JP2019059556A - 給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブル部の温度の上昇を抑制することが可能な吊り下げ式の給電システムを提供する。【解決手段】給電システム100は、ケーブル部10を含む吊り下げ式の給電ケーブル装置1と、給電ケーブル装置1に取り付けられ、引き出し可能に線材3を保持するリール装置2と、を備える。ケーブル部10は、第1状態と第2状態とで変形する変形部103を有する。変形部103は、第1状態においてリング状をなす。給電ケーブル装置1は、変形部103の第1状態よりも第2状態の方が、両端間の間隔が離れている。リール装置2から引き出された線材3が、ケーブル部10の変形部103の一部に結合されている。リール装置2は、線材3を介して103変形部を保持する。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に給電システムに関し、より詳細には、吊り下げ式の給電システムに関する。
従来、天井に固定される支持体と、支持体より垂下された紐体と、紐体の先端に昇降自在に設けられた本体と、を備える天井吊下型コンセント(給電システム)が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の天井吊下型コンセントは、電源カールコード(ケーブル部)と、本体内に収納されており差込プラグが挿抜自在に接続されるコンセント部と、を備えている。ケーブル部は、両端部を除く部位が螺旋状に形成されている。ケーブル部の一端部は支持体内に収納され、ケーブル部の他端部は本体内に導入されている。コンセント部は、本体内でケーブル部の端部(他端部)に接続される。
この天井吊下型コンセントにおいては、コンセント部を利用しないときには天井近くに本体を引き上げておくことができ、利用する際に適宜、任意の位置まで本体を引き下げて紐体により保持させておくことができるようになっている。
特開2007−193995号公報
特許文献1に記載の天井吊下型コンセントでは、ケーブル部が螺旋状の部分を有しているので、例えば直線状のケーブル部を有する給電ケーブルと比べて、大きな電流が流れたとき等にケーブル部の温度が上昇してしまう可能性があった。
本開示は上記事由に鑑みてなされており、ケーブル部の温度の上昇を抑制することが可能な吊り下げ式の給電システムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る給電システムは、ケーブル部を含む吊り下げ式の給電ケーブル装置と、前記給電ケーブル装置に取り付けられ、引き出し可能に線材を保持するリール装置と、を備える。前記ケーブル部は、第1状態と第2状態とで変形する変形部を有する。前記変形部は、前記第1状態においてリング状をなす。前記給電ケーブル装置は、前記変形部の前記第1状態よりも前記第2状態の方が、両端間の間隔が離れている。前記リール装置から引き出された前記線材が、前記ケーブル部の前記変形部の一部に結合されている。前記リール装置は、前記線材を介して前記変形部を保持する。
本開示の給電システムは、ケーブル部の温度の上昇を抑制することが可能となる、という利点がある。
図1は、本開示の一実施形態に係る給電システム及び配線ダクトの斜視図である。 図2は、同上の給電システム及び配線ダクトに関し、給電システムを配線ダクトから外した状態の斜視図である。 図3A〜図3Cは、同上の給電システム及び配線ダクトに関し、給電システムのそれぞれ異なる状態を示す斜視図である。 図4は、同上の給電システムの一使用例に関し、変形部が第2状態にあるときの状態を示す説明図である。 図5は、同上の給電システムの一使用例に関し、変形部が第1状態にあるときの状態を示す説明図である。 図6は、本開示の一実施形態の変形例1に係る給電システム及び配線ダクトに関し、変形部が第2状態にあるときの状態を示す斜視図である。 図7は、本開示の一実施形態の変形例2に係る給電システム及び配線ダクトの斜視図である。 図8は、本開示の一実施形態の変形例3に係る給電システム及び配線ダクトの斜視図である。
下記の実施形態等において説明する図1〜図8は、模式的な図であり、図1〜図8中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(1)概要
本実施形態に係る給電システム100は、図1〜図5に示すように、吊り下げ式の給電ケーブル装置1と、リール装置2と、を備えている。給電ケーブル装置1は、ケーブル部10を含んでいる。ケーブル部10は、一端(第1端101)及び他端(第2端102)を有している。
図1に示すように、給電ケーブル装置1は、例えばケーブル部10の一端(第1端101)が上側、他端(第2端102)が下側となるように、吊り下げられて使用される。例えば給電ケーブル装置1は、建物の部屋の天井に固定された配線ダクト80に、ケーブル部10の第1端101が上側、第2端102が下側となるように取り付けられ、配線ダクト80から吊り下げられて使用される。給電システム100が使用される建物は、例えば工場、学校、店舗、病院及びオフィス等の非住宅であってもよいし、戸建住宅、及び集合住宅等の住宅であってもよい。
以下の説明では、配線ダクト80に給電ケーブル装置1が取り付けられた状態での、水平面に対して垂直な(直交する)方向(図1の上下方向)を「上下方向」とし、下方(鉛直方向)を「下方」として説明する。ただし、これらの方向は給電システム100の使用態様を限定する趣旨ではない。
