JP2019056751A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yusuke Sakai
裕介 酒井
曽我 達也
Tatsuya Soga
達也 曽我
佐藤 弘一
Koichi Sato
弘一 佐藤
智紀 佐藤
Tomonori Sato
智紀 佐藤
偉人 安達
Yorito Adachi
偉人 安達
小川原 則雄
Norio Ogawara
則雄 小川原
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Abstract

【課題】残トナーの量とキャリアの量とを対応付けない場合と比較して、搬送経路内での残トナーの詰まりを抑制する。【解決手段】画像形成装置に設けられた廃棄粉体回収装置100は、現像装置14が排出する廃現像剤と、ドラム清掃装置16およびベルト清掃装置21が排出する廃トナーとを回収する。廃棄粉体回収装置100に設けられた全体回収部130は、廃現像剤および廃トナーを含む廃棄粉体を搬送するための廃棄粉体搬送パイプ131と、廃棄粉体搬送パイプ131内で廃棄粉体を攪拌搬送する廃棄粉体搬送オーガ132とを備えている。用紙にトナー像を転写するプリントモードと比べて廃トナーの量が増加する、用紙にトナー像を転写しないノーペーパーランモードにおいて、現像装置14から全体回収部130に供給する廃現像剤の量を増加させる。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、トナーおよびキャリアを含む二成分現像剤を用いた画像形成装置において、画像形成の結果として生じた廃トナーおよび廃現像剤を一次回収する一次回収容器と、一次回収容器内に回収された廃トナーおよび廃現像剤を攪拌すると共に一方向に沿って一次回収容器の外部へと搬送する攪拌搬送部と、攪拌搬送部によって攪拌搬送された、廃トナーおよび廃現像剤を含む廃棄粉体をさらに搬送する搬送部と、搬送部によって搬送された廃棄粉体を二次回収する二次回収容器とを備えた廃棄粉体回収装置を設けることが記載されている。そして、特許文献1記載の一次回収容器には、廃トナーの搬入に用いられる開口と、廃現像剤の搬入に用いられる開口とが、攪拌搬送部による搬送方向に沿って交互に設けられている。
特開2004−198768号公報
廃棄粉体に占めるトナーの割合が高い場合、廃棄粉体に占めるキャリア(廃現像剤に含まれる)の割合が高い場合に比べて、廃棄粉体の流動性が低下する。このため、廃棄粉体に占めるトナーの割合が増加した場合に、廃棄粉体の流動性の低下に伴って、その搬送経路内で廃棄粉体が詰まるおそれがあった。
本発明は、残トナーの量とキャリアの量とを対応付けない場合と比較して、搬送経路内での残トナーの詰まりを抑制することを目的とする。
請求項1記載の発明は、回転する像保持体に、トナーおよびキャリアを含む二成分現像剤を用いてトナー像を形成する画像形成手段と、前記像保持体上のトナー像を転写する転写手段と、前記転写手段を通過した前記像保持体に残存する残トナーを清掃する清掃手段と、前記残トナーと前記キャリアとを含む廃棄粉体を搬送する搬送経路とを含み、前記残トナーの量が増加する場合に、前記搬送経路に供給する前記キャリアの量を増加させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2記載の発明は、前記残トナーを搬送する第1搬送経路と、前記キャリアを搬送する第2搬送経路と、前記第1搬送経路および前記第2搬送経路に接続され、前記残トナーと前記キャリアとを含む前記廃棄粉体を前記搬送経路に搬送する合流搬送経路とをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3記載の発明は、前記搬送経路の上方から当該搬送経路に向けて前記廃棄粉体を落下させる落下経路を有し、前記合流搬送経路に前記落下経路があることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置である。
請求項4記載の発明は、前記落下経路を複数有し、すべての前記落下経路が前記合流搬送経路にあることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置である。
請求項5記載の発明は、前記画像形成手段は、前記像保持体に形成された静電潜像を前記二成分現像剤にて現像する現像装置と、当該現像装置に新たな当該二成分現像剤を供給するとともに当該現像装置で余剰となった当該二成分現像剤を排出する供給排出機構とを備え、前記搬送経路には、前記供給排出機構により排出される、前記キャリアを含む前記二成分現像剤が供給されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項6記載の発明は、前記供給排出機構は、前記残トナーの量が多い場合に、前記現像装置に供給する新たな前記二成分現像剤の量を多くすることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置である。
請求項7記載の発明は、回転する像保持体に、トナーおよびキャリアを含む二成分現像剤を用いてトナー像を形成する画像形成手段と、前記像保持体上のトナー像を転写する転写手段と、前記転写手段を通過した前記像保持体に残存する残トナーを清掃する清掃手段と、前記画像形成手段が前記転写手段によって転写しないトナー像を前記像保持体に形成する非転写モードにおいて、前記清掃手段の清掃により得られた残トナーに加える前記二成分現像剤の量を、当該画像形成手段が当該転写手段によって転写するトナー像を前記像保持体に形成する転写モードよりも増加させる制御手段とを含む画像形成装置である。
