JP2019063758A - 吸着ステージ - Google Patents

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【課題】基板の裏面に溶液材料が付着することを低減できる吸着ステージを提供する。【解決手段】液体が塗布される基板を把持する吸着ステージにおいて、前記基板が載置される面である載置面と、前記載置面に開口する吸着部と、前記吸着部に連通する負圧付加機構と、前記載置面において、前記基板が載置される領域の外周と前記吸着部との間に設けられた載置面に開口する溝部と、を有する。【選択図】図7

Description

この発明は、溶液材料を基板に塗布する塗布装置に関する。
従来、電圧印加された溶液材料をノズルから噴霧し、吸着ステージに把持された基板に薄膜として堆積するエレクトロスプレー装置が知られている。(たとえば、特許文献1参照)。このようなエレクトロスプレー装置は、金属製ノズルに高電圧を印加することで、ノズル開口先端部において、溶液材料表面に凝集した同一電荷同士のクーロン反発力によりテーラーコーンを形成し、当該クーロン反発力が溶液材料の表面張力を上回ると、液滴がスプレー状に拡がり、エレクトロスプレーが発生する現象を利用して、電気的に接地された吸着ステージに基板を固定し、溶液材料を供給された金属製ノズルに高電圧を印加することでノズルと吸着ステージとの間の電位差を設け、溶液材料を基板に向けて噴霧させ薄膜として堆積させている。
特開2014−180590号公報
ここで、特許文献1で開示されているようなエレクトロスプレー装置に用いられる吸着ステージは、基板を載置する面に多数の孔が設けられており、この孔に連通する真空装置により基板を吸着する。しかしながら、このような吸着ステージでは、たとえば、吸着ステージの基板を載置する面のごくわずかな凹凸や基板のそり等により、吸着ステージと基板との間にごくわずかな隙間が存在している。
この隙間は吸着ステージ上の基板を載置する面に設けられた孔と連通しているため、真空装置による基板を吸着する負圧がこの隙間を通って吸着ステージ上の基板の側面である基板端部近傍にも働く。このため、基板に溶液材料をスプレー塗布する際に、基板に堆積せずに基板端部近傍を通過する噴霧された溶液材料は、吸着ステージ上の基板端部近傍に働く負圧により、この隙間に引き込まれ、基板の裏面に溶液材料が付着する可能性があった。
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、基板の裏面に溶液材料が回り込み付着することを低減する吸着ステージを提案するものである。
上記課題を解決するために、本発明の吸着ステージは、液体を塗布される基板を把持する吸着ステージにおいて、前記基板が載置される面である載置面と、前記載置面に開口する吸着部と、前記吸着部に連通する負圧付加機構と、前記載置面において、前記基板が載置される領域の外周と前記吸着部との間に設けられた前記載置面に開口する溝部と、を有することを特徴とする。
載置面上で基板が載置される領域の外周と吸着部との間に溝部を設けることにより、吸着部から基板端部までの間の基板と載置面との隙間の圧力損失を大きくでき、基板端部における基板と載置面の間を通って伝わる吸着部からの負圧の力を低減できるので、溶液材料が、吸着部からの負圧の影響を受け、基板の裏面に回り込み付着することを低減できる。
前記溝部は、前記吸着部を取り囲む連続した溝部であることを特徴としてもよい。
連続した溝部により、基板端部における基板と載置面の間を通って伝わる吸着部からの負圧の力を更に低減できるので、溶液材料が、吸着部からの負圧の影響を受け、基板の裏面に回り込み付着することを更に低減できる。また、毛細管現象による溶液材料の回り込みを連続した溝部で全て止めることができるので、連続しない溝部に比べて溶液材料が基板の裏面に回り込み付着することを低減できる。
前記溝部に連通する吸引機構を有することを特徴としてもよい。
