JP2019056575A - 計測方法および計測ユニット - Google Patents

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Shuhei Mori
修平 森
健二 西田
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Abstract

【課題】機械内部の搬送方向に沿って延在する面を効率的かつ精度よく計測する手段を提供する。【解決手段】機械1の内部において、搬送対象物Bが搬送される搬送方向に沿って延在する計測面Fを計測する計測方法であって、搬送方向に沿って機械の内部に配設され、搬送対象物Bを搬送する搬送手段38に距離計測装置53を取り付ける。そして、搬送手段38により距離計測装置53を搬送方向に移動させて、距離計測装置53から計測面Fまでの距離dを搬送方向の複数の位置で計測する。【選択図】図4

Description

本発明は、機械内部の搬送経路に沿って延在する面を計測するための計測方法に関する。
例えば、機械の製造工程において、機械内部の搬送経路に沿って延在する面を計測し、計測結果に基づいて機械内部の面形状を調整する場合がある。
一例として、飲料びんを洗浄する洗びん機について説明する。洗びん機は、一対の無端状のキャリアチェーンにキャリアと称する梁が取り付けられ、キャリアに取り付けたびんのホルダ(以下、ボトルケージとも称する)にびんを収容することで、装置内でびんを搬送する。洗びん機の内部においてボトルケージの開口部の向きは、キャリアチェーンの走行に応じて上向きや下向きに変化する。そのため、装置内におけるびんの脱落を防止するために、洗びん機内にはびん底ガイド(以下、ガードとも称する)が設置される(例えば特許文献1参照)。
洗びん機において、ガードとボトルケージとの距離が小さいと、びんがボトルケージに強く押し込まれてボトルケージから抜けなくなってしまう。一方、ガードとボトルケージとの距離が大きいと、びんが搬送途中でボトルケージから脱落してしまう。
そのため、洗びん機の製造工程では、ガードとボトルケージとの距離を計測し、両者の距離を適正な範囲に調整することが求められる。
特開2006−343204号公報
ところで、上記の洗びん機の例に限らず、機械の製造工程において機械内部の搬送経路に沿って延在する面を計測する場合、搬送経路の周囲が暗くて狭く、作業領域を十分に確保できないことも多い。そのため、作業員が人手で計測を行うと、計測に手間と時間がかかる一方で精度の高い計測結果を得ることが困難である。
以上より、本発明は、機械内部の搬送方向に沿って延在する面を効率的かつ精度よく計測する手段を提供することを目的とする。
本発明の計測方法は、機械の内部において、搬送対象物が搬送される搬送方向に沿って延在する計測面を計測する計測方法である。本発明の計測方法では、搬送方向に沿って機械の内部に配設され、搬送対象物を搬送する搬送手段に距離計測装置を取り付ける。そして、搬送手段により距離計測装置を搬送方向に移動させて、距離計測装置から計測面までの距離を搬送方向の複数の位置で計測する。
本発明の計測方法において、搬送方向と交差する搬送経路の幅方向に距離計測装置の位置を移動させてもよい。また、幅方向の複数の位置で、距離計測装置から計測面までの距離を計測してもよい。
このとき、幅方向に延在する梁を介して、距離計測装置を搬送手段に取り付け、梁における距離計測装置の取付位置を幅方向に移動させてもよい。
本発明の計測方法において、距離計測装置は、計測面に設けられた標本点を検知するマークセンサを含んでいてもよい。また、距離計測装置は、計測面の標本点を検知したときに、距離計測装置から計測面までの距離を計測してもよい。
本発明の計測方法において、機械は、容器洗浄装置であってもよい。また、搬送手段は、容器洗浄装置の容器搬送経路に設けられたキャリアチェーンであってもよい。また、計測面は、容器搬送経路で容器の脱落を防止するガードの表面であってもよい。
