JP2019059516A - 包装袋、物品、梱包物、および倉庫管理システム - Google Patents

包装袋、物品、梱包物、および倉庫管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、チップレスRFIDの読み取り性を確保することができる包装袋、物品、梱包物、および倉庫管理システムを提供することを目的とするものである。【解決手段】本発明に係る包装袋は、物品本体を包装し、パターン形状の違いを電波で認識することでコード情報を読み取るチップレスRFIDを有することを特徴とする。【選択図】図12

Description

本発明は、包装袋、物品、梱包物、および倉庫管理システムに関する。
近年、倉庫業および配送業などの業種では、物流における配送サービスの拡充およびインターネット通信販売の盛況などを背景とした配送数の増大に伴って、物品管理方法の改善、作業の効率化が求められている。物品の配送を間違えなく遂行するためには、依頼主からの物品が正しく選ばれているかを、出庫時や配送時に検品する作業が必要であり、検品された物品が送り主から受取人へ配送されるために必要な配送情報と紐付けられている必要がある。これらの管理ツールは、倉庫管理システム(Warehouse Management System:WMS)の名で知られている。
例えば、物品梱包の際に、物品の入れ忘れや入れ間違えによって不完全な状態で物品が出荷されると、受取人によって受領が拒否される、あるいは返品される等の事態(以下、返品等という)が発生する。このような返品等が発生すると、一度配送された物品を配送業や倉庫業者に送り返す、いわゆる逆配送の必要があり、さらに倉庫では返品物品の検品が必要となることから、多大な工数を要する。また、間違った物品の配送は、依頼人、送り主、受取人など多くの人からの信頼を損なうことになる。
物品の入れ間違い等の誤配送を防止するために、梱包物内の物品に非接触式のIDタグを付与し、かかるタグを梱包物の外部からリーダーによって読み取ることで内部の物品の検品を行う方法がある(例えば特許文献1参照)。
特開2004−338744号公報
特許文献1に記載の技術では、非接触式IDタグがリーダーに正対して当該IDタグの担持する情報がリーダーにより読み取られる。他方、このような技術では、梱包物の配置等によって当該IDタグの読み取りエラーが生じる問題がある。典型的には、梱包物内の物品に貼付けられた当該IDタグがリーダーに対して側面を向いているような場合、当該IDタグのアンテナが有効に機能しなくなり、梱包物における内部の物品の非接触式IDタグの読み取り性を確保することが難しくなる。
本発明の目的は、非接触式IDタグの識別情報の読み取り性を確保することが可能な包装袋、物品、梱包物、および倉庫管理システムを提供することである。
本発明に係る包装袋は、
物体本体を包装し、パターン形状の違いを電波で認識することでコード情報を読み取るチップレスRFIDを有する。
本発明に係る物品は、
上記の包装袋と、該包装袋に包まれている物品本体と、を含む。
本発明に係る梱包物は、
上記の物品が内包されている梱包物である。
本発明に係る倉庫管理システムは、
入庫された物品本体の物品IDを、物品管理データベースを用いて管理するための倉庫管理システムであって、
前記物品管理データベースは、前記物品本体を包装する包装袋に設けられ、パターン形状の違いを電波で認識することでコード情報を読み取るチップレスRFIDが担持する前記物品IDを登録する。
本発明によれば、非接触式IDタグの識別情報の読み取り性を確保することができる。
本実施の形態における配送用の物品を例示する図であり、物品本体がチップレスRFIDの付与された包装袋中に封入された状態を示す。 本実施の形態における包装袋においてチップレスRFIDが付与される位置を説明するための図である。 本実施の形態における配送用の物品の他の例を示し、図3Aは包装袋に複数のRFIDタグを付する場合を説明する図、図3BはRFIDタグを包装袋に1以上、物品本体に1以上付した場合を説明する図である。 RFIDタグを包装袋の片半球に1つずつ付した場合を例示する図であり、図4Aは北半球側から表した図、図4Bは図4Aの反対側から表した図である。 RFIDタグを包装袋および物品本体に1つずつ使用する場合を例示する図であり、図5Aは北半球側から表した図、図5Bは図5Aの反対側から表した図である。 本実施の形態における梱包物を例示する図であり、RFIDタグを付した物品本体および包装袋を梱包容器により梱包した状態を示す。 本実施の形態の倉庫管理システムにおける入庫時の処理の流れを説明する図であり、図7Aは物品本体の入庫時における概略フロー図、図7Bは物品管理データベースのデータ構造を示す図である。 倉庫管理システムにおける配送依頼後の処理の流れを示すフロー図である。 配送情報データベースのデータ構造を示す図である。 包装袋に印刷されるRFIDタグの構成例を説明する図である。 種々の包装袋による実験で使用された物品本体(花瓶)を示す斜視図である。 種々の包装袋による実験結果を示す表である。
上述のように、非接触式IDタグを配送対象となる物品(以下、物品本体という)に貼付して梱包物の検品を行う従来技術によるシステムでは、梱包物の配置等によって当該IDタグの読み取りエラーが生じる問題がある。加えて、物品本体の種類等によっては、非接触式IDタグを貼り付け等することが困難である場合や、かかるタグを印刷等することで物品の価値等が損なわれる場合なども考えられる。
本発明者らは、この問題に対する鋭意研究を行い、非接触式IDタグとしてのチップレスRFIDを包装袋に付与することで、当該IDタグの読み取りエラーを減少させることができることを見出した。より具体的には、パターン形状の違いを電波で認識することでコード情報を読み取るチップレスRFIDを、物体本体を包装する包装袋に設けることで、当該パターン形状の歪みを抑えつつ、読み取り性を確保することができることを見出した。以下、本実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に、本実施の形態における包装袋および物品を例示する。この例では、図中に点線で示す物品本体1が包装袋2に包まれており、かかる包装袋2は、チップレスRFID3を有している。チップレスRFID3は、包装袋2における予め定められた位置に配置されている。図示の例では、包装袋2は、リボンRなどの封止部材が取り付けられることにより、物品本体1を封入している。
本実施の形態において、物品とは、顧客である依頼主あるいは受取人が配送を希望する形態のもの(配送物品)であって、包装袋2と包装袋2内の物品本体1とを含むものである。
