JP2019057027A - 煙感知器の試験器 - Google Patents

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【課題】 作業者の負担と発泡試験作業のコストを少なくすることができると共に、煙感知器の設置される高さに制限なく発報試験作業を行うことができる煙感知器の試験器を提供する。
【解決手段】 試験器1は、飛行ロボット2、試験用ガスを封入したゴム風船の気嚢3及び筒状の離隔距離保持部材4により構成され、離隔距離保持部材4の内側に設けられた飛行ロボット2の制御部と接続されたソレノイドアクチュエータ5に取付けられた針6により、離隔距離保持部材4の開口部4aに取付けられた気嚢3を破裂させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、保守点検等に行われる煙感知器の発報試験作業において使用される試験器に関するものである。
従来、天井面に設置された光電式スポット型煙感知器の発報試験作業では、作業者は、特許文献1に示す加煙試験器の支持棒を持ち上げて、先端に取付けられている試験器部を煙感知器に近づける。そして試験器部内に設けられたボンベから試験用ガスを放出し、擬似火災状態を作り出すことで、煙感知器の発報作動状態を試験している。
特開2013−50928号公報
一方、光電式スポット型煙感知器は、展示場、体育館や美術館、ショッピングモールの吹き抜け等の20m未満の高さにある高所の天井や壁面等に設けられる場合がある。このような高所の天井等に設けられた煙感知器を上記の加煙試験器等で発報試験作業を行うとすると20mまで伸張する支持棒を用いる必要がある。しかし、支持棒の長さは20mもなく、また支持棒の長さが20m以上あったとしても、先端の試験器部の重さと支持棒の長さから煙感知器に試験器部を近づけることが困難であるという問題があり、行われていない。そこで、このような高所に設けられている煙感知器の発報試験作業には、高所作業車や仮設の足場等を使用することになるが、コストと時間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、作業者の負担と発報試験作業のコストを少なくすることができると共に、煙感知器の設置される高さに制限なく発報試験作業を行うことができる煙感知器の試験器を提供することを課題とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するためのものであり、以下の構成を有する。
(1)本発明は、煙感知器の発報試験作業において使用される試験器であって、試験用ガスを放出するガス放出手段と、前記ガス放出手段を前記煙感知器の近辺まで移動させる飛行ロボットと、前記飛行ロボットと前記煙感知器とを離隔させる離隔距離保持部材と、を備えたことを特徴とする煙感知器の試験器である。
(2)また、本発明は、前記ガス放出手段は、前記試験用ガスを封入した気嚢を破裂させることにより前記試験用ガスを放出することを特徴とする(1)記載の煙感知器の試験器である。
(3)また、本発明は、前記ガス放出手段は、前記試験用ガスを封入した気嚢の開口部を開閉自在にしたことを特徴とする(1)記載の煙感知器の試験器である。
本発明によれば、長い支持棒や高所作業車等を使用することがないので、高所に設置されている煙感知器の発報試験作業を少ない作業者負担とコストで行うことができる。また、煙感知器の設置される高さに制限なく、発報試験作業を行うことができる。
本発明の実施例1における光電式スポット型煙感知器の試験器1の概略斜視図である。 本発明の実施例1における試験器1のガス放出手段を示す概略動作説明図である。 本発明の実施例2における光電式スポット型煙感知器の試験器100のガス放出手段を示す概略動作説明図である。 本発明の実施例3における光電式スポット型煙感知器の試験器101の概略正面図である。 本発明の実施例4における光電式スポット型煙感知器の試験器102の概略正面図である。
