JP2019065565A - 建具 - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、前記下枠は、アルミニウムの押出形材によって構成され、前記中空部も下枠の長手方向全長に亘って連続して形成されている。
しかしながら、補強材を外障子の閉鎖位置に合わせて配置した場合に、補強材が配置されていない下枠の領域が火災によって破損し、熱や炎が下枠の中空部に進入し、下枠にダメージを与えるおそれがある。中空部に進入した熱や炎は、中空部内を伝わるため、補強材が配置されている部分の下枠が、熱などで中空部側から損傷する可能性がある。この場合、下枠にネジなどで固定した補強材の固定力が低下し、補強材で外障子の荷重を支持できなくなり、外障子の垂れ下がりが発生し、枠体と外障子との間に隙間が生じて、防火性能も低下するおそれがある。
本発明の目的は、火災時等の熱や炎によって外障子の下方に位置する下枠中空部が内部から損傷することを抑制でき、防火性能を安定して発揮できる建具を提供することにある。
本発明では、第一加熱発泡材に加えて第二加熱発泡材が設けられ、中空部内において見付け片部よりも室内側の空間の各端部開口を塞ぐため、第二空間からの火炎の進入を防止するだけでなく、下枠と縦枠との隙間から第一空間に火炎が進入することも防止できる。従って、火災時等の熱による下枠の損傷をさらに抑制でき、補強材の保持力低下を防止できるため、建具における防火性能を安定して発揮できる。
第一加熱発泡材は、下枠の中空部に直接取り付けてもよいが、下枠中空部の長手方向の中間位置に配置しなければならないため、正確な位置に配置することが難しい。これに対し、第一加熱発泡材を補強材に取り付けていれば、補強材の長さ寸法および下枠中空部での取付位置を設定することで、第一加熱発泡材を適切な位置に容易に配置できる。
なお、第二加熱発泡材を設ける場合も、下枠の中空部に直接取り付けてもよいが、補強材に取り付けることが好ましい。
本発明では、第一加熱発泡材を、外障子の召合せ框よりも第二空間側に容易に配置できる。召合せ框の下方に配置した場合、召合せ框と下枠との隙間を塞ぐ加熱発泡材の断熱効果によって、中空部内の第一加熱発泡材が発泡温度まで上昇するタイミングが遅くなる可能性がある。これに対し、召合せ框よりも第二空間側に第一加熱発泡材を配置すれば、火災時の熱が第一加熱発泡材に伝わりやすくなり、比較的早いタイミングで発泡させることができ、第二空間から第一空間への火炎の進入を確実に防止できる。
本発明では、補強材の見込み片部を下枠の上面部に固定ネジやリベットなどの締結部材で固定しているので、外障子から下枠の上面部に加わる荷重を、補強材で確実に支持することができる。さらに、補強材の見込み片部は、第一加熱発泡材や第二加熱発泡材によって、火炎の進入が防止された見付け片部よりも室内側に配置されているので、見込み片部と上面部との締結部分が熱で損傷することも防止できる。このため、締結部材による補強材の固定力が低下することを防止でき、補強材で外障子の荷重を確実に支持できるため、外障子の垂れ下がりを防止でき、建具における防火性能を安定して発揮できる。
本発明では、加熱発泡材の発泡により補強材に形成された排水部を閉塞し、排水経路を遮断できるため、第一空間を排水経路として利用する場合も、排水経路を通じて火炎が第一空間に進入することも防止できる。なお、排水部を閉塞する加熱発泡材は、第二加熱発泡材で兼用してもよいし、第二加熱発泡材とは別体の加熱発泡材で構成してもよい。
図1〜3において、本実施形態に係る建具である引違い窓1は、建具の枠体である窓枠2と、窓枠2内をスライド移動可能に設けられた外障子3、内障子4とを備えている。
窓枠2は、建物の開口部に配置されて建物の躯体に固定されている。窓枠2は、上枠21、下枠22および左右の縦枠24,25を備えて構成される。上枠21、下枠22および左右の縦枠24,25は、アルミ製の押出形材によって構成されている。
外障子3は、上框31、下框32、戸先框33、召合せ框34を枠組みした障子枠と、障子枠内に組み込まれた複層ガラス35とを備えて構成されている。
内障子4は、上框41、下框42、戸先框43、召合せ框44を枠組みした障子枠と、障子枠内に組み込まれた複層ガラス45とを備えて構成されている。