請求項1記載の発明によれば、残トナーの量とキャリアの量とを対応付けない場合と比較して、搬送経路内での残トナーの詰まりを抑制することができる。
請求項2記載の発明によれば、搬送経路よりも搬送方向上流側における残トナーの詰まりを抑制することができる。
請求項3記載の発明によれば、重力により落下する際の残トナーの詰まりを抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、重力により落下する際の残トナーの詰まりをさらに抑制することができる。
請求項5記載の発明によれば、現像装置内の二成分現像剤におけるキャリアの性能の低下を抑制できるとともに、搬送経路にキャリアを単体で供給する場合と比較して、装置構成を簡易にすることができる。
請求項6記載の発明によれば、残トナーの量が多い場合に、現像装置に供給する新たな二成分現像剤の量を少なくする場合と比較して、搬送経路内での残トナーの詰まりを抑制することができる。
請求項7記載の発明によれば、残トナーの量とキャリアの量とを対応付けない場合と比較して、搬送経路内での残トナーの詰まりを抑制することができる。
本発明の実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示す図である。 画像形成装置に設けられた廃棄粉体回収装置の概略構成を示す図である。 廃棄粉体回収装置の斜視図である。 画像形成装置の制御系を示す図である。 現像剤補給モードの設定手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明の実施の形態が適用される画像形成装置1の全体構成を示す図である。
この画像形成装置1は、所謂中間転写型のフルカラー機であって、各色の画像(トナー像)を形成する画像形成部10と、画像形成部10による各色の画像が一次転写される中間転写ベルト20と、中間転写ベルト20上の画像を用紙Pに転写する二次転写装置30とを備えている。また、この画像形成装置1は、二次転写装置30に向けて用紙Pを供給する用紙供給部40と、用紙Pに二次転写された画像を定着する定着装置50と、画像形成装置1を構成する各部の動作を制御する制御装置60とをさらに備えている。
画像形成手段の一例としての画像形成部10は、イエローの画像を形成するイエロー画像形成部10Yと、マゼンタの画像を形成するマゼンタ画像形成部10Mと、シアンの画像を形成するシアン画像形成部10Cと、黒の画像を形成する黒画像形成部10Kとを備えている。ここで、イエロー画像形成部10Y、マゼンタ画像形成部10M、シアン画像形成部10Cおよび黒画像形成部10Kは、使用するトナーTの色を除き、共通の構成を有している。そこで、ここでは、イエロー画像形成部10Yを例として、その構成を説明する。
イエロー画像形成部10Yは、図中に示す矢印A方向に回転する感光体ドラム11を有している。また、イエロー画像形成部10Yは、この感光体ドラム11の周囲に矢印A方向に沿って設けられた、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、一次転写装置15、ドラム清掃装置16および現像剤補給装置17を備えている。
像保持体の一例としての感光体ドラム11は、金属製の薄肉の円筒形ドラムの表面に感光層(図示せず)を形成してなり、ここでは感光層が負極性に帯電する材料で構成されている。また、感光体ドラム11は接地されている。
帯電装置12は、感光体ドラム11の感光層を負の電位に帯電する。
露光装置13は、帯電装置12によって負の電位に帯電された感光体ドラム11に、レーザやLED(Light Emitting Diode)等の光源を用いて選択的に光書き込みを行うことで、静電潜像を形成する。
現像装置14は、感光体ドラム11に形成された静電潜像を、対応する色(イエロー画像形成部10Yの場合はイエロー)のトナーTで現像する。この現像装置14は、その内部に、磁性を有するキャリアCと、着色されたトナーTとを含む二成分現像剤(以下では現像剤と称する)Dを収容している。また、現像剤Dにおいて、キャリアCは正の帯電極性を有しており、トナーTは負の帯電極性を有している。
転写手段の一例としての一次転写装置15は、中間転写ベルト20を介して感光体ドラム11に対向して配置されている。そして、一次転写装置15は、感光体ドラム11上の画像(トナー像)を、中間転写ベルト20に一次転写するための一次転写バイアスを印加するようになっている。
清掃手段の一例としてのドラム清掃装置16は、例えば感光体ドラム11に接触して配置されるブレード部材等を有している。そして、ドラム清掃装置16は、一次転写後且つ帯電前の感光体ドラム11上の残トナー等を除去することで、感光体ドラム11の清掃を行う。
現像剤補給装置17は、内部にキャリアCおよびトナーTを含む現像剤Dを収容している。そして、現像剤補給装置17は、画像形成動作等に伴って現像装置14内のトナー濃度が低下した場合に、現像装置14に新たな現像剤Dを補給する。
中間転写ベルト20は、複数の支持ロールに回転可能に掛け渡されており、図中に示す矢印B方向に回転する。また、中間転写ベルト20には、その外周面(表面)を清掃するベルト清掃装置21が設けられている。