本発明は、保守点検等に行われる煙感知器の発報試験作業において使用される試験器である。以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の実施例1における光電式スポット型煙感知器の試験器1の概略斜視図である。試験器1は、飛行ロボット2、試験用ガスを封入したゴム風船の気嚢3及び円筒状の離隔距離保持部材4により構成されている。飛行ロボット2は、前後に計4枚のロータ2aを有するクアッドコプタ型のドローンである。また、飛行ロボット2は、CPUと入出力インターフェースから成るマイクロコンピュータから成る制御部、飛行ロボットを制御するための飛行プログラム等が記憶されたROM等の記憶媒体から成る記憶部、ロータ2aを制御するためのジャイロセンサー等の各種センサーやモータから成る飛行ユニット、無線コントローラからの信号を受信する通信部及び電源が電気的に接続されたシステム構成(図示せず)を有している。そして、飛行ロボット2の制御部は、無線コントローラからの信号を通信部で受信し、記憶部に記憶されたプログラムにより制御部が飛行ユニットを制御して飛行する。離隔距離保持部材4は弾力性や柔軟性があるゴム製の円筒で、飛行ロボット2の上面の例えば中央部に垂直に取付けられている。また、後述するように、飛行ロボット2が直接煙感知器等と接触することを防止し、飛行ロボット2を安定して飛行させるために、離隔距離保持部材4は50〜100cm程度の長さであることが好ましい。
図2は、本発明の実施例1における試験器1のガス放出手段を示す概略動作説明図であり、図2(a)は動作前、図2(b)は動作後を示したものである。図2(a)に示すように、離隔距離保持部材4の内側には、ソレノイドアクチュエータ5が取付具5cにより飛行ロボット2の上面に垂直に取付けられている。そして、ソレノイドアクチュエータ5の可動軸5aの先端には針6が設けられている。また、ソレノイドアクチュエータ5は飛行ロボット2の制御部と接続されている。作業者は、無線コントローラから操作信号を通信部に送信して記憶部に記憶された動作プログラムにより、ソレノイドアクチュエータ5の可動軸5aを動作させて、針6を上下自在に動かすことができる。離隔距離保持部材4の先端の開口部4aに設けたスリット4bには、試験用ガスを封入して開口部3aを結んでできた気嚢3の端部3bが挿入され、離隔距離保持部材4の先端の開口部4aに密着するように気嚢3が取付けられる。図2(b)は、ソレノイドアクチュエータ5を動作させて針6を上昇させた状態である。このように実施例1のガス放出手段は、離隔距離保持部材4の開口部4aに取付けられた気嚢3を、針6により破裂させ、開口部4aの上方で気嚢3内の試験用ガスが放出される構成となっている。
次に実施例1の試験器1を用いた煙感知器の発報試験作業を説明する。
煙感知器の発報試験作業において、先ず作業者は気嚢3に試験用ガスを入れ、気嚢3の開口部3aを結んで試験用ガスを気嚢3に封入する。そして、気嚢3の端部3bを離隔距離保持部材4のスリット4bに挿入し、気嚢3が離隔距離保持部材4の開口部4aに密着するように取付ける。次に、作業者は、無線コントローラを操作して、試験器1を天井等の高所に設置してある煙感知器の近辺まで飛行ロボット2により移動させる。試験器1を移動させた後、作業者が無線コントローラによりソレノイドアクチュエータ5の可動軸5aを動作させ、図2(b)に示すように針6を上昇させて気嚢3を破裂させる。そして、気嚢3が破裂することで、気嚢3に封入された試験用ガスが放出され擬似火災状態を作り出すことができる。
このように試験用ガスが放出されることで、試験用ガスが煙感知器の光学台の検煙部に入り込み、煙感知器が作動することで動作状態を試験することができる。更に、気嚢3を先端に取付けた離隔距離保持部材4により、飛行ロボット2と試験用ガスの放出位置を離すことで、放出された試験用ガスがロータ2aにより拡散されて煙感知器が試験用ガスを検知しないという発報試験作業の不良を防止することができる。また、離隔距離保持部材4により、飛行ロボット2は煙感知器又は天井から一定の距離を保持して離隔することができるので煙感知器等に近づき過ぎて煙感知器等と飛行ロボット2の双方が接触による破損等をすることを防止することができる。更に、気嚢3および離隔距離保持部材4が弾力性や柔軟性のある素材で構成されているので、離隔距離保持部材4が煙感知器等と接触しても、煙感知器等を大きく破損させることを防止することができる。また、試験器1を手元まで下降させて、試験器1を回収した後に、再び発報試験作業をする際は、試験用ガスを封入した気嚢3を離隔距離保持部材4の開口部4aに取付け、再び試験器1を所定の高所まで上昇させることで繰り返し発報試験作業を行うことができる。
