JP2012219887A - ギア付きシャフト及びギア付きシャフトの製造方法 - Google Patents

ギア付きシャフト及びギア付きシャフトの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】第1ギアに対して第2ギアが軸方向に移動することを防止するナットが不要な構造とすることで、シャフトの長さをより短くし、より効率良く組み付けることができるギア付きシャフト及びギア付きシャフトの製造方法を提供する。
【解決手段】第1ギア円筒部G1Gと第1ギア連結部G1Eとが回転軸方向に配置された第1ギアG1と、第2ギア円筒部G2Gと第2ギア連結部G2Eとが回転軸方向に配置された第2ギアG2と、第1ギア円筒部及び第1ギア連結部と、第2ギア円筒部及び第2ギア連結部と、に嵌め込まれるシャフトSと、第1ギアと第2ギアを挟むようにシャフトの両端部に嵌め込まれてシャフトを回転可能に支持する軸受部材JS1、JS2と、を備えたギア付きシャフト1であって、第1ギアと第2ギアは、第1ギア連結部と第2ギア連結部とが連結された状態でシャフトに嵌め込まれている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転駆動源からの回転動力を、複数のギア等を介して出力軸に伝達するギア付きシャフト及びギア付きシャフトの製造方法に関する。
従来、例えば無段変速機を内部に備えた車両のトランスミッションでは、エンジン(回転駆動源)の回転動力を、出力軸である車軸に、減速用ギアを介して伝達している。
例えば図3に示す従来のトランスミッションの例では、回転駆動源からの回転動力はシャフトSE(入力軸)に取り付けられた入力ギア歯G2Aから第2ギア歯G2Bに伝達され、更に第2ギア歯G2Bと一体となって回転する第1ギア歯G1BからシャフトSD(出力軸)の出力ギア歯G1Aに伝達される。
図3の例では、第1ギア歯G1Bを有する第1ギアはシャフトSSに形成されており、第2ギア歯G2Bを有する第2ギアはシャフトSSの一方端から軸方向に(スプライン嵌合にて)嵌め込まれている。更にシャフトSSの一方端から軸受装置JS1が嵌め込まれた後、シャフトSSの一方端の端部にナットNTが締め付けられ、嵌め込まれた第2ギアと軸受装置JS1が抜けないように固定している。
なお、第1ギア歯G1B及び第2ギア歯G2Bは周知のように傾斜した形状に設定されており、エンジンの側(シャフトSEの側)から車輪の側(シャフトSDの側)に回転動力を伝達する場合は第1ギアと第2ギアが互いに近接する方向の荷重を受けるように設定されている。しかし、エンジンブレーキ利用時等、車輪の側からエンジンの側に回転動力を伝達する状態となった場合は、前記ギア歯の傾斜によって第1ギアと第2ギアが互いに離間する方向の荷重を受けるため、ナットを用いて第2ギアが抜けないように固定する必要がある。
例えば特許文献1に記載された従来技術では、特許文献1の図12において、第2軸心CL2回りに回転する第1中間軸40の右端部に、ギアや軸受装置等の抜けを防止するナットが締め付けられている。
また例えば特許文献2に記載された従来技術では、特許文献2の第2図において、シャフト2aの左端部に、ギアG2〜G5の抜けを防止するナットが締め付けられている。
特開2007−1483号公報 実開昭60−65452号公報
特許文献1及び特許文献2に記載された従来技術では、嵌め込んだギアや軸受装置が抜けないようにするためのナットを必要としているので、ナットを締め付けるためのネジ溝分の長さが必要であり、シャフトの軸方向の長さが長くなる。また、当該ネジ溝の形成作業と、ナットの締め付け作業が必要であり、非常に手間がかかる。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、第1ギアに対して第2ギアが軸方向に移動することを防止するナットが不要な構造とすることで、シャフトの長さをより短くし、より効率良く組み付けることができるギア付きシャフト及びギア付きシャフトの製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るギア付きシャフト及びギア付きシャフトの製造方法は次の手段をとる。
