JP2019058483A - ヘアドライヤー - Google Patents

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Siwen Huang
四文 黄
研二 中原
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研二 中原
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Abstract

【課題】全体としてコンパクトであって、より多くのイオンを毛髪に到達させることができるヘアドライヤーを提供する。【解決手段】ヘアドライヤーは、吹出口へ向かって空気を送出するファンと、空気を温めるヒータ線と、ヒータ線を巻回する基体となる絶縁部材と、吹出口の近傍に配置された導電性素材の吹出グリルと、吹出グリルに対向して配置されイオンを発生させるイオン電極とを備え、当該イオン電極は、吹出グリルと対向する先端部が、絶縁部材と吹出グリルとの間に設けられた空間に向かって、空気の気流方向に対して斜交して突出するように、絶縁部材に固定されている。【選択図】図4

Description

本発明は、ヘアドライヤーに関する。
マイナスイオンを発生させ、毛髪に照射させることにより、帯電したプラス電荷を除電したり、保湿効果を高めたりするドライヤーが知られている。また、マイナスイオンと共にプラスイオンも発生させ、毛髪に照射させることにより、併せて毛髪の除菌効果を謳うドライヤーが知られている。最近では、内部を通過する空気流の下流側に放電電極を設けたヘアドライヤーも存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−49101号公報
毛髪へより多くのイオンを到達させるためには、イオン発生器を温冷風の吹出口近傍に配置することが好ましい。しかし、温冷風の吹出口近傍は、ユーザが指先などを差し込める場所でもあり、イオン電極のような繊細な部品を外部から接触容易な場所に配置することは、製品の安全管理上好ましいものではない。吹出口は、異物の進入を防ぐために、メッシュ構造を有する吹出グリルによって覆われることが多いが、吹出グリルとイオン電極を離しすぎると、ヘアドライヤー全体として大型化してしまう。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、全体としてコンパクトであって、より多くのイオンを毛髪に到達させることができるヘアドライヤーを提供することを目的とする。
本発明の具体的態様におけるヘアドライヤーは、吹出口へ向かって空気を送出するファンと、空気を温めるヒータ線と、ヒータ線を巻回する基体となる絶縁部材と、吹出口の近傍に配置された導電性素材の吹出グリルと、吹出グリルに対向して配置されイオンを発生させるイオン電極とを備え、当該イオン電極は、吹出グリルと対向する先端部が、絶縁部材と吹出グリルとの間に設けられた空間に向かって、空気の気流方向に対して斜交して突出するように、絶縁部材に固定されている。
このような構造を採用することにより、吹出口近傍の要素を全体としてコンパクトに配置できると共に、吹出グリルからの異物進入に対してもイオン電極の損傷を免れやすい。また、内部を通過する空気流の下流側にイオン電極を配置できるので、発生させたイオンを効率的に毛髪へ到達させることができる。
上記のヘアドライヤーにおいて、絶縁部材は、吹出グリルと接触する接触部を有し、イオン電極が突出する空間は、当該絶縁部材の切欠部分に形成されているように構成すると良い。このような構造を採用することにより、絶縁部材が吹出グリルを内部から支持して外部からの押圧力に抗するので、イオン電極の破損を防ぐことができる。また、イオン電極が突出する空間を、吹出グリル近傍に確保することができる。
上記のヘアドライヤーにおいて、絶縁部材は、気流方向に伸延する複数の絶縁板を互いに交叉させて組み立てた構造体であって良い。このような構造を採用することにより、イオン電極が突出する空間をより堅牢に構成することができる。
上記のヘアドライヤーにおいて、イオン電極は、互いに独立した複数の電極によって構成され、当該複数の電極は、プラスイオンを発生させるプラスイオン電極とマイナスイオンを発生させるマイナスイオン電極とを含むように構成しても良い。このように両極のイオンをそれぞれ別個の電極で発生させられると、それぞれが発生させるイオン量も調整できるので、ヘアドライヤーの利便性が向上する。このとき、プラスイオン電極とマイナスイオン電極は、互いの基端部間の距離よりも先端部間の距離の方が長くなるように、それぞれ絶縁部材に固定されていると良い。このように構成すれば、プラスイオンの発生位置とマイナスイオンの発生位置とを離間させることができるので、互いに打ち消し合うプラスイオンとマイナスイオンの割合を減らすことができる。
