JP2019062639A - 制御装置、制御方法および制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】HEMSを利用した蓄電装置の充電制御が可能なこと。【解決手段】実施形態に係る制御装置は、取得部と、検出部と、充電制御部とを具備する。取得部は、計測装置が取得した計測データを取得する。検出部は、計測データに基づいて、逆潮流を検出する。充電制御部は、検出部による検出結果に基づいて、蓄電装置に充電するように蓄電装置を制御する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、制御装置、制御方法および制御プログラムに関する。
近年、HEMS(Home Energy Management System)と呼ばれる電力管理システムの普及が進んでいる。また、かかるHEMSを利用した、自然エネルギーを用いて太陽光パネルなどの発電装置が生成した電力を蓄電装置に充電する制御が求められている。
ディマンドリスポンス(ネガワット取引)ハンドブック、[online]、[平成29年3月17日検索]、インターネット<URL:http://www.meti.go.jp/press/2016/12/20161228004/20161228004-1.pdf>
本発明が解決しようとする課題は、HEMSを利用した蓄電装置の充電制御が可能な制御装置、制御方法および制御プログラムを提供することにある。
実施形態に係る制御装置は、取得部と、検出部と、充電制御部とを具備する。取得部は、計測装置が取得した計測データを取得する。検出部は、計測データに基づいて、逆潮流を検出する。充電制御部は、検出部による検出結果に基づいて、蓄電装置に充電するように蓄電装置を制御する。
図1は、実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る制御装置の構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る制御装置における動作の一例を示すフローチャート(その1)である。 図4は、実施形態に係る制御装置における動作の一例を示すフローチャート(その2)である。
以下で説明する実施形態に係る制御装置10は、取得部13aと、検出部13bと、充電制御部13cとを具備する。取得部13aは、計測装置(スマートメータMT)が取得した計測データを取得する。検出部13bは、計測データに基づいて、逆潮流を検出する。充電制御部13cは、検出部13bによる検出結果に基づいて、蓄電装置BTに充電するように蓄電装置BTを制御する。
また、以下で説明する実施形態に係る制御装置10において、充電制御部13cは、検出部13bによる検出結果に基づいて、電力系統CPへ逆潮させつつ、蓄電装置BTへの充電が行われるように蓄電装置BTを制御する。
また、以下で説明する実施形態に係る制御装置10において、充電制御部13cは、検出部13bによる検出結果に基づいて、蓄電装置BTが一定の電力で充電したときに買電が生じる状態であると判定した場合、負荷装置LDにおける電力消費を減少させるように負荷装置LDを制御する。
また、以下で説明する実施形態に係る制御装置10において、充電制御部13cは、充電する電力の値を含む指令を蓄電装置BTへ出力する。
また、以下で説明する実施形態に係る制御装置10は、充電制御部13cによる蓄電装置BTの充放電制御の状態に応じた情報を出力する出力部13dを具備する。
[実施形態]
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る制御装置、制御方法および制御プログラムについて説明する。なお、実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[通信システム]
まず、図1を用いて、通信システム1について説明する。
図1は、実施形態に係る通信システム1の構成例を示す図である。図1に示す通信システム1は、サーバSVと、ホームゲートウェイ100と、電力系統CPと、スマートメータMTと、発電装置PVと、パワーコンディショナPC1と、蓄電装置BTと、パワーコンディショナPC2と、コントローラCLと、負荷装置LDとを備える。
図1の例では、ホームゲートウェイ100、スマートメータMT、発電装置PV、パワーコンディショナPC1、蓄電装置BT、パワーコンディショナPC2、コントローラCL、負荷装置LDが住宅Hに設置されており、所謂HEMS(Home Energy Management System)と呼ばれるシステムが構築されている。