本発明の計測ユニットは、上記の計測方法に使用される。計測ユニットは、搬送方向に沿って配設された搬送手段に取り付けられ、幅方向に延在する梁と、梁に取り付けられ、計測面までの距離を計測する距離計測装置と、を備える。また、距離計測装置は、計測面に付された標本点を検知するマークセンサを含んでいてもよい。
本発明の計測方法では、本発明の計測方法では、搬送方向に沿って機械の内部に配設され、搬送対象物を搬送する搬送手段に距離計測装置を取り付ける。そして、搬送手段により距離計測装置を搬送方向に移動させて、距離計測装置から計測面までの距離を搬送方向の複数の位置で計測する。これにより、本発明の計測方法によれば、機械内部の搬送方向に沿って延在する計測面について、距離計測装置から計測面までの距離を効率的かつ精度よく計測できる。
一実施形態における洗びん機の概略構成を示す図である。 ボトルケージに収容されたびんとガードとの位置関係を示す図である。 一実施形態のガードの計測方法の概要を示す側面図である。 一実施形態においてガードに付された標本点を示す図である。 距離計測装置の構成例を示す図である。 各標本点の距離情報を表形式で出力した例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態の計測方法は、機械内部の搬送経路に設けられた計測面からの距離を計測するために用いられる。本明細書では、容器洗浄装置の一例である洗びん機への適用例を説明する。
[洗びん機1]
まず、計測方法の説明の前提として、洗びん機の概略構成を説明する。
洗びん機1は、図1に示すように、洗浄対象の容器であるびんBを洗浄する洗浄部10と、びんBを搬送する搬送部30と、をチャンバ3の内部に有している。
[洗浄部10]
洗浄部10は、図1に示すように、予熱洗浄領域11と、高温洗浄領域13と、すすぎ領域15と、に区分される。なお、この区分及び以下で説明する各領域の構成はあくまで一例である。
予熱洗浄領域11は、洗浄槽12を有している。洗浄槽12には、例えば40〜50℃程度の温水が供給される。びんBは、洗浄槽12に蓄えられた温水を通過する過程で、内外面が洗浄されるとともに、温水と同程度まで昇温される。予熱洗浄領域11は、次の高温洗浄領域13において、びんBが常温から一気に高温に曝されることによる熱ショックを抑止する機能を有している。
次に、高温洗浄領域13は、洗浄槽14を有している。洗浄槽14は、洗浄槽14A,14B,14C及び14Dと四つに区分され、水平方向Hに並んでいる。洗浄槽14A,14B,14C及び14Dには、例えば60〜80℃程度に加熱された洗浄薬液が供給される。洗浄薬液としてはアルカリ水溶液、酸性水溶液を用いることができる。洗浄槽12で予備洗浄されたびんBは、洗浄槽14A,14B,14C及び14Dを順に通過することで、例えば苛性アルカリ溶液により内面及び外面が洗浄される。
なお、洗びん機1において、図1に示すように、びんBが搬送される向きを基準に上流U及び下流Lを定義する。従って、洗浄槽14は洗浄槽12の下流側に配置される。
次に、すすぎ領域15は、洗浄槽16を有する。洗浄槽16には例えば40〜50℃程度の温水が供給される。びんBは、この洗浄槽16に蓄えられた温水を通過する過程で、内面および外面がすすがれる。
洗浄部10は、図1に示すように、倒立状態のびんBの内部に洗浄液(例えば温水)を吹き込んでびんBの内部を洗浄する噴射洗浄装置20を有している。本実施形態では、噴射洗浄装置20は、三つの洗浄装置20A,20B,20Cを有している。洗浄装置20Aは洗浄槽14Cと洗浄槽14Dの間に設けられ、洗浄装置20Bは洗浄槽14Dとすすぎ領域15の洗浄槽16の間に設けられている。また、洗浄装置20Cは、洗浄槽16よりも下流に設けられている。なお、洗浄装置20A,20B,20Cの数、配置はあくまで一例である。
洗浄装置20A,20B,20Cはいずれも同じ構成であり、上流Uおよび下流Lの方向に往復移動する移動体21と、移動体21を往復移動させる電動モータ25と、を有している。
