JP2019058316A - 靴 - Google Patents

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JP2019058316A
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中島 明
Akira Nakajima
明 中島
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Abstract

【課題】靴の外観に影響を与えることなく、別工程を付加する必要がなく、従来の方法で製造できる、名前の記入が可能な靴構成部材を備えた靴を提供することを目的とする。【解決手段】布地からなる甲被2を備えた靴1であって、前記甲被2の踵部に、前記甲被の継ぎ目を補強する踵つまみ部4を有し、前記踵つまみ部4は合成樹脂シートから構成されていることを特徴とする。また、当該踵つまみ部4は、名前記入可能な平滑領域を有してもよい。【選択図】図1

Description

本願発明は、名前の記入が可能な靴構成部材を備えた靴に関する。
学校等の校内履き或いは室内履きとして使用される靴では、所有者の名前を記入して履き間違えや紛失等のトラブルを回避している。例えば、靴甲被、特に前甲部や踵部といった目立つ部分、或いは靴甲被の履口部内側などに名前が記入されていた。
このような校内履き或いは室内履きの靴甲被素材としては、布地(キャンバス生地)のものが多く使用されており、また、その表面を撥水加工などの処理をして、汚れを付きにくくするなどの高機能性を付与したものも知られている。
ところが、名前を記入する場合、通常油性ペンが用いられるが、布地であるとそのインクがにじみやすく名前が読みにくくなり、さらに表面処理を施した布地であるとインクをはじいてしまい、名前記入がし難いものであった。また、靴を洗濯すると色落ちして名前が不鮮明になることもあった。特に、踵部は、靴箱などに靴を収納、或いは取り出すときに目立つ部分であるため、踵部に名前を記入することが多いものの、靴を脱ぎ履きする際にこすれ易い部分であるため、使用していくうちに字がうすくなったりはげ落ちたりして、不鮮明となりやすい。
そこで、特許文献1には、名前記入が可能な合成樹脂シートを靴甲被に貼る、或いは縫着するなどして名前記入枠を形成したものが開示されている。名前記入枠を形成することで、靴の外観を損ねることなく、靴の履き間違いや紛失を防止できる。
しかしながら、特許文献1のような名前記入枠を形成するには、靴に別部材を接着剤によって貼り合わせたり、縫着などを行う必要があり、また別部材の位置決めなど、靴の外観に影響を与える工程が加わるため、製造が煩雑となり、コストが高くなる問題があった。
実開平03−367107号公報
本願発明は、靴の外観に影響を与えることなく、別工程を付加する必要がなく従来の方法で製造できる、名前の記入が可能な靴構成部材を備えた靴を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本願発明は、布地からなる甲被を備えた靴であって、前記甲被の踵部に、前記甲被の継ぎ目を補強する踵つまみ部を有し、前記踵つまみ部は合成樹脂シートから構成されていることを特徴とする。
本願発明では、靴を構成するのに必要な部材である踵つまみ部を名前の記入が可能な合成樹脂シートにすることで、別途名前記入枠を設けることもなく、安価に名前記入可能な靴を作成できる。
また、踵つまみ部は、名前記入可能な平滑領域を有することが好ましい。
平滑領域であれば、名前が書きやすくなり、また書き損じた場合でも溶剤等でふき取り易いため、再度記入することができる。
本願発明は、靴を構成するのに必要な部材である踵つまみ部が名前の記入が可能な合成樹脂シートから形成されているため、靴の外観に影響を与えることなく、別工程を付加する必要がなく従来の方法で安価に名前記入可能な靴を製造できる。また、踵部に名前が記入可能であるため、靴の履き間違いや紛失を防止できる。
本願発明の実施態様を説明する側面図である。 本願発明の実施態様を説明する図であって、(a)は靴底、及び踵つまみ部を付ける前の甲被踵部を示した図、(b)は実施態様の踵部側を示した図である。 踵つまみ部の説明図であって、(a)は従来の縫合箇所を示した図、(b)は本願発明の実施態様であって、平滑領域を示した図である。
以下、図を用いて本願発明の実施態様を説明するが、本願発明はこれに限定されるものではない。
本願発明は、図1に示すように、布地からなる甲被2及び靴底3を備えた靴1であって、当該甲被2の踵部に、甲被2の継ぎ目を補強する踵つまみ部4を有する。
本願発明の甲被2は、布地から構成される。布地としては、一般的に靴に使用されているものであればよく、例えば、綿や麻などの天然繊維、合成繊維などの糸からなる織布や編布、不織布、メッシュ、ダンボールニット、キャンバスなどが挙げられる。これらの布地は、名前を書く際ににじみやすく、また洗濯や使用によって字がはげたり色落ちしやすい。