まず、本発明の第1の発明は、所定内径の円筒形状である第1ギア円筒部と第1ギア連結部とが回転軸方向に沿って配置されて当該第1ギア円筒部の外周に第1外径のギア歯を有する第1ギアと、前記所定内径の円筒形状である第2ギア円筒部と第2ギア連結部とが回転軸方向に沿って配置されて当該第2ギア円筒部の外周に第2外径のギア歯を有する第2ギアと、前記第1ギア円筒部及び前記第1ギア連結部と、前記第2ギア円筒部及び前記第2ギア連結部と、に嵌め込まれるシャフトと、前記第1ギア円筒部及び前記第1ギア連結部と、前記第2ギア円筒部及び前記第2ギア連結部と、に嵌め込まれた前記シャフトの両端部に嵌め込まれるとともに前記第1ギアと前記第2ギアを挟むように嵌め込まれて前記シャフトを回転可能に支持する軸受部材と、を備えたギア付きシャフトである。
前記第1ギアと前記第2ギアは、前記第1ギア連結部と前記第2ギア連結部とが連結された状態で前記シャフトに嵌め込まれている。
この第1の発明では、シャフトの両端部にナット取り付け用のネジ溝を形成することなく、第1ギア連結部と第2ギア連結部とが連結された状態でシャフトに嵌め込むことで、シャフトの長さをより短くすることができる。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係るギア付きシャフトであって、前記第1ギア連結部における前記第2ギア連結部に対向する面である第1ギア連結端面と、前記第2ギア連結部における前記第1ギア連結部に対向する面である第2ギア連結端面と、のいずれか一方には回転軸方向に凸状の突起部が形成され、他方には前記突起部と係合する回転軸方向に凹状の係合部が形成されている。
そして、前記突起部と前記係合部の形状は、前記突起部に対して前記係合部を回転軸に直交する方向に相対的に近づけた場合には係合できる形状を有しており、係合状態では前記第1ギアに対して前記第2ギアを回転軸方向に相対的に離間するように力を加えても前記係合部から前記突起部が抜けない形状を有している。
この第2の発明によれば、突起部と係合部は、回転軸に直交する方向から係合が可能な形状であり、且つ係合した場合は回転軸方向に抜けない形状である。
このため、ナットも、ナット用のネジ溝も不要であり、シャフトの長さをより短くすることができる。またナット用のネジ溝の形成も、ナットの締め付けも不要であり、第1ギア(または第2ギア)の突起部と第2ギア(または第1ギア)の係合部を係合させた後にシャフトを挿通して(圧入して)軸受部材を嵌め込むだけでよいので、効率良く組み付けることができる。
次に、本発明の第3の発明は、上記第2の発明に係るギア付きシャフトであって、前記突起部及び前記係合部のそれぞれは、前記第1ギア連結端面を回転軸方向から見た場合、あるいは前記第2ギア連結端面を回転軸方向から見た場合、前記回転軸を挟むように2個所に、前記突起部または前記係合部が形成されている。
この第3の発明によれば、2個所で係合することで組み付けがより強固になると同時に、軸方向を挟むように位置することで、係合部にかかる負荷の偏りを平坦化できるようになる。
次に、本発明の第4の発明は、ギア付きシャフトの製造方法であって、所定内径の円筒形状である第1ギア円筒部と第1ギア連結部とが回転軸方向に沿って配置されて当該第1ギア円筒部の外周に第1外径のギア歯を有する第1ギアと、前記所定内径の円筒形状である第2ギア円筒部と第2ギア連結部とが回転軸方向に沿って配置されて当該第2ギア円筒部の外周に第2外径のギア歯を有する第2ギアと、シャフトと、前記シャフトを回転可能に支持する軸受部材と、を用いた、ギア付きシャフトの製造方法である。
前記第1ギア連結部における前記第2ギア連結部に対向する面である第1ギア連結端面と、前記第2ギア連結部における前記第1ギア連結部に対向する面である第2ギア連結端面と、のいずれか一方には回転軸方向に凸状の突起部が形成され、他方には前記突起部と係合する回転軸方向に凹状の係合部が形成され、前記突起部と前記係合部の形状は、前記突起部に対して前記係合部を回転軸に直交する方向に相対的に近づけた場合には係合できる形状を有しており、係合状態では前記第1ギアに対して前記第2ギアを回転軸方向に相対的に離間するように力を加えても前記係合部から前記突起部が抜けない形状を有している。
そして、前記第1ギアに対して前記第2ギアを回転軸に直交する方向から相対的に近づけて前記突起部に対して回転軸に直交する方向から前記係合部を嵌め込んで前記第1ギアと前記第2ギアを同軸上に配置して前記第1ギアと前記第2ギアとを連結する連結ステップと、前記第1ギアと前記第2ギアに前記シャフトを回転軸方向から嵌め込むシャフト組み付けステップと、前記シャフトの両端部のそれぞれに、軸受部材を回転軸方向から嵌め込む軸受組み付けステップと、を有する。
