JP2019060527A - Air conditioner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、室内機でのカビや細菌の繁殖を抑制する空気調和機に関する。 The present invention relates to an air conditioner that suppresses the growth of mold and bacteria in a room unit.
空気調和機が冷房運転を行うときは、蒸発器として機能する室内熱交換器で凝縮水が生成される。室内熱交換器で生成された凝縮水は室内熱交換器でカビや細菌が繁殖する要因となり、カビや細菌が繁殖すると、室内機から吹き出される空調空気が不快な臭いとなる。そこで、冷房運転後に室内熱交換器を含む室内機の内部を乾燥させる空気調和機が提案されている(例えば、特許文献1や特許文献2を参照)。
When the air conditioner performs a cooling operation, condensed water is generated in an indoor heat exchanger that functions as an evaporator. The condensed water generated by the indoor heat exchanger causes the mold and bacteria to grow in the indoor heat exchanger, and when the mold and bacteria grow, the conditioned air blown out from the indoor unit has an unpleasant odor. Then, the air conditioner which dries the inside of the indoor unit containing an indoor heat exchanger after air_conditionaing | cooling operation is proposed (for example, refer
ところで、出願人は、室内熱交換器で繁殖するカビや細菌を殺すために、冷房運転後に乾燥運転時より室内熱交換器の温度を上昇させる運転(以降、室内熱交加熱運転と記載する)が行える空気調和機を先に提案している(特願2017−036408号)。しかし、冷房運転後に室内熱交加熱運転を行って室内熱交換器を加熱すると、冷房運転時に低下した室内機の筐体の温度と室内熱交換器との温度差が、冷房運転後に乾燥運転を行う場合と比べて大きくなる。そして、この温度差に起因して室内機の筐体に結露水が発生する。室内機の筐体に発生した結露水が、室内熱交換器の乾燥運転中に室内に飛散し、室内にいる使用者に降りかかる、室内の床面や家具などを濡らす等の恐れがあった。 By the way, in order to kill molds and bacteria proliferated in the indoor heat exchanger, the applicant raises the temperature of the indoor heat exchanger after the cooling operation after the cooling operation (hereinafter referred to as indoor heat exchange heating operation) We have previously proposed an air conditioner that can perform the above (Japanese Patent Application No. 2017-036408). However, if the indoor heat exchange heating operation is performed after the cooling operation to heat the indoor heat exchanger, the temperature difference between the temperature of the indoor unit case and the indoor heat exchanger, which decreased during the cooling operation, causes the drying operation after the cooling operation. It becomes bigger than the case of doing. Then, dew condensation water is generated in the housing of the indoor unit due to the temperature difference. Condensed water generated on the casing of the indoor unit may scatter into the room during the drying operation of the indoor heat exchanger, and may fall on the user in the room, or may wet the floor surface or furniture of the room.
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、室内熱交換器の加熱運転中に結露水が室内に飛散することを抑制できる空気調和機を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to solve the above-mentioned problems, and it is an object of the present invention to provide an air conditioner capable of suppressing the condensation water from scattering into the room during the heating operation of the indoor heat exchanger.
上記の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、室内熱交換器と室内ファンを有する室内機と、室内ファンを制御する制御手段を有する。制御手段は、室内熱交換器を凝縮器として機能させるとともに、室内熱交温度をこの室内熱交換器に存在するカビや細菌の数を減少させる温度以上に維持する室内熱交加熱運転を行うとき、室内熱交加熱運転を行う前に冷房運転を行っていた場合は、室内ファンを所定の第1回転数で駆動する加熱前運転制御を行う。 In order to solve the above-mentioned subject, an air conditioner of the present invention has an indoor unit which has an indoor heat exchanger and an indoor fan, and a control means which controls an indoor fan. The control means performs an indoor heat exchange heating operation in which the indoor heat exchanger functions as a condenser and the indoor heat exchange temperature is maintained above the temperature that reduces the number of molds and bacteria present in the indoor heat exchanger. When the cooling operation is performed before the indoor heat exchange heating operation is performed, the pre-heating operation control is performed to drive the indoor fan at a predetermined first rotation number.
上記のように構成した本発明の空気調和機によれば、室内熱交加熱運転を行う前に、室内機の筐体温度を上昇させる加熱前運転制御を行う。これにより、室内機の筐体温度が上昇するので、室内熱交換器の加熱運転時に結露水が発生することを抑制でき、室内熱交換器の加熱運転中に結露水が飛散することを抑制できる。 According to the air conditioner of the present invention configured as described above, before performing the indoor heat exchange heating operation, the pre-heating operation control is performed to raise the housing temperature of the indoor unit. As a result, the casing temperature of the indoor unit rises, so generation of dew condensation water during heating operation of the indoor heat exchanger can be suppressed, and scattering of condensation water during heating operation of the indoor heat exchanger can be suppressed .
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施形態としては、室外機と室内機が2本の冷媒配管で接続された空気調和機を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail based on the attached drawings. As an embodiment, an air conditioner in which an outdoor unit and an indoor unit are connected by two refrigerant pipes will be described as an example. The present invention is not limited to the following embodiments, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
図1(A)に示すように、本実施例における空気調和機1は、屋外に設置される室外機2と、室内に設置されて室外機2に液管4およびガス管5で接続される室内機3を有している。
As shown in FIG. 1A, the
<室内機の形状および装置の配置>
室内機3は、横長の略直方体形状とされた室内機筐体30を有している。室内機筐体30は、天面パネル30aと、右側面パネル30bと、左側面パネル30cと、底面パネル30dと、前面パネル30eで形成されている。これら各パネルは、全て樹脂材を用いて形成されている。
<Shape of indoor unit and arrangement of equipment>
The
天面パネル30aは略四方形状に形成されて室内機筐体30の天面を形成する。天面パネル30aには、図1(B)に示すように、室内機3の内部に室内空気を取り込むための吸込口30fが設けられている。図示は省略するが、吸込口30fは格子状に形成されている。
The
右側面パネル30bおよび左側面パネル30cは、室内機筐体30の左右側面を形成する。右側面パネル30bおよび左側面パネル30cは、所定の曲率を有する曲面に形成されており、左右対称形状とされている。
The
底面パネル30dは略四方形状に形成されて室内機筐体30の底面を形成する。底面パネル30dには、図1(B)に示すように、後述するベース30jが固定されている。
The
前面パネル30eは略四方形状に形成されて室内機筐体30の前面を覆うように配置されている。前面パネル30eは、室内機3の意匠面を形成する。
The
前述したように、天面パネル30aには吸込口30fが設けられており、また、前面パネル30eの下方には、後述する室内熱交換器31で冷媒と熱交換を行った室内空気を室内に吹き出すための吹出口30gが設けられている。吸込口30fと吹出口30gとを繋ぐ通風路30hには、吸込口30fから室内空気を吸い込み、吹出口30gから吹き出すための室内ファン32が設けられている。また、室内ファン32の上方には折り曲げ部30nを有することで逆V字型とされた室内熱交換器31が配置されている。室内熱交換器31や室内ファン32は、室内機3を壁面に取り付けるためのベース30jに固定されている。
As described above, the
吹出口30gは、ベース30jの下部と、前面パネル30eに取り付けられたケーシング30kの下面で形成されている。尚、ベース30jおよびケーシング30kの上面は、室内熱交換器31で生じた結露水を受けるドレンパン30mとされている。
The
吹出口30gには、吹出口30gから吹き出される空気を上下方向に偏向する2枚の上下風向板35が設けられている。2枚の上下風向板35は各々が樹脂材で形成されており、室内機3が運転を停止しているときは、各上下風向板35が回動して吹出口30gを塞ぐことができる形状とされている。各上下風向板35は図示しない回転軸に固定されており、各上下風向板35が上下方向に回動することで吹出口30gから吹き出される空気を上下方向に偏向する。
The
上下風向板35から見て吹出口30gの上流側(室内機筐体30の内部側)には、吹出口30gから吹き出される空気を左右方向に偏向する複数枚の左右風向板36が設けられている。各々の左右風向板36は樹脂材で形成されて図示しない回転軸に固定されており、各左右風向板36が左右方向に回動することで吹出口30gから吹き出される空気を左右方向に偏向する。
A plurality of left and right
通風路30hにおける室内熱交換器31の上流側(室内熱交換器31と吸込口30fとの間)には、室内機3の内部に取り込んだ空気に含まれる塵埃を除去するためのフィルタ38が配置されている。このフィルタ38は、例えば、樹脂材からなる繊維を網目状に編み込んで形成されている。吸込口30fから室内機3の筐体30の内部に取り込まれた室内空気がフィルタ38を通過する際は、この室内空気に含まれるフィルタ38の網目より大きな塵埃が、フィルタ38に捕捉される。
A filter 38 for removing dust contained in the air taken into the interior of the
<空気調和機の構成と冷媒回路>
次に、室外機2および室内機3を構成する各装置と、室外機2と室内機3が冷媒配管で接続されてなる空気調和機1の冷媒回路について、図2を用いて詳細に説明する。前述したように、室外機2と室内機3は冷媒配管である液管4とガス管5で接続されている。詳細には、室外機2の閉鎖弁25と室内機3の液管接続部33が液管4で接続されている。また、室外機2の閉鎖弁26と室内機3のガス管接続部34がガス管5で接続されている。以上により、空気調和機1の冷媒回路10が構成されている。
<Configuration of air conditioner and refrigerant circuit>
Next, the respective devices constituting the
<室外機の構成>
室外機2は、圧縮機21と、四方弁22と、室外熱交換器23と、室外ファン27と、液管4が接続された閉鎖弁25と、ガス管5が接続された閉鎖弁26と、膨張弁24と、室外機制御手段200を備えている。そして、室外ファン27と室外機制御手段200を除くこれら各装置が、以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて冷媒回路10の一部をなす室外機冷媒回路10aを構成している。
<Configuration of outdoor unit>
The
圧縮機21は、図示しないインバータにより回転数が制御されることで、運転容量を変えることができる容量可変型圧縮機である。圧縮機21の冷媒吐出側は、四方弁22のポートaと吐出管61で接続されている。また、圧縮機21の冷媒吸入側は、四方弁22のポートcと吸入管66で接続されている。
The
四方弁22は、冷媒の流れる方向を切り換えるための弁であり、a、b、c、dの4つのポートを備えている。ポートaは、上述したように圧縮機21の冷媒吐出側と吐出管61で接続されている。ポートbは、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と冷媒配管62で接続されている。ポートcは、上述したように圧縮機21の冷媒吸入側と吸入管66で接続されている。そして、ポートdは、閉鎖弁26と室外機ガス管64で接続されている。
The four-
室外熱交換器23は、冷媒と、後述する室外ファン27の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気を熱交換させるものである。室外熱交換器23の一方の冷媒出入口は、上述したように四方弁22のポートbと冷媒配管62で接続され、他方の冷媒出入口は室外機液管63で閉鎖弁25と接続されている。
The
膨張弁24は、例えば電子膨張弁である。膨張弁24は、室内機3で要求される冷房能力や暖房能力に応じてその開度が調整されることで、室内機3に流れる冷媒量を調節する。
The
室外ファン27は樹脂材で形成されており、室外熱交換器23の近傍に配置されている。室外ファン27は、図示しないファンモータによって回転することで室外機2の図示しない吸込口から室外機2の内部へ外気を取り込み、室外熱交換器23において冷媒と熱交換した外気を室外機2の図示しない吹出口から室外機2外部へ放出する。
The
以上説明した各装置の他に、室外機2には以下に記載する3つのセンサが設けられている。図1(A)に示すように、吐出管61には、圧縮機21から吐出される冷媒の温度を検出する吐出温度センサ71が設けられている。室外熱交換器23の図示しない冷媒パスの略中間部には、室外熱交換器23の温度(以降、室外熱交温度と記載する)を検出する室外熱交温度センサ72が設けられている。そして、室外機2の図示しない吸込口付近には、室外機2の内部に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ73が備えられている。
In addition to the devices described above, the
室外機制御手段200は、室外機2の図示しない電装品箱に格納されている制御基板に搭載されている。図2(B)に示すように、室外機制御手段200は、CPU210と、記憶部220と、通信部230と、センサ入力部240とを備えている。
The outdoor unit control means 200 is mounted on a control board stored in an electric component box (not shown) of the
記憶部220は、ROMやRAMで構成されており、室外機2の制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、圧縮機21や室外ファン27の制御状態等を記憶している。通信部230は、室内機3との通信を行うインターフェイスである。センサ入力部240は、室外機2の各種センサでの検出結果を取り込んでCPU210に出力する。
The
CPU210は、前述した室外機2の各センサでの検出結果を、センサ入力部240を介して取り込む。また、CPU210は、室内機3から送信される制御信号を、通信部230を介して取り込む。CPU210は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、圧縮機21や室外ファン27の駆動制御を行う。また、CPU210は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、四方弁22の切り換え制御を行う。さらには、CPU210は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、膨張弁24の開度調整を行う。
The
<室内機の構成>
室内機3は、前述した室内熱交換器31、室内ファン32、上下風向板35、左右風向板36、および、フィルタ38に加えて、液管4が接続された液管接続部33と、ガス管5が接続されたガス管接続部34と、室内機制御手段300を備えている。そして、室内ファン32、上下風向板35、左右風向板36、フィルタ38、および、室内機制御手段300を除くこれら各装置が、以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて冷媒回路10の一部をなす室内機冷媒回路10bを構成している。
<Configuration of indoor unit>
The
室内熱交換器31は、冷媒と室内ファン32の回転により室内機3の吸込口30fから室内機3の内部に取り込まれた室内空気を熱交換させるものであり、一方の冷媒出入口が液管接続部33と室内機液管67で接続され、他方の冷媒出入口がガス管接続部34と室内機ガス管68で接続されている。室内熱交換器31は、室内機3が冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、室内機3が暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。尚、液管接続部33やガス管接続部34では、各冷媒配管が溶接やフレアナット等により接続されている。
The
室内ファン32は樹脂材で形成されており、前述したように通風路30hにおける室内熱交換器31の下流側に配置されている。室内ファン31は、図示しないファンモータによって回転することで、室内機3の吸込口30fから室内機3内に室内空気を取り込み、室内熱交換器31において冷媒と熱交換した室内空気を室内機3の吹出口30gから室内へ吹き出す。
The
以上説明した各装置の他に、室内機3には以下に記載する2つのセンサが設けられている。室内熱交換器31の図示しない冷媒パスの略中間部には、室内熱交換器31の温度(以降、室内熱交温度と記載する)を検出する室内熱交温度センサ74が設けられている。また、図1(B)に示すように、室内機3の吸込口30fとフィルタ38の間には、吸込口30fから室内機3の内部に吸い込む空気の温度、すなわち室内温度を検出する室内温度センサ75が設けられている。
In addition to the devices described above, the
室内機制御手段300は、室内機3の図示しない電装品箱に格納されている制御基板に搭載されている。図2(B)に示すように、室内機制御手段300は、CPU310と、記憶部320と、通信部330と、センサ入力部340を備えている。
The indoor unit control means 300 is mounted on a control board stored in an electric component box (not shown) of the
記憶部320は、ROMやRAMで構成されており、室内機3の制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、室内ファン32の制御状態等を記憶している。通信部330は、室外機2の室外機制御手段200との通信を行うためのインターフェイスである。センサ入力部340は、室内機3の室内熱交温度センサ74や室内温度センサ75での検出結果を取り込んでCPU110に出力する。
The
CPU310は、前述した室内機3の各センサでの検出結果を、センサ入力部340を介して取り込む。また、CPU310は、使用者が操作する図示しないリモコンから送信される、運転モード(冷房運転/暖房運転)や風量等を含む運転情報信号を、通信部330を介して取り込む。CPU310は、取り込んだ検出結果や運転情報信号に基づいて、室内ファン32や上下風向板35、左右風向板36の駆動制御を行う。
The
<冷媒回路の動作>
次に、本実施形態における空気調和機1の空調運転時の冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作について、図2(A)を用いて説明する。尚、以下の説明では、まず室内機3が冷房運転を行う場合について説明し、次に室内機3が暖房運転を行う場合について説明する。尚、図2(A)において、実線矢印は冷房運転時の冷媒の流れを示し、破線矢印は暖房運転時の冷媒の流れを示している。
<Operation of refrigerant circuit>
Next, the flow of the refrigerant and the operation of each part in the
<冷房運転>