物品本体1は、様々な形状のものが選択可能である。例えば、物品本体1が複雑な形状である等のためIDタグを付与できない場合であっても、図示のように包装袋2にチップレスRFID3を設けることで、配送される物品にIDタグを付与することができる。また、包装袋2内に物品本体1が収納された場合、包装袋2は、一定の形状を保ちやすくなる。また、包装袋2内に物品本体1が収納されることにより、包装袋2の後述する中央側の所定範囲の領域は、折れ等が生じにくい領域となり、また、仮に折れが生じた場合でも当該折れが解消しやすい領域になる。かかる現象に鑑みて、本実施の形態では、折れ等の生じにくさを考慮した包装袋2の予め定められた位置(所定領域内)にチップレスRFID3を配置している。
以下、包装袋2の外面にチップレスRFID3を配置する例を説明する。他の例として、包装袋2の内面にチップレスRFID3を配置することもできる。他方、後述のようにチップレスRFID3を印刷で形成する場合等を考慮すると、包装袋2の外面にチップレスRFID3を付与することが好ましい。
包装袋2は、物品本体1を包装した場合にチップレスRFID3が存在する位置に折れが生じにくくなるように、また、仮に包装袋2に折れが生じた場合に軽い振動などの外力を加えることにより当該折れが解消できるように、適度な柔軟性を有していることが好ましい。具体的には、包装袋2は、その素材のヤング率が0.1〜4.0GPaで、その厚みが0.05mm〜0.5mmであることが好ましい。このような物性を有する包装袋2の素材は、公知のものが使用でき、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、軟質ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、テフロン(登録商標)、布、ユポ紙などが使用できる。
包装袋2の素材のヤング率が0.1GPaに満たない場合、当該包装袋2に付与されたチップレスRFID3の形状が保持しにくくなり、チップレスRFID3に折れが生じやすくなる。他方、包装袋2の素材のヤング率が4.0GPaを超えると、当該包装袋2のチップレスRFID3に折れが生じた場合に、上述のような外力を加えても当該折れが解消されにくくなる。これらの傾向は、チップレスRFID3が包装袋2に直接印刷された場合に、より顕著になる。
したがって、包装袋2は、ヤング率0.1〜4.0GPaの素材であることが望ましい。
同様に、包装袋2の厚みが0.05mmに満たない場合、当該包装袋2に付与されたチップレスRFID3の形状が保持しにくくなり、チップレスRFID3に折れが生じやすくなる。他方、包装袋2の厚みが0.5mmを超えると、当該包装袋2のチップレスRFID3に折れが生じた場合に、上述のような外力を加えても当該折れが解消されにくくなる。
したがって、包装袋2の厚みは、0.05mm〜0.5mmであることが望ましい。
チップレスRFID3は、少なくとも物品本体1を他の物品本体と識別するための識別情報(以下、物品IDという。)を担持する。チップレスRFID3は、他にも種々のID情報を担持できるが、説明が複雑になることを避けるため、以下は、チップレスRFID3により担持されているID情報が物品IDのみである場合を仮定する。チップレスRFID3についての具体的な内容は後述する。
次に、図2を参照して、包装袋2およびチップレスRFID3が付与される好適な位置等について詳述する。
包装袋2は、物品本体1を内部に収納できるものであれば、様々な大きさや形状のものを選ぶことができる。図2に示す例では、包装袋2は、円筒状の軟らかい包装材の片側をシールして有底の袋状にしたものであって、図2中、底部としてのシール部2bを直線の点線で示している。また、包装袋2は、かかるシール部2bの端部から垂直方向に、左右一対の折り目2a,2aが設けられている。
本実施の形態では、チップレスRFID3は、包装袋2の所定位置、すなわち図2中の破線で囲った略矩形の配置領域La内に配置される。図2中、包装袋2の各部位と配置領域Laとの間隔(距離)を両矢印で示している。詳細には、配置領域Laに関し、開口部2cとの間隔を距離Dで、シール部2bとの間隔を距離Dで、左側の折り目2aとの間隔を距離D、右側の折り目2aとの間隔を距離Dで、各々示す。
本実施の形態において、包装袋2におけるチップレスRFID3が付与される位置は、シール部2bから物品本体1の低面(図1等参照)における最大長の1/2以上離れた位置とすることが望ましい。すなわち、距離D≧収納される物品本体1の低面の最大長さ×0.5である。
また、包装袋2におけるチップレスRFID3が付与される位置は、各折り目2aの位置から該包装袋の幅の1/10以上離れた位置とすることが望ましい。すなわち、距離D(D)≧包装袋2の幅×0.1である。
チップレスRFID3の配置をこのようにすることで、物品本体1が内包されたときに、チップレスRFID3が物品本体1の陰になりにくくなり、また、包装袋2の折れなどの歪みの影響が少なくなり、チップレスRFID3の読み取り性が確保ないし向上される。
また、チップレスRFID3が付与される位置に関し、シール部2bとは反対側の開口部2cから所定距離(一例では略10cm)以上離れていることが好ましい。また、物品本体1を密封する観点からは距離Dは、上述した距離Dよりも長くすることが望ましい。
チップレスRFID3が設けられる配置領域Laを上記のような位置とすることにより、物品本体1を包装した状態において、包装袋2に折れが生じにくく、このためチップレスRFID3の読み取りを良好に行うことができる。
また、本実施の形態では、上述した材質の包装袋2であれば、仮に配置領域Laに配置されたチップレスRFID3の折れが発生した場合でも、軽い振動を加えるだけで包装袋2の当該折れが解消し、チップレスRFID3が読み取り可能な状態に戻りやすい。
言い換えると、包装袋2における配置領域La以外の領域にチップレスRFID3を付与すると、包装袋2の材質等にかかわらず、チップレスRFID3が折れ曲がりやすくなる。すなわち、収納される物品本体1の形状等にもよるが、一般に、上述した条件を満たさない位置にチップレスRFID3を付与すると、物品本体1を収容した状態において、包装袋2の当該部位(すなわちチップレスRFID3)が折れ曲がる虞がある。また、上述した条件を満たさない位置にチップレスRFID3を付与すると、物品本体1を収容しリボンR等の封止部材で開口部2cを密封する際に、包装袋2の当該部位(すなわちチップレスRFID3)が折れ曲がる虞がある。
さらに詳細には、図1から分かるように、封止部材が取り付けられる包装袋2の上方側は、下方側に比べて変形の度合いが大きく、加えて、封止部材が取り付けられる位置は、物品本体1の高さ等により変動しやすい。このような包装袋2の変形態様を考慮して、本実施の形態では、図2に示す矩形内の領域における下方側(より底部に近い側)にチップレスRFID3を設けている。
図1では、チップレスRFID3を1つ用いた物品の例について説明した。他方、読み取り性のさらなる向上を図るために、配送される物品に対して複数のチップレスRFID3を設けてもよい。この場合、各々のチップレスRFID3は、共通の物品IDを担持する構成とする。また、この場合、チップレスRFID3を包装袋2に2つ以上設けることができ、或いはチップレスRFID3を包装袋2および物品本体1に各々1つ以上設けることができる。
