及び検出
1.試料の調製
試料としてリンゴの抽出液を調製した。まず、凍結乾燥したリンゴをワーリングブレンダーを用いて粉末化した。次いで、粉末を1.0g遠心沈殿管に量り取り、抽出溶媒(アセトン:水:酢酸=70:29.5:0.5)9mLを加えた。次いで、高速攪拌機を用いて10分間撹拌した。次いで、遠心分離(1,500rpm、10℃、15分間)した。次いで、遠心沈殿管を傾けずに垂直に保ったまま、ディスポーザブルスポイトを用いて、沈殿を乱さないように注意しながら、固形部以外の上清をフラスコに移した。次いで、試料残渣が残った遠心沈殿管に抽出溶媒(アセトン:水:酢酸=70:29.5:0.5)8mLを加えて、撹拌、遠心分離及び上清回収の抽出操作を2回繰り返した。次いで、得られた抽出液に抽出溶媒を加えて、25mLに定容した。次いで、転倒混和し、均一な溶液としてリンゴ由来のプロシアニジン類を含む試料を得た。
2.段階溶出法を用いた高速液体クロマトグラフィーによるプロシアニジン類の分離及び検出
次いで、「1.」で得られた試料を使用して、以下に示す測定条件及び段階溶出パターン(表1)にて高速液体クロマトグラフィーを用いて分離及び検出を行った。得られたクロマトグラムを図1に示す。
(測定条件)
高速液体クロマトグラフ:Prominence、株式会社島津製作所製
検出器:蛍光検出器、RF−20AXS、株式会社島津製作所製
カラム:Inertsil WP300 Diol(内径4.6mm×長さ250mm、粒子径5μm)、GL Science社製
カラム温度:35℃
移動相:(A液)アセトニトリル及び酢酸の混合溶液(アセトニトリル:酢酸=98:2)
(B液)メタノール、水及び酢酸の混合溶液(メタノール:水:酢酸=95:3:2)
流速:1.0mL/min
励起波長:230nm
蛍光波長:321nm
注入量:5μL
Figure 2019066360
また、2量体の標準液(プロシアニジンB2標準品、和光純薬工業社製、AB−00016231−005)5μLについても同様に段階溶出法を用いた高速液体クロマトグラフィーによる分離及び検出を行った。以下に示す式(A)を用いて、試料中のプロシアニジン類の濃度(CEX)を算出した。結果は、58.1μg/Lであった。
EX=CSTD/AEX×ASTD ・・・(A)
上記式(A)中の各成分は、以下に示すとおりである。
EX…試料中のプロシアニジン類の濃度[μg/L]
STD…試料のクロマトグラムから算出されたプロシアニジン類のピーク面積
EX…標準液のプロシアニジン類の濃度[μg/L]
STD…標準液のクロマトグラムから算出されたプロシアニジン類のピーク面積
[比較例1]勾配溶出法を用いた順相高速液体クロマトグラフィーによるプロシアニジン類の分離及び検出
1.試料の調製
実施例1の「1.」と同様の方法を用いて、リンゴ由来のプロシアニジン類を含む試料を得た。
2.勾配溶出法を用いた順相高速液体クロマトグラフィーによるプロシアニジン類の分離及び検出
次いで、「1.」で得られた試料を使用して、以下に示す測定条件及び段階溶出パターン(表2)にて高速液体クロマトグラフィーを用いて分離及び検出を行った。得られたクロマトグラムを図2に示す。
(測定条件)
高速液体クロマトグラフ:Prominence、株式会社島津製作所製
検出器:蛍光検出器、RF−20AXS、株式会社島津製作所製
カラム:Inertsil WP300 Diol(内径4.6mm×長さ250mm、粒子径5μm)、GL Science社製
カラム温度:35℃
移動相:(A液)アセトニトリル及び酢酸の混合溶液(アセトニトリル:酢酸=98:2)
(B液)メタノール、水及び酢酸の混合溶液(メタノール:水:酢酸=95:3:2)
流速:1.0mL/min
励起波長:230nm
蛍光波長:321nm
注入量:5μL
Figure 2019066360
[実施例1及び比較例1の考察]
図1から、段階溶出法を用いた順相高速液体クロマトグラフィーでは、単量体のピークが分析開始から5分程度に見られ、2量体以上のプロシアニジン類のピークが8分程度に見られ、10分以内という短時間で分析が終了した。
一方、図2から、勾配溶出法を用いた順相高速液体クロマトグラフィーでは、単量体、2量体〜8量体まで重合度に基づいたピークが見られたが、分析完了まで60分程度と長時間かかった。