なお、甲被に塩化ビニルレザーなどの合成樹脂シートを使用した靴も知られているが、布地の触感や外観、洗濯可能性、耐磨耗性などの面からも、甲被全体が布地から構成されることが好ましい。
靴1に名前を記入する部分としては、靴箱に靴を収納する場合や取り出す際に目立つ部分である踵部がよい。また、靴1を構成するのに必要な部材に名前を記入することができれば、靴1の外観に影響を与えることなく、別工程を付加する必要がなく、従来の方法で安価に名前記入可能な靴を製造できる。
そこで、踵部を構成する部材として、甲被2のほか、踵補強部や踵つまみ部が必要とされるが、本願発明では、その中でも踵つまみ部4に名前を記入できるようにしている。なお、本願発明では踵つまみ部4以外の部材に名前を記入することを除外するものではない。
本願発明では、踵つまみ部4は合成樹脂シートから構成され、当該踵つまみ部4に名前を記入することができる。
合成樹脂シートであれば、油性ペンで名前を記入しても、にじむことなく書きやすい。また、布地であると、編みや織りによって表面が凸凹しているので洗濯や使用によって字がはげたり色落ちしやすいが、平滑な合成樹脂シートであれば、これらを抑えることができる。
本願発明の合成樹脂シートとしては、例えば、塩化ビニル樹脂シート、ポリウレタン樹脂シートなど樹脂のみからなるシートや、生地に塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂などの合成樹脂を積層させた人工皮革や合成皮革などが使用できる。
また、名前を書き損じた場合であっても、溶剤等でふき取れば、再度記入し直せるものであってもよい。
ここで、踵つまみ部4について、図2に基づき説明する。
通常、靴甲被2を作成するには、まず布地を略U字状に裁断し、その端部同士(甲被の継ぎ目)を縫合して輪状としたのち、中底を縫い合わせて袋状の靴甲被2とする。図2(a)に示すように、当該継ぎ目5は靴の踵部分に位置するが、踵部は靴の脱ぎ履きによって力が加わる部分であるため補強が必要であり、また縫い目5’を隠す必要がある。そこで、図2(b)に示すように、甲被の継ぎ目5の補強や目隠しのための部材として、当該継ぎ目5を挟むように、すなわち常に靴の表面に位置するように踵つまみ部4が設けられている。
このように、踵つまみ部4は靴の表面に位置しているため、名前を記入すれば目立つ部分であり、名前が記入できる踵つまみ部4を有する本願発明の靴1は、靴の履き間違えや紛失等を防止することができる。
踵つまみ部4は、帯状であり、名前記入ができる程度で幅が10〜20mmのものが使用できる。また、靴1を脱ぎ履きする際に指で摘み易いように、或いは洗濯時に洗濯ばさみなどでつまめるよう、履き口に対して突出させたり、先端をループ状にしてもよい。
また、踵つまみ部4は、平滑領域6を有することが好ましい。
ここでいう平滑領域6とは、縫い目やエンボスなどで形成された凹凸が無い領域を示す。例えば、図3(a)に示すように、踵つまみ部4を縫着する場合、通常の左右縁と中央部を縫合しているが、中央部に縫い目の凹凸があると名前を記入しにくい。そこで、図3(b)に示すように、縫い目の位置をずらすことで、平滑領域6を確保できる。また、平滑領域6であれば、名前を書き損じた場合でも溶剤等でふき取り易いため、再度記入することができる。
一方、踵部を構成する部材として、踵補強部は踵部の形状保持のために必要な部材であって、当該踵補強部を合成樹脂シートで形成してもよい。
ただし、踵補強部は、必ずしも靴の表面に設けられるものではなく、当該踵補強部を靴の表面に設けた場合、合成樹脂シートから形成していると外観を損ねたり、剥がれなどの心配があるため、靴1の内部に縫い合わせられることが多い。
本願発明は、靴1を構成するのに必要な部材である踵つまみ部4が名前の記入が可能な合成樹脂シートから形成されているため、靴1の外観に影響を与えることなく、別工程を付加する必要がなく、従来の方法で安価に名前記入可能な靴を製造できる。また、踵部に名前記入可能であるため、靴の履き間違いや紛失を防止できる。
本願発明は、学校等の校内履き或いは室内履きに好適である。
1 靴
2 甲被
3 靴底
4 踵つまみ部
5 継ぎ目
5’ 縫い目
6 平滑領域

Claims (2)

  1. 布地からなる甲被を備えた靴であって、
    前記甲被の踵部に、前記甲被の継ぎ目を補強する踵つまみ部を有し、
    前記踵つまみ部は合成樹脂シートから構成されていることを特徴とする靴。
  2. 前記踵つまみ部は、名前記入可能な平滑領域を有することを特徴とする請求項1に記載の靴。

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