ベルト清掃装置21は、例えば中間転写ベルト20に接触して配置されるブレード部材等を有している。そして、ベルト清掃装置21は、二次転写後且つ一次転写前の中間転写ベルト20上の残トナー等を除去することで、中間転写ベルト20の清掃を行う。
二次転写装置30は、中間転写ベルト20を挟んで対向して配置される一対のロール部材を有している。そして、二次転写装置30は、中間転写ベルト20上の画像(トナー像)を、用紙Pに二次転写するための二次転写バイアスを印加するようになっている。
用紙供給部40は、用紙収容部に収容した用紙Pを、タイミングを合わせて、1枚ずつ二次転写装置30に向けて供給する。
定着装置50は、例えば互いに接触した状態で回転する一対の回転体を備えており、両者の接触部位を通過する用紙Pを加熱および加圧することで、用紙Pに二次転写された画像(トナー像)を定着する。
ここで、本実施の形態では、イエロー画像形成部10Y、マゼンタ画像形成部10M、シアン画像形成部10Cおよび黒画像形成部10Kのそれぞれにおいて、現像剤補給装置17が現像装置14に新たな現像剤Dを供給する場合に、現像剤Dの補給量を、トナーTの消費量に対して過剰気味に設定する。その結果、新たな現像剤Dの補給に伴って現像装置14内で余剰となった現像剤Dは、現像装置14の外部に排出される。このような構成を採用することで、各色の現像装置14内で、使用に伴って劣化するキャリアCの入れ替え(交換)が行われる。なお、以下の説明では、各色用の現像装置14から排出される現像剤Dを「廃現像剤」と称する。
また、本実施の形態では、イエロー画像形成部10Y、マゼンタ画像形成部10M、シアン画像形成部10Cおよび黒画像形成部10Kのそれぞれにおいて、感光体ドラム11の清掃に伴ってドラム清掃装置16内に回収された残トナー等が、ドラム清掃装置16の外部に排出される。なお、以下の説明では、各色用のドラム清掃装置16から排出される残トナー等を「一次廃トナー」と称する。
さらに、本実施の形態では、中間転写ベルト20の清掃に伴ってベルト清掃装置21内に回収された残トナー等が、ベルト清掃装置21の外部に排出される。なお、以下の説明では、ベルト清掃装置21から排出される残トナー等を「二次廃トナー」と称する。
[廃棄粉体回収装置の構成]
図2は、図1に示す画像形成装置1に設けられた廃棄粉体回収装置100の概略構成を示す図である。また、図3は、廃棄粉体回収装置100の斜視図である。この廃棄粉体回収装置100は、各色用の現像装置14から排出される廃現像剤と、各色用のドラム清掃装置16から排出される一次廃トナーと、ベルト清掃装置21から排出される二次廃トナーとを回収するために設けられる。また、この廃棄粉体回収装置100は、図1に示す画像形成装置1において図中手前側に設けられる。なお、以下の説明では、これら廃現像剤、一次廃トナーおよび二次廃トナーを、まとめて「廃棄粉体」と称する。また、以下の説明では、各色用の現像装置14を、それぞれ、イエロー現像装置14Y、マゼンタ現像装置14M、シアン現像装置14Cおよび黒現像装置14Kと称する。さらに、以下の説明では、各色用のドラム清掃装置16を、それぞれ、イエロー清掃装置16Y、マゼンタ清掃装置16M、シアン清掃装置16Cおよび黒清掃装置16Kと称する。
この廃棄粉体回収装置100は、画像形成部10が排出する廃現像剤および一次廃トナーを回収する一次回収部110と、ベルト清掃装置21が排出する二次廃トナーを回収する二次回収部120とを備えている。また、この廃棄粉体回収装置100は、一次回収部110が回収した廃現像剤および一次廃トナーと二次回収部120が回収した二次廃トナーとを含む廃棄粉体を回収する全体回収部130をさらに備えている。なお、本実施の形態では、現像剤補給装置17および廃棄粉体回収装置100の両者が、供給排出機構の一例としての機能を有している。
〔一次回収部の構成〕
一次回収部110は、イエローの廃現像剤および一次廃トナーを回収するイエロー回収部110Yと、マゼンタの廃現像剤および一次廃トナーを回収するマゼンタ回収部110Mと、シアンの廃現像剤および一次廃トナーを回収するシアン回収部110Cと、黒の廃現像剤および一次廃トナーを回収する黒回収部110Kとを備えている。
(イエロー回収部の構成)
イエロー回収部110Yは、イエロー清掃装置16Yに接続されたイエロー廃トナー搬送パイプ111Yと、イエロー現像装置14Yに接続されたイエロー廃現像剤搬送パイプ112Yとを有している。また、イエロー回収部110Yは、イエロー廃トナー搬送パイプ111Yおよびイエロー廃現像剤搬送パイプ112Yの両者と、全体回収部130とに接続されたイエロー合流搬送パイプ113Yをさらに備えている。
(マゼンタ回収部の構成)
マゼンタ回収部110Mは、マゼンタ清掃装置16Mに接続されたマゼンタ廃トナー搬送パイプ111Mと、マゼンタ現像装置14Mに接続されたマゼンタ廃現像剤搬送パイプ112Mとを有している。また、マゼンタ回収部110Mは、マゼンタ廃トナー搬送パイプ111Mおよびマゼンタ廃現像剤搬送パイプ112Mの両者と、全体回収部130とに接続されたマゼンタ合流搬送パイプ113Mをさらに備えている。
(シアン回収部の構成)
シアン回収部110Cは、シアン清掃装置16Cに接続されたシアン廃トナー搬送パイプ111Cと、シアン現像装置14Cに接続されたシアン廃現像剤搬送パイプ112Cとを有している。また、シアン回収部110Cは、シアン廃トナー搬送パイプ111Cおよびシアン廃現像剤搬送パイプ112Cの両者と、全体回収部130とに接続されたシアン合流搬送パイプ113Cをさらに備えている。