この第4の発明によれば、ナットを必要とすることなく、効率良く、且つ適切にギア付きシャフトを製造する(組み付ける)ことができる。
第1ギアG1及び第2ギアG2の概略形状を示す斜視図(A)と、第1ギアG1と第2ギアG2を連結した状態を示す図(B)と、突起部G2Kと係合部G1Kの形状の他の例を説明する図(C)である。 第1ギアG1、第2ギアG2、シャフトS、軸受装置JS1、JS2を用いてギア付きシャフト1を製造する(組み付ける)手順を説明する図である。 従来のトランスミッションにおいて、第1ギア歯G1Bを有する第1ギアが形成されたシャフトSS、第2ギア歯G2Bを有する第2ギア、軸受装置JS1、JS2、ナットNTの組み付け状態を説明する図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。図1(A)は、本発明のギア付きシャフト1における第1ギアG1、第2ギアG2の概略形状を示す斜視図である。また図1(B)は第1ギアG1と第2ギアG2を連結した状態を示しており、図1(C)は突起部G2Kと係合部G1Kの形状の他の例を示している。ギア付きシャフト1の全体構成については、図2(D)に、軸方向に沿った断面を示している。
本実施の形態の説明では、ギア付きシャフト1は、第1ギアG1、第2ギアG2、シャフトS、軸受装置JS1、JS2(軸受部材に相当)にて構成されている。
なお、図1の例では第1ギア歯G1B、第2ギア歯G2Bを、回転軸ZSに平行な略図で記載しているが、実際の第1ギア歯G1B、第2ギア歯G2Bは、回転軸ZSに対して所定角度で傾斜している。
●[第1ギアG1の形状と第2ギアG2の形状(図1)]
第1ギアG1は、所定内径の円筒形状である第1ギア円筒部G1Gと第1ギア連結部G1Eとが回転軸方向に沿って配置されており、当該第1ギア円筒部G1Gの外周に第1外径の第1ギア歯G1Bを有している。
第2ギアG2は、所定内径の円筒形状である第2ギア円筒部G2Gと第2ギア連結部G2Eとが回転軸方向に沿って配置されており、当該第2ギア円筒部G2Gの外周に第1外径とは異なる第2外径の第2ギア歯G2Bを有している。
なお本実施の形態の説明では段差のない円柱状のシャフトSを用いた例を示しているので、第1ギア円筒部G1Gの内径と第2ギア円筒部G2Gの内径は同じである。異なる径にて2段等の段差を有するシャフトを用いた場合は、段差に合わせて第1ギア円筒部の内径と第2ギア円筒部の内径のそれぞれを設定する。
図2(A)〜(D)に示すように、第1ギアG1と第2ギアG2は、第1ギア連結部G1Eと第2ギア連結部G2Eとが対向するようにシャフトSに嵌め込まれる。
そして図1(A)に示すように、第1ギア連結部G1Eにおける第2ギア連結部G2Eに対向する面である第1ギア連結端面G1Tには、回転軸ZS方向に凹状となる係合部G1Kが形成されている。
また、第2ギア連結部G2Eにおける第1ギア連結部G1Eに対向する面である第2ギア連結端面G2Tには、回転軸ZS方向に凸状となる突起部G2Kが形成されている。
なお、第1ギア連結端面G1Tに凸状の突起部が形成されて、第2ギア連結端面G2Tに凹状の係合部が形成されていても良い。
突起部G2Kと係合部G1Kの形状は、突起部G2Kに対して係合部G1Kを回転軸ZSに直交する方向に相対的に近づけた場合には係合できる形状を有している。しかし、係合状態の場合(図1(B)参照)では第1ギアG1に対して第2ギアG2を回転軸ZS方向に相対的に離間するように力を加えても係合部G1Kから突起部G2Kが抜けない形状を有している。
例えば図1(A)及び(B)に示すように、突起部G2Kは突出側の底辺が長い台形形状、また係合部G1Kは凹み側の底辺が長い台形形状であっても良いし、図1(C)に示すように突起部G2Kと係合部G1Kが円形形状であっても良い。なお、台形や円形に限定されず、種々の形状(回転軸に直交する方向から係合できる形状であって係合した場合は回転軸方向に抜けない形状)とすることができる。
また、突起部G2Kと係合部G1Kのそれぞれは、第1ギア連結端面G1Tを回転軸ZS方向から見た場合、あるいは第2ギア連結端面G2Tを回転軸ZS方向から見た場合、回転軸ZSを挟むように2個所に、突起部G2Kまたは係合部G1Kが形成されている。