移動体21には、洗浄液を上向きに噴射する噴射ノズルが配置されている。図1において洗浄液の噴射は矢印で示している。移動体21は、びんBと同じ位相で移動し、この移動の過程で洗浄液をびんBの内部に噴射することでびんBの内部を洗浄する。
[搬送部30]
次に、図1を参照して搬送部30について説明する。
搬送部30は、びんBをチャンバ3の内部に搬送する給びん部31と、チャンバ3の内部においてびんBを搬送する主搬送部33と、洗浄を終えたびんBをチャンバ3から排出するとともに次工程に向けて搬送する排びん部35と、を有している。
また、搬送部30は、幅方向W(図1の紙面垂直方向)に間隔をあけて設けられる一対の無端状のキャリアチェーン38と、キャリア39と、ボトルケージ40と、を有している。キャリアチェーン38は、機械内部に配設された搬送手段の一例である。キャリア39は、一対のキャリアチェーン38の間に取り付けられ、幅方向Wに延在する梁状の部材である。ボトルケージ40は、びんBを収容して移動する筒状の容器であり、幅方向Wに沿ってキャリア39に複数取り付けられる。ボトルケージ40の一端にはびんBを内部に収容するための開口が設けられている。なお、図1では、ボトルケージ40の図示は省略している。
給びん部31は、びんBをチャンバ3の内部に向けて搬送する電動モータ32を有する。給びん部31は、電動モータ32を駆動することにより複数のびんBを主搬送部33に受け渡すことができる。
また、排びん部35は、びんBをチャンバ3の外部に向けて搬送する電動モータ36を有する。排びん部35は、電動モータ36を駆動することにより複数のびんBを次工程に搬送するコンベア装置に受け渡すことができる。
次に、主搬送部33は電動モータ34A,34B,34C,34D,34E,34F,34G,34H,34Iと、電動モータ34A〜34Iのそれぞれにより駆動されるスプロケット37A,37B,37C,37D,37E,37F,37G,37H,37Iと、を有している。なお、電動モータ34A〜34Iは、洗びん機1の運転中は原則として同じ回転速度で同期して駆動される。
スプロケット37A〜37Iは、それぞれがチャンバ3の幅方向W、つまり図1の紙面の奥行方向に間隔をあけて一対が設けられており、そのうちの一方が電動モータ34A〜34Iにより回転駆動される。
電動モータ34A〜34Iとスプロケット37A〜37Iの対は、一部を除いて洗浄槽12、洗浄槽14A〜14D及び洗浄槽16よりも上に配置されており、洗浄槽12、洗浄槽14A〜14D及び洗浄槽16のそれぞれに対応して設けられている。例えば、洗浄槽12に対応して、電動モータ34Aとスプロケット37Aの対と電動モータ34Bとスプロケット37Bの対が対応しており、スプロケット37Aとスプロケット37Bに掛け回されるキャリアチェーン38が洗浄槽12の内部を走行する。同様に、例えば洗浄槽14Bに対応して、電動モータ34Cとスプロケット37Cの対と電動モータ34Dとスプロケット37Dの対が対応しており、スプロケット37Cとスプロケット37Dに掛け回されるキャリアチェーン38が洗浄槽14Bの内部を走行する。
なお、電動モータ34Gとスプロケット37Gの対は、洗浄槽16よりも下流Lの側に設けられている。また、電動モータ34Hとスプロケット37Hの対、及び、電動モータ34Iとスプロケット37Iの対は、それぞれ洗浄槽14C、及び、洗浄槽14Dの内部の洗浄薬液に浸漬して設けられている。
また、キャリアチェーン38は、スプロケット37に掛け回されることで、チャンバ3の内部の所定の走行経路Rに沿って上流U及び下流Lの間を循環して走行が可能とされている。この走行経路の中で、洗浄槽12、洗浄槽14A〜14D及び洗浄槽16に対応する領域において、キャリアチェーン38はスプロケット37が設けられる鉛直方向Vにおける上端の上折返部、及び、下端の下折返部の双方で交互に折り返して走行する。例えば、洗浄槽14Aにおいて、キャリアチェーン38は、スプロケット37Bで下向きに折り返すことで洗浄槽14Aの内部に向かい、洗浄槽14Aの内部で上向きに折り返し、さらに、スプロケット37Cに達すると今度は下向きに折り返す。びんBは、洗浄槽12、洗浄槽14A〜14D及び洗浄槽16のそれぞれに対応して、鉛直方向Vに蛇行を繰り返す走行経路Rをキャリアチェーン38により搬送されながら洗浄される。なお、洗浄槽12、洗浄槽14A〜14D及び洗浄槽16の内部において、びんBは、図1に示すように、その飲み口の方が走行経路Rの外側を向いて搬送される。