本実施形態では、縦枠24は、内障子4の戸先框43に対向して設けられ、縦枠25は、外障子3の戸先框33に対向して設けられている。
外障子3、内障子4の各框は、召合せ框34を除き、アルミ製の押出形材からなる室外部材と、合成樹脂製の押出形材とを組み合わせたアルミ樹脂複合框で構成されている。
複層ガラス35,45は、室外側は網入りガラス等の防火ガラスで構成され、室内側はLOW−Eガラス等で構成されている。
窓枠2(上枠21、下枠22、縦枠24、25)および外障子3、内障子4の見込み方向は、Z軸方向つまり引違い窓1の室内外方向(奥行き方向)である。また、上枠21、下枠22、上框31、41、下框32、42の見付け方向は、Y軸方向つまり上下方向であり、縦枠24、25、戸先框33、43、召合せ框34、44の見付け方向は、X軸方向つまり外障子3、内障子4の移動方向(左右方向)である。
外障子3の上面部221の下面には、図1,4に示すように、後述する補強材5に接触する突出部としてのビスホール221Aが設けられている。
なお、上面部221、外レール227および内レール228には係止突部が形成されており、この係止突部は樹脂製カバー材26を係止している。また、内レール228よりも室内側に位置する上面部221の部分には、先端で躯体に当接する垂下部が形成されている。
下面部222は、下枠22の見込み方向に延びて形成されている。下面部222は、上面部221に対し上下方向に間隔を隔てて配置されている。この下面部222は、建物の躯体により下方から支持されている。
なお、下枠排水孔230には、室外側からの水の吹き込みを防止する合成樹脂製の吹き込み防止部材27が装着されている。
取付け部225は、下面部222と室内側面部224との連接部分から下方に延びて形成されており、ビスを介して建物の躯体に取り付けられている。
補強材5は、外障子3の左右方向寸法(X軸方向の寸法)よりも大きい寸法で左右方向(下枠22の長手方向)に延びて形成され、引違い窓1の閉鎖状態における外障子3の下方位置に配置されている。すなわち、中空部226を、外障子3の下方領域である第一空間226Aと、第一空間226Aに対して下枠22の長手方向に連続する第二空間226Bとに二分した場合に、補強材5は第一空間226Aの全長にわたって配置され、補強材5の第一端部5Aは第二空間226Bまで延長されている。
補強材5は、アルミニウム製の押出形材等で形成され、見付け片部51、見込み片部52および取付け片部53を備えて構成されている。見付け片部51の上部には見込み片部52の室外側端部が連接しており、見付け片部51の下部には取付け片部53の室外側端部が連接している。つまり、見付け片部51、見込み片部52および取付け片部53は一体形成されている。
見付け片部51には、中空部226に浸入した雨水を排水する排水孔511が形成されている。この排水孔511は、例えば、見付け片部51の左右の端部近傍等に形成され、排水孔511の数や配置箇所は、引違い窓1のサイズなどに応じて設定される。図1は、補強材5の縦枠25側の第二端部5B側の断面図であるため、排水孔511も図示されているが、図4は召合せ框34側の断面図であるため、排水孔511等は図示されていない。なお、排水孔511と、前記水抜き孔229とは、下枠22の長手方向(左右方向)の位置が異なるように形成することが好ましい。
見込み片部52は、上面部221に締結部材である固定ネジ525で固定されている。固定ネジ525は、補強材5の長手方向に沿って複数本設けられ、補強材5は見込み片部52が上面部221に当接した状態で固定されている。なお、締結部材としてはリベットでもよい。
取付け片部53は、見込み片部52に上下方向に向かい合って配置されている。また、取付け片部53の室外側端部は、見付け片部51の下端よりも僅かに上側の位置に設けられており、見付け片部51の下端は取付け片部53から下方に突出した突条部513とされている。また、取付け片部53の見込み方向の略中間位置には、前記突条部513と同様に下方に突出した突条部533が、補強材5の長手方向(下枠22の長手方向)に沿って連続して形成されている。
補強材5は、見付け片部51の見付け方向寸法と見込み片部52の見込み方向寸法とが、下枠22の中空部226の上下方向および室内外方向の各間隔寸法よりも短く設定されているので、中空部226への挿入作業を容易に行える。