本発明により、全体としてコンパクトであって、より多くのイオンを毛髪に到達させることができるヘアドライヤーを提供することができる。
本実施形態に係るヘアドライヤーの外観斜視図である。 本体ユニットの主要部品の分解斜視図である。 吹出グリル近傍の拡大図である。 空気流とイオン電極との関係を説明する説明図である。 イオン発生回路の概略を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲に係る発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係るヘアドライヤー100の外観斜視図である。ヘアドライヤー100は、主に、温風や冷風とイオンを発生させる本体ユニット110と、ユーザが把持するグリップユニット180を備える。ヘアドライヤー100は、AC電源から供給される電力によって、熱やイオンを発生させる。
本体ユニット110は、全体として円筒形状を成し、一端側の開口である吸入口111から外気を取り入れ、他端側の開口である吹出口112から調整された空気流を吹き出す。また、本体ユニット110は、グリップユニット180と接続する端部を有する。当該端部近傍には、後述する電熱線に通電して温風を送出させる温風モードと、電熱線への通電を遮断して冷風を送出させる冷風モードと切り替える温冷スイッチ171が設けられている。また、温冷スイッチ171に隣接して、発生させるプラスイオン量およびマイナスイオン量を調整するイオン調整ダイヤル172が設けられている。
グリップユニット180は、一端側が本体ユニット110と回動可能に接続されており、ユーザは、グリップユニット180を本体ユニット110に対して使用時においては直立させ、収容時においては並行にして折り畳む。グリップユニット180は、把持部の中央付近に電源スイッチ181を有する。ユーザが電源スイッチ181をON側へスライドさせると、後述するファンが回り始め、温冷スイッチ171とイオン調整ダイヤル172の設定に従って調整された空気流が吹出口から吹き出される。
図2は、本体ユニット110の主要部品の分解斜視図である。本体ユニット110は、絶縁部材120、ファン130、モータ132、電熱線134、イオン電極150および吹出グリル160を主な構成要素とする。そして、これらの要素を左右のハウジング141、142、通気筒143および先端リング144が、筐体として取り囲んでいる。
ファン130は、モータ132によって回転され、吸入口111から外気を取り込んで、吹出口112へ向けて空気流を発生させる。モータ132は、例えば直流モータであり、ファン130と共に送風装置として機能する。電熱線134は、通電されることにより熱を発生し、ファン130で発生された空気流を加熱して温風に変換する。
絶縁部材120は、例えばマイカ板から形成される絶縁板である垂直絶縁板121と水平絶縁板122が互いに十字状に交叉されて組立てられた構造体である。絶縁部材120の周縁部には係止溝120aが複数設けられており、電熱線134は、この係止溝120aに巻回され、絶縁部材120を基体として固定される。また、吸入口111側は切り欠かれて、ファン130とモータ132を収容する収容空間120bを形成している。なお、本実施形態においては、2枚の絶縁板を組み合わせて絶縁部材120を形成するが、組み合わせる絶縁板の枚数は3枚以上であっても構わない。また、例えば型成形されたブロック状の構造体であっても良い。
イオン電極150は、マイナスイオン電極151とプラスイオン電極152とを含み、それぞれ後述するイオン発生回路に接続されている。マイナスイオン電極151は水平絶縁板122に固定され、プラスイオン電極152は、垂直絶縁板121に固定される。具体的な配置関係等については後述する。
吹出グリル160は、導電性素材のメッシュ面を有する円形状部材であり、異物が吹出口112から内部へ進入することを防ぐ役割を担う。同時に、イオン電極150がイオンを発生させる場合には、対向電極として機能する。吹出グリル160は、先端リング144を介して吹出口112の近傍に固定されている。吹出グリル160は、導電性素材で形成されており、好ましくは鉄などの金属素材が用いられる。
通気筒143は、本体ユニット110を構成する各要素を収容すると共に、内部の空気流を整流する機能を担う。ハウジング141、142は、通気筒143の側面の一部に固定され、グリップユニット180との接続部として機能する。