他方、複数のチップレスRFID3を設ける場合、チップレスRFID3を読み取るリーダーの照合のための走査位置に、1つ以上のチップレスRFID3が面するように、各々のチップレスRFID3を配置することが望ましい。また、物品に複数のチップレスRFID3を配置する場合、当該物品(この場合は包装袋2および物品本体1)の任意の投影面においてチップレスRFID3が少なくとも1つ存在していることが好ましい。このような位置にチップレスRFID3を配置することによって、梱包等でチップレスRFIDの位置が外見では判別できない状態になった場合でも、リーダーによる少ない走査作業でチップレスRFID3の照合が可能となる。
図3(図3Aおよび3B)は、1つの物品に対して2つのチップレスRFID3を使用する例を示す。ここで、図3Aは包装袋2に2つのチップレスRFID3(3−1,3−2)を設けた場合を、図3Bは、チップレスRFID3−1を包装袋2に、チップレスRFID3−3を物品本体1に設けた場合を各々例示している。
図4(図4Aおよび4B)は、包装袋2に2つのチップレスRFID3を設けた他の例を示す。ここで、図4Bは、図4Aに示す包装袋2を反対側から見た図である。この例では、包装袋2の片半球(北および南半球)に1つずつチップレスRFID3を設けており、北半球側の左下にチップレスRFID3−1が、南半球側の左下にチップレスRFID3−2が各々配置されている。言い換えると、チップレスRFID3−1および3−2は、包装袋2において回転対称となる位置に設けられている。このような配置とすることで、物品が本来の位置から回転等でずれた場合であっても、リーダーによる少ない走査作業でチップレスRFID3(3−1または3−2)の照合が可能となる。
図5(図5Aおよび5B)は、チップレスRFID3を包装袋2および物品本体1に1つずつ設けた場合の他の例を示す。ここで、図5Bは、図5Aに示す包装袋2を反対側から表している。この例では、包装袋2における北半球側の左下にチップレスRFID3−1が配置され、物品本体1における南半球側の右下にチップレスRFID3−3が配置されている。このような配置とすることにより、物品が本来の位置から多少ずれた場合にもリーダーによる少ない走査作業でチップレスRFID3(3−1または3−2)を照合することができる。
本実施の形態において、チップレスRFID3は、公知のものを利用できる。例えば、特開2009−127130号公報に記載のように、導電性金属インクを用いた印刷法により共振アンテナを印刷することにより、チップレスRFID3を作成することができる。ここで、共振アンテナの長さを種々に変えることにより、チップレスRFID3間で互いに異なる識別情報(物品ID等)を担持させることができる。
ここで、利用可能な導電性金属インクは、特に制限されず、例えばグラファイト、白金、金、銀、アルミニウム、ニッケル、銅またはその混合物を含有するインクが使用できる。これらの導電性金属インクは、インクジェットプリンタ等の印刷装置を用いて、包装袋2や包装袋2に貼付するラベルなどに印刷することができる。
或いは、チップレスRFID3として、特表2009−529724号公報に記載のように、反射材インクを用いた印刷法により、特有な回折反射を呈するような幾何学的パターンを形成したチップレスRFIDを使用することができる。反射材インクの種類は、特に制限されないが、プリンタ等によって、包装袋2や包装袋2に貼付する基材(粘着ラベルなど)に印刷できるインクであることが好ましい。
総じて、チップレスRFID3は、パターン形状の違いを電波で認識することでコード情報を読み取るものであれば、特に制限されない。また、チップレスRFID3を読み取るリーダーの読取り方式は、電波を利用するものであれば特に制限されない。かかる読取り方式は、上記共振アンテナの共振周波数を読み取る共振式、上述したような幾何学パターンの画像を読み取るイメージング式など、種々の方式が利用できる。本発明のチップレスRFIDを含む包装袋においては、共振式では共振アンテナの共振周波数シフト(変動)が抑えられる効果が得られ、イメージング式では読み取った幾何学パターン画像の変形が抑えられる効果が得られる。
また、印刷方法としては、インクジェット印刷、サーモグラフィ、電子写真印刷、レーザー熱転写印刷、レーザーアブレーション印刷、またはオフセット印刷などが挙げられる。チップレスRFID3に固有の情報(独自の共振周波数や独自の回折反射)を持たせるために、オンディマンド性の高い印刷方式が適しており、この場合、インクジェット印刷、サーモグラフィ、電子写真印刷、レーザー熱転写印刷、またはレーザーアブレーション印刷が好適である。
上記のように、チップレスRFID3は、包装袋2に直接印刷されることができる。或いは、チップレスRFID3は、包装袋2とは別に、ラベル貼付の形態、すなわち柔軟性を有する基材(例えばラベル用紙など)上に印字され、粘着剤を介して包装袋2や物品本体1に取り付けてもよい。
なお、チップレスRFID3が包装袋2に直接印刷される形態は、上記のラベル貼付の場合に生じ得る剥離の問題がなく、恒久的な照合が可能であり、また、読み取り易さを考慮した印字位置の選択ができる、などのメリットがある。
チップレスRFID3は、その機構、構造などに応じた好適な周波数の電波を用いて、リーダーと無線通信を行い、リーダーによって照合される。利用される電波の周波数は、特に制限されないが、この例ではGHz帯の電波を用いる。
他方、使用される電波の周波数に応じて、その指向性が異なってくることから、リーダーによる走査方法を変える必要がある。一般に、周波数が低く、指向性が低い電波を用いる場合は、物品に対して片側からリーダーをかざして物品全体に電波を照射すればよい。これに対して、周波数が高く、指向性がある電波を用いる場合は、物品の片側前面をリーダーで走査する。
図6に、図1等で説明した物品(物品本体1および包装袋2)を、梱包容器である段ボール箱4によって梱包した梱包物を示す。物品本体1が収容されリボンR等で密封された包装袋2は、そのままの形態でも配送が可能であるが、実際の配送時には、配送作業の容易性や物品本体1の保護等のために、図6に示すように、段ボール箱4の梱包容器に収納された梱包物の形態とされることも多い。また、配送段階において、段ボール箱4の上蓋部分は、粘着テープなどのシール材5によって密封される。このような梱包物の形態とすることで、配送時の持ち運びや積み重ねが容易になる。
一方、段ボール箱4等の梱包容器を使用した場合、内部の物品本体1や包装袋2が視認できなくなってしまうが、前述のチップレスRFID3を梱包物の外側から読み込むことで、内容物すなわち物品本体1を照合、確認することができる。
したがって、本実施の形態によれば、バーコードのように直接に照合(すなわちリーダーからの信号を照射)できない状況でも使用することができる。また、包装袋2に上述のようにチップレスRFID3が設けられることで、物品本体1の周囲にチップレスRFID3が外向することになり、物品本体1や梱包物の周囲から照合がし易くなる。