上記のように、キャリアチェーン38が蛇行する走行経路Rに沿って走行するため、ボトルケージ40の開口部の向きは洗びん機1内で上向きや下向きに変化する。そのため、図1、図2に示すように、ボトルケージ40の開口からびんBが脱落することを防止するために、洗びん機1内には走行経路Rに沿ってびん底を案内するためのガード41が設置される。
ガード41は、走行経路Rに沿って湾曲した形状の板状部材である。ガード41の幅は、キャリア39の長手方向長さよりも若干小さく設定されており、図4に示すように、一対のキャリアチェーン38の間にガード41が配置されるようになっている。
なお、ガード41は、例えば、金属板を走行経路Rに沿った形状にプレス加工等で湾曲させた後、これらの金属板を溶接によって接合することで形成される。
洗びん機1において、びんBは飲み口の方が走行経路Rの外側を向いて搬送されるため、図1に示すように、びん底を案内するガード41はキャリアチェーン38よりも内周側に配置されている。図2に示すように、キャリアチェーン38と対向するガード41の表面Fには、びんBの底面が当接するようになっている。そして、ボトルケージ40に挿入されたびんBは、ボトルケージ40とガード41とに囲まれて、びんBの長手方向の移動が制限された状態で搬送される。
[洗びん機1の動作]
以上の構成を備える洗びん機1の動作を説明する。
給びん部31から供給されるびんBは、チャンバ3の内部においてキャリアチェーン38に取り付けられるボトルケージ40に収容され、キャリアチェーン38の走行経路に沿って搬送される。
びんBは、キャリアチェーン38の走行に伴って、洗浄槽12の内部を通過することにより、温水により予備的に洗浄されるとともに、所定温度まで加熱される。洗浄槽12を通過したびんBは、次に、洗浄槽14A〜14Dをこの順に通過し、高温の洗浄薬液により洗浄される。洗浄槽14A〜14Dを通過したびんBは、次に、洗浄槽16の洗浄液に浸漬されることで、洗浄及びすすぎが施される。びんBは、洗浄槽14Cと洗浄槽14Dの間、洗浄槽14Dと洗浄槽16の間、及び、洗浄槽16の後において、洗浄装置20A,20B,20Cにより内部が洗浄される。
以上の一連の洗浄工程を経た後に、びんBは排びん部35から外部に向けて排出される。
[ガードの計測方法の説明]
次に、洗びん機1を製造する過程で実施される計測方法を説明する。本実施形態の計測方法は、洗びん機1のガード41についてびんBの底面が当接する表面Fを計測面とする。そして、本実施形態の計測方法では、図3に示すように、ガード41の平面方向に移動可能な距離計測装置(53)によって、計測面から距離計測装置までの距離dを計測する。ガード41の平面方向は、キャリアチェーン38の走行経路Rの方向と幅方向Wで定義される。上記のように、ガード41の表面Fは走行経路Rに沿って湾曲していることから、走行経路Rの方向は一定しない。
[計測ユニット50の構成]
まず、本実施形態の計測方法で使用される計測ユニットについて説明する。図3、図4に示すように、計測ユニット50は、フレーム51と、取付台52と、距離計測装置53とを有している。
フレーム51は、キャリア39の代わりに一対のキャリアチェーン38の間に取り付けられ、幅方向Wに延在して配置される梁状の部材である。フレーム51の幅方向Wの両端部には、キャリアチェーン38に装着するための装着部51A、51Bが設けられている。フレーム51は、キャリアチェーン38を走行させることで走行経路Rに沿って移動可能である。