給電ケーブル装置1は、ケーブル部10の上側の一端(第1端101)に、接続部11を備えている。接続部11は、配線ダクト80に取り付けられ、配線ダクト80の給電路(導体)81に電気的に接続される。
また、給電ケーブル装置1は、ケーブル部10の下側の一端(第2端102)に、コンセント部12を備えている。コンセント部12には、電気機器301(図4参照)に接続されたプラグが接続可能である。すなわち、給電ケーブル装置1は、コンセント部12に接続された電気機器301への電力供給を行うコンセント(Outlet)の機能を有している。ここでは、コンセント部12は、交流200V用であって、2個のプラグを同時に接続可能な2個口タイプのコンセント(プラグを接続するための接続口120を、2個有するコンセント)である。コンセント部12に接続される電気機器301は特に限定されない。電気機器301は、例えば、可搬型の電動工具(図4参照)、保冷庫及び保温庫を備えた電動アシスト式の配膳車等の、移動可能な電気機器であってもよい。或いは、電気機器301は、建物に据え付けられた電動式の工具、家電製品、実験器具等の持ち運び困難な電気機器であってもよい。
給電ケーブル装置1のケーブル部10は内部に電線を有しており、接続部11とコンセント部12とが、ケーブル部10の電線を介して電気的に接続される。これにより、配線ダクト80の導体81に接続された電源(系統電源等)からコンセント部12に対して、電力の供給が可能となる。すなわち、ケーブル部10は、接続部11からコンセント部12への電力の供給経路となる。
図1に示すように、本実施形態の給電ケーブル装置1では、ケーブル部10が、変形部103を有している。変形部103は、形状の異なる第1状態と第2状態とを有する。変形部103は、第1状態と第2状態とで変形する。図1の実線に示すように、変形部103は、第1状態においてリング(輪)状をなす。また、図1の二点鎖線に示すように、変形部103は第2状態において、第1状態よりも径の小さなリング状の部分を有する。
ケーブル部10は、変形部103の第1状態よりも変形部103の第2状態の方が、両端間(第1端101と第2端102との間)の間隔が離れている。すなわち給電ケーブル装置1は、変形部103の第1状態よりも変形部103の第2状態の方が、両端間の間隔が離れている。給電ケーブル装置1が配線ダクト80に吊り下げられた状態において、変形部103の第2状態におけるコンセント部12の位置は、変形部103の第1状態におけるコンセント部12の位置よりも下方にある(図1参照)。
リール装置2は、給電ケーブル装置1に取り付けられている。本実施形態では、リール装置2は、給電ケーブル装置1のケーブル部10に、より詳細にはケーブル部10における第1端101と変形部103との間の部分に設けられている。リール装置2は、引き出し可能に線材3を保持している。リール装置2から引き出された線材3は、ケーブル部10の一部に、より詳細にはケーブル部10の変形部103の一部に結合(固定)されている。給電ケーブル装置1が配線ダクト80に吊り下げられた状態において、変形部103は、線材3から上向きの力を受ける。これにより変形部103は、線材3を介してリール装置2に保持される。
リール装置2からの線材3の引き出し量が変わると、ケーブル部10の変形部103において線材3が結合されている部分(結合部位)が上下に移動し、変形部103がなすリングの大きさが変化する。したがって、上記結合部位の上下方向の移動に応じて、ケーブル部10の第2端102の位置(コンセント部12の位置)が上下に移動する。
このような給電システム100では、コンセント部12の使用時(接続口120にプラグを接続するとき)、使用者は、変形部103を第2状態として、コンセント部12を(変形部103の第1状態よりも)下方に位置させることができる。これにより、電気機器301が配置される使用面300の近くに、コンセント部12を位置させることが可能となる(図4参照)。
また、使用者は、コンセント部12の使用を終えると(接続口120からプラグを外し)、変形部103を第1状態として、コンセント部12を(変形部103の第2状態よりも)上方に位置させることができる。これにより、使用時にコンセント部12によって占められる空間から、コンセント部12をなくすことができる。したがって、非使用時には、コンセント部12が人の行動の邪魔になりにくく、人の行動範囲を制限する要因となりにくくなる(図5参照)。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る給電システム100について、図1〜図5を参照して詳しく説明する。
本実施形態に係る給電システム100は、上記のように、給電ケーブル装置1とリール装置2とを備えている。給電システム100は、例えば配線ダクト80に取り付けられて使用される。
(2.1)配線ダクト
まず、図2を参照して配線ダクト80について説明する。配線ダクト80は、例えば、建物の部屋の天井に長手方向が天井面に沿うように固定される。
配線ダクト80は、上記の導体(給電路)81に加えてダクト本体82を備えている。
ダクト本体82は、アルミニウムなどの金属により両端が開口した長尺の角筒状(ここでは六角筒状)に形成され、表面が絶縁性の合成樹脂でコーティングされている。ダクト本体82は、その長手方向に沿って直線状に形成されて下方に開放した溝状の接続凹部821を有している。ダクト本体82の長手方向の両側面の下端部には、接続凹部821の内側へ突出する一対のリップ部822が設けられている。すなわち、ダクト本体82の接続凹部821は、いわゆるリップ溝となっている。