(黒回収部の構成)
黒回収部110Kは、黒清掃装置16Kに接続された黒廃トナー搬送パイプ111Kと、黒現像装置14Kに接続された黒廃現像剤搬送パイプ112Kとを有している。また、黒回収部110Kは、黒廃トナー搬送パイプ111Kおよび黒廃現像剤搬送パイプ112Kの両者と、全体回収部130とに接続された黒合流搬送パイプ113Kをさらに備えている。
(一次回収部を構成する各パイプの向きについて)
ここで、一次回収部110を構成する各パイプの向きについて説明を行う。
まず、イエロー廃トナー搬送パイプ111Y、マゼンタ廃トナー搬送パイプ111M、シアン廃トナー搬送パイプ111Cおよびされた黒廃トナー搬送パイプ111Kは、それぞれが水平方向に沿って伸びるように配置されている。なお、イエロー廃トナー搬送パイプ111Y、マゼンタ廃トナー搬送パイプ111M、シアン廃トナー搬送パイプ111Cおよび黒廃トナー搬送パイプ111Kの内部には、必要に応じて、オーガ等の攪拌搬送部材を設けてもよい。
また、イエロー廃現像剤搬送パイプ112Y、マゼンタ廃現像剤搬送パイプ112M、シアン廃現像剤搬送パイプ112Cおよび黒廃現像剤搬送パイプ112Kも、それぞれが水平方向に沿って伸びるように配置されている。なお、イエロー廃現像剤搬送パイプ112Y、マゼンタ廃現像剤搬送パイプ112M、シアン廃現像剤搬送パイプ112Cおよび黒廃現像剤搬送パイプ112Kの内部には、必要に応じて、オーガ等の攪拌搬送部材を設けてもよい。
これに対し、イエロー合流搬送パイプ113Y、マゼンタ合流搬送パイプ113M、シアン合流搬送パイプ113Cおよび黒合流搬送パイプ113Kは、それぞれが垂直方向に沿って伸びるように配置されている。なお、イエロー合流搬送パイプ113Y、マゼンタ合流搬送パイプ113M、シアン合流搬送パイプ113Cおよび黒合流搬送パイプ113Kの内部には、オーガ等の攪拌搬送部材を設けておらず、重力による自由落下が搬送に利用される。
ここで、本実施の形態では、イエロー廃トナー搬送パイプ111Y、マゼンタ廃トナー搬送パイプ111M、シアン廃トナー搬送パイプ111Cおよび黒廃トナー搬送パイプ111Kのそれぞれが、第1搬送経路の一例としての機能を有している。また、本実施の形態では、イエロー廃現像剤搬送パイプ112Y、マゼンタ廃現像剤搬送パイプ112M、シアン廃現像剤搬送パイプ112Cおよび黒廃現像剤搬送パイプ112Kのそれぞれが、第2搬送経路の一例としての機能を有している。さらに、本実施の形態では、イエロー合流搬送パイプ113Y、マゼンタ合流搬送パイプ113M、シアン合流搬送パイプ113Cおよび黒合流搬送パイプ113Kのそれぞれが、合流搬送経路および落下経路の一例としての機能を有している。
〔二次回収部の構成〕
二次回収部120は、ベルト清掃装置21と全体回収部130に接続された二次廃トナー搬送パイプ121を備えている。なお、二次廃トナー搬送パイプ121には、必要に応じて、オーガ等の攪拌搬送部材を設けてもよい。
〔全体回収部の構成〕
全体回収部130は、各色の廃現像剤および一次廃トナーと、二次廃トナーとを含む廃棄粉体を搬送するための廃棄粉体搬送パイプ131と、廃棄粉体搬送パイプ131の内部に設けられて廃棄粉体を搬送する廃棄粉体搬送オーガ132とを備えている。また、全体回収部130は、廃棄粉体搬送パイプ131に接続されて廃棄粉体の排出に用いられる廃棄粉体排出パイプ133と、廃棄粉体排出パイプ133に接続されて廃棄粉体を回収する廃棄粉体回収容器134とをさらに備えている。
ここで、搬送経路の一例としての廃棄粉体搬送パイプ131は、水平方向に沿って伸びるように配置されている。これに対し、廃棄粉体排出パイプ133は、垂直方向に沿って伸びるように配置されている。また、廃棄粉体搬送パイプ131に設けられた廃棄粉体搬送オーガ132は、図2において左側から右側(図3では左上側から右下側)に向かう矢印E方向に沿って廃棄粉体を搬送するようになっている。さらに、廃棄粉体排出パイプ133の内部には、オーガ等の攪拌搬送部材を設けておらず、重力による自由落下が搬送(排出)に利用される。
〔一次回収部および二次回収部と全体回収部との位置関係〕
ここで、一次回収部110および二次回収部120と全体回収部130との位置関係について説明を行う。
まず、一次回収部110に設けられたイエロー合流搬送パイプ113Y〜黒合流搬送パイプ113Kと、二次回収部120に設けられた二次廃トナー搬送パイプ121と、全体回収部130に設けられた廃棄粉体搬送パイプ131および廃棄粉体排出パイプ133とは、次の位置関係に設定されている。すなわち、廃棄粉体搬送パイプ131での廃棄粉体の搬送方向である矢印E方向に対し、黒合流搬送パイプ113K、シアン合流搬送パイプ113C、マゼンタ合流搬送パイプ113M、イエロー合流搬送パイプ113Y、二次廃トナー搬送パイプ121、廃棄粉体排出パイプ133の順で配置されている。
また、水平方向に伸びる廃棄粉体搬送パイプ131に対し、黒合流搬送パイプ113K、シアン合流搬送パイプ113C、マゼンタ合流搬送パイプ113M、イエロー合流搬送パイプ113Yおよび二次廃トナー搬送パイプ121は、鉛直上方に接続される。一方、水平方向に伸びる廃棄粉体搬送パイプ131に対し、廃棄粉体排出パイプ133は、鉛直下方に接続される。このように、廃棄粉体搬送パイプ131に廃現像剤、一次廃トナーおよび二次廃トナーを供給する各種パイプは、廃棄粉体搬送パイプ131の鉛直上方に配置される。一方、廃棄粉体搬送パイプ131から廃棄粉体を排出するパイプは、廃棄粉体搬送パイプ131の鉛直下方に配置される。