以上のことから、本実施形態のプロシアニジン類の分析方法によれば、短時間で容易にプロシアニジン類を分析できることが明らかとなった。また、2量体以上のプロシアニジン類の合計濃度について、本実施形態のプロシアニジン類の分析方法によれば、容易に算出できることが明らかとなった。
[実施例2]順相高速液体クロマトグラフィーにおける段階溶出パターンの検討
1.試料の調製
実施例1の「1.」と同様の方法を用いて、リンゴ由来のプロシアニジン類を含む試料を得た。
2.順相高速液体クロマトグラフィーにおける段階溶出パターンの検討
次いで、「1.」で得られた試料を使用して、上記実施例1に示す測定条件及び表3に示す段階溶出パターンにて高速液体クロマトグラフィーを用いて分離及び検出を行った。結果を表3に示す。
Figure 2019066360
表3から、開始から1分間以上1.5分間以下に、移動相B液の濃度が移動相A液及び移動相B液の合計容量に対して、7容量%程度となるように溶媒組成を調整することで、単量体と2量体以上の重合体とのピークを分離できることが明らかとなった。
[実施例3]
1.試料の調製
実施例1の「1.」と同様の方法を用いて、リンゴ由来のプロシアニジン類を含む試料を得た。また、プロシアニジン類の単量体、2量体、3量体、4量体、5量体、6量体及び7量体について市販品又は化学合成品を準備し、抽出溶媒に溶解した。
2.段階溶出法を用いた高速液体クロマトグラフィーによるプロシアニジン類の分離及び検出
次いで、「1.」で得られた試料を使用して、上記実施例1に示す測定条件及び上記表1に示す段階溶出パターンにて高速液体クロマトグラフィーを用いて分離及び検出を行った。得られたクロマトグラムを図4に示す。なお、図4において、A:単量体、B:2量体、C:3量体、D:4量体、E:5量体、F:6量体、G:7量体、及び、H:リンゴ由来のプロシアニジン類を含む試料の結果である。
図4から、2量体以上の重合体について、同じ位置にピークが出現することが確かめられた。
本実施形態のプロシアニジン類の分析方法及び分析システムによれば、短時間でプロシアニジン類を容易に分析することができる。
1…移動相A液、2…移動相A液貯槽、3…移動相B液、4…移動相B液貯槽、5…ポンプ、6…サンプル注入装置、7…順相カラム、8…検出器、9…廃液瓶、10…高速液体クロマトグラフ、11…記録計、20…制御部(コンピュータ)、100…プロシアニジン類の分析システム。
すなわち、本発明は、以下の態様を含む。
本発明の第1態様に係るプロシアニジン類の分析方法は、プロシアニジン類を含む試料を、順相高速液体クロマトグラフィーを用いて分離し、検出する分析工程を備える方法であり、前記分析工程において、前記プロシアニジン類を含む試料を、固定相が充填された液体クロマトグラフィーカラム中に導入し、極性非プロトン溶媒から実質的になる移動相A液及び極性プロトン溶媒から実質的になる移動相B液を含む2成分移動相を用いて、段階溶出法で、前記プロシアニジン類を分離し、検出しており、分析開始から1分間以上2分間以下、前記移動相B液の濃度が前記移動相A液及び前記移動相B液の合計容量に対して5容量%以上9容量%以下となるように前記2成分移動相をカラムに通過させる
本発明の第2態様に係るプロシアニジン類の分析システムは、固定相が充填された順相カラムを有する高速液体クロマトグラフと、極性非プロトン溶媒から実質的になる移動相A液と、極性プロトン溶媒から実質的になる移動相B液と、前記順相カラムに送液される前記移動相A液と前記移動相B液との容量比を制御する制御部と、を備え、前記制御部において、分析開始から1分間以上2分間以下、前記移動相B液の濃度が前記移動相A液及び前記移動相B液の合計容量に対して5容量%以上9容量%以下となるように制御する。
上記第1態様に係るプロシアニジン類の分析方法において、前記極性非プロトン溶媒が、アセトニトリル、アセトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルtert−ブチルエーテル、ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、酢酸メチル、酢酸エチル及びニトロメタンからなる群より選択される1種以上であってもよく、前記極性プロトン媒が、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びイソブタノールからなる群より選択される1種以上であってもよい。