ダクト本体82の内側には、長手方向に沿って、3本の導体(給電路)81(811〜813)が配置されている。導体811〜813は、単相3線式のAC100Vの電源に接続されている。導体811は、単相3線配線の中性線に相当し、ダクト本体82内の天面に配置されている。導体812、813は電圧線に相当し、ダクト本体82内の両側面にそれぞれ配置されている。
なお、給電システム100が取り付けられる配線ダクト80の構造は、図示されたものに限られない。例えば、給電システム100は、単相3線式の電源に接続される3つの導体及び単相2線式の電源に接続される2つの導体(計5つの導体)を備えた配線ダクト等、任意の配線ダクトに取り付け可能である。また、配線ダクト80は、建物の屋内に限られず、建物の屋外に設けられている屋根等に設けられていてもよい。
(2.2)給電ケーブル装置
給電ケーブル装置1は、上記のように、ケーブル部10と、接続部11と、コンセント部12と、を備えている。
図2に示すように、接続部11は、接続体111と、筐体112と、を備えている。
接続体111は、筒状体1110と、一対の端子板1111と、一対の突出部1112と、を備えている。筒状体1110は、例えば樹脂材料によって形成されており、電気絶縁性を有している。筒状体1110は、筒状(ここでは円筒状)に形成されている。一対の端子板1111は、例えば金属材料によって形成されている。一対の端子板1111は、導電性を有している。一対の端子板1111の各々は、板状に形成されている。一対の端子板1111は、筒状体1110の側面から、筒状体1110の高さ方向(上下方向)と直交する方向において互いに反対向きに突出している。一対の突出部1112は、例えば樹脂材料によって形成されている。一対の突出部1112は、電気絶縁性を有している。一対の突出部1112は、板状に形成されている。一対の突出部1112は、筒状体1110の側面において、端子板1111の下側の部分から、筒状体1110の高さ方向と直交する方向において互いに反対向きに突出している。一対の突出部1112は、一対の端子板1111とそれぞれ平行に突出している。
筐体112は、例えば合成樹脂等の樹脂材料によって形成されており、電気絶縁性を有している。筐体112は、中空の箱状であって、幅の異なる2個の直方体が上下に組み合わされた形状を有している。筐体112の上面に、接続体111が設けられている。また図1に示すように、筐体112の下壁の中央には、ケーブル部10を導入するための孔が形成されている。
接続部11は、筒状体1110を下方から接続凹部821内に導入し、一対の端子板1111を配線ダクト80の導体812、813に接触させ、一対の突出部1112を一対のリップ部822に載せ置くことで、配線ダクト80に電気的かつ機械的に接続される。
図1、図2に示すように、コンセント部12は、コンセントケース121と、コンセントケース121に収納されるコンセント本体122と、を備えている。
コンセントケース121は、例えば合成樹脂等の樹脂材料から形成される。コンセントケース121は、一方向(図1の上下方向)に長い縦長の形状であって、長手方向と直交する面内において一方向(厚さ方向)に扁平な形状である。また、コンセントケース121は、長手方向の第2端1212から第1端1211に近づくに従って、その厚さ及び幅が小さくなるような先細り形状である。コンセントケース121の外周面は、第2端1212から長手方向の中間部位までは外向きに凸となるように緩やかに湾曲しており、長手方向の中間部位から第1端1211までは内向きに凸となるように緩やかに湾曲している。さらに、コンセントケース121の外周面は、長手方向に平行な方向から見て、全周にかけて段差無く繋がった湾曲面である。
コンセントケース121は、ボディ1213とカバー1214との2つの部材が組み合わされて構成されている。ボディ1213及びカバー1214は、互いに対向する面にそれぞれ開口を有しており、互いの開口を合わせるようにして結合される。これにより、ボディ1213及びカバー1214の間には、コンセント本体122等を収納するための内部空間が形成される。ボディ1213とカバー1214とは、例えば、ボディ1213とカバー1214とのうちの一方の開口の内周縁に形成された複数の結合穴に、他方の開口の内周縁から突出する複数の結合爪を引っ掛けることで、互いに仮止めされる。この状態で、複数の結合ねじを、ボディ1213とカバー1214とのうちの一方を通して他方に締め付けることにより、ボディ1213とカバー1214とが結合される。
コンセントケース121の第1端1211には、ケーブル部10をコンセントケース121内に通すための挿通孔が形成されている。挿通孔は、コンセントケース121の第1端1211の側壁(上壁)に形成された円形の孔である。本実施形態では、ボディ1213とカバー1214とにそれぞれ形成された半円状の一対の切り欠きが合わさって、円形の挿通孔が構成されている。
また、コンセントケース121の第2端1212には、コンセント本体122を露出させるための開口部1215が形成されている。開口部1215は、コンセントケース121の第2端1212側の壁(下壁)を貫通する孔であって、コンセントケース121の幅方向に長い矩形状に形成されている。なお、開口部1215は、例えばコンセントケース121の側面に形成されていてもよい。この場合、コンセント本体122の接続口120はコンセントケース121の側方を向くことになる。
コンセント本体122は、合成樹脂製のハウジング1220と、ハウジング1220内に収納される刃受部材等の内蔵部品と、を有している。コンセント本体122は、ハウジング1220の一面(接続面)が開口部1215から露出するように、コンセントケース121に収納される。接続面には、プラグの栓刃(又はピン)を挿入するための接続口120が形成されている。コンセント本体122は、プラグを回転させることによってプラグの栓刃(又はピン)の抜け止めを行う抜け止め機構を有している。