室内機3が冷房運転を行う場合、図2(A)に示すように、四方弁22が実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートbとが連通するよう、また、ポートcとポートdとが連通するよう、切り換えられる。これにより、冷媒回路10において室外熱交換器23が凝縮器として機能するとともに室内熱交換器31が蒸発器として機能するようになり、冷媒回路10は実線矢印で示す方向に冷媒が循環する冷房サイクルとなる。
<Cooling operation>
When the
上記のような冷媒回路10の状態で、圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、吐出管61を流れて四方弁22に流入し、四方弁22から冷媒配管62を流れて室外熱交換器23に流入する。室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン27の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って凝縮する。室外熱交換器23から室外機液管63に流出した冷媒は、室内機3で使用者により要求される冷房能力に応じた開度とされている膨張弁24を通過する際に減圧され、閉鎖弁25を介して液管4に流入する。
In the state of the
液管4を流れて液側接続部33を介して室内機3に流入した冷媒は、室内機液管67を流れて室内熱交換器31に流入し、室内ファン32の回転により吸込口30fから室内機3の通風路30hに取り込まれた室内空気と熱交換を行って蒸発する。このように、室内熱交換器31が蒸発器として機能し、室内熱交換器31で冷媒と熱交換を行った室内空気が吹出口30gから室内に吹き出されることによって、室内機3が設置された室内の冷房が行われる。
The refrigerant flowing through the
室内熱交換器31から流出した冷媒は、室内機ガス管68を流れてガス側接続部34を介してガス管5に流入する。ガス管5を流れて閉鎖弁26を介して室外機2に流入した冷媒は、順に室外機ガス管64、四方弁22、吸入管66を流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
The refrigerant flowing out of the
<暖房運転>
室内機3が暖房運転を行う場合、図2(A)に示すように、四方弁22が破線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートdとが連通するよう、また、ポートbとポートcとが連通するよう、切り換えられる。これにより、冷媒回路10において室外熱交換器23が蒸発器として機能するとともに室内熱交換器31が凝縮器として機能するようになり、冷媒回路10は破線矢印で示す方向に冷媒が循環する暖房サイクルとなる。
<Heating operation>
When the
上記のような冷媒回路10の状態で、圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、吐出管61を流れて四方弁22に流入し、四方弁22から室外機ガス管64を流れて閉鎖弁26を介してガス管5に流入する。ガス管5を流れる冷媒は、ガス管接続部34を介して室内機3に流入する。
In the state of the
室内機3に流入した冷媒は、室内機ガス管68を流れて室内熱交換器31に流入し、室内ファン32の回転により吸込口30fから室内機3の通風路30hに取り込まれた室内空気と熱交換を行って凝縮する。このように、室内熱交換器31が凝縮器として機能し、室内熱交換器31で冷媒と熱交換を行った室内空気が吹出口30gから室内に吹き出されることによって、室内機3が設置された室内の暖房が行われる。
The refrigerant flowing into the
室内熱交換器31から流出した冷媒は室内機液管67を流れ、液管接続部33を介して液管4に流入する。液管4を流れ閉鎖弁25を介して室外機2に流入した冷媒は、室外機液管63を流れて、室内機3で使用者により要求される暖房能力に応じた開度とされている膨張弁24を通過する際に減圧される。
The refrigerant flowing out of the
膨張弁24を通過して室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン27の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って蒸発する。室外熱交換器23から冷媒配管62に流出した冷媒は、四方弁22、吸入管66を流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
The refrigerant passing through the
<暖房運転時の圧縮機、室外ファン、および、室内ファンの駆動制御>
次に、暖房運転時の圧縮機21、室外ファン27、および、室内ファン32の駆動制御(以降、暖房運転制御と記載する)について、図3に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。図3において、STは処理のステップを表し、これに続く数字はステップ番号を表している。
<Drive control of compressor, outdoor fan, and indoor fan during heating operation>
Next, drive control of the
尚、前述した室外機制御手段200と室内機制御手段300で、本発明の制御手段が構成される。従って、図3を含むこれ以降の制御や処理の説明の際は、空気調和機1の制御主体としては制御手段を用いて説明し、室外機2や室内機3の個々の装置の制御主体として、適宜室外機制御手段200(のCPU210)や室内機制御手段300(のCPU310)を用いて説明する。
The outdoor unit control means 200 and the indoor unit control means 300 described above constitute the control means of the present invention. Therefore, in the following description of control and processing including FIG. 3, the control unit of the
使用者の指示により暖房運転の開始指示があれば、制御手段は室内温度(以降、室内温度Tiと記載する)を取り込むとともに、設定温度(以降、設定温度Tpと記載する)を読み出す(ST1)。具体的には、室内機制御手段300のCPU310は、室内温度センサ75で検出した室内温度Tiを、センサ入力部340を介して定期的(例えば、30秒毎)に取り込む。また、CPU310は、使用者による図示しないリモコンの操作によって設定されて記憶部320に記憶されていた設定温度Tpを読み出す。
If there is a start instruction of the heating operation by the instruction of the user, the control means takes in the room temperature (hereinafter referred to as the indoor temperature Ti) and reads the set temperature (hereinafter referred to as the set temperature Tp) (ST1) . Specifically, the
次に、制御手段は、ST1で読み出した設定温度Tpと取り込んだ室内温度Tiの温度差(以降、温度差ΔTと記載する)を算出する(ST2)。具体的には、CPU310が設定温度Tpから室内温度Tiを減じて温度差ΔTを算出する。
Next, the control means calculates a temperature difference (hereinafter referred to as a temperature difference ΔT) between the set temperature Tp read out in ST1 and the taken-in room temperature Ti (ST2). Specifically, the
次に、制御手段は、ST2で算出した温度差ΔTに応じた圧縮機21の回転数(以降、圧縮機回転数Rcと記載する)で圧縮機21を駆動する(ST3)。具体的には、CPU310は、算出した温度差ΔTに応じた圧縮機回転数Rcを、通信部330を介して室外機2に送信する。室内機3から送信された圧縮機回転数Rcを通信部230を介して受信した室外機制御手段200のCPU210は、受信した圧縮機回転数Rcで圧縮機21を駆動する。
Next, the control means drives the
次に、制御手段は、膨張弁24の開度(以降、膨張弁開度Dと記載する)を、室内機3で使用者により要求される暖房能力に応じた開度とする(ST4)。具体的には、CPU310が、暖房運転時に吐出温度センサ71で検出する圧縮機21の吐出温度が所定の目標温度となるように、膨張弁開度Dを調整する。
Next, the control means sets the opening degree of the expansion valve 24 (hereinafter referred to as the expansion valve opening degree D) to an opening degree corresponding to the heating capacity required by the user in the indoor unit 3 (ST4). Specifically, the
次に、制御手段は、ST3で決定した圧縮機回転数Rcに応じた室外ファン27の回転数(以降、室外ファン回転数Rfoと記載する)で室外ファン27を駆動する(ST5)。具体的には、CPU210が、圧縮機回転数Rcに応じた室外ファン回転数Rfoで室外ファン27を駆動する。
Next, the control means drives the
次に、制御手段は、使用者により室内機3の吹出口30gから吹き出される空調空気の風量が自動に設定されているか否かを判断する(ST6)。風量が自動に設定されていれば(ST6−Yes)、制御手段は、ST2で算出した温度差ΔTに応じた室内ファン32の回転数(以降、室内ファン回転数Rfiと記載する)で室内ファン32を駆動する(ST7)。また、風量が自動に設定されていなければ(ST6−No)、制御手段は、使用者によって設定された風量に応じた室内ファン回転数Rfiで室内ファン32を駆動する(ST8)。具体的には、CPU310が、温度差ΔTあるいは使用者が設定した風量のいずれかに応じた室内ファン回転数Rfiで室内ファン32を駆動する。
Next, the control means determines whether the air volume of the conditioned air blown out from the
次に、制御手段は、使用者によって設定された風向となるように、上下風向板35および左右風向板36を制御し(ST9)、ST1に処理を戻す。具体的には、使用者の設定が「スイング」であれば、CPU310は、上下風向板35を上下に自動で回動させ、左右風向板36を左右に自動で回動させる。また、使用者の設定が所定の位置であれば、使用者が設定した位置になるように上下風向板35および左右風向板36を回動させる。
Next, the control means controls the vertical
<暖房運転時保護制御>
次に、暖房運転を行っているときに、圧縮機21の吐出圧力が使用範囲の上限値を超えないようにする暖房運転時保護制御について、図4を用いて説明する。図4において、STは処理のステップを表し、これに続く数字はステップ番号を表している。
<Heating operation protection control>
Next, protection control during heating operation will be described using FIG. 4 so that the discharge pressure of the
まず、制御手段は、室内熱交換器31の温度(以降、室内熱交温度Tcと記載する)と圧縮機21の吐出温度(以降、吐出温度Tdと記載する)を取り込む(ST11)。具体的には、CPU310は、室内熱交温度センサ74で検出した室内熱交温度Tcを、センサ入力部340を介して定期的(例えば、30秒毎)に取り込む。一方、CPU210は、吐出温度センサ71で検出した吐出温度Tdを、センサ入力部240を介して定期的(例えば、30秒毎)に取り込む。
First, the control means takes in the temperature of the indoor heat exchanger 31 (hereinafter referred to as the indoor heat exchange temperature Tc) and the discharge temperature of the compressor 21 (hereinafter referred to as the discharge temperature Td) (ST11). Specifically, the
次に、制御手段は、ST11で取り込んだ室内熱交温度Tcが所定の温度(以降、第1閾室内熱交温度Tch1と記載する)以上であるか否かを判断する(ST12)。具体的には、CPU310は、記憶部320に予め記憶されている第1閾室内熱交温度Tch1を読み出して室内熱交温度Tcと比較する。ここで、第1閾室内熱交温度Tch1は、予め試験などを行って求められているものであり、前述した圧縮機21の吐出圧力の使用範囲の上限値に対応する室内熱交温度Tcより所定温度低い温度とされており、例えば55℃である。
Next, the control means determines whether or not the indoor heat exchange temperature Tc acquired in ST11 is equal to or higher than a predetermined temperature (hereinafter referred to as a first threshold indoor heat exchange temperature Tch1) (ST12). Specifically, the
室内熱交温度Tcが第1閾室内熱交温度Tch1以上であれば(ST12−Yes)、制御手段は、圧縮機21の回転数を、所定の圧縮機レリース間隔時間(以降、圧縮機レリース間隔時間tcと記載する)毎に所定の圧縮機レリース回転数(以降、圧縮機レリース回転数Rcrと記載する)だけ低下させる(ST16)。具体的には、CPU310が、室内熱交温度Tcが第1閾室内熱交温度Tch1以上であると判断した旨の信号を、通信部330を介して室外機2に送信し、この信号を通信部230を介して受信したCPU210が、現在の圧縮機回転数Rcから圧縮機レリース間隔時間tc毎に圧縮機レリース回転数Rcrだけ低下させた回転数となるように、圧縮機21を制御する。ここで、圧縮機レリース間隔時間tcおよび圧縮機レリース回転数Rcrは、それぞれが予め試験などを行って室内熱交温度Tcを低下させる効果が確認されている値であり、例えば、圧縮機レリース間隔時間tcは60秒、圧縮機レリース回転数Rcrは2rpsである。
If the indoor heat exchange temperature Tc is equal to or higher than the first threshold indoor heat exchange temperature Tch1 (ST12-Yes), the control means sets the rotational speed of the
ST16の処理を終えた制御手段は、室内熱交温度Tcを取り込み(ST17)、取り込んだ室内熱交温度Tcが第1閾室内熱交温度Tch1以上であるか否かを判断する(ST18)。具体的には、CPU310が室内熱交温度Tcを取り込み、取り込んだ室内熱交温度Tcが第1閾室内熱交温度Tch1以上であるか否かを判断する。
The control means that has completed the process of ST16 takes in the indoor heat exchange temperature Tc (ST17), and determines whether the taken-in indoor heat exchange temperature Tc is equal to or higher than the first threshold indoor heat exchange temperature Tch1 (ST18). Specifically, the
取り込んだ室内熱交温度Tcが第1閾室内熱交温度Tch1以上でなければ(ST18−No)、制御手段は、ST11に処理を戻す。取り込んだ室内熱交温度Tcが第1閾室内熱交温度Tch1以上であれば(ST18−Yes)、制御手段は、暖房運転を停止して(ST19)、暖房運転時保護制御を終了する。具体的には、CPU310は、取り込んだ室内熱交温度Tcが第1閾室内熱交温度Tch1以上であれば、室内ファン32を停止させるとともに、取り込んだ室内熱交温度Tcが第1閾室内熱交温度Tch1以上となったことを示す信号を、通信部330を介して室外機2に送信する。この信号を通信部230を介して受信したCPU210は、圧縮機21と室外ファン27を停止させる。
If the taken-in indoor heat exchange temperature Tc is not higher than the first threshold indoor heat exchange temperature Tch1 (ST18-No), the control means returns the process to ST11. If the taken-in indoor heat exchange temperature Tc is equal to or higher than the first threshold indoor heat exchange temperature Tch1 (ST18-Yes), the control means stops the heating operation (ST19) and ends the heating operation protection control. Specifically, the
ST12において、室内熱交温度Tcが第1閾室内熱交温度Tch1以上でなければ(ST12−No)、制御手段は、ST11で検出した吐出温度Tdが、所定の第1閾吐出温度(以降、第1閾吐出温度Tdh1と記載する)以上、第1閾吐出温度Tdh1より高い所定の第2閾吐出温度(以降、第2閾吐出温度Tdh2と記載する)未満であるか否かを判断する(ST13)。具体的には、CPU210が、吐出温度センサ71で検出した吐出温度Tdを、センサ入力部240を介して定期的(例えば、30秒毎)に取り込み、取り込んだ吐出温度Tdが記憶部220に記憶されている第1閾吐出温度Tdh1以上第2閾吐出温度Tdh2未満であるか否かを判断する。
In ST12, if the indoor heat exchange temperature Tc is not equal to or higher than the first threshold indoor heat exchange temperature Tch1 (ST12-No), the control means determines that the discharge temperature Td detected in ST11 is a predetermined first threshold discharge temperature (hereinafter referred to as It is determined whether the first threshold discharge temperature Tdh1 or more is less than a predetermined second threshold discharge temperature (hereinafter referred to as a second threshold discharge temperature Tdh2) higher than the first threshold discharge temperature Tdh1 ST13). Specifically, the
ここで、第1閾吐出温度Tdh1および第2閾吐出温度Tdh2は、予め試験などを行って求められて記憶部220に記憶されているものであり、前述した圧縮機21の吐出圧力の使用範囲の上限値に対応する吐出温度Tdより所定温度低い温度とされており、例えば、第1閾吐出温度Tdh1が105℃、第2閾吐出温度Tdh2が115℃である。
Here, the first threshold discharge temperature Tdh1 and the second threshold discharge temperature Tdh2 are obtained in advance by performing tests and the like, and are stored in the
取り込んだ吐出温度Tdが第1閾吐出温度Tdh1以上第2閾吐出温度Tdh2未満であれば(ST13−Yes)、制御手段は、圧縮機21の回転数を、圧縮機レリース間隔時間tc毎に圧縮機レリース回転数Rcrずつ低下させて(ST15)、ST11に処理を戻す。尚、ST15の処理は前述したST16の処理と同じ内容であるため、詳細な説明は省略する。また、ST15やST16の処理において、圧縮機回転数Rcを圧縮機レリース回転数Rcrずつ低下させたことによって、圧縮機回転数Rcが使用範囲の下限回転数まで低下した場合は、次にST15やST16の処理を行う際には圧縮機回転数Rcを下限回転数に維持する。
If the taken-in discharge temperature Td is greater than or equal to the first threshold discharge temperature Tdh1 and less than the second threshold discharge temperature Tdh2 (ST13-Yes), the control means compresses the rotational speed of the
ST13において、取り込んだ吐出温度Tdが第1閾吐出温度Tdh1以上第2閾吐出温度Tdh2未満でなければ(ST13−Yes)、制御手段は、取り込んだ吐出温度Tdが第2閾吐出温度Tdh2以上であるか否かを判断する(ST14)。具体的には、CPU210が、取り込んだ吐出温度Tdが第2閾吐出温度Tdh2以上であるか否かを判断する。
In ST13, if the fetched discharge temperature Td is not less than the first threshold discharge temperature Tdh1 and less than the second threshold discharge temperature Tdh2 (ST13-Yes), the control means determines that the fetched discharge temperature Td is not less than the second threshold discharge temperature Tdh2. It is determined whether there is any (ST14). Specifically, the
取り込んだ吐出温度Tdが第2閾吐出温度Tdh2以上であれば(ST14−Yes)、制御手段は、ST19に処理を進める。取り込んだ吐出温度Tdが第2閾吐出温度Tdh2以上でなければ(ST14−Yes)、つまり、取り込んだ吐出温度Tdが第1閾吐出温度Tdh1未満であれば、制御手段は、ST11に処理を戻す。 If the fetched discharge temperature Td is equal to or higher than the second threshold discharge temperature Tdh2 (ST14-Yes), the control means advances the processing to ST19. If the fetched discharge temperature Td is not higher than the second threshold discharge temperature Tdh2 (ST14-Yes), that is, if the fetched discharge temperature Td is less than the first threshold discharge temperature Tdh1, the control means returns the process to ST11. .
