JP2019059600A - 搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】対象物がダメージを受けることなく、対象物を搬送できる搬送装置を提供する。【解決手段】搬送装置は、上下方向に延びるループ状をなし、循環移動する循環部材23Aと、循環部材23Aに固定されて、対象物を支持する支持部24Aと、支持部24Aに支持された対象物の移動を規制するガイド部80と、を備え、循環部材23Aは、対象物を上昇させる上昇区間S1、対象物を下降させる下降区間S3、及び、上昇区間S1から下降区間S3までを結び、対象物を反転させるように旋回する旋回区間S2を有し、ガイド部80は、少なくとも旋回区間S2の一部に対応して設けられた第1ガイド部81を含み、旋回区間S2における旋回の軸方向から見たときに、第1ガイド部81の位置は、支持部24Aの先端の位置よりも支持部24Aの基端側に設定されている。【選択図】図8
Description
本発明は、搬送装置に関する。
従来、搬送対象となる対象物の天地を搬送途中で反転させる搬送装置がある。例えば、特許文献1に記載された装置は、搬送対象の物品を順次搬送する供給コンベアと物品を排出する排出コンベアとを有し、供給コンベアと排出コンベアとの間に反転重ね機構を設けている。反転重ね機構は、物品を順次受け取る複数のポケットを有している。ポケットは、循環動作する無端状のチェーンに連結されている。この装置では、供給コンベアから排出コンベアに至るまで、各ポケットの外周を囲うようにガイド部材が設けられている。
特許文献1に開示された装置では、ポケットの旋回時に遠心力によって物品がポケットから飛び出すことがガイド部材によって抑制されている。しかしながら、このようなガイド部材を備えた装置では、搬送対象となる対象物の形態によっては、ポケットとガイド部材との間に対象物が巻き込まれる虞がある。この場合、対象物がダメージを受けることがある。
本発明の一形態は、対象物がダメージを受けることなく、対象物を搬送できる搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る搬送装置は、上下方向に延びるループ状をなし、循環移動する循環部材と、循環部材に固定されて、対象物を支持する支持部と、支持部に支持された対象物の移動を規制するガイド部と、を備え、循環部材は、対象物を上昇させる上昇区間、対象物を下降させる下降区間、及び、上昇区間から下降区間までを結び、対象物を反転させるように旋回する旋回区間を有し、ガイド部は、少なくとも旋回区間の一部に対応して設けられた第1ガイド部を含み、旋回区間における旋回の軸方向から見たときに、第1ガイド部の位置は、支持部の先端の位置よりも支持部の基端側に設定されている。
このような搬送装置では、支持部に支持された対象物は、循環部材の循環移動に伴って、上昇区間、旋回区間及び下降区間を搬送される。対象物は、旋回区間において、その天地が反転するように搬送される。旋回区間を搬送される対象物は、第1ガイド部によって移動が規制される。そのため、遠心力を受けた対象物が支持部から外方に飛び出ることが抑制されている。ここで、旋回の軸方向から見たときに、第1ガイド部の位置は、支持部の先端の位置よりも支持部の基端側に設定されている。そのため、遠心力が作用する方向において、支持部の先端と第1ガイド部との間に間隙が形成されていない。よって、支持部とガイド部との間に対象物が巻き込まれることが抑制される、したがって、対象物がダメージを受けることが抑制される。
また、一側面においては、ガイド部は、上昇区間の一部に対応して設けられた第2ガイド部をさらに含み、第2ガイド部は、下端に向かうにつれて、循環部材からの距離が大きくなるように傾斜した傾斜部を有していてもよい。このような構成では、上昇区間を搬送される対象物は、第2ガイド部によって外方への飛び出しが規制される。また、第2ガイド部の下端では、循環部材と第2ガイド部との距離が最大となっている。そのため、上昇区間を搬送される対象物は、第2ガイド部の下端に接触することなく、第2ガイド部が配置された領域に進入することができる。さらに、傾斜した第2ガイド部に対象物が当接した場合には、第2ガイド部の傾斜によって対象物が移動し得るので、対象物の位置を循環部材側に揃えることができる。
また、ガイド部は、少なくとも旋回区間内における循環方向下流側に設けられていてよい。このような構成では、電極の飛び出しを抑制しながら、ガイド部を小型化することができる。
また、一側面においては、支持部は、搬送方向から見たときに、互いに離間して配置される第1片部と第2片部とを有し、第1片部と第2片部との間隙によって、支持部の先端から基端に向かうスリットが形成され、ガイド部は、互いに平行に配置された3つの棒状体によって構成され、棒状体のうちの2つは、第1片部及び第2片部を挟む位置に配置され、棒状体のうちの残りの1つは、スリット内に配置されてもよい。このような構成では、対象物に接触するガイド部の面積を増やすことができるので、対象物とガイド部とが接触した際に対象物がダメージを受けることが抑制される。
また、一側面においては、支持部は、搬送方向に互いに対向する一対の板状体によって構成されてもよい。このような構成では、一対の支持部によって対象物を対向する2方向から安定して支持することができる。
本発明の一形態によれば、対象物がダメージを受けることなく、対象物を搬送できる搬送装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る搬送装置を備えた電極積層装置を適用して製造される蓄電装置の内部を示す断面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図1及び図2において、蓄電装置1は、積層型の電極組立体を有するリチウムイオン二次電池である。
蓄電装置1は、例えば略直方体形状のケース2と、このケース2内に収容された電極組立体3とを備えている。ケース2は、例えばアルミニウム等の金属により形成されている。ケース2の内部には、図示はしないが、例えば非水系(有機溶媒系)の電解液が注液されている。ケース2上には、正極端子4及び負極端子5が互いに離間して配置されている。正極端子4は、絶縁リング6を介してケース2に固定され、負極端子5は、絶縁リング7を介してケース2に固定されている。また、電極組立体3とケース2の内側の側面及び底面との間には絶縁フィルムが配置されており、絶縁フィルムによってケース2と電極組立体3との間が絶縁されている。図1では便宜上、電極組立体3の下端とケース2の底面との間には僅かな隙間が設けられているが、実際には電極組立体3の下端が絶縁フィルムを介してケース2の内側の底面に接触している。また、電極組立体3の積層方向において、電極組立体3のガタツキを低減するために、電極組立体3とケース2との間の隙間に、数枚のスペーサが配置されている。スペーサの枚数は、電極組立体3の厚みに応じて適宜調整される。