さらに、コンセント本体122は、ケーブル部10の電線を接続するための端子部を有している。端子部は、いわゆる差込式の速結端子である。本実施形態では、コンセント本体122に対して、ケーブル部10の一対の電源線、及び接地線(アース線)の合計3本の電線が接続される。
ケーブル部10は、可撓性を有するコード又はケーブルで構成されている。ケーブル部10は、上記の電線(一対の電源線、接地線)と、電線を被覆する絶縁材料からなるシースと、を備えている。本実施形態では、各電線は、複数本の導線からなる撚り線である。ケーブル部10は、一例として、キャブタイヤケーブル(2種EPゴム絶縁クロロブレンゴムキャブタイヤケーブル:2PNCT等)にて構成されている。
ケーブル部10は、上記のように、第1端101、第2端102及び変形部103を有している。ケーブル部10の第1端101は、接続部11の筐体112及び接続体111内に導入されている。ケーブル部10の第1端101(の電源線)は、接続体111の一対の端子板1111と電気的に接続されている。ケーブル部10の第2端102は、挿通孔を介してコンセント部12のコンセントケース121内に通されている。ケーブル部10の第2端102(の電線)は、コンセント本体122(の刃受部材)に電気的に接続されている。
変形部103は、ケーブル部10において、第1端101と第2端102との間にある。変形部103は、種々の形状に変形可能である。変形部103は、少なくとも、リング状(略円形状)をなす第1状態に変形可能である。本実施形態では、第1状態における変形部103は、一つのリング(輪)を形成する。変形部103の形状が変化することで、ケーブル部10の第1端101と第2端102との間の間隔(給電ケーブル装置1の接続部11とコンセント部12と間の間隔)が変化する。
(2.3)リール装置
リール装置2は、図1、図2に示すように、リールケース20と、ドラム21と、巻き取りばね22と、を備えている。またリール装置2は、引き出し可能に線材3を保持している。
リールケース20は、例えば樹脂材料によって形成されている。リールケース20は、中空であって、扁平な矩形箱状の部分と半円盤状の部分とが組み合わされた形状を有している。リールケース20は、ケーブル部10に取り付けられている(ケーブル部10に固定されている)。リールケース20は、ケーブル部10における、第1端(上側の一端)101と変形部103との間の部分に取り付けられている。すなわちリールケース20は、給電ケーブル装置1の、接続部11とケーブル部10の変形部103との間の部分(変形部103よりも上側の部分)に取り付けられている。
リールケース20内に、ドラム21と、巻き取りばね22と、が収納されている。ケーブル部10は、リールケース20の一方向の一側辺(図1の右側の辺)に沿って、リールケース20を貫通している。ドラム21及び巻き取りばね22は、リールケース20内において、上記一方向の他側辺側(図1の左側)に配置されている。リールケース20の下壁においてドラム21の下方には、円形の引出孔203が形成されている。
リールケース20は、第1半体201と第2半体202との2つの部材が組み合わされて構成されている。第1半体201及び第2半体202は、互いに対向する面にそれぞれ開口を有しており、互いの開口を合わせるようにして結合される。第1半体201と第2半体202とは、例えば、互いの対向する開口の縁部に設けられた嵌合構造によって結合される。第1半体201及び第2半体202の上面及び下面それぞれにおいて、開口の縁部には、半円状の切り欠きが形成されている。第1半体201の上面に形成された切り欠きの縁部と、第2半体202の上面に形成された切り欠きの縁部とで、ケーブル部10が挟み込まれる。さらに、第1半体201の下面に形成された切り欠きの縁部と、第2半体202の下面に形成された切り欠きの縁部とで、ケーブル部10が挟み込まれる。これにより、リールケース20がケーブル部10に取り付けられる(ケーブル部10に対して位置固定される)。
ドラム21は、例えば樹脂材料により、両端に鍔部を有する円筒状(いわゆる、ボビン形状)に形成されている。ドラム21は、リールケース20内に配置され、その軸方向を中心として回転可能にリールケース20に保持されている。ドラム21に、線材3が巻かれている。ドラム21は、線材3の巻き取り及び繰り出しを行う。すなわち、ドラム21がその軸を中心として順方向に回転することで、線材3が巻き取られ、ドラム21が逆方向に回転することで、線材3が繰り出される。
巻き取りばね22は、いわゆるぜんまいばねであって、弾性を有する金属板が渦巻(spiral)状に巻かれて構成されている。巻き取りばね22は、巻き取りばね22の中心軸の方向がドラム21の中心軸の方向に沿うように、ドラム21の内部に配置されている。巻き取りばね22は、ドラム21に、線材3を巻き取る向き(順方向に回転させる向き)の弾性力を与える。ドラム21及び巻き取りばね22は、線材3を引き戻す張力を線材3に与える張力付与部として機能する。
線材3は、例えば、合成樹脂製の撚り糸である。線材3は、第1端がドラム21に固定されている。線材3は、ドラム21(の円筒状の部分)の周りに巻かれた上で、リールケース20の引出孔203からリールケース20の外部に引き出されている。線材3の第2端は、ケーブル部10の変形部103の一部(結合部位)に結合されている。より詳細には、ケーブル部10の変形部103には、ケーブル部10の周方向に沿ったバンド30が取り付けられており、線材3の第2端は、バンド30に結ばれることで変形部103に結合されている。線材3の第2端における線材3の向きは、ケーブル部10の変形部103に対して(バンド30に対して)、可変となっている。