<室内熱交加熱運転について>
次に、図5乃至図11を用いて、本発明の室内熱交加熱運転について説明する。ここで、室内熱交加熱運転とは、空気調和機1の冷媒回路10を暖房運転時と同じ状態とし、室内熱交換器31の温度を暖房運転時の温度(40℃程度)より高くすることで、カビや細菌を殺して数を減少させることを目的に行うものである。尚、本実施形態では、室内機3を操作する図示しないリモコンに、室内熱交加熱運転の開始を指示するボタンが設けられており、使用者がこのボタンを操作すれば室内熱交加熱運転が実行されるものとするが、冷房運転や除湿運転の終了時に自動的に室内熱交加熱運転が実行されてもよい。また、室内熱交加熱運転は、室内機3に人検知センサを備え、使用者が部屋にいないことを人検知センサで検知したときに実行される、というように、空気調和機1で最適なタイミングを判断して室内熱交加熱運転を行ってもよい。
<About indoor heat exchange heating operation>
Next, the indoor heat exchange heating operation of the present invention will be described using FIG. 5 to FIG. Here, in the indoor heat exchange heating operation, the
出願人は実験を行うことによって、上述した室内熱交加熱運転を実施する際に、室内熱交温度Tcを55℃以上に維持する状態を10分間継続させることによって、カビや細菌の数を大幅に減少させることができることを見出した。以下、図5を用いて、得られた知見について説明する。 When conducting the above-mentioned indoor heat exchange heating operation, the applicant performs experiments to maintain the indoor heat exchange temperature Tc at 55 ° C. or higher for 10 minutes, thereby significantly increasing the number of molds and bacteria. It has been found that it can be reduced. Hereinafter, the obtained knowledge will be described with reference to FIG.
図5に示すグラフは、室内熱交換器31に結露水が存在する状態で室内熱交温度Tcを一定の温度に維持したときの、カビや細菌の数の時間変化を表したものである。図5(A)は、黒っぽく見えるカビ(クロカビ)の一種であるクラドスポリスム(以降、「カビ」と記載する)についてのグラフである。図5(A)のグラフの横軸は、室内熱交温度Tcを40℃、45℃、および、50℃に維持する時間である加熱時間(単位:分)であり、縦軸は加熱時間が0分(加熱前)のときのカビの数(カビのコロニー数)を100としたカビの残存率(図5(A)ではカビ残存率。単位:%)である。
The graph shown in FIG. 5 represents the time change of the number of molds and bacteria when the indoor heat exchange temperature Tc is maintained at a constant temperature in a state where condensed water exists in the
図5(A)を見ると、室内熱交温度Tcを40℃にした場合は、加熱時間が10分となってもほとんどカビの数は変わらず、10分経過後のカビ残存率がほぼ100%である。これに対し、室内熱交温度Tcを45℃あるいは50℃にした場合は、加熱時間が5分となった時点でいずれの室内熱交温度Tcでもカビ残存率が10%より小さくなる。特に、室内熱交温度Tcを50℃にした場合は、加熱時間が5分となった時点でのカビ残存率が1%未満となり、短時間でカビの数を大幅に減少している。 As shown in FIG. 5A, when the indoor heat exchange temperature Tc is 40 ° C., the number of molds hardly changes even if the heating time is 10 minutes, and the mold residual rate after 10 minutes is almost 100 %. On the other hand, when the indoor heat exchange temperature Tc is 45 ° C. or 50 ° C., the mold residual rate becomes smaller than 10% at any indoor heat exchange temperature Tc when the heating time becomes 5 minutes. In particular, when the indoor heat exchange temperature Tc is set to 50 ° C., the mold residual rate becomes less than 1% when the heating time reaches 5 minutes, and the number of molds is significantly reduced in a short time.
一方、図5(B)は、細菌の一種である大腸菌についてのグラフである。図5(B)のグラフの横軸は、室内熱交温度Tcを40℃、45℃、50℃、および、55℃に維持する時間である加熱時間(単位:分)であり、縦軸は加熱時間が0分(加熱前)のときの大腸菌の数を100とした大腸菌の残存率(図5(B)では細菌残存率。単位:%)である。 On the other hand, FIG. 5 (B) is a graph about E. coli which is a type of bacteria. The horizontal axis of the graph in FIG. 5B is the heating time (unit: minute) which is the time for maintaining the indoor heat exchange temperature Tc at 40 ° C., 45 ° C., 50 ° C., and 55 ° C. It is a remaining rate of E. coli (the remaining rate of bacteria in FIG. 5B. Unit:%) where the number of E. coli when the heating time is 0 minutes (before heating) is 100.
図5(B)を見ると、室内熱交温度Tcが50℃以下の場合は、加熱時間が10分となっても細菌残存率が50%以下とならず、細菌の数を顕著に減らせているとはいえない。これに対し、室内熱交温度Tcを55℃にした場合は、加熱時間が4分となった時点で細菌残存率が10%より小さくなり、加熱時間が5分となった時点では細菌残存率がほぼ1%となり、さらに加熱時間を10分まで延ばせば、細菌残存率が1%未満となっている。つまり、室内熱交温度Tcを55℃に10分間維持することで、細菌の数を大幅に減らすことができている。 As shown in FIG. 5B, when the indoor heat exchange temperature Tc is 50 ° C. or less, the bacterial survival rate does not decrease to 50% or less even when the heating time is 10 minutes, and the number of bacteria can be significantly reduced. It can not be said that On the other hand, when the indoor heat exchange temperature Tc is 55 ° C., the bacterial survival rate becomes smaller than 10% when the heating time becomes 4 minutes, and the bacterial survival rate when the heating time becomes 5 minutes If the heating time is further extended to 10 minutes, the bacterial survival rate is less than 1%. That is, the number of bacteria can be significantly reduced by maintaining the indoor heat exchange temperature Tc at 55 ° C. for 10 minutes.
以上説明した図5の各グラフより、室内熱交換器31に存在するカビや細菌の残存率を大幅に減少させるには、室内熱交換器31に結露水が存在する状態、例えば、空気調和機1が冷房運転を行っているときに室内熱交換器31で発生した結露水が冷房運転終了後に残留している状態で、室内熱交温度Tcを55℃以上とし、かつ、この状態を10分間継続させることが好ましい。これは、結露水によりカビや細菌の表面全体が覆われていることにより、結露水からカビや細菌に作用する熱量が、結露水がなく室内熱交換器31の表面のみからカビや細菌に作用する熱量と比べて多くなることに起因する。
From the graphs of FIG. 5 described above, in order to significantly reduce the residual rate of mold and bacteria present in the
また、空気調和機1を冷房運転したときに室内熱交換器31で発生する結露水は、冷房運転の終了後に室内ファン32を駆動して室内熱交換器31に空気を通すことで結露水を蒸発させる乾燥運転を行っても、室内熱交換器31におけるV字形状の折れ曲がり部30nやドレンパン30m付近の空気が通りにくい箇所は乾燥しきらない。このように、結露水が乾燥しきらずに長時間滞留する箇所であっても、本実施形態の室内熱交加熱運転を行えば、上記のような空気が通りにくい箇所に滞留する結露水が55℃以上となるので、これらの箇所で繁殖しているカビや細菌残存率を大幅に減少させることができる。
In addition, condensation water generated in the
<室内ファン制御テーブルと室外ファン制御テーブル>
次に、室内熱交加熱運転を行う際に使用する、室内熱交加熱運転での室内ファン32の制御と室外ファン27の制御に使用するテーブルについて、図6を用いて説明する。
<室内ファン制御テーブル>
<Indoor fan control table and outdoor fan control table>
Next, a table used for controlling the
<Indoor fan control table>
まず、図6(A)に示す室内ファン制御テーブル400について説明する。この室内ファン制御テーブル400は、予め試験などを行って求められて、室内機制御手段300の記憶部320に記憶されているものである。室内ファン制御テーブル400は、室内熱交加熱運転時に室内熱交換器31が凝縮器として機能しているときに、室内ファン制御テーブル400に基づいて室内ファン32を制御することで、室内熱交温度Tcを55℃〜57℃の範囲に維持できることが判明しているものである。
First, the indoor fan control table 400 shown in FIG. 6 (A) will be described. The indoor fan control table 400 is obtained by performing a test in advance and is stored in the
室内ファン制御テーブル400では、室内熱交温度Tc(単位:℃)と、室内熱交温度Tcの上昇時/維持時/下降時のそれぞれに応じて、室内ファン回転数Rfi(単位:rpm)が定められている。ここで、室内熱交温度Tcの上昇時(図6(A)では「Tc上昇時」)とは、時間をおいて検出した2つの室内熱交温度Tcを用い、先に検出した室内熱交温度Tcより後に検出した室内熱交温度Tcが高い場合である。また、室内熱交温度Tcの維持時(図6(A)では「Tc維持時」)とは、先に検出した室内熱交温度Tcと後に検出した室内熱交温度Tcが同じ場合である。また、室内熱交温度Tcの下降時(図6(A)では「Tc下降時」)とは、時間をおいて検出した2つの室内熱交温度Tcを用い、先に検出した室内熱交温度Tcより後に検出した室内熱交温度Tcが低い場合である。 In the indoor fan control table 400, the indoor fan rotational speed Rfi (unit: rpm) corresponds to the indoor heat exchange temperature Tc (unit: ° C.) and the rising time / maintenance time / falling time of the indoor heat exchange temperature Tc. It is fixed. Here, when the indoor heat exchange temperature Tc rises (“when Tc rises” in FIG. 6A), the indoor heat exchange detected earlier using two indoor heat exchange temperatures Tc detected with time. This is the case where the indoor heat exchange temperature Tc detected after the temperature Tc is high. Further, when maintaining the indoor heat exchange temperature Tc (“when maintaining Tc” in FIG. 6A), it is the case where the indoor heat exchange temperature Tc detected earlier and the indoor heat exchange temperature Tc detected later are the same. In addition, when the indoor heat exchange temperature Tc drops ("Tc decrease time" in FIG. 6A), the two indoor heat exchange temperatures Tc detected with time are used to detect the indoor heat exchange temperature previously detected. This is the case where the indoor heat exchange temperature Tc detected after Tc is low.
具体的には、「Tc上昇時」の室内ファン回転数Rfiは、室内熱交温度Tcが57℃以上である場合は、現在の室内ファン回転数Rfiに70rpmを加算した回転数とされている。室内熱交温度Tcが55℃以上57℃未満である場合は、現在の室内ファン回転数Rfiを変化させないとされている。室内熱交温度Tcが53℃以上55℃未満である場合、および、室内熱交温度Tcが53℃未満である場合は、現在の室内ファン回転数Rfiから10rpmを減算した回転数とされている。 Specifically, when the indoor heat exchange temperature Tc is 57 ° C. or more, the indoor fan rotational speed Rfi at “at Tc rise” is a rotational speed obtained by adding 70 rpm to the current indoor fan rotational speed Rfi. . When the indoor heat exchange temperature Tc is 55 ° C. or more and less than 57 ° C., it is assumed that the current indoor fan rotational speed Rfi is not changed. When the indoor heat exchange temperature Tc is 53 ° C. or more and less than 55 ° C., and when the indoor heat exchange temperature Tc is less than 53 ° C., the rotation speed is obtained by subtracting 10 rpm from the current indoor fan rotation speed Rfi. .