つまり、第2ギア連結端面G2Tを回転軸ZS方向から見た際、例えば回転軸ZSの上側に突起部G2Kの1つが形成されている場合、回転軸ZSの下側にもう1つの突起部G2Kが形成されている。また例えば第1ギア連結端面G1Tを回転軸ZS方向から見た際、回転軸ZSの右側に係合部G1Kの1つが形成されている場合、回転軸ZSの左側にもう1つの係合部G1Kが形成されている。
このように、2個所で係合することで組み付けがより強固になると同時に、軸方向を挟むように位置することで、係合部にかかる負荷の偏りを平坦化できるようになる。
●[ギア付きシャフト1の製造方法(組み付け手順)(図2)]
図2(A)〜(D)は、第1ギアG1、第2ギアG2、シャフトS、軸受装置JS1、JS2を組み付けてギア付きシャフト1を製造する手順の例を説明する図である。
なお図2(A)〜(D)は回転軸ZS方向に沿った断面図を示している。
最初のステップ(連結ステップ)では、図2(A)に示すように、第1ギアG1に対して第2ギアG2を、回転軸ZSに直交する方向から相対的に近づけて、係合部G1Kに対して回転軸ZSに直交する方向から突起部G2Kを嵌め込んで、第1ギアG1と第2ギアG2を同軸上に配置するとともに、第1ギアG1と第2ギアG2を(回転軸ZS方向に抜けないように)連結する。
次のステップ(シャフト組み付けステップ)では、図2(B)に示すように、連結した第1ギアG1と第2ギアG2に、シャフトSを回転軸ZS方向から嵌め込む(圧入する)。
次のステップ(軸受組み付けステップ)では、図2(C)に示すように、第1ギアG1と第2ギアG2に嵌め込んだシャフトSの両端部のそれぞれに、軸受装置JS1と軸受装置JS2のそれぞれを、回転軸ZS方向から嵌め込む(圧入する)。なお、軸受装置JS1、JS2は、ギア付きシャフト1を所定のハウジング(この場合、トランスミッションのハウジング)に対して回転可能に支持する。
図2(D)は、組み付けが終わったギア付きシャフト1の例を示している。図3に示す従来のシャフトSSに対して、軸方向の長さL1(この場合、第2ギアG2の端面からシャフトSの端面までの長さ)が、ナットのネジ溝及びナットが不要な分、短くなっている。
以上、本実施の形態にて説明したギア付きシャフト及びギア付きシャフトの製造方法は、ナットのネジ溝及びナットが不要であり、シャフトSの軸方向の長さをより短くすることができる。また、ナットのネジ溝の形成作業とナットの締め付け作業が不要であり、第1ギアG1と第2ギアG2を連結した後、シャフトSを嵌め込んで、軸受装置JS1、JS2を嵌め込むだけでよいので、組み付け作業が容易であり、且つ作業時間を短縮化することができる。
なお、シャフトSの外周面において第1ギアG1と第2ギアG2との嵌め合い部に、回転軸方向に延びる凹凸形状であるスプラインを形成し、第1ギアG1と第2ギアG2の内周面に、シャフトSのスプラインと噛み合うスプラインを形成してもよい。この場合、第1ギア連結部G1Eと第2ギア連結部G2Eとを連結した際、第1ギアG1の内周面のスプラインと第2ギアG2の内周面のスプラインの位相(凹凸形状)が揃うように構成することで、シャフトSを軸方向から挿入できる。
また、本実施の形態の説明では、第1ギア連結部G1Eと第2ギア連結部G2Eに突起部と係合部を形成して第1ギア連結部G1Eと第2ギア連結部G2Eとを連結する例を説明したが、連結構造はこの構造に限定されるものではなく、種々の構造で連結することができる。例えば、第1ギア連結部G1Eと第2ギア連結部G2Eのそれぞれの円筒面に、おねじ(円筒面の外周面)とめねじ(円筒面の内周面)を形成し、ねじ締めにて連結するように構成してもよい。
本発明のギア付きシャフト及びギア付きシャフトの製造方法は、本実施の形態で説明した外観、構成、構造、形状、製造方法(組み付け方法)等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
本発明のギア付きシャフトは、車両のトランスミッションに限定されず、回転駆動源からの回転動力を出力軸に伝達する種々のギア付きシャフトに適用することができる。
また本実施の形態の説明では、軸受装置JS1、JS2の例として、円錐ころと外輪と内輪とを備えた円錐ころ軸受を記載したが、円錐ころを有する軸受装置に限定されず、円環状の内輪を有する軸受装置であれば良い。