サーバSVは、ホームゲートウェイ100にネットワークNで接続されている。ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電話網(携帯電話網、固定電話網など)、地域IP(Internet Protocol)網、インターネットなどの通信ネットワークである。ネットワークNには、有線ネットワークが含まれてもよいし、無線ネットワークが含まれてもよい。
また、サーバSVは、ホームゲートウェイ100から送信される各種情報を処理するための制御装置10を備える。かかる制御装置10は、スマートメータMTが取得した計測データに基づいて発電装置PVが生成した電力を蓄電装置BTに充電するように蓄電装置BTを制御する。なお、制御装置10の構成および動作については、図2〜図4を用いて詳述する。
ホームゲートウェイ100は、HEMSのコントロールを行う制御装置であり、家電などの機器の状態の取得や、各機器に対する制御指令の出力を行う。また、ホームゲートウェイ100は、920MHz帯無線やPLC(電力線搬送通信:Power Line Communication)などの伝送媒体上で、「ECHONET Lite」と呼ばれる通信プロトコルを使用して、この例では、スマートメータMT、パワーコンディショナPC1、パワーコンディショナPC2、コントローラCL、および負荷装置LDとの間で通信を行う。
スマートメータMTは、計測装置に相当し、電力系統CPへの放電電力や電力系統CPからの給電電力を計測した計測データを所定時間ごとに取得する。また、スマートメータMTは、ホームゲートウェイ100を介して制御装置10に計測データを送信可能である。
発電装置PVは、この例では、太陽光パネルである。太陽光パネルは、例えば、太陽電池(セル)を必要枚数配列し、樹脂や強化ガラスなどによりパッケージ化した太陽電池モジュールであり、ソーラーパネルとも呼ばれる。なお、太陽光パネルに用いられるセルは、どのようなセルであってもよい。例えば、太陽光パネルに用いられるセルは、シリコン系のセルや化合物系のセルや有機系のセルなど、目的に応じて種々のセルが適宜選択されてもよい。
パワーコンディショナPC1は、パワコン、PCS(Power Condition System)とも称される装置であって、発電装置PVから送信される電力を、住宅H内の負荷装置LDなどで利用可能にする装置である。例えば、パワーコンディショナPC1は、発電装置PVから送信される直流電力を交流電力に変換する。また、パワーコンディショナPC1は、発電装置PVにおける発電情報をホームゲートウェイ100に送信する。
蓄電装置BTは、住宅H内で用いられる二次電池(バッテリ)である。蓄電装置BTは、コントローラCLによって制御モード、充放電量が制御される。また、コントローラCLは、ホームゲートウェイ100と通信可能に構成されており、ホームゲートウェイ100からの指示またはユーザからの直接指示に基づいて蓄電装置BTを制御することができる。さらに、ホームゲートウェイ100は後述する制御装置10からの指示に基づいて、コントローラCLに蓄電装置BTを制御するための制御信号を送信する。この制御信号としては少なくとも蓄電装置BTを充電、放電、待機の3つのモードで動作させるものを含み、充電、放電の電力を制御信号に含むものであってもよい。なお、蓄電装置BTは、充電を行うことにより電気を蓄えることができ、繰り返し充放電して使用することができる電池であればどのような電池であってもよい。例えば、蓄電装置BTとしては、リチウムイオン電池や鉛電池やニッケル水素電池など、目的に応じて種々の蓄電池が適宜選択されてもよい。
また、蓄電装置BTは、パワーコンディショナPC2を有する。パワーコンディショナPC2は、蓄電装置BTが供給する電力を、住宅H内の負荷装置LDなどで利用可能にする。例えば、パワーコンディショナPC2は、蓄電装置BTから放電される直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を住宅H内の負荷装置LDなどに利用する。また、パワーコンディショナPC2は、蓄電装置BTにおける充電情報をコントローラCLを介してホームゲートウェイ100に送信する。コントローラCL、パワーコンディショナPC2、蓄電装置BTは一体的に構成してもよいし、コントローラCLとパワーコンディショナPC2、パワーコンディショナPC2と蓄電装置BTを一体的に構成してもよい。