室内熱交温度Tcが上昇しているときに室内熱交温度Tcが53℃未満である場合、あるいは、室内熱交温度Tcが53℃以上55℃未満である場合は、室内熱交温度Tcを検出する度(例えば、30秒毎)に、室内ファン回転数Rfiを10rpmずつ低くする。これにより、室内熱交換器31に流れる空気量が少なくなって、室内熱交温度Tcが早く55℃以上となる。
If the indoor heat exchange temperature Tc is lower than 53 ° C. when the indoor heat exchange temperature Tc is rising, or if the indoor heat exchange temperature Tc is 53 ° C. or higher and less than 55 ° C., the indoor heat exchange temperature Tc is The indoor fan rotational speed Rfi is decreased by 10 rpm each time it is detected (for example, every 30 seconds). As a result, the amount of air flowing to the
室内熱交温度Tcが上昇しているときに室内熱交温度Tcが55℃以上57℃未満である場合は、室内ファン回転数Rfiを変化させない。これにより、室内熱交換器31に流れる空気量が変化せず、室内熱交温度Tcが55℃以上57℃未満の範囲に維持される。そして、室内熱交温度Tcが57℃以上のときは、室内ファン回転数Rfiを70rpmずつ高くして室内熱交換器31に流れる空気量を多くすることで、室内熱交温度Tcが59℃以上とならないようにしている。
When the indoor heat exchange temperature Tc is higher than 55 ° C. and less than 57 ° C. while the indoor heat exchange temperature Tc is rising, the indoor fan rotational speed Rfi is not changed. As a result, the amount of air flowing to the
次に、「Tc維持時」の室内ファン回転数Rfiは、室内熱交温度Tcが57℃以上である場合は、現在の室内ファン回転数Rfiに50rpmを加算した回転数とされている。室内熱交温度Tcが55℃以上57℃未満である場合は、現在の室内ファン回転数Rfiを変化させないとされている。室内熱交温度Tcが53℃以上55℃未満である場合は、現在の室内ファン回転数Rfiから30rpmを減算した回転数とされている。室内熱交温度Tcが53℃未満である場合は、現在の室内ファン回転数Rfiから40rpmを減算した回転数とされている。 Next, when the indoor heat exchange temperature Tc is 57 ° C. or more, the indoor fan rotational speed Rfi at “at Tc maintenance time” is a rotational speed obtained by adding 50 rpm to the current indoor fan rotational speed Rfi. When the indoor heat exchange temperature Tc is 55 ° C. or more and less than 57 ° C., it is assumed that the current indoor fan rotational speed Rfi is not changed. When the indoor heat exchange temperature Tc is 53 ° C. or more and less than 55 ° C., the rotation speed is obtained by subtracting 30 rpm from the current indoor fan rotation speed Rfi. When the indoor heat exchange temperature Tc is less than 53 ° C., the rotation speed is obtained by subtracting 40 rpm from the current indoor fan rotation speed Rfi.
室内熱交温度Tcに変化がないときに室内熱交温度Tcが53℃未満である場合は、室内熱交温度Tcを検出する度(例えば、30秒毎)に、室内ファン回転数Rfiを40rpmずつ低くする。また、室内熱交温度Tcが53℃以上55℃未満である場合は、室内熱交温度Tcを検出する度に、室内ファン回転数Rfiを30rpmずつ低くする。これにより、室内熱交換器31に流れる空気量が少なくなって、室内熱交温度Tcが早く55℃以上となる。尚、「Tc維持時」は、「Tc上昇時」と比べて室内熱交温度Tcが上がりづらい状態と考えられるので、同じ室内熱交温度Tcであっても「Tc上昇時」より室内ファン回転数Rfiが低くなるように、室内ファン回転数Rfiをから減じる回転数を高くしている。
When the indoor heat exchange temperature Tc is less than 53 ° C. when there is no change in the indoor heat exchange temperature Tc, the indoor fan rotational speed Rfi is 40 rpm each time the indoor heat exchange temperature Tc is detected (for example, every 30 seconds) Lower one by one. When the indoor heat exchange temperature Tc is 53 ° C. or more and less than 55 ° C., the indoor fan rotational speed Rfi is decreased by 30 rpm each time the indoor heat exchange temperature Tc is detected. As a result, the amount of air flowing to the
室内熱交温度Tcに変化がないときに室内熱交温度Tcが55℃以上57℃未満である場合は、室内ファン回転数Rfiを変化させない。これにより、室内熱交換器31に流れる空気量が変化せず、室内熱交温度Tcが55℃以上57℃未満の範囲に維持される。そして、室内熱交温度Tcが57℃以上のときは、室内ファン回転数Rfiを50rpmずつ高くして室内熱交換器31に流れる空気量を多くすることで、室内熱交温度Tcが59℃以上とならないようにしている。尚、「Tc維持時」は、「Tc上昇時」と比べて室内熱交温度Tcが上がりづらい状態と考えられるので、同じ室内熱交温度Tcであっても「Tc上昇時」より室内ファン回転数Rfiが低くなるように、室内ファン回転数Rfiに加える回転数を低くしている。
When the indoor heat exchange temperature Tc is 55 ° C. or more and less than 57 ° C. when there is no change in the indoor heat exchange temperature Tc, the indoor fan rotational speed Rfi is not changed. As a result, the amount of air flowing to the
そして、「Tc下降時」の室内ファン回転数Rfiは、室内熱交温度Tcが57℃以上である場合、および、室内熱交温度Tcが55℃以上57℃未満である場合は、現在の室内ファン回転数Rfiを変化させないとされている。室内熱交温度Tcが53℃以上55℃未満である場合、および、室内熱交温度Tcが53℃未満である場合は、現在の室内ファン回転数Rfiから40rpmを減算した回転数とされている。 Then, when the indoor heat exchange temperature Tc is 57 ° C. or higher, and when the indoor heat exchange temperature Tc is 55 ° C. or higher and less than 57 ° C., the indoor fan rotational speed Rfi at “descent time Tc” is the current indoor temperature. The fan rotational speed Rfi is not changed. When the indoor heat exchange temperature Tc is 53 ° C. or more and less than 55 ° C., and when the indoor heat exchange temperature Tc is less than 53 ° C., the rotational speed is obtained by subtracting 40 rpm from the current indoor fan rotational speed Rfi. .
室内熱交温度Tcが下降しているときに室内熱交温度Tcが53℃未満である場合、あるいは、室内熱交温度Tcが53℃以上55℃未満である場合は、室内熱交温度Tcを検出する度(例えば、30秒毎)に、室内ファン回転数Rfiを40rpmずつ低くして室内熱交換器31に流れる空気量を少なくする。これにより、室内熱交換器31に流れる空気量を少なくなって、室内熱交温度Tcが早く55℃以上となるようにする。「Tc下降時」は室内熱交温度Tcが下降している状態なので、同じ室内熱交温度Tcであっても「Tc維持時」よりさらに室内ファン回転数Rfiが低くなるように、室内ファン回転数Rfiから減じる回転数を高くしている。
If the indoor heat exchange temperature Tc is lower than 53 ° C. when the indoor heat exchange temperature Tc is decreasing, or if the indoor heat exchange temperature Tc is 53 ° C. or higher and less than 55 ° C., the indoor heat exchange temperature Tc is Every time it is detected (for example, every 30 seconds), the indoor fan rotational speed Rfi is decreased by 40 rpm to reduce the amount of air flowing to the
室内熱交温度Tcが下降しているときに室内熱交温度Tcが55℃以上57℃未満である場合、あるいは、室内熱交温度Tcが57℃以上である場合は、室内ファン回転数Rfiを変化させない。これにより、室内熱交換器31に流れる空気量が変化せず、室内熱交温度Tcが55℃以上57℃未満の範囲に維持される。尚、「Tc下降時」は、「Tc維持時」と比べて室内熱交温度Tcが上がりづらい状態と考えられるので、室内熱交温度Tcが55℃以上である場合に室内ファン回転数Rfiを変化させなくても、室内熱交温度Tcが59℃以上となることはない。
When the indoor heat exchange temperature Tc falls while the indoor heat exchange temperature Tc is 55 ° C. or higher and less than 57 ° C., or the indoor heat exchange temperature Tc is 57 ° C. or higher, the indoor fan rotational speed Rfi is set. Do not change. As a result, the amount of air flowing to the
尚、以上説明した室内ファン制御テーブル400を用いて室内ファン回転数Rfiを高くあるいは低くする際は、室内ファン回転数Rfiの上限回転数と下限回転数(後述する室内ファン最低回転数Rfimに相当)の間で、室内ファン回転数Rfiが高くあるいは低くされる。ここで、上限回転数は例えば900rpmであり、下限回転数は例えば300rpmである。室内ファン回転数Rfiを室内ファン制御テーブル400で定めた回転数ずつ高くして900rpmに到達すれば、その後は室内ファン回転数Rfiを高くする場合であっても、室内ファン回転数Rfiは900rpmに維持される。また、室内ファン回転数Rfiを室内ファン制御テーブル400で定めた回転数ずつ低くして300rpmに到達すれば、その後室内ファン回転数Rfiを低くする場合であっても、室内ファン回転数Rfiは300rpmに維持される。 When the indoor fan control table 400 described above is used to increase or decrease the indoor fan rotational speed Rfi, the upper limit rotational speed and the lower limit rotational speed of the indoor fan rotational speed Rfi (equivalent to the indoor fan minimum rotational speed Rfim described later) ), The indoor fan speed Rfi is increased or decreased. Here, the upper limit rotational speed is, for example, 900 rpm, and the lower limit rotational speed is, for example, 300 rpm. If the indoor fan rotational speed Rfi is increased by the rotational speed determined by the indoor fan control table 400 and reaches 900 rpm, then the indoor fan rotational speed Rfi is 900 rpm even if the indoor fan rotational speed Rfi is increased. Maintained. Also, if the indoor fan rotational speed Rfi is lowered by the rotational speed determined by the indoor fan control table 400 and reaches 300 rpm, then the indoor fan rotational speed Rfi is 300 rpm even if the indoor fan rotational speed Rfi is lowered thereafter. Maintained.
尚、室内熱交加熱運転における上記下限回転数の300rpmは、暖房運転時の室内ファン32の下限回転数(例えば、420rpm)より低い回転数とされる。これは、室内熱交加熱運転では、可能な限り室内ファン32の回転数を下げることで室内熱交換器31に流れる空気量を減らすことで、室内熱交温度Tcが早く上昇するようにするためである。
In addition, 300 rpm of the said minimum rotation speed in indoor heat exchange heating operation is made into rotation speed lower than the minimum rotation speed (for example, 420 rpm) of the
<室外ファン制御テーブル>
次に、図6(B)に示す室外ファン制御テーブル500について説明する。この室外ファン制御テーブル500は、予め試験などを行って求められて、室外機制御手段200の記憶部220に記憶されているものである。室外ファン制御テーブル500は、室内熱交加熱運転時に室内熱交温度Tcを55℃〜57℃に維持するように、室内ファン制御テーブル400に基づいて室内ファン32を制御しているときに、室外ファン制御テーブル500に基づいて室外ファン27を制御することで、圧縮機21の吐出圧力が使用範囲の上限値を超えないようにできることが判明しているものである。
<Outdoor fan control table>
Next, the outdoor fan control table 500 shown in FIG. 6 (B) will be described. The outdoor fan control table 500 is obtained by performing a test in advance and is stored in the
室外ファン制御テーブル500では、外気温度センサ73で検出する外気温度(単位:℃。以降、外気温度Toと記載する)と、室内温度Ti(単位:℃)に応じて、室外ファンの回転数(単位:rpm。以降、室外ファン回転数Rfoと記載する)が定められている。具体的には、外気温度Toが24℃以上である場合は、室内温度Tiに関わらず室外ファン回転数Rfoは0rpmとされている。また、外気温度Toが16℃以上24℃未満である場合は、室内温度Tiが27℃以上であれば室外ファン回転数Rfoは0rpmとされており、室内温度Tiが27℃未満であれば室外ファン回転数Rfoは190rpmとされている。そして、外気温度Toが16℃未満である場合は、室外ファン回転数Rfoは暖房運転時と同じ制御、つまり、圧縮機回転数Rcに応じた回転数とされている。
In the outdoor fan control table 500, the number of rotations of the outdoor fan (in accordance with the outdoor temperature (unit: ° C, hereinafter referred to as the outdoor temperature To)) detected by the
外気温度Toが24℃以上の場合は、外気温度Toが24℃未満の場合と比べて室内熱交加熱運転時に蒸発器として機能する室外熱交換器23における蒸発圧力が高くなる。蒸発圧力が高くなると、凝縮器として機能している室内熱交換器31における凝縮圧力も高くなるので、圧縮機21の吐出圧力が高くなって使用範囲の上限値を超える恐れがある。従って、外気温度Toが24℃以上の場合は、室内温度Tiに関わらず室外ファン回転数Rfoを0rpm、つまり、停止させることで、室外熱交換器23における蒸発能力を低下させて蒸発圧力が上昇しないようにする。
When the outside air temperature To is 24 ° C. or higher, the evaporation pressure in the
外気温度Toが16℃以上24℃未満であり、かつ、室内温度Tiが27℃以上である場合は、室内温度Tiが27℃未満である場合と比べて、凝縮器として機能している室内熱交換器31における凝縮能力が低下して凝縮圧力が高くなる。このとき、室外ファン27を駆動することで室外熱交換器23における蒸発能力が上昇して蒸発圧力が上昇すれば、元々高くなっている凝縮圧力がさらに高くなるので、圧縮機21の吐出圧力も上昇して使用範囲の上限値を超える恐れがある。従って、外気温度Toが16℃以上24℃未満であり、かつ、室内温度Tiが27℃以上である場合も、室外ファン回転数Rfoを0rpm、つまり、停止させることで、室外熱交換器23における蒸発能力を低下させて蒸発圧力が上昇しないようにする。
When the outside air temperature To is 16 ° C. or more and less than 24 ° C., and the room temperature Ti is 27 ° C. or more, the room heat functioning as a condenser as compared to the case where the room temperature Ti is less than 27 ° C. The condensation capacity in the
一方、外気温度Toが16℃以上24℃未満であり、かつ、室内温度Tiが27℃未満である場合は、室内温度Tiが27℃以上である場合と比べて凝縮圧力が低いので、室外ファン27を駆動しても圧縮機21の吐出圧力が使用範囲の上限値を超えにくい。従って、外気温度Toが16℃以上24℃未満であり、かつ、室内温度Tiが27℃未満である場合は、室外ファン回転数Rfoを、蒸発圧力の上昇に起因して圧縮機21の吐出圧力が使用範囲の上限値を超えない程度の回転数、例えば、本実施形態での回転数である190rpmで駆動する。これにより、圧縮機21の吐出圧力の過昇を防ぎつつ、室外熱交換器23における蒸発圧力を上昇させて、室内熱交換器31における凝縮温度つまりは室内熱交温度Tcを早く上昇させる。
On the other hand, when the outside air temperature To is 16 ° C. or more and less than 24 ° C., and the room temperature Ti is less than 27 ° C., the condensing pressure is lower than when the room temperature Ti is 27 ° C. or more. Even if 27 is driven, the discharge pressure of the
尚、上述した、室内熱交加熱運転時に外気温度Toが16℃以上24℃未満であり、かつ、室内温度Tiが27℃未満である場合の室外ファン回転数Rfoである190rpmは、暖房運転時の室外ファン27の下限回転数(例えば、500rpm)より低い回転数とされる。これは、室内熱交加熱運転では、室内熱交温度Tcを暖房運転時より高い温度に上昇させることに起因して圧縮機21の吐出圧力が使用範囲の上限値を超えやすいことを考慮したものであり、室内熱交加熱運転時に蒸発器として機能する室外熱交換器23に流れる空気量を暖房運転時より減少させて、室外熱交換器23における蒸発圧力が上昇することを抑制することで、圧縮機21の吐出圧力が過昇することを抑制するためである。
In addition, 190 rpm which is the outdoor fan rotational speed Rfo when the outside air temperature To is 16 ° C. or more and less than 24 ° C. during the indoor heat exchange heating operation and the room temperature Ti is less than 27 ° C. The rotational speed is lower than the lower limit rotational speed (e.g., 500 rpm) of the
外気温度Toが16℃未満である場合は、外気温度Toが16℃以上である場合と比べて室外ファン27を駆動しても室外熱交換器23における蒸発圧力が上昇しにくくなる。従って、外気温度Toが16℃未満である場合は、室内温度Tiに関わらず室外ファン回転数Rfoは暖房運転時と同じ制御、つまり、圧縮機回転数Rcに応じた回転数とする。これにより、室外熱交換器23における蒸発圧力を上昇させて、室内熱交換器31における凝縮温度つまりは室内熱交温度Tcを早く上昇させる。
When the outside air temperature To is less than 16 ° C., the evaporation pressure in the
<室内熱交加熱運転制御>
次に、図7乃至図10を用いて、室内熱交加熱運転に関わる処理の流れについて説明する。図7は、空気調和機1の制御手段が室内熱交加熱運転時に行う処理のメインルーチンである。図8は、制御手段が室内熱交加熱運転時に行う処理のサブルーチンであり、室内熱交換器31を加熱する前に室内機3の内部での結露水発生の抑制を目的に行われる加熱前運転制御に関わる処理の流れを示す。
<Indoor heat exchange operation control>
Next, the flow of processing relating to the indoor heat exchange heating operation will be described using FIGS. 7 to 10. FIG. 7 is a main routine of processing performed by the control unit of the
図9は、制御手段が室内熱交加熱運転時に行う処理のサブルーチンであり、図6(A)に示す室内ファン制御テーブル400を用いて、室内熱交温度Tcを55℃〜57℃の範囲に維持することを目的に行われる温度維持時室内ファン制御に関わる処理の流れを示す。図10は、制御手段が室内熱交加熱運転時に行う処理のサブルーチンであり、図6(B)に示す室外ファン制御テーブル500を用いて、室内熱交温度Tcを55℃〜57℃の範囲に維持する際に行われる温度維持時室外ファン制御に関わる処理の流れを示す。 FIG. 9 is a subroutine of processing performed by the control means at the time of indoor heat exchange heating operation, and the indoor heat exchange temperature Tc is in the range of 55 ° C. to 57 ° C. using the indoor fan control table 400 shown in FIG. The flow of the process in connection with indoor fan control at the time of temperature maintenance performed for the purpose of maintaining is shown. FIG. 10 is a subroutine of processing performed by the control means at the time of indoor heat exchange heating operation, and the indoor heat exchange temperature Tc in the range of 55 ° C. to 57 ° C. using the outdoor fan control table 500 shown in FIG. The flow of the process in connection with outdoor fan control at the time of temperature maintenance performed when maintaining is shown.