上記第2態様に係るプロシアニジン類の分析システムにおいて、前記極性非プロトン溶媒が、アセトニトリル、アセトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルtert−ブチルエーテル、ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、酢酸メチル、酢酸エチル及びニトロメタンからなる群より選択される1種以上であってもよく、前記極性プロトン媒が、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びイソブタノールからなる群より選択される1種以上であってもよい。

Claims (8)

  1. プロシアニジン類を含む試料を、順相高速液体クロマトグラフィーを用いて分離し、検出する分析工程を備え、
    前記分析工程において、前記プロシアニジン類を含む試料を、固定相が充填された液体クロマトグラフィーカラム中に導入し、極性非プロトン溶媒から実質的になる移動相A液及び極性プロトン溶媒から実質的になる移動相B液を含む2成分移動相を用いて、段階溶出法で、前記プロシアニジン類を分離し、検出するプロシアニジン類の分析方法。
  2. 前記分析工程において、分析開始から1分間以上2分間以下、前記移動相B液の濃度が前記移動相A液及び前記移動相B液の合計容量に対して5容量%以上9容量%以下となるようにカラムに通過させる請求項1に記載のプロシアニジン類の分析方法。
  3. 前記極性非プロトン溶媒が、アセトニトリル、アセトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルtert−ブチルエーテル、ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、酢酸メチル、酢酸エチル及びニトロメタンからなる群より選択される1種以上であり、
    前記極性プロトン性溶媒が、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びイソブタノールからなる群より選択される1種以上である請求項1又は2に記載のプロシアニジン類の分析方法。
  4. 前記固定相がジオール相である請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロシアニジン類の分析方法。
  5. 固定相が充填された順相カラムを有する高速液体クロマトグラフと、
    極性非プロトン溶媒から実質的になる移動相A液と、
    極性プロトン溶媒から実質的になる移動相B液と、
    前記順相カラムに送液される前記移動相A液と前記移動相B液との容量比を制御する制御部と、
    を備えるプロシアニジン類の分析システム。
  6. 前記制御部において、分析開始から1分間以上2分間以下、前記移動相B液の濃度が前記移動相A液及び前記移動相B液の合計容量に対して5容量%以上9容量%以下となるように制御する請求項5に記載のプロシアニジン類の分析システム。
  7. 前記極性非プロトン溶媒が、アセトニトリル、アセトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルtert−ブチルエーテル、ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、酢酸メチル、酢酸エチル及びニトロメタンからなる群より選択される1種以上であり、
    前記極性プロトン性溶媒が、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びイソブタノールからなる群より選択される1種以上である請求項5又は6に記載のプロシアニジン類の分析システム。
  8. 前記固定相がジオール相である請求項5〜7のいずれか一項に記載のプロシアニジン類の分析システム。
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