図6に示す例では、梱包容器として段ボール紙を箱状にした段ボール箱4を用いた。梱包容器は、これに制限されず、例えば、ボール紙や樹脂製シートを容器状にしたものであってもよい。
また、梱包物には、配送情報を有する配送伝票が付されていてもよい。図6に示す例では、段ボール箱4における上蓋(天板)の外面に、送り主および受取人の住所、氏名、連絡先などの配送情報が記載された発送伝票6が貼付されている。また、発送伝票6に、梱包された物品本体1に関する情報(物品本体1の識別コードなど)が含まれていてもよい。
加えて、発送伝票6には、後述する配送情報データベース200に登録される配送IDのコードが付与されていてもよい。この場合、発送伝票6のコードに基づいて配送情報データベース200を参照することで、送り主の住所、氏名、連絡先や受取人の住所、氏名、連絡先、配送する物品情報を照合できるようになる。
次に、本実施の形態の倉庫管理システムWMSについて説明する。この倉庫管理システムWMSは、物品本体1の入庫時に当該物品本体1を収納する包装袋2等にチップレスRFID3を付与(印刷)し、当該物品本体1の配送依頼時に上述した梱包物を作成し、その後、かかる梱包物を未開梱のままで検品および出荷できるようにしたシステムである。
本実施の形態の倉庫管理システムWMSは、倉庫内の物品の在庫(入庫等)や配送等の管理を行うためのシステムであって、管理用のデータベースにアクセス可能なPCなどの端末(以下、管理端末と称する。)、この管理端末に接続されたリーダー、プリンタ等を備えている。また、管理端末は、配送伝票6に付与された後述する配送IDのコードを読み取るコードリーダーと接続される。また、管理端末は、倉庫棚に並べられた物品(物品本体1と包装袋2)を選別(ピッキング)するロボット等のピッキング装置と接続される。また、管理端末は、当該ピッキングされた物品を梱包する梱包装置と接続される。また、管理端末は、梱包物に配送伝票6を貼付する貼付装置と接続される。これら各装置は、公知のものが使用可能であり、図示を省略する。以下は、簡明のため、1台の管理端末が主体となって各種処理を遂行する例を説明する。
本実施の形態では、管理用のデータベースは、主として物品本体1の入庫を管理するための物品管理データベース100と、入庫された物品本体1の配送(すなわち出庫)を管理するための配送情報データベース200と、に大別される(図7Bおよび図9参照)。
物品管理データベース100は、物品ID毎に、当該物品(物品本体1)に関する種々の情報を紐付ける(関連付ける)ことにより、物品本体1の在庫等を管理するためのデータベースである。配送情報データベース200は、配送伝票6に付与される配送ID毎に、当該配送に関する情報(以下、配送情報と称する。)を紐付ける(関連付ける)ことにより、入庫された物品本体1の配送を管理するためのデータベースである。
本実施の形態において、包装袋2または物品本体1に付与されるチップレスRFID3が担持するID情報は、物品管理データベース100内の物品IDと紐づけられている。すなわち、チップレスRFID3により担持されているID情報に含まれる物品IDは、物品管理データベース100内に登録された物品IDと対応する。
本実施の形態では、リーダーによってチップレスRFIDのID情報(この例では物品ID)が読み取られると、かかるID情報(物品ID)が管理端末に送信される。そして、管理端末によって、かかる物品IDを物品管理データベース100内で検索することにより、配送対象となる物品本体1に関する種々の情報(後述する物品付属情報)が参照可能となる。
なお、互いに同一の物品本体1(同一型番の製品等)が一度に複数入庫された場合、同一物品IDに枝番号を付けて物品管理データベース100内に登録してもよい。
他方、配送情報データベース200に登録される配送情報の例としては、物品本体1がインターネット上のショッピングサイトで購入された場合に、当該ショッピングサイトの図示しない購入画面で入力された情報が含まれる。かかる入力情報としては、上述した送り主や受取人についての個人情報の他、配送対象となる物品本体1を特定するための物品内容(種類、物品名称、メーカー、型番、など)を示す情報(以下、「配送物品情報」という。)が含まれる。
以下は、簡明のため、これら物品管理データベース100および配送情報データベース200は、いずれも管理端末の記録装置(ハードディスクドライブなど)内に保管されるものと仮定して説明する。
図7Aに、物品本体1の入庫時における処理の流れを示す。物品本体1の入庫時には、当該物品本体1を包装する包装袋2に対して、該物品本体1の物品ID(ID情報)を担持したチップレスRFID3が、印刷や貼付け等により付与される。本実施の形態では、管理端末に接続されたインクジェットプリンタによって、上述したチップレスRFID3が包装袋2の所定位置(図2参照)に直接印刷される(ステップS1)。ここで、管理端末は、包装袋2毎に異なる物品IDを担持するチップレスRFID3を印刷するように、インクジェットプリンタを制御する。他方、図4等で上述したように、1つの包装袋2に対して複数のチップレスRFID3を印刷する場合、管理端末は、各々のチップレスRFIDに担持させる物品IDを同一とするように、インクジェットプリンタを制御する。印刷されるチップレスRFID3の具体的な例については後述する。
また、上述のように、チップレスRFID3は、適宜、物品本体1にも併せて付与されることができる(図3B等参照)。この場合、管理端末は、包装袋2に付与するチップレスRFID3と、物品本体1に付与するチップレスRFID3とで、同一の物品IDとするように、インクジェットプリンタを制御する。この後、物品本体1は、包装袋2内に収容され、上述のように密封される。
また、管理端末は、配送される物品(すなわち、物品本体1と包装袋2との組み合わせ)毎に、印刷されたチップレスRFID3の物品ID、チップレスRFID3の個数、および当該物品本体1に関する種々の情報(以下、「物品付属情報」という。)を、物品管理データベース100に登録する(ステップS2)。ここで、物品付属情報は、例えば、物品名称、シリアルナンバー、消費期限などの情報が含まれ、他にも物品本体1に関する様々な情報を含ませることができる。例えば、物品付属情報として、包装袋2に関する情報(例えば包装袋毎のIDなど)を含ませてもよい。物品管理データベース100への登録に際し、管理端末は、物品付属情報に含まれる各種の情報を、該管理端末に接続された他のコンピューター等から取得し、あるいは適宜、管理者の入力操作を介して取得する。
このようにして、物品ID毎に(言い換えると配送される物品毎に)、物品本体1に関するこれら各情報が互いに関連付けられて物品管理データベース100に登録されることにより、倉庫に納入された物品本体1の種類や個数などの在庫管理ができるようになる。
図8に、本実施の形態の倉庫管理システムにおける配送依頼後の処理の流れを示す。簡明のため、図8に示す処理は、上述した管理端末が統括して遂行する場合を説明する。他の例として、図8に示す処理は、物品管理データベース100および後述する配送情報データベース200にアクセス可能な他のコンピューターにより、分散的ないし代替的に遂行されてもよい。
