JP2019061626A - 現金管理装置及び現金管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】新規かつ改良された現金管理装置及び現金管理システムを提供する。【解決手段】第1の担当者の操作により、釣銭機に収納するための釣銭を出金する出金部と、前記第1の担当者の操作により、前記釣銭機に入金された売上金を収納する入金部と、前記釣銭機に残された前記釣銭を引継ぐ第2の担当者の情報と、引継ぎに関する情報とを取得する情報取得部と、前記第2の担当者に前記釣銭機に残された釣銭を引継ぐ引継処理を行う処理部と、を備える、現金管理装置を提供する。【選択図】図6

Description

本発明は、現金管理装置及び現金管理システムに関する。
スーパーマーケット等の店舗では、顧客が購入した商品等の精算を行うために各売場等にレジスタ(釣銭機)を設置し、従業員が、顧客に対応しつつ、当該レジスタを操作することにより、精算を行うことができる。上記レジスタには、顧客に払い出すための釣銭が収納される。当該釣銭は、レジスタの操作を担当する従業員によって、当該従業員の業務開始時に店舗のバックヤードに設置された現金管理機(現金管理装置)から出金され、上記レジスタに収納される。さらに、上記従業員の業務終了時には、当該従業員によって、上記レジスタから顧客から支払われた売上金とともに残った釣銭は回収され、上記現金管理機に入金される。
例えば、下記特許文献1においては、店舗等に設置される各レジスタには、予めレジスタカードが割り当てられており、レジスタの操作を担当する従業員又は管理者は、担当するレジスタに割当てられたレジスタカードを用いて現金管理機から釣銭を出金し、出金した釣銭をレジスタに収納する。
上記レジスタの操作は、複数の従業員によって交代して行われる。そして、レジスタに収納される釣銭は、当該レジスタの操作を担当する従業員の業務が新たに開始されるごとに、現金管理機から出金され、レジスタに収納される。さらに、当該釣銭は、当該従業員の業務が終了するごとに、レジスタから回収され、現金管理機に入金される。このように、担当者が交代するごとに、現金管理機からの釣銭の出金、レジスタへ釣銭の収納、レジスタからの釣銭の回収、現金管理機への釣銭の入金の一連の動作を行うことにより、釣銭の管理について責任を負うべき担当者を明確にすることができることから、釣銭の管理を確実に行うことができる。
特開2008−46920号公報
しかしながら、上述のように、先の担当者(引継元)によるレジスタ(釣銭機)からの釣銭の回収、回収した釣銭の現金管理機(現金管理装置)への入金、及び、次の担当者(引継先)による現金管理機からの釣銭の出金、出金した釣銭のレジスタへの収納を行うことから、先の担当者から次の担当者へとレジスタを引継ぐ引継時間が長くなってしまうことが避けられなかった。そして、顧客が商品の代金を支払おうとした場合であっても、当該引継時間中には上記顧客への対応ができないことから、引継時間が長くなることにより顧客に不便をしいることとなってしまっていた。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、業務停止時間を最小限に抑えることが可能な、新規且つ改良された現金管理装置及び現金管理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1の担当者の操作により、釣銭機に収納するための釣銭を出金する出金部と、前記第1の担当者の操作により、前記釣銭機に入金された売上金を収納する入金部と、前記釣銭機に残された前記釣銭を引継ぐ第2の担当者の情報と、引継ぎに関する情報とを取得する情報取得部と、前記第2の担当者に前記釣銭機に残された釣銭を引継ぐ引継処理を行う処理部と、を備える、現金管理装置が提供される。
前記処理部は、前記第1の担当者の操作によって、前記釣銭機に残された釣銭を前記入金部に収納した旨の第1の情報と、前記第2の担当者の操作によって、前記釣銭機に残された釣銭を前記出金部から出金した旨の第2の情報と、を生成してもよい。
前記第1の情報と前記第2の情報とは、同一時刻に紐づけられて生成されてもよい。
前記処理部は、前記第2の担当者が使用する引継管理情報を生成して、出力してもよい。
前記現金管理装置は、前記引継管理情報を読み取る読取部をさらに備えてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、現金管理機と、管理端末とを含む現金管理システムであって、前記現金管理機は、第1の担当者の操作により、釣銭機に収納するための釣銭を出金する出金部と、前記第1の担当者の操作により、前記釣銭機に入金された売上金を収納する入金部と、前記釣銭機に残された前記釣銭を引継ぐ第2の担当者の情報と、引継ぎに関する情報とを取得する情報取得部と、前記第2の担当者に前記釣銭機に残された釣銭を引継ぐ引継処理を行う処理部と、を有し、前記管理端末は、前記現金管理機における入出金の状況を表示する表示部を有する、現金管理システムが提供される。
前記現金管理システムは、前記釣銭機と、前記釣銭機に接続された窓口端末とをさらに含んでもよい。
前記現金管理システムは、第3の担当者が使用する携帯端末をさらに含んでもよい。
前記現金管理システムは、各担当者の売上情報を管理する売上情報管理サーバをさらに含んでもよい。
以上説明したように本発明によれば、業務停止時間を最小限に抑えることができる。
本発明の第1の実施形態に係る現金管理システム1の構成例を説明する説明図である。 同実施形態に係る現金管理機100のブロック図である。 同実施形態に係る記憶部130に格納される情報の構成例を説明する説明図である。 同実施形態に係る売上情報管理サーバ400のブロック図である。 同実施形態に係る記憶部430に格納される情報の構成例を説明する説明図である。 同実施形態に係る現金管理方法のシーケンス図である。 同実施形態に係る現金管理機100に表示される画面900の一例を説明する説明図である。 同実施形態に係る現金管理機100に表示される画面904の一例を説明する説明図である。 同実施形態に係る現金管理機100に表示される画面912の一例を説明する説明図である。 同実施形態に係る現金管理機100に表示される画面916の一例を説明する説明図である。 同実施形態に係る現金管理機100に表示される画面918の一例を説明する説明図である。 同実施形態に係る現金管理機100に表示される画面920の一例を説明する説明図である。 同実施形態に係る現金管理機100に表示される画面922の一例を説明する説明図である。 同実施形態に係る残置入金レシート970の一例を説明する説明図である。 同実施形態に係る残値入金引継情報レシート980の一例を説明する説明図である。 現金管理機100に格納される情報テーブル930の一例を説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る窓口端末200に表示される画面800の一例を説明する説明図である。 同実施形態に係る窓口端末200に表示される画面808の一例を説明する説明図である。 同実施形態に係る窓口端末200に表示される画面814の一例を説明する説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る記憶部430aに格納される情報の構成例を説明する説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一又は類似の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別する場合がある。ただし、実質的に同一又は類似の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。また、異なる実施形態の類似する構成要素については、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合がある。ただし、類似する構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
<<本発明の実施形態をなすに至った経緯>>
まずは、本発明の実施形態の説明に先立ち、本発明者が本発明の実施形態をなすに至った経緯について説明する。
先に説明したように、スーパーマーケット等の店舗では、顧客が購入した商品等の精算を行うために各売場等に釣銭機が設置されている。上記釣銭機には、顧客に払い出すための釣銭が収納されるが、当該釣銭は、釣銭機の操作を担当する担当者によって、当該担当者の業務開始時に店舗のバックヤードに設置された現金管理機(現金管理装置)から出金され、上記釣銭機に収納される。さらに、上記担当者の業務終了時には、当該担当者によって、上記釣銭機から顧客から支払われた売上金とともに残った釣銭は回収され、上記現金管理機に入金される。また、先に説明したように、店舗に設置された釣銭機の操作は、店舗の営業時間等に応じて、例えば、10時から12時までを担当者Aが上記釣銭機を担当し、次に、12時から15時までを担当者Bが担当し、15時から18時までを担当者Cが担当するといったように、複数の担当者によって交代して行われる。
そして、釣銭機に収納される釣銭は、当該釣銭機の操作を担当する担当者の業務が新たに開始されるごとに、現金管理機から出金され、釣銭機に収納される。さらに、当該釣銭は、当該担当者の業務が終了するごとに、釣銭機から回収され、現金管理機に入金される。すなわち、担当者が交代するごとに、現金管理機からの釣銭の出金、釣銭機へ釣銭の収納、釣銭機からの釣銭の回収、現金管理機への釣銭の入金の一連の動作を行っていた。このように現金管理機の釣銭の入出金を釣銭機の管理単位である釣銭機の担当者ごとに行うことで、担当者が現金管理機から最初に出金した釣銭を現金管理機に再び全額入金することとなることから、釣銭の管理について責任を負うべき担当者を明確にすることができる。その結果、釣銭の管理を確実に行うことができる。
しかしながら、上述のように、先の担当者(引継元)による釣銭機からの釣銭の回収、回収した釣銭の現金管理機への入金、及び、次の担当者(引継先)による現金管理機からの釣銭の出金、出金した釣銭のレジスタへの収納を行うことから、先の担当者から次の担当者へと釣銭機を引継ぐ引継時間が長くなってしまうことが避けられなかった。そして、顧客が商品の代金を支払おうとした場合であっても、当該引継時間中には顧客への対応ができないことから、引継時間が長くなることにより顧客に不便をしいることとなってしまっていた。特に、店舗によっては、24時間365日営業することもあり、切れ目なく顧客へ対応することが求められる場合がある。
また、次の担当者が用いる釣銭を、先の担当者の業務中に現金管理機から予め出金しておいて、先の担当者による釣銭機からの釣銭及び売上金の回収が完了したら、すぐに次の担当者が用いる釣銭を釣銭機に収納することにより、引継時間を短縮することが考えられる。しかしながら、このような時間短縮策は、効果が一部に限られる上、先の担当者用の釣銭と次の担当者用の釣銭として2倍の額の釣銭(釣銭準備金)を現金管理機に準備しなくてはならない。
そこで、このような状況を鑑みて、本発明者は、本発明の実施形態に係る現金管理機及び現金管理システムを創作するに至った。本発明の実施形態においては、先の担当者が釣銭機に残した釣銭を、そのままの釣銭機に残した状態のまま、次の担当者が当該釣銭を引継ぐことができる。さらに、当該実施形態においては、管理情報の上では、先の担当者によって釣銭機から釣銭を回収し、回収した釣銭を現金管理機に入金し、次の担当者によって現金管理機から釣銭を出金し、出金した釣銭を釣銭機に収納したとする扱いとする。このようにすることで、当該実施形態においては、各段階において釣銭の管理に責任を負うべき担当者を明確にしつつ、現金管理機から一度出金した釣銭を複数の担当者間で使いまわすことができることから、釣銭の出金、収納、回収、入金に係る作業を省略し、業務停止時間を最小限に抑えることができる。以下、このような本発明の実施形態を順次詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、先の担当者が釣銭機に残した釣銭を、釣銭機に残したまま次の担当者に引継ぐ処理のことを、「残置入金」と呼ぶ。
また、以下に説明する本発明の実施形態に係る現金管理システムは、スーパーマーケット等の店舗等で利用されることに限定されるものではなく、金融機関の営業店舗等で利用されてもよく、様々な業種における現金の管理に適用することができる。
<<第1の実施形態>>
まず、本発明の第1の実施形態を説明する。以下に説明する本発明の第1の実施形態は、従来から使用されている現金管理システムにおける現金管理機を改良することにより実現される。従って、本実施形態によれば、現金管理機を改良することにより実現することができることから、本実施形態に係る現金管理システムの導入に係るコストを抑えることができる。
<現金管理システム1の構成>
まずは、本発明の第1の実施形態に係る現金管理システム1の構成を、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る現金管理システム1の構成例を説明する説明図である。図1に示すように、本実施形態に係る現金管理システム1は、現金管理機(現金管理装置)100と、窓口端末200と、釣銭機300と、売上情報管理サーバ400と、管理端末500と、携帯端末600とを主に含む。なお、図1においては、現金管理機100、窓口端末200、釣銭機300、管理端末500、及び携帯端末600は1台ずつ図示されているが、本実施形態においては、これらは1台に限定されるものではなく、それぞれ複数台含まれていてもよい。
本実施形態に係る現金管理システム1は、顧客から商品代金等を授受する担当者ごとに、現金管理機100から出金した釣銭の金額等の釣銭情報と、顧客へ販売した日時や商品名、商品単価、数量、合計金額等の売上情報とを管理し、売上金額等の締上げ(集計)を行うシステムである。具体的には、担当者が、釣銭機300と接続された窓口端末200等を操作することによって、釣銭情報や売上情報を売上情報管理サーバ400に格納する。売上情報管理サーバ400は、該当する担当者が窓口端末200で締上げを行うことによって該当計理日の売上金を確定させて売上情報を生成する。さらに、売上情報管理サーバ400は、現金管理機100と管理端末500に対して、該当する担当者の釣銭情報と売上情報とを送信することもできる。以下に、本実施形態に係る現金管理システム1の各装置の概要について説明する。
(現金管理機100)
現金管理機100は、窓口端末200及び釣銭機300を操作して、顧客から商品代金等を受領する担当者に対して、釣銭の入出金と売上金の収納とを行う装置である。詳細には、現金管理機100は、担当者との間で、後述する各釣銭機300等に収納するための釣銭(紙幣及び硬貨)を出金する出金取引と、各釣銭機300から回収した売上金(紙幣及び硬貨)及び釣銭の入金する入金取引を行う。上記出金取引においては、現金管理機100は、予め設定されている金額、金種別枚数あるいは指定する金額、金種別枚数の釣銭を出金する。上記入金取引においては、現金管理機100は、売上情報管理サーバ400から取得した担当者ごとの釣銭の出金情報と売上情報とに従って、釣銭と売上金との合計金額に係る現金の入金を行う。例えば、担当者が、業務開始時に現金管理機100を操作して、釣銭として20万円分の現金を出金し、業務中に顧客から商品代金として60万円分受領した場合を考える。この場合には、上記担当者は、業務終了時に現金管理機100を操作して、60万円と20万円との合計金額である80万円分の現金を入金する。なお、現金管理機100は、残置入金(釣銭を入金せずに、売上金だけを入金する)を行うことができるが、その際の現金管理機100の動作の詳細については後述する。また、現金管理機100は、釣銭の入出金の詳細情報や、入金された売上金の詳細を後述する売上情報管理サーバ400や管理端末500に送信してもよい。
(窓口端末200)
窓口端末200は、店舗等の従業員(担当者)等が作業等を行うためのコンピュータ又はパーソナルコンピュータ(PC)等により実現され、後述する各釣銭機300に接続され、当該釣銭機300の入出金を管理し、売上情報管理サーバ400と連携して担当者による締上げ処理を行う。また、窓口端末200は、図1に示すように、入力部202と表示部204とを主に有する。詳細には、窓口端末200は、担当者による入力部202に対する操作を受け付け、受け付けた操作に応じて釣銭機300を制御する。さらに、窓口端末200は、釣銭機300の入出金の状況を表示部204に表示させたり、釣銭機300の入出金の情報を売上情報管理サーバ400へ送信したりすることもできる。そして、窓口端末200は、図1に示すように、プリンタ210と接続されており、当該プリンタ210を制御することにより、入出金の状況等の情報を紙面に印刷して出力することもできる。
なお、窓口端末200は、操作を行う担当者の携帯する社員カードやレジカードから社員情報等を取得するカードリーダ(図示省略)を有していてもよい。もしくは、窓口端末200は、当該カードリーダの代わりに、生体認証を行う生体認証部(図示省略)を有していてもよい。このようなカードリーダ等を窓口端末200に設けることにより、窓口端末200の操作を開始する際に、担当者に対して本人確認を行うことができることから、窓口端末200のセキュリティを高めることができる。
(釣銭機300)
釣銭機300は、顧客から受け取った商品代金等を売上金として入金し、顧客に釣銭の出金を行う装置である。具体的には、釣銭機300は、担当者が顧客から商品代金として受け取った紙幣や硬貨を収納し、さらに、窓口端末200の制御に応じて、顧客に釣銭として支払う紙幣や硬貨を払い出す。なお、本実施形態に係る釣銭機300においては、売上金に係る現金も釣銭に係る現金も区別せずに収納しているが、上述の窓口端末200において、売上金の計数を行っているため、釣銭機300に収納された現金のうち、売上金に係る金額と、釣銭に係る金額とは明確に区別して把握することができる。また、釣銭機300は、手提げ金庫(図示省略)やドロワー(図示省略)であってもよい。
(売上情報管理サーバ400)
売上情報管理サーバ400は、各店舗や、複数の店舗における現金の有高及び現金の移動、各担当者の売上情報等を管理するコンピュータであり、現金管理機100や窓口端末200等からの情報を取得して、売上と現金の有高等を管理する。具体的には、売上情報管理サーバ400は、現金管理機100や窓口端末200等から送られてくる取引結果等の情報を履歴として格納し、さらに、現金管理機100や窓口端末200等から送られてくる売上金額や有高、金種毎の出金枚数や入金枚数等の情報に基づいて、釣銭や売上高を集計管理する。
(管理端末500)
管理端末500は、売上情報管理サーバ400に格納された情報を管理者が監視するための装置であり、例えば、管理者等が作業等を行うためのPC(パーソナルコンピュータ)等により実現される。また、管理端末500は、図1に示すように、入力部502と表示部504とを主に有する。具体的には、管理端末500は、管理者等による入力部502に対する入力操作に応じて、売上情報管理サーバ400に履歴として格納された情報(例えば、売上情報)と、現金管理機100等の入出金状況の情報とを表示部504に表示させることができる。そして、管理者等は、表示部504に表示された情報に基づいて、上記履歴情報と、現金管理機100における入出金とが一致しているかを表示部504に表示される画面や図示しないプリンタによって印字出力した帳票等によって確認することができる。
(携帯端末600)
携帯端末600は、顧客宅や顧客の職場等を訪問する担当者(第3の担当者)等が外出先で使用するタブレット端末、スマートフォン等の携帯端末等により実現され、商品販売に関わる売上金と釣銭の入出金を管理し、売上情報管理サーバ400と連携して担当者による締上げ処理を行う。携帯端末600は、図1に示すように、入力部602と表示部604とを主に有する。具体的には、上記担当者は、外出先で顧客から受け取った商品代金を売上金として携帯する釣銭袋(図示省略)等に収納し、当該釣銭袋から現金を取り出して釣銭として顧客に払い出す。この際、上記担当者は、上記釣銭袋からの現金の入出金の状況や、売上情報等を、携帯端末600を介して上述の売上情報管理サーバ400へ送信する。さらに、図1に示すように、携帯端末600は、例えば携帯可能なプリンタ610と接続されており、当該プリンタ610を制御することにより、入出金の状況等の情報を紙面に印刷して出力することができる。
(通信網700)
通信網700は、1つ又は複数の店舗内及び店舗外の情報の送受信に利用されるネットワークである。通信網700は、有線又は無線であることができ、例えば、電話回線、衛星通信網等の公衆回線網や、インターネット、専用回線、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)などの任意の通信ネットワークから構成される。さらに、専用回線は、IP−VPN(Internet Protocol‐Virtual Private Network)等から構成されてもよい。また、専用回線に対して、何らかのセキュリティ手段(例えば、Secure Sockets Layer(SSL)等)が施されていてもよい。
なお、本実施形態においては、現金管理システム1内の複数の装置が、通信網700で接続され、当該通信網700を介して情報のやり取りを行うことに限定されるものではなく、例えば、情報を記録することができる媒体等を介して情報のやり取りを行ってもよい。このようにすることで、例えば災害等により通信網700が切断された場合であっても、現金管理システム1を用いて店舗等での業務を継続することができる。
<現金管理機100の詳細構成>
以上、本実施形態に係る現金管理システム1の構成を説明した。次に、図2及び図3を参照して、本実施形態に係る現金管理機100の詳細構成を説明する。図2は、本実施形態に係る現金管理機100のブロック図であり、図3は、本実施形態に係る記憶部130に格納される情報の構成例を説明する説明図である。図2に示すように、現金管理機100は、入力部102、表示部104、紙幣入出金部106、硬貨入出金部108、プリンタ部110、バーコードリーダ部(読取部)112、通信部114、及び制御部120を主に有する。以下に、現金管理機100の各機能部について説明する。
(入力部102)
入力部102は、現金管理機100を操作する担当者の入力操作を受け付ける機能部であり、例えば、各種ボタン、テンキー、キーボード等から実現される。
(表示部104)
表示部104は、担当者に対して、操作画面や取引(処理)内容を表示する機能部であり、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置等により実現される。なお、上述の入力部102は、当該表示部104を構成する上記ディスプレイ装置に重ねて設けられたタッチパネルにより実現されてもよい。
(紙幣入出金部106)
紙幣入出金部106は、紙幣の入出金を行う機能部であり、具体的には、担当者の求めに応じて、紙幣の入金を受け付け、紙幣の種別を鑑別し、種別毎に計数し収納する。さらに、紙幣入出金部106は、担当者の求めに応じて収納した紙幣を出金する。
(硬貨入出金部108)
硬貨入出金部108は、硬貨の入出金を行う機能部であり、具体的には、担当者の求めに応じて、硬貨の入金を受け付け、硬貨の種別を鑑別し、種別毎に計数し収納する。さらに、硬貨入出金部108は、担当者の求めに応じて収納した硬貨を出金する。
すなわち、上述の紙幣入出金部106及び硬貨入出金部108は、担当者の操作により釣銭機300に収納するための釣銭(紙幣及び硬貨)を出金する出金部として機能し、且つ、担当者の操作により、釣銭機300から回収された釣銭及び売上金(紙幣及び硬貨)を入金する入金部として機能する。
(プリンタ部110)
プリンタ部110は、レシート等の印刷機能を有し、取引結果等をレシートに印刷して、担当者に対してレシート(例えば、残置入金レシート970(図14A 参照)や残置入金引継情報レシート980(図14B 参照)を発行することができる。
(バーコードリーダ部112)
バーコードリーダ部112は、レシート等に印字された、一次元コード(例えばバーコード)又は二次元コード(例えばQRコード(登録商標)等)から情報を読み取ることができる機能部である。より具体的には、バーコードリーダ部112は、レシート等に印字された一次元又は二次元コードを読み取ることにより、担当者の引継に関する引継情報(引継管理情報)を取得することができる。なお、本実施形態においては、バーコードリーダ部112は、一次元コード又は二次元コード形式の情報が印刷されたレシートから情報を読み取るものに限定されるものではなく、例えば磁気カードやIC(Integrated Circuit)カード等から磁気情報等を読み取る機能部であってもよい。なお、本実施形態においては、現金管理機100は、後述するように通信網700を介して情報を取得してもよい。
(通信部114)
通信部114は、例えば通信網700等を介して、売上情報管理サーバ400へ、現金の入出金の情報等を送信したり、売上情報管理サーバ400から売上情報などを受信したりすることができる。
(制御部120)
制御部120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等を中心に構成されており、現金管理機100の各機能部を制御して、各種の取引を実行する。具体的には、制御部120は、図2に示すように、情報取得部122、現金管理処理部124、引継処理部126、及び記憶部130等のブロックを有する。以下に、制御部120の各ブロックの詳細について説明する。
−情報取得部122−
情報取得部122は、上述の入力部102に入力された引継情報(例えば、釣銭機300に残された釣銭を引継ぐ担当者の情報、当該引継に関する釣銭額等の情報)を取得し、後述する引継処理部126へ出力する。もしくは、情報取得部122は、上述のバーコードリーダ部112によって読み取った引継情報を取得し、後述する引継処理部126へ出力する。
−現金管理処理部124−
現金管理処理部124は、現金管理機100で行われる取引(例えば、入金取引、出金取引等)を実行すべく、紙幣入出金部106、硬貨入出金部108等を制御する。
−引継処理部126−
引継処理部126は、情報取得部122から出力された引継情報に基づき、釣銭機300に残された釣銭を引継元の担当者(第1の担当者)から引継先の担当者(第2の担当者)へと引継ぐ処理を、釣銭実物の移動を伴うことなしに行うことができる。例えば、引継処理部126は、引継元の担当者の操作に応じて、釣銭機300に残された釣銭が上述の紙幣入出金部106及び硬貨入出金部108に入金された旨の情報(第1の情報)を、実際には当該釣銭が紙幣入出金部106及び硬貨入出金部108に入金されていないにもかかわらず、生成する。また、引継処理部126は、例えば、上述の情報を生成した時刻と同一の時刻と紐づけて、引継先の担当者の操作に応じて、釣銭機300に残された釣銭が上述の紙幣入出金部106及び硬貨入出金部108から出金された旨の情報(第2の情報)を、実際には当該釣銭が紙幣入出金部106及び硬貨入出金部108から出金されていないにもかかわらず、生成する。さらに、引継処理部126は、引継先の担当者が使用する引継情報を生成して、プリンタ部110へ出力することもできる。なお、引継元の担当者(第1の担当者)が現金管理機100に入金する時点において引継先の担当者(第2の担当者)が決まっていない(未確定)場合は、上述の第1及び第2の情報を生成する際に、引継先の担当者としての仮の情報を設定し、引継先の担当者が情報を引継いだ際あるいは入金をする際に、仮の情報を正式な引継先の担当者の情報に置き換える。
−記憶部130−
記憶部130は、制御部120の有する、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等から実現され、現金管理機100の動作を制御するための制御プログラムや、現金管理機100の取引時における入力データ、表示画面等が格納されている。以下に、記憶部130に格納される情報について、図3を参照して説明する。図3に示すように、記憶部130には、担当者情報DB(Data Base)132と、釣銭情報DB134と、売上情報DB136と、引継情報DB138とが主に格納される。以下に、記憶部130に格納される情報について説明する。
〜担当者情報DB132〜
担当者情報DB132は、各担当者の情報を格納したデータベースであり、例えば、各担当者の社員番号、権限(例えば、残置入金を行う権限)、暗証番号等が格納されている。
〜釣銭情報DB134〜
釣銭情報DB134は、現金管理機100に装填した釣銭や回収した釣銭の有高と金種別枚数の情報、現金管理機100から出金された釣銭、現金管理機100に入金された釣銭に関する情報、具体的には、入出金された釣銭の金額、入出金日時、入出金を行った担当者の情報等が格納されている。
〜売上情報DB136〜
売上情報DB136は、現金管理機100に入金された売上金に関する情報、具体的には、入金された売上金の金額と金種別枚数、入金日時、入金を行った担当者の情報等が格納されている。
〜引継情報DB138〜
引継情報DB138は、釣銭機300に残された釣銭を引継ぐための引継情報、具体的には、引継の行われた又は引継を行う日時、引継元及び引継先の担当者の情報、引継ぐ釣銭の金額や、引継ぎを特定するための引継番号、引継ぎ時点で引継先の担当者が未確定の場合における仮の情報、引継暗証番号等が格納される。
ここで、引継番号とは、残置入金処理の時点で引継先の担当者が未定の場合、引継ぐ釣銭を一意に特定するための特有の番号である。例えば、引継元となる担当者が締上げ及び残置入金を行った際に、引継先が未定である旨を選択すると、引継番号が自動的に生成される。さらに、引継先となる担当者が、引継番号とともに、自身を特定する例えば社員番号を窓口端末200等に入力することにより、引継ぐ釣銭と引継先となる担当者の情報が引継番号を介して紐づけられ、引継情報が更新される。
また、ここで、引継暗証番号は、引継元の担当者が引継先の担当者に釣銭を引継ぐために残置入金を行った際に、自動的に生成され、残置入金レシート970(図14A 参照)と残置入金引継情報レシート980(図14B 参照)に印字される。次に、引継元の担当者は、引継先の担当者に、残置入金引継情報レシート980を確実に手渡す。そして、引継先の担当者は、引継番号とともに引継暗証番号を現金管理機100に入力することにより、引継先担当者自身が正当な引継先であるとして認証され、残置入金を行うことができる。なお、残置入金レシート970及び残置入金引継情報レシート980の詳細については後述する。
なお、現金管理機100は、操作を行う担当者の携帯する社員カードやレジカードから社員情報等を取得するカードリーダ(図示省略)を有していてもよい。もしくは、現金管理機100は、当該カードリーダの代わりに、生体認証を行う生体認証部(図示省略)を有していてもよい。このようなカードリーダ等を現金管理機100に設けることにより、現金管理機100の操作を開始する際に、操作者となる担当者に対して本人確認を行うことができ、現金管理機100のセキュリティを高めることができる。
<売上情報管理サーバ400の詳細構成>
以上、本実施形態に係る現金管理機100の詳細構成を説明した。次に、図4及び図5を参照して、本実施形態に係る売上情報管理サーバ400の詳細構成を説明する。図4は、本実施形態に係る売上情報管理サーバ400のブロック図であり、図5は、本実施形態に係る記憶部430に格納される情報の構成例を説明する説明図である。図4に示すように、売上情報管理サーバ400は、通信部414及び制御部420を主に有する。以下に、売上情報管理サーバ400の各機能部について説明する。
(通信部414)
通信部514は、例えば通信網700等を介して、現金管理機100等からの情報を受信することができ、管理端末500等へ情報を送信することができる。
(制御部420)
制御部420は、例えば、CPU等を中心に構成されており、現金管理機100等からの情報を取得し、後述する記憶部430に格納する。また、制御部420は、記憶部430に格納した情報を、管理端末500へ出力することもできる。詳細には、制御部420は、図4に示すように記憶部430を有する。以下に、制御部420の有する記憶部430について説明する。
−記憶部430−
記憶部430は、制御部420の有する、ROM、RAM、HDD(Hard Disk Drive)等から実現され、店舗内等の現金に関する情報等が格納されている。以下に、記憶部430に格納される情報について図4を参照して説明する。図4に示すように、記憶部430には、担当者情報DB432と、釣銭情報DB434と、売上情報DB436と、締上情報DB440、店舗管理情報(図示省略)とが主に格納されている。なお、締上情報DB440以外は、現金管理機100の記憶部130と同様の情報であるため、ここでは、締上情報DB440のみ説明する。
〜締上情報DB440〜
締上情報DB440は、各担当者の売上金や、入出金された釣銭を集計した情報、具体的には、各担当者が締上げを行った日時、各担当者の社員番号、集計金額等の情報が格納されている。
<現金管理方法>
以上、本実施形態に係る本実施形態に係る売上情報管理サーバ400の詳細構成について説明した。次に、本実施形態に係る現金管理方法について、図6から図15を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る現金管理方法のシーケンス図である。図7から図13は、本実施形態に係る現金管理機100に表示される画面900〜922の一例を説明する説明図である。図14Aは、本実施形態に係る残置入金レシート970の一例を説明する説明図である。図14Bは、残置入金引継情報レシート980の一例を説明する説明図である。さらに、図15は、現金管理機100に格納される情報テーブル930の一例を説明する説明図である。
本実施形態に係る現金管理方法においては、先に担当した担当者が釣銭機300に残した釣銭を、当該釣銭を釣銭機300に残したまま、次に担当する担当者に引継ぐ、残置入金を行うことができる。本実施形態においては、現金管理機100と管理端末500とが協働することにより、このような残置入金を行うことができる。
本実施形態における「残置入金」では、釣銭の管理を担当する担当者を明確にするために、釣銭機300に残された釣銭を、誰から誰に引継ぐのかを示す引継情報を取得することが求められる。当該引継情報は、例えば、引継元の担当者の社員番号、引継先の担当者の社員番号、引継ぐ釣銭の金額等の情報が含まれる。さらに、当該引継情報は、引継を特定するための引継番号、引継日時等の情報を含む。上記引継番号は、先に説明したように、引継情報の入力の際に、引継先の担当者が未定である場合、引継ぐ釣銭を特定するために利用する番号である。また、引継日時等の情報は、引継ぐ釣銭をより確実に特定するために用いる情報である。当該引継情報は、引継元又は引継先の担当者によって、現金管理機100を用いて入力される。
なお、本実施形態においては、当該引継情報の入力は、引継元である担当者、又は、引継先である担当者、又は、これら両者が行うことができ、特に限定されるものではない。また、本実施形態においては、当該引継情報の入力に関しては、現金管理機100を使用する。さらに、本実施形態においては、当該引継情報の入力のタイミングは、現金管理機100へ売上金を入金する際に行う。
以下に、本実施形態に係る現金管理方法を、引継元の担当者が残置入金を行い、引継先の担当者が釣銭機300に残された釣銭を引継ぐ場合を例として説明する。詳細には、本実施形態に現金管理方法は、図6に示すように、ステップS101からステップS127までの複数のステップを含むことができる。以下に、本実施形態に係る現金管理方法の各ステップの詳細を説明する。
具体的には、図6においては、担当者Aから担当者Bへ、さらに、担当者Bから担当者Cへ、釣銭機300に残された釣銭を引継ぐ場合を示している。なお、図6においては、釣銭及び売上金の金額について具体的な数値を示しているが、これは、本実施形態の理解を容易にするために示しているものであり、特にこのような数値に限定されるものではない。また、図6において、破線で囲まれたステップは、実際の現金の入出金が伴われない取引を示している。例えば、図6のステップS109の「釣銭20万円入金」は、現金管理機100に釣銭20万円が実際に入金されることなく、現金管理機100に釣銭20万円が入金されたとする情報のみが生成されること意味する。すなわち、図6のステップS109においては、見かけ上、現金管理機100に釣銭20万円が入金されたこととなっており、実際には、現金管理機100に釣銭20万円が実際に入金されていない。
(ステップS101)
まず、担当者Aは、現金管理機100において本人認証を行い、現金管理機100から釣銭20万円を出金する。現金管理機100は、釣銭情報DB134に釣銭20万円が出金された旨の釣銭情報を格納するとともに、売上情報管理サーバ400へ当該釣銭情報を送信する。
(ステップS103)
担当者Aは、窓口端末200において本人認証を行い、釣銭20万円を釣銭機300に収納して、業務を開始する。なお、当該業務中に担当者Aが顧客から受け取った商品代金は、その都度、釣銭機300に収納され、窓口端末200によって、上記商品代金の金額等の売上情報が売上情報管理サーバ400へ送信される。
(ステップS105)
担当者Aは、自身の業務時間が終了すると、窓口端末200を操作して、締上げを行い、自身の業務時間中に顧客から受け取った商品代金を売上金として集計する(ここでは、売上金は60万円であったとする)。さらに、担当者Aは、集計結果に基づいて、釣銭機300から売上金60万円の現金を回収する。なお、上述の締上げによって得られた締上情報は、窓口端末200から売上情報管理サーバ400へ送信される。
(ステップS107)
担当者Aは、現金管理機100において本人認証を行い、現金管理機100に表示された取引選択画面から残置入金取引を選択する。例えば、現金管理機100は、図7に示すような取引選択画面900を表示部104に表示する。当該取引選択画面900には、各種取引を選択するための操作ボタン902が含まれており、これら操作ボタン902の中から、「残置入金」に係る操作ボタン902を操作することにより、担当者Aは、残置入金処理を選択することができる。
次に、現金管理機100は、図8に示すような、引継に係る引継番号の入力及び引継元である担当者Aの社員番号を入力するための入力画面904を表示部104に表示する。当該入力画面904には、引継番号を入力するための入力欄906、及び、引継元である担当者Aの社員番号を入力するための入力欄908が含まれている。担当者Aは、担当者A本人が釣銭を出金しているので、入力画面904に対して、引継番号及び社員番号は空白のまま入力は行わず、確認ボタンを押下する。これによって現金管理機100は、担当者Aが釣銭を出金していることと、その釣銭を残置することを認識することができる。なお、当該入力画面904は、入力欄906、908以外にも、入力を取り消す取消操作ボタン910や、前に画面に戻るための操作ボタン910、入力した内容を確認した旨を入力する確認操作ボタン910等を含んでいてもよい。
さらに、現金管理機100は、図9に示すような引継先である担当者Bの社員番号を入力するための入力画面912を表示部104に表示する。当該入力画面912には、引継先である担当者Bの社員番号を入力するための入力欄914が含まれている。担当者Aは、入力画面912に対して担当者Bの社員番号を入力する。この時点で引継先の担当者として担当者Bが決まっていない場合は、入力画面912の社員番号は空白のまま、入力せずに確認ボタン910を押下する。なお、当該入力画面912は、入力欄914以外にも、入力を取り消す取消操作ボタン910等を含んでいてもよい。
そして、現金管理機100は、記憶部130に格納された担当者情報DB132の情報を参照して、入力された担当者Bが残置入金を取り扱う権限を持つ従業員であるかを確認する。また、この残置入金を一意に決めるための引継番号を生成する。
次に、現金管理機100は、図10に示すような、引継内容の確認を行うための確認画面916を表示部104に表示する。当該確認画面916には、引継番号、引継元社員番号、担当者Aが現金管理機100へ入金したとみなされる釣銭金額(引受釣銭金額)(20万円)、引継先社員番号、担当者Bが現金管理機100から出金したとみなされる釣銭金額(引渡釣銭金額)(20万円)等が表示される。従って、担当者Aは、当該確認画面916を参照して、引継情報を確認し、確認が終了した旨を入力する操作ボタン910を操作する。なお、当該確認画面916は、入力を取り消す取消操作ボタン910等を含んでいてもよい。
さらに、現金管理機100は、図11に示すような、取引金額の確認を行うための確認画面918を表示部104に表示する。当該確認画面918には、担当者Aがこれから現金管理機100へ入金すべき売上金の金額(60万円)、引継に係る釣銭の金額(引受釣銭金額、引渡釣銭金額)等が表示される。従って、担当者Aは、当該確認画面918を参照して取引金額等を確認し、確認が終了した旨を入力する操作ボタン910を操作する。なお、当該確認画面918は、入力を取り消す取消操作ボタン910や、前に画面に戻るための操作ボタン910等を含んでいてもよい。また、上述の担当者Aが現金管理機100へ入金すべき売上金の金額は、現金管理機100が売上情報管理サーバ400から取得した売上情報又は締上情報に基づいて、決定される。
そして、現金管理機100は、図12に示すような、売上金の入金を指示する指示画面920を表示部104に表示して、担当者Aからの売上金60万円の入金を待ち受ける。なお、当該指示画面920は、取引を取り消す取消操作ボタン910や、前に画面に戻るための操作ボタン910、指示を確認した旨を入力する確認操作ボタン910、入金操作の手順を説明する動画(図示省略)等を含んでいてもよい。
次に、担当者Aは、指示画面920に従って、現金管理機100に売上金60万円を入金する。
現金管理機100は、入金された現金を計数して、計数した結果を、図13に示すような取引金額の確認を行うための確認画面922に表示する。当該確認画面922には、担当者Aが入金し、計数された現金の金額、担当者Aが現金管理機100へ入金すべき売上金金額、引継に係る釣銭の金額(引受釣銭金額、引渡釣銭金額)、過不足等が表示される。従って、担当者Aは、当該確認画面922を参照して、計数された現金と売上金金額との一致を確認し、確認が終了した旨を入力する操作ボタン910を操作する。なお、当該確認画面922は、取引を取り消す取消操作ボタン910等を含んでいてもよい。
さらに、現金管理機100は、計数された現金と売上金金額との一致を確認し、残置入金に関する情報(例えば、引継情報等)を含む残置入金レシート970(図14A 参照)や残置入金引継情報レシート980(図14B 参照)を、印字して、担当者Aに対して発行する。なお、残置入金レシート970は、担当者Aによって行われた取引の確証となる帳票であり、残置入金レシート970の詳細については後述する。残置入金引継情報レシート980は、担当者Aから担当者Bに手渡し等で引き渡される。ここで、担当者Aの業務が完了する。また、現金管理機100は、入金された売上金の情報を売上情報管理サーバ400へ送信する。
なお、現金管理機100は、担当者Aにより入金された現金の金額が売上金金額よりも少ない場合には、追加の現金入金を待ち受けるか、もしくは、取引を終了する。一方、現金管理機100は、担当者Aから入金された現金の金額が売上金金額よりも多い場合には、過多分の現金を担当者Aに返却して取引を継続するか、もしくは取引を終了する。
(ステップS109)
そして、現金管理機100は、担当者Aによって、釣銭機300から釣銭20万円が回収され、回収された釣銭20万円が現金管理機100へ入金されたとみなす釣銭情報を生成する。繰り返すようではあるが、実際には、上述の釣銭20万円は、担当者Aによって釣銭機300から回収されておらず、従って現金管理機100に入金されていない。そして、現金管理機100は、入金されたとみなされる釣銭情報を売上情報管理サーバ400へ送信する。
(ステップS111)
さらに、現金管理機100は、回収された釣銭20万円が現金管理機100へ入金されたとみなされた時刻と同一時刻において、担当者Bにより現金管理機100から釣銭20万円が出金され、出金された釣銭20万円が釣銭機300に収納されたとみなす釣銭情報を生成する。繰り返すようではあるが、実際には、上述の釣銭20万円は、担当者Bによって現金管理機100から出金されておらず、従って釣銭機300に収納されていない。そして、現金管理機100は、出金されたとみなされる釣銭情報を、売上情報管理サーバ400へ送信する。
(ステップS113)
次に、担当者Bは、現金管理機100を操作することもなく、窓口端末200において本人認証を行い、業務を開始する。この際、担当者Bは、釣銭機300に釣銭を収納する作業を行わなくてもよい。
(ステップS115)
担当者Bは、自身の業務時間が終了すると、窓口端末200を操作して、締上げを行い、釣銭機300から売上金90万円を回収する。
(ステップS117)
担当者Bは、現金管理機100において本人認証を行い、現金管理機100に表示された取引選択画面から残置入金取引を実行し、現金管理機100に売上金90万円を入金する。なお、当該ステップS117においては、引継元の情報があるため残置入金引継情報レシート980(図14B 参照)を参照しながら引継番号や担当番号を入力すること、図示しない画面での引継暗証番号を入力すること以外は、上述したステップS107と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。なお、引継番号は手入力するほかに、残置入金引継情報レシート980にバーコードを印刷して、それを読み取って入力してもよい。
そして、現金管理機100は、入金された現金を計数して、計数された現金と売上金金額との一致を確認し、残置入金に関する情報を含む残置入金レシート970と残置入金引継情報レシート980を、印字して、担当者Bに対して発行する。また、現金管理機100は、入金された売上金の情報を売上情報管理サーバ400へ送信する。ここで、担当者Bの業務が完了する。詳細には、残置入金レシート970は、図14Aに示すように、残置入金が処理された日時、取引を特定するための取引通番、取引を行った担当者の社員番号等が印字されている。また、残置入金レシート970には、入金された売上金の種別毎の計数と、合計金額と、入出金されたとみなされた釣銭の金額と、売上金金額とが印字されている。さらに、残置入金レシート970には、引継情報(引継日時、引継先及び引継元の担当者の社員番号、引継番号、引継暗証番号等)が印字されている。また、図14Bに示すように、残置入金引継情報レシート980には、引継情報が印字されており、担当者Bから担当者Cに手渡し等で引き渡される。
(ステップS119)
そして、現金管理機100は、担当者Bによって、釣銭機300から釣銭20万円が回収され、回収された釣銭20万円が現金管理機100へ入金されたとみなす釣銭情報を生成する。そして、現金管理機100は、入金されたとみなされる釣銭情報を売上情報管理サーバ400へ送信する。
(ステップS121)
さらに、現金管理機100は、回収された釣銭20万円が現金管理機100へ入金されたとみなされた時刻と同一時刻において、担当者Cにより現金管理機100から釣銭20万円が出金され、出金された釣銭20万円が釣銭機300に収納されたとみなす釣銭情報を生成する。そして、現金管理機100は、出金されたとみなされる釣銭情報を売上情報管理サーバ400へ送信する。
(ステップS123)
次に、担当者Cは、現金管理機100を操作することもなく、窓口端末200において本人認証を行い、業務を開始する。この際、担当者Cは、釣銭機300に釣銭を収納する作業を行わなくてもよい。窓口端末200は、担当者Cによる釣銭機300への釣銭20万円の収納が行われなかったにも関わらず、担当者Cによって釣銭機300に釣銭20万円が収納されたものとみなして処理を行う。なお、当該ステップS123は、上述したステップS113と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
(ステップS125)
担当者Cは、自身の業務時間が終了すると、釣銭を引継ぐ次の担当者がいないため、窓口端末200を操作して、締上を行い、釣銭機300から売上金40万円及び釣銭20万円を回収する。なお、当該ステップS125は、釣銭20万円を出金する以外は、上述したステップS115と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
(ステップS127)
担当者Cは、現金管理機100において本人認証を行い、入金取引を実施し、現金管理機100に売上金40万円及び釣銭20万円を入金する。なお、当該ステップS127は、釣銭20万円を入金することと次に引継ぎせず終えること以外は、上述したステップS107と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
そして、現金管理機100は、入金された現金を計数して、計数された現金と売上金金額及び釣銭の合計額との一致を確認し、入金レシート(図示省略)を、印字して、担当者Cに対して発行する。また、現金管理機100は、入金された売上金及び釣銭の情報を売上情報管理サーバ400へ送信する。ここで、担当者Cの業務が完了する。当該入金レシートは、図14Aに示す残置入金レシート970とほぼ同じ情報を含み、入金が処理された日時、取引を特定するための取引通番、取引を行った担当者の社員番号等が印字されている。さらに、当該入金レシートには、入金された売上金の種別毎の計数と、合計金額と、売上金金額と、釣銭金額とが印字されている。
以上のような本実施形態の現金管理方法にかかる取引の情報は、現金管理機100に格納されている。例えば、現金管理機100は、取引情報を、図15に示すような情報テーブル930として格納することができる。そして、管理端末500は、現金管理機100から上記情報テーブル930を取得することにより、表示部504に当該テーブル930を表示することができる。
詳細には、情報テーブル930には、担当者A、担当者B及び担当者Cが行った入出金の情報が、取引日時、社員番号、取引種別、釣銭入出金額、売上金入金金額等として格納されている。より具体的には、当該情報テーブル930には、実際には担当者Aが現金管理機100に釣銭20万円を入金していないにも関わらず、担当者Aが現金管理機100に釣銭20万円を入金した情報が含まれている。さらに、当該情報テーブル930には、実際には担当者Bが現金管理機100から釣銭20万円を出金していないにも関わらず、担当者Bが現金管理機100から釣銭20万円を出金した情報が含まれている。また、同様に、当該情報テーブル930には、実際には担当者Bが現金管理機100に釣銭20万円を入金していないにも関わらず担当者Bが現金管理機100に釣銭20万円を入金した情報が含まれている。さらに、当該情報テーブル930には、実際には担当者Cが現金管理機100から釣銭20万円を出金していないにも関わらず、担当者Cが現金管理機100から釣銭20万円を出金した情報が含まれている。
さらに、当該情報テーブル930に含まれる、担当者Aが現金管理機100に釣銭20万円を入金した情報と、担当者Bが現金管理機100から釣銭20万円を出金した情報とを参照すると(図15の領域950参照)、これら入出金が同一時刻に行われているとみなされていることがわかる。また、当該情報テーブル930に含まれる、担当者Bが現金管理機100に釣銭20万円を入金した情報と、担当者Cが現金管理機100から釣銭20万円を出金した情報とを参照すると(図15の領域952参照)、これら入出金が同一時刻に行われているとみなされていることがわかる。なお、本実施形態においては、これら入出金が同一時刻に行われているとみなすことに限定されるものではなく、例えば、これら入出金が所定の時間分だけずらして行われたとみなしてもよい。
このように、本実施形態においては、残置入金については、釣銭の移動が無いにも関わらず、記録上では釣銭の入金と釣銭の出金とが行われたこととみなされることとなる。このようにすることで、本実施形態によれば、釣銭に対して責任を持つべき担当者を明確にすることができる。
以上のように、本実施形態によれば、釣銭機300等に釣銭を残したまま、次に担当する担当者に当該釣銭を引継ぐことが可能となることから、これまで引継時間の大半を占めていた、先の担当者による釣銭機300からの釣銭の回収、回収した釣銭の現金管理機100への入金、及び、次の担当者による現金管理機100からの釣銭の出金、出金した釣銭の釣銭機300への収納等の作業が不要となる。その結果、本実施形態によれば、窓口端末200及び釣銭機300が引継のために停止する業務停止時間を最小限に抑えることができる。
さらに、本実施形態によれば、例えば、引継時間を短縮するために、次の担当者が用いる釣銭を、先の担当者の業務中に現金管理機100から予め出金しておいて、先の担当者による釣銭機300からの釣銭及び売上金の回収が完了したら、すぐに次の担当者が用いる釣銭を釣銭機300に収納するといった作業を行うこともない。従って、本実施形態によれば、先の担当者用の釣銭と次の担当者用の釣銭として2倍の額の釣銭(釣銭準備金)を現金管理機100に準備することもないことから、釣銭準備金金額を圧縮することができる。
また、本実施形態は、先に説明したように、従来から使用されている現金管理システムにおける現金管理機を改良することにより実現することができる。従って、本実施形態によれば、現金管理機100を改良することにより実現することができることから、本実施形態に係る現金管理システム1の導入に係るコスト等を抑えることができる。
なお、上述の実施形態においては、引継に係る引継番号、引継元、引継先の担当者の社員番号、引継暗証番号を入力させ、確認することにより、正当な引継先の担当者によって引継が行われることを担保する。併せて、各装置の使用開始の際に、社員カード等による本人認証を行うことによっても、正当な引継先の担当者によって引継が行われることを担保することができる。
なお、引継先の担当者の業務遂行中に、引継元の担当者から引継いだ釣銭では、顧客への釣銭の払い出しを行うのには足りなくなることがある。具体的には、特定の種別の現金(例えば、千円札)の多くを顧客に釣銭として払い出したために、釣銭機300において当該種別に係る現金が足りなくなることがある。このような場合、本実施形態においては、引継先の担当者によって、現金管理機100から釣銭を追加出金し、追加出金した釣銭を釣銭機300に追加収納してもよい。追加出金された釣銭については、引継先の担当者が追加出金の釣銭情報を現金管理機100に入力することにより、更なる次の引継先の担当者に残置入金として引継ぐこともできる。
<<第2の実施形態>>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。以下に説明する本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態に係る現金管理機100の改良に加えて、窓口端末200を改良することにより実現される。従って、本実施形態によれば、引継番号を窓口端末200で生成して管理することにより、担当者間での釣銭の引継に関わる手続きを自動化し、より簡素化することができる。なお、本実施形態においては、現金管理システム1の詳細構成は、上述の第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
<現金管理方法>
次に、本実施形態に係る現金管理方法について、図6から図18を参照して説明する。図16、図17及び図18は、本実施形態に係る窓口端末200に表示される画面800、808、814の一例を説明する説明図である。
本実施形態に係る現金管理方法においても、先に担当した担当者が釣銭機300に残した釣銭を、当該釣銭を釣銭機300に残したまま、次に担当する担当者に引継ぐ、残置入金を行うことができる。本実施形態においても、現金管理機100と管理端末500とが協働することにより、このような残置入金を行うことができる。
本実施形態における「残置入金」では、釣銭の管理を担当する担当者を明確にするために、釣銭機300に残された釣銭を、誰から誰に引継ぐのかを示す引継情報を取得することが求められる。当該引継情報は、例えば、引継元の担当者の社員番号、引継先の担当者の社員番号、引継ぐ釣銭の金額等の情報が含まれる。さらに、当該引継情報は、引継を特定するための引継番号、引継に係る釣銭機300を特定する釣銭機番号、引継日時等の情報を含む。上記引継番号は、先に説明したように、引継情報の入力の際に、引継先の担当者が未定である場合、引継ぐ釣銭を特定するために利用する番号である。また、上述の釣銭機番号や、引継日時等の情報は、引継ぐ釣銭をより確実に特定するために用いる情報である。当該引継情報は、引継元又は引継先の担当者によって、現金管理機100、窓口端末200等を用いて入力される。
なお、本実施形態においては、当該引継情報の入力は、引継元である担当者、又は、引継先である担当者、又は、これら両者が行うことができ、特に限定されるものではない。また、本実施形態においては、当該引継情報の入力に関しては、現金管理機100、窓口端末200等のどの装置を使用してもよく、特に限定されるものではない。さらに、本実施形態においては、当該引継情報の入力のタイミングは、窓口端末200において担当者が締上げを行った際でもよく、もしくは、現金管理機100へ売上金を入金した際でもよく、もしくは、その両方であってもよく、特に限定されるものではない。
以下に、本実施形態に係る現金管理方法を、引継元の担当者の締上時に窓口端末200で引継情報を入力して残置入金を行い、引継先の担当者が釣銭機300に残された釣銭を引継ぐ場合を例として説明する。詳細には、本実施形態に現金管理方法は、第1の実施形態と同様に、図6に示すようなステップS101からステップS127までの複数のステップを含むことができる。以下に、本実施形態に係る現金管理方法の各ステップの詳細を説明する。なお、先に説明したように、図6においては、担当者Aから担当者Bへ、さらに、担当者Bから担当者Cへ、釣銭機300に残された釣銭を引継ぐ場合を示している。
(ステップS101〜ステップS105)
本実施形態に係るステップS101からステップS105は、第1の実施形態のステップS101からステップS105と同様であるため、ここではこれらステップの詳細説明を省略する。
なお、本実施形態においては、窓口端末200は、図16に示すような表示画面800を表示部204に表示させることができる。担当者Aは、表示画面800の入力欄802に、引継先である担当者Bの社員番号を入力する。なお、当該表示画面800は、入力欄802以外にも、入力を取り消す取消操作ボタン804や、入力した内容を確認した旨を入力する確認操作ボタン806等を含んでいてもよい。
さらに、窓口端末200は、締上情報、売上情報、引継情報(例えば、引継番号等)を生成し、当該情報を含むレシート等を印刷して、出力する。この際、窓口端末200は、例えば、引継情報等を示す一次元又は二次元コードを生成し、生成したコードを上記レシートに印字してもよい。そして、窓口端末200は、引継情報を現金管理機100へ送信する。
(ステップS107)
本実施形態に係るステップS107は、第1の実施形態のステップS107と同様であるため、ここでは本実施形態に係るステップS107の詳細説明を省略する。
なお、本実施形態においては、担当者Aは、上述のレシート等に印字された一次元又は二次元コードを現金管理機100に読み込ませることにより、現金管理機100に、引継に係る引継番号の入力及び引継元である担当者Aの社員番号(識別情報)を入力してもよい。
また、本実施形態においても、現金管理機100は、図9に示すような引継先である担当者Bの社員番号を入力するための入力画面912を表示部104に表示する。従って、担当者Aは、当該入力画面912に対して操作を行うことにより、担当者Bの社員番号を入力することができる。
そして、現金管理機100は、記憶部130に格納された担当者情報DB132の情報を参照して、入力された担当者Bが残置入金を取り扱う権限を持つ従業員であるかを確認する。さらに、現金管理機100は、窓口端末200から取得した引継情報と、担当者Aにより入力された情報とが一致するかを確認する。
(ステップS109〜ステップS113)
本実施形態に係るステップS109からステップS113は、第1の実施形態のステップS109からステップS113と同様であるため、ここではこれらステップの詳細説明を省略する。
そして、本実施形態においては、窓口端末200は、図17に示すような、引継に係る引継番号の入力及び引継元である担当者Aの社員番号を入力するための入力画面808を表示部204に表示する。当該入力画面808には、引継番号を入力するための入力欄812、及び、引継元である担当者Aの社員番号を入力するための入力欄810が含まれている。担当者Bは、例えば、担当者Aから手渡された残置入金レシート970を参照して、入力画面808に対して、引継番号及び担当者Aの社員番号を入力する。なお、当該入力画面808は、入力欄810、812以外にも、入力を取り消す取消操作ボタン804や、入力した内容を確認した旨を入力する確認操作ボタン806等を含んでいてもよい。
さらに、窓口端末200は、現金管理機100から取得した引継情報と、担当者Bにより入力された情報とが一致するかを確認し、実際には担当者Bによる釣銭機300への釣銭20万円の収納が行われなかったにも関わらず、担当者Bによって釣銭機300に釣銭20万円が収納されたものとみなして処理を行うこととなる。
(ステップS115)
担当者Bは、自身の業務時間が終了すると、窓口端末200を操作して、締上げを行い、釣銭機300から売上金90万円を回収する。さらに、窓口端末200は、図18に示すような表示画面814を表示部204に表示する。担当者Bは、表示画面814の入力欄816に、引継先である担当者Cの社員番号を入力する。なお、当該表示画面800には、入力欄802以外にも、入力を取り消す取消操作ボタン804や、入力した内容を確認した旨を入力する確認操作ボタン806等を含んでいてもよい。
さらに、窓口端末200は、上述のステップS105と同様に、締上情報、売上情報、引継情報を生成し、当該情報を含むレシート等を、印刷して、出力する。そして、窓口端末200は、引継情報を現金管理機100へ送信する。
(ステップS117〜ステップS127)
本実施形態に係るステップS117からステップS127は、第1の実施形態のステップS117からステップS127と同様であるため、ここではこれらステップの詳細説明を省略する。
以上のような本実施形態の現金管理方法にかかる取引の情報は、売上情報管理サーバ400と現金管理機100に格納されている。例えば、売上情報管理サーバ400と現金管理機100は、取引情報を、図15に示すような情報テーブル930として格納することができる。そして、管理端末500は、売上情報管理サーバ400又は現金管理機100から上記情報テーブル930を取得することにより、表示部504に当該テーブル930を表示することができる。
このように、本実施形態においては、窓口端末200で引継番号を生成して管理することで、引継に関わる手順の自動化或いは簡略化を行うことができる。
<<第3の実施形態>>
上述した第1、第2の実施形態においては、現金管理機100が格納する引継情報を用いることにより、残置入金に係る引継処理を行っていたが、以下に説明する本発明の第3の実施形態においては、売上情報管理サーバ400に引継情報DB438(図19参照)を格納することによって、第1、2の実施形態と同様に残置入金に係る引継処理を行うこともできる。このような本実施形態の詳細を以下に説明する。
なお、本実施形態に係る現金管理システム1及び現金管理システム1に含まれる各装置の構成は、売上情報管理サーバ400の記憶部430a(図19 参照)に引継情報DB438が含まれていること以外は、第1の実施形態と共通する。従って、ここでは、本実施形態に係る売上情報管理サーバ400の記憶部430a以外の、本実施形態に係る現金管理システム1及び現金管理システム1に含まれる各装置の構成についての説明を省略する。
まず、本実施形態に係る売上情報管理サーバ400の記憶部430aを、図19を参照して説明する。図19は、本実施形態に係る記憶部430aに格納される情報の構成例を説明する説明図である。図19に示すように、本実施形態に係る売上情報管理サーバ400の記憶部430aは、引継情報DB438を含む。なお、当該引継情報DB438に格納される情報は、上述した第1の実施形態の現金管理機100の記憶部130に格納される引継情報DB138と同様の情報を格納しているため、ここでは詳細な説明を省略する。
また、本実施形態に係る現金管理方法は、図6に示される第1の実施形態に係る現金管理方法のシーケンス図と同様に行われる。しかしながら、本実施形態においては、現金管理機100及び窓口端末200は、引継情報を、売上情報管理サーバ400へ送信し、売上情報管理サーバ400から受信する点で、第1の実施形態と異なる。
以上のように、本実施形態によれば、第1、第2の実施形態と同様に、釣銭機300等に釣銭を残したまま、次に担当する担当者に当該釣銭を引継ぐことが可能となることから、これまで引継時間の大半を占めていた、先の担当者による釣銭機300からの釣銭の回収、回収した釣銭の現金管理機100への入金、及び、次の担当者による現金管理機100からの釣銭の出金、出金した釣銭の釣銭機300への収納等の作業が不要となる。その結果、本実施形態によれば、窓口端末200及び釣銭機300が引継のために停止する業務停止時間を最小限に抑えることができる。
さらに、本実施形態によれば、第1、第2の実施形態と同様に、先の担当者用の釣銭と次の担当者用の釣銭として2倍の額の釣銭(釣銭準備金)を現金管理機100に準備することもないことから、釣銭準備金金額を圧縮することができる。
<<まとめ>>
以上のように、上述した各実施形態においては、釣銭機300等に釣銭を残したまま、次に担当する担当者に当該釣銭を引継ぐことが可能となることから、これまで引継時間の大半を占めていた、先の担当者による釣銭機300からの釣銭の回収、回収した釣銭の現金管理機100への入金、及び、次の担当者による現金管理機100からの釣銭の出金、出金した釣銭の釣銭機300への収納等の作業が不要となる。その結果、本実施形態によれば、窓口端末200及び釣銭機300が引継のために停止する業務停止時間を最小限に抑えることができる。さらに、これら実施形態においては、先の担当者用の釣銭と次の担当者用の釣銭として2倍の額の釣銭(釣銭準備金)を現金管理機100に準備することもないことから、釣銭準備金金額を圧縮することができる。
なお、上述の説明においては残置入金レシート970を発行していたが、上述した各実施形態においては、残置入金レシート970の発行の代わりに、もしくは、残置入金レシート970の発行と同時に、残置入金レシート970と同様の情報を各担当者が携帯する携帯端末600に送信してもよい。このようにすることで、誤って残置入金レシート970を遺失してしまった場合であっても、釣銭を引継ぐ残置入金を行うことができる。
<<補足>>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上述した本発明の実施形態の現金管理方法における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って処理されなくてもよい。例えば、各ステップは、適宜順序が変更されて処理されてもよい。また、各ステップは、時系列的に処理される代わりに、一部並列的に又は個別的に処理されてもよい。さらに、各ステップの処理についても、必ずしも記載された方法に沿って処理されなくてもよく、例えば、他の機能部によって他の方法で処理されていてもよい。
さらに、上記の実施形態に係る現金管理方法の少なくとも一部は、コンピュータを機能させる情報処理プログラムとして、ソフトウェアで構成することが可能であり、ソフトウェアで構成する場合には、これらの方法の少なくとも一部を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の記録媒体に収納し、PC等に読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。さらに、これらの方法の少なくとも一部を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
1 現金管理システム
100 現金管理機
102、202、502、602 入力部
104、204、504、604 表示部
106 紙幣入出金部
108 硬貨入出金部
110 プリンタ部
112 バーコードリーダ部
114、414 通信部
120、420 制御部
122 情報取得部
124 現金管理処理部
126 引継処理部
130、430、430a 記憶部
132、432 担当者情報DB
134、434 釣銭情報DB
136、436 売上情報DB
138、438 引継情報DB
200 窓口端末
210、610 プリンタ
300 釣銭機
400 売上情報管理サーバ
440 締上情報DB
500 管理端末
600 携帯端末
700 通信網
800、808、814、900、904、912、916、918、920、922 画面
802、810、812、816、906、914 入力欄
804、806、902、910 操作ボタン
930 情報テーブル
950、952 領域
970 残置入金レシート
980 残値入金引継情報レシート

Claims (9)

  1. 第1の担当者の操作により、釣銭機に収納するための釣銭を出金する出金部と、
    前記第1の担当者の操作により、前記釣銭機に入金された売上金を収納する入金部と、
    前記釣銭機に残された前記釣銭を引継ぐ第2の担当者の情報と、引継ぎに関する情報とを取得する情報取得部と、
    前記第2の担当者に前記釣銭機に残された釣銭を引継ぐ引継処理を行う処理部と、
    を備える、現金管理装置。
  2. 前記処理部は、
    前記第1の担当者の操作によって、前記釣銭機に残された釣銭を前記入金部に収納した旨の第1の情報と、
    前記第2の担当者の操作によって、前記釣銭機に残された釣銭を前記出金部から出金した旨の第2の情報と、
    を生成する、
    請求項1に記載の現金管理装置。
  3. 前記第1の情報と前記第2の情報とは、同一時刻に紐づけられて生成される、請求項2に記載の現金管理装置。
  4. 前記処理部は、前記第2の担当者が使用する引継管理情報を生成して、出力する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の現金管理装置。
  5. 前記引継管理情報を読み取る読取部をさらに備える、請求項4に記載の現金管理装置。
  6. 現金管理機と、管理端末とを含む現金管理システムであって、
    前記現金管理機は、
    第1の担当者の操作により、釣銭機に収納するための釣銭を出金する出金部と、
    前記第1の担当者の操作により、前記釣銭機に入金された売上金を収納する入金部と、
    前記釣銭機に残された前記釣銭を引継ぐ第2の担当者の情報と、引継ぎに関する情報とを取得する情報取得部と、
    前記第2の担当者に前記釣銭機に残された釣銭を引継ぐ引継処理を行う処理部と、
    を有し、
    前記管理端末は、
    前記現金管理機における入出金の状況を表示する表示部を有する、
    現金管理システム。
  7. 前記釣銭機と、前記釣銭機に接続された窓口端末とをさらに含む、請求項6に記載の現金管理システム。
  8. 第3の担当者が使用する携帯端末をさらに含む、請求項6又は7に記載の現金管理システム。
  9. 各担当者の売上情報を管理する売上情報管理サーバをさらに含む、請求項6〜8のいずれか1項に記載の現金管理システム。
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