溝部を吸引することにより、溝部の基板が溝部内側に引き寄せられ、載置面の基板端部側と基板との密着度があがることにより、溶液材料が、吸着部からの負圧の影響を受け、基板の裏面に回り込み付着することを低減できる。
前記溝部から見て前記基板が載置される領域の外周側の前記載置面と前記溝部との角は、前記溝部から見て前記吸着部側の前記載置面と前記溝部との角より高いことを特徴としてもよい。
溝部より基板端部側の載置面を高くすることにより、載置面の基板端部側の溝部の角と基板との密着度があがることにより、溶液材料が、吸着部からの負圧の影響を受け、基板の裏面に回り込み付着することを低減できる。
本発明によれば、上記のように、吸着ステージで把持された基板に溶液材料を塗布する際に、溶液材料が基板の裏面に回り込み付着することを低減できる。
一般的なエレクトロスプレー装置の一例を示した概略図である。 図1のa矢視の一般的な吸着ステージの概略平面図である。 図2のb矢視の側面図である。 図3のc矢視の本発明の吸着ステージを用いないで塗布した場合の基板の裏面の状態を示した図である。 本発明の吸着ステージが用いられたエレクトロスプレー装置の一例を示した概略図である。 実施例1の吸着ステージの一例を示した図5のa矢視の概略平面図である。 図6のd矢視の側面図である。 実施例2の吸着ステージの一例を示した図5のa矢視の概略平面図である。 図8のf矢視の側面図である。 実施例3の吸着ステージの一例を示した概略側面図である。
本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。まず、一般的なエレクトロスプレー装置の一例の概略図を図1に示す。図1のエレクトロスプレー装置1は、電圧印加された溶液材料を噴霧するノズル3と、ノズル3から噴霧される溶液材料に電圧を印加する電圧制御部4と、ノズル3の噴霧側に位置し、基板2を吸着し把持する吸着ステージ10’とを有する。
ノズル3は、たとえば金属製の円筒状の細管であり、開口の一方の端は図示しない溶液材料供給部と連通し、開口の他方は、吸着ステージ10’と対向するよう配置されている。電圧制御部4により制御された電圧を直接ノズル3に印加することにより、図示しない溶液材料供給部からノズル3の内部に供給される溶液材料に電圧が印加され、吸着ステージ10’と対向する側のノズル先端に電圧印加された溶液材料によるテーラーコーンを形成した後、テーラーコーン先端から溶液材料が噴霧されるよう構成されている。
吸着ステージ10’は、たとえば金属製等の導電性物質からなり電気的に接地されている。電圧制御部4により、ノズル3と吸着ステージ10’との間に電位差を持たせることで、ノズル3から噴霧された溶液材料は吸着ステージ10’に向かって飛行する。これにより吸着ステージ10’に吸着された基板2への溶液材料の塗布がされる。
ここで、吸着ステージ10’に把持される基板2と吸着ステージ10’には、基板2のそりや吸着ステージ10’の基板が載置される面の平面度や面粗度等により、吸着ステージ10’と基板2との間に、ごくわずかな隙間が存在している。
吸着ステージ10’について、図2および図3を用いて説明する。図2は、図1のa矢視の吸着ステージ10’の概略平面図であり、図3は、図2のb矢視図である。吸着ステージ10’は、基板2を載置する載置面12と、載置面12上で基板2が載置される領域である把持領域13の内部に設けられ、基板2の塗布側の面(表面)と反対側の面である裏面を吸着し基板2を把持する吸着部11と、吸着部11に連通する図示しない負圧付加機構とを有している。ここで、一般的な吸着ステージ10’の基板2が載置される面は基板2の大きさよりも大きく構成されているため、把持領域13の範囲は基板2の裏面の範囲に等しい。
吸着部11は、載置面12に開口し図示しない負圧付加機構に連通する複数の貫通孔15を有している。図示しない負圧付加機構から供給される負圧により、吸着部11の貫通孔15が載置面12上の把持領域13に載置された基板2の裏面を吸着し、基板2を吸着部11が把持する。