以下は、簡明のため、図1で上述したように、チップレスRFID3を物品本体1には付与せず、包装袋2に1つ付与する例を前提として説明する。
配送依頼人(例えば、送り主、受取人など)から配送依頼が生じた場合、管理端末は、管理者の入力操作により、あるいは管理端末に接続された他のコンピューター等から、上述した配送情報を取得する(ステップS10)。配送依頼が生じた場合の一例として、上述したショッピングサイトから転送される、上述した購入画面で入力された情報が挙げられる。また、当該購入時にショッピングサイトによって発行された購買IDが転送された場合、かかる購買IDを配送情報に含めてもよい。
続くステップS20において、管理端末は、配送伝票6毎に付与されるIDコード(配送ID)を発行し、取得された各情報を配送情報データベース200に登録する。かかる処理により、配送情報が配送IDに紐付けられて配送情報データベース200内に保管される。
ステップS25において、管理端末は、上述した配送物品情報から、物品管理データベース100内の該当する物品本体1の物品IDを検索(マッチング)する処理を行い、マッチングした物品IDも配送情報の一部として、配送情報データベース200に併せて登録する(図9参照)。かかる処理により、配送IDと物品IDとが紐付けられて、配送情報データベース200に保管される。
続いて、管理端末は、インクジェットプリンタを制御して、当該配送情報を記述する配送伝票6を印刷(起票)する処理を実行する(ステップS30)。このとき、管理端末は、発行された配送IDのコードを当該配送伝票6に付与するとともに、上述した送り主や受取人の個人情報などを配送伝票6の所定欄に印字するように、インクジェットプリンタを制御する。
この例では、配送IDのコードとして、一次元のバーコードをインクジェットプリンタで印字する。配送IDのコードの他の例として、二次元のバーコード(例えばマトリクス型バーコード)を印字してもよい。この場合、後述する出荷検品時に、図示しないバーコードリーダーにより配送伝票6上のバーコードを読み取り、配送情報データベース200内、さらには、物品管理データベース100内の各種情報を参照することができる。
あるいは、配送伝票6に印字される配送IDのコードの他の例として、上述したチップレスRFID3の形態としてもよい。この場合、後述する2度の検品時に、上述したリーダーにより配送伝票6上のコード(チップレスRFID3)を読み取り、配送情報データベース200および物品管理データベース100内の各種情報を参照することができる。
続いて、管理端末は、配送すべき物品として、マッチングされた物品IDに対応する物品(物品本体1と包装袋2)をピッキングする指示をピッキング装置に出力する(ステップS40)。かかる指示に基づいて、倉庫棚から該当する物品がピッキング装置によってピッキングされ、ピッキングされた物品は、梱包装置およびリーダーが配置された場所まで運ばれる。
この後、管理端末は、ピッキングされた物品を梱包する指示を梱包装置に出力する(ステップS50)。かかる指示に基づいて、ピッキングされた物品が梱包装置によって梱包容器(段ボール箱4等)に収納され、密閉される。また、かかる梱包容器は、リーダーから送信される無線信号が届く位置まで適宜移動される。一例では、梱包物は、リーダーの近傍で回転する台座(図示せず)上に載置される。
続いて、管理端末は、当該梱包物の物品IDを読み取るように、リーダーに指示を出力する(ステップS60)。このとき、梱包物の外部(梱包容器の外側)からリーダーを指向させて電波を照射または走査することによって、梱包物内部に存在するチップレスRFID3の物品IDが読み取られる。この例では、梱包物が載置された台座が回転した状態でリーダーから無線信号が送信されることにより、かかる無線信号が梱包物の全周囲に照射される。
続くステップS70において、管理端末は、リーダーからの出力を所定時間監視して、物品IDの読み取りができたか否かを判定する。
ここで、物品IDの読み取りができない場合(ステップS70、NO)、管理端末は、図示しない表示画面等に検品エラーである旨の警告を出力し(ステップS80)、ステップS40に処理を戻す。この場合、再度のピッキングが行われるとともに、エラー内容の確認、調査等のために梱包物が開梱され、追加的な工数が発生する。他方、上述した構成の本実施の形態によれば、物品IDの読み取り不能(ステップS70、NO)のケースを大幅に減らすことができる。
これに対して、物品IDの読み取りができた場合(ステップS70、YES)、管理端末は、表示画面に検品合格である旨の表示を行い(ステップS90)、ステップS100に移行する。このとき、管理端末は、読み取られた物品IDを物品管理データベース100と照合し、物品管理データベース100内の対応する物品情報を取得し、かかる物品情報を表示画面等に出力することで、検品者に確認を促してもよい。
なお、他の例として、同一の物品IDのチップレスRFID3が複数付与されている場合、管理端末は、ステップS90において、物品管理データベース100のチップレスRFID個数のデータを照合する処理を併せて行ってもよい。この場合、全てのチップレスRFID3の読み取りができたか否かを確認できるため、より厳格な検品が実現される。
ステップS100において、管理端末は、かかる検品合格の梱包物に配送伝票6を貼付するように貼付装置に指示を出力する。かかる指示に基づいて、1回目の検品をパスした梱包物の外面に配送伝票6が貼り付けられる。配送伝票6が貼り付けられることにより、上述した配送情報が目視で確認できるとともに、配送伝票6のコードをコードリーダーで読み取ることで、配送情報データベース200に登録された配送情報を参照できる。
本実施の形態では、検品合格の梱包物を出荷する際に、再度(2回目)の検品の処理(ステップS110〜S150)が行われる。以下、1回目の検品と区別するため、かかる2回目の検品を出荷検品という。出荷検品では、リーダーによるチップレスRFID3の読み取りと、コードリーダーによる配送伝票6の読み取りとを同時並行的に行い(ステップS110)、かかる読み取り結果から、出荷検品の合格の有無等が判別される。
一例では、ステップS110において、管理端末は、梱包物の物品IDを読み取るようにリーダーに指示を出力するとともに(ステップS60参照)、コードリーダーで配送伝票6の配送コードを読み取る操作を行うように作業者を促す画面を表示する。管理端末は、コードリーダーから配送伝票6の配送コードを受信すると、配送情報データベース200内を検索して、かかる配送コードに対応する物品IDを参照する(ステップS120)。また、管理端末は、リーダーから梱包物の物品IDを受信すると、受信された物品IDがステップS120で参照された物品IDと一致するか否かを判定する(ステップS130)。管理端末は、ステップS130の判定の結果、物品IDが一致した場合(ステップS130、YES)、図示しない表示画面に出荷検品合格である旨の表示を行い(ステップS150)、一連の処理を終了する。