[制御系の構成]
図4は、画像形成装置1の制御系を示す図である。ただし、図4には、画像形成装置1の制御系のうち、現像剤Dの補給に関連する構成要素のみを示している。
制御手段の一例としての制御装置60は、画像形成装置1に設けられたユーザインタフェース(UI)70や、画像形成装置1の外部に設けられたパーソナルコンピュータ(PC)80を介して受け付けた。画像形成モードを含む各種指示が入力される。ここで、画像形成モードとしては、画像形成部10で画像を形成するとともに、形成した画像を用紙Pに転写する「プリントモード」が挙げられる。また、画像形成モードとしては、この他に、画像形成部10で画像を形成するとともに、形成した画像を用紙Pに転写しない「ノーペーパーランモード」が挙げられる。なお、ノーペーパーランモードは、例えば、画像形成装置1によるプリントモードの実行に先だって、画像の位置や画質を調整するための調整用画像を形成する場合に行われる。ここで、「プリントモード」は転写モードの一例であり、「ノーペーパーランモード」は非転写モードの一例である。
また、制御装置60は、画像形成部10に設けられた各現像剤補給装置17に対し、現像剤の補給に関する指示を出力する。なお、以下の説明においては、各色の現像剤補給装置17を、それぞれ、イエロー補給装置17Y、マゼンタ補給装置17M,シアン補給装置17Cおよび黒補給装置17Kと称する。
[画像形成動作]
次に、図1に示す画像形成装置1を用いた、画像形成動作について説明する。なお、ここでは、イエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の画像を含むフルカラー画像を形成する場合を例とする。ここで、本実施の形態では、画像形成装置1の画像形成モードとして、上述した「プリントモード」と「ノーペーパーランモード」とが存在する。
〔プリントモード〕
プリントモードにおいて、例えばイエロー画像形成部10Yでは、矢印A方向に回転する感光体ドラム11が、帯電装置12によって帯電される。次に、露光装置13による露光が開始され、帯電された状態で矢印A方向に回転する感光体ドラム11は、露光装置13から出射される光によって画像部が選択的に露光される。その結果、帯電および露光が行われた感光層には、帯電部と露光部で電位が異なるイエロー用の静電潜像が形成される。
続いて、感光体ドラム11に形成されたイエロー用の静電潜像は、感光体ドラム11の矢印A方向への回転に伴って、現像装置14(より具体的にはイエロー現像装置14Y)と対向する現像領域に到達する。現像領域を通過した感光体ドラム11には、現像装置14にて現像が行われることにより、イエロー用の静電潜像に対応したイエローのトナー像が現像される。
それから、感光体ドラム11上に現像されたイエローのトナー像は、感光体ドラム11の矢印A方向への回転に伴って、中間転写ベルト20を挟んで一次転写装置15と対向する一次転写位置に到達する。このとき、一次転写装置15に一次転写バイアスを供給することにより、感光体ドラム11上に形成されたイエローのトナー像は、矢印B方向に回転する中間転写ベルト20上に一次転写(静電転写)される。なお、一次転写位置を通過した後に感光体ドラム11上に残存する残トナー等は、感光体ドラム11のさらなる回転に伴ってドラム清掃装置16(より具体的にはイエロー清掃装置16Y)との対向部に到達し、ドラム清掃装置16によって清掃される。
また、マゼンタ画像形成部10M、シアン画像形成部10Cおよび黒画像形成部10Kにおいても、イエロー画像形成部10Yと同じく、帯電、露光、現像、一次転写および清掃が行われる。このとき、それぞれにおける画像形成タイミングをずらすことで、中間転写ベルト20上には、これらイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の各色トナー像を重ね合わせた重ねトナー像が形成される。
このようにして中間転写ベルト20上に一次転写された重ねトナー像は、中間転写ベルト20の矢印B方向への回転に伴って、二次転写装置30が設けられた二次転写位置に向かう。
一方、用紙供給部40は、中間転写ベルト20上の重ねトナー像が二次転写位置に到達するタイミングに合わせて、用紙Pを二次転写位置へと供給(搬送)する。
このとき、二次転写位置では、二次転写装置30に二次転写バイアスを供給することにより、中間転写ベルト20上の重ねトナー像は、用紙P上に二次転写(静電転写)される。なお、二次転写位置を通過した後に中間転写ベルト20上に残存する残トナー等は、中間転写ベルト20のさらなる回転に伴ってベルト清掃装置21との対向部に到達し、ベルト清掃装置21によって清掃される。
一方、重ねトナー像が二次転写された用紙Pは、さらに搬送されて定着装置50に到達する。そして、用紙P上の重ねトナー像は、定着装置50から受けた熱および圧力によって加熱・加圧定着され、画像形成装置1の機外へと排出される。
〔ノーペーパーランモード〕
ノーペーパーランモードにおいて、例えばイエロー画像形成部10Yでは、矢印A方向に回転する感光体ドラム11が、帯電装置12によって帯電される。次に、露光装置13による露光が開始され、帯電された状態で矢印A方向に回転する感光体ドラム11は、露光装置13から出射される光によって画像部が選択的に露光される。その結果、帯電および露光が行われた感光層には、帯電部と露光部で電位が異なるイエロー用の静電潜像が形成される。