リール装置2から引き出し可能な線材3の引き出し長さは、第1長さと第2長さとの間の範囲である(ただし、第1長さ<第2長さ)。ここで、線材3の引き出し長さは、線材3の全長のうちで、リールケース20から引き出されている線材3の部分の長さを意味する。第1長さは、線材3のほぼ全体がドラム21に巻き取られている状態の、リール装置2から引き出されている線材3の長さである。例えば、リール装置2から引き出されている線材3の第2端付近に、引出孔203を通らない大きさのストッパが設けられている場合、第1長さは、線材3における第2端とストッパとの間の部分の長さである。第2長さは、線材3のほぼ全体がドラム21から繰り出されている状態での、リール装置2から引き出されている線材3の長さである。なお、本実施形態では、第2長さが、ケーブル部10において線材3が結合される部位(結合部位)とリール装置2が取り付けられている部位との間のケーブル部10の長さよりも短くなるように、線材3の全長が定められている。
(2.4)給電システム
図1に示すように、給電システム100は、接続部11が配線ダクト80に取り付けられることで、配線ダクト80に取り付けられる。
接続部11が配線ダクト80に取り付けられた状態では、給電ケーブル装置1が配線ダクト80から吊り下げられる。また、給電システム100では、ケーブル部10において第1端101と変形部103と間の部分(変形部103よりも上側の部分)に、リール装置2が取り付けられている。さらに、リール装置2から引き出された線材3は、変形部103の一部(結合部位)に結合されており、リール装置2は、線材3を介して変形部103の結合部位を引っ張り上げる。
このように構成された給電システム100では、変形部103は、リール装置2が線材3を巻き取ることで線材3の引き出し長さが第1長さとなったときに、リング状(略円形状)をなす第1状態となる(図1の実線参照)。変形部103が第1状態にあるとき、ケーブル部10の第1端101と第2端102との間の間隔は、最も小さくなっている。換言すれば、変形部103が第1状態にあるとき、ケーブル部10の第2端102は、最も上方に位置する。
図1の実線に示すように、本実施形態では、変形部103の第1状態において、変形部103における線材3の結合部位は、変形部103の中心よりも上側に位置している。言い換えれば、本実施形態では、線材3(の第2端)は、変形部103の第1状態におけるリング状の変形部103の中心よりも上側で、変形部103に結合されている。
また、変形部103の第1状態において、変形部103の下端部は、ケーブル部10の第2端(下側の一端)102よりも上方に位置し、給電ケーブル装置1の下側の一端よりも上方に位置している。言い換えれば、変形部103の第1状態において、上記結合部位とケーブル部10の第2端102との間の上下方向の間隔は、上記結合部位と変形部103の下端部と間の上下方向の間隔よりも大きい。これらの間隔は、変形部103における線材3の結合部位によって決まる。すなわち本実施形態では、変形部103の第1状態において、変形部103の下端部がケーブル部10の第2端102よりも上方に位置するように(給電ケーブル装置1の下側の一端よりも上方に位置するように)、上記結合部位の位置が定められている。
変形部103は、第1状態とは異なる第2状態に変形可能である。変形部103の第2状態は、ケーブル部10の第1端101と第2端102との間の間隔が、変形部103の第1状態よりも離れた状態である(図1の二点鎖線参照)。本実施形態では、第2状態における変形部103は、第1状態における変形部103よりも径の小さなリング状の部分を有する。変形部103が第2状態にあるときのケーブル部10の第2端102の位置は、変形部103が第1状態にあるときのケーブル部10の第2端102の位置よりも、下方にある。
図1の二点鎖線に示すように、本実施形態では、変形部103の第2状態において、上記結合部位は、変形部103の中心よりも上側に位置している。また、変形部103の第2状態において、変形部103の下端部は、ケーブル部10の第2端102よりも上方に位置し、給電ケーブル装置1の下側の一端よりも上方に位置している。
図3Aに変形部103が第1状態(収納状態)にあるときの、図3B及び図3Cに変形部103が第2状態(使用状態)にあるときの、給電システム100の状態を示す。
図3Aに示す変形部103の第1状態から、使用者が例えば手でコンセント部12を下方へ引っ張ると、線材3のリール装置2からの引き出し量が増加して、変形部103が、第1状態よりも径の小さなリング状の部分を有する第2状態へと変形する(図3B参照)。ここから、使用者がコンセント部12を更に下方へ引っ張ると、線材3のリール装置2からの引き出し量が(引き出し長さが第2長さになるまで)更に増加して、変形部103の円形状の部分の径が更に小さくなる(図3C参照)。すなわち使用者は、線材3の引き出し長さが第1長さ〜第2長さとなる間の範囲内で、コンセント部12を所望の高さまで引き下げることが可能となり、所望の高さでコンセント部12の接続口120にプラグを差し込むことが可能となる。