さらに、補強材5の底面は、突条部513、533が突出しているため、下面部222に接触する面積が小さくなり、摩擦抵抗も小さくなるため、補強材5を中空部226にスムーズに挿入できる。
補強材5の位置決めは、見付け片部51をビスホール221Aに接触させるとともに、見込み片部52を上面部221に接触させることで簡単に行える。従って、当該補強材5の下枠22への固定ネジ525によるネジ止めの際の当該補強材5の位置決めを容易に行える。
このように中空部226に配置された見付け片部51は、例えば、加熱された上面部221が外障子3の鉛直荷重を支持しきれなくなって熱変形を生じても、補強材5の下部(見付け片部51の下端や、取付け片部53)が下面部222に接触し、上面部221にネジ止めされた見付け片部51を介して外障子3の荷重を支持することができる。このため、外障子3の鉛直荷重を補強材5で支持させ、外障子3の垂れ下がりを抑制できる。
第一加熱発泡材6は、図3、4に示すように、補強材5の取付け片部53において、縦枠24側である第一端部5Aの上面に貼り付けられている。具体的には、補強材5の取付け片部53において、平面視で召合せ框34の縦枠24側の見込み面の位置から縦枠24側の端縁位置まで貼り付けられている。
第一加熱発泡材6は、3枚の膨張黒鉛シートが積層されている。この第一加熱発泡材6は、火災時の熱によって加熱されると発泡し、図5に示すように、補強材5の見付け片部51と、見込み片部52および上面部221と、取付け片部53および下面部222と、室内側面部224とで囲まれた空間に充填する。このため、中空部226の第一空間226Aのうち、見付け片部51よりも室内側の空間は、召合せ框34側の端縁が第一加熱発泡材6で塞がれ、第二空間226Bとも遮断された状態となる。
第二加熱発泡材7も第一加熱発泡材6と同じく、図1に示すように、3枚の膨張黒鉛シートが積層されている。第二加熱発泡材7は、火災時の熱で発泡し、補強材5の見付け片部51と、見込み片部52および上面部221と、取付け片部53および下面部222と、室内側面部224とで囲まれた空間に充填する。このため、中空部226の第一空間226Aのうち、見付け片部51よりも室内側の空間における縦枠25側の端部開口が第二加熱発泡材7で塞がれる。
従って、第一空間226Aにおいて見付け片部51よりも室内側の空間は、その両端部が第一加熱発泡材6および第二加熱発泡材7で遮蔽されるため、炎や熱の進入を防止できる。なお、第一加熱発泡材6、第二加熱発泡材7の膨張黒鉛シートの枚数は3枚に限らず、各空間を塞ぐことができる量であればよい。
火災時等における火炎の遮断は次の通りに行う。
外障子3、内障子4が閉鎖位置にある状態で、室外側で火災が発生し、その熱によって、中空部226の温度が所定温度以上に上昇した場合、第一加熱発泡材6、第二加熱発泡材7が発泡する。このため、第一空間226Aの見付け片部51よりも室内側の空間は、第二空間226B側(召合せ框34側)が第一加熱発泡材6で塞がれ、縦枠25側が第二加熱発泡材7で塞がれる。
下枠22において、補強材5が配置された第一空間226Aは、外障子3が配置されているため、上面部221において外レール227の室内側が火炎に直接晒されることがなく、その部分が火炎で破損することもない。また、上面部221の外レール227の室外側や、室外側面部223が火炎に晒されて破損した場合は、その内側に補強材5の見付け片部51が配置されているため、室外側面部223等が破損して炎などが進入しても、見付け片部51に遮られて、第一空間226Aにおいて見付け片部51の室内側に炎等が進入することを防止できる。
一方、下枠22において、第二空間226Bは、外障子3が配置されていないため、内障子4の室外側の上面部221は、外レール227および内レール228間も含め、火炎に晒されて破損することがある。また、第二空間226B部分の室外側面部223も火炎に晒されて破損することがある。この場合、破損箇所から第二空間226Bに炎などが進入するが、第一空間226Aに繋がる部分(召合せ框34の下方領域)は、第一加熱発泡材6で塞がれており、第二空間226Bから第一空間226Aの見付け片部51よりも室内側の空間に炎等が進入することを防止できる。