図3は、吹出グリル160近傍の拡大図である。ただし、図は、実際の組立て状態に対して、吹出グリル160を絶縁部材120から少し離間させて表している。
垂直絶縁板121は、吹出グリル160と対向する端面のうち中央部がコの字状に切り欠かれている。水平絶縁板122も、吹出グリル160と対向する端面のうち中央部がコの字状に切り欠かれている。これらの切欠部分は、吹出グリル160と絶縁部材120との間に切欠空間120cを形成する。プラスイオン電極152は、垂直絶縁板121の切欠部分の近傍に固定され、その先端部は、切欠空間120cに向かって突出している。また、マイナスイオン電極151は、水平絶縁板122の切欠部分の近傍に固定され、3つに分岐した第1電極151a、第2電極151b、第3電極151cの先端部は、それぞれ切欠空間120cに向かって突出している。
垂直絶縁板121の切欠部分の両側部分は、吹出グリル160のメッシュ160aと当接する当接端121aであり、メッシュ160a面を支持して外部からの押圧力に抗する接触部として機能する。また、水平絶縁板122の切欠部分の両側部分は、吹出グリル160のメッシュ160aと当接する当接端122aであり、当接端121aと同様に、メッシュ160a面を支持して外部からの押圧力に抗する接触部として機能する。
吹出グリル160のメッシュ160aは、格子状ではなく部分的に円環状に形成された4つの第1ターゲット160b〜第4ターゲット10eを含む。第1ターゲット160bは、その円環中心がプラスイオン電極152の先端部に対向する位置に設けられている。同様に、第2ターゲット160cは、その円環中心がマイナスイオン電極151の第1電極151aの先端部に、第3ターゲット160dは、その円環中心が第2電極151bの先端部に、第4ターゲット160eは、その円環中心が第3電極151dの先端部に、それぞれ対向する位置に設けられている。
プラスイオン電極152に高圧の正パルス電圧が印加されると、その先端部と第1ターゲット160bの間で放電が起こり、プラズマが発生する。このとき、空気中の水分子が電離して水素イオン(H)が生成する。この水素イオンが空気中の水分子とクラスタリングして、H(HO)(mは任意の自然数)から成るプラスイオンが発生する。第1ターゲット160bは、プラスイオン電極152の先端部から等距離である円環形状であるので、放電位置は一箇所に集中せず円環上で分散され、メッシュ160aの損傷を軽減することができる。
マイナスイオン電極151に高圧の負パルス電圧が印加されると、第1電極151aの先端部と第2ターゲット160cの間、第2電極151bの先端部と第3ターゲット160dの間、第3電極151cの先端部と第4ターゲット160dの間で放電が起こり、プラズマが発生する。このとき、空気中の酸素分子または水分子が電離して酸素イオンO が生成する。この酸素イオンが空気中の水分子とクラスタリングして、O (HO)(nは任意の自然数)から成るマイナスイオンが発生する。第2ターゲット160c〜第4ターゲット160eも、それぞれ第1電極151a〜第3電極151cの先端部から等距離である円環形状であるので、放電位置は一箇所に集中せず円環上で分散され、メッシュ160aの損傷を軽減することができる。
図4は、空気流とマイナスイオン電極151およびプラスイオン電極152との関係を説明する説明図である。具体的には、本体ユニット110の主な構成要素である絶縁部材120、ファン130、モータ132、電熱線134、イオン電極150および吹出グリル160が組立てられた状態を、図3のA方向から観察した様子を示す。
モータ132がファン130を回転すると、点線矢印で示すような空気流が発生する。温冷スイッチ171が温風モードに設定されている場合は、電熱線134が通電されて発熱し、空気流が温められる。絶縁部材120において、電熱線134よりも吹出グリル160側に固定されているイオン電極150が発生するイオンは、温められた空気流中の水分子とクラスタリングし、空気流に乗って吹出グリル160から外部へ吹き出される。温冷スイッチ171が冷風モードに設定されている場合は、電熱線134が発熱することなく、冷風である空気流中の水分子とクラスタリングし、空気流に乗って吹出グリル160から外部へ吹き出される。
