JP2019065983A - ディファレンシャル装置 - Google Patents

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JP2019065983A JP2017192961A JP2017192961A JP2019065983A JP 2019065983 A JP2019065983 A JP 2019065983A JP 2017192961 A JP2017192961 A JP 2017192961A JP 2017192961 A JP2017192961 A JP 2017192961A JP 2019065983 A JP2019065983 A JP 2019065983A
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裕太 森川
Yuta Morikawa
裕太 森川
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Abstract

【課題】ボルト本数及び部品の種類を削減することができるディファレンシャル装置を提供すること。【解決手段】ディファレンシャル装置において、リングギヤを合わせ面に有する分割式のデフケースを備え、リングギヤは、やまば歯車であり、デフケースは、ピニオンギヤの軸線に対して左右対称の2つのケース部材が結合されることによって形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ディファレンシャル装置に関する。
特許文献1には、デフケースにリングギヤをボルトで固定し、ピニオンシャフトを保持ピンで固定したディファレンシャル装置が開示されている。このディファレンシャル装置では、リングギヤがはすば歯車によって構成されている。
特開2017−125582号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたような、はすば歯車によって構成されたリングギヤを有するディファレンシャル装置では、動力伝達時にデフケースとリングギヤとを引きはがす方向にスラスト力が発生する。そのため、デフケースとリングギヤとの固定強度を増すためにボルトの本数が増えてしまう。また、デフケースは、2つの異なる部材から構成されるため、部品の種類が増え、製造コストが増加してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ボルト本数及び部品の種類を削減することができるディファレンシャル装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るディファレンシャル装置は、リングギヤを合わせ面に有する分割式のデフケースを備え、前記リングギヤは、やまば歯車であり、前記デフケースは、ピニオンギヤの軸線に対して左右対称の2つのケース部材が結合されることによって形成されていることを特徴とするものである。
本発明に係るディファレンシャル装置は、リングギヤがやまば歯車であることにより、2つのケース部材に対してデフケースを分割する方向にかかるスラスト力を低減することができ、ボルト本数を削減することができるという効果を奏する。また、デフケースを左右対称とすることによって、デフケースを構成する2つのケース部材に同一部品を用いることができ、部品の種類を削減することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るディファレンシャル装置の概略構成を示した図である。 図2は、デフケースを構成する第1ケース部材及び第2ケース部材の形状を示した図である。 図3は、図2に示した第1ケース部材を矢視Aから見た図である。 図4は、デフリングギヤに作用する力を示した図である。
以下に、本発明を適用したディファレンシャル装置の一実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係るディファレンシャル装置10の概略構成を示した図である。図2は、デフケース11を構成する第1ケース部材111及び第2ケース部材112の形状を示した図である。図3は、図2に示した第1ケース部材111を矢視Aから見た図である。本実施形態に係るディファレンシャル装置10は、例えば、エンジンを主原動力としたトランスアクスルに適用可能であるが、電気自動車などのモーターを主原動力としたトランスアクスルにも適用可能である。
本実施形態に係るディファレンシャル装置10は、デフケース11、ピニオンシャフト12、一対のピニオンギヤ13A,13B、一対のサイドギヤ14A,14B、及び、デフケース11と一体のデフリングギヤ15などによって構成されている。
デフケース11は、不図示のドライブシャフトの軸線C1を中心に回転可能である。また、デフケース11は、ピニオンシャフト12の軸線C2を境界にして左右に2分割されており、第1ケース部材111と第2ケース部材112とによって構成されている。第1ケース部材111と第2ケース部材112とは、左右対称の構造となっている。これにより、第1ケース部材111と第2ケース部材112とに同一部品を用いることができる。よって、ディファレンシャル装置10を構成する部品の種類を削減でき、低コスト化を図ることができる。
第1ケース部材111は、ケース部111aと、図示しないドライブシャフトが嵌め入れられる円筒部111bと、デフリングギヤ15を構成する第1リングギヤ部151とによって形成されている。第2ケース部材112も同様に、ケース部112aと、図示しないドライブシャフトが嵌め入れられる円筒部112bと、デフリングギヤ15を構成する第2リングギヤ部152とによって形成されている。また、デフケース11には、複数のボルト30が入れられる複数のボルト穴20が周方向に等間隔で設けられている。