ここで、上述したように吸着ステージ10’と基板2の間にはごくわずかな隙間が存在いているため、図示しない負圧付加機構による負圧がこの隙間にも存在する。
吸着部11内の貫通孔15の基板2側の点(P0)での圧力(PA0)は、基板2の側面である基板端部17の載置面12上、すなわち、把持領域13の外周上の点(P1)では、P0−P1間の隙間の圧力損失(ΔPA’)により弱められるが、負圧として存在している。ここで、P1における圧力(PA1’)は、P0での圧力(PA0)からP0−P1間の隙間の圧力損失(ΔPA’)を引いた圧力(PA1’)になる(PA1’=PA0−ΔPA’)。このP1における圧力(PA1’)により、P1から基板2の裏面と吸着ステージ10’の載置面12の隙間に基板2周辺の外気を吸い込む。これに伴い、基板端部17近傍を通過するノズル3から噴霧された溶液材料や基板2の表面を伝う基板2に塗布された溶液材料が、基板2の裏面と吸着ステージ10’の載置面12の隙間に入り込み、基板2の裏面に溶液材料が付着してしまう可能性がある。また、上記に加えて、塗布が進んでいくと、基板2上に堆積せずにこの隙間近傍の吸着ステージ10’上に堆積した溶液材料と、基板2上に堆積したのち基板端部17を伝ってP1近傍の吸着ステージ上に堆積した溶液材料とが、基板端部17でのこの隙間入口に溜まっていく。その結果、毛細管現象が働き、溶液材料がこの隙間に更に入り込み、基板2の裏面に溶液材料が付着する可能性がある。この状態を図4に示す。図4は図3のc矢視図であり、ハッチング部は溶液材料が付着した部分を表示している。
本発明の実施例1の吸着ステージの一例について、図5、図6および図7を用いて説明する。図5は、一般的なエレクトロスプレー装置に本発明の吸着ステージ10を用いた図である。図6は、図5のd矢視の吸着ステージ10の概略平面図であり、図7は、図6のe矢視図である。実施例1の吸着ステージ10は、図2、図3で説明した一般的な吸着ステージ10’に対して、基板2を載置する載置面12に開口する溝部14を更に有している。
溝部14は、把持領域13の外周から、たとえば、100μmから10mm程度の一定の距離を離して、把持領域13の外周に沿って把持領域13の内部に吸着部11を取り囲むように設けられ、載置面12に開口する連続した溝であり、溝の断面形状は、溝の全周に渡って均一であり、たとえば、幅50μm〜1mm、深さ0.1mm〜1mm程度の図7に示すような矩形の形状である。
吸着部11の貫通孔15の基板2側の点(P0)での圧力(PA0)は、基板2の基板端部17の載置面12上、すなわち、把持領域13の外周上の点(P1)では、P0−P1間の隙間の圧力損失(ΔPA)を引いた圧力(PA1)に減圧される(PA1=PA0−ΔPA)。
ここで、ΔPAは、P0から溝部14から見て基板端部17と反対側の載置面12と溝部14との角の点(P2)までの隙間(P0−P2間)の圧力損失(ΔPA2)と、P2から溝部14内の点(P3)までの隙間(P2−P3間)で隙間が急拡大する圧力損失(ΔPA3)と、P3から溝部14から見て基板端部17側の載置面12と溝部14との角の点(P4)までの隙間(P3−P4間)で隙間が急縮小する圧力損失(ΔPA4)との和になる(ΔPA=ΔPA2+ΔPA3+ΔPA4)。ここにおいて、隙間の急拡大や急縮小を有する隙間の圧力損失は、形状が変化しない隙間の圧力損失よりも大きい。溝部14を設けることにより、溝部14を設けない場合よりもP0−P1間の隙間の圧力損失を大きくできている(ΔPA>ΔPA’)。これにより、基板端部17の載置面12上、すなわち、把持領域13の外周上の点(P1)での圧力を溝部14を設けない場合に比べて低減できる。(PA1<PA1’)。こうすることにより、基板端部17周辺のノズル3から噴霧された溶液材料や基板2の表面を伝う基板2に塗布された溶液材料が基板2と吸着ステージ10間に回り込む量を大きく低減できる。