他方、管理端末は、ステップS130の判定の結果、物品IDが一致しない場合(ステップS130、NO)、図示しない表示画面等に、出荷検品エラーである旨の警告を出力し(ステップS140)、ステップS40に処理を戻す。ここで、物品IDが一致しない場合としては、リーダーで読み取られた物品IDとステップS120で参照された物品IDとが異なる場合の他、リーダーから梱包物の物品IDを受信しないような場合も含む。
出荷検品エラーが発生した場合、上述した検品エラーの場合と同様に、再度のピッキングが行われるとともに、エラー内容の確認、調査等のために梱包物が開梱され、追加的な工数が発生する。他方、本実施の形態の出荷検品では、既に1回目の検品でリーダーによる物品IDの読み取りが正常に行われていることから、出荷検品時における物品IDの読み取り不能のケースをほぼ無くすことができる。
また、出荷検品では、配送される梱包物に付けられた配送伝票6の配送IDに紐付けられた物品IDと、当該梱包物の内部に収容された物品(物品本体1と包装袋2)の物品IDとの一致性が判定されるので、配送されるべき物品が梱包容器(段ボール等)内に入っているかを確認できる。
このように、配送される梱包容器と内部の物品の両方を統合的に管理する本実施の形態の倉庫管理システムWMSによれば、物品の入れ忘れや入れ間違え、宛先違い等の種々の誤出荷ないし誤配送の発生を効果的に防ぐことができる。
図10を参照して、チップレスRFID3の構成例を説明する。図10に示すチップレスRFID(以下、単にタグともいう。)3Aは、所定形状(この例では正方形)の画像パターンをイメージング式のリーダーで読み取るものである。
より具体的には、タグ3Aは、四角で囲んだ領域を単位区画(以下、「画素領域」とも称する)として、8つの単位区画により、画像パターンを形成している。図10中には、各画素領域に対してアドレス符号(「a」〜「h」)が付されている。そして、黒塗りの画素領域と白抜きの画素領域とは、反射特性(例えば、反射波の強弱)が異なる領域であり、例えば、黒塗りの画素領域は「1」、白抜きの画素領域は「0」として、リーダーに認識される。ここで、黒塗りの画素領域は、金属(例えば、導電性を有する金属インク)により構成される。他方、白抜きの画素領域は、電磁波を吸収する性質を有する公知の電磁波吸収材(例えば、磁性体、導電性材料、カーボン、無機微粒子、金属細線、または電磁波吸収樹脂、など)により構成される。
(実験結果)
本発明者らは、種々の材質や厚みによる包装袋2を用いて、また、包装袋2におけるチップレスRFID3(タグ3A)の配置等を変えて、チップレスRFID3の読み取り性の良否に関する試験を行った。この実験内容と結果を以下に説明する。
まず、各実験での共通条件を述べる。包装袋2は、縦40cm、横25cmのサイズのものを用いた。また、導電性を有する金属インク(銀ナノインキ)を用いて、図10で上述したタグ3Aを包装袋2上に作成した。具体的には、インクジェットプリンタで、1辺が7mmの正方形の画素領域が8つ並んだ画像パターンを有するタグ3Aを包装袋2に印刷して、8bitのチップレスRFIDを試作した。かかる金属インクで作製された像(画素領域)は、周波数76.5GHzの電波を98%で反射することを確認している。
(第1の試験)
次に、図11および図12の表を参照して、第1の試験(実験1〜9)について説明する。
実験1〜9では、包装袋2内に収容する物品本体1として、図11に示すような花瓶Vを使用した。この花瓶Vは、高さが15cm、底面の長辺Lsが5cmのものであり、3次元的な外面を有している。このため、チップレスRFID3を花瓶Vに直接印刷等することは困難であり、花瓶VにはチップレスRFID3を設けずに実験を行った。
実験1〜9では、花瓶Vを各々の包装袋2内に収容し、かかる包装袋2の開口部2cをリボンR(図1等参照)で閉じて配送用の物品(配送物品)とし、この配送物品を、図6で上述した梱包容器に収納して、配送用の梱包物を作成した。梱包容器としては、厚さ2mmの段ボール製の箱(高さ20cm、縦20cm、横25cm)を使用した。そして、配送物品を梱包容器に収納した後、シール材5(布製の粘着テープ)で梱包容器の上蓋部分を密閉した(図6参照)。
各実験では、発信周波数が76.5GHzのハンディリーダーを上記の梱包物に向け、ハンディリーダーから発信される無線信号を梱包物の全周囲方向から当てるようにして、梱包物を開梱することなくタグ3Aの読取りが出来るかを検査した。以下、この実験を、後述の折り処理を行う試験と区別するため、「折り処理なしの試験」という。
また、実際の配送業務では、予期せぬ外力あるいは作業員の作業ミス等により、包装袋2におけるタグ3Aの部位が折れ曲がった状態で梱包容器に収納されてしまう場合も考えられる。ここで、タグ3Aの部位が折れ曲がると、タグ3Aに照射されてハンディリーダーに戻ってくる無線信号から各画素領域の形状(この例では正方形)が正確に再現されず、タグ3Aの読み取りができなくなる場合がある。
他方、このようにタグ3Aの部位が折れ曲った場合であっても、例えば、梱包容器を運搬する車両の振動や配送員による運搬作業などにより、内部の包装袋2における当該折れ曲がり部分が自ずと緩和されて、タグ3Aが読み取れるようになることがある。
このような実情を考慮して、各実験では、包装袋2のタグ3Aを印刷した部分を故意に折り曲げて、ハンディリーダーでの読取りが出来ない状態としたものを梱包容器に収納して布テープで密閉した後、梱包物に外力を加えて再度ハンディリーダーで読み取る試験も行った。この試験では、梱包物に加える外力として、図示しない振動付与装置により梱包物を水平方向に3回振動(振とう)させた。この後、上述と同様に、ハンディリーダーからの無線信号を梱包容器の全周囲方向から当てて、タグ3Aの読取りが出来るようになったかを検査した。以下、この実験を「折り処理後の試験」という。
実験1〜4では、ヤング率1.8(GPa)のポリプロピレン製の包装袋を使用した。以下、実験1,2,3,および4で使用した包装袋(梱包物)を、包装袋(梱包物)A,B,C,およびDと呼ぶ(図11参照)。
<梱包物Aの試験>
包装袋Aは、厚みが0.1mmのものであり、シール部2bおよび折り目2a(図2参照)からそれぞれ1cm離れた位置にタグ3A(図10参照)を印字してチップレスRFIDを作成した。そして、折り処理なしの試験では、タグ3Aの各画素領域の形状(画像パターン)を認識し、梱包物を開梱することなく、内部のチップレスRFIDを読み取れることが確認できた。
他方、折り処理後の試験では、振とう後の再度の読み取り検査において、タグ3Aの画像パターンを認識できなかった。この梱包物Aを開梱して確認したところ、包装袋2に印字されたタグ3Aは、折れた状態のままであった。
<梱包物Bの試験>
梱包物Bは、包装袋2におけるタグ3Aの印字位置を、シール部2bおよび折り目2aからそれぞれ3cm離れた位置としたこと以外は、梱包物Aと同様の条件により各試験を行った。この結果、折り処理なしの試験では、タグ3Aの画像パターンを認識し、梱包物を開梱することなく、内部のチップレスRFIDを読み取れることが確認できた。