また、本実施形態では、変形部103の第2状態において、ドラム21及び巻き取りばね22による張力を線材3が受けるように、リール装置2が線材3を保持している。したがって、変形部103の第2状態(図3B、図3C参照)において使用者がコンセント部12から手を離すと、上記の張力によって線材3がリール装置2内に引き戻される。これにより、コンセント部12の非使用時(接続口120にプラグを接続しないとき)には、変形部103が第1状態(図3A参照)へと変形する。よって、コンセント部12の非使用時には、コンセント部12が人の行動の邪魔になりにくく、人の行動範囲を制限する要因となりにくい。
一方、コンセント部12の使用時(接続口120にプラグを接続した状態)では、変形部103は、プラグからの下向きの力を受ける。これにより、変形部103は第2状態で維持される。
このように、本実施形態の給電システム100は、コンセント部12の使用時に、コンセント部12を任意の位置まで引き下げることが可能となる。また、コンセント部12の非使用時には、コンセント部12を引き上げておくことが可能となるので、人の行動範囲を制限する要因となりにくい。さらに、本実施形態の給電システム100では、例えば特許文献1の天井吊下型コンセントのようにケーブル部を螺旋状に加工する必要がなく、ケーブル部10の製造に手間がかかりにくい。また、本実施形態の給電システム100は、変形部103が第1状態においてリング状をなし、変形部103の第2状態におけるケーブル部10の両端間の間隔が変形部103の第1状態よりも離れている(変形部103がリング状の部分を一つ有する)。このため、一方向(例えば、水平面に沿った方向)から見たときに、ケーブル部10においてケーブル部10の他の部分と重なる部分が少なくなる。このため、カールコードを備える特許文献1の天井吊下型コンセントに比べて、ケーブル部10の温度の上昇を抑制することが可能となる。
(3)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下では、上述した実施形態を「基本例」と呼ぶ。以下に説明する変形例及び基本例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(3.1)変形例1
本変形例の給電システム100について、図6を参照して説明する。
本変形例は、線材3の第2長さ(リール装置2から引き出し可能な、線材3の長さ)が基本例よりも長い点で、基本例と相違する。詳しくは、本変形例では、第2長さが、ケーブル部10において線材3が結合される部位(結合部位)とリール装置2が取り付けられている部位との間のケーブル部10の長さよりも長くなるように、線材3の全長が定められている。
したがって、本変形例では、例えば図3Cに示す状態から、コンセント部12を更に下方に引くことで、ケーブル部10を直線状の状態に変化させることが可能となる(図6参照)。すなわち、本変形例では、変形部103の第2状態は、上下方向に沿った直線状の状態を含んでいる。
なお、本変形例においては、変形部103が円形状を有する状態から直線状に変形するときに、ケーブル部10にねじれが生じる可能性がある。このため、本変形例において、給電ケーブル装置1は、ねじれを吸収するねじれ吸収機構を有していることが好ましい。ねじれ吸収機構は、例えば、ねじれ可能な柔性を有するケーブル部10により構成されていてもよい。
(3.2)変形例2
本変形例の給電システム100について、図7を参照して説明する。
本変形例は、リール装置2が接続部11に設けられている点で、基本例と相違する。すなわち、本変形例では、ドラム21及び巻き取りばね22が、接続部11の筐体112内に収納されている。そして、線材3は、接続部11の筐体112に設けられた引出孔1120から、筐体112の外部に引き出されている。
本変形例でも、変形部103を第1状態と第2状態とで変形させることで、コンセント部12の高さ(上下方向の位置)を調整することが可能となる。また、コンセント部12の非使用時には、コンセント部12を引き上げておくことができ、コンセント部12が人の行動範囲を制限する要因となりにくい。また、カールコードを備える特許文献1の天井吊下型コンセントに比べて、一方向から見たときにケーブル部10においてケーブル部10の他の部分と重なる部分が少なくなるので、ケーブル部10の温度の上昇を抑制することが可能となる。
(3.3)変形例3
本変形例の給電システム100について、図8を参照して説明する。
本変形例は、リール装置2が、接続部11の筐体112内に収納されているのではなく、筐体112に吊り下げられている点で、変形例2と相違する。すなわち、本変形例の給電システム100では、接続部11の筐体112の下面にフック113が設けられており、リール装置2のリールケース20の上面(線材3が通る引出孔203が設けられている面とは反対側の面)にリング204が設けられている。そして、リール装置2のリング204に、(図示例では、S字フック205である連結部材を介して)接続部11のフック113を引っ掛けることで、リール装置2が接続部11に吊り下げられる。これにより、リール装置2が接続部11に取り付けられている。
本変形例でも、変形部103を第1状態と第2状態とで変形させることで、コンセント部12の高さ(上下方向の位置)を調整することが可能となる。また、リール装置2がケーブル部10ではなく接続部11に取り付けられているため、ケーブル部10にリール装置2の荷重がかかりにくい。また、リール装置2が接続部11に取り付けられているため、例えば使用者がコンセント部12を下方に引っ張った場合でも、リール装置2が影響を受けにくい。
本変形例において、リール装置2を接続部11に取り付ける構造は、図8の構造に限られない。例えば、フック113はリングフックであってもよいし、連結部材205がなくてもよい。また、フックではなく、クランプ又はねじ止め等の別の取り付け構造でもよい。