図7乃至図10の各フローチャートにおいて、STは処理のステップを表し、これに続く数字はステップ番号を表している。また、図7および図9に記載のあるTc1〜Tc4(以降、第1室内熱交温度Tc1〜第4室内熱交温度Tc4と記載する)は、第2室内熱交温度Tc2〜第4室内熱交温度Tc4室内ファン制御テーブル400に記載の室内熱交温度Tcに対応しており、第2室内熱交温度Tc2が53℃、第3室内熱交温度Tc3が55℃、第4室内熱交温度Tc4が57℃である。また、第1室内熱交温度Tc1は、後述する温度維持運転を開始する温度であり、第2室内熱交温度Tc2より所定温度低い温度、例えば、が50℃である。尚、第3室内熱交温度Tc3が本発明の第1温度であり、第4室内熱交温度Tc4が本発明の第2温度であり、第1室内熱交温度Tc1が本発明の第3温度である。 In each of the flowcharts of FIG. 7 to FIG. 10, ST represents a process step, and the numbers following this represent a step number. Further, Tc1 to Tc4 (hereinafter referred to as the first indoor heat exchange temperature Tc1 to the fourth indoor heat exchange temperature Tc4) described in FIGS. 7 and 9 are the second indoor heat exchange temperature Tc2 to the fourth indoor heat The second indoor heat exchange temperature Tc2 corresponds to 53 ° C., the third indoor heat exchange temperature Tc3 corresponds to 55 ° C., and the fourth indoor heat exchange temperature corresponds to the indoor heat exchange temperature Tc described in the indoor temperature control table 400. Tc4 is 57 ° C. The first indoor heat exchange temperature Tc1 is a temperature at which a temperature maintenance operation described later is started, and is, for example, 50 ° C., which is a predetermined temperature lower than the second indoor heat exchange temperature Tc2. The third indoor heat exchange temperature Tc3 is the first temperature of the present invention, the fourth indoor heat exchange temperature Tc4 is the second temperature of the present invention, and the first indoor heat exchange temperature Tc1 is the third temperature of the present invention It is.
<メインルーチン:室内熱交加熱運転制御>
まず、図7を用いて、室内熱交加熱運転制御に関わる処理について説明する。使用者から室内熱交加熱運転の実行指示を受けた、あるいは、空気調和機1が冷房運転を終了すれば、制御手段はまず、室内熱交加熱運転制御のサブルーチンである加熱前運転制御を実行する(ST41)。加熱前運転制御については後述する。
<Main routine: Indoor heat exchange operation control>
First, processing related to indoor heat exchange heating operation control will be described using FIG. 7. When the user issues an instruction to execute the indoor heat exchange heating operation, or when the
次に、制御手段は、圧縮機21を所定の最低回転数(以降、圧縮機最低回転数Rcmと記載する)で駆動する(ST42)。具体的には、室外機制御手段200のCPU210が、記憶部220に予め記憶されている圧縮機最低回転数Rcmを読み出し、読み出した圧縮機最低回転数Rcmで圧縮機21を駆動する。ここで、圧縮機最低回転数Rcmは、予め試験などを行って求められているものであり、室内熱交加熱運転で室内熱交温度Tcを通常の暖房運転時より高い温度とする状況でも、圧縮機21の吐出圧力が使用範囲の上限値を超えないことが判明している回転数である。尚、圧縮機最低回転数Rcmは、例えば30rpsである。
Next, the control means drives the
次に、制御手段は、膨張弁24を所定の開度(以降、所定膨張弁開度Dpと記載する)とする(ST43)。具体的には、室外機制御手段200のCPU210が、記憶部220に予め記憶されている所定膨張弁開度Dpを読み出し、膨張弁開度Dが読み出した所定膨張弁開度Dpとなるように、膨張弁24の図示しないステップモータに所定膨張弁開度Dpに応じた駆動パルスを加える。ここで、所定膨張弁開度Dpは、予め試験などを行って求められているものであり、空気調和機1で本発明の室内熱交加熱運転を行うときに、室内ファン32の制御のみで室内熱交温度Tcを55℃以上57℃未満の範囲の温度とするのに必要な量の冷媒を、室内熱交換器31に流せる開度である。尚、所定膨張弁開度Dpは、例えば膨張弁24に加える駆動パルス数で表すと200パルスである。
Next, the control means sets the
次に、制御手段は、室外ファン回転数Rfoを圧縮機回転数Rcに応じた回転数とする(ST44)。具体的には、CPU210が、圧縮機回転数Rcに応じた室外ファン回転数Rfoで室外ファン27を駆動する。尚、ST43の処理を行う時点では、後述する加熱前運転制御で室外ファン27は既に駆動しているので、ST43では室外ファン回転数Rfoを圧縮機回転数Rcに応じた回転数に変更することになり、このときの室外ファン回転数Rfoは、例えば500rpmである。
Next, the control means sets the outdoor fan rotational speed Rfo to a rotational speed according to the compressor rotational speed Rc (ST44). Specifically, the
次に、制御手段は、室内ファン32を所定の回転数(以降、室内ファン初期回転数Rfipと記載する)とする(ST45)。具体的には、室内機制御手段300のCPU310が、記憶部320に予め記憶されている室内ファン初期回転数Rfipを読み出し、室内ファン回転数Rfiを読み出した室内ファン初期回転数Rfipとして室内ファン32を駆動する。ここで、室内ファン初期回転数Rfipは、予め試験などを行って求められているものであり、室内ファン32の回転により室内熱交換器31に供給される室内空気の量が少ないことに起因して室内熱交温度Tcが急激に上昇し、後述する室内熱交加熱運転時保護制御により保護停止となることを防ぎつつ、できる限り早く室内熱交温度Tcを上昇させることができる回転数である。尚、室内ファン初期回転数Rfipは、例えば600rpmである。また、ST44の処理を行う時点では、後述する加熱前運転制御で室内ファン32は既に駆動しているので、ST44では室内ファン回転数Rfiを室内ファン初期回転数Rfipに変更することになる。
Next, the control means sets the
次に、制御手段は、上下風向板35を水平位置とする(ST46)。具体的には、CPU310が、上下風向板35を水平位置となるように回動させる。上下風向板35が水平位置となれば、室内熱交換器31で暖められて吹出口30gから吹き出される空気の一部を、吸込口30fに吸い込ませることができる。従って、上下風向板35が水平位置以外の位置とされている場合と比べて、室内熱交温度Tcが早く上昇する。
Next, the control means sets the vertical
次に、制御手段は、タイマー1の計測を開始する(ST47)。具体的には、CPU310はタイマー計測機能を有しており、CPU310が、タイマー1の計測を開始する。尚、タイマー計測機能はCPU210に設けられていてもよく、また、CPU210やCPU310以外に設けられてもよい。次に、制御手段は、室内熱交温度Tcを取り込む(ST48)。具体的には、CPU310は、室内熱交温度センサ74で検出した室内熱交温度Tcを、センサ入力部340を介して定期的(例えば、30秒毎)に取り込む。
Next, the control means starts measurement of the timer 1 (ST47). Specifically, the
次に、制御手段は、ST48で取り込んだ室内熱交温度Tcが第1室内熱交温度Tc1未満であるか否かを判断する(ST49)。具体的には、CPU310が、記憶部320から第1室内熱交温度Tc1を読み出して、取り込んだ室内熱交温度Tcと比較する。
Next, the control means determines whether or not the indoor heat exchange temperature Tc acquired in ST48 is less than the first indoor heat exchange temperature Tc1 (ST49). Specifically, the
取り込んだ室内熱交温度Tcが第1室内熱交温度Tc1未満であれば(ST49−Yes)、制御手段は、ST47でタイマー1の計測を開始してから所定時間(以降、第1所定時間tp1と記載する)が経過したか否かを判断する(ST58)。具体的には、CPU310が、ST47でタイマー1の計測を開始してから第1所定時間tp1が経過したか否かを判断する。ここで、第1所定時間tp1は予め定められて記憶部330に記憶されているものであり、例えば10分間である。
If the taken-in indoor heat exchange temperature Tc is less than the first indoor heat exchange temperature Tc1 (ST49-Yes), the control means starts the measurement of the
第1所定時間tp1が経過していれば(ST58−Yes)、制御手段は、タイマー1をリセットして(ST61)、室内機熱交加熱運転制御を終了する。具体的には、CPU310が、タイマー1をリセットするとともに室内ファン31を停止し、また、室内機熱交加熱運転制御を終了する旨を含む信号を、通信部330を介して室外機2に送信する。この信号を通信部230を介して受信したCPU210は、圧縮機21と室外ファン27を停止する。
If the first predetermined time tp1 has elapsed (ST58-Yes), the control means resets the timer 1 (ST61) and ends the indoor unit heat exchange heating operation control. Specifically, the
第1所定時間tp1が経過していなければ(ST58−No)、制御手段は、現在の室内ファン回転数Rfiが所定の最低回転数(以降、室内ファン最低回転数Rfimと記載する)であるか否かを判断する(ST59)。具体的には、CPU310が、記憶部320に予め記憶されている室内ファン最低回転数Rfimを読み出して、現在の室内ファン回転数Rfiと比較する。ここで、室内ファン最低回転数Rfimは、室内ファン32の使用範囲の下限回転数であり、例えば300rpmである。
If the first predetermined time tp1 has not elapsed (ST 58 -No), the control means determines whether the current indoor fan rotational speed Rfi is a predetermined minimum rotational speed (hereinafter referred to as the indoor fan minimum rotational speed Rfim) It is judged whether or not (ST59). Specifically, the
現在の室内ファン回転数Rfiが室内ファン最低回転数Rfimであれば(ST59−Yes)、制御手段は、この室内ファン最低回転数Rfimを維持する(ST60)、つまり、室内ファン32を室内ファン最低回転数Rfimで駆動し続けて、ST48に処理を戻す。具体的には、CPU310が、室内ファン32を室内ファン最低回転数Rfimで駆動し続ける。
If the current indoor fan rotational speed Rfi is the indoor fan minimum rotational speed Rfim (ST59-Yes), the control means maintains the indoor fan minimum rotational speed Rfim (ST60), that is, the
一方、現在の室内ファン回転数Rfiが室内ファン最低回転数Rfimでなければ(ST59−No)、制御手段は、室内ファン回転数Rfiを、所定の室内ファンレリース間隔時間(以降、室内ファンレリース間隔時間tfiと記載する)毎に所定の室内ファンレリース回転数(以降、室内ファンレリース回転数Rfirと記載する)だけ低下させて(ST62)、ST48に処理を戻す。具体的には、CPU310が、室内ファン回転数Rfiを室内ファンレリース間隔時間tfi毎に室内ファンレリース回転数Rfirだけ低下させる。尚、室内ファンレリース間隔時間tfiおよび室内ファンレリース回転数Rfirは、予め試験などを行って定められたものであり、室内熱交温度Tcが急激に上昇して後述する室内熱交加熱運転時保護制御により保護停止となることを抑制しつつ、室内熱交温度Tcを上昇させることが確認できているものである。室内ファンレリース間隔時間tfiは、例えば、60秒であり、室内ファンレリース回転数Rfirは、例えば50rpmである。
On the other hand, if the current indoor fan rotational speed Rfi is not the indoor fan minimum rotational speed Rfim (ST59-No), the control means sets the indoor fan rotational speed Rfi to a predetermined indoor fan release interval time (hereinafter referred to as indoor fan release interval The processing is returned to ST48 after decreasing by a predetermined indoor fan release rotational speed (hereinafter referred to as indoor fan release rotational speed Rfir) every time tfi) (ST62). Specifically, the
以上説明したST47〜ST49、および、ST58〜ST62の処理が、室内機熱交加熱運転における室内熱交温度Tcを第1室内熱交温度Tc1まで昇温させるための運転(以降、昇温運転と記載する)に関わる処理である。昇温運転を行うことで、後述する室内熱交加熱運転時保護制御により保護停止となることを防ぎつつ、できる限り早く室内熱交温度Tcを第1室内温度Tc1(本実施形態では、50℃)まで上昇させることができる。 An operation for raising the temperature of the indoor heat exchange temperature Tc in the indoor unit heat exchange heating operation to the first indoor heat exchange temperature Tc1 (hereinafter referred to as the temperature increase operation) in the processes of ST47 to ST49 and ST58 to ST62 described above Processing related to By performing the temperature rising operation, the indoor heat exchange temperature Tc is reduced as fast as possible to the first indoor temperature Tc1 (50 ° C. in the present embodiment) while preventing the protection stop by the indoor heat exchange heating operation protection control described later. ) Can be raised.