図示するように、プラスイオン電極152の基端部は、垂直絶縁板121の切欠部分の近傍に固定されており、プラスイオン電極152の先端部は、空気の気流方向に対して斜交するように切欠空間120cに向かって突出している。また、マイナスイオン電極151の基端部は、水平絶縁板122の切欠部分の近傍に固定されており、マイナスイオン電極151の先端部は、やはり空気の気流方向に対して斜交するように切欠空間120cに向かって突出している。このように、それぞれの電極を斜交するように切欠空間120cへ突出させることにより、電極先端から対向電極である吹出グリル160までの距離を一定距離に離間させつつも、切欠空間120cを小さな空間とすることに成功している。したがって、電熱線134よりも先端側の部分をコンパクトに設計できると共に、吹出グリル160からの異物の進入に対しても電極を保護することができる。また、それぞれの電極を斜交するように切欠空間120cへ突出させると共に、切欠空間120cを形成することにより、電極先端から吹出グリル160までの距離と電極基端から電熱線134までの距離を一定距離に離間させつつも、電熱線134から吹出グリル160までの空間を小さな空間とすることに成功している。したがって、電熱線134よりも先端側の部分をコンパクトに設計できると共に、吹出グリル160と電極との距離および電極と電熱線134との距離を要求に応じた長さに設定することができる。
プラスイオン電極152とマイナスイオン電極151がそれぞれ切欠空間120cに突出する方向は、互いに向き合っていても、あるいは互いに平行であっても上記の利点を享受できるが、互いに反対方向を向くことが好ましい。すなわち、プラスイオン電極152とマイナスイオン電極151は、互いの基端部間の距離よりも先端部間の距離の方が長くなるように、それぞれ垂直絶縁板121、水平絶縁板122に固定されていることが好ましい。このような配置関係であれば、プラスイオンの発生位置とマイナスイオンの発生位置とを離間させることができるので、互いに打ち消し合うプラスイオンとマイナスイオンの割合を減らすことができる。
図5は、イオン発生回路190の概略を示す図である。本実施形態に係るイオン発生回路190は、プラスイオンを発生させるプラスイオン発生回路191と、マイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生回路192とが並列して設けられている。それぞれの回路構成は、主に、変圧器TRの二次側コイルの一方の端子に接続されるダイオードD4の端子がアノードであるかカソードであるかの違いがある程度であって、他の構成は共通する。したがって、以下の説明において特に言及しない場合は、両回路に共通する構成である。
AC電源の一端には、ダイオードDのアノードが接続され、ダイオードDのカソードには、抵抗Rを介して、主に、コンデンサCの一方の端子と、ダイオードDのカソードが接続されている。AC電源の他端には、抵抗Rを介して、主に、ダイオードDのカソードが接続され、ダイオードDのアノードには、ダイオードDのアノードが接続されている。そして、コンデンサCの他方の端子とダイオードDのアノードとの間に、変圧器TRの一次側コイルが接続されている。
プラスイオン発生回路191の場合は、変圧器TRの二次側コイルの一方の端子には、ダイオードDのアノードが接続され、ダイオードDのカソードと二次側コイルの他方の端子との間に、コンデンサCが接続されている。さらに、ダイオードDのカソードには、抵抗Rを介して、プラスイオン電極152が接続されている。プラスイオン電極152は、吹出グリル160の第1ターゲット160bを対向電極として、プラスイオンを発生させる。
マイナスイオン発生回路192の場合は、変圧器TRの二次側コイルの一方の端子には、ダイオードDのカソードが接続され、ダイオードDのアノードと二次側コイルの他方の端子との間に、コンデンサCが接続されている。さらに、ダイオードDのアノードには、抵抗Rを介して、マイナスイオン電極151の第1電極151a、第2電極151b、第3電極151cが接続されている。第1電極151a、第2電極151b、第3電極151cは、それぞれ吹出グリル160の第2ターゲット160c、第3ターゲット160d、第4ターゲット160eを対向電極として、マイナスイオンを発生させる。なお、プラスイオン発生部としてもマイナスイオン発生部としても対向電極として機能する吹出グリル160は、アース線に接続されている。
また、トライアックTCが、AC電源の両端間に接続されている。トライアックTCのゲートは、例えばマイコンによって構成される制御部200に接続されており、制御部200による位相制御により、電力供給のデューティー比を変化させることができる。電極で発生するイオン量は電力供給のデューティー比におよそ比例するので、制御部200は、イオン調整ダイヤル172の回転量に応じて位相制御を行うことにより、プラスイオンとマイナスイオンのそれぞれの発生量をコントロールすることができる。
