JP2019062621A - ステータコア組立体、ステータコア組立体を有する回転電機及びステータの製造方法 - Google Patents

ステータコア組立体、ステータコア組立体を有する回転電機及びステータの製造方法 Download PDF

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啓生 大藤
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Abstract

【課題】バスバーの加工工数を削減するとともに、バスバーの内部抵抗の増加を抑制することのできるステータコア組立体を得る。【解決手段】回転電機のステータを形成するステータコア組立体において、ステータコアとバスバーとを有し、ステータコアは、同数からなる複数の磁極片と複数の継鉄片とを有し、磁極片と継鉄片とが交互に連結配置されることで形成され、複数の磁極片は、それぞれ、第1のバックヨーク部とティース部とを有し、複数の継鉄片は、それぞれ、第2のバックヨーク部を有し、各磁極片と各継鉄片とは、それぞれ折り曲げ部が形成された薄肉部で連結されており、バスバーは、ステータコアの長手方向に沿って、各折り曲げ部に重なる位置に配置されている。【選択図】図9

Description

本発明は、回転電機を形成する、ステータコア組立体、ステータコア組立体を有する回転電機、及びステータの製造方法に関する。
従来、例えば車両用に用いられる回転電機のステータでは、ステータコアに絶縁物を取り付け、ステータコアの複数のティース部に電線を巻回して、複数の相のコイルを形成している。このようなステータには、各相のコイルをバスバーに接続して導通させるものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2008−312277号公報 特開2007−202263号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来のステータでは、バスバーを直線状に製作し、単独で環状に加工した後に、ステータに組付けている。このため、バスバーの加工工数が多くなっている。
特許文献2に記載された従来のステータでは、ステータの外周側に端子が位置しないように、バスバーに、単独で複雑な折り曲げ加工を行っている。そして、バスバーを折り曲げた後に、ステータに組付けている。よって、バスバーの加工工数が多くなっている。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、バスバーの加工工数を削減することのできる、ステータコア組立体、バスバー及びステータコア組立体の製造方法を得る。
本発明に係るステータコア組立体は、回転電機のステータを形成するステータコア組立体であって、ステータコアとバスバーとを有し、ステータコアは、複数の磁極片と複数の継鉄片とを有し、磁極片と継鉄片とが交互に連結配置されることで形成され、複数の磁極片は、それぞれ、第1のバックヨーク部とティース部とを有し、複数の継鉄片は、それぞれ、第2のバックヨーク部を有し、各磁極片と各継鉄片とは、それぞれ折り曲げ部が形成された薄肉部で連結されており、バスバーは、ステータコアの長手方向に沿って、各折り曲げ部に重なる位置に配置されている。
この発明によれば、バスバーをステータコアと一緒に折り曲げて、環状に形成している。これにより、バスバーを単独で環状に形成する工程が不要となり、回転電機の加工費を削減することができる。
本発明の実施の形態1におけるステータコア組立体とコイルが配置された、回転電機のステータを示す図である。 実施の形態1のステータコア組立体を示す図である。 実施の形態1のステータコア組立体の斜視図である。 実施の形態1のステータコア組立体を形成するバスバーの斜視図である。 実施の形態1のステータコア組立体を形成するステータコアを示す図である。 図5AのA部拡大図である。 実施の形態1のステータコア組立体を、逆方向に曲げた状態を示す図である。 実施の形態1のステータコア組立体を形成するステータコアの部分拡大図である。 図7Aのステータコアを逆方向に曲げた状態を示す図である。 図7Aのステータコアを正方向に曲げた状態を示す図である。 実施の形態1のステータコア組立体における、電線が巻回される領域を示す図である。 実施の形態1のステータコア組立体の変形例を示す図である。 実施の形態1のステータコア組立体の変型例を逆方向に曲げた状態を示す図である。 実施の形態1のステータコア組立体の製造フローを示す図である。 実施の形態2のステータコア組立体を示す図である。 実施の形態2のステータコア組立体の部分拡大図である。 実施の形態2のステータコア組立体を構成するバスバーの斜視図である。 実施の形態2のステータコア組立体を構成するバスバーの上面図である。 実施の形態2のステータコア組立体における、折り曲げ前後のバスバーの状態を示す図である。 実施の形態2のステータコア組立体の変型例を示す図である。 実施の形態3のステータコア組立体を示す図である。 実施の形態3のステータコア組立体を構成する、バスバー組立体を示す図である。 実施の形態3のステータコア組立体を構成する、バスバー組立体を示す斜視図である。 実施の形態4のステータコア組立体を示す図である。 図19のステータコア組立体の部分拡大図である。 図20Aのステータコア組立体を逆方向に曲げた状態を示す図である。 図20Aのステータコア組立体を正方向に曲げた状態を示す図である。
以下、本発明のステータコア組立体の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるステータコア組立体100を有する回転電機のステータ200を、軸方向からみた図である。図2は、図1のステータコア組立体100が、環状に形成される前の状態を示す図である。また、図3は、図2のステータコア組立体100の斜視図である。
図1のステータ200は、環状に形成されたステータコア組立体100と、コイル120とを有している。図2及び図3に示すように、ステータコア組立体100は、複数の端子5Aを有するバスバー5と、絶縁物4と、1つのステータコア1とを有している。
図4は、折り曲げ前のバスバー5を示す図である。バスバー5は、絶縁物4にインサート成形されることで、図3に示すバスバー組立体51を形成する。そして、バスバー組立体51が、ステータコア1に組み付けられることで、ステータコア組立体100が形成される。バスバー5の複数の端子5Aは、絶縁物4から露出している。
図5Aは、折り曲げ前のステータコア1を示す図である。ステータコア1は、打ち抜き加工された薄板状の電磁鋼板を、回転電機の軸方向に複数枚積層することよって形成されている。図5Aに示すように、本実施の形態1に係るステータコア1は、6個の磁極片2と6個の継鉄片3とを交互に連続して配置した形状に形成されている。また、ステータコア1の一方の端部を形成する磁極片2には、結合凸部10が形成されている。また、ステータコア1の他方の端部を形成する継鉄片3には、結合凹部11が形成されている。
なお、磁極片と継鉄片の数を同数としているが、本発明の磁極片と継鉄片が同数でない場合がある。
図5Bは、図5AのA部拡大図である。ステータコア1を形成する複数の磁極片2は、それぞれ、ステータ200の径方向外側に形成された第1のバックヨーク部7Aを有している。さらに、複数の磁極片2は、それぞれ、ステータ200の径方向内側に延びるティース部8を有している。一方、複数の継鉄片3は、それぞれ、第2のバックヨーク部7Bを有している。そして、各磁極片2と各継鉄片3との境界には、それぞれ折り曲げ部6が形成されている。
なお、ここでは、磁極片2の第1のバックヨーク部7Aと、継鉄片3の第2のバックヨーク部7Bとを区別しているが、第1のバックヨーク部7Aと第2のバックヨーク部7Bとは連続している。
図5Bに示すように、各折り曲げ部6は、それぞれ、ティース部8側に開口する切欠き6Aと薄肉部9により形成されている。各切欠き6Aの開口部6Bは、径方向内側に向かうにつれて広くなるテーパ状に形成されている。また、各切欠き6Aは、テーパ状の開口部6Bと連続する円形の開口6Dを有している。各切欠き6Aの円形の開口6Dの薄肉部9側は、ステータコア1をティース部8側に折り曲げるときの折り曲げ中心点6Cとなる。そして、ステータコア1は、各折り曲げ中心点6Cを中心として径方向内側に折り曲げられ、環状に形成される。
従来、ステータコアを環状に形成する手順には二通りある。一つは、直線状のステータコアを、図6に示すように、各ティース部8が径方向外側になるように曲げる。そして、各ティース部8に電線を巻回する。その後、ステータコアを、各ティース部8が径方向内側になるように曲げることにより、環状に形成する方法である。以下、各ティース部8が径方向外側になるように曲げることを、「逆方向に曲げる」といい、各ティース部8が径方向内側になるように曲げることを、「正方向に曲げる」という。
もう一つは、直線状のステータコアの各ティース部8に電線を巻回した後、ステータコアを正方向に曲げて、環状に形成する方法である。なお、図6には、ステータコア1に加え、バスバー5と絶縁物4が示されている。
図7Aから図7Cは、本実施の形態1に係るステータコア1の折り曲げ状態を示す図である。図7Aは、ステータコア1が直線の状態を示している。図7Bは、ステータコア1を逆方向に曲げた状態を示している。そして、図7Cは、ステータコア1を正方向に曲げた状態を示している。
図7Aにおいて、1つの継鉄片3の両端に形成された、各折り曲げ部6の各折り曲げ中心点6CのピッチをP1とする。同様に、図7Bにおける各折り曲げ中心点6CのピッチをP2とし、図7Cにおける各折り曲げ中心点6CのピッチをP3とする。また、図7Aにおいて、1つの継鉄片3の一端側に形成された切欠き6Aの外側の端部6Eと、他端側に形成された切欠き6Aの外側の端部6FとのピッチをQ1とする。同様に、図7Bにおける各切欠き6Aの端部6Eと6FのピッチをQ2とし、図7Cにおける各切欠き6Aの端部6Eと6FのピッチをQ3とする。
図7Aから図7Cにおいて、各折り曲げ中心点6Cのピッチは変化しない。よって、P1、P2及びP3は同一である。一方、図7BのピッチQ2は、図7AのピッチQ1よりも長くなる。そして、図7CのピッチQ3は、図7AのピッチQ1よりも小さくなる。
図8は、ステータコア組立体100の1つのティース部8を示す図である。図8に斜線で示す領域12に電線が巻回されることで、図1に示したコイル120が形成される。また、図8に示すステータコア組立体100のコアバック13の径方向外側には、図示しない回転電機のフレームが配置される。よって、バスバー5は、各端子5Aが、コアバック13より径方向外側に突出しない位置に配置される必要がある。そこで、図9に一点鎖線で示すように、従来のバスバー5Cは、ステータコア1の折り曲げ中心Cよりも径方向内側であって、かつ、ティース部8の領域12よりも径方向外側の位置に配置されていた。なお、図面において網掛けを施した部位は、絶縁物4を示している。
従来のバスバー5Cの位置では、バスバー5Cがステータコア1の各折り曲げ中心点6Cと重ならない。このため、ステータコア1を折り曲げる工程において、バスバー5Cを容易に折り曲げることができない。そして、バスバー5Cを折り曲げるときに、バスバー5Cに大きな伸縮を生じさせてしまう。また、バスバー5Cを折り曲げるときに、バスバー5Cの位置がずれてしまうこともあった。バスバー5Cの位置がずれてしまうと、各ティース部8に電線を巻回する際に、電線とバスバー5Cの各端子5Aとが干渉するおそれがある。
そこで、図9に示すように、実施の形態1のステータコア組立体100では、バスバー5に複数の屈曲部14を形成している。バスバー5は、ステータコア1の長手方向に沿って配置される。そして、バスバー5の各屈曲部14が、それぞれステータコア1の各折り曲げ部6の折り曲げ中心点6Cと重なるように配置される。これにより、図10に示すように、ステータコア1の各折り曲げ部6を折り曲げたときに、バスバー5の各屈曲部14が一緒に折れ曲がる。
図7Aから図7Cの説明で記載したように、1つの磁極片2の両端部に形成された2つの折り曲げ中心点6CのピッチP1〜P3は、ステータコア1を折り曲げても変わらない。よって、バスバー5を、ステータコア1の各折り曲げ中心点6Cに重ねて配置すれば、ステータコア1を折り曲げるときに、バスバー5に大きな伸縮を生じさせることなく、バスバー5を折り曲げることができる。
このように、実施の形態1のステータコア組立体100によれば、直線状のバスバー5と絶縁物4とを一体化してバスバー組立体51を形成する。そして、バスバー組立体51を直線状のステータコア1に組み付けている。バスバー組立体51は、ステータコア1の各折り曲げ中心点6Cと、バスバー5の各屈曲部14とが重なるように、ステータコア1に組み付けられる。そして、ステータコア1の各折り曲げ部6を折り曲げる工程で、同時にバスバー5を折り曲げて、最終的に、ステータコアが環状に形成される。これにより、事前にバスバーを環状に形成する作業が不要となり、回転電機の加工費が削減できる。また、バスバー5を折り曲げる際のバスバー5の伸縮量を小さくすることができ、バスバー5の内部抵抗の増加を抑制することができる。これにより、回転電機の効率を向上させることができる。さらに、バスバー5の各屈曲部14を、ステータコア1の各折り曲げ中心点6Cの位置に重ねることにより、バスバー5の各端子5Aを、ステータコア1の径方向内側に寄せて配置することができる、これにより、ステータ200の外径を小さくすることができ、回転電機を小型化することができる。
次に、実施の形態1のステータコア組立体100を用いたステータの製造方法について説明する。図11は、ステータ200の製造フローを示す図である。
まず、ステップ1で電磁鋼板を打抜き加工して、複数枚積層することにより、直線状のステータコア1を形成する。
また、バスバー5と絶縁物4とをインサート成形により一体化して、バスバー組立体51を形成する。
次に、ステップ2で、バスバー5がステータコア1の各折り曲げ部6の位置に重なるように、バスバー組立体51をステータコア1に取り付けて、ステータコア組立体100を形成する。
次に、ステップ3で、ステータコア組立体100を構成するステータコア1の各折り曲げ部6を、逆方向に曲げる。
次に、ステップ4で、各ティース部8に電線を巻回してコイル120を形成する。
次に、ステップ5で、ステータコア1の各折り曲げ部6を、正方向に曲げて、環状に形成する。以上により、ステータ200が完成する。なお、各ティース部8に電線を巻回する作業は、直線状のステータコア1に対して行ってもよい。この場合、電線を巻回したステータコア1は、逆方向に曲げずに正方向に曲げる。
実施の形態2.
図12は、実施の形態2のステータコア組立体101の折り曲げ前の状態を示す図である。図13は、実施の形態2のステータコア組立体101の部分拡大図である。また、図14A及び図14Bは、実施の形態2のステータコア組立体101を構成する、バスバー5を示す図である。実施の形態2のステータコア組立体101は、バスバー5の屈曲部の形状が実施の形態1のステータコア組立体100とは異なる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図13及び図14Aに示すように、実施の形態2のステータコア組立体101に用いられるバスバー5は、ステータコア1の各継鉄片3に対応する位置に、それぞれ凸部15を有している。各凸部15は、図14Bに示すように、それぞれ、3つの屈曲部16A〜16Cにより形成されている。そして、図15に示すように、3つの屈曲部16A〜16Cのうち、屈曲部16Bと屈曲部16Cは、ステータコア1の折り曲げ部6に位置している。
各凸部15は、バスバー5が折り曲げられたときに変形して、バスバー5を伸縮させようとする力を吸収する。例えば、図15に破線で示すように、ステータコア1が径方向外側に折り曲げられた場合には、各屈曲部16A〜16Cがさらに屈曲して、バスバー5を縮めようとする力を吸収する。一方、ステータコア1が径方向内側に折り曲げられた場合には、各屈曲部16A〜16Cが広がり、バスバー5を伸ばそうとする力を吸収する。
このように、実施の形態2のステータコア組立体101は、バスバー5の、ステータコア1の各継鉄片3に対応する位置に、それぞれ凸部15を有している。そして、ステータコア1が折り曲げられた場合に、各凸部15の3つの屈曲部16を屈曲させ、または広げて、バスバー5を伸縮させようとする力を吸収する。これにより、バスバー5の伸縮量を小さくすることができ、バスバー5の内部抵抗の増加を抑制することができる。また、ステータコア1が折り曲げられた場合に、バスバー5の位置がずれることを防止して、ステータ200の品質を安定させることができる。
なお、実施の形態2のステータコア組立体101では、凸部15を、径方向外側に凸となる形状としたが、凸部15の形状は、これに限るものではない。例えば凸部15の形状は、径方向内側に凸となる形状としてもよいし、複数の凸部15を連続させて形成してもよい。さらに、実施の形態2では、凸部15の形状を三角形状としたが、図16に示すように円弧状の凸部15としてもよい。
実施の形態3.
図17は、実施の形態3のステータコア組立体102を示す図である。また、図18A及び図18Bは、実施の形態3のステータコア組立体102を構成する、バスバー5と絶縁物4とを一体成型したバスバー組立体51を示している。実施の形態3のステータコア組立体102は、絶縁物4によってバスバー5を被覆する範囲が、実施の形態1とは異なる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図17、図18A及び図18Bに示すように、実施の形態3のステータコア組立体102は、バスバー5の、各屈曲部14から磁極片2側を絶縁物4で被覆することにより固定している。そして、実施の形態3のステータコア組立体102は、各屈曲部14を、ステータコア1の各折り曲げ部6に配置している。
このように構成された実施の形態3のステータコア組立体102によれば、バスバー5を折り曲げようとした場合に、各屈曲部14から磁極片2側が絶縁物4で固定されている。このため、バスバー5を、各屈曲部14において安定させて折り曲げることができる。よって、バスバー5の折り曲げ位置のばらつきが抑制できる。
実施の形態4.
図19は、実施の形態4のステータコア組立体103の折り曲げ前の状態を示す図である。また、図20Aから図20Cは、実施の形態4のステータコア組立体103の折り曲げ状態を示す図である。実施の形態4のステータコア組立体103は、バスバー5を被覆している絶縁物4の範囲が、実施の形態1のステータコア組立体100とは異なる。また、実施の形態4のバスバー5は、屈曲部14を有していない点が、実施の形態1とは異なる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図20Aに示すように、実施の形態4のステータコア組立体103では、バスバー5を、ステータコア1の折り曲げ中心点6Cの位置よりもティース部8側に配置している。また、バスバー5を被覆している絶縁物4と、バスバー5が絶縁物4から露出している部位との境界である境界部20を、折り曲げ部6に対して磁極片2側に離間させている。これにより、図20Bに示すように、実施の形態4のステータコア組立体103を径方向外側に折り曲げた場合には、バスバー5が、ステータコア1の径方向外側に移動する。一方、図20Cに示すように、ステータコア組立体103を径方向内側に折り曲げた場合には、バスバー5が、ステータコア1の径方向内側に移動する。
このように構成された実施の形態4のステータコア組立体103によれば、バスバー5を単独で環状に形成する工程が削減でき、回転電機の加工費を低減させることができる。また、バスバー5の伸縮量を小さくすることができ、バスバー5の内部抵抗の増加を抑制することができる。よって、回転電機の効率を向上させることができる。さらに、バスバー5を、ステータコア組立体103の径方向の最も内側に配置することができる。これにより、ステータコア1を小径化することができ、回転電機を小型化することができる。
1 ステータコア、2 磁極片、3 継鉄片、4 絶縁物、5 バスバー、6 折り曲げ部、6A 切り欠き、6B 開口部、6C 折り曲げ中心点、6D 開口、7A 第1のバックヨーク部、7B 第2のバックヨーク部、8 ティース部、9 薄肉部、10 結合凸部、11 結合凹部、12 領域、13 コアバック、14 屈曲部、15 凸部、16A〜16C 屈曲部、20 境界部、51 バスバー組立体、100〜103 ステータコア組立体、120 コイル、200 ステータ。

Claims (12)

  1. 回転電機のステータを形成するステータコア組立体であって、
    ステータコアとバスバーとを有し、
    前記ステータコアは、同数からなる複数の磁極片と複数の継鉄片とを有し、
    磁極片と継鉄片とが交互に連結配置されることで形成され、
    前記複数の磁極片は、それぞれ、第1のバックヨーク部とティース部とを有し、
    前記複数の継鉄片は、それぞれ、第2のバックヨーク部を有し、
    各前記磁極片と各前記継鉄片とは、それぞれ折り曲げ部が形成された薄肉部で連結されており、
    前記バスバーは、前記ステータコアの長手方向に沿って、各前記折り曲げ部に重なる位置に配置されている、
    ステータコア組立体。
  2. 前記バスバーは、各前記折り曲げ部の折り曲げ中心点に重なる位置に配置されている、
    請求項1に記載のステータコア組立体。
  3. 前記バスバーは、各前記折り曲げ部に対応する部位に、それぞれ屈曲部を有する、
    請求項2に記載のステータコア組立体。
  4. 前記バスバーは、各前記継鉄片に対応する部位における、一端側の前記屈曲部と他端側の前記屈曲部との間に、それぞれ、さらに少なくとも1つの屈曲部を有する、
    請求項3に記載のステータコア組立体。
  5. 前記バスバーは、各前記磁極片に対応する部位の一部が絶縁物で被覆されており、
    前記バスバーは、各前記継鉄片に対応する部位と、各前記折り曲げ部に対応する部位が、前記絶縁物から露出している、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のステータコア組立体。
  6. 前記バスバーは、各前記磁極片に対応する部位の一部が絶縁物で被覆されており、
    前記バスバーは、各前記継鉄片に対応する部位と、各前記折り曲げ部に対応する部位と、各前記折り曲げ部に対応する部位から、各前記磁極片側にあらかじめ定められた距離離れた位置までの部位が、前記絶縁物から露出している、
    請求項1に記載のステータコア組立体。
  7. 前記バスバーは、前記絶縁物と一体化されてバスバー組立体を形成しており、
    前記バスバー組立体は、前記ステータコアに組付けられている、
    請求項5または6に記載のステータコア組立体。
  8. 前記ステータコアは、各前記折り曲げ部で折り曲げられており、
    前記バスバーは、前記ステータコアに沿って折り曲げられており、
    前記ステータコア及び前記バスバーは、環状に形成されている、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のステータコア組立体。
  9. 請求項8に記載のステータコア組立体を有する回転電機。
  10. 第1のバックヨーク部とティース部とを有する複数の磁極片と第2のバックヨーク部を有する前記複数の磁極片と同数の継鉄片とを有し、磁極片と継鉄片とが交互に連結配置され、各前記磁極片と各前記継鉄片とが、それぞれ折り曲げ部が形成された薄肉部で連結された電磁鋼板を複数枚積層して、直線状のステータコアを形成する工程と、
    直線状のバスバーを、前記ステータコアの長手方向に沿って、かつ各前記折り曲げ部に重なる位置に取付けて、ステータコア組立体を形成する工程と、
    前記複数の磁極片の各前記ティース部に電線を巻回してコイルを形成する工程と、
    前記ステータコアの、各前記折り曲げ部を折り曲げるとともに、前記バスバーを前記ステータコアに沿って折り曲げて、前記ステータコア組立体を環状に形成する工程とを有する、
    ステータの製造方法。
  11. 前記直線状のバスバーを、前記ステータコアの長手方向に沿って、かつ各前記折り曲げ部に重なる位置に取付けて、ステータコア組立体を形成する工程は、
    前記直線状のバスバーを、各前記折り曲げ部の各折り曲げ中心に重なる位置に取付けて、ステータコア組立体を形成する工程である、
    請求項10に記載のステータの製造方法。
  12. 前記直線状のバスバーは、絶縁物と一体化したバスバー組立体である、
    請求項10または11に記載のステータの製造方法。
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