尚、ST58の処理において、第1所定時間tp1が経過しても室内熱交温度Tcが第1室内熱交温度Tc1以上とならない場合に、室内熱交加熱運転を終了している。これは、上述した昇温運転を第1所定時間tp1行っても室内熱交温度Tcが第1室内熱交温度Tc1以上とならないときは、何らかの原因で室内熱交温度Tcが上昇しにくい状態であり、このまま室内熱交加熱運転を継続した結果無駄な運転となることを回避するためである。 In the process of ST58, if the indoor heat exchange temperature Tc does not become equal to or higher than the first indoor heat exchange temperature Tc1 even after the first predetermined time tp1 has elapsed, the indoor heat exchange heating operation is ended. This is because, if the indoor heat exchange temperature Tc does not become equal to or higher than the first indoor heat exchange temperature Tc1 even if the temperature raising operation described above is performed for the first predetermined time tp1, the indoor heat exchange temperature Tc hardly rises for some reason This is to avoid unnecessary operation as a result of continuing the indoor heat exchange heating operation.
ST49において、取り込んだ室内熱交温度Tcが第1室内熱交温度Tc1未満でなければ(ST49−No)、制御手段は、タイマー2の計測を開始する(ST50)。具体的には、CPU310がタイマー2の計測を開始する。
In ST49, if the read-in indoor heat exchange temperature Tc is not less than the first indoor heat exchange temperature Tc1 (ST49-No), the control means starts the measurement of the timer 2 (ST50). Specifically, the
次に、制御手段は、室内熱交加熱運転制御のサブルーチンである温度維持時室内ファン制御を実行する(ST51)とともに、室内熱交加熱運転制御のサブルーチンである温度維持時室外ファン制御を実行する(ST52)。温度維持時室内ファン制御および温度維持時室外ファン制御については、後述する。 Next, the control means executes temperature maintenance time indoor fan control which is a subroutine of indoor heat exchange heating operation control (ST 51), and executes temperature fan outdoor fan control which is a subroutine of indoor heat exchange heating operation control. (ST52). The temperature maintenance indoor fan control and the temperature maintenance outdoor fan control will be described later.
次に、制御手段は、フラグが1であるか否かを判断する(ST53)。このフラグは、例えばCPU310が有しており、室内熱交加熱運転において室内熱交温度Tcが上昇して初めて第3室内熱交温度Tc3(本実施形態では、55℃)以上となったときに、0から1へと変更されるものである。尚、フラグは、デフォルト(工場出荷時)では0とされている。
Next, the control means determines whether or not the flag is 1 (ST53). This flag is included, for example, by the
フラグが1であれば(ST53−Yes)、つまり、すでに室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3になっていれば、制御手段は、タイマー1をリセットして(ST63)、ST56に処理を進める。具体的には、CPU310が、フラグを確認して1であれば、タイマー1をリセットする。
If the flag is 1 (ST53-Yes), that is, if the indoor heat exchange temperature Tc has already become the third indoor heat exchange temperature Tc3, the control means resets the timer 1 (ST63), and proceeds to ST56. Proceed with the process. Specifically, the
フラグが1でなければ(ST53−No)、つまり、室内熱交温度Tcがまだ第3室内熱交温度Tc3になっていなければ、制御手段は、ST48で取り込んだ室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3以上となったか否かを判断する(ST54)。具体的には、CPU310が、記憶部320から第3室内熱交温度Tc3を読み出して、取り込んだ室内熱交温度Tcと比較する。
If the flag is not 1 (ST53-No), that is, if the indoor heat exchange temperature Tc is not yet at the third indoor heat exchange temperature Tc3, the control means determines that the indoor heat exchange temperature Tc acquired in ST48 is the third It is determined whether the indoor heat exchange temperature Tc3 or more has been reached (ST54). Specifically, the
取り込んだ室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3以上となっていれば(ST54−Yes)、制御手段は、フラグを1とするとともにタイマー1をリセットして(ST55)、ST56に処理を進める。具体的には、CPU310が、フラグを1とするとともにタイマー1をリセットする。
If the taken-in indoor heat exchange temperature Tc is equal to or higher than the third indoor heat exchange temperature Tc3 (ST54-Yes), the control means sets the flag to 1 and resets the timer 1 (ST55), and performs the process in ST56. Advance. Specifically, the
取り込んだ室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3以上となっていなければ(ST54−No)、制御手段は、ST47でタイマー1の計測を開始してから第1所定時間tp1が経過したか否かを判断する(ST64)。尚、ST63の処理は、ST58の処理と同様に、CPU310が行う。
If the taken-in indoor heat exchange temperature Tc is not equal to or higher than the third indoor heat exchange temperature Tc3 (ST54-No), the control means starts the measurement of the
第1所定時間tp1が経過していれば(ST64−Yes)、制御手段は、タイマー1をリセットして(ST65)、室内機熱交加熱運転制御を終了する。尚、ST65の処理は、ST61の処理と同様に、CPU310が行う。第1所定時間tp1が経過していなければ(ST64−No)、制御手段は、ST53に処理を戻す。
If the first predetermined time tp1 has elapsed (ST64-Yes), the control means resets the timer 1 (ST65) and ends the indoor unit heat exchange heating operation control. The process of ST65 is performed by the
尚、ST64の処理において、第1所定時間tp1が経過しても室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3以上とならない場合に、室内熱交加熱運転を終了する。これは、上述した昇温運転および後述する温度維持運転を第1所定時間tp1行っても室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3以上とならないときは、何らかの原因で室内熱交温度Tcが上昇しにくい状態であり、このまま室内熱交加熱運転を継続した結果無駄な運転となることを回避するためである。 In the process of ST64, when the indoor heat exchange temperature Tc does not become equal to or higher than the third indoor heat exchange temperature Tc3 even after the first predetermined time tp1 passes, the indoor heat exchange heating operation is ended. This is because if the indoor heat exchange temperature Tc does not become equal to or higher than the third indoor heat exchange temperature Tc3 even if the temperature raising operation described above and the temperature maintenance operation described later are performed for the first predetermined time tp1, the indoor heat exchange temperature Tc for some reason It is a state where it is difficult to ascend, and as a result of continuing the indoor heat exchange heating operation as it is, it is to avoid a useless operation.
ST55の処理を終えた制御手段は、ST50でタイマー2の計測を開始してから所定時間(以降、第2所定時間tp2と記載する)が経過したか否かを判断する(ST56)。具体的には、CPU310が、ST50でタイマー2の計測を開始してから第2所定時間tp2が経過したか否かを判断する。ここで、第2所定時間tp2は、予め定められて記憶部330に記憶されているものであり、前述した室内熱交換器31に存在するカビや細菌の数を大幅に減少させるために、室内熱交温度Tcを55℃以上に維持する時間であり、例えば10分間である。
The control means having finished the process of ST55 determines whether or not a predetermined time (hereinafter referred to as a second predetermined time tp2) has elapsed since the measurement of the
第2所定時間tp2が経過していなければ(ST56−No)、制御手段は、ST51に処理を戻す。第2所定時間tp2が経過していれば(ST56−Yes)、制御手段は、タイマー2をリセットするとともにフラグをリセットして(ST57)、室内機熱交加熱運転制御を終了する。具体的には、CPU310が、タイマー2をリセットするとともにフラグをリセットする。また、CPU310が、室内ファン31を停止するとともに、室内機熱交加熱運転制御を終了する旨を含む信号を、通信部330を介して室外機2に送信する。この信号を通信部230を介して受信したCPU210は、圧縮機21と室外ファン27を停止する。
If the second predetermined time tp2 has not elapsed (ST56-No), the control means returns the process to ST51. If the second predetermined time tp2 has elapsed (ST56-Yes), the control means resets the
以上説明したST50〜ST56、および、ST63〜ST65までの処理が、室内熱交温度Tcを第2所定時間tp2の間、第3室内熱交温度Tc3(本実施形態では、55℃)以上に維持する運転(以降、温度維持運転と記載する)に関わる処理である。温度維持運転を第2所定時間tp2の間継続することにより、室内熱交温度Tcが40℃程度となる従来の乾燥運転を行った場合と比べて、室内熱交換器31に存在するカビや細菌の数を大幅に減少させることができる。
The processes from ST50 to ST56 and ST63 to ST65 maintain the indoor heat exchange temperature Tc above the third indoor heat exchange temperature Tc3 (55 ° C. in the present embodiment) for the second predetermined time tp2. Processing (hereinafter referred to as temperature maintenance operation). By continuing the temperature maintenance operation for the second predetermined time tp2, molds and bacteria present in the
<サブルーチン:加熱前運転制御>
次に、図8を用いて、室内熱交加熱運転制御のサブルーチンである加熱前運転制御について説明する。尚、加熱前運転制御では、圧縮機21は停止しており、冷媒回路10には冷媒が循環していない。
<Subroutine: Operation control before heating>
Next, the pre-heating operation control which is a subroutine of the indoor heat exchange heating operation control will be described using FIG. 8. In the pre-heating operation control, the
まず、制御手段は、室内熱交加熱運転前に冷房運転を行っていたか否かを判断する(ST71)。冷房運転を行っていなければ(ST71−No)、制御手段は、加熱前運転制御を終了する。冷房運転を行っていれば(ST71−Yes)、制御手段は、タイマー3の計測を開始する(ST72)。具体的には、CPU310が、タイマー3の計測を開始する。
First, the control means determines whether the cooling operation has been performed before the indoor heat exchange heating operation (ST71). If the cooling operation is not performed (ST71-No), the control means ends the pre-heating operation control. If the cooling operation is being performed (ST71-Yes), the control means starts the measurement of the timer 3 (ST72). Specifically, the
次に、制御手段は、室内ファン回転数Rfiを所定の回転数(以降、加熱前室内ファン回転数Rfiaと記載する)として室内ファン32を駆動する(ST73)。具体的には、CPU310が、室内ファン回転数Rfiを加熱前室内ファン回転数Rfiaとして室内ファン32を駆動する。ここで、加熱前室内ファン回転数Rfiaは、予め試験などを行って求められているものであり、後述する第3所定時間tp3の間に、室内機3の内部に室内空気を通過させて冷房運転中に冷却された室内機3を暖めることで、昇温運転の際に室内機3の温度と室内熱交温度Tcの温度差に起因した結露水が発生することを抑制できる回転数である。尚、加熱前室内ファン回転数Rfiaが本発明の第1回転数であり、例えば900rpmである。
Next, the control means drives the
次に、制御手段は、室外ファン回転数Rfoを所定の回転数(以降、加熱前室外ファン回転数Rfoaと記載する)として室外ファン27を駆動する(ST74)。具体的には、CPU210が、室外ファン回転数Rfoを加熱前室外ファン回転数Rfoaとして室外ファン27を駆動する。ここで、加熱前室外ファン回転数Rfoaは、予め試験などを行って求められているものであり、後述する第3所定時間tp3の間に、冷房運転中に発熱した室外機制御手段200(特に、圧縮機21を駆動する図示しないインバータ部)を冷却することで、室内熱交加熱運転を行っているときに室外機制御手段200の温度が過昇することを抑制できる回転数である。尚、加熱前室外ファン回転数Rfoaが本発明の第2回転数であり、例えば650rpmである。
Next, the control means drives the
次に、制御手段は、ST72でタイマー3の計測を開始してから所定時間(以降、第3所定時間tp3と記載する。本発明の所定時間に相当)が経過したか否かを判断する(ST75)。具体的には、CPU310が、ST75でタイマー3の計測を開始してから第3所定時間tp3が経過したか否かを判断する。ここで、第3所定時間tp3は、予め定められて記憶部330に記憶されているものであり、室内ファン回転数Rfiを加熱前室内ファン回転数Rfia、および、室外ファン回転数Rfoを加熱前室外ファン回転数Rfoaとして第3所定時間tp3の間それぞれを駆動すれば、冷房運転中に冷却された室内機3の筐体30を昇温運転時に結露水が発生しない温度、つまり、加熱前運転に引き続いて行う室内熱交加熱運転で、温度および湿度がともに高い空気、例えば、温度:50℃以上/湿度:90%以上の空気が室内機3の筐体30に吹き付けられても結露水が発生しない温度(例えば、室内温度Ti)となるまで暖めることができること、および、冷房運転中に発熱した室外機制御手段200を冷却できる時間である。第3所定時間tp3は、例えば15分間である。
Next, the control means determines whether or not a predetermined time (hereinafter referred to as a third predetermined time tp3. This corresponds to a predetermined time according to the present invention) has elapsed since the measurement of the
第3所定時間tp3が経過していなければ(ST75−No)、制御手段は、ST75に処理を戻す。第3所定時間tp3が経過していれば(ST75−Yes)、制御手段は、タイマー3をリセットして(ST76)、加熱前運転制御を終了してメインルーチンに戻る。 If the third predetermined time tp3 has not elapsed (ST75-No), the control means returns the process to ST75. If the third predetermined time tp3 has elapsed (ST75-Yes), the control means resets the timer 3 (ST76), ends the pre-heating operation control, and returns to the main routine.