また、折り処理後の試験では、振とう後の再度の読み取り検査において、タグ3Aの画像パターンを認識することができた。この梱包物Bを開梱すると、包装袋2のタグ3Aの折れが解消されていることが確認できた。
<梱包物Cの試験>
梱包物Cは、包装袋2の厚みを0.5mmにしたこと以外は、梱包物Bと同様の条件により各試験を行った。この結果、折り処理なしの試験では、タグ3Aの画像パターンを認識し、梱包物を開梱することなく、内部のチップレスRFIDを読み取れることが確認できた。
また、折り処理後の試験では、振とう後の再度の読み取り検査において、タグ3Aの画像パターンを認識することができた。この梱包物Cを開梱すると、包装袋2のタグ3Aの折れが解消されていることが確認できた。
<梱包物Dの試験>
梱包物Dは、包装袋の厚みを0.6mmにしたこと以外は、梱包物Bと同様の条件により各試験を行った。この結果、折り処理なしの試験では、タグ3Aの画像パターンを認識し、梱包物を開梱することなく、内部のチップレスRFIDを読み取れることが確認できた。
他方、折り処理後の試験では、振とう後の再度の読み取り検査において、タグ3Aの画像パターンを認識できなかった。この梱包物Dを開梱して確認したところ、包装袋2のタグ3Aは、折れた状態のままであった。
実験5〜9では、ヤング率が異なる種々の材質の包装袋を使用した。以下、同様に、実験5〜9で使用した包装袋(梱包物)を、それぞれ、包装袋(梱包物)E,F,G,HおよびIと呼ぶ(図12参照)。
<梱包物Eの試験>
梱包物Eは、包装袋の材質をナイロン(ヤング率2.5GPa)とし、厚みを0.3mmに変更したこと以外は、梱包物Bと同様の条件により各試験を行った。この結果、折り処理なしの試験では、タグ3Aの画像パターンを認識し、梱包物を開梱することなく、内部のチップレスRFIDを読み取れることが確認できた。
また、折り処理後の試験では、振とう後の再度の読み取り検査において、タグ3Aの画像パターンを認識することができた。この梱包物Eを開梱すると、包装袋2のタグ3Aの折れが解消されていることが確認できた。
<梱包物Fの試験>
梱包物Fは、包装袋の材質を軟質塩化ビニル(ヤング率3.9GPa)、厚みを0.3mmに変更した以外は、梱包物Bと同様の条件により各試験を行った。この結果、折り処理なしの試験では、タグ3Aの画像パターンを認識し、梱包物を開梱することなく、内部のチップレスRFIDを読み取れることが確認できた。
また、折り処理後の試験では、振とう後の再度の読み取り検査において、タグ3Aの画像パターンを認識することができた。この梱包物Fを開梱すると、包装袋2のタグ3Aの折れが解消されていることが確認できた。
<梱包物Gの試験>
梱包物Gは、包装袋の材質をポリエチレンテレフタレート(ヤング率4.1GPa)、厚みを0.3mmに変更した以外は、梱包物Bと同様の条件により各試験を行った。この結果、折り処理なしの試験では、タグ3Aの画像パターンを認識し、梱包物を開梱することなく、内部のチップレスRFIDを読み取れることが確認できた。
他方、折り処理後の試験では、振とう後の再度の読み取り検査において、タグ3Aの画像パターンを認識できなかった。この梱包物Gを開梱して確認したところ、包装袋2のタグ3Aは、折れた状態のままであった。
<梱包物Hの試験>
梱包物Hは、包装袋の材質を紙(ヤング率8.2GPa)、厚みを0.2mmに変更した以外は、梱包物Bと同様の条件により各試験を行った。この結果、折り処理なしの試験では、タグ3Aの画像パターンを認識し、梱包物を開梱することなく、内部のチップレスRFIDを読み取れることが確認できた。
他方、折り処理後の試験では、振とう後の再度の読み取り検査において、タグ3Aの画像パターンを認識できなかった。この梱包物Hを開梱して確認したところ、包装袋2のタグ3Aの部位は、折れた状態のままであった。
<梱包物Iの試験>
梱包物Iは、包装袋の材質をユポ紙(ヤング率2.8GPa)、厚みを0.2mmに変更した以外は、梱包物Bと同様の条件により各試験を行った。この結果、折り処理なしの試験では、タグ3Aの画像パターンを認識し、梱包物を開梱することなく、内部のチップレスRFIDを読み取れることが確認できた。
また、折り処理後の試験では、振とう後の再度の読み取り検査において、タグ3Aの画像パターンを認識することができた。この梱包物Iを開梱すると、包装袋2のタグ3Aの折れが解消されていることが確認できた。
これら実験1〜9の結果から、タグ3A(チップレスRFID3)の読み取り性が向上する条件として、チップレスRFID3の配置は、包装袋2のシール部2bおよび折り目2aの位置からそれぞれ3cm以上離れていることが望ましいことが確認された。また、包装袋2の厚みは、0.5mm以下にすると良い結果が得られることが確認された。さらに、包装袋2のヤング率は、4.0GPa以下にすると良い結果が得られることが確認された。そして、チップレスRFID3の更なる読み取り性の向上を図るために、包装袋2におけるチップレスRFID3の位置、包装袋2の厚みおよびヤング率についての上記の数値条件を全て満たすことが望ましいことが確認された。
言い換えると、包装袋2の物性およびチップレスRFID3の配置の条件を適正にすることによって、形状が複雑でタグ等の付与が難しい物品本体に関しても、非開梱検品ができることが確認された。また、包装袋2の物性およびチップレスRFID3の配置の条件を適正にすることによって、仮にチップレスRFID3の読み取りができない場合でも、軽く揺する等の外力を加えるだけで非開梱検品を実現できることが確認された。
(第2の試験)
次に、実験1〜9とは異なる物品本体1等を使用した第2の試験(実験10〜12)について説明する。
第2の試験では、包装袋2内に収容する物品本体1として、一辺の長さが10cmの立方体を使用した。また、包装袋2は、厚みが0.3mmのポリプロピレン製(ヤング率1.8GPa)のものを使用した。他は、第1の試験と同様にして梱包物を作成した。包装袋2に付与するチップレスRFID3(タグ3A)の構成や印刷方式等も、第1の試験と同じである。
第2の試験では、第1の試験と同一条件によって折り処理なしの試験を行い、折り処理後の試験は行わなかった。以下、実験10〜12で使用した物品(梱包物)を、それぞれ、物品(梱包物)J,KおよびLと呼ぶ。
<梱包物Jの試験>
梱包物Jでは、包装袋2におけるシール部2bから15cm、折り目2a(図2参照)から5cm離れた位置に、タグ3Aを配置した。この包装袋2内に立方体の物品本体1を納め、開口部2cをリボンRで閉じて物品Jとした。さらに、物品Jを梱包容器(段ボール箱)に収納した後、シール材5(布製の粘着テープ)で梱包容器の上蓋部分を密閉し、梱包物Jを作成した。