取付台52は、距離計測装置53をフレーム51に取り付けるための台座である。取付台52は、フレーム51にボルト等で取り付けられる。取付台52の取付位置は、フレーム51の長手方向(すなわち幅方向W)に変更可能である。そのため、フレーム51に対する取付台52の位置を変更することで、距離計測装置53の取付位置を幅方向Wに沿って変更することができる。なお、図4において、幅方向Wに沿って取付位置を変更した取付台52および距離計測装置53を破線で示している。
距離計測装置53は、取付台52を介してフレーム51上に設置される。距離計測装置53は、図5に示すように、マークセンサ54と、距離センサ55と、コントローラ56とを有している。また、距離計測装置53は、計測結果を記録するコンピュータ57と無線または有線で接続されている。
マークセンサ54は、ガード41の計測面に付された計測箇所を示す印(標本点)を検知するセンサである。マークセンサ54は、標本点を検知したときに、距離情報の記録を指示する検知信号をコントローラ56に出力する。本実施形態のマークセンサ54は、例えば、ガード41に塗料で付された標本点を光学的に検知する赤外線センサである。
距離センサ55は、計測面から距離計測装置53までの距離dを計測するセンサであって、例えば、レーザ測距計で構成される。距離センサ55が計測した距離情報は、コントローラ56に出力される。なお、距離センサ55は、計測面から距離計測装置53までの距離dを計測できるものであればレーザ測距計には限定されず、例えば、超音波を使用した距離センサなど、公知の距離センサを採用してもよい。
コントローラ56は、マークセンサ54および距離センサ55を制御する。また、コントローラ56は、マークセンサ54から検知信号を受け、検知信号を受けたときの距離センサ55の距離情報を記録する処理を行う。標本点に対応する距離情報は、コントローラ56からコンピュータ57に出力され、コンピュータ57が有する記憶媒体57Aに記録される。以上のようにして、コントローラ56は、標本点に対応する距離情報を記録できる。
[計測方法の手順]
以下、図4を参照しつつ、本実施形態における計測方法の手順を説明する。
ここで、本実施形態における計測方法は、洗びん機1を製造する過程において、一対のキャリアチェーン38の間に配置された状態で、ガード41のひずみや組立状態におけるガード41の位置ずれを検査するときに実施される。そのため、ガード41が配置される洗浄槽には洗浄液が貯留されていない状態での計測が前提となる。
まず、計測の準備として、ガード41の計測面に標本点を施工する。標本点は、計測ユニット50に距離を計測する位置を特定させるために設けられる。例えば、標本点の施工は、ガード41を一対のキャリアチェーン38の間に配置する前に予め行われる。
標本点は、距離計測装置53のマークセンサ54が検知できるものであればいかなるものでもよい。本実施形態では、白色等の光の反射率の高い塗料を計測面の所定位置に塗布することで標本点とする。この場合、計測面において標本点での光の反射率は周囲よりも高くなるため、マークセンサ54は、輝度レベルが周囲よりも高い箇所を標本点として検知できる。
図4の例では、ガード41の幅方向W及び走行経路Rのそれぞれに間隔をあけた×印の位置に5×5の標本点が格子状に設けられている。
理解の便宜のため、図4では、実際には図1に示すように走行経路Rに沿って屈曲しているガード41の計測面を平面的に展開して示している。また、図4では、走行経路Rの方向に延長しているガード41の一部を示すものとする。
標本点は、ガード41の平面方向において間隔を空けて配置されている。図4では、標本点がほぼ等間隔に配置されている例を示している。
なお、標本点は、例えば、(i)ガード41の板材を溶接で接合した箇所の近傍、(ii)ガード41の曲げ加工部分、(iii)走行経路Rの方向に沿ってガード41に形成されるスリット(不図示)の近傍など、ガード41のひずみが生じやすい箇所に他の箇所よりも高い密度で配置されていてもよい。
次に、フレーム51の幅方向Wの両端部に設けられた装着部51A、51Bを一対のキャリアチェーン38にそれぞれ装着し、キャリアチェーン38に計測ユニット50を取り付ける。以上により、計測の準備が終了する。