更に、溝部14から見て基板端部17側の基板2と吸着ステージ10間との隙間、すなわち、P1−P4間の基板2と吸着ステージ10間との隙間を通って溝部14に入ってくる溶液材料は、溶液材料自身の表面張力の影響で基板2と溝部14との基板端部17側との角(P4)に留まるため、基板2の裏面を伝ってそれ以上基板2と溝部14との基板端部17と反対側の角(P2)側へ伝うことを大きく低減できる。また、P4で溶液材料が溶液材料自身の表面張力を超えた場合でも、溶液材料がP4から溝部14の側面を伝い溝部14の底面に溜まるので、それ以上溶液材料が基板2の裏面を伝うことを大きく低減できる。
また、基板2に堆積した溶液材料が基板端部17を伝い、吸着ステージ10上に堆積した溶液材料と共に基板2と吸着ステージ10との隙間の入り口に溜まっていき、それが毛細管現象により基板2と吸着ステージ10との隙間に入っていき、溝部14側に出てきた溶液材料があったとしても、上述したように溝部14で溶液材料の表面張力が働くことや、溶液材料が溝部14の側面を伝い溝部14の底面に溜まることで、それ以上溶液材料が基板2の裏面を伝いにくくなる。
以上にように、溝部14を設けた吸着ステージ10を使用することにより、溶液材料が基板2の裏面に回り込む範囲を大きく低減することができる。
本発明の実施例2の吸着ステージ20は、実施例1の吸着ステージ10に対して、溝部14を吸引する吸引機構を更に有している点が異なる。本発明の実施例2の吸着ステージの一例について、図8および図9を用いて説明する。図8は、実施例1で説明した図5におけるd矢視図の概略平面図であり、図9は図8のf矢視図の概略立面図である。以下、実施例1と同じ構造のものについては、実施例1と同じ符号を用いている。
実施例2の吸着ステージ20の溝部14は、溝部14に開口する貫通孔16と、貫通孔16に連通し溝部14を吸引する図示しない吸引機構とを有している。貫通孔16は、溝部14の4辺が均等に基板2を吸引できるように、たとえば図8に示すように溝部14の4辺の各辺の溝の底にそれぞれ1箇所づつ設けられ、図示しない吸引機構による溝部14の各辺の吸引力の差を少なくするように配置されている。
溝部14を吸引することにより、基板2の裏面が溝部14側に引き寄せられ、その結果、溝部14から見て基板端部17側の基板2と吸着ステージ20間の密着度、すなわち、図9におけるP1−P4間での基板2と吸着ステージ20間の密着度が上がる。また、基板2の基板端部17側での反り返りも軽減できる。
これにより、図9におけるP1−P4間の基板2と吸着ステージ20との間との隙間は、実施例1の吸着ステージ10のような溝部14を吸引しない場合より狭くなり、その隙間(P1−P4間)の圧力損失(ΔPA42)は、実施例1の吸着ステージ10のような溝部14を吸引しない場合よりも大きくなる(ΔPA42>ΔPA4)。これにより、基板端部17の載置面12上、すなわち、把持領域13の外周上の点(P1)での吸着部11からの圧力を溝部14を吸引しない場合に比べて低減できる。
こうすることにより、基板端部17周辺のノズル3から噴霧された溶液材料や基板2の表面を伝う基板2に塗布された溶液材料が基板2と吸着ステージ20間に回り込む量を大きく低減できる。
更に、溝部14から見て基板端部17側の基板2と吸着ステージ20間との隙間、すなわち、P1−P4間の基板2と吸着ステージ10間との隙間を通って溝部14に入ってくる溶液材料は、溶液材料自身の表面張力の影響で基板2と溝部14との基板端部17側との角(P4)に留まると同時に溝部14内の図示しない吸引機構による減圧環境下で溶液材料に含まれる溶剤の揮発が促進されるため、基板2の裏面を伝ってそれ以上基板2と溝部14との基板端部17と反対側の角(P2)側へ伝うことを大きく低減できる。
本発明の実施例3の吸着ステージ30は、実施例1の吸着ステージ10に対して、溝部14から見て把持領域13の外周側の載置面12と溝部14との角の高さが溝部14から見て吸着部11側の載置面12と溝部14との角の高さより高いことが異なる。本発明の実施例2の吸着ステージの一例について、図10を用いて説明する。図10は、実施例1で説明した図6におけるe矢視図の概略立面図である。以下、実施例1と同じ構造のものについては、実施例1と同じ符号を用いている。