以上説明したように、室内熱交加熱運転前に冷房運転を行っているときに、昇温運転に先駆けて加熱前運転制御を行うことで、冷房運転時に冷却された室内機3の筐体30を暖めることができる。これにより、昇温運転時に、室内機3の温度と室内熱交温度Tcの温度差に起因した筐体30での結露水の発生を抑制できるので、室内熱交加熱運転を行っているときに室内機3の吹出口30gから室内に結露水が飛散することを防止できる。また、加熱前運転制御で室外ファン27を駆動することで、外気温度が高い冷房運転時に高い温度となっている室外機制御手段200を冷却できる。
As described above, when performing the cooling operation before the indoor heat exchange heating operation, the
<サブルーチン:温度維持時室内ファン制御>
次に、図9を用いて、室内熱交加熱運転制御のサブルーチンである温度維持時室内ファン制御について説明する。尚、室内ファン32の駆動制御は室内機制御手段300のみが行うため、以下の説明では、制御主体を室内機制御手段300のCPU310として説明する。
<Subroutine: Indoor fan control at temperature maintenance>
Next, temperature maintaining indoor fan control, which is a subroutine of the indoor heat exchange heating operation control, will be described with reference to FIG. In addition, since only the indoor unit control means 300 performs drive control of the
まず、CPU310は、室内熱交温度Tcを取り込む(ST80)。尚、室内熱交温度Tcの取り込みについては、図4を用いて説明した暖房運転時保護制御におけるST11と同様の方法で取り込むため、説明は省略する。次に、CPU310は、時間をおいて取り込んだ2つの室内熱交温度Tcを用い、直近に取り込んだ室内熱交温度Tcから1つ前(例えば、30秒前)に取り込んだ室内熱交温度Tcを減じた温度差(以降、室内熱交温度差ΔTcと記載する)を算出する(ST81)。
First, the
次に、CPU310は、ST81で算出した室内熱交温度差ΔTcが0超であるか否か、つまり、室内熱交温度Tcが上昇しているか否かを判断する(ST82)。室内熱交温度差ΔTcが0超であれば(ST82−Yes)、CPU310は、記憶部320に記憶している図6の室内ファン回転数テーブル400の「Tc上昇時」を参照して、以下のST83〜ST85の処理を行う。
Next, the
まず、CPU310は、現在の室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3未満であるか否かを判断する(ST83)。現在の室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3未満であれば(ST83−Yes)、CPU310は、室内ファン回転数Rfiを現在の室内ファン回転数Rfiから10rpmを減じた回転数として(ST86)、温度維持時室内ファン制御を終了してメインルーチンに戻る。
First, the
現在の室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3未満でなければ(ST83−No)、CPU310は、現在の室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3以上第4室内熱交温度Tc4未満であるか否かを判断する(ST84)。現在の室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3以上第4室内熱交温度Tc4未満であれば(ST84−Yes)、CPU310は、室内ファン回転数Rfiを変化させずに(ST87)、温度維持時室内ファン制御を終了してメインルーチンに戻る。
If the current indoor heat exchange temperature Tc is not less than the third indoor heat exchange temperature Tc3 (ST83-No), the
現在の室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3以上第4室内熱交温度Tc4未満でなければ(ST84−No)、つまり、現在の室内熱交温度Tcが第4室内熱交温度Tc4以上であれば、CPU310は、室内ファン回転数Rfiを現在の室内ファン回転数Rfiに70rpmを加えた回転数として(ST85)、温度維持時室内ファン制御を終了してメインルーチンに戻る。
If the current indoor heat exchange temperature Tc is not less than the third indoor heat exchange temperature Tc3 and less than the fourth indoor heat exchange temperature Tc4 (ST84-No), that is, the current indoor heat exchange temperature Tc is the fourth indoor heat exchange temperature Tc4 If it is the above, the
ST82において、室内熱交温度差ΔTcが0超でなければ(ST82−No)、CPU310は、
ST81で算出した室内熱交温度差ΔTcが0である、つまり、室内熱交温度Tcが変化していないか否かを判断する(ST88)。室内熱交温度差ΔTcが0であれば(ST88−Yes)、CPU310は、記憶部320に記憶している図6の室内ファン回転数テーブル400の「Tc維持時」を参照して、以下のST89〜ST95の処理を行う。
In ST82, if the indoor heat exchange temperature difference ΔTc is not more than 0 (ST82-No), the
It is determined whether the indoor heat exchange temperature difference ΔTc calculated in ST81 is 0, that is, whether the indoor heat exchange temperature Tc has not changed (ST88). If the indoor heat exchange temperature difference ΔTc is 0 (ST88-Yes), the
まず、CPU310は、現在の室内熱交温度Tcが第2室内熱交温度Tc2未満であるか否かを判断する(ST89)。現在の室内熱交温度Tcが第2室内熱交温度Tc2未満であれば(ST89−Yes)、CPU310は、室内ファン回転数Rfiを現在の室内ファン回転数Rfiから40rpmを減じた回転数として(ST93)、温度維持時室内ファン制御を終了してメインルーチンに戻る。
First, the
現在の室内熱交温度Tcが第2室内熱交温度Tc2未満でなければ(ST89−No)、CPU310は、現在の室内熱交温度Tcが第2室内熱交温度Tc2以上第3室内熱交温度Tc3未満であるか否かを判断する(ST90)。現在の室内熱交温度Tcが第2室内熱交温度Tc2以上第3室内熱交温度Tc3未満であれば(ST90−Yes)、CPU310は、室内ファン回転数Rfiを現在の室内ファン回転数Rfiから30rpmを減じた回転数として(ST94)、温度維持時室内ファン制御を終了してメインルーチンに戻る。
If the current indoor heat exchange temperature Tc is not less than the second indoor heat exchange temperature Tc2 (ST89-No), the
現在の室内熱交温度Tcが第2室内熱交温度Tc2以上第3室内熱交温度Tc3未満でなければ(ST90−No)、CPU310は、現在の室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3以上第4室内熱交温度Tc4未満であるか否かを判断する(ST91)。現在の室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3以上第4室内熱交温度Tc4未満であれば(ST91−Yes)、CPU310は、室内ファン回転数Rfiを変化させずに(ST95)、温度維持時室内ファン制御を終了してメインルーチンに戻る。
If the current indoor heat exchange temperature Tc is not less than the second indoor heat exchange temperature Tc2 and less than the third indoor heat exchange temperature Tc3 (ST90-No), the
現在の室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3以上第4室内熱交温度Tc4未満でなければ(ST93−No)、つまり、現在の室内熱交温度Tcが第4室内熱交温度Tc4以上であれば、CPU310は、室内ファン回転数Rfiを現在の室内ファン回転数Rfiに50rpmを加えた回転数として(ST98)、温度維持時室内ファン制御を終了してメインルーチンに戻る。
If the current indoor heat exchange temperature Tc is not less than the third indoor heat exchange temperature Tc3 and less than the fourth indoor heat exchange temperature Tc4 (ST93-No), that is, the current indoor heat exchange temperature Tc is the fourth indoor heat exchange temperature Tc4 If it is the above, the
ST88において、室内熱交温度差ΔTcが0でなければ(ST88−No)、つまり、室内熱交温度Tcが低下しているのであれば、CPU310は、記憶部320に記憶している図6の室内ファン回転数テーブル400の「Tc下降時」を参照して、以下のST96〜ST98の処理を行う。
In ST88, if the indoor heat exchange temperature difference ΔTc is not 0 (ST88-No), that is, if the indoor heat exchange temperature Tc is decreasing, the
まず、CPU310は、現在の室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3未満であるか否かを判断する(ST96)。現在の室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3未満であれば(ST96−Yes)、CPU310は、室内ファン回転数Rfiを現在の室内ファン回転数Rfiから40rpmを減じた回転数として(ST98)、温度維持時室内ファン制御を終了してメインルーチンに戻る。
First, the
現在の室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3未満でなければ(ST96−No)、つまり、現在の室内熱交温度Tcが第3室内熱交温度Tc3以上であれば、CPU310は、室内ファン回転数Rfiを変化させずに(ST97)、温度維持時室内ファン制御を終了してメインルーチンに戻る。
If the current indoor heat exchange temperature Tc is not less than the third indoor heat exchange temperature Tc3 (ST96-No), that is, if the current indoor heat exchange temperature Tc is equal to or higher than the third indoor heat exchange temperature Tc3, the
尚、前述したように、室内ファン制御テーブル400を用いて温度維持時室内ファン制御を行う際は、室内ファン回転数Rfiの上限回転数と下限回転数(900rpmと300rpm)の間で、室内ファン回転数Rfiが設定される。室内ファン回転数Rfiを室内ファン制御テーブル400で定めた回転数ずつ高くして900rpmに到達すれば、その後室内ファン回転数Rfiを高くする場合であっても、室内ファン回転数Rfiは900rpmに維持される。また、室内ファン回転数Rfiを室内ファン制御テーブル400で定めた回転数ずつ低くして300rpmに到達すれば、その後室内ファン回転数Rfiを低くする場合であっても、室内ファン回転数Rfiは300rpmに維持される。 As described above, when performing the indoor fan control during temperature maintenance using the indoor fan control table 400, the indoor fan is set between the upper limit rotation number and the lower limit rotation number (900 rpm and 300 rpm) of the indoor fan rotation number Rfi. The rotational speed Rfi is set. If the indoor fan rotational speed Rfi is increased by the rotational speed determined by the indoor fan control table 400 and reaches 900 rpm, then the indoor fan rotational speed Rfi is maintained at 900 rpm even if the indoor fan rotational speed Rfi is increased thereafter. Be done. Also, if the indoor fan rotational speed Rfi is lowered by the rotational speed determined by the indoor fan control table 400 and reaches 300 rpm, then the indoor fan rotational speed Rfi is 300 rpm even if the indoor fan rotational speed Rfi is lowered thereafter. Maintained.
以上説明したように、室内熱交加熱運転時に行われる温度維持運転中に、室内ファン制御テーブル400を用いて温度維持時室内ファン制御を行うことによって、室内熱交温度Tcを第3室内熱交温度Tc3(=55℃)と第4室内熱交温度Tc4(=57℃)の間に10分間維持することができる。 As described above, during the temperature maintenance operation performed at the time of the indoor heat exchange heating operation, the indoor heat exchange temperature Tc is reduced to the third indoor heat exchange by performing the indoor fan control at the time of temperature maintenance using the indoor fan control table 400. It can be maintained for 10 minutes between the temperature Tc3 (= 55 ° C.) and the fourth indoor heat exchange temperature Tc4 (= 57 ° C.).
<サブルーチン:温度維持時室外ファン制御>
次に、室内熱交加熱運転制御のサブルーチンである温度維持時室外ファン制御について説明する。尚、室外ファン27の駆動制御は室外機制御手段200のみが行うため、以下の説明では、制御主体を室外機制御手段200のCPU210として説明する。
<Subroutine: Outdoor fan control at temperature maintenance>
Next, temperature maintaining outdoor fan control, which is a subroutine of indoor heat exchange heating operation control, will be described. In addition, since the drive control of the
まず、CPU210は、室内温度Tiを、通信230を介して室内機3から取り込むとともに、外気温度センサ73で検出した外気温度Toを、センサ入力部240を介して取り込む(ST111)。尚、CPU210は、室内温度Tiと外気温度Toを定期的(例えば、30秒毎)に取り込む。
First, the
次に、CPU210は、ST111で取り込んだ外気温度Toが、所定の第1外気温度(以降、第1閾外気温度Top1と記載する)未満であるか否かを判断する(ST112)。例えば、第1閾外気温度Top1は、図6(B)の室外ファン制御テーブル500に定められている外気温度:16℃である。
Next, the
取り込んだ外気温度Toが第1閾外気温度Top1未満であれば(ST112−Yes)、CPU210は、記憶部220に記憶されている室外ファン制御テーブル500を参照して、室外ファン27を圧縮機回転数Rcに応じた室外ファン回転数Rfoで駆動して(ST117)、温度維持時室外ファン制御を終了してメインルーチンに戻る。
If the fetched outside air temperature To is less than the first threshold outside air temperature Top1 (ST112-Yes), the
取り込んだ外気温度Toが第1閾外気温度Top1未満でなければ(ST112−No)、CPU210は、取り込んだ外気温度Toが第1閾外気温度Top1以上、所定の第2外気温度(以降、第2閾外気温度Top2と記載する)未満であるか否かを判断する(ST113)。第2閾外気温度Top2は第1閾外気温度Top1より高い温度であり、例えば、図6(B)の室外ファン制御テーブル500に定められている外気温度:24℃である。
If the captured outside air temperature To is not less than the first threshold outside air temperature Top1 (ST112-No), the
取り込んだ外気温度Toが第1閾外気温度Top1以上第2閾外気温度Top2未満でなければ(ST113−No)、つまり、取り込んだ外気温度Toが第2閾外気温度Top2以上であれば、CPU210は、記憶部220に記憶されている室外ファン制御テーブル500を参照して、室外ファン回転数Rfoを0rpmとする(ST118)、つまり、室外ファン27を停止して、温度維持時室外ファン制御を終了してメインルーチンに戻る。
If the fetched outside air temperature To is not less than the first threshold outside air temperature Top1 and less than the second threshold outside air temperature Top2 (ST113-No), that is, if the taken outside air temperature To is not less than the second threshold outside air temperature Top2, the
取り込んだ外気温度Toが第1閾外気温度Top1以上第2閾外気温度Top2未満であれば(ST113−Yes)、CPU210は、ST111で取り込んだ室内温度Tiが所定の室内温度(以降、閾室内温度Tipと記載する)未満であるか否かを判断する(ST114)。例えば、閾室内温度Tipは、図6(B)の室外ファン制御テーブル500に定められている室内温度:27℃である。
If the captured outside air temperature To is equal to or greater than the first threshold outside air temperature Top1 and less than the second threshold outside air temperature Top2 (ST113-Yes), the
取り込んだ室内温度Tiが閾室内温度Tip未満でなければ(ST114−No)、つまり、取り込んだ室内温度Tiが閾室内温度Tip以上であれば、CPU210は、ST118に処理を進める。取り込んだ室内温度Tiが閾室内温度Tip未満であれば(ST114−Yes)、CPU210は、現在の室外ファン回転数Rfoが0rpmとなっているか否かを判断する(ST115)。
If the acquired room temperature Ti is not less than the threshold room temperature Tip (ST114-No), that is, if the taken room temperature Ti is equal to or more than the threshold room temperature Tip, the
現在の室外ファン回転数Rfoが0rpmとなっていれば(ST115−Yes)、CPU210は、ST118に処理を進める、つまり、室外ファン27が停止している状態を維持する。現在の室外ファン回転数Rfoが0rpmとなっていなければ(ST115−No)、CPU210は、室外ファン回転数Rfoを所定回転数(以降、維持時室外ファン回転数Rfobと記載する)として(ST116)、温度維持時室外ファン制御を終了してメインルーチンに戻る。例えば、維持時室外ファン回転数Rfobは、図6(B)の室外ファン制御テーブル500に定められている室外ファン回転数Rfo:190rpmである。
If the current outdoor fan rotational speed Rfo is 0 rpm (ST115-Yes), the
以上説明したように、室内熱交加熱運転時に行われる温度維持運転中に、室外ファン制御テーブル500を用いて温度維持時室外ファン制御を行う。これにより、室外ファン制御テーブル500に基づいて室外ファン27を制御することで室内熱交温度Tcを55℃〜57℃の範囲に維持しているときに、圧縮機21の吐出圧力が使用範囲の上限値を超えないようにできる。
As described above, during the temperature maintenance operation performed at the time of the indoor heat exchange heating operation, the outdoor fan control for temperature maintenance is performed using the outdoor fan control table 500. Thus, when the indoor heat exchange temperature Tc is maintained in the range of 55 ° C. to 57 ° C. by controlling the
尚、上記ST115の処理で説明したように、温度維持時室外ファン制御では、いったん室外ファン27を停止させると、その後は室内熱交加熱運転が終了するまでは室外ファン27を駆動しない。これは、室内熱交温度Tcを55℃以上に維持しているときに、室外ファン27を再起動することによって、室外熱交換器23における蒸発能力が上昇して蒸発圧力が上昇し、これに伴って圧縮機21の吐出圧力も上昇して使用範囲の上限値を超えることを防ぐためである。