負荷装置LDは、電力を消費する各種の家電である。例えば、負荷装置LDは、冷蔵庫、洗濯機、照明、エアコン、テレビジョン、給湯器などである。かかる負荷装置LDは、Wi−SUN規格に準拠した920MHz帯のチャンネルを使用することで、ホームゲートウェイ100との間で通信を行う。
[制御装置の構成例]
次に、図2を用いて、上記したサーバSVが備える制御装置10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る制御装置10の構成の一例を示す図ある。図2には、実施形態に係る制御装置10の構成のうち、蓄電装置BTの充電の制御に必要な構成のみを図示し、他の制御装置10の構成については図示を省略する。図2に示すように、制御装置10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。
通信部11は、例えば、所定の通信回路などによって実現される。例えば、通信部11は、ネットワークNを介してホームゲートウェイ100と通信可能である。
記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体素子メモリ、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部12は、図2に示すように、計測データ記憶部12aを有する。
計測データ記憶部12aは、スマートメータMTが所定時間ごとに電力系統CPへの放電電力や電力系統CPからの給電電力を計測した計測データを記憶する。
制御部13は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、取得部13a、検出部13b、充電制御部13c、出力部13dを有する。
取得部13aは、スマートメータMTが取得した計測データを取得する。この例では、取得部13aは、ホームゲートウェイ100から送信された計測データを取得することになる。ここで、計測データとは、所定時間における電力系統CPへの放電電力または電力系統CPからの給電電力を計測した電力値である。
検出部13bは、計測データ記憶部12aに記憶されている計測データに基づいて、自然エネルギーを用いて発電装置PVが生成した電力による電力系統CPへの逆潮流を検出する。
充電制御部13cは、検出部13bによる検出結果に基づいて、発電装置PVが生成した電力を蓄電装置BTに充電するように畜電装置BTを制御する。この例では、充電制御部13cは、ホームゲートウェイ100に対して畜電装置BTを充電制御する指令を行い、指令を受けたホームゲートウェイ100が蓄電装置BTへの充電制御を行うことになる。
また、充電制御部13cは、検出部13bによる検出結果に基づいて、電力系統CPへ逆潮させつつ、蓄電装置BTへの充電が行われるように蓄電装置BTを制御する。また、充電制御部13cは、検出部13bによる検出結果に基づいて、蓄電装置BTが一定の電力で充電したときに買電が生じる状態であると判定した場合、負荷装置LDにおける電力消費を減少させるように負荷装置LDを制御する。
また、充電制御部13cは、充電する電力の値を含む指令を蓄電装置BTへ出力する。具体的には、充電制御部13cは、例えば、定格電力である2kWで充電する指令を蓄電装置BTへ出力する。なお、充電制御部13cは、単に充電を行う旨の指令を蓄電装置BTに出力してもよい。このような指示が行われた場合、蓄電装置BTは、例えば、パワーコンディショナPC2が許容する電力量や蓄電装置BTの規格等に応じて設定された所定の定格電力で充電を行うこととなる。
出力部13dは、充電制御部13cによる蓄電装置BTの充放電制御の状態に応じた情報を出力する。具体的には、出力部13dは、例えば、蓄電装置BTからの充電を開始する旨を通知するアラートを音声または画像などによってコントローラCLで告知するための制御信号を出力する。
[制御装置の処理手順]
次に、図3および図4を参照して、制御装置10における動作例を説明する。図3および図4は、実施形態に係る制御装置10における動作の一例を示すフローチャート(その1)およびフローチャート(その2)である。
図3に示すように、まず、制御装置10は、例えば、外部からスマートメータMTを利用した蓄電装置BTの充電制御モードの設定が要求されたか否かを判断する(ステップS101)。制御装置10は、外部から設定が要求がされていないと判断すると(ステップS101:No)、処理を終了して通常運転モードで動作を行う。一方、制御装置10は、外部から設定が要求されたと判断すると(ステップS101:Yes)、動作モードを充電制御モードに設定する(ステップS102)。