(3.4)その他の変形例
リール装置2は、変形部103の第2状態から第1状態への変形を規制するロック機構を備えていてもよい。ロック機構は、例えば、リールケース20内に配置されて、ドラム21の回転を許容する位置とドラム21の回転を禁止する位置との間で移動可能なストッパを備えていてもよい。例えば、ドラム21の鍔部に凹部が形成され、上記ストッパが、上記凹部内に入る位置と上記凹部から出る位置との間で移動可能な構成であってもよい。この場合、リール装置2に、使用者の操作に応じてストッパを上記凹部から出る位置に移動させる機構(例えば、ストッパに連結された引き紐、ボタン等)が、設けられていてもよい。或いは、リール装置2は、例えばロールスクリーン又はリトラクタブルケーブルに用いられている構造のように、線材3の引き出し長さを維持可能であり、かつ、線材3の引き操作に応じて自動で線材3をリールケース20内に収納させる構造を有していてもよい。
給電システム100は、リール装置2と変形部103との組を、複数有していてもよい。例えば、ケーブル部10の第1端101と第2端102との間に、リール装置2と変形部103との組が複数設けられていてもよい。
給電ケーブル装置1は、接続部11を備えていなくてもよい。例えば、ケーブル部10の第1端101は、建物の部屋の天井に設けられた埋込型コンセント等に直接接続されていてもよい。
給電ケーブル装置1は、コンセント部12を備えていなくてもよい。例えば、ケーブル部10の第2端102に、汎用のプラグが接続可能なコンセント部12の代わりに、専用の電源コネクタが接続可能なコネクタ部が設けられていてもよい。
コンセント部12が備える接続口120の数は、2個に限られず、1個でも3個以上であってもよい。コンセント部12は、プラグの抜け止めとなる抜け止め機構を有さなくてもよい。コンセント部12は、例えば交流100V用又は直流用のコンセントであってもよい。また、コンセント部12は、電気機器301に接続されたプラグと磁力によって結合可能な、いわゆるマグネットコンセントであってもよい。
接続部11の筐体112、コンセント部12のコンセントケース121、リール装置2のリールケース20等の形状は、必要に応じて適宜変更されてもよい。
配線ダクト80に取り付けられる給電システム100の数は1個に限られず、2個以上の給電システム100が配線ダクト80に取り付けられてもよい。
(4)態様
以上説明した基本例及び変形例から明らかなように、第1の態様の給電システム(100)は、ケーブル部(10)を含む吊り下げ式の給電ケーブル装置(1)と、給電ケーブル装置(1)に取り付けられ、引き出し可能に線材(3)を保持するリール装置(2)と、を備える。ケーブル部(10)は、第1状態と第2状態とで変形する変形部(103)を有する。変形部(103)は、第1状態においてリング状をなす。給電ケーブル装置(1)は、変形部(103)の第1状態よりも第2状態の方が、両端間の間隔が離れている。リール装置(2)から引き出された線材(3)が、ケーブル部(10)の変形部(103)の一部に結合されている。リール装置(2)は、線材(3)を介して変形部(103)を保持する。
この構成によれば、ケーブル部(10)の下端部の高さを、使用者が適宜変更可能である。また、給電システム(100)の非使用時には、変形部(103)を第1状態とすることで(変形部103の第2状態に比べて)ケーブル部(10)の下端部を上方に位置させることができるので、人の行動範囲を制限する要因となりにくい。また、ケーブル部(10)における両端部を除く部分を螺旋状に形成する必要がないため、特許文献1の天井吊下型コンセントに比べてケーブル部(10)の製造に手間がかかりにくい。また、特許文献1の天井吊下型コンセントに比べて、一方向から見たときにケーブル部(10)においてケーブル部(10)の他の部分と重なる部分が少なくなるので、ケーブル部(10)の温度の上昇を抑制することが可能となる。また、リール装置(2)が給電ケーブル装置(1)に取り付けられているため、リール装置(2)を外部(例えば天井や壁面、配線ダクト80等)に取り付ける必要がなく、給電システム(100)の付け替えを行いやすい。また、第1状態において変形部(103)がリング状(略円形状)をなすため、給電ケーブル装置(1)のサイズ(変形部103の径方向のサイズ)を小さくすることが可能となる。
第2の態様の給電システム(100)は、第1の態様において、給電ケーブル装置(1)は、ケーブル部(10)の上側の一端(第1端101)に、接続部(11)を更に有する。接続部(11)は、配線ダクト(80)に取り付けられて配線ダクト(80)の給電路(導体81)に電気的に接続される。リール装置(2)は、接続部(11)に設けられている。
この構成によれば、給電ケーブル装置(1)及びリール装置(2)を含む給電システム(100)のサイズを小さくすることが可能となる。また、接続部(11)にリール装置(2)が設けられているので、接続部(11)を配線ダクト(80)から外すだけで給電システム(100)を配線ダクト(80)から取り外すことができ、給電システム(100)の付け替えを行いやすい。
第3の態様の給電システム(100)は、第1の態様において、給電ケーブル装置(1)は、ケーブル部(10)の上側の一端(第1端101)に、接続部(11)を更に有する。接続部(11)は、配線ダクト(80)に取り付けられて配線ダクト(80)の給電路(導体81)に電気的に接続される。リール装置(2)は、ケーブル部(10)に設けられている。