そして、図2で示した、ケース部111aの第一合わせ面111cと、ケース部112aの第二合わせ面112cとを接触させて、図1に示すように、第1ケース部材111と第2ケース部材112とをボルト締結することによりデフケース11が一体的に構成される。
デフリングギヤ15は、エンジンからの駆動トルクをデフリングギヤ15に伝達するドライブギヤ40(図4参照)と噛み合うものである。また、デフリングギヤ15は、軸線C2を境界にして左右に分割されており、第1ケース部材111及び第2ケース部材112のそれぞれに一体で設けられた第1リングギヤ部151及び第2リングギヤ部152によって構成されている。このように、第1ケース部材111及び第2ケース部材112のそれぞれに、第1リングギヤ部151及び第2リングギヤ部152を一体で設けることによって、ディファレンシャル装置10を構成する部品点数を削減でき、低コスト化を図ることができる。
また、第1ケース部材111及び第2ケース部材112における第1リングギヤ部151及び第2リングギヤ部152のみに、高周波焼き入れを施して硬度を向上させている。これにより、焼き入れによるケース部111a,112aの熱歪の発生や加工性の悪化を抑制することができる。
ピニオンシャフト12は、その両端がデフケース11によって保持されており、デフケース11とともに軸線C1を中心に回転可能である。デフケース11には、一対のシャフト溝16A,16Bが形成されており、それらシャフト溝16A,16Bにピニオンシャフト12の両端が嵌め入れられている。なお、シャフト溝16A,16Bは、それぞれ軸線C2を中心にして第1ケース部材111側と第2ケース部材112側とに分かれている。これにより、シャフト溝16A,16Bにピニオンシャフト12の両端が嵌ることによって、組み付け時に、第1ケース部材111に設けられた第1リングギヤ部151と、第2ケース部材112に設けられた第2リングギヤ部152と、の歯位相を合わせることができる。
ピニオンシャフト12の両端部には、一対のピニオンギヤ13A,13Bが自転可能に嵌め付けられており、ピニオンシャフト12の軸線C2と同一軸線上に位置している。
一対のサイドギヤ14A,14Bは、軸線C1を中心にして、ピニオンシャフト12を隔てて互いに向かい合うようにして配置されている。また、一対のサイドギヤ14A,14Bは、それぞれピニオンギヤ13A,13Bと噛み合わされている。
本実施形態に係るディファレンシャル装置10においては、デフリングギヤ15に動力が伝達されると、その動力が、デフケース11、ピニオンシャフト12、ピニオンギヤ13A,13B、サイドギヤ14A,14Bを介して図示しないドライブシャフトに伝達される。ここで、直進走行中は、ピニオンギヤ13A,13Bが自転することはないが、旋回走行中にあっては、操舵角に応じてピニオンギヤ13A,13Bが自転することにより、左右のサイドギヤ14A,14Bに回転速度差が与えられる。
デフリングギヤ15は、やまば歯車によって構成されている。また、デフリングギヤ15のねじれ角は、図4に示すように、ドライブギヤ40とデフリングギヤ15との間で動力の伝達がなされているときに、接触力Fc1,Fc2の負荷を受けて第1リングギヤ部151の歯と第2リングギヤ部152の歯とに発生するスラスト力Fs1,Fs2が、互いに押し合う方向に調整されている。
本実施形態においては、デフリングギヤ15がやまば歯車であることにより、第1ケース部材111及び第2ケース部材112に対して、デフケース11を分割する方向にかかるスラスト力Fs1,Fs2を低減できる。よって、第1ケース部材111と第2ケース部材112とを締結するためのボルト30の本数を削減することができ、軽量化や低コスト化を図ることができる。
なお、本実施形態においては、第1ケース部材111と第2ケース部材112とをボルト締結しているが、第1ケース部材111と第2ケース部材112とを溶接(レーザー溶接や電子ビーム溶接など)によって接合してもよい。第1ケース部材111と第2ケース部材112とを溶接する構成の場合であっても、デフリングギヤ15がやまば歯車であることにより、デフケース11を分割する方向にかかるスラスト力Fs1,Fs2が低減されるため、溶接箇所を削減でき、低コスト化を図ることができる。
なお、第1ケース部材111と第2ケース部材112との接合方法としては、円筒圧入、スプライン圧入、塑性締結、及び、リベットなどによる機械的締結なども適用可能である。
10 ディファレンシャル装置
11 デフケース
12 ピニオンシャフト
13A,13B ピニオンギヤ
14A,14B サイドギヤ
15 デフリングギヤ
16A,16B シャフト溝
20 ボルト穴
30 ボルト
40 ドライブギヤ
111 第1ケース部材
111a ケース部
111b 円筒部
112 第2ケース部材
112a ケース部
112b 円筒部
151 第1リングギヤ部
152 第2リングギヤ部

Claims (1)

  1. リングギヤを合わせ面に有する分割式のデフケースを備え、
    前記リングギヤは、やまば歯車であり、
    前記デフケースは、ピニオンギヤの軸線に対して左右対称の2つのケース部材が結合されることによって形成されていることを特徴とするディファレンシャル装置。
JP2017192961A 2017-10-02 2017-10-02 ディファレンシャル装置 Pending JP2019065983A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023095821A1 (ja) * 2021-11-24 2023-06-01 株式会社アイシン 車両用駆動装置

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