電極組立体3は、複数の正極8と複数の負極9とが袋状のセパレータ10を介して交互に積層された構造を有している。正極8は、袋状のセパレータ10に包まれている。袋状のセパレータ10に包まれた状態の正極8は、セパレータ付き正極11として構成されている。したがって、電極組立体3は、複数のセパレータ付き正極11と複数の負極9とが交互に積層された構造を有している。なお、電極組立体3の両端に位置する電極は、負極9である。
正極8は、例えばアルミニウム箔からなる正極集電体である金属箔14と、この金属箔14の両面に形成された正極活物質層15とを有している。金属箔14は、平面視矩形状の箔本体部14aと、この箔本体部14aと一体化されたタブ14bとを有している。タブ14bは、箔本体部14aの長手方向の一端部近傍の縁から突出している。そして、タブ14bは、セパレータ10を突き抜けている。複数の正極8より延びる複数のタブ14bは、集箔された状態で導電部材12に接続(溶接)され、導電部材12を介して正極端子4に接続されている。なお、図2では、便宜上タブ14bを省略している。
正極活物質層15は、箔本体部14aの表裏両面に形成されている。正極活物質層15は、正極活物質とバインダとを含んで形成された多孔質の層である。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウムまたは硫黄等が挙げられる。複合酸化物には、例えばマンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つとリチウムとが含まれる。
負極9は、例えば銅箔からなる負極集電体である金属箔16と、この金属箔16の両面に形成された負極活物質層17とを有している。金属箔16は、平面視矩形状の箔本体部16aと、この箔本体部16aと一体化されたタブ16bとを有している。タブ16bは、箔本体部16aの長手方向の一端部近傍の縁から突出している。タブ16bは、導電部材13を介して負極端子5に接続されている。なお、図2では、便宜上タブ16bを省略している。
負極活物質層17は、箔本体部16aの表裏両面に形成されている。負極活物質層17は、負極活物質とバインダとを含んで形成された多孔質の層である。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物またはホウ素添加炭素等が挙げられる。
セパレータ10は、平面視矩形状を呈している。セパレータ10の形成材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、或いはポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布、不織布等が例示される。
以上のように構成された蓄電装置1を製造する場合は、まずセパレータ付き正極11及び負極9を製作した後、セパレータ付き正極11と負極9とを交互に積層し、積層体を形成する。この積層体を加圧することでセパレータ付き正極11及び負極9を密着させた後、セパレータ付き正極11及び負極9をテープ等で固定することで電極組立体3を得る。そして、導電部材12を介してセパレータ付き正極11のタブ14bを正極端子4に接続すると共に、導電部材13を介して負極9のタブ16bを負極端子5に接続した後、電極組立体3をケース2内に収容する。
次に、図3〜図9を参照して、本発明の実施形態に係る搬送装置である正極搬送ユニット20A及び負極搬送ユニット20Bを備えた電極積層装置100について説明する。図3は、電極積層装置100を示す側面図である。図4は、電極積層装置100の平面図である。図5は、電極積層装置100の積層ユニット22周辺の構成を示す拡大図である。図6は、積層ユニット22へ電極を積層する様子を示す拡大図である。図7は、正極搬送ユニット20Aの駆動機構を説明するための図である。図8及び図9は、正極搬送ユニットにおけるガイド部の配置を説明するための側面図である。
図3〜図5に示すように、電極積層装置100は、正極搬送ユニット20Aと、負極搬送ユニット20Bと、正極供給用コンベア21Aと、負極供給用コンベア21Bと、積層ユニット22と、を備えている。なお、電極積層装置100に対してXYZ座標系を設定する。X軸方向は、水平方向における一の方向を示す。Y軸方向は、水平方向においてX軸方向と直交する方向を示す。Z軸方向は、上下方向を示す。また、X軸方向における一方(図3においては紙面右側)を「正」とし、他方を「負」とする。Y軸方向における一方(図3においては紙面表側)を「正」とし、他方を「負」とする。Z軸方向における上側を「正」とし、下側を「負」とする。以降の説明においては、適宜XYZ座標系を用いて説明を行う場合がある。
正極搬送ユニット20Aは、セパレータ付き正極11を貯めながら順次搬送するユニットである。正極搬送ユニット20Aは、循環部材23Aと、複数の支持部24Aと、駆動部26Aと、押出ユニット27Aと、位置決めユニット29Aと、ガイド部80と、を有している。
循環部材23Aは、上下方向に延びるループ状の部材である。循環部材23Aは、上昇した後に下降する循環経路を形成するように循環動作する外周面を有する。循環部材23Aの外周側には、一定間隔で複数の支持部24Aが循環部材23Aの全周にわたって設けられている。循環部材23Aは、上下に配置された一対のローラ28A,28A間に架け渡されている。ローラ28A,28Aは、Y軸方向に延びる回転軸を有し、Y軸方向の正側から負側を見て時計回りに回転する。すなわち、循環部材23Aの循環方向は、Y軸方向の正側から負側を見て時計回りとなる。したがって、循環部材23Aのうち、ローラ28A,28AのX軸方向の負側において上下方向に延びる部分は、支持部24Aを上昇させる上昇区間S1(図8参照)として構成される。循環部材23Aのうち、ローラ28A,28AのX軸方向の正側において上下方向に延びる部分は、支持部24Aを下降させる下降区間S3(図8参照)として構成される。循環部材23Aのうち上昇区間S1から下降区間S3までを結ぶ部分は、Y軸方向に沿った回転軸を中心として支持部24Aを反転させるように旋回する旋回区間S2(図8参照)として構成される。
支持部24Aは、セパレータ付き正極11を支持する部材である。支持部24Aは、循環部材23Aと共に循環経路を循環する。支持部24Aは、上昇区間S1において、正極供給用コンベア21Aからセパレータ付き正極11を受け取る。支持部24Aは、下降区間S3において、積層ユニット22へセパレータ付き正極11を送出する。支持部24Aは、循環部材23Aに設けられたブラケット部31Aと、ブラケット部31Aを挟むように設けられた一対の板部(板状体)32A,32Aと、によって構成される(図5参照)。支持部24Aが上昇区間S1または下降区間S3に位置している状態では、板部32A,32Aは、循環部材23Aの外周面からX軸方向に延び、上下方向に互いに離間して対向している。セパレータ付き正極11は、板部32A,32A間に、タブ14bがY軸方向の負側に突出するように配置された状態で支持部24Aに支持される。板部32A,32Aの幅方向(Y軸方向)における寸法は、セパレータ付き正極11よりも小さい。したがって、セパレータ付き正極11が支持部24Aに支持された状態では、セパレータ付き正極11のY軸方向に対向する縁部11a,11bは、板部32A,32AのY軸方向に対向する側縁部32Aa,32Abからはみ出る。板部32A,32A間の隙間のうち、循環部材23A側の端部には、ブラケット部31Aの先端部を覆う緩衝部材33Aが設けられている。