この構成によれば、リール装置(2)が外部に取り付けられている場合に比べて、給電システム(100)のサイズを小さくすることが可能となる。また、ケーブル部(10)にリール装置(2)が設けられているので、接続部(11)を配線ダクト(80)から外すだけで給電システム(100)を配線ダクト(80)から取り外すことができ、給電システム(100)の付け替えを行いやすい。
第4の態様の給電システム(100)は、第1〜第3のいずれかの態様において、給電ケーブル装置(1)は、ケーブル部(10)の下側の一端(第2端102)に、コンセント部(12)を更に有する。
この構成によれば、コンセント部(12)に接続された電気機器(301)に対して、ケーブル部(10)を介して電力供給が可能となる。
第5の態様の給電システム(100)は、第1〜第4のいずれかの態様において、第1状態における変形部(103)の下端部は、給電ケーブル装置(1)の下側の一端(コンセント部12の下端)よりも上方に位置する。
この構成によれば、変形部(103)の第1状態において、ケーブル部(10)が人の行動範囲を制限する要因となりにくい。
第6の態様の給電システム(100)は、第1〜第5のいずれかの態様において、線材(3)は、第1状態におけるリング状の変形部(103)の中心よりも上側で変形部(103)に結合される。
この構成によれば、線材が第1状態における変形部の中心よりも下側で変形部に結合される場合に比べて、リール装置(2)が変形部(103)を安定して保持することが可能となる。
第7の態様の給電システム(100)は、第1〜第6のいずれかの態様において、リール装置(2)は、線材(3)を引き戻す張力を線材(3)に与える張力付与部(ドラム21、巻き取りばね22)を有する。
この構成によれば、線材(3)がリール装置(2)内に引き戻されるので、線材(3)に引かれて変形部(103)が第2状態から第1状態に変形する。したがって、給電システム(100)の非使用時に、ケーブル部(10)が人の行動範囲を制限する要因となりにくい。
第8の態様の給電システム(100)は、第7の態様において、リール装置(2)は、変形部(103)の第2状態から第1状態への変形を規制するロック機構を有する。
この構成によれば、変形部(103)を第2状態に維持させることが可能となる。
第9の態様の給電システム(100)は、第7の態様において、リール装置(2)は、変形部(103)の第2状態において上記の張力を線材(3)が受けるように、線材(3)を保持する。
この構成によれば、変形部(103)を第2状態から第1状態に変形させることが可能となる。
100 給電システム
1 給電ケーブル装置
10 ケーブル部
101 第1端(上側の一端)
102 第2端(下側の一端)
103 変形部
11 接続部
12 コンセント部
2 リール装置
21 ドラム(張力付与部)
22 巻き取りばね(張力付与部)
3 線材
80 配線ダクト
81 導体(給電路)

Claims (9)

  1. ケーブル部を含む吊り下げ式の給電ケーブル装置と、
    前記給電ケーブル装置に取り付けられ、引き出し可能に線材を保持するリール装置と、
    を備え、
    前記ケーブル部は、第1状態と第2状態とで変形する変形部を有し、
    前記変形部は、前記第1状態においてリング状をなし、
    前記給電ケーブル装置は、前記変形部の前記第1状態よりも前記第2状態の方が、両端間の間隔が離れており、
    前記リール装置から引き出された前記線材が、前記ケーブル部の前記変形部の一部に結合され、
    前記リール装置は、前記線材を介して前記変形部を保持する
    給電システム。
  2. 前記給電ケーブル装置は、前記ケーブル部の上側の一端に、配線ダクトに取り付けられて前記配線ダクトの給電路に電気的に接続される接続部を更に有し、
    前記リール装置は、前記接続部に設けられている
    請求項1記載の給電システム。
  3. 前記給電ケーブル装置は、前記ケーブル部の上側の一端に、配線ダクトに取り付けられて前記配線ダクトの給電路に電気的に接続される接続部を更に有し、
    前記リール装置は、前記ケーブル部に設けられている
    請求項1記載の給電システム。
  4. 前記給電ケーブル装置は、前記ケーブル部の下側の一端に、コンセント部を更に有する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の給電システム。
  5. 前記第1状態における前記変形部の下端部は、前記給電ケーブル装置の下側の一端よりも上方に位置する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の給電システム。
  6. 前記線材は、前記第1状態における前記リング状の前記変形部の中心よりも上側で前記変形部に結合される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の給電システム。
  7. 前記リール装置は、前記線材を引き戻す張力を前記線材に与える張力付与部を有する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の給電システム。
  8. 前記リール装置は、前記変形部の前記第2状態から前記第1状態への変形を規制するロック機構を有する
    請求項7記載の給電システム。
  9. 前記リール装置は、前記変形部の前記第2状態において前記張力を前記線材が受けるように、前記線材を保持する
    請求項7記載の給電システム。
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