本実施例によれば、飛行ロボット2より、高所に設置してある煙感知器まで試験器1が浮上し、煙感知器の近辺で試験用ガスを放出することができる。そのため、作業者は、長い支持棒を使用したり、支持棒や高所作業車等を使用したりしなくても高所に設置されている煙感知器の発報試験作業をすることができる。このため、作業者に負担をかけずに少ないコストで煙感知器の発報試験作業を行うことができる。また、飛行ロボット2と煙感知器等の接触等による破損を防止することができる。そして、ガス放出手段として、発煙剤等の試験用ガスを封入した気嚢3に安価で入手しやすいゴム風船等を用い、針6等を用いて、ゴム風船等を煙感知器近くで破裂させて試験用ガスを放出するようにしたことで、試験用ガスを封入したガスボンベを使用した試験器より軽量で浮上し易いと共に、コストが少ない試験器を提供することができる。更に飛行ロボット2の積載する重量が少なくなるので、飛行ロボット2の連続稼働時間を長くすることができるため、効率の良い発報試験作業を行うことができる。
なお、気嚢3を離隔距離保持部材4に取付ける構成としては、上記実施例1に示すものに限定されない。例えば、離隔距離保持部材4の先端に設けたベルトや環状の枠により気嚢3を離隔距離保持部材4の開口部4aに密着して取付けたり、離隔距離保持部材4の径を大きく構成し、離隔距離保持部材4の内側に気嚢3を嵌合させて離隔距離保持部材4の開口部4aに取付けるようにしてもよい。
また、気嚢3を破裂させる破裂手段は針6だけに限らず、気嚢3を破裂させることができるものであれば何でも良く、例えば、電熱線等でも良い。
図3は、本発明の実施例2における光電式スポット型煙感知器の試験器100の放出手段の概略動作説明図であり、図3(a)は開口部3aの開動作、図3(b)は開口部3aの閉動作を示したものである。実施例1と共通の部品については同じ符号で示し、説明を省略する。
試験器100は、飛行ロボット2、試験用ガスが封入された気嚢3、飛行ロボット2の上面に垂直に取付けられた先端部40aが弾力性や柔軟性があるゴム製で棒状の離隔距離保持部材40、飛行ロボット2の上面に取付けられ紐8を巻取る巻取装置7から構成される。気嚢3は、開口部3aが離隔距離保持部材40の先端部40aの側面に位置するように面ファスナー9によって離隔距離保持部材40の側面に着脱自在に取付けられている。巻取装置7は離隔距離保持部材40から離れた位置に取付けられ、巻取軸7aが垂直に設けられている。紐8の一端は離隔距離保持部材の先端部40aに取付けられ、他端は巻取装置7の巻取軸7aに取付けられている。そして、離隔距離保持部材40の先端部40aに取付けられた紐8を気嚢3の開口部3aに巻き付かせると共に、巻取軸7aを回転させて紐8を巻き取ることで、図3(a)に示すように開口部3aを紐8で緊締して閉じることができる。また、図3(b)に示すように巻取軸7aを逆回転させて紐8を緩めて開口部3aを開けることができる。このように紐8で気嚢3の開口部3aを緊緩して開閉自在にすることができる。なお、ゴム風船である気嚢3内に試験用ガスが封入されていれば、紐8を緩めると、気嚢3内の試験用ガスの内圧により、紐8で緊締されて閉じていた開口部3aがより開き易くなる。巻取装置7は飛行ロボット2の制御部と接続され、無線コントローラの信号により記憶部に記憶された動作プログラムによって動作する。このように実施例2のガス放出手段は、試験用ガスを入れた気嚢3の開口部3aを巻取装置7と紐8により開閉自在にすることにより気嚢3内の試験用ガスを放出する構成となっている。
次に実施例2の試験器100を用いた煙感知器の発報試験作業を説明する。
実施例2の試験器100を用いた発報試験作業においては、先ず、作業者は、離隔距離保持部材40の先端部40aに気嚢3を面ファスナー9により取付け、紐8を図3(b)に示すように、開口部3aに巻き付ける。そして、気嚢3の開口部3aから試験用ガスを入れ、図3(a)に示すように、巻取装置7で紐8を巻取り、開口部3aを紐8で緊締して閉じて試験用ガスを気嚢3に封入する。次に、実施例1と同様に作業者は、試験器100を移動させた後、無線コントローラにより巻取装置7を動作させて気嚢3の開口部3aを緊締している紐8を緩める。紐8が緩むことで開口部3aが開き、気嚢3内の試験用ガスが離隔距離保持部材40の上方に放出される。