梱包物Jに対する実験では、第1の試験で用いたハンディリーダー(発信周波数76.5GHz)を、梱包物Jの様々な方向から向けて、タグ3Aの読取りを試みた。この結果、梱包物J(すなわち内部のチップレスRFID3)とハンディリーダーとのなす角度によって、チップレスRFID3の読取り性の良否が変動することが分かった。具体的には、チップレスRFID3(タグ3A)が印刷された面(図10参照)と、ハンディリーダーの発信部と、のなす角度が90度に近くなるほどチップレスRFID3の読取り性が良くなることが確認された。逆に、かかる角度がゼロまたはゼロに近い場合、チップレスRFID3からの反射電波が受信できなくなり、チップレスRFID3の読取り性が低下することが確認された。
<梱包物Kの試験>
梱包物Kでは、図4で上述したように、2つのチップレスRFID3(3−1,3−2)を、包装袋2の外面の両半球に配置した。チップレスRFID3−1、3−2は、各々、包装袋2の各外面におけるシール部2bおよび折り目2a(図2参照)からそれぞれ3cm離れた位置に印字した。そして、他の条件は梱包物Jと同様として、チップレスRFID3(タグ3A)の読取りを試みた。
この結果、梱包物Jに対する実験結果と比較して、より良好な読み取り性が得られることが確認された。具体的には、梱包物K(すなわち内部のチップレスRFID3−1,3−2)とハンディリーダーとのなす角度に基づく読取り性の低下がより緩やかであり、より広い角度でチップレスRFID3からの反射電波が受信できた。この結果、包装袋2の外面の両半球にチップレスRFID3−1,3−2を配置することにより、一方のチップレスRFID(3−1または3−2)が読み取れない状態でも、もう一方のチップレスRFID(3−2または3−1)の読み取り性を確保できることが分かった。
<梱包物Lの試験>
梱包物Lでは、図5で上述したように、一方のチップレスRFID3−1を包装袋2に付与し、もう一方のチップレスRFID3−3を立方体の物品本体1の一面に付与した。チップレスRFID3−1の作成方法や印刷位置等は、梱包物JおよびKと同じである。他方、チップレスRFID3−2は、紙にタグ3Aを印刷することにより作成し、かかる紙を接着剤により物品本体1の一面に付与した。さらに、チップレスRFID3−2が付与された物品本体1の面がチップレスRFID3−1とは反対側となるように、包装袋2内に物品本体1を収納して物品Lを作成した。そして、他の条件は梱包物Jと同様として、チップレスRFID3(タグ3A)の読取りを試みた。
この結果、梱包物Jに対する実験結果と比較して、より良好な読み取り性が得られることが確認された。すなわち、梱包物Kの場合と同様に、梱包物L(内部のチップレスRFID3−1,3−3)とハンディリーダーとのなす角度に基づく読取り性の低下がより緩やかであり、より広い角度でチップレスRFID3からの反射電波が受信できた。この結果、包装袋2と物品本体1の各々にチップレスRFID3(3−1,3−3)を付与することにより、一方のチップレスRFID(3−1または3−3)が読み取れない状態でも、もう一方のチップレスRFID(3−3または3−1)の読み取り性を確保できることが分かった。
以上のように、梱包物内に収容される物品にチップレスRFID3を複数個付与した場合、チップレスRFIDの読み取り性が高められ、梱包物の非開梱検品をリーダーによる少ない照射作業で実施できる。特に、物品の投影面に少なくとも1つ以上チップレスRFIDを配置することで、梱包物の片側からリーダーを向けて、内部のチップレスRFID3の識別情報(物品ID等)を照合できる。
以上のように、本発明を適用した実施の形態によれば、チップレスRFIDの読み取り性を確保することができる。
その他、上述した実施の形態や実施例は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 物品本体
2 包装袋
2a 折り目
2b シール部
2c 開口部
3(3−1,3−2,3−3) チップレスRFID
3A タグ(チップレスRFID)
4 段ボール箱(梱包容器)
5 シール材
100 物品管理データベース
200 配送情報データベース
La チップレスRFIDの配置領域
配置領域Laと開口部2cとの距離
、D 配置領域Laと折り目2aとの距離
配置領域Laとシール部2bとの距離
R リボン
V 花瓶(物品本体)

Claims (15)

  1. 物体本体を包装し、パターン形状の違いを電波で認識することでコード情報を読み取るチップレスRFIDを有する包装袋。
  2. 前記包装袋のヤング率、厚み、および該包装袋における前記チップレスRFIDの位置、の少なくとも1つが、該チップレスRFIDの読み取り性が向上するように設定されている、
    請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記チップレスRFIDは、当該包装袋に印刷されている、
    請求項1または2に記載の包装袋。
  4. 当該包装袋のヤング率、厚み、および該包装袋における前記チップレスRFIDの位置は、該チップレスRFIDの読み取り性が向上する数値範囲内に設定されている、
    請求項2または3に記載の包装袋。
  5. 前記包装袋のヤング率は0.1〜4.0GPaである、
    請求項2または4に記載の包装袋。
  6. 該包装袋の厚みは0.05mm〜0.5mmである、
    請求項2または4に記載の包装袋。
  7. 前記チップレスRFIDは、前記物品本体を識別する物品IDを担持する、
    請求項1から6のいずれかに記載の包装袋。
  8. 前記包装袋における前記チップレスRFIDの位置は、当該包装袋のシールの位置から前記物品本体の低面における最大長の1/2以上、折り目の位置から該包装袋の幅の1/10以上離れている、
    請求項2または4に記載の包装袋。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の包装袋と、
    前記包装袋に包まれている物品本体と、を含む、
    物品。
  10. 前記チップレスRFIDは、前記包装袋に複数配置されている、
    請求項9に記載の物品。
  11. 前記チップレスRFIDは、前記包装袋および前記物品本体に各々1つ以上配置されている、
    請求項9に記載の物品。
  12. 各チップレスRFIDは、前記物品本体を識別する同一の物品IDを担持する、
    請求項9から11のいずれかに記載の物品。
  13. 請求項9から12のいずれかに記載の物品が内包されている梱包物。
  14. 入庫された物品本体の物品IDを、物品管理データベースを用いて管理するための倉庫管理システムであって、
    前記物品管理データベースは、前記物品本体を包装する包装袋に設けられ、パターン形状の違いを電波で認識することでコード情報を読み取るチップレスRFIDが担持する前記物品IDを登録する、
    倉庫管理システム。
  15. 前記包装袋のヤング率、厚み、および該包装袋における前記チップレスRFIDの位置、の少なくとも1つが、該チップレスRFIDの読み取り性が向上するように設定されている、
    請求項14に記載の倉庫管理システム。
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