なお、イオン発生回路190は、図1および図2においては不図示であるが、本体ユニット110のうち、グリップユニット180との接続部近傍に設けられている。イオン発生回路190の設置箇所は、他の箇所であっても構わない。また、プラスイオン発生回路191とマイナスイオン発生回路192のそれぞれの素子におけるパラメータ値は、互いに同一でなくても良く、例えば、マイナスイオンの方がプラスイオンよりも多く発生するように調整しても良い。また、パラメータ値に限らず、回路構成についても互いに異ならせても良い。
以上の実施形態で説明したイオン発生回路190では、供給電力のオンデューティーを調整することにより、プラスイオンとマイナスイオンの発生量を制御したが、発生量の制御は、この方式に限らない。印可電圧を制御しても良いし、パルス幅と印可電圧の両方を制御しても良い。また、イオン発生回路がプラスイオン発生回路とマイナスイオン発生回路を並列で備えて、両極のイオンを同時に発生させることができる回路構成に限らず、プラスイオンとマイナスイオンが交互に発生する回路構成であっても構わない。この場合、目標とするイオン発生量は、単位時間あたりのイオン発生量として管理される。
以上の実施形態で説明したイオン発生回路190では、吹出グリル160を対向電極として利用し、吹出グリル160をアース線に接続したが、アース線に接続しない構成であっても構わない。ただし、アース線に接続しないと、一方の極のイオンを発生させ続けると吹出グリル160がその極の電荷で帯電し、やがて放電が著しく起こりにくくなってしまう。したがって、アース線に接続しない場合は、マイナスイオンを発生させたい場合であっても、マイナスイオンを発生させると共にプラスイオンも発生させ、プラスイオンを発生させたい場合であっても、プラスイオンを発生させると共にマイナスイオンも発生させる。このようにイオン発生回路190を制御すれば、吹出グリル160に蓄積される一方の極の電荷(イオン)を他方の極のイオンで中和することができる。
100 ヘアドライヤー、110 本体ユニット、111 吸入口、112 吹出口、120 絶縁部材、120a 係止溝、120b 収容空間、120c 切欠空間、121 垂直絶縁板、121a 当接端、122 水平絶縁板、122a 当接端、130 ファン、132 モータ、134 電熱線、141 ハウジング、142 ハウジング、143 通気筒、144 先端リング、150 イオン電極、151 マイナスイオン電極、151a 第1電極、151b 第2電極、151c 第3電極、152 プラスイオン電極、160 吹出グリル、160a メッシュ、160b 第1ターゲット、160c 第2ターゲット、160d 第3ターゲット、160e 第4ターゲット、171 温冷スイッチ、172 イオン調整ダイヤル、180 グリップユニット、181 電源スイッチ、190 イオン発生回路、191 プラスイオン発生回路、192 マイナスイオン発生回路、200 制御部

Claims (5)

  1. 吹出口へ向かって空気を送出するファンと、
    前記空気を温めるヒータ線と、
    前記ヒータ線を巻回する基体となる絶縁部材と、
    前記吹出口の近傍に配置された導電性素材の吹出グリルと、
    前記吹出グリルに対向して配置されイオンを発生させるイオン電極と
    を備え、
    前記イオン電極は、前記吹出グリルと対向する先端部が、前記絶縁部材と前記吹出グリルとの間に設けられた空間に向かって、前記空気の気流方向に対して斜交して突出するように、前記絶縁部材に固定されたヘアドライヤー。
  2. 前記絶縁部材は、前記吹出グリルと接触する接触部を有し、
    前記空間は、前記絶縁部材の切欠部分に形成されている請求項1のヘアドライヤー。
  3. 前記絶縁部材は、前記気流方向に伸延する複数の絶縁板を互いに交叉させて組み立てた構造体である請求項1または2に記載のヘアドライヤー。
  4. 前記イオン電極は、互いに独立した複数の電極によって構成され、
    前記複数の電極は、プラスイオンを発生させるプラスイオン電極とマイナスイオンを発生させるマイナスイオン電極とを含む請求項1から3のいずれか1項に記載のヘアドライヤー。
  5. 前記プラスイオン電極と前記マイナスイオン電極は、互いの基端部間の距離よりも先端部間の距離の方が長くなるように、それぞれ前記絶縁部材に固定されている請求項4に記載のヘアドライヤー。
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