続いて、感光体ドラム11に形成されたイエロー用の静電潜像は、感光体ドラム11の矢印A方向への回転に伴って、現像装置14(より具体的にはイエロー現像装置14Y)と対向する現像領域に到達する。現像領域を通過した感光体ドラム11には、現像装置14にて現像が行われることにより、イエロー用の静電潜像に対応したイエローのトナー像が現像される。
それから、感光体ドラム11上に現像されたイエローのトナー像は、感光体ドラム11の矢印A方向への回転に伴って、中間転写ベルト20を挟んで一次転写装置15と対向する一次転写位置に到達する。このとき、一次転写装置15に一次転写バイアスを供給しないことにより、感光体ドラム11上に形成されたイエローのトナー像は、矢印B方向に回転する中間転写ベルト20上に一次転写(静電転写)されることなく、一次転写位置を通過する。なお、一次転写位置を通過した後に感光体ドラム11上に残存する残トナー等は、感光体ドラム11のさらなる回転に伴ってドラム清掃装置16(より具体的にはイエロー清掃装置16Y)との対向部に到達し、ドラム清掃装置16によって清掃される。
また、マゼンタ画像形成部10M、シアン画像形成部10Cおよび黒画像形成部10Kにおいても、イエロー画像形成部10Yと同じく、帯電、露光、現像が行われ、一次転写が行われることなく清掃が行われる。
このように、ノーペーパーランモードでは、各感光体ドラム11から中間転写ベルト20へのトナー像の一次転写を行わない。また、ノーペーパーランモードでは、当然のことながら、中間転写ベルト20から用紙Pへのトナー像の二次転写も行わない。したがって、ノーペーパーランモードでは、用紙供給部40による二次転写位置への用紙Pの供給も行わない。
〔プリントモードとノーペーパーランモードとの関係について〕
プリントモードでは、各感光体ドラム11から中間転写ベルト20にトナー像を一次転写しているのに対し、ノーペーパーランモードでは、各感光体ドラム11から中間転写ベルト20にトナー像を一次転写していない。このため、ノーペーパーランモードでは、プリントモードに比べて、ドラム清掃装置16(イエロー清掃装置16Y、マゼンタ清掃装置16M、シアン清掃装置16Cおよび黒清掃装置16K)に到達する残トナーの量が増加する可能性が高い。
〔画像形成動作中の現像剤の補給について〕
プリントモードあるいはノーペーパーランモードにて画像形成動作を行っている間、現像装置14(イエロー現像装置14Y、マゼンタ現像装置14M、シアン現像装置14Cおよび黒現像装置14K)では、現像に伴うトナーTの排出によって、内部に収容している現像剤Dのトナー濃度が低下する。すると、制御装置60は、現像剤補給装置17(イエロー補給装置17Y、マゼンタ補給装置17M、シアン補給装置17Cおよび黒補給装置17K)から対応する現像装置14に対し、新たな現像剤Dの補給を行わせる。このとき、現像剤Dの補給制御は、色毎に個別に行われ、現像装置14に供給される新たな現像剤Dの量は、現像によって消費されたトナーTの量よりも過剰となるように設定される。
なお、本実施の形態では、プリントモードとノーペーパーランモードとで、現像剤Dの補給制御の内容を異ならせているのであるが、その詳細については後述する。
[廃棄粉体回収動作]
続いて、図2および図3に示す廃棄粉体回収装置100による廃棄粉体回収動作について説明を行う。なお、ここでは、一次回収部110による一次回収動作、二次回収部120による二次回収動作、および、全体回収部130による全体回収動作を、この順番で説明する。
〔一次回収動作〕
一次回収動作は、一次回収部110を構成するイエロー回収部110Y、マゼンタ回収部110M、シアン回収部110Cおよび黒回収部110Kのそれぞれで行われる。ここで、イエロー回収部110Y、マゼンタ回収部110M、シアン回収部110Cおよび黒回収部110Kは、搬送されるトナーTの色を除き、共通の構成を有している。そこで、ここでは、イエロー回収部110Yを例として、その動作を説明する。
(一次廃トナー回収動作)
上記画像形成動作において、イエロー清掃装置16Yがイエローの感光体ドラム11から除去したイエローの残トナーは、イエロー清掃装置16Yからイエロー廃トナー搬送パイプ111Yに搬入される。そして、イエロー廃トナー搬送パイプ111Yに搬入されたイエローの残トナーすなわちイエローの一次廃トナーは、イエロー合流搬送パイプ113Yとの接続部位に向けて水平方向に搬送されていく。
(新現像剤補給動作)
一方、上記画像形成動作に伴い、イエロー現像装置14Y内の現像剤Dのトナー濃度が低下すると、イエロー補給装置17Yからイエロー現像装置14Y内に、新たなイエローの現像剤Dが供給される。このとき、イエロー現像装置14Yに供給される新たなイエローの現像剤Dの量は、現像によって消費されたイエローのトナーTの量よりも過剰となるように設定される。
(廃現像剤回収動作)
イエロー現像装置14Yでは、イエロー補給装置17Yから供給されてくる新たなイエローの現像剤Dと、イエロー現像装置14Y内に既に存在しているイエローの現像剤Dとが、内部で攪拌搬送されることで混合される。そして、新たなイエローの現像剤Dの供給に伴ってイエロー現像装置14Y内で余剰となった余剰現像剤は、イエロー現像装置14Yからイエロー廃現像剤搬送パイプ112Yに搬入される。そして、イエロー廃現像剤搬送パイプ112Yに搬入されたイエローの余剰現像剤すなわち廃現像剤は、イエロー合流搬送パイプ113Yとの接続部位に向けて水平方向に搬送されていく。