なお、距離計測装置53は、図4に示すフレーム51の左端の位置に取り付けられており、計測ユニット50が走行経路Rの方向に移動したときには、図4に示すA1〜A5の標本点の上を通過するようになっているものとする。
標本点A1〜A5の計測は、以下のように行われる。
まず、一対のキャリアチェーン38を走行させることで、キャリアチェーン38に取り付けた計測ユニット50を走行経路Rの方向に移動させる。
この移動に伴って、計測ユニット50が標本点A1の位置を通過すると、距離計測装置53のマークセンサ54が標本点A1を検知して検知信号を出力する。そして、コントローラ56は、標本点A1に対応する1回目の検知信号を受けたときに距離センサ55で計測した距離情報を、標本点A1の距離情報として特定する。なお、距離センサ55は常時距離dを計測し、検知信号を受けたときの距離情報をコントローラ56がサンプルホールドしてもよい。あるいは、コントローラ56は、検知信号を受けたときに距離センサ55を動作させて距離dを計測してもよい。
標本点A1の距離情報は、距離計測装置53からコンピュータ57に出力されて、コンピュータ57により記憶媒体57Aに記録される。
そして、計測ユニット50を走行経路Rの方向にさらに移動させる。計測ユニット50が標本点A2〜A5の位置を通過するごとに、距離計測装置53が上記と同様の動作を実行する。これにより、標本点A2〜A5の距離情報がそれぞれ記憶媒体57Aに記録される。以上で、標本点A1〜A5の計測が終了する。
標本点A1〜A5の計測が終了すると、標本点B1〜B5の計測が行われる。
このとき、計測ユニット50をキャリアチェーン38から取り外し、フレーム51における距離計測装置53の取付位置を、標本点Aの位置から標本点Bの位置まで幅方向Wに移動させる。そして、キャリアチェーン38に計測ユニット50を再び取り付ける。
その後、一対のキャリアチェーン38を走行させることで、キャリアチェーン38に取り付けた計測ユニット50を走行経路Rの方向に移動させる。この移動に伴って、計測ユニット50が標本点B1〜B5の位置を順次通過すると、距離計測装置53が上記と同様の動作を実行し、標本点B1〜B5の距離情報がそれぞれ記憶媒体57Aに記録される。以上で、標本点B1〜B5の計測が終了する。
以下、標本点B1〜B5の計測と同様の手順で、標本点C1〜C5の計測、標本点D1〜D5の計測、標本点E1〜E5の計測が順次行われる。
このようにして、距離計測装置53はガード41の計測面を平面方向に走査し、標本点A1〜E5でそれぞれ計測面から距離計測装置53までの距離dが計測される。なお、計測ユニット50は、洗びん機1の製造工程で使用されるため、計測終了後にはキャリアチェーン38から取り外される。
図6に示すように、記憶媒体57Aに記録された各標本点の距離情報は、コンピュータ57により、A〜Eの5列、1〜5の5行の組み合わせからなる5×5のマトリクス状の表形式でモニタ(不図示)等に出力される。図6に示すA1〜E5の欄には、図4に示したガード41の計測面の標本点における距離情報が表示される。図6においては、個々の距離情報の数値を「−」で簡略化して示している。なお、図6に示す表において、A1〜E5の欄には、その標本点の距離情報とその標本点における設計上の基準値との差を表示してもよい。
作業員は、各標本点の距離情報と設計上の基準値を対比することで、ガード41の計測面のひずみやガード41の位置ずれを検査できる。
そして、作業員は、上記の表示を参照して、ガード41の計測面でひずみのある箇所からひずみを取り除き、あるいは組立時におけるガード41の位置ずれを調整する。これにより、ガード41とボトルケージ40との距離が適正に調整されるので、びんBがボトルケージ40に強く押し込まれて抜けなくなることや、搬送途中でびんBがボトルケージ40から脱落することが抑止される。
以下、本実施形態の計測方法の効果を述べる。