駆動部26Aは、循環部材23Aを回転(循環動作)させるとともに、循環部材23Aを上下方向に移動させる。駆動部26Aは、循環部材23Aの上昇区間S1において支持部24Aを上昇させ、循環部材23Aの旋回区間S2において支持部24Aを旋回させ、循環部材23Aの下降区間S3において支持部24Aを下降させる。本実施形態においては、駆動部26Aは、後述される支持フレームに固定された2台のモータよりなる。
ここで、循環部材23Aを駆動する駆動機構60について、図7を参照して説明する。駆動機構60は、正極搬送ユニット20Aから、Y軸方向の負側へ離間した位置に設けられる。駆動機構60は、正極搬送ユニット20Aの上側のローラ28Aに対して回転軸を介して接続される駆動ギア61と、正極搬送ユニット20Aの下側のローラ28Aに対して回転軸を介して接続される駆動ギア62と、上下方向において駆動ギア61と駆動ギア62との間に配置される駆動ギア63,64と、駆動ギア61,62,63,64に架け渡されたタイミングベルト68と、を備える。
駆動ギア63は、上下方向に配置された駆動ギア61,62よりもX軸方向の負側に配置されている。駆動ギア63は、駆動部26Aのモータ(不図示)の駆動軸と接続されており、当該モータの回転に伴い、独立して回転する。駆動ギア64は、上下方向に配置された駆動ギア61,62よりもX軸方向の正側に配置されている。駆動ギア64は、駆動部26Aのモータ(不図示)の駆動軸と接続されており、当該モータの回転に伴い、独立して回転する。駆動ギア63,64は、支持フレーム(不図示)に支持されている。駆動ギア63,64の上下方向の位置は変動することなく固定されている。タイミングベルト68は、上下方向及びX軸方向の四方に配置された駆動ギア61,62,63,64に架け渡され、且つ、複数の(ここでは4つ)のガイドローラ66にガイドされることで、上下方向及びX軸方向に延びる略十文字状をなしている。駆動ギア61,62は、モータとは接続されておらず、タイミングベルト68を介して駆動ギア63,64の回転に伴って回転し得る。また、駆動ギア61,62は、駆動ギア63,64の回転に伴い、上下方向へ移動するように、支持フレーム(不図示)に移動可能に支持されている。なお、駆動ギア61と駆動ギア62とは、図示されないスライドフレームで回動可能に支持されており、駆動ギア61と駆動ギア62との間の上下方向の間隔は変動することなく固定されている。
積層ユニット22にセパレータ付き正極11を積層するために、循環部材23Aの下降区間S3における支持部24Aを下降させる場合、駆動ギア64が時計回りの回転方向RD1へ回転する。正極供給用コンベア21Aからセパレータ付き正極11を順次受け取るために、循環部材23Aの上昇区間S1における支持部24Aを停止状態から上昇させる場合、駆動ギア63が時計回りの回転方向RD2へ回転する。ここで、駆動ギア63,64の位置は固定されており、駆動ギア61,62は上下方向の間隔を一定とした状態で上下方向に移動可能であり、タイミングベルト68の全長は不変である。したがって、駆動ギア64の回転方向RD1への回転速度が、駆動ギア63の回転方向RD2への回転速度よりも速い場合(あるいは駆動ギア63が停止している場合)、タイミングベルト68を下側へ送り出す量が多くなることで、駆動ギア61,62は下側(方向BD1)へ移動する。このとき、駆動ギア61,62に連結されたローラ28A,28Aも循環部材23Aを回転させながら下側へ移動する。駆動ギア63の回転方向RD2への回転速度が、駆動ギア64の回転方向RD1への回転速度よりも速い場合(あるいは駆動ギア64が停止している場合)、タイミングベルト68を上側へ送り出す量が多くなることで、駆動ギア61,62は上側(方向BD2)へ移動する。このとき、駆動ギア61,62に連結されたローラ28A,28Aも循環部材23Aを回転させながら上側へ移動する。なお、駆動ギア61と駆動ギア62の回転速度が同じときは、駆動ギア61,62は上下方向に動くことなく循環部材23Aを回転させる。
図3〜図5に示すように、押出ユニット27Aは、セパレータ付き正極11を積層する積層エリアにおいて、複数(ここでは5つ)のセパレータ付き正極11を積層ユニット22に向けて同時に押し出すユニットである。押出ユニット27Aは、支持部24Aから積層ユニット22へセパレータ付き正極11を送出する。ここでは、押出ユニット27Aは、循環部材23Aの下降区間S3に対応する位置に設けられ、X軸方向の正側へ向けてセパレータ付き正極11を送出する。押出ユニット27Aは、各支持部24Aで支持された複数のセパレータ付き正極11を同時に押す一対の押出部材34A,36Aと、この押出部材34A,36AをX軸方向へ往復動させる駆動部(不図示)と、を有している。押出部材34Aは支持部24Aに対してY軸方向の負側に設けられる。押出部材36Aは、支持部24Aに対してY軸方向の正側に設けられる。押出部材34A,36Aは、上下方向に延びる基体部34Aa,36Aaと、基体部34Aa,36Aaに対して上下方向に所定のピッチで設けられる櫛歯型の押出部34Ab,36Abと、を有している。押出部34Ab,36Abは、支持部24AのX軸方向へ延びる側縁部32Aa,32Abに沿って、X軸方向の正側に延びる部分を有する。押出部34Ab,36Abは、セパレータ付き正極11のX軸方向の負側の縁部11cのうち、支持部24Aの側縁部32Aa,32Abからはみ出た部分と当接する。押出部34Ab,36Abは、n段当たりの支持部24Aに対して一つの間隔にて合計m個、基体部34Aa,36Baに設けられる。本実施形態では、n=4、m=5であるが、特に個数は限定されない。
位置決めユニット29Aは、支持部24Aに支持されているセパレータ付き正極11の位置決めを行うためのユニットである。位置決めユニット29Aは、セパレータ付き正極11を積層ユニット22に送出する前段階で、支持部24Aに対してセパレータ付き正極11の位置決めを行う。位置決めユニット29Aは、循環部材23Aの下降区間S3に配置された支持部24Aに対して、Y軸方向の負側に配置された位置決め部材40Aと、Y軸方向の正側に配置された位置決め部材41Aと、を備える。位置決め部材40Aは、セパレータ付き正極11のY軸方向の位置決めを行う位置決め部42Aと、セパレータ付き正極11のX軸方向の位置決めを行う位置決め部43Aと、位置決め時にタブ14bとの干渉を避ける回避部44Aと、位置決め部42A,43A及び回避部44Aを支持する基体部48Aと、を有している。位置決め部材41Aは、セパレータ付き正極11のY軸方向の位置決めを行う位置決め部46Aと、セパレータ付き正極11のX軸方向の位置決めを行う位置決め部47Aと、位置決め部46A,47Aを支持する基体部49Aと、を有している。