図4に示すように、次に、制御装置10の取得部13aは、設定された充電制御モードに従い、ホームゲートウェイ100を介してスマートメータMTが瞬時的に取得した計測データを取得する(ステップS201)。
そして、検出部13bは、取得したスマートメータMTの計測データから電力系統CPに対する電力が逆潮流か否かを判断する(ステップS202)。検出部13bは、電力系統CPに対する電力が逆潮流でないと判断した場合(ステップS202:No)、充電制御モードの処理は終了する。一方、検出部13bは、電力系統CPに対する電力が逆潮流であると判断した場合(ステップS202:Yes)、ステップS203の処理に進む。なお、ここでの例では、逆潮流の電力が、例えば、4kWであるものとし、蓄電装置BTが満充電ではない状態とする。また、蓄電装置BTが満充電の場合には以下のフローを省略し、通常運転モードによる動作または運転休止とするようにしてもよい。
ステップS203において、充電制御部13cは、上記の逆潮流(4kW)が蓄電装置BTで充電可能か否かを判断する。充電可能か否かの判断は逆潮流の電力が蓄電装置BTの定格電力を超えるか否かで判断するものとする。つまり、蓄電装置BTの充電電力の定格が逆潮流の電力を上回る場合は充電不可と判断するものとする。本来は逆潮流の電力のみを充電装置BTで充電することが望ましいが、蓄電装置BTの充電電力を定格以外に設定できない場合には買電が生じることになりユーザにとってデメリットとなるためである。なお、充電可能か否かの判断は蓄電装置BTを定格で充電した際に所定の逆潮流が発生することを条件としてもよい。つまり、逆潮流の電力が蓄電装置BTの定格の充電電力に所定の値を加算した電力を上回る場合に蓄電装置BTの充電が可能と判断してもよい。逆潮流の電力は発電装置PVの発電電力と負荷装置LDの消費電力との差分として表れることになる。従って、蓄電装置BTを定格で充電しているときに負荷装置LDの使用を開始すると買電が生じる可能性がある。このため、ある程度の負荷装置LDが使用されても買電が生じない条件において蓄電装置BTを充電することが望ましい。また、このように設定しておくことによって負荷装置LDのオンオフに伴って蓄電装置BTの充電と停止を繰り返すという不具合も防止することができる。ここで、蓄電装置BTに充電する場合の電力の瞬間的な値は2kWの定格電力であるとする。つまり、逆潮流の電力が4kWなので蓄電装置BTは、定格電力である2kWでの充電を可能としていることになる。
したがって、充電制御部13cは、逆潮流の4kWのうち定格電力の2kWを蓄電装置BTに充電することが可能と判断する(ステップS203:Yes)。そして、充電制御部13cは、逆潮流の4kWのうち定格電力の2kWを蓄電装置BTに充電するように蓄電装置BTを制御する(ステップS204)。なお、ステップS204では所定時間逆潮流が発生していることを条件に蓄電装置BTに充電するようにしてもよい。
次に、充電制御部13cは、逆潮流の電力の過剰分の有無を判断する(ステップS205)。具体的には、充電制御部13cは、上記の例では、逆潮流の4kWのうち定格電力の2kWを蓄電装置BTに充電することが可能と判断したが、残りの2kWを逆潮流の電力の過剰分であると判断することになる(ステップS205:Yes)。
したがって、充電制御部13cは、過剰分の電力である2kWを負荷装置LDで消費させるために、負荷装置LDを制御し(ステップS206)、負荷装置LDに過剰分の電力である2kWを消費させて処理を終了する。これにより、制御装置10は、電力系統CPへの放電電力(逆潮流)を蓄電装置BTへの充電および負荷装置LDでの消費によって略ゼロに抑えることができる。
また、ステップ202において、逆潮流の電力が、例えば、2kWである場合について説明する。かかる場合、充電制御部13cは、逆潮流の2kWが定格電力の2kWと同じであるため、蓄電装置BTに充電することが可能と判断する(ステップS203:Yes)。そして、充電制御部13cは、逆潮流の2kWを蓄電装置BTに充電するように蓄電装置BTを制御する(ステップS204)。
そして、充電制御部13cは、ステップS205において、逆潮流の電力をすべて蓄電装置BTに充電することができたことによって、逆潮流の電力の過剰分はないと判断し(ステップS205:No)、ステップS206における負荷装置LDの制御を行わず、処理を終了する。
また、ステップS202において、逆潮流の電力が、例えば、1kWである場合について説明する。かかる場合、充電制御部13cは、逆潮流の電力が蓄電装置BTで充電できる定格電力の2kWを下回っているため、逆潮流を蓄電装置BTに充電することが可能でないと判断する(ステップS203:No)。
そして、充電制御部13cは、ステップS206の処理に進み、発電装置PVが生成した電力を消費する負荷装置LDにおける電力を減少させるように負荷装置LDを制御する。具体的には、充電制御部13cは、逆潮流の電力が2kWを超えるように負荷装置LDの消費電力を抑制するように制御する。そして、2kWの逆潮流を蓄電装置BTに充電させて処理を終了する。これにより、蓄電装置BTは、電力系統CPから買電することなく定格電力の2kWで逆潮流分を充電することができる。なお、逆潮流の電力が1kWである場合に、あと1kWまたは1kWに所定の電力を加算した値を削減することができれば蓄電装置BTによる充電が可能である旨の表示またはアラート音の発生を、例えば、コントローラCL等で行ってもよい。
このように、実施形態に係る制御装置10は、取得部13aと、検出部13bと、充電制御部13cとを具備する。取得部13aは、スマートメータMTが取得した計測データを取得する。検出部13bは、計測データに基づいて、電力系統CPへの逆潮流を検出する。充電制御部13cは、検出部13bによる検出結果に基づいて、蓄電装置BTに充電するように蓄電装置BTを制御する。
このため、実施形態に係る制御装置10では、HEMSを利用した蓄電装置BTの充電制御が可能である。より具体的な例を挙げると、制御装置10は、電力系統CP側に逆潮流される電力量を最小限に抑えるような充電制御を実現できる。
例えば、従来、各家庭に設置された発電装置PVが太陽光等の自然エネルギーを用いて発電した電力を電力系統CP側に逆潮流し、電力会社が逆潮流分の電力を買い取るといったことが行われてきた。しかしながら、逆潮流電力の買い取り期間が終了した場合には、電力会社が管理し得ない電力が電力系統CP側に出力する可能性があり、電力系統CP側の送電線や変圧装置等に負荷がかかる恐れがある。
そこで、制御装置10は、電力系統CP側に逆潮流する電力の大きさが少なくなるように、蓄電装置BTによる充電制御を行う。このため、制御装置10は、発電装置PVにより発電された電力が逆潮流することによって電力系統CP側へかかる負荷を最小限に留めることができる。また、制御装置10は、蓄電装置BTによる蓄電を行った際に電力系統CP側からの電力供給、すなわち、買電が行われないように充電制御を行う。このため、制御装置10は、利用者に対して予想外の課金が行われないように、充電制御を行うことができる。
なお、制御装置10により実現される充電制御において、どの程度の逆潮流まで認めるか、どの程度の買電まで認めるかといった設定については、任意の設定が採用可能である。例えば、制御装置10は、蓄電装置BTが充電する電力量を変更することができる場合は、逆潮流される電力量が「0」に近づくように、蓄電装置BTが蓄電する電力量を変更してもよい。例えば、制御装置10は逆潮流の電力が500W以上で所定時間経過した場合に蓄電装置BTを500Wで充電するように制御する。つまり、逆潮流分の電力は500W分減算した値となる。蓄電装置BTで500W充電している状態でさらに逆潮流の電力が100Wを超えて所定時間経過した場合、制御装置10は蓄電装置BTに600Wで充電するように制御する。一方、蓄電装置BTに充電している状態で0W以上の買電が生じた場合には、制御装置10は上記所定時間よりも短い時間、好ましくは買電が生じた後直ちに充電電力を100W下げるように蓄電装置BTを制御する。つまり、逆潮流が発生していると判断する所定時間に比べて買電が生じて蓄電装置BTの蓄電量を下げるまでの時間の方が短く設定されている。これによって、買電が必要以上に多くなることを防止することができ、充電量の頻繁な変化も抑制することができる。なお、上記制御において、逆潮流の電力に対して蓄電装置BTで蓄電する電力が所定値以上小さくなるように設定しておくことが望ましい。言い換えると、常に逆潮流が発生するように蓄電装置BTの充電量を制御する。
また、制御装置10は、電力事業者やアグリゲーター等から許容される逆潮流の値の通知を受け付け、逆潮流が通知された値以下となるように、蓄電装置BTに対して充電制御を行ってもよい。例えば、制御装置10は、逆潮流される電力量が通知された値を超える、若しくは、超えそうな場合には、蓄電装置BTによる蓄電を開始してもよい。また、このような充電制御を行うか否かを判断する逆潮流の閾値は、蓄電装置BTの定格電力、利用者が予め設定した買電の許容量、処理を実行する際の時間帯、処理を実行する際の売電価格や買電価格、ピーク電力量、電力系統CP側において電力量が不足しているか否か等に応じて動的に設定されてもよい。
また、例えば、制御装置10は、HEMSによって収集された消費電力量の推移等に基づいて、どれくらいの電力が負荷装置LDにより消費されるかを推定し、推定結果に基づいて、蓄電装置BTに対して充電制御を行うか否かを判定してもよい。
また、制御装置10は、地域ごとに充電制御を行ってもよい。例えば、制御装置10は、ある地域に含まれる各家庭のスマートメータMTから、電力量を取得し、その地域全体における逆潮流の電力量が所定の閾値を超える場合には、その地域に含まれる各家庭の蓄電装置BTのうち、電力系統CP側に電力を逆潮流させている家庭の蓄電装置BTを特定し、特定した蓄電装置BTに充電を行わせてもよい。
なお、上述の実施形態では、制御装置10がサーバSVに設けられているが、ホームゲートウェイ100に設けられてもよいし、コントローラCLに設けられてもよい。また、制御装置10の各構成要件である取得部13a、検出部13b、充電制御部13c、出力部13dをサーバSV、ホームゲートウェイ100、コントローラCLの任意の箇所に設けるようにしてもよい。例えば、取得部13a、検出部13bをホームゲートウェイ100に設け、充電制御部13c、出力部13dをコントローラCLに設けるようにしてもよいし、取得部13a、検出部13b、充電制御部13cをホームゲートウェイ100に設け、出力部13dをコントローラCLに設けてもよい。制御装置10がホームゲートウェイ100に設けられた場合であっても、ホームゲートウェイ100からの指令によって、上述と同様にHEMSを利用した蓄電装置BTの充電制御が可能である。また、上述の実施形態では計測装置としてスマートメータMTが計測した電力量に基づいて蓄電装置BTの充電を制御する例について説明したが、制御装置10で取得可能な情報であればこれに限らず、例えば、電力線に配設された電流センサで計測した計測データから逆潮流の電力を検出するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 通信システム
10 制御装置
11 通信部
12 記憶部
12a 計測データ記憶部
13 制御部
13a 取得部
13b 検出部
13c 充電制御部
13d 出力部
100 ホームゲートウェイ

Claims (7)

  1. 計測装置が取得した計測データを取得する取得部と;
    前記計測データに基づいて、逆潮流を検出する検出部と;
    前記検出部による検出結果に基づいて、蓄電装置に充電するように前記蓄電装置を制御する充電制御部と;
    を具備することを特徴とする制御装置。
  2. 前記充電制御部は、
    前記検出部による検出結果に基づいて、電力系統へ逆潮させつつ、前記蓄電装置への充電が行われるように前記蓄電装置を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記充電制御部は、
    前記検出部による検出結果に基づいて、前記蓄電装置が一定の電力で充電したときに買電が生じる状態であると判定した場合、負荷装置における電力消費を減少させるように前記負荷装置を制御する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記充電制御部は、
    充電する電力の値を含む指令を前記蓄電装置へ出力する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の制御装置。
  5. 前記充電制御部による前記蓄電装置の充放電制御の状態に応じた情報を出力する出力部を具備する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の制御装置。
  6. 制御装置が実行する制御方法であって、
    計測装置が取得した計測データを取得する取得ステップと;
    前記計測データに基づいて、逆潮流を検出する検出ステップと;
    前記検出ステップによる検出結果に基づいて、蓄電装置に充電するように前記蓄電装置を制御する充電制御ステップと;
    を含むことを特徴とする制御方法。
  7. コンピュータに、
    計測装置が取得した計測データを取得する取得手順と;
    前記計測データに基づいて、逆潮流を検出する検出手順と;
    前記検出手順による検出結果に基づいて、蓄電装置に充電するように前記蓄電装置を制御する充電制御手順と;
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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