本実施形態では、洗びん機1の内部に設けられたガード41の計測面から距離計測装置53までの距離dを計測するときに、ガード41に沿って配設されているキャリアチェーン38を利用して、距離計測装置53をガード41の平面方向に移動させて計測を行う。
洗びん機1の内部においてガード41の配置される領域は暗くて狭いため、作業員が微少な距離を精度よく計測することには大きな労力を伴う。本実施形態によれば、作業員が機械内に立ち入ることなく距離計測装置53を移動させて計測を行うため、作業員が距離dを計測する場合と比べると作業効率を大幅に向上できる。また、本実施形態の計測方法によれば、作業員が機械内部に立ち入ってガード41の計測面の計測をする必要がなくなるため安全性も向上する。
また、距離計測装置53はキャリアチェーン38によって走行経路Rの方向に移動するため、距離計測装置53の位置はキャリアチェーン38を基準として安定する。したがって、本実施形態の計測方法によれば、ガード41の計測面から距離計測装置53までの距離dを精度よく計測できる。つまり、本実施形態では、作業員が距離dを計測する場合と比べると、距離計測装置を設置する位置が計測点ごとにばらつくことで生じる誤差が抑制される。
また、キャリアチェーン38の軌道は走行経路Rと一致するため、距離計測装置53を走行経路Rの方向に沿って精度よく移動させることができる。また、キャリアチェーン38に幅方向Wに延在するフレーム51を装着し、このフレーム51上で距離計測装置53を幅方向Wに移動させることで、距離計測装置53を幅方向Wに精度よく位置決めできる。したがって、本実施形態の計測方法によれば、ガード41の所望の位置(標本点)から平面方向にずれることなく、計測面から距離計測装置53までの距離dを計測することができる。つまり、本実施形態では、作業員が距離dを計測する場合と比べると、計測点がガード41の平面方向にずれることを抑止できる。
例えば、ガード41のひずみを取り除く場合やガード41の位置ずれを修正する場合において、距離情報が標本点に対応していないとガード41を適正に調整できなくなるため、本実施形態の計測方法による利点が大きい。
本実施形態の計測方法によれば、キャリアチェーン38により距離計測装置53を走行経路Rの方向に容易に移動させることができる。そのため、走行経路Rの方向に間隔をあけた異なる標本点の距離dを計測するときに、距離計測装置53を移動させる労力が非常に少なくなる。
また、本実施形態の距離計測装置53は、ガード41の計測面に施した標本点をマークセンサ54で検知して距離情報を記録する処理を行う。そのため、本実施形態の計測方法によれば、例えば、オフセットの位置から距離計測装置53が走行した距離で標本点を求める等の煩雑な処理を行うことなく、標本点における距離情報を記録することができる。また、本実施形態によれば、計測面に設定された標本点と距離計測装置53が実際に計測した位置との対応関係も明確となるため、計測結果の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態では、距離計測装置53の計測結果はコンピュータ57の記憶媒体57Aに電子的に記録され、コンピュータ57により一覧表として表示出力できる。そのため、計測結果の保存や整理が容易になる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択することや、他の構成に適宜変更することが可能である。
例えば、上記実施形態において、フレーム51の長手方向に複数の距離計測装置53を取り付けて、計測ユニット50の走行経路Rの方向への移動回数をより少なくしてもよい。また、本実施形態において、距離計測装置53は幅方向Wに手動で移動することにしたが、アクチュエータを用いて自動で移動させることもできる。
また、上記実施形態では、フレーム51を介して距離計測装置53をキャリアチェーン38に取り付ける例を説明したが、測定の態様によっては距離計測装置53を搬送手段(キャリアチェーン38)に直接取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、洗びん機1のガード41を計測面とする場合を説明したが、本発明の適用対象は洗びん機1に限定されるものではなく、機械内部において、搬送手段を有する搬送経路に沿って延在する面の形状を計測する場合に広く適用できる。