位置決め部42A,46Aは、Y軸方向の両側からセパレータ付き正極11を挟み込むことにより、当該セパレータ付き正極11のY軸方向の位置決めを行う。位置決め部43A,47Aは、セパレータ付き正極11をX軸方向の負側へ向かって移動させ、支持部24Aの緩衝部材33Aへ押し付けることで、セパレータ付き正極11のX軸方向の位置決めを行う。なお、位置決め部42A,43A,46A,47A、回避部44A及び基体部48A,49Aは、下降区間S3の複数の支持部24Aに支持された複数のセパレータ付き正極11を一度に位置決めできるように、積層ユニット22に対向する複数の支持部24Aにわたって上下方向に延びている。
負極搬送ユニット20Bは、負極9を貯めながら順次搬送するユニットである。負極搬送ユニット20Bは、正極搬送ユニット20AからX軸方向の正側に離間した位置にて、正極搬送ユニット20Aと隣り合うように設けられている。負極搬送ユニット20Bは、循環部材23Bと、複数の支持部24Bと、駆動部26Bと、押出ユニット27Bと、位置決めユニット29Bと、ガイド部80と、を有している。負極搬送ユニット20Bの支持部24Bは、ブラケット部31Bと、板部32B,32Bと、緩衝部材33Bと、を有している。負極搬送ユニット20Bの押出ユニット27Bは、支持部24Bで支持された負極9を押し出す押出部材34B,36Bと、押出部材34B,36Bを往復動させる駆動部(不図示)を有している。また、押出部材34B,36Bは、基体部34Ba,36Baと、押出部34Bb,36Bbと、を有している。位置決めユニット29Bは、位置決め部材40Bと、位置決め部材41Bと、を有している。位置決め部材40Bは、負極9のY軸方向の位置決めを行う位置決め部42Bと、負極9のY軸方向の位置決めを行う位置決め部43Bと、タブ16bを回避する回避部44Bと、基体部48Bと、を有している。位置決め部材41Bは、負極9のY軸方向の位置決めを行う位置決め部46Bと、負極9のX軸方向の位置決めを行う位置決め部47Bと、基体部49Bと、を有している。負極搬送ユニット20Bでは、循環部材23Aの循環方向が、Y軸方向の正側から負側を見て反時計回りとなる。したがって、循環部材23Aのうち、X軸方向の負側が下降区間S3となり、X軸方向の正側が上昇区間S1となる。また、負極搬送ユニット20Bでは、押出ユニット27Bが、X軸方向の負側へ向けて負極9を送出する。また、位置決めユニット29Bの位置決め部43B,47Bは、負極9をX軸方向の正側へ移動させて、支持部24の緩衝部材33Bに押し付ける。負極搬送ユニット20Bのその他の構成については正極搬送ユニット20Aと同趣旨の構成を有するため、説明を省略する。
正極供給用コンベア21Aは、セパレータ付き正極11を正極搬送ユニット20Aに向けて水平方向に搬送し、正極搬送ユニット20Aの支持部24Aにセパレータ付き正極11を供給する。正極供給用コンベア21Aは、正極搬送ユニット20Aに対してセパレータ付き正極11を一定の間隔で供給する。正極供給用コンベア21Aは、正極搬送ユニット20Aに対して、X軸方向の負側に設けられる。正極供給用コンベア21Aは、正極搬送ユニット20Aの循環部材23Aの上昇区間S1に対応する位置にて、支持部24Aへセパレータ付き正極11を供給する。
負極供給用コンベア21Bは、負極9を負極搬送ユニット20Bに向けて水平方向に搬送し、負極搬送ユニット20Bの支持部24Bに負極9を供給する。負極供給用コンベア21Bは、負極搬送ユニット20Bに対して負極9を一定の間隔で供給する。負極供給用コンベア21Bは、負極搬送ユニット20Bに対して、X軸方向の正側に設けられる。負極供給用コンベア21Bは、負極搬送ユニット20Bの循環部材23の上昇区間S1に対応する位置にて、支持部24Bへ負極9を供給する。
積層ユニット22は、正極搬送ユニット20Aと負極搬送ユニット20Bとの間に配置されている。積層ユニット22は、正極搬送ユニット20Aから送出されたセパレータ付き正極11及び負極搬送ユニット20Bから送出された負極9を受け取って、積層するユニットである。積層ユニット22は、積層部51と、壁部52A,52Bと、仕切板53A,53Bと、位置決め部材54A,54Bと、受け部材56A,56Bと、を備える。
積層部51は、正極搬送ユニット20Aから送出されたセパレータ付き正極11と負極搬送ユニット20Bから送出された負極9とを交互に積層させる部分である。積層部51は、XY平面と平行に拡がる矩形状の板部材によって構成されている。積層部51のY軸方向における寸法は、電極11,9よりも小さい。積層部51は、押出ユニット27A,27Bの複数の押出部34Ab,36Ab,34Bb,36Bbに対応する位置に複数設けられている。また、押出部34Ab,36Ab,34Bb,36Bbはn段当たりの支持部24A,24Bに対して一つの間隔で、合計m個設けられている。よって、積層部51もn段当たりの支持部24A,24Bに対して一つの間隔で、合計m個設けられている。なお、積層部51は図示されない支持構造によって支持されている。支持構造は、積層部51のY軸方向の正側の縁部のうち、受け部材56A,56B付近の部分を、当該受け部材56A,56Bと干渉しないように、それぞれ支持する。支持構造は、上下方向に延びる一対の基体部と、基体部から積層部51の支持位置に向けてそれぞれ延びる支持部を備える。
壁部52Aは、正極搬送ユニット20Aと積層部51との間に設けられる。壁部52Aは、YZ平面と平行をなし、上下方向に延びている。壁部52Bは、負極搬送ユニット20Bと積層部51との間に設けられる。壁部52Bは、YZ平面と平行をなし、上下方向に延びている。壁部52Aには、セパレータ付き正極11を積層部51側へ送出するためのスリット55Aが形成されている(図5参照)。スリット55Aは、上下方向において、正極搬送ユニット20Aの複数の押出部34Ab,36Abと対応する位置に複数形成されている。壁部52Bには、負極9を積層部51側へ送出するためのスリット55Bが形成されている(図5参照)。スリット55Bは、上下方向において、負極搬送ユニット20Bの複数の押出部34Bb,36Bbと対応する位置に複数形成されている。なお、スリット55Aは、スリット55Bよりも上下方向において、支持部24A,24Bの一段分だけ高い位置に形成されている。なお、壁部52A,52Bは、図示されない支持構造によってそれぞれ支持されている。各支持構造は、上下方向に延びる基体部と、基体部から壁部52A,52Bに向けてそれぞれ延びる支持部と、を備えている。なお、当該支持構造は、位置決め部材54A,54Bと干渉しないように、当該位置決め部材54A,54B付近に設けられる。