火災時等の熱に基づき、下枠22の上面部221の温度が上昇して剛性降伏点が低下した場合、外障子3の鉛直荷重を上面部221で支持しきれなくなると、当該上面部221に若干の熱変形が生じる。この熱変形が生じると、補強材5の見付け片部51は、下方に若干移動して下面部222に接触する。この状態において、補強材5は、上面部221にネジ止めされた見込み片部52および見付け片部51を介して、外レール227および上面部221に加わる外障子3の鉛直荷重を支持する。
このように、補強材5は下枠22を補強し、当該下枠22の熱変形を抑制する。
(1)下枠22の中空部226内に、第二空間226Bと、第一空間226Aの見付け片部51の室内側空間とを遮蔽可能な第一加熱発泡材6を設けたので、火災時に下枠22の第二空間226B側が破損して、火炎などが第二空間226Bに進入しても、第一空間226Aへの進入を防止できる。このため、第一空間226Aに面する上面部221が熱で破損することも防止でき、上面部221に固定ネジ525で固定された補強材5の固定力が低下することも防止できる。したがって、外障子3の荷重を、上面部221を介して補強材5で確実に支持でき、外障子3が垂れ下がることも防止できるので、引違い窓1の耐火性能を向上できる。
(2)また、第一空間226Aの見付け片部51の室内側空間における縦枠25側の端部開口を塞ぐ第二加熱発泡材7を設けたので、火災時に縦枠25および下枠22間に隙間が生じた場合でも、火炎が第一空間226Aの縦枠25側の端部開口から第一空間226Aに進入することを防止できる。このため、第一空間226Aにおける上面部221と補強材5との固定力の低下を防止でき、外障子3が垂れ下がることも防止できるので、引違い窓1の耐火性能を向上できる。
(3)さらに、補強材5を少なくとも第一空間226Aの全長にわたって配置したので、第一空間226Aに面する室外側面部223等に破損が生じて室外側面部223の室内側に炎が進入しても、見付け片部51により室内側への進入を防止できる。このため、第一空間226Aおける上面部221と補強材5との固定力の低下を防止でき、外障子3が垂れ下がることも防止できるので、引違い窓1の耐火性能を向上できる。
また、第一加熱発泡材6、第二加熱発泡材7を、補強材5自体に取り付けたことで、補強材5と第一加熱発泡材6、第二加熱発泡材7とを一つのユニットとして取扱い可能である。このため、補強材5および第一加熱発泡材6、第二加熱発泡材7を下枠22に簡単に設置できる。特に、第一加熱発泡材6は、召合せ框34の近くに配置しなければならないが、補強材5の第一端部5Aに取り付けていれば、補強材5を中空部226に挿入することで、容易に配置できる。
また、第一空間226Aの端部開口を塞ぐ第二加熱発泡材7を、排水孔521を塞ぐ発泡材としても兼用しているので、別々の発泡材を設ける場合に比べて、設置が容易となり、コストも低減できる。
(5)補強材5およびこれに取り付けられた第一加熱発泡材6、第二加熱発泡材7が中空部226に収容されるので、下枠22の外部に補強用の各種部材を増設する必要がなく、外観上、下枠22に補強材5が設けられていない形態の建具と差異のない構成の引違い窓1を設計できる。
なお、本発明は以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
補強材5の構成は、前記実施形態に限らず、例えば、前記補強材5の見付け片部51と同様に設けられた室外側見付け片部と、この室外側見付け片部の室内側に配置される室内側見付け片部と、これらの見付け片部間を連結する見込み片部とを備え、下面側が開口されたチャンネル材で構成してもよい。補強材5としては、外障子3の荷重を支持可能な見付け片部および上面部221にネジ止めされる見込み片部を備えていればよい。
前記実施形態では、見付け片部51の見付け方向寸法は、下枠22の上面部221から下面部222までの上下方向の間隔よりも若干短く設定していたが、前述した間隔寸法と同じ寸法に設定してもよい。
前記実施形態では、補強材5は、アルミニウム製の押出形材によって形成していたが、スチール製の折り曲げ加工によって形成してもよい。