As described in the process of ST115, in the temperature maintaining outdoor fan control, once the
<室内熱交加熱運転時保護制御>
次に、上述した室内熱交加熱運転を行っているときに、圧縮機21の吐出圧力が使用範囲の上限値を超えないようにする室内熱交加熱運転時保護制御について、図11を用いて説明する。図11において、STは処理のステップを表し、これに続く数字はステップ番号を表している。尚、室内熱交加熱運転時保護制御は、室内熱交加熱運転を行っているときに実行されるものであり、暖房運転を行っているときに実行される暖房運転時保護制御とは異なるものである。
<Protection control during indoor heat exchange operation>
Next, about protection control at the time of indoor heat exchange heating operation to prevent the discharge pressure of the
まず、制御手段は、室内熱交温度Tcと吐出温度Tdと室外熱交換器23の温度(以降、室外熱交温度Teと記載する)と外気温度Toを取り込む(ST131)。これらのうち、室内熱交温度Tcと吐出温度Tdについては、図4を用いて説明した暖房運転時保護制御におけるST11と同様の方法で取り込むため、説明は省略する。また、外気温度Toについては、図10を用いて説明した温度維持時室外ファン制御におけるST111と同様の方法で取り込むため、説明は省略する。室外熱交温度Teは、CPU210が、室外熱交温度センサ72で検出した室外熱交温度Teを、センサ入力部240を介して定期的(例えば、30秒毎)に取り込む。
First, the control means takes in the indoor heat exchange temperature Tc, the discharge temperature Td, the temperature of the outdoor heat exchanger 23 (hereinafter referred to as the outdoor heat exchange temperature Te), and the outside air temperature To (ST131). Among these, the indoor heat exchange temperature Tc and the discharge temperature Td are taken in the same manner as ST11 in the heating operation protection control described with reference to FIG. Further, since the outside air temperature To is taken in by the same method as ST 111 in the outdoor fan control at temperature maintaining time described with reference to FIG. 10, the description will be omitted. As the outdoor heat exchange temperature Te, the
次に、制御手段は、ST131で取り込んだ室内熱交温度Tcが第1閾室内熱交温度Tch1よりも高い温度である所定の温度(以降、第2閾室内熱交温度Tch2と記載する)以上であるか否かを判断する(ST132)。具体的には、CPU310は、記憶部320に予め記憶されている第2閾室内熱交温度Tch2を読み出して室内熱交温度Tcと比較する。尚、第2閾室内熱交温度Tch2は、予め試験などを行って求められているものであり、第1閾室内熱交温度Tch1よりも高く、かつ、前述した圧縮機21の吐出圧力の使用範囲の上限値に対応する室内熱交温度Tcより所定温度低い温度とされている。第2閾室内熱交温度Tch2は、例えば59℃である。
Next, the control means determines that the indoor heat exchange temperature Tc taken in ST131 is a temperature higher than the first threshold indoor heat exchange temperature Tch1 or more (hereinafter referred to as the second threshold indoor heat exchange temperature Tch2) It is determined whether or not (ST132). Specifically, the
室内熱交温度Tcが第2閾室内熱交温度Tch2以上であれば(ST132−Yes)、制御手段は、室内熱交加熱運転を停止して(ST136)、室内熱交加熱運転時保護制御に関わる処理を終了する。尚、ST136の処理を行った後は、空気調和機1の運転を停止させてもよい。また、圧縮機21を停止させて室内ファン32のみ駆動し続ける送風運転としてもよい。あるいは、圧縮機21を所定回転数で駆動するとともに、膨張弁24の開度Dを室内熱交加熱運転時の所定膨張弁開度Dpよりも開き、かつ、室内ファン32を室内熱交加熱運転時よりも高い室内ファン回転数Rfiで駆動して、一定時間室内熱交換器31の乾燥運転を続けてもよい。この乾燥運転では、室内熱交加熱運転時よりも膨張弁24の開度Dを大きくし、かつ、室内ファン回転数Rfiも高くするので、圧縮機21の吐出圧力が室内熱交加熱運転時よりも低下する。
If the indoor heat exchange temperature Tc is equal to or higher than the second threshold indoor heat exchange temperature Tch2 (ST132-Yes), the control means stops the indoor heat exchange heating operation (ST136), and performs protection control during the indoor heat exchange heating operation. End related processing. The operation of the
室内熱交温度Tcが第2閾室内熱交温度Tch2以上でなければ(ST132−No)、制御手段は、ST131で取り込んだ吐出温度Tdが第1閾吐出温度Tdh1以上であるか否かを判断する(ST133)。具体的には、CPU210が、吐出温度Tdが第1閾吐出温度Tdh1以上であるか否かを判断する。
If the indoor heat exchange temperature Tc is not higher than the second threshold indoor heat exchange temperature Tch2 (ST132-No), the control means determines whether the discharge temperature Td taken in at ST131 is higher than the first threshold discharge temperature Tdh1. To do (ST133). Specifically, the
取り込んだ吐出温度Tdが第1閾吐出温度Tdh1以上であれば(ST133−Yes)、制御手段は、ST136に処理を進める。 If the fetched discharge temperature Td is equal to or higher than the first threshold discharge temperature Tdh1 (ST133-Yes), the control means advances the processing to ST136.
取り込んだ吐出温度Tdが第1閾吐出温度Tdh1以上でなければ(ST133−No)、制御手段は、ST131で取り込んだ室外熱交温度Teが所定の室外熱交温度(以降、閾室外熱交温度Tehと記載する)以上であるか否かを判断する(ST134)。具体的には、CPU210が、取り込んだ室外熱交温度Teが閾室外熱交温度Teh以上であるか否かを判断する。ここで、閾室外熱交温度Tehは、予め試験などを行って求められて記憶部220に記憶されているものであり、室外熱交温度Teが閾室外熱交温度Teh以上であれば、圧縮機21の吸入圧力が上昇して圧縮機21の圧縮比(吐出圧力と吸入圧力の比)が使用範囲の下限値を下回る恐れがある温度である。
If the taken-in discharge temperature Td is not higher than the first threshold discharge temperature Tdh1 (ST133-No), the control means determines that the outdoor heat exchange temperature Te taken in ST131 is a predetermined outdoor heat exchange temperature (hereinafter referred to as threshold outdoor heat exchange temperature It is determined whether or not Teh (described as Teh) (ST 134). Specifically, the
取り込んだ室外熱交温度Teが閾室外熱交温度Teh以上であれば(ST134−Yes)、制御手段は、ST136に処理を進める。 If the outdoor heat exchange temperature Te taken in is equal to or higher than the threshold outdoor heat exchange temperature Teh (ST134-Yes), the control means advances the process to ST136.
取り込んだ室外熱交温度Teが閾室外熱交温度Teh以上でなければ(ST134−No)、制御手段は、ST131で取り込んだ外気温度Toが所定の外気温度(以降、第3閾外気温度Top3と記載する)以上であるか否かを判断する(ST135)。具体的には、CPU310が、取り込んだ外気温度Toが第3閾外気温度Top3以上であるか否かを判断する。ここで、第3閾外気温度Top3は、予め試験などを行って求められて記憶部220に記憶されているものであり、外気温度Toが第3閾外気温度Top3以上であるときに室内熱交加熱運転を行えば、圧縮機21の吐出圧力が過昇して圧縮機21の吐出圧力の使用範囲の下限値を超える恐れがある温度である。第3閾外気温度Top3は、前述した第1閾外気温度Top1や第2閾外気温度Top2より高い温度であり、例えば43℃である。
If the outdoor heat exchange temperature Te taken in is not higher than the threshold outdoor heat exchange temperature Teh (ST134-No), the control means sets the outside air temperature To taken in ST131 to a predetermined outside air temperature (hereinafter referred to as the third threshold outside air temperature Top3 and It is judged whether it is more than described (ST135). Specifically, the
取り込んだ外気温度Toが第3閾外気温度Top3以上でなければ(ST134−No)、制御手段は、ST131に処理を戻す。取り込んだ外気温度Toが第3閾外気温度Top3以上であれば(ST134−Yes)、制御手段は、ST136に処理を戻す。 If the fetched outside air temperature To is not higher than the third threshold outside air temperature Top3 (ST134-No), the control means returns the process to ST131. If the fetched outside air temperature To is equal to or higher than the third threshold outside air temperature Top3 (ST134-Yes), the control means returns the process to ST136.
以上説明したように、室内熱交加熱運転時保護制御では、室内熱交温度Tcが暖房運転時保護制御における第1閾室内熱交温度Tch1(=55℃)よりも高い第2閾室内熱交温度Tch2(=59℃)以上となるまで、圧縮機21を停止させない。これにより、室外熱交加熱運転において室内熱交温度Tcを55℃〜57℃に維持することができ、かつ、室内熱交温度Tcが第2閾室内熱交温度Tch2以上となれば圧縮機21を停止させるので、圧縮機21の吐出圧力が使用範囲の上限値を超えることを抑制できる。
As described above, in the indoor heat exchange heating operation protection control, the second heat generation indoor temperature heat exchange temperature Tc is higher than the first threshold indoor heat exchange temperature Tch1 (= 55 ° C.) in the heating operation protection control. The
また、室内熱交加熱運転時保護制御では、圧縮機21の吐出温度Tdが、暖房運転時保護制御で圧縮機21を停止させる閾温度である第2閾吐出温度Tdh2(=115℃)よりも低い温度である第1閾吐出温度Tdh1(=105℃)以上となれば、圧縮機21を停止させる。室内熱交加熱運転において室内熱交温度Tcを55℃〜57℃に維持しているときは、圧縮機21の吐出温度Tdが上昇しやすくて吐出圧力も上昇しやすい。従って、吐出温度Tdが、第2閾吐出温度Tdh2よりも低い第1閾吐出温度Tdh1以上となれば圧縮機21を停止させることで、圧縮機21の吐出圧力が使用範囲の上限値を超えることを効果的に抑制できる。
Further, in the indoor heat exchange heating operation protection control, the discharge temperature Td of the
さらには、室内熱交加熱運転時保護制御では、暖房運転時保護制御にはない室外熱交温度Teによる圧縮機21の停止も含まれている。本発明の室内熱交加熱運転は、室内熱交換器31で発生する凝縮水によりカビや細菌が繁殖する可能性が高くなる冷房運転が行われる夏季に実行されることが多いと考えられる。夏季は外気温度Toが高く、外気温度Toが高いことに起因して、室内熱交加熱運転では蒸発器として機能する室外熱交換器23の室外熱交温度Teが高くなる。この場合、室外熱交温度Teが高くなることに起因して圧縮機21の吸入圧力が上昇する恐れがある。そこで、室内熱交加熱運転時保護制御では、室外熱交温度Teが閾室外熱交温度Teh以上であれば圧縮機21を停止して圧縮機21の吸入圧力が上昇することを抑制することで、圧縮機21の圧縮比が使用範囲の下限値を下回ることを抑制できる。
Furthermore, in the indoor heat exchange heating operation protection control, the stop of the
1 空気調和機
2 室外機
3 室内機
10 冷媒回路
21 圧縮機
27 室外ファン
32 室内ファン
35 上下風向板
71 吐出温度センサ
72 室外熱交温度センサ
73 外気温度センサ
74 室内熱交温度センサ
75 室内温度センサ
79 室温センサ
200 室外機制御手段
210 室外機CPU
300 室内機制御手段
310 室内機CPU
400 室内ファン制御テーブル
500 室外ファン制御テーブル
Tc 室内熱交温度
Tch1 第1閾室内熱交温度
Tch2 第2閾室内熱交温度
Top3 第3閾外気温度
Tc1〜Tc5 第1〜第5閾室内熱交温度
ΔTc 室内熱交温度変化
Te 室外熱交温度
Teh 閾室外熱交温度
Td 吐出温度
Tdh1 第1閾吐出温度
Tdh2 第2閾吐出温度
Ti 室内温度
Tip 閾室内温度
To 外気温度
Top1 第1閾外気温度
Top2 第2閾外気温度
Tp 設定温度
ΔT 温度差
Tch1 第1上下室内熱交温度
Tch2 第2上下室内熱交温度
tp1 第1所定時間
tp2 第2所定時間
tp3 第3所定時間
tc 圧縮機レリース間隔時間
tfi 室内ファンレリース間隔時間
Rc 圧縮機回転数
Rcr 圧縮機レリース回転数
Rcm 圧縮機最低回転数
Rfi 室内ファン回転数
Rfia 加熱前室内ファン回転数
Rfir 室内ファンレリース回転数
Rfim 室内ファン最低回転数
Rfip 室内ファン初期回転数
Rfo 室外ファン回転数
Rfoa 加熱前室外ファン回転数
Rfob 維持時室外ファン回転数
D 膨張弁開度
Dp 所定膨張弁開度
300 indoor unit control means 310 indoor unit CPU
400 indoor fan control table 500 outdoor fan control table Tc indoor heat exchange temperature Tch1 first threshold indoor heat exchange temperature Tch2 second threshold indoor heat exchange temperature Top3 third threshold outside air temperature Tc1 to Tc5 first to fifth threshold indoor heat exchange temperature ΔTc Indoor heat exchange temperature change Te Outdoor heat exchange temperature Teh Threshold outdoor heat exchange temperature Td Discharge temperature Tdh1 1st threshold discharge temperature Tdh2 2nd threshold discharge temperature Ti indoor temperature Tip threshold indoor temperature To outdoor air temperature Top1 1st threshold outdoor air temperature Top2 1st threshold outdoor air temperature 2Threshold outside air temperature Tp Set temperature ΔT Temperature difference Tch1 1st upper and lower room heat exchange temperature Tch2 2nd upper and lower room heat exchange temperature tp1 1st predetermined time tp2 2nd predetermined
Claims (4)
前記室内ファンを制御する制御手段と、
を有する空気調和機であって、
前記制御手段は、前記室内熱交換器を凝縮器として機能させるとともに、前記室内熱交温度を同室内熱交換器に存在するカビや細菌の数を減少させる温度以上に維持する室内熱交加熱運転を行うとき、同室内熱交加熱運転を行う前に冷房運転を行っていた場合は、前記室内ファンを所定の第1回転数で駆動する加熱前運転制御を行う、
ことを特徴とする空気調和機。 An indoor heat exchanger and an indoor unit having an indoor fan,
Control means for controlling the indoor fan;
An air conditioner having
The control means causes the indoor heat exchanger to function as a condenser, and maintains the indoor heat exchange temperature above a temperature that reduces the number of molds and bacteria present in the indoor heat exchanger. When performing the cooling operation before performing the indoor heat exchange heating operation, perform the pre-heating operation control of driving the indoor fan at a predetermined first rotation number.
An air conditioner characterized by
前記所定時間は、冷房運転中に冷却された前記室内機において前記室内熱交加熱運転時に結露水が発生しない温度まで、前記室内機を暖めるのに必要な時間である、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 The pre-heating operation control is performed for a predetermined time which is determined in advance.
The predetermined time is a time required to warm the indoor unit to a temperature at which dew condensation water is not generated during the indoor heat exchange heating operation in the indoor unit cooled during the cooling operation.
The air conditioner according to claim 1, characterized in that.
ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の空気調和機。 The predetermined time is longer than the time for performing the indoor heat exchange heating operation,
The air conditioner according to any one of claims 1 or 2, characterized in that:
前記制御手段は、前記加熱前運転制御を行っているときに、前記室外ファンを所定の第2回転数で駆動する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の空気調和機。 Has an outdoor unit with an outdoor fan,
The control means drives the outdoor fan at a predetermined second rotation number while performing the pre-heating operation control.
The air conditioner according to any one of claims 1 to 3, characterized in that:
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