仕切板53Aは、スリット55Aから積層部51側へ送出されたセパレータ付き正極11を積層部51の上方で一時的に保持する部材である。仕切板53Bは、スリット55Bから積層部51側へ送出された負極9を積層部51の上方で一時的に保持する部材である。仕切板53A,53Bに電極11,9が載せられたら、仕切板53A,53Bは、積層部51と対向する位置からY軸方向の負側へ引き抜かれるように移動する(図4に示す状態)。このとき、位置決め部材54A,54Bは、仕切板53A,53B上に載置された電極11,9を引き抜き方向に支持する。これによって、仕切板53A,53Bを引き抜く際に、電極11,9が仕切板53A,53Bと共に移動することを防止できる。仕切板53A,53Bが引き抜かれた後、電極11,9は下方へ向けて落下し、積層部51上に積層される。
位置決め部材54A,54Bは、積層部51上に積層される電極11,9の位置決めを行う部材である。位置決め部材54A,54Bは、積層部51に対してY軸方向の負側に配置される。また、位置決め部材54A,54Bは、前述のように、仕切板53A,53Bを引き抜く際に電極11,9の位置決めも行う。位置決め部材54A,54Bは、上下方向に延びる基体部54Aa,54Baと、基体部54Aa,54Baに上下方向に所定のピッチで設けられた押し部54Ab,54Bbと、を備える。位置決め部材54Aの押し部54Abは、電極11,9のY軸方向の負側の縁部11a,9aのうち、壁部52A寄りの部分を押さえる。位置決め部材54Bの押し部54Bbは、電極11,9のY軸方向の負側の縁部11a,9aのうち、壁部52B寄りの部分を押さえる。位置決め部材54A,54Bは、基体部54Aa,54Ba及び押し部54Ab,54Bbを位置決め方向(Y軸方向)へ往復動させる駆動部(不図示)を備えている。押し部54Ab,54Bbが積層部51に積層された電極11,9の縁部11a,9aを押さえるとき、受け部材56A,56Bが電極11,9の反対側(Y軸方向の正側)の縁部11b,9bを受ける。なお、仕切板53A,53Bが電極11,9を載置させる状態(図6の状態)では、仕切板53A,53BのX軸方向の寸法は、押し部54Ab,54Bb間のX軸方向の寸法よりも大きい。ただし、引き抜かれる際、仕切板53A,53BはX軸方向に縮むことで、押し部54Ab,54Bb間の隙間の寸法よりも小さくなる(図4の状態)。このような伸縮機構は、仕切板53A,53BをそれぞれX軸方向へ互いにスライド可能な二枚板の構成とすることで実現できる。
受け部材56A,56Bは、位置決め部材54A,54Bが積層部51上に積層される電極11,9の位置決めを行うときに、押し部54Ab,54Bbに押される電極11,9を受ける部材である。受け部材56A,56Bは、積層部51に対してY軸方向の正側に配置される。受け部材56A,56Bは、複数の積層部51にわたって上下方向に延びる柱状の部材によって構成される。受け部材56Aは、電極11,9のY軸方向の正側の縁部11b,9bのうち、壁部52A寄りの部分を受ける。受け部材56Bは、電極11,9のY軸方向の正側の縁部11b,9bのうち、壁部52B寄りの部分を受ける。受け部材56A,56Bは、図示されない駆動部に接続されており、X軸方向の往復動が可能である。ここで、積層部51のY軸方向の正側には、当該積層部51に積層された電極11,9の積層体を取り出す取出ユニット59が設けられている。取出ユニット59は、積層部51上の積層体をY軸方向の正側に引き出す。したがって、取出ユニット59が積層体を引き出すとき、受け部材56A,56Bは、電極11,9に対してX軸方向における外側へ移動することで、積層体との干渉を回避する。
電極積層装置100は、コントローラ110を備えている。コントローラ110は、CPU、RAM、ROM及び入出力インターフェース等から構成されている。コントローラ110は、上述した駆動部26A,26Bを制御する搬送制御部と、積層ユニット22の駆動部を制御する積層制御部と、押出ユニット27A,27Bの駆動部を制御する押出制御部と、位置決めユニット29A,29Bの駆動部を制御する位置決め制御部と、を有している。コントローラ110は、装置内の各センサからの検知信号、及びROMに保存されたプログラムに基づき制御内容を決定し、各制御部を介して、各駆動部を駆動制御する。なお、コントローラ110は、一つの処理装置によって構成されていなくともよく、複数の処理装置によって構成されてよい。例えば、電極積層装置100の構成要素に対して独立した処理装置が設けられており、各処理装置は、各種センサの検出信号に基づいて、他の構成要素との動作タイミングを合わせてよい。
次に、電極積層装置100の動作について説明する。電極11,9を支持した支持部24A,24Bが最下端のスリット55A,55Bの位置まで移動すると、支持部24A,24Bは停止し、正極搬送ユニット20Aの位置決めユニット29Aは支持部24Aに支持されたセパレータ付き正極11のX軸方向及びY軸方向の位置決めを行い、負極搬送ユニット20Bの位置決めユニット29Bは支持部24Bに支持された負極9のX軸方向及びY軸方向の位置決めを行う。次に、正極搬送ユニット20Aに対応する押出ユニット27Aと、負極搬送ユニット20Bに対応する押出ユニット27Bは、同時に電極11,9を押し出す。これにより、各電極11,9は、仕切板53A,53B上へ同時に送出される(図6参照)。次に、位置決め部材54A,54Bが、電極11,9を支持した状態の仕切板53A,53Bを引き抜く。これによって、電極11,9は同時に積層部51上に積層される。積層部51上に電極11,9が積層されたら、位置決め部材54A,54B、及び受け部材56A,56Bは、積層部51上で電極11,9のY軸方向の位置決めを行う。その後、循環部材23A,23Bと共に支持部24A,24Bが移動し、同様の動作が繰り返される。