実施例3の吸着ステージ30の載置面32は、溝部14から見て把持領域13の外周側の載置面である第1載置面33と溝部14から見て吸着部11側の載置面である第2載置面34とを有している。
ここで第1載置面33と溝部14との角(P4)の高さ(H1)は、第2載置面34と溝部14との角(P2)の高さ(H2)より高い(H1>H2)。こうすることにより、基板2と溝部14の基板端部17側との角の点(P4)での基板2と吸着ステージ30との間の密着度が上がり、この部分での圧力損失が大きくなる。このため、溝部14内の点(P3)から把持領域13の外周上の点(P1)までの隙間(P3−P1間)の圧力損失(ΔPA43)が、溝部14から見て両側の載置面32の高さが同じ場合に比べて大きくなる(ΔPA43>ΔPA4)。
これにより、基板端部17の載置面32上、すなわち、把持領域13の外周上の点(P1)での吸着部11からの圧力の影響を溝部14から見て両側の載置面32の高さが同じ場合に比べて低減できる。こうすることにより、基板端部17周辺のノズル3から噴霧された溶液材料や基板2の表面を伝う基板2に塗布された溶液材料が基板2と吸着ステージ10間に回り込む量を大きく低減できる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。たとえば、溝部14は連続した溝でなくてもよい。また、溝部14の断面形状は溝の全周に渡って均一でなくてもよい。
また、溝部の幅は50μより小さくてもよいし、1mmより大きくてもよい。また、溝部の深さは0.1mmより小さくてもよいし、1mmより大きくてもよい。
また、溝部の位置は、把持領域の外周から10mm以上離れていてもよい。
また、溝部14の断面形状は、たとえば、半円のように矩形でなくてもよい。
また、実施例3の溝部14に実施例2と同じように貫通孔を設けて吸引してもよい。
また、吸着部11は貫通孔の集合に限らず、たとえば載置面12に環状や格子状等に開口する溝であってもかまわない。また多孔質状であってもかまわない。
また、実施例2の溝部14の貫通孔16の数量は溝部14の溝の各辺に1つづつ設けていなくてもよい。たとえば、溝部14の各辺に複数の貫通孔を設けてもよいし、溝部14全体で1つの貫通孔でもよい。また溝部14の貫通孔16は溝部14の底ではなく、側面等に開口していてもよい。また溝部14は貫通孔16の代わりに、たとえば、溝部14の内部に開口する溝や多孔質状の内壁を有する溝でもよい。
1 エレクトロスプレー装置
2 基板
3 ノズル
4 電圧制御部
10 吸着ステージ
10’ 吸着ステージ
11 吸着部
12 載置面
13 把持領域
14 溝部
15 貫通孔
16 貫通孔
17 基板端部
20 吸着ステージ
30 吸着ステージ
32 載置面
33 第1載置面
34 第2載置面

Claims (4)

  1. 液体が塗布される基板を把持する吸着ステージにおいて、
    前記基板が載置される面である載置面と、
    前記載置面に開口する吸着部と、
    前記吸着部に連通する負圧付加機構と、
    前記載置面において、前記基板が載置される領域の外周と前記吸着部との間に設けられた前記載置面に開口する溝部と、を有することを特徴とする吸着ステージ。
  2. 前記溝部は、前記吸着部を取り囲む連続した溝であることを特徴とする、請求項1に記載の吸着ステージ。
  3. 前記溝部に連通する吸引機構を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の吸着ステージ。
  4. 前記溝部から見て前記基板が載置される領域の外周側の前記載置面と前記溝部との角は、前記溝部から見て前記吸着部側の前記載置面と前記溝部との角より高いことを特徴とする、請求項1から3に記載の吸着ステージ。
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