(合流搬送動作)
イエロー廃トナー搬送パイプ111Y内を移動してきたイエローの一次廃トナー、および、イエロー廃現像剤搬送パイプ112Y内を移動してきたイエローの廃現像剤は、両者の接続部位にて合流することで、イエローの一次廃トナーおよび廃現像剤を含むイエローの混合粉体となってイエロー合流搬送パイプ113Yに搬入される。そして、イエロー合流搬送パイプ113Yに搬入されたイエローの混合粉体は、重力により垂直方向(鉛直下方)に落下し、全体回収部130の廃棄粉体搬送パイプ131内に投入される。
なお、同様の手順にて、マゼンタ回収部110Mのマゼンタ合流搬送パイプ113Mからはマゼンタの混合粉体が、シアン回収部110Cのシアン合流搬送パイプ113Cからはシアンの混合粉体が、黒回収部110Kの黒合流搬送パイプ113Kからは黒の混合粉体が、廃棄粉体搬送パイプ131内に、落下により投入される。したがって、一次回収部110からは、廃トナーと廃現像剤とを混合させてなる混合粉体が、全体回収部130の廃棄粉体搬送パイプ131に供給されてくることになる。
〔二次回収動作〕
上述した画像形成動作のうち、一次転写および二次転写が行われるプリントモードにおいて、ベルト清掃装置21が中間転写ベルト20から除去した残トナー(各色トナーが混在)は、ベルト清掃装置21から二次回収部120の二次廃トナー搬送パイプ121に搬入される。そして、二次廃トナー搬送パイプ121に搬入された残トナーは、搬送に伴って全体回収部130の廃棄粉体搬送パイプ131内に投入される。
〔全体回収動作〕
全体回収部130の廃棄粉体搬送パイプ131には、矢印E方向の上流側から順に、黒合流送パイプ113Kからの黒の混合粉体、シアン合流搬送パイプ113Cからのシアンの混合粉体、マゼンタ合流搬送パイプ113Mからのマゼンタの混合粉体、イエロー合流搬送パイプ113Yからのイエローの混合粉体、二次廃トナー搬送パイプ121からの二次廃トナー、がそれぞれ搬入されることにより、廃棄粉体を構成する。
そして、廃棄粉体搬送パイプ131内の廃棄粉体は、廃棄粉体搬送パイプ131内で回転する廃棄粉体搬送オーガ132により、矢印E方向に沿って攪拌されながら搬送される。そして、矢印E方向に沿って搬送される廃棄粉体は、廃棄粉体排出パイプ133との接続部位において、重力により垂直方向(鉛直下方)に落下し、廃棄粉体回収容器134の内部に蓄積される。そして、廃棄粉体回収容器134内で廃棄粉体が満杯となると、廃棄粉体回収容器134の交換が行われる。
[現像剤補給モード]
ここで、本実施の形態では、上述したように、プリントモードに設定された場合と、ノーペーパーランモードに設定された場合とで、現像装置14(イエロー現像装置14Y、マゼンタ現像装置14M、シアン現像装置14Cおよび黒現像装置14K)に対する現像剤Dの補給制御の内容を異ならせている。
図5は、現像剤補給モードの設定手順を示すフローチャートである。図5に示す制御は、制御装置60が実行する。
制御装置60は、まず、UI70あるいはPC80から、画像形成モードとして「プリントモード」の指示を受け付けたか否かを判断する(ステップ10)。ステップ10で肯定の判断(YES)を行った場合、制御装置60は、現像剤補給装置17(イエロー補給装置17Y、マゼンタ補給装置17M、シアン補給装置17Cおよび黒補給装置17K)の現像剤補給モードを「第1補給モード」に設定し(ステップ20)、処理を完了する。
一方、ステップ10で否定の判断(NO)の判断を行った場合、制御装置60は、次に、UI70あるいはPC80から、画像形成モードとして「ノーペーパーランモード」の指示を受け付けたか否かを判断する(ステップ30)。ステップ30で否定の判断(NO)を行った場合は、ステップ10へと戻る。これに対し、ステップ30で肯定の判断(YES)を行った場合、制御装置60は、現像剤補給装置17(イエロー補給装置17Y、マゼンタ補給装置17M、シアン補給装置17Cおよび黒補給装置17K)の現像剤補給モードを「第2補給モード」に設定し(ステップ40)、処理を完了する。
本実施の形態では、上述した「第1補給モード」および「第2補給モード」の両者において、現像剤Dの補給量が、トナーTの消費量に対して過剰となるように設定される。ただし、「ノーペーパーランモード」において選択される「第2補給モード」は、「プリントモード」において選択される「第1補給モード」に比べて、現像剤Dの補給量がさらに過剰となるように設定される。
[まとめ]
本実施の形態では、トナー像を転写しないノーペーパーランモードにおいて、廃トナーとともに廃棄粉体を構成する廃現像剤(廃キャリアを含む)の量を、トナー像を転写するプリントモードと比べて増加させるようにした。これにより、プリントモードよりも廃トナーの量が増加しやすいノーペーパーランモードにおいて、廃棄粉体に占める廃トナーの割合の変動を抑制することができ、廃棄粉体の流動性の低下を抑制することができる。その結果、廃棄粉体搬送パイプ131内での廃棄粉体の詰まりを抑制することができる。