押出ユニット27A,27B、正極搬送ユニット20A及び負極搬送ユニット20Bの動作について説明する。まず、積層ユニット22と対向する全ての支持部24A,24Bに電極11,9が存在する状態(図5に示す状態)から順に説明を行う。上述のように、押出ユニット27A,27Bは、n段当たりの支持部24A,24Bに対して一つの間隔にて、合計m個の押出部36Ab,36Bbを有する。押出ユニット27A,27Bは、支持部24A,24Bに支持された電極11,9のうち、m個の電極11,9を押出部36Ab,36Bbで押し出す押出動作を実行する。次に、駆動部26A,26Bは、押出部36Ab,36Bbに対して循環部材23A,23Bを支持部24A,24Bの1段分、循環方向へ移動させる第1の移動動作を実行する。次に、押出ユニット27A,27Bは、第1の移動動作の後、m個の電極11,9を押出部36Ab,36Bbで押し出す押出動作を実行する。駆動部26A,26B及び押出ユニット27A,27Bは、このような第1の移動動作及び(二回目以降の)押出動作を(n−1)回実行する。(n−1)回目の押出動作(図6に示す押出動作)が完了すると、積層ユニット22と対向する全ての支持部24A,24Bの電極11,9の送出が完了する。その後、駆動部26A,26Bは、押出部36Ab,36Bbに対して循環部材23A,23Bを支持部24A,24Bの{m×n−(n−1)}段分、循環方向へ移動させる第2の移動動作を実行する。その後、押出ユニット27A,27B、正極搬送ユニット20A及び負極搬送ユニット20Bは、同趣旨の動作を繰り返す。なお、積層部51は、新たな電極11,9が追加される度に、これらの電極11,9の厚み分だけ下方へ僅かに移動する。また、正極搬送ユニット20Aに対応する押出ユニット27Aと、負極搬送ユニット20Bに対応する押出ユニット27Bとは、同時に電極11,9の送出を行ったが、タイミングをずらしてもよい。
次に、正極搬送ユニット20Aに設けられたガイド部80について説明する。図8は、正極搬送ユニット20Aが最下端に位置している状態を示す。図9は、正極搬送ユニット20Aが最上端に位置している状態を示す。ガイド部80は、例えばパイプ状をなしており、支持部24Aに支持されたセパレータ付き正極11の移動を規制し、セパレータ付き正極11が支持部24Aから落下することを抑制する。本実施形態のガイド部80は、第1ガイド部81と第2ガイド部85とを有している。図示例の第1ガイド部81は、旋回区間S2全体に対応した部分を含んでいる。また、第1ガイド部81は、旋回区間S2から連続する下降区間S3の一部に対応した部分を含んでいる。すなわち、第1ガイド部81は、下降区間S3の開始部分(上側部分)にも設けられている。さらに、第1ガイド部81は、旋回区間S2まで連続するように上昇区間S1の一部に対応した部分を含んでいる。すなわち、第1ガイド部81は、上昇区間S1の終了部分(上側部分)にも設けられている。なお、図示例では、上昇区間S1に形成されている第1ガイド部81の部分よりも下降区間S3に形成されている第1ガイド部81の部分の方が短くなっている。下降区間S3における第1ガイド部81の終端位置は、上下方向において、位置決めユニット29A(図3参照)の上端の位置に対応していてもよい。第1ガイド部81は、例えば駆動ギア61及び駆動ギア62を支持するスライドフレームに固定されている。そのため、第1ガイド部81と正極搬送ユニット20Aとの相対的な位置関係は固定されている。すなわち、第1ガイド部81は、正極搬送ユニット20Aと共に上下動し得る。
第2ガイド部85は、上昇区間S1の少なくとも一部に対応して設けられている。第2ガイド部85と第1ガイド部81とは別体として構成されている。第2ガイド部85は、例えば正極供給用コンベア21Aを支持する図示されない支持構造に固定されている。そのため、第2ガイド部85と正極搬送ユニット20Aとの相対的な位置関係は、正極搬送ユニット20Aの上下動に伴って変動する。図8に示すように、正極搬送ユニット20Aが最下端に位置している状態では、第2ガイド部85は、第1ガイド部81の下端に略連続する位置に配置されている。一方、図9に示すように、正極搬送ユニット20Aが最上端に位置している状態では、第2ガイド部85は、第1ガイド部81の下端から離間し、上昇区間S1の下側に対応した位置に配置されている。
図10〜図12を参照してガイド部80についてさらに詳しく説明する。図10は、正極搬送ユニットの支持部とガイド部との位置関係を説明するための側面図である。図11は、正極搬送ユニットの支持部とガイド部との位置関係を説明するための平面図である。図12は、正極搬送ユニットの支持部とガイド部との位置関係を説明するための側面図である。
図10は、上昇区間S1における支持部24Aと第1ガイド部81との関係を示す。上述のように、支持部24Aは、互いに対向する一対の板部32Aと、ブラケット部31Aと、緩衝部材33Aと、を備える。ブラケット部31Aは、循環部材23Aに取り付けられる取付部71と、一対の板部32Aに挟まれて当該板部32Aを固定する固定部72と、を備える。取付部71は、矩形状の断面を有して循環部材23Aに沿ってY軸方向に延びる部材である。取付部71は、循環部材23Aに取り付けられる取付面71aをX軸方向の正側に有する。また、取付部71は、固定部72及び板部32Aを支持する支持面71bをX軸方向の負側に有する。取付部71のY軸方向の大きさは特に限定されないが、本実施形態では、取付部71はY軸方向において循環部材23Aと略同じ大きさに形成されている。
固定部72は、取付部71の支持面71bからX軸方向の負側へ向けて延びる。また、固定部72のY軸方向の寸法は、取付部71のY軸方向の寸法より小さく、板部32AのY軸方向の寸法と略同一である。固定部72は、XY平面と平行な上面72a及び下面72bを有している。固定部72の上面72aには上側の板部32Aの基端が固定される。固定部72の下面72bには下側の板部32Aの基端が固定される。固定部72と板部32Aとの間の固定方法は特に限定されず、例えば、溶接、ボルト締め、接着剤等の方法が採用され得る。固定部72のX軸方向の負側の端部には、緩衝部材33Aが設けられる。また、固定部72のX軸方向の正側の端部側には、上下方向の厚みが大きくなった肉厚部73が形成されている。肉厚部73は、板部32Aに挟まれていない部分である。固定部72は、肉厚部73を介して取付部71に取り付けられる。また、固定部72に固定された板部32Aの基端32Adは、肉厚部73で位置決めされている。
第1ガイド部81の位置は、Y軸方向から見たときに、支持部24Aにおける板部32Aの先端32Acの位置よりも支持部24Aの基端32Ad側に設定されている。そのため、図10に示すように、Y軸方向から見たときには、第1ガイド部81と板部32Aとが交差している。セパレータ付き正極11は、緩衝部材33Aと第1ガイド部81との間に配置される。セパレータ付き正極11は、正極供給用コンベア21Aから一対の板部32A間に供給される際に、緩衝部材33Aでバウンドし、板部32Aの先端32Ac側に移動する場合がある。本実施形態では、先端32Ac側に移動したセパレータ付き正極11が第1ガイド部81に干渉しないように、緩衝部材33Aと第1ガイド部81との間の距離はセパレータ付き正極11の長さよりも大きくなっている。
また、図11に示すように、支持部24Aの板部32Aは、Z軸方向(搬送方向)から見たときに、互いに離間して配置される第1片部32Aeと第2片部32Afとを有している。本実施形態の支持部24Aでは、板部32Aの先端が二股に形成されている。この二股の部分によって、第1片部32Aeと第2片部32Afとが形成されている。このように、第1片部32Aeと第2片部32Afとの間の間隙によって、先端32Acから基端32Adに向かうスリット32Agが形成されている。なお、図示例の板部32Aでは、固定部72及び緩衝部材33Aを挟持している部分から先端32Acまでが二股に形成されている。