例えば、コンベアを備えた食品製造機(パンの製造に使用される搬送機構付オーブンなど)について、搬送経路に沿って延在する面の平面度を計測する場合にも本発明を応用することができる。
1 洗びん機
3 チャンバ
10 洗浄部
11 予熱洗浄領域
12 洗浄槽
13 高温洗浄領域
14,14A,14B,14C,14D 洗浄槽
15 すすぎ領域
16 洗浄槽
20 噴射洗浄装置
20A,20B,20C 洗浄装置
21 移動体
25 電動モータ
30 搬送部
31 給びん部
32 電動モータ
33 主搬送部
34A,34B,34C,34D,34E,34F,34G,34H,34I 電動モータ
35 排びん部
36 電動モータ
37A,37B,37C,37D,37E,37F,37G,37H,37I スプロケット
38 キャリアチェーン
39 キャリア
40 ボトルケージ
41 ガード
50 計測ユニット
51 フレーム
51A,51B 装着部
52 取付台
53 距離計測装置
54 マークセンサ
55 距離センサ
56 コントローラ
57 コンピュータ
57A 記憶媒体
B びん
F ガードの表面
R 走行経路

Claims (7)

  1. 機械の内部において、搬送対象物が搬送される搬送方向に沿って延在する計測面を計測する計測方法であって、
    前記搬送方向に沿って前記機械の内部に配設され、前記搬送対象物を搬送する搬送手段に距離計測装置を取り付けて、前記搬送手段により前記距離計測装置を前記搬送方向に移動させて、前記距離計測装置から前記計測面までの距離を前記搬送方向の複数の位置で計測することを特徴とする計測方法。
  2. 前記搬送方向と交差する搬送経路の幅方向に前記距離計測装置の位置を移動させて、
    前記幅方向の複数の位置で、前記距離計測装置から前記計測面までの距離を計測する、
    請求項1に記載の計測方法。
  3. 前記幅方向に延在する梁を介して、前記距離計測装置を前記搬送手段に取り付け、
    前記梁における前記距離計測装置の取付位置を前記幅方向に移動させる、
    請求項2に記載の計測方法。
  4. 前記距離計測装置は、前記計測面に設けられた標本点を検知するマークセンサを含み、
    前記距離計測装置は、前記計測面の前記標本点を検知したときに、前記距離計測装置から前記計測面までの距離を計測する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の計測方法。
  5. 前記機械は、容器洗浄装置であり、
    前記搬送手段は、前記容器洗浄装置の容器搬送経路に設けられたキャリアチェーンであり、
    前記計測面は、前記容器搬送経路で容器の脱落を防止するガードの表面である、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の計測方法。
  6. 請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の計測方法に使用される計測ユニットであって、
    前記搬送方向に沿って配設された前記搬送手段に取り付けられ、前記幅方向に延在する梁と、
    前記梁に取り付けられ、前記計測面までの距離を計測する距離計測装置と、
    を備えることを特徴とする計測ユニット。
  7. 前記距離計測装置は、前記計測面に付された標本点を検知するマークセンサを含む、
    請求項6に記載の計測ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102366855B1 (ko) * 2020-10-08 2022-02-22 국방과학연구소 전파흡수구조 검사 장치 및 검사 방법

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