また、本実施の形態では、一次回収部110を用いて、各色の廃現像剤と各色の一次廃トナーとを予め混合させ、得られた混合粉体を廃棄粉体搬送パイプ131に供給するようにした。これにより、例えば各色の一次廃トナーを単体で廃棄粉体搬送パイプ131に供給する場合と比較して、一次廃トナーの流動性の低下を抑制することができ、一次回収部110での一次廃トナーの詰まりを抑制することができる。特に、本実施の形態では、一次回収部110に、垂直方向に沿うイエロー合流搬送パイプ113Y〜黒合流搬送パイプ113Kを設け、この部位に混合粉体を供給しているため、重力を利用して落下する混合粉体の詰まりを生じにくくすることができる。
さらに、本実施の形態では、現像剤補給装置17を用いて現像装置14に新たな現像剤Dを補給し、現像装置14で余剰となった廃現像剤を、廃トナーとともに回収するようにした。これにより、現像装置14に対する現像剤Dの補給とは別の手法で得た廃現像剤を、廃棄粉体回収装置100で回収する場合と比較して、装置構成を簡易なものとすることができる。
[その他]
なお、本実施の形態では、プリントモードとノーペーパーランモードとで、現像剤補給の制御を異ならせることで、廃トナーの量が増加する場合に廃キャリアすなわち廃現像剤の量を増加させることを実現していたが、その実現手法はこれに限られるものではない。例えば、廃トナーの量が増加したことを検知し、その検知結果に基づいて廃現像剤の量を増加させるようにしてもかまわない。
また、本実施の形態では、同色の一次廃トナーと廃現像剤とを混合させて混合粉体を構成していたが、異なる色の一次廃トナーと廃現像剤とを混合させて混合粉体を構成してもかまわない。
また、本実施の形態では、合流搬送パイプ(イエロー合流搬送パイプ113Y、マゼンタ合流搬送パイプ113M、シアン合流搬送パイプ113Cおよび黒合流搬送パイプ113K)を、色毎に1本ずつ設けていたが、これに限られるものではなく、色毎に複数本ずつ設けてもよい。そして、このような構成を採用した場合には、色毎に設けられる複数本の合流搬送パイプを、すべて垂直方向に沿って配置することにより、重力を利用して落下する混合粉体の詰まりをさらに生じにくくすることができる。
1…画像形成装置、10…画像形成部、11…感光体ドラム、12…帯電装置、13…露光装置、14…現像装置、15…一次転写装置、16…ドラム清掃装置、17…現像剤補給装置、20…中間転写ベルト、21…ベルト清掃装置、30…二次転写装置、40…用紙供給部、50…定着装置、60…制御装置、70…UI、80…PC、100…廃棄粉体回収装置、110…一次回収部、120…二次回収部、130…全体回収部

Claims (7)

  1. 回転する像保持体に、トナーおよびキャリアを含む二成分現像剤を用いてトナー像を形成する画像形成手段と、
    前記像保持体上のトナー像を転写する転写手段と、
    前記転写手段を通過した前記像保持体に残存する残トナーを清掃する清掃手段と、
    前記残トナーと前記キャリアとを含む廃棄粉体を搬送する搬送経路と
    を含み、
    前記残トナーの量が増加する場合に、前記搬送経路に供給する前記キャリアの量を増加させること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記残トナーを搬送する第1搬送経路と、
    前記キャリアを搬送する第2搬送経路と、
    前記第1搬送経路および前記第2搬送経路に接続され、前記残トナーと前記キャリアとを含む前記廃棄粉体を前記搬送経路に搬送する合流搬送経路と
    をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送経路の上方から当該搬送経路に向けて前記廃棄粉体を落下させる落下経路を有し、
    前記合流搬送経路に前記落下経路があること
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記落下経路を複数有し、
    すべての前記落下経路が前記合流搬送経路にあること
    を特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成手段は、前記像保持体に形成された静電潜像を前記二成分現像剤にて現像する現像装置と、当該現像装置に新たな当該二成分現像剤を供給するとともに当該現像装置で余剰となった当該二成分現像剤を排出する供給排出機構とを備え、
    前記搬送経路には、前記供給排出機構により排出される、前記キャリアを含む前記二成分現像剤が供給されること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記供給排出機構は、前記残トナーの量が多い場合に、前記現像装置に供給する新たな前記二成分現像剤の量を多くすることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 回転する像保持体に、トナーおよびキャリアを含む二成分現像剤を用いてトナー像を形成する画像形成手段と、
    前記像保持体上のトナー像を転写する転写手段と、
    前記転写手段を通過した前記像保持体に残存する残トナーを清掃する清掃手段と、
    前記画像形成手段が前記転写手段によって転写しないトナー像を前記像保持体に形成する非転写モードにおいて、前記清掃手段の清掃により得られた残トナーに加える前記二成分現像剤の量を、当該画像形成手段が当該転写手段によって転写するトナー像を前記像保持体に形成する転写モードよりも増加させる制御手段と
    を含む画像形成装置。
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