このように実施例1と同様に擬似火災状態を作り出して、煙感知器の動作状態を試験することができる。また、試験器100は、実施例1に示す試験器1と同等な効果に加え、開口部3aを紐を用いて緊締したり、緩めたりして緊緩により開閉自在にすることにより試験用ガスの放出量を調整することができる。このため、煙感知器の発報試験に必要な量の試験用ガスを放出することができるので、複数回の分の試験用ガスを気嚢3に入れておくことで、試験用ガスを補充することなく、複数の煙感知器の発報試験作業を1回の飛行で連続して行うことができる。また、気嚢3は離隔距離保持部材40と面ファスナー9で着脱自在に取付けられているので、予め試験用ガスを封入した複数の気嚢3を用意しておけば、気嚢3を容易に交換することができ、発報試験作業時間を短縮することができる。そして、気嚢3が破損した場合にも気嚢3の交換を容易にすることができる。
本実施例では紐8により開口部3aを緊緩することにより、開口部3aを開閉していたが、電動クランプにより開口部3aを緊緩して開閉してもよく、開口部3aの開閉手段は本実施例に限定されることはない。
図4は、本発明の実施例3における光電式スポット型煙感知器の試験器101の概略正面図である。実施例1と共通の部品については同じ符号で示し、説明を省略する。
試験器101は、飛行ロボット2、試験用ガスが封入された気嚢3、飛行ロボット2の上面に垂直に取付けられた弾力性や柔軟性があるゴム製で棒状の離隔距離保持部材41、気嚢3の開口部3aに設けられた電動弁10から構成される。気嚢3は、離隔距離保持部材41の先端部41aに取付けられた電動弁10に接続されている。また、電動弁10は飛行ロボット2の制御部と接続され、無線コントローラの信号により記憶部に記憶された動作プログラムによって弁の開閉動作をする。このように実施例3のガス放出手段は、電動弁10の弁の開閉動作により気嚢3内の試験用ガスを電動弁10の開口部10aから放出する構成となっている。
次に実施例3の試験器101を用いた煙感知器の発報試験作業を説明する。
実施例3の試験器101を用いた発報試験作業においては、実施例1と同様に作業者は、試験器101を煙感知器の近辺まで移動させた後、無線コントローラにより電動弁10を動作させて弁を開放し、気嚢3内の試験用ガスを開口部10aから放出する。
このように実施例1と同様に擬似火災状態を作り出して煙感知器の動作状態を試験することができ、試験器101は、実施例2と同等の効果を有することができる。
図5は、本発明の実施例4における光電式スポット型煙感知器の試験器102の概略正面図である。実施例1と共通の部品については同じ符号で示し、説明を省略する。
試験器102は、飛行ロボット2、試験用ガスが封入された気嚢3、飛行ロボット2の上面に垂直に取付けられた弾力性や柔軟性があるゴム製で管状の離隔距離保持部材42から構成される。気嚢3は、電動弁10を介して離隔距離保持部材42の下部側面に接続している。より詳細には、開口部3aが離隔距離保持部材42の下部に設けられた図示しない開口に接続し、開口部3aと離隔距離保持部材42の管内が連通している。そして、実施例4のガス放出手段は、電動弁10の弁を開放することにより、気嚢3内の試験用ガスは離隔距離保持部材42の管内部を通して離隔距離保持部材42の先端の開口部42aから放出される構成となっている。
次に実施例4の試験器102を用いた煙感知器の発報試験作業を説明する。
実施例4の試験器102を用いた発報試験作業においては、実施例1と同様に作業者は、試験器102を煙感知器の近辺まで移動させた後、作業者が無線コントローラにより電動弁10を動作させて弁を開放し、気嚢3内の試験用ガスを離隔距離保持部材42の管内部を介して開口部42aから放出する。
このように実施例1と同様に煙感知器の動作状態を試験することができる。更に、試験器102では、実施例3と同等な効果に加え、電動弁10が離隔距離保持部材42の下部側面に接続されているので、試験器102の重心が低くなり安定して飛行することができる。また、試験器102では、気嚢3を離隔距離保持部材42の下部側面に接続して飛行ロボット2の直近上に配置されるので、風等の抵抗を受け難くなり安定して飛行することができる。