第1ガイド部81は、互いに平行に配置された3つのガイドロッド(棒状体)81A,81B,81Cによって構成されている。ガイドロッド81A,81B,81Cは、例えば断面矩形のパイプによって形成されている。3つのガイドロッドのうちの2つのガイドロッド81A,81Cは、第1片部32Ae及び第2片部32Afを挟む位置に配置されている。すなわち、板部32Aに対してY軸方向の負側の位置と正側の位置とにガイドロッド81Aとガイドロッド81Cとがそれぞれ配置されている。また、3つのガイドロッドのうちの残りの1つのガイドロッド81Bは、スリット32Ag内に配置されている。すなわち、このガイドロッド81Bは、Y軸方向において第1片部32Aeと第2片部32Afとの間であって、板部32Aの先端32Acよりも基端32Ad側に配置されている。X軸方向におけるガイドロッド81A,81B,81Cの位置は、互いに同一であってよい。以上のとおり、上昇区間S1を例示して支持部24Aと第1ガイド部81との位置関係について説明したが、旋回区間S2及び下降区間S3においても、第1ガイド部81と支持部24Aとの位置関係は、上昇区間S1と同様である。例えば、第1ガイド部81の位置は、旋回区間S2における旋回の軸方向から見たときに、支持部24Aの先端の位置よりも支持部24Aの基端側に設定されている。
図12は、第2ガイド部85と支持部24Aとの位置関係を示している。第2ガイド部85も第1ガイド部81と同様に、3つのガイドロッドによって構成されている。Y軸方向における3つのガイドロッドの位置関係は、第1ガイド部81のガイドロッド81A〜81Cと同様である。第2ガイド部85は、第2ガイド部における上側を構成する鉛直部85aと、第2ガイド部における下側を構成する傾斜部85bとを有している。鉛直部85aの下端と傾斜部85bの上端とは連続して形成されている。鉛直部85aは、Y軸方向から見たときに、上昇区間S1における循環部材23Aと平行に配置されている。鉛直部85aと支持部24Aとの位置関係は、上昇区間S1における第1ガイド部81と支持部24Aとの位置関係と同様である。
傾斜部85bは、下端に向かうにつれて、循環部材23Aからの距離が大きくなるように傾斜している。Y軸方向から見たときに、傾斜部85bの下端の位置は、支持部24Aの先端32Acよりも外方であってもよい。一例として、Z軸方向に対する傾斜部85bの傾きは、一定であってよく、例えば約10〜20度であってもよい。なお、図10〜図12においては、正極搬送ユニット20Aの支持部24Aとガイド部80との関係のみが示されているが、負極搬送ユニット20Bにおいても同趣旨の構成を有しているため、負極搬送ユニット20Bの支持部24Bとガイド部80と位置関係の説明を省略する。
以上説明した電極積層装置100において、支持部24A,24Bに支持された電極11,9は、循環部材23A,23Bの循環移動に伴って、上昇区間S1、旋回区間S2及び下降区間S3を搬送される。電極11,9は、旋回区間S2において、その天地が反転するように搬送される。旋回区間S2を搬送される電極11,9は、第1ガイド部81によって移動が規制される。そのため、旋回時の遠心力を受けた電極11,9が支持部24A,24Bから外方に飛び出ることが抑制されている。ここで、例えば、Y軸方向から見たときに、第1ガイド部81が、支持部24A,24Bにおける先端よりも外方に配置されているとすると、第1ガイド部81と支持部24A,24Bの先端との間に所定の間隙が形成されることになる。この場合、遠心力によって移動した電極11,9が、第1ガイド部81と支持部24A,24Bの先端との間の間隙に巻き込まれる虞がある。本実施形態では、第1ガイド部81の位置が支持部24A,24Bの先端の位置よりも基端側に設定されている。そのため、遠心力が作用する方向において、支持部24A,24Bの先端と第1ガイド部81との間に間隙が形成されていない。よって、支持部24A,24Bと第1ガイド部81との間に電極11,9が巻き込まれることが抑制される。したがって、電極11,9がダメージを受けることが抑制される。
第2ガイド部85は、下端に向かうにつれて、循環部材23A,23Bからの距離が大きくなるように傾斜した傾斜部85bを有している。このような構成では、上昇区間S1を搬送される電極11,9の外方への飛び出しが、第2ガイド部85によって規制される。また、第2ガイド部85の下端では、循環部材23A,23Bと第2ガイド部85との距離が最大となっている。そのため、上昇区間S1を搬送される電極11,9は、第2ガイド部85の下端に接触し難く、第2ガイド部85が配置された領域に進入しやすい。
また、正極供給用コンベア21A、負極供給用コンベア21Bから供給される電極11,9が、緩衝部材33A,33Bによって先端32Ac,32Bc側に大きくバウンドすることが考えられる。この場合、支持部24A,24Bの上昇に伴って、電極11,9が傾斜部85bに当接すると、傾斜部85bの傾斜面と摺動しながら電極11,9が板部32A、32Bの基端側に移動し得る。これにより、電極11,9の位置を循環部材側に揃えることができる。
ガイド部80を構成する3つのガイドロッドのうちの2つは、板部32A,32Bにおける第1片部及び第2片部を挟む位置に配置され、ガイドロッドのうちの残りの1つは、第1片部と第2片部との間のスリット内に配置されている。このような構成では、例えば、1つのガイドロッドによってガイド部が構成される場合に比べて、電極11,9に接触するガイド部80の面積を増やすことができる。そのため、電極11,9とガイド部80とが接触した際に、電極11,9がダメージを受けることが抑制される。
支持部24A,24Bは、搬送方向に互いに対向する一対の板部(一対の板部32A又は一対の板部32B)によって構成されている。このような構成では、一対の板部が、搬送方向において電極11,9を挟む位置に配置される。そのため、特に、電極11,9が旋回区間S2を搬送される際に、一対の板部によって電極11,9の状態が安定し得る。なお、支持部は一つの板部によって構成されてもよい。この場合、ある電極に注目すると、下降区間において当該電極を支持する支持部は、上昇区間において当該電極を支持する支持部よりも搬送方向に一つ先の支持部となる。
