JP2019056517A - ヘッダタンク及び熱交換器 - Google Patents

ヘッダタンク及び熱交換器 Download PDF

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Abstract

【課題】完全シール構造を確保しつつ、熱交換器の性能を低下させることのないヘッダタンクを提供する。【解決手段】ヘッダタンクは、外殻部(317)及び外殻部(317)内を仕切る仕切部(315)を有するタンク部品(31)と、冷媒を通すチューブ42を取り付けられるプレート部品(32)と、を備えている。プレート部品(32)に対向する周縁部分(316f)が、上端部分(315d)よりもタンク部品(31)の底部から離隔する位置に設けられていると共に、周縁部分(316f)及び上端部分(315d)にプレート部品(32)との間で気密性を確保するためのパッキン部分(318)が射出成形により一体的に形成されている。【選択図】図2

Description

本開示は、熱交換器に用いられるヘッダタンク及びヘッダタンクを含む熱交換器に関する。
熱交換器に用いられるヘッダタンクは、冷凍サイクルを循環する冷媒を受け入れて、熱交換器のコアを形成するチューブに冷媒を分配流出させる機能を有している。ヘッダタンクはその機能を果たすため、冷媒が流れる内部空間を形成するタンク部品と、タンク部品の開口部に取り付けられると共にチューブを取り付けることが可能なプレート部品とによって構成されている。
下記特許文献1に記載のヘッダタンクでは、タンク部品とプレート部品とを接合する部分から冷媒が漏れないようにするため、パッキンをタンク部品に設けている。パッキンはタンク部品に対して射出成形で一体的に形成され、区切られた内部空間の中において冷媒の漏れが無い完全シール構造となっている。
特開2016−17722号公報
特許文献1では、ヘッダタンク内を3つの区画に仕切っており、冷媒が流れる第1区画部及び第2区画部と、第1区画部と第2区画部との間に設けられ冷媒が流れない第3区画部とが形成されている。第3区画部は、パッキンをタンク部品に対して射出成形で一体的に設けるにあたって、ゲートから注入される樹脂材料がオーバーフローする部分として機能している。また、第3区画部に対応するプレート部品には、冷媒を流さないダミーチューブが設けられるようになっており、熱歪対策を兼ねた構造となっている。
しかしながら、ダミーチューブを設けると、その部分に冷媒が流れるチューブを配置することができないため、熱交換器としての性能が同じサイズの熱交換器に対して低下することになる。
本開示は、完全シール構造を確保しつつ、熱交換器の性能を低下させることのないヘッダタンクを提供することを目的とする。
本開示は、熱交換器に用いられるヘッダタンクであって、冷媒が流出入する第1室及び冷媒が流出入する第2室を形成する外殻部(317)と、前記外殻部内に配置され前記第1室と前記第2室とを仕切る仕切部(315)と、を有するタンