JP2019060623A - 運転支援システムおよび運転支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】加減速区間における加減速の状況を直感的に認識できる技術を提供する。【解決手段】運転支援システムは、少なくとも車両の加減速を自動で制御する運転制御部と、車両の前方に加速度の絶対値が閾値以上となる加減速区間が存在する場合に、前記加減速区間の終点での車速である終点車速を表示し、地図上にて前記加減速区間を表示する表示制御部と、備える。【選択図】図2
Description
本発明は、運転支援システムおよび運転支援プログラムに関する。
自動運転制御を行う際に、自動運転制御ECUが文字やグラフによって加速度の大きさや方向を表示する技術が知られている(特許文献1、参照。)。特許文献1において、事前に加速度の大きさや方向を認識できるため、車酔いが発生する可能性を低減できる。
車両の加減速は一地点にて行われるのではなく、ある長さを持った区間に行われるものである。そのため、文字やグラフによって当該区間における加速度の平均値や最大値を表示しても、当該区間にてどのように加減速が行われるかを直感的に認識できないという問題があった。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、加減速区間における加減速の状況を直感的に認識できる技術を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、加減速区間における加減速の状況を直感的に認識できる技術を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明の運転支援システムは、少なくとも車両の加減速を自動で制御する運転制御部と、車両の前方に加速度の絶対値が閾値以上となる加減速区間が存在する場合に、加減速区間の終点での車速である終点車速を表示し、地図上にて前記加減速区間を表示する表示制御部と、備える。
前記の目的を達成するため、本発明の運転支援プログラムは、少なくとも車両の加減速を自動で制御する運転制御部、車両の前方に加速度の絶対値が閾値以上となる加減速区間が存在する場合に、加減速区間の終点での車速である終点車速を表示し、地図上にて前記加減速区間を表示する表示制御部、としてコンピュータを機能させる。
以上説明した本発明の構成において、加減速区間と終点車速とを表示することにより、加減速区間において、どれぐらいの距離をかけて、どれぐらいの速度まで車速が変化していくのかを、直感的に認識することができる。また、加減速区間が地図上に表示されるため、加減速が開始する地点と終了する地点とを認識しやすくすることができる。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)運転支援システムの構成:
(2)運転支援処理:
(3)他の実施形態:
(1)運転支援システムの構成:
(2)運転支援処理:
(3)他の実施形態:
(1)運転支援システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる運転支援システム10のブロック図である。運転支援システム10は車両に組み込まれたコンピュータである。この車両は、速度表示ユニット40とGPS(Global Positioning System)受信部41と車速センサ42とジャイロセンサ43とECU(Electronic Control Unit)44と加減速系45と操舵系46とを備える。
図1は、本発明の一実施形態にかかる運転支援システム10のブロック図である。運転支援システム10は車両に組み込まれたコンピュータである。この車両は、速度表示ユニット40とGPS(Global Positioning System)受信部41と車速センサ42とジャイロセンサ43とECU(Electronic Control Unit)44と加減速系45と操舵系46とを備える。
図2A,図2B,図3Cは速度表示ユニット40を示す。速度表示ユニット40は、運転席の前方に備えられている。速度表示ユニット40は、速度メータ40aと地図ディスプレイ40cとを備えている。さらに、速度メータ40aは、速度ディスプレイ40bを備えている。速度メータ40aはアナログメータであり、円形状の文字盤Kの円周に沿って車速の目盛が記載されている。速度メータ40aにおいては、文字盤Kの中心点を回転軸として針Bが回転し、当該針Bの先端が向いている方向の目盛が現在車速を示す。速度メータ40aは、必ずしもアナログメータではなくてもよく、文字盤Kおよび針Bを示す画像がディスプレイ上に表示されてもよい。
図2Aにおいて破線で示すように、速度メータ40aにおける文字盤Kの外周には当該文字盤Kと同心の円環状の速度ディスプレイ40bが備えられている。速度ディスプレイ40bは、例えばカラー液晶ディスプレイである。地図ディスプレイ40cは、速度ディスプレイ40bに隣接する矩形状の液晶ディスプレイである。
GPS受信部41は、GPS衛星からGPS信号を受信し、当該GPS信号を制御部20に出力する。制御部20は複数のGPS衛星から受信したGPS信号の組み合わせに基づいて車両の位置を導出する。車速センサ42は、車両の車速を導出するための車速パルス信号を制御部20に出力する。ジャイロセンサ43は、車両の水平面内の角加速度を示す信号を制御部20に出力する。制御部20は、車速と角加速度に基づいて車両の自立航行軌跡を取得し、自立航行軌跡をGPS信号に基づいて補正することにより車両の現在地を特定する。なお、制御部20は、図示しないカメラによって車両の前方や後方を撮像した画像を画像認識処理することにより、車両の現在地を高精度に特定してもよい。
ECU44は、加減速系45と操舵系46とを制御するためのコンピュータである。なお、手動運転中において、ECU44は、図示しないペダルやステアリングホイール等の運転操作部に対する操作に応じて加減速系45と操舵系46とを制御する。一方、自動運転中において、ECU44は、運転支援システム10からの指令に基づいて加減速系45と操舵系46とを制御する。加減速系45は、車両50を加速させたり減速させたりするための各種アクチュエータである。操舵系46は、車両50を操舵させるための各種アクチュエータである。
運転支援システム10は、制御部20と記録媒体30とを備えている。制御部20は、CPUとRAMとROM等を備え、記録媒体30やROMに記憶された運転支援プログラム21を実行する。
記録媒体30は、地図情報30aと自動運転計画30bとを記録している。地図情報30aは、ノードデータとリンクデータとを含む。ノードデータは、おもに交差点(分岐地点、合流地点も含む)についての情報を示す。具体的に、ノードデータは、交差点に対応するノードの座標や交差点の形状を示す。リンクデータは、道路区間に対応するリンクについて区間長や旅行時間や制限速度等の各種情報を示す。道路区間は、長さ方向に連続する交差点で区切った道路の単位であり、リンクの両端にはノードが存在する。なお、3個以上のリンクが接続しているノードが交差点に対応する。
自動運転計画30bは、道路上に設定された時系列の目標位置と、各目標位置における目標車速と目標加減速度と目標操舵角とを示す。自動運転計画30bは、予め制御部20によって作成されている。自動運転計画30bは加速区間と減速区間とを示す。加速区間とは、目標加減速度が正であり、かつ、目標加減速度が閾値以上となっている目標位置が連続している区間である。減速区間とは、目標加減速度が負であり、かつ、目標加減速度の絶対値が閾値以上となっている目標位置が連続している区間である。閾値は、乗員が速度の変化を感じる下限の加速であってもよく、例えば0.1Gであってもよい。本発明の加減速区間とは、加速区間または減速区間である。
運転支援プログラム21は、運転制御モジュール21aと表示制御モジュール21bとを含む。運転制御モジュール21aと表示制御モジュール21bとは、それぞれコンピュータとしての制御部20を運転制御部と表示制御部として機能させるプログラムモジュールである。
運転制御モジュール21aの機能により制御部20は、少なくとも車両の加減速を自動で制御する。まず、運転制御モジュール21aの機能により制御部20は、図示しない操作入力部に対する乗員の操作に基づいて目的地を取得し、現在地から目的地までの走行予定経路を探索する。制御部20は、地図情報30aに基づいてダイクストラ法等の公知の手法によって走行予定経路を探索すればよい。走行予定経路は、現在地から目的地までを接続する一連の道路区間によって構成される。
運転制御モジュール21aの機能により制御部20は、走行予定経路上に目標位置を設定し、各目標位置における目標車速と目標加減速度と目標操舵角とを設定し、自動運転計画30bに記録する。さらに、制御部20は、各目標位置における目標加減速度に基づいて加速区間と減速区間とを取得し、当該加速区間と減速区間とを特定する情報を自動運転計画30bに記録する。
さらに、運転制御モジュール21aの機能により制御部20は、車両の現在地と現在車速と加減速度と操舵角とを取得し、これらが自動運転計画30bに記録されている目標位置と目標車速と目標加減速度と目標操舵角とに近づくように、加減速系45と操舵系46とをフィードバック制御する。これにより、車両の加減速と操舵が自動で制御されることとなる。
表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、車両の前方に加速度の絶対値が閾値以上となる加減速区間が存在する場合に、加減速区間の終点での車速である終点車速を表示し、地図上にて加減速区間を表示する。表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、自動運転計画30bから車両が次に走行する加減速区間を取得する。制御部20は、加減速区間において最初に走行する目標位置である始点の目標車速を始点車速として取得し、加減速区間において最後に走行する目標位置である終点の目標車速を終点車速として取得する。
また、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、終点車速に対応する速度メータ40aの目盛である終点目盛を指し示す表示を行う。さらに、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、加減速区間の始点での車速である始点車速に対応する速度メータ40aの目盛である始点目盛を指し示す表示を行う。具体的に、制御部20は、文字盤Kの外周に備えられた速度ディスプレイ40bの表示を制御することにより、始点目盛と終点目盛とを指し示す表示を行う。
文字盤Kの各目盛に対応する車速と、速度ディスプレイ40b上の位置との対応関係を示すテーブル(不図示)が予め記録媒体30等に記録されている。速度ディスプレイ40b上の位置は、車速0の目盛の方向を基準とした文字盤Kの中心点まわりの中心角θによって定義されていることとする。制御部20は、当該テーブルを参照することにより、任意の速度の目盛を指し示す表示を速度ディスプレイ40b上にて行うことができる。
文字盤Kの各目盛に対応する車速と、速度ディスプレイ40b上の位置との対応関係を示すテーブル(不図示)が予め記録媒体30等に記録されている。速度ディスプレイ40b上の位置は、車速0の目盛の方向を基準とした文字盤Kの中心点まわりの中心角θによって定義されていることとする。制御部20は、当該テーブルを参照することにより、任意の速度の目盛を指し示す表示を速度ディスプレイ40b上にて行うことができる。
さらに、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、加減速区間における加速度の絶対値の推移を示す推移グラフを、速度メータ40aにおける始点目盛と終点目盛との間の区間にて表示させる。図2Aは、速度表示ユニット40にて推移グラフGが表示された様子を示す。推移グラフGは、文字盤Kの外周に沿った円弧状の画像であり、始点車速VIに対応する中心角θの位置から、終点車速VEに対応する中心角θの位置までの区間を接続する帯状の画像である。
制御部20は、各中心角θにおける推移グラフGの高さ(文字盤Kの外周からの径方向の長さ)を、加減速区間における加速度に基づいて設定する。図4Aは、加減速区間を走行する際の加速度を示すグラフである。図4Aに示す加減速区間は減速区間である。図4Aにおいて、縦軸は目標車速V(t)を示し、横軸は時刻tを示す。時刻tとは、加減速区間の進入予定時刻からの経過時刻を意味する。自動運転計画30bには目標位置と目標車速(t)と目標加減速度A(t)とが規定されているため、制御部20は、時刻tと目標加減速度A(t)と目標車速V(t)との対応関係を取得できる。また、図4Aに示すように、制御部20は、加減速区間の進入予定時刻からの目標車速V(t)の定積分(ハッチングの面積)を、任意の時刻tにおける加減速区間の始点からの走行距離P(t)として算出できる。また、目標加減速度A(t)は、目標車速V(t)の一次導関数となる。なお、加減速区間の長さを区間長Lと表記する。
以上説明したように、制御部20は、走行距離P(t)と目標車速V(t)と目標加減速度A(t)との対応関係を導出できる。そのため、制御部20は、以下に説明する図4B,図4Cのような関係も特定できる。図4Bは、目標車速V(t)と目標加減速度A(t)との関係を示すグラフである。図4Bにおいて、横軸は目標車速V(t)を示し、縦軸は目標加減速度A(t)を示す。図4Bに示すように、目標車速V(t)が始点車速VIとなる時刻tから負の目標加減速度A(t)が生じ、目標車速V(t)が終点車速VEとなる時刻tにて目標加減速度A(t)が0となる。目標車速V(t)が終点車速VEとなる時刻tとは、車両が加減速区間の終点PEに到達する時刻tである。
図4Cは、加減速区間の始点PIからの走行距離P(t)と目標加減速度A(t)との関係を示すグラフである。図4Cにおいて、横軸は走行距離P(t)を示し、縦軸は目標加減速度A(t)を示す。図4Cに示すように、走行距離P(t)が0となる時刻tから負の目標加減速度A(t)が生じ、走行距離P(t)が加減速区間の区間長Lとなる時刻tにて目標加減速度A(t)が0となる。走行距離P(t)が加減速区間の区間長Lとなる時刻tとは、車両が加減速区間の終点PEに到達する時刻tである。なお、図4A〜図4Cは、自動運転計画30bの一例を示すに過ぎず、目標加減速度A(t)等が異なる推移を示すように自動運転計画30bが作成されてもよい。
表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、加減速区間における各目標車速V(t)に対応する目標加減速度A(t)の絶対値を取得するとともに、当該目標加減速度A(t)の絶対値|A(t)|の最大値|A(t)|maxを取得する。そして、制御部20は、各目標車速V(t)に対応する目標加減速度A(t)の絶対値|A(t)|を、当該目標加減速度A(t)の絶対値|A(t)|の最大値|A(t)|maxで除算することにより、目標車速V(t)ごとに加減速割合D(t)を算出する。そして、制御部20は、推移グラフGにおける各目標車速V(t)に対応する高さを加減速割合D(t)に比例した値とする。
表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、加減速区間における加速度が正であるか負であるかに応じて推移グラフの色を切り替える。具体的に、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、加減速区間が加速区間である場合、加減速割合D(t)が大きくなるほど基準色から寒色系の色に変化するように推移グラフGの色の色相角を変化させる。図3Bは、推移グラフGの色の色相環を示す図である。図3Bに示すように、制御部20は、加速区間において加減速割合D(t)が0〜1に変化するのにともなって、推移グラフGの色を緑色(基準色)→水色→青色と順に変化させる。推移グラフGの色は、連続的に変化してもよいし、予め設定された加減速割合D(t)の区分ごとに段階的に変化してもよい。以上のようにすることにより、推移グラフGの色は、文字盤Kの円周に沿って目標車速V(t)に応じて変化することとなる。また、加減速割合D(t)は連続的に変化する値であるため、推移グラフGはグラデーションを示すこととなる。
表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、加減速区間が減速区間である場合、加減速割合D(t)が大きくなるほど基準色から暖色系の色に変化するように推移グラフGの色の色相角を変化させる。図3Bに示すように、制御部20は、減速区間において加減速割合D(t)が0〜1に変化するのにともなって、推移グラフGの色を緑色(基準色)→黄色→赤色と順に変化させる。なお、図において基準色を白色で図示し、赤色を黒色で図示している。
加減速区間の手前においては車両がほぼ一定速度で走行するため、図2Bに示すように、速度メータ40aの針Bは、推移グラフGの一端を構成する始点車速VIを指し示すと見なすことができる。
図2Bは、表示開始直後の推移グラフGを示す。同図に示すように、制御部20は、推移グラフGの全体を同時に表示開始するのではなく、表示開始直後の期間(例えば3秒間)始点車速VIに近い側から徐々に終点車速VEに向けて推移グラフGが表れるように推移グラフGを表示する。終点車速VEまで推移グラフGが表示されたら、図2Aのように推移グラフGの全体が表示されることとなる。加減速区間が減速区間である場合、図2Aのように推移グラフGが反時計回りに順に表示されていくこととなる。一方、加減速区間が加速区間である場合、推移グラフGが時計回りに順に表示されていくこととなる。従って、加速区間と減速区間とを直感的に区別できる。
表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、車両が加減速区間を走行している場合に、速度メータ40aにおいて現在車速に対応する目盛である現在目盛と終点目盛との間の区間にて推移グラフGを表示させる。すなわち、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、車両が加減速区間を走行している場合に、推移グラフGのうち現在車速VCと始点車速VIとの間の部分については表示しないようにする。
図3Aは、車両が加減速区間を走行している際の推移グラフGを示す。同図に示すように、制御部20は、現在車速VCと始点車速VIとの間の部分については推移グラフGを消去する。なお、針Bは現在車速VCを示すため、針Bの位置と推移グラフGの一端の位置とが一致することとなり、現在車速VCが終点車速VEとなった場合に推移グラフGの全体が消去されることとなる。加減速区間が減速区間である場合、図3Aのように推移グラフGが反時計回りに順に消去されていくこととなる。一方、加減速区間が加速区間である場合、推移グラフGが時計回りに順に消去されていくこととなる。
また、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、地図上にて加減速区間を表示する。具体的に、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、車両の現在地周辺について地図情報30aを取得し、当該地図情報30aに基づいて現在地周辺の地図を描画し、地図ディスプレイ40cに表示させる。なお、図2A,図2B,図3Aでは図の簡略化のため走行予定経路のみを地図上に表示しているが、走行予定経路以外の道路区間や施設等の他の地物も地図上に表示されてもよい。
原則的に、制御部20は、地図ディスプレイ40cにおいて走行予定経路を緑色(基準色)で表示する。ただし、制御部20は、走行予定経路のうち加減速区間については、加減速割合D(t)に応じた色で表示する。具体的に、制御部20は、加減速区間の各位置について始点PIからの走行距離P(t)に対応する加減速割合D(t)を取得し、当該加減速割合D(t)に応じた色で走行予定経路を表示する。なお、制御部20は、必ずしも、常時、走行予定経路を含む地図を表示しなくてもよく、加減速区間に車両が接近したタイミングで地図を表示してもよい。また、地図は、ヘディングアップで表示されてもよいし、ノースアップで表示されてもよい。
地図上における加減速区間を表示する色と加減速割合D(t)との対応関係は、推移グラフGの色と加減速割合D(t)との対応関係と同じである。すなわち、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、加減速区間における加速度が正であるか負であるかに応じて地図上の加減速区間の色を切り替える。つまり、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、加減速区間が加速区間である場合、加減速割合D(t)が大きくなるほど基準色から寒色系の色に変化するように加減速区間の色の色相角を変化させる。また、制御部20は、加減速区間が減速区間である場合、加減速割合D(t)が大きくなるほど基準色から暖色系の色に変化するように加減速区間の色の色相角を変化させる。本実施形態において、制御部20は、加減速区間の始点PIと終点PEとを示す文字と引き出し線を表示する。
表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、加減速区間までの残距離、または、加減速区間への到達予定時刻までの残期間を表示する。本実施形態において、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、加減速区間への到達予定時刻までの残期間を地図ディスプレイ40cに表示する。なお、制御部20は、現在地から加減速区間の始点までの距離である残距離を現在車速VCで除算することにより、加減速区間への到達予定時刻までの残期間を算出する。図2A,図2Bにおいては、それぞれ残期間が20秒であることと30秒であることが表示されている。また、制御部20は、車両の現在地を示すマーカMを地図ディスプレイ40c上に表示する。なお、制御部20は、地図上において加減速区間(地図)を一定位置に表示しつつ現在地に応じてマーカMを移動させてもよいし、地図上においてマーカMを一定位置に表示しつつ現在地に応じて加減速区間(地図)をスクロールさせてもよい。なお、図2A,図2B,図3Aは、前者の態様を示している。加減速区間の始点PIとマーカMとを表示することにより、実質的に加減速区間までの残距離Fが表示されることとなる。
以上説明した本実施形態において、加減速区間と終点車速VEとを表示することにより、加減速区間において、どれぐらいの距離をかけて、どれぐらいの速度まで車速が変化していくのかを、直感的に認識することができる。また、加減速区間が地図上に表示されるため、加減速が開始する地点(始点PI)と終了する地点(終点PE)とを認識しやすくすることができる。
制御部20は、終点車速VEに対応する速度メータ40aの目盛である終点目盛を指し示す表示を行う。これにより、加減速区間における終点車速VEを速度メータ40aにて視認できる。速度メータ40aにおいては現在車速VCが示されるため、終点車速VEと現在車速VCとを対比して視認できる。例えば、現在車速VCが終点車速VEに近いことをもって、加減速が終わりに近いことを認識できる。
さらに、始点車速VIが指し示されることで、どのような速度範囲で車速が変化していくのかを、直感的に認識することができる。また、速度メータ40aにおいて、始点車速VIと終点車速VEと現在車速VCとを対比して視認できる。例えば、現在車速VCが始点車速VIに近いことをもって、まだ加減速が始まったばかりであることを認識できる。
制御部20は、加減速区間における加速度の絶対値の推移を示す推移グラフGを、速度メータ40aにおける始点目盛と終点目盛との間の区間にて表示する。これにより、加減速区間内における加速度の絶対値の推移を速度メータ40aにて直感的に認識できる。現在車速VCの目盛に対応する推移グラフGの値を認識することで現在の加速度の絶対値を認識できる。従って、これから加速度の絶対値が増加するのか減少するのかを容易に認識できる。
また、制御部20は、車両が加減速区間を走行している場合に、速度メータ40aにおいて現在車速に対応する目盛である現在目盛と終点目盛との間の区間にて推移グラフGを表示させる。これにより、すでに加減速が完了した部分(始点目盛〜現在目盛)については、推移グラフGを消去していくことができ、これから加減速する部分(現在目盛〜終点目盛)を認識しやすくすることができる。
さらに、制御部20は、加減速区間における加速度が正であるか負であるかに応じて推移グラフの色を切り替える。これにより、加減速区間にて加速が行われるのか減速が行われるのかを明瞭に区別できる。制御部20は、加減速区間への到達予定時刻までの残期間を表示する。これにより、加減速が始まるタイミングを直感的に認識できる。予め加減速が始まるタイミングを認識できるため、不意の加減速によって車酔いが発生する可能性を低減できる。加減速区間における加速度が正であるか負であるかに応じて地図上の加減速区間の色を切り替えることにより、加減速区間にて加速が行われるのか減速が行われるのかを道路形状と関連付けて認識できる。
(2)運転支援処理:
図5は、運転支援処理のフローチャートである。まず、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、自動運転中であるか否かを判定する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、自動運転計画30bが作成済みであり、かつ、自動運転計画30bに基づいて加減速系45と操舵系46とが制御されているか否かを判定する。
図5は、運転支援処理のフローチャートである。まず、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、自動運転中であるか否かを判定する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、自動運転計画30bが作成済みであり、かつ、自動運転計画30bに基づいて加減速系45と操舵系46とが制御されているか否かを判定する。
自動運転中であると判定しなかった場合(ステップS100:N)、制御部20は、運転支援処理を終了する。一方、自動運転中であると判定した場合(ステップS100:Y)、制御部20は、自動運転計画30bを取得する(ステップS110)。すなわち、制御部20は、各目標位置における目標車速と目標加減速度と目標操舵角とを取得する。
次に、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、走行中であるか否かを判定する(ステップS120)。例えば、制御部20は、現在車速VCが判定値(3km/時)以上であるか否かを判定する。走行中であると判定した場合(ステップS120:Y)、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、次の加減速区間までの残距離Fが閾値(例えば50m)以上であるか否かを判定する(ステップS130)。
次の加減速区間までの残距離Fが閾値以上であると判定しなかった場合(ステップS130:N)、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、異常表示を行う(ステップS140)。すなわち、次の加減速区間についての表示を行う前に、次の加減速区間に接近してしまったとして、異常であることを乗員に通知する。異常表示は、速度表示ユニット40にて表示されてもよいし、他の表示部にて表示されてもよい。また、制御部20は、異常表示を行うとともに、自動運転を中止してもよい。
次の加減速区間までの残距離Fが閾値以上であると判定した場合(ステップS130:Y)、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、次の加減速区間の始点PIと終点PEとを取得する(ステップS150)。すなわち、制御部20は、自動運転計画30bに規定されている加減速区間において最初に走行する目標位置である始点PIと、当該加減速区間において最後に走行する目標位置である終点PEとを取得する。なお、走行中である判定しなかった場合にも(ステップS120:N)、制御部20は、次の加減速区間の始点PIと終点PEとを取得する(ステップS150)。
次に、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、次の加減速区間における時刻tと目標車速V(t)と目標加減速度A(t)と走行距離P(t)との対応関係を算出する。すなわち、制御部20は、自動運転計画30bに規定された次の加減速区間における目標位置と目標車速V(t)と目標加減速度A(t)とに基づいて、図4A〜図4Cに示すような関係を算出する。
次に、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、速度メータ40aに加減速割合D(t)の推移グラフGを表示する(ステップS170)。すなわち、図2Aに示すように、制御部20は、次の加減速区間における各目標車速V(t)に対応する目標加減速度A(t)に基づいて加減速割合D(t)を算出し、各目標車速V(t)における半径方向の高さが加減速割合D(t)に比例するように推移グラフGを表示する。推移グラフGは、始点車速VIに対応する始点目盛と、終点車速VEに対応する終点目盛との間の区間にて表示されることとなる。ただし、図2Bに示すように、推移グラフGの表示直後において、制御部20は、始点車速VIに近い側から徐々に終点車速VEに向けて推移グラフGが表れるように推移グラフGを表示する。
次に、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、地図上の加減速区間を加減速割合D(t)に応じた色で表示する(ステップS180)。具体的に、制御部20は、現在地周辺の地図を地図ディスプレイ40cに表示するとともに、当該地図内の加減速区間の各位置について始点PIからの走行距離P(t)に対応する加減速割合D(t)を取得し、当該加減速割合D(t)に応じた色で走行予定経路を表示する。さらに、制御部20は、地図上において、加減速区間の始点PIと終点PEとを表示するとともに、車両の現在地のマーカMと加減速区間への到達予定時刻までの残期間を表示する。
次に、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、現在地と現在車速VCとを取得する(ステップS190)。すなわち、制御部20は、最新の現在地と現在車速VCとを取得する。次に、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、加減速区間の走行が完了したか否かを判定する(ステップS200)。すなわち、制御部20は、最新の現在地が加減速区間の終点PEを通過したか否かを判定する。
加減速区間の走行が完了したと判定した場合(ステップS200:Y)、制御部20は、ステップS100に戻り、次の加減速区間についての処理が行われるようにする。一方、加減速区間の走行が完了したと判定しなかった場合(ステップS200:N)、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、推移グラフGと地図(マーカM)を更新する(ステップS210)。すなわち、図2Bに示すように、制御部20は、推移グラフGのうち現在車速VCと始点車速VIとの間の部分については表示しないようにする。車両が加減速区間の走行を完了し、現在車速VCが終点車速VEとなった段階で、推移グラフGの表示が終了することとなる。
また、制御部20は、地図ディスプレイ40cにおいて、車両の現在地に応じて、加減速区間または現在地のマーカMをスクロールさせる。そして、制御部20は、ステップS190に戻る。これにより、制御部20は、車両が加減速区間の走行する期間において、最新の現在地と現在車速VCとに基づいて、順次、推移グラフGと地図を更新していくことができる。なお、制御部20は、地図上の加減速区間のうちマーカMが通過した部分の色を基準色等の他の色に変化させてもよい。
(3)他の実施形態:
前記実施形態においては、制御部20は、終点車速VEを表示し、地図上にて加減速区間を表示すればよく、必ずしも速度メータ40aにて終点車速VEを表示しなくてもよい。例えば、制御部20は、地図上に終点車速VEを表示してもよい。例えば、制御部20は、地図上の加減速区間を目標加減速度A(t)に応じた色で表示するのではなく、目標車速V(t)に応じた色で表示することにより、地図上に終点車速VEを表示してもよい。また、制御部20は、地図上の加減速区間に沿って推移グラフGを表示してもよい。また、目標加減速度A(t)の推移を示す推移グラフGではなく、目標車速V(t)の推移を示すグラフが表示されてもよい。さらに、推移グラフGは、速度メータ40aや地図以外の場所に表示されてもよく、単独で表示されてもよい。
前記実施形態においては、制御部20は、終点車速VEを表示し、地図上にて加減速区間を表示すればよく、必ずしも速度メータ40aにて終点車速VEを表示しなくてもよい。例えば、制御部20は、地図上に終点車速VEを表示してもよい。例えば、制御部20は、地図上の加減速区間を目標加減速度A(t)に応じた色で表示するのではなく、目標車速V(t)に応じた色で表示することにより、地図上に終点車速VEを表示してもよい。また、制御部20は、地図上の加減速区間に沿って推移グラフGを表示してもよい。また、目標加減速度A(t)の推移を示す推移グラフGではなく、目標車速V(t)の推移を示すグラフが表示されてもよい。さらに、推移グラフGは、速度メータ40aや地図以外の場所に表示されてもよく、単独で表示されてもよい。
また、制御部20は、速度メータ40aにおいて推移グラフGを表示することなく、終点車速VEのみを表示してもよい。加減速区間の手前の区間においてはほぼ一定速度で車両が走行するため、針Bが指し示している現在車速VCが始点速度であると見なすことができる。従って、速度メータ40aにおいて終点車速VEのみを表示する場合でも、実質的に加減速区間における車速の変化範囲を表示できる。
また、終点車速VEと地図上の加減速区間とは、できるだけ視線移動が少なくなるように表示されるのが望ましいが、必ずしもこれらが隣接して表示されなくてもよい。例えば、ナビゲーション画面の地図上にて加減速区間が表示され、速度メータ40aにて終点車速VEが表示されてもよい。
さらに、必ずしも推移グラフGは、終点車速VEと現在車速VCとの間で表示されなくてもよく、図2Aに示すように、現在車速VCに拘わらず常に終点車速VEと始点車速VIとの間で表示されてもよい。さらに、制御部20は、推移グラフGのうち、終点車速VEと現在車速VCとの間以外の部分の色を、推移グラフGとは異なる色に切り替えてもよい。さらに、必ずしも加速区間と減速区間とで、推移グラフGや地図上の加減速区間の色を切り替えられなくてもよい。また、加減速区間までの残距離Fや加減速区間への到達予定時刻までの残期間の表示が省略されもよい。
なお、前記実施形態において、速度メータ40aにおける推移グラフGの横軸(文字盤Kの円周に沿った軸)は、目標車速V(t)を示したが、加減速区間の始点PIから終点PEまでの走行距離P(t)を示してもよい。これにより、加減速区間における位置ごとの目標加減速度A(t)の推移を速度メータ40aにおいて認識することができる。
運転制御部は、少なくとも車両の加減速を自動で制御すればよく、エンジンやモーター等の動力源の出力を増加させることにより加速を制御してもよい、摩擦ブレーキやエンジンブレーキ等を制御することにより減速を制御してもよい。さらに、運転制御部は、車両の操舵も自動で制御してもよいが、操舵を自動で制御することは必須とならない。
車両の前方とは、車両が走行する予定の経路上の前方を意味する。車両が走行する予定の経路とは、目的地までの経路であってもよいし、車両が道なりに走行する経路であってもよい。道なりとは、進行方向の変化量が最も小さくなるように各交差点にて退出して走行する経路であってもよいし、路線名や道路規模が変化しないように走行する経路であってもよい。加減速区間とは、加速度の絶対値が閾値以上の区間である。加速度の絶対値とは加速する場合の加速度(正値)であってもよいし、減速する場合の加速度の絶対値(負値)であってもよい。加速度の絶対値は、加減速区間にて加減速を開始してから終了するまでの加速度の絶対値の平均値であってもよいし最大値であってもよい。
加減速区間は、加減速の開始地点から終了地点までの区間であり、加減速の絶対値が基準値以上となる連続の区間である。基準値とは、車両が一定速度で走行していないことを判断するための値であり、例えば0近傍の値であってもよい。加減速区間の区間長は、加減速の開始地点から終了地点までの距離であり、経路上の距離であってもよいし、直線距離であってもよい。表示制御部は、加減速区間の区間長と終点車速とを文字で表示してもよいし、グラフや図形で表示してもよい。例えば、表示制御部は、加減速区間の区間長や終点車速が大きいほど、長さや面積が大きくなる図形を表示してもよい。さらに、表示制御部は、加減速区間の区間長に応じて、明度や彩度や色相が変化する文字や図形を表示してもよい。また、表示制御部は、加減速区間の区間長と終点車速とをそれぞれ単独で表示してもよいし、組み合わせて表示してもよい。
また、表示制御部は、終点車速に対応する速度メータの目盛である終点目盛を指し示す表示を行ってもよい。これにより、加減速区間における終点車速を速度メータにて視認できる。速度メータにおいては現在車速が示されるため、終点車速と現在車速とを対比して視認できる。例えば、現在車速が終点車速に近いことをもって、加減速が終わりに近いことを認識できる。
さらに、表示制御部は、加減速区間の始点での車速である始点車速に対応する速度メータの目盛である始点目盛を指し示す表示を行ってもよい。このように、始点車速が指し示されることで、どのような速度範囲で車速が変化していくのかを、直感的に認識することができる。また、速度メータにおいて、始点車速と終点車速と現在車速とを対比して視認できる。例えば、現在車速が始点車速に近いことをもって、まだ加減速が始まったばかりであることを認識できる。
さらに、表示制御部は、加減速区間における加速度の絶対値の推移を示す推移グラフを、速度メータにおける始点目盛と終点目盛との間の区間にて表示させてもよい。これにより、加減速区間内における加速度の絶対値の推移を速度メータにて直感的に認識できる。現在車速の目盛に対応する推移グラフの値を認識することで現在の加速度の絶対値を認識できる。
また、表示制御部は、車両が加減速区間を走行している場合に、速度メータにおいて現在車速に対応する目盛である現在目盛と終点目盛との間の区間にて推移グラフを表示させてもよい。すなわち、すでに加減速が完了した部分(始点目盛〜現在目盛)については、推移グラフを消去していくことができ、これから加減速する部分(現在目盛〜終点目盛)を認識しやすくすることができる。
さらに、表示制御部は、加減速区間における加速度が正であるか負であるかに応じて推移グラフの色を切り替えてもよい。これにより、加減速区間にて加速が行われるのか減速が行われるのかを明瞭に区別できる。推移グラフの色を切り替えるとは、明度を切り替えることであってもよいし、色相を切り替えることであってもよいし、彩度を切り替えることであってもよい。
また、表示制御部は、加減速区間までの残距離、または、加減速区間への到達予定時刻までの残期間を表示してもよい。これにより、加減速が始まるタイミングを直感的に認識できる。予め加減速が始まるタイミングを認識できるため、不意の加減速によって車酔いが発生する可能性を低減できる。
さらに、表示制御部は、加減速区間における加速度が正であるか負であるかに応じて地図上の加減速区間の色を切り替えてもよい。これにより、加減速区間にて加速が行われるのか減速が行われるのかを道路形状と関連付けて認識できる。
さらに、本発明のように、自動で加減速を行う加減速区間と、当該加減速区間における終点車速とを表示する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような装置を備えたナビゲーションシステム、地図情報表示システムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、装置を制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…運転支援システム、20…制御部、21…運転支援プログラム、21a…運転制御モジュール、21b…表示制御モジュール、30…記録媒体、30a…地図情報、30b…自動運転計画、40…速度表示ユニット、40a…速度メータ、40b…速度ディスプレイ、40c…地図ディスプレイ、41…GPS受信部、42…車速センサ、43…ジャイロセンサ、44…ECU、45…加減速系、46…操舵系、50…車両、A(t)…目標加減速度、B…針、D…加減速割合、F…残距離、G…推移グラフ、K…文字盤、L…区間長、M…マーカ、P…走行距離、PE…終点、PI…始点、V(t)…目標車速、VC…現在車速、VE…終点車速、VI…始点車速、θ…中心角
Claims (9)
- 少なくとも車両の加減速を自動で制御する運転制御部と、
車両の前方に加速度の絶対値が閾値以上となる加減速区間が存在する場合に、前記加減速区間の終点での車速である終点車速を表示し、地図上にて前記加減速区間を表示する表示制御部と、
備える運転支援システム。 - 前記表示制御部は、前記終点車速に対応する速度メータの目盛である終点目盛を指し示す表示を行う、
請求項1に記載の運転支援システム。 - 前記表示制御部は、前記加減速区間の始点での車速である始点車速に対応する速度メータの目盛である始点目盛を指し示す表示を行う、
請求項2に記載の運転支援システム。 - 前記表示制御部は、前記加減速区間における加速度の絶対値の推移を示す推移グラフを、前記速度メータにおける前記始点目盛と前記終点目盛との間の区間にて表示させる、
請求項3に記載の運転支援システム。 - 前記表示制御部は、前記車両が前記加減速区間を走行している場合に、前記速度メータにおいて現在車速に対応する目盛である現在目盛と前記終点目盛との間の区間にて前記推移グラフを表示させる、
請求項4に記載の運転支援システム。 - 前記表示制御部は、前記加減速区間における前記加速度が正であるか負であるかに応じて前記推移グラフの色を切り替える、
請求項4または請求項5のいずれかに記載の運転支援システム。 - 前記表示制御部は、前記加減速区間までの残距離、または、前記加減速区間への到達予定時刻までの残期間を表示する、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の運転支援システム。 - 前記表示制御部は、前記加減速区間における前記加速度が正であるか負であるかに応じて地図上の前記加減速区間の色を切り替える、
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の運転支援システム。 - コンピュータを、
少なくとも車両の加減速を自動で制御する運転制御部、
車両の前方に加速度の絶対値が閾値以上となる加減速区間が存在する場合に、前記加減速区間の終点での車速である終点車速を表示し、地図上にて前記加減速区間を表示する表示制御部、
として機能させる運転支援プログラム。
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Citations (4)
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2017
- 2017-09-25 JP JP2017183253A patent/JP2019060623A/ja active Pending
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