また、本実施形態では、正極搬送ユニット20A、負極搬送ユニット20Bが最上端の位置から最下端の位置に移動する際に、搬送速度(循環速度)に応じ、旋回区間S2における支持部24A,24Bの旋回速度が大きくなり得る。この場合、特に、旋回区間S2の後半において電極11,9が飛び出しやすくなる。これは、旋回区間S2の前半では電極11,9の自重が飛び出しを抑制するのに対し、旋回区間S2の後半では電極11,9の自重が飛び出しを助長することにもよる。本実施形態では、旋回区間S2の後半を含む領域にガイド部80が形成されているので、電極11,9の飛び出しを効果的に抑制できる。なお、ガイド部は、旋回区間S2の一部に対応して設けられてもよい。例えば、ガイド部は、旋回区間S2の搬送方向後半の領域のみに対応して設けられてもよい。
以上、実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られない。
例えば、図13に示されるように、積層装置は、上記実施形態における支持部と異なる支持部を備えていてもよい。図13は、変形例に係る正極搬送ユニットの支持部とガイド部との関係を説明するための側面図である。本変形例の正極搬送ユニットにおける支持部124Aは、一対の板部32Aに代えて一対の板部132Aを有している点のみにおいて、上記実施形態における支持部24Aと相違している。板部132Aでは、先端132Ac側の形状が板部32Aと相違している。板部132Aは、先端132Acに向かうにつれて一対の板部132A間の距離が大きくなるテーパ部132Aeを有している。セパレータ付き正極11はテーパ部132Aeよりも基端側の部分に収容される。セパレータ付き正極11が収容される部分は、上記実施形態における支持部24Aと同様に、一対の板部132A同士が互いに平行になっている。このようにテーパ部132Aeが設けられていることによって、正極供給用コンベアから供給されるセパレータ付き正極11が一対の板部132A間に収容され易くなる。ガイド部80は、Y軸方向から見たときに、板部132Aの先端132Acよりも基端側の位置に配置されている。図示例のガイド部80は、セパレータ付き正極11がテーパ部132Aeの位置まで飛び出すことがないように、Y軸方向から見てテーパ部132Aeよりも基端側に配置されている。
また、電極積層装置の構成は一例に過ぎず、各構成要素の構成はこれらに限定されるものではない。したがって、各構成要素の構成を適宜変更してもよく、一部の構成要素を省略してもよい。
例えば、第2ガイド部85を省略し、旋回区間S2に対応する第1ガイド部81のみによってガイド部を構成してもよい。図14は、変形例に係る正極搬送ユニットにおけるガイド部を説明するための側面図である。本変形例では、ガイド部181は、旋回区間S2に対応して設けられており、旋回の作用が及びやすい旋回区間S2の後半(循環方向下流側)のみにガイド部181が配置されている。図示のように、循環方向において、ガイド部181の一端は旋回区間S2の中央(上側のローラ28Aの上方)に位置しており、ガイド部181の他端は旋回区間S2の終端(上側のローラ28Aの側方)に位置している。搬送速度が比較的低速の場合には、旋回区間S2の前半において旋回の作用(遠心力)に対して電極11の自重が勝ることがある。この場合、旋回区間S2の前半では、電極11が板部32Aの基端側に移動するので、電極11の飛び出しが抑制されている。これにより、電極の飛び出しを抑制しながら、ガイド部を小型化することができる。
また、正極搬送ユニット20Aは、積層ユニット22へ電極を送出していたが、電極の送出先の構成は特に限定されない。例えば、正極搬送ユニットは、電極を搬送する経路途中に配置される反転装置であってもよい。
上記実施形態では、対象物の具体例としてシート状のワークである電極(負極9又はセパレータ付き正極11)を例示して、搬送装置について説明したが、電極以外の物品が対象物とされてもよい。例えば、搬送装置は、樹脂シートなどを対象物としたバッファ装置であってもよい。
9…負極(対象物)、11…セパレータ付き正極(対象物)、20A…正極搬送ユニット(搬送装置)、20B…負極搬送ユニット(搬送装置)、23A,23B…循環部材、24A,24B…支持部、32A,32B…板部(板状体)、32Ae…第1片部、32Af…第2片部、32Ag…スリット、80…ガイド部、81…第1ガイド部、81A,81B,81C…ガイドロッド(棒状体)、85…第2ガイド部、85b…傾斜部、S1…上昇区間、S2…旋回区間、S3…下降区間。
Claims (5)
- 対象物を搬送する搬送装置であって、
上下方向に延びるループ状をなし、循環移動する循環部材と、
前記循環部材に固定されて、前記対象物を支持する支持部と、
前記支持部に支持された前記対象物の移動を規制するガイド部と、を備え、
前記循環部材は、前記対象物を上昇させる上昇区間、前記対象物を下降させる下降区間、及び、前記上昇区間から前記下降区間までを結び前記対象物を反転させるように旋回する旋回区間を有し、
前記ガイド部は、少なくとも前記旋回区間の一部に対応して設けられた第1ガイド部を含み、
前記旋回区間における旋回の軸方向から見たときに、前記第1ガイド部の位置は、前記支持部の先端の位置よりも前記支持部の基端側に設定されている、搬送装置。 - 前記ガイド部は、前記上昇区間の一部に対応して設けられた第2ガイド部をさらに含み、
前記第2ガイド部は、下端に向かうにつれて、前記循環部材からの距離が大きくなるように傾斜した傾斜部を有している、請求項1に記載の搬送装置。 - 前記ガイド部は、少なくとも前記旋回区間内における循環方向下流側に設けられている、請求項1又は2記載の搬送装置。
- 前記支持部は、搬送方向から見たときに、互いに離間して配置される第1片部と第2片部とを有し、
前記第1片部と前記第2片部との間隙によって、前記支持部の先端から基端に向かうスリットが形成され、
前記ガイド部は、互いに平行に配置された3つの棒状体によって構成され、
前記棒状体のうちの2つは、前記第1片部及び前記第2片部を挟む位置に配置され、
前記棒状体のうちの残りの1つは、前記スリット内に配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の搬送装置。 - 前記支持部は、搬送方向に互いに対向する一対の板状体によって構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の搬送装置。
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JP2017186595A Withdrawn JP2019059600A (ja) | 2017-09-27 | 2017-09-27 | 搬送装置 |
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-
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- 2017-09-27 JP JP2017186595A patent/JP2019059600A/ja not_active Withdrawn
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