上記実施例では、高所の天井に設置された光電式スポット型煙感知器の発報試験作業に対応するため、離隔距離保持部材4,40,41,42を、飛行ロボット2の上面に垂直に取付けて、飛行ロボット2の上方で試験用ガスを放出する構成にしている。一方、高所の壁面に設置している光電式スポット型煙感知器の発報試験作業に対しては、上記実施例の変形例として、離隔距離保持部材4等は、試験用ガスの放出位置が飛行ロボット2の前方の離隔された位置で放出されるように離隔距離保持部材4等の先端を前方に向けて飛行ロボット2の上面に水平に取付けた構成にする。なお、試験用ガスの放出位置が、飛行ロボット2の前方だけでなく後方、左右の何れかに向けて放出されるよう離隔距離保持部材4等の先端を後方、左右の何れかに向けて飛行ロボット2に取付けるようにしてもよい。また、離隔距離保持部材4等を水平にして飛行ロボット2に取付ける位置は、飛行ロボット2の上面だけに限られず、飛行ロボット2の正面、背面、左右側面又は下面の何れかに取付けた構成にしてもよい。
なお、上記実施例の飛行ロボット2はクアッドコプタ型のドローンであるが、ロータ2aの数については、試験器の大きさや積載量等により変化し、上記実施例に限定されることはない。また、上記実施例において、飛行ロボット2は作業者が無線コントローラを操作して飛行を制御している。しかし、煙感知器の位置データやカメラを取付けて煙感知器を認識させて作業者が操作を行わなくても飛行ロボット2を記憶部に記憶された飛行プログラム等によリ自律飛行させて発報試験作業を行わせるようにしてもよい。気嚢3についても、ゴム風船以外の紙等の袋でもよく、上記実施例に限定されることはない。また、飛行ロボット2が煙感知器又は天井等に接触しない安全距離や試験用ガスがロータの影響を受けない離隔距離や飛行ロボット2の飛行の安定性のため離隔距離保持部材4,40,41,42の長さは50cm〜1mが好ましいが、飛行ロボット2の大きさ等によって離隔距離保持部材4,40,41,42の長さが決まるため、実施例に示す長さに限定されることはない。離隔距離保持部材4,41,42及び先端部40aの素材は、煙感知器や天井等の破損を防止するため、弾力性や柔軟性のある素材であれば、例えば可撓性又は発泡性等の合成樹脂製でもよく実施例に限定されることはない。上記実施例では、ソレノイドアクチュエータ5、巻取装置7、電動弁10を飛行ロボット2の制御部に接続して1つの無線コントローラにより動作を操作している。しかし、飛行ロボット2のシステムとは独立したシステムとして飛行ロボット2を操作する無線コントローラとは別の無線コントローラで、ソレノイドアクチュエータ5、巻取装置7、電動弁10の動作を操作できるようにしてもよい。
1,100,101,102 試験器、2 飛行ロボット、2a ロータ、3 気嚢、3a 開口部、3b 端部、4,40,41,42 離隔距離保持部材、4a,42a 開口部、40a,41a 先端部、4b スリット、5 ソレノイドアクチュエータ、5a 可動軸、5c 取付具、6 針、7 巻取装置、7a 巻取軸、8 紐、9 面ファスナー、10 電動弁、10a 開口部

Claims (3)

  1. 煙感知器の発報試験作業において使用される試験器であって、
    試験用ガスを放出するガス放出手段と、
    前記ガス放出手段を前記煙感知器の近辺まで移動させる飛行ロボットと、
    前記飛行ロボットと前記煙感知器とを離隔させる離隔距離保持部材と、
    を備えたことを特徴とする煙感知器の試験器。
  2. 前記ガス放出手段は、前記試験用ガスを封入した気嚢を破裂させることにより前記試験用ガスを放出することを特徴とする請求項1記載の煙感知器の試験器。
  3. 前記ガス放出手段は、前記試験用ガスを封入した気嚢の開口部を開閉自在にしたことを特徴とする請求項1記載の煙感知器の試験器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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