1 ギア付きシャフト
G1 第1ギア
G1B 第1ギア歯
G1E 第1ギア連結部
G1G 第1ギア円筒部
G1K 係合部
G1T 第1ギア端面
G2 第2ギア
G2B 第2ギア歯
G2E 第2ギア連結部
G2G 第2ギア円筒部
G2K 突起部
G2T 第2ギア端面
JS1、JS2 軸受装置
S シャフト
ZS 回転軸

Claims (4)

  1. 所定内径の円筒形状である第1ギア円筒部と第1ギア連結部とが回転軸方向に沿って配置されて当該第1ギア円筒部の外周に第1外径のギア歯を有する第1ギアと、
    前記所定内径の円筒形状である第2ギア円筒部と第2ギア連結部とが回転軸方向に沿って配置されて当該第2ギア円筒部の外周に第2外径のギア歯を有する第2ギアと、
    前記第1ギア円筒部及び前記第1ギア連結部と、前記第2ギア円筒部及び前記第2ギア連結部と、に嵌め込まれるシャフトと、
    前記第1ギア円筒部及び前記第1ギア連結部と、前記第2ギア円筒部及び前記第2ギア連結部と、に嵌め込まれた前記シャフトの両端部に嵌め込まれるとともに前記第1ギアと前記第2ギアを挟むように嵌め込まれて前記シャフトを回転可能に支持する軸受部材と、を備え、
    前記第1ギアと前記第2ギアは、前記第1ギア連結部と前記第2ギア連結部とが連結された状態で前記シャフトに嵌め込まれている、
    ギア付きシャフト。
  2. 請求項1に記載のギア付きシャフトであって、
    前記第1ギア連結部における前記第2ギア連結部に対向する面である第1ギア連結端面と、前記第2ギア連結部における前記第1ギア連結部に対向する面である第2ギア連結端面と、のいずれか一方には回転軸方向に凸状の突起部が形成され、他方には前記突起部と係合する回転軸方向に凹状の係合部が形成されており、
    前記突起部と前記係合部の形状は、前記突起部に対して前記係合部を回転軸に直交する方向に相対的に近づけた場合には係合できる形状を有しており、係合状態では前記第1ギアに対して前記第2ギアを回転軸方向に相対的に離間するように力を加えても前記係合部から前記突起部が抜けない形状を有している、
    ギア付きシャフト。
  3. 請求項2に記載のギア付きシャフトであって、
    前記突起部及び前記係合部のそれぞれは、前記第1ギア連結端面を回転軸方向から見た場合、あるいは前記第2ギア連結端面を回転軸方向から見た場合、前記回転軸を挟むように2個所に、前記突起部または前記係合部が形成されている、
    ギア付きシャフト。
  4. 所定内径の円筒形状である第1ギア円筒部と第1ギア連結部とが回転軸方向に沿って配置されて当該第1ギア円筒部の外周に第1外径のギア歯を有する第1ギアと、
    前記所定内径の円筒形状である第2ギア円筒部と第2ギア連結部とが回転軸方向に沿って配置されて当該第2ギア円筒部の外周に第2外径のギア歯を有する第2ギアと、
    シャフトと、
    前記シャフトを回転可能に支持する軸受部材と、を用い、
    前記第1ギア連結部における前記第2ギア連結部に対向する面である第1ギア連結端面と、前記第2ギア連結部における前記第1ギア連結部に対向する面である第2ギア連結端面と、のいずれか一方には回転軸方向に凸状の突起部が形成され、他方には前記突起部と係合する回転軸方向に凹状の係合部が形成され、前記突起部と前記係合部の形状は、前記突起部に対して前記係合部を回転軸に直交する方向に相対的に近づけた場合には係合できる形状を有しており、係合状態では前記第1ギアに対して前記第2ギアを回転軸方向に相対的に離間するように力を加えても前記係合部から前記突起部が抜けない形状を有しており、
    前記第1ギアに対して前記第2ギアを回転軸に直交する方向から相対的に近づけて前記突起部に対して回転軸に直交する方向から前記係合部を嵌め込んで前記第1ギアと前記第2ギアを同軸上に配置して前記第1ギアと前記第2ギアとを連結する連結ステップと、
    前記第1ギアと前記第2ギアに前記シャフトを回転軸方向から嵌め込むシャフト組み付けステップと、
    前記シャフトの両端部のそれぞれに、軸受部材を回転軸方向から嵌め込む軸受組み付けステップと、を有する、
    ギア付きシャフトの製造方法。

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