前記実施形態では、補強材5は、一体形成された見付け片部51、見込み片部52および取付け片部53によって構成されているが、これに限定されない。例えば、見付け片部51、見込み片部52および取付け片部53が互いに別部材として形成され、これらをネジ等によって連結することで、補強材5が構成されていてもよい。
前記実施形態では、補強材5は、見付け片部51、見込み片部52および取付け片部53を備えて構成されているが、これに限定されない。例えば、補強材5は、取付け片部53が省略されて構成されていてもよい。取付け片部53の構成が省略される場合、第一加熱発泡材6、第二加熱発泡材7は見付け片部51および見込み片部52のうちのいずれかに、または双方に設けられる。
さらに、前記実施形態では、第一加熱発泡材6および第二加熱発泡材7を設けていたが、縦枠25側からの火炎の進入は、第二空間226Bに比べて可能性が低いため、第二加熱発泡材7は設けずに、第一加熱発泡材6のみを設けてもよい。
また、前記実施形態では、排水部である排水孔521を閉塞する加熱発泡材を、第二加熱発泡材7で兼用していたが、第二加熱発泡材7とは別体の加熱発泡材を用いてもよい。さらに、前記実施形態では、第二排水部である排水孔511を加熱発泡材で閉塞していなかったが、排水孔511を閉塞する加熱発泡材を設けてもよく、この加熱発泡材は第二加熱発泡材7で兼用してもよいし、別体の加熱発泡材を用いてもよい。
建具としては、引違い窓1に限定されず、外障子3または内障子4の一方がスライド移動不能に固定された片引き窓でもよい。
Claims (6)
- 長手方向に沿って連続する中空部が設けられた下枠を有する枠体と、
前記枠体内に配置された外障子および内障子とを備え、
前記外障子および内障子の少なくとも一方は、前記下枠に沿ってスライド移動可能とされ、
前記中空部は、閉鎖位置にある前記外障子の下側に位置する第一空間と、前記第一空間に対して前記下枠の長手方向に連続する第二空間とを備え、
前記中空部内には、
少なくとも前記第一空間に配置され、かつ、前記外障子の荷重を支持可能な見付け片部を備える補強材と、
加熱により発泡して、前記第一空間の前記見付け片部よりも室内側の空間と、前記第二空間とを遮蔽可能な位置に配置される第一加熱発泡材とが設けられている
ことを特徴とする建具。 - 請求項1に記載の建具において、
前記中空部内には、加熱により発泡して、前記第一空間の前記見付け片部よりも室内側の空間における縦枠側の端部開口を閉塞可能な位置に配置される第二加熱発泡材が設けられている
ことを特徴とする建具。 - 請求項1または請求項2に記載の建具において、
前記第一加熱発泡材は、前記補強材に取り付けられている
ことを特徴とする建具。 - 請求項3に記載の建具において、
前記補強材は、前記外障子の召合せ框側の第一端部が前記第二空間まで延長され、
前記第一加熱発泡材は、前記補強材の前記第一端部に取り付けられている
ことを特徴とする建具。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の建具において、
前記下枠は、前記中空部を区画する上面部と、下面部と、室外側面部と、室内側面部とを備え、
前記補強材は、前記見付け片部と、前記見付け片部の下部から室内側に延長された取付け片部と、前記見付け片部の上部から室内側に延長された見込み片部とを備え、
前記見込み片部は、前記上面部に締結部材で固定され、
前記第一加熱発泡材は、前記取付け片部に取り付けられている
ことを特徴とする建具。 - 請求項5に記載の建具において、
前記下枠の前記上面部には、水抜き孔が形成され、
前記下枠の前記室外側面部には、下枠排水孔が形成され、
前記補強材の前記見込み片部には、前記水抜き孔に対応する排水部が形成され、
前記補強材の前記取付け片部には、加熱により発泡して、前記排水部を閉塞可能な加熱発泡材が取り付けられている
ことを特徴とする建具。
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JP2017191512A JP6912344B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 建具 |
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