JP2019064551A - 車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】車内空間で寛ぎたいときには車両乗員の前方空間を広げることにより、閉塞感をなくし着座者に寛ぎ空間を提供可能とする。【解決手段】車内空間内で車両を運転操作するに必要な情報を運転者に表示するために適した第1の形態、及び前記表示を行わず車内空間を広くするように大きさを第1の形態より縮小された第2の形態に変更可能に構成されたインストルメントパネル5と、車内空間の形態を、車両を運転操作するために設定されたドライブモード、及び車両を運転操作しないで寛ぐために設定されたリラックスモードからいずれか一つを選定するモード選定スイッチ(71)と、モード選定スイッチ(71)により選定されたモードに応じてインストルメントパネル5の形態を変更する制御回路(72)とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、車体内に乗員を収容する車内空間を形成した車両に関する。
自動運転車に適した車内空間を提供する車両が提案されている(非特許文献1)。この車両では、自動運転時であるパイロットドライブモードと通常運転時であるマニュアルドライブモードとにより、車内空間が切り換えられるように構成されている。マニュアルドライブモードでは、ドライバーによる車両の操縦が可能なように、ステアリングハンドル、着座用シート及びインストルメントパネルの形態が設定される。また、パイロットドライブモードでは、ドライバーによる車両の操縦は行われないため、ステアリングハンドルは格納され、着座用シートは着座者が寛げる形態とされ、インストルメントパネルはエンターテインメント情報等が表示可能に表示面が拡大される。
日産自動車株式会社、第44回東京モーターショー、Nissan IDS Concept、[online]、2015年、[平成29年9月29日検索]、インターネット「URL:http://www.nissan.co.jp/MS/TOKYO2015/IDS/」
上記車両では、パイロットドライブモード時には、マニュアルドライブモード時に比べて車内空間は狭くなる。そのため、自動運転で車両乗員は寛ぎたいにも係わらず車内空間は狭いため寛ぐことができない。例えば、着座シートのシートバックを後方へ倒してゆったり姿勢をとったとしても着座者の前方の空間は狭く閉塞感があり、着座者に寛ぎ空間を提供することができない。
本発明の課題は、車内空間で寛ぎたいときには車両乗員の前方空間を広げることにより、閉塞感をなくし着座者に寛ぎ空間を提供可能とすることにある。
本発明の第1発明は、車体内に乗員を収容する車内空間を形成した車両であって、前記車内空間内で車両を運転操作するに必要な情報を運転者に表示するために適した第1の形態、及び前記表示を行わず前記車内空間を広くするように大きさを前記第1の形態より縮小された第2の形態に変更可能に構成されたインストルメントパネルと、前記車内空間の形態を、車両を運転操作するために設定されたドライブモード、及び車両を運転操作しないで寛ぐために設定されたリラックスモードからいずれか一つを選定するモード選定手段と、前記モード選定手段により選定されたモードに応じて前記インストルメントパネルの形態を変更する制御手段とを備える。
第1発明において、リラックスモードとしては、自動運転時、車両を停止して寛ぐときなどが該当する。モード選定手段は、モード選定のために操作者によって操作されるスイッチの他、予め定められた条件を満たすか否かを判断して自動的に選定される判定回路によっても構成される。
第1発明によれば、モード選定手段によりリラックスモードが選定されると、制御手段によりインストルメントパネルが縮小された第2の形態とすることができる。それにより、乗員が寛ぎたいときインストルメントパネルが縮小された分だけ車内空間が広くされ、閉塞感をなくして着座者に寛ぎ空間を提供することができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記車体は、前記車内空間を前記車内空間内で車両を運転操作するに必要な広がりにする第1の形態、及び前記車内空間を前記第1の形態より広くする第2の形態に変更可能に構成され、前記制御手段は、前記モード選定手段により選定されたモードに応じて前記車体の形態を変更する。
第2発明によれば、モード選定手段によりリラックスモードが選定されたとき、車体も車内空間を広くする第2の形態とすることができる。それにより、インストルメントパネルが縮小されると同時に車内空間自体も大きくされ、乗員が寛ぎたいとき閉塞感をなくして着座者に寛ぎ空間を提供することができる。
<全体構成>
各図は、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、4輪車に本発明を適用した例であり、図1、2では模式的に示す。なお、以下では、車両の進行方向を前とし、その方向を基準として各方向を記述する。
各図は、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、4輪車に本発明を適用した例であり、図1、2では模式的に示す。なお、以下では、車両の進行方向を前とし、その方向を基準として各方向を記述する。
図1、2のように、車両は、車体フレーム1が前後左右の各車輪4により走行可能に支持されている。車体フレーム1上には、左右一対の駆動装置2により形態を変更可能とされた車体パネル3が取り付けられている。車体パネル3は、天井を成すルーフパネル31、後部壁面を成すバックパネル32、全部壁面を成すフロントパネル34、並びにルーフパネル31とフロントパネル34との間にあって透光材より成るウインドシールド33が組み合わされている。各パネル31、32、34及びウインドシールド33は、相対角度を変更可能にヒンジ結合されている。
フロントパネル34とウインドシールド33との結合部には、左右の駆動装置2の駆動ロッド21の先端がそれぞれ結合されている。従って、駆動ロッド21が実線で示すように下降した位置と仮想線で示すように上昇した位置との間で伸縮することにより車体パネル3が実線の位置と仮想線の位置との間で移動される。実線の位置は、車両を運転操作するに必要な広がりにされる車体の第1の形態であり、仮想線の位置は、第1の形態より車内空間が広くなる第2の形態である。このように、駆動装置2により車体パネル3が移動されることにより、車体パネル3により形成される車内空間の広がりが第1の形態と第2の形態との間で変更可能とされている。
左右の駆動装置2の後方の強度部材11上には、インストルメントパネル5が固定されている。後述するように、インストルメントパネル5は、中央付近(正確にはドライバーシート前付近)が上下に変形可能に構成されている。
車体フレーム1上には、着座用シート6が固定されている。着座用シート6は、座部を成すシートクッション61と背凭れを成すシートバック62とを備え、シートクッション61に対してシートバック62の前後方向の角度を調整可能とされている。
<インストルメントパネル5の構成>
図3〜5のように、インストルメントパネル5は、複数枚のパネル51〜54を連結して構成されている。各パネル51〜54は、折り紙のように折り曲げ可能に連結されており、そのため、各パネル51〜54が一枚のフィルムシート58上に貼り付けられている。そして、各パネル51〜54の連結部は、フィルムシート58の貼着側とは反対側が被覆帯59により覆われている。
図3〜5のように、インストルメントパネル5は、複数枚のパネル51〜54を連結して構成されている。各パネル51〜54は、折り紙のように折り曲げ可能に連結されており、そのため、各パネル51〜54が一枚のフィルムシート58上に貼り付けられている。そして、各パネル51〜54の連結部は、フィルムシート58の貼着側とは反対側が被覆帯59により覆われている。
インストルメントパネル5の中央付近の各パネル51、52は、それらの上面側に山折りされて、パネル51が上側に持ち上げられることにより、その下面側にできる空間にメータ等の表示器(図示略)が設置される。なお、表示器は、パネル51が下側に下降されているときは、折り畳まれており、上側に持ち上げられるとドライバーシートに向けて表示可能に設置される。
左右のパネル52のパネル53に隣接する部分には、フィルムシート58を挟んで左右一対のアーム56が固定されている。各アーム56は、パネル51の前方に設けられたヒンジ部55から左右のパネル52の連結部に沿って延び、互いに同期して左右方向に回動可能とされている。各アーム56の回動方向は互いに反対方向とされており、各アーム56が互いに接近するように回動すると、パネル51が持ち上げられる。また、各アーム56が互いに離れるように回動すると、パネル51が下降される。各パネル51、52の結合部付近には、引張りばね57が設けられており、各アーム56の回動によりパネル51の上下動が円滑に行われるようにしている。パネル51が持ち上げられた状態は、車内空間内で車両を運転操作するに必要な情報を運転者に表示するために適した第1の形態であり、パネル51が下降された状態は、上記表示を行わず、車内空間を広くするようにインストルメントパネル5の大きさを第1の形態より縮小された第2の形態である。
<制御手段の構成>
図6のように、制御回路72(本発明の制御手段に相当する)は、モード選定スイッチ71(本発明のモード選定手段に相当する)からの信号を受けてモータ73、74の作動を制御している。モード選定スイッチ71は、車体パネル3の下方に形成される車内空間を、車両を運転操作するために設定されたドライブモード、及び車両を運転操作しないで寛ぐために設定されたリラックスモードのいずれかに選択可能とされており、選択されたモードに応じた信号を制御回路72に供給する。モータ73は、駆動装置2内に設置され、モータ73の作動により駆動ロッド21が上下動される。また、モータ74は、ヒンジ部55内に設置され、モータ74の作動により各アーム56が作動される。
図6のように、制御回路72(本発明の制御手段に相当する)は、モード選定スイッチ71(本発明のモード選定手段に相当する)からの信号を受けてモータ73、74の作動を制御している。モード選定スイッチ71は、車体パネル3の下方に形成される車内空間を、車両を運転操作するために設定されたドライブモード、及び車両を運転操作しないで寛ぐために設定されたリラックスモードのいずれかに選択可能とされており、選択されたモードに応じた信号を制御回路72に供給する。モータ73は、駆動装置2内に設置され、モータ73の作動により駆動ロッド21が上下動される。また、モータ74は、ヒンジ部55内に設置され、モータ74の作動により各アーム56が作動される。
制御回路72は、モード選定スイッチ71でドライブモードが選択された旨の信号を受けると、モータ73は駆動ロッド21を下降した位置とする。また、モータ74は各アーム56を互いに接近するように回動させてパネル51が持ち上げられた状態とする。その結果、車体を第1の形態とし、インストルメントパネル5を第1の形態とする。一方、制御回路72は、モード選定スイッチ71でリラックスモードが選択された旨の信号を受けると、モータ73は駆動装置2の駆動ロッド21を上昇した位置とする。また、モータ74は各アーム56を互いに離れるように回動させてパネル51が下降された状態とする。その結果、車体を第2の形態とし、インストルメントパネル5を第2の形態とする。
<作用効果>
車体が第1の形態とされると、車内空間が車内空間内で車両を運転操作するに必要な広がりとされる。また、インストルメントパネル5が第1の形態とされると、インストルメントパネル5が車内空間内で車両を運転操作するに必要な情報を運転者に表示するために適した大きさとされる。一方、車体が第2の形態とされると、車内空間が第1の形態より広くされる。また、インストルメントパネル5が第2の形態とされると、インストルメントパネル5が第1の形態より縮小されて、上記表示を行わず車内空間内を広くする。
車体が第1の形態とされると、車内空間が車内空間内で車両を運転操作するに必要な広がりとされる。また、インストルメントパネル5が第1の形態とされると、インストルメントパネル5が車内空間内で車両を運転操作するに必要な情報を運転者に表示するために適した大きさとされる。一方、車体が第2の形態とされると、車内空間が第1の形態より広くされる。また、インストルメントパネル5が第2の形態とされると、インストルメントパネル5が第1の形態より縮小されて、上記表示を行わず車内空間内を広くする。
従って、モード選定スイッチ71によりリラックスモードが選定されると、制御回路72により車体及びインストルメントパネル5が第2の形態とされる。それにより、乗員が寛ぎたいときインストルメントパネル5が縮小されると同時に車内空間自体も大きくされ、閉塞感をなくして着座者に寛ぎ空間を提供することができる。
<その他の実施形態>
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、第2の形態では、車体パネル3が折り畳まれて車内空間が上方に開放される構造としてもよい。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、第2の形態では、車体パネル3が折り畳まれて車内空間が上方に開放される構造としてもよい。
1 車体フレーム
11 強度部材
2 駆動装置
21 駆動ロッド
3 車体パネル
31 ルーフパネル
32 バックパネル
33 ウインドシールド
34 フロントパネル
4 車輪
5 インストルメントパネル
51〜54 パネル
55 ヒンジ部
56 アーム
57 引張りばね
58 フィルムシート
59 被覆帯
6 着座用シート
61 シートクッション
62 シートバック
71 モード選定スイッチ(モード選定手段)
72 制御回路(制御手段)
73、74 モータ
11 強度部材
2 駆動装置
21 駆動ロッド
3 車体パネル
31 ルーフパネル
32 バックパネル
33 ウインドシールド
34 フロントパネル
4 車輪
5 インストルメントパネル
51〜54 パネル
55 ヒンジ部
56 アーム
57 引張りばね
58 フィルムシート
59 被覆帯
6 着座用シート
61 シートクッション
62 シートバック
71 モード選定スイッチ(モード選定手段)
72 制御回路(制御手段)
73、74 モータ
Claims (2)
- 車体内に乗員を収容する車内空間を形成した車両であって、
前記車内空間内で車両を運転操作するに必要な情報を運転者に表示するために適した第1の形態、及び前記表示を行わず前記車内空間を広くするように大きさを前記第1の形態より縮小された第2の形態に変更可能に構成されたインストルメントパネルと、
前記車内空間の形態を、車両を運転操作するために設定されたドライブモード、及び車両を運転操作しないで寛ぐために設定されたリラックスモードからいずれか一つを選定するモード選定手段と、
前記モード選定手段により選定されたモードに応じて前記インストルメントパネルの形態を変更する制御手段とを備える車両。 - 請求項1において、
前記車体は、前記車内空間を前記車内空間内で車両を運転操作するに必要な広がりにする第1の形態、及び前記車内空間を前記第1の形態より広くする第2の形態に変更可能に構成され、
前記制御手段は、前記モード選定手段により選定されたモードに応じて前記車体の形態を変更する車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017195086A JP2019064551A (ja) | 2017-10-05 | 2017-10-05 | 車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017195086A JP2019064551A (ja) | 2017-10-05 | 2017-10-05 | 車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019064551A true JP2019064551A (ja) | 2019-04-25 |
Family
ID=66337346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017195086A Pending JP2019064551A (ja) | 2017-10-05 | 2017-10-05 | 車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2017
- 2017-10-05 JP JP2017195086A patent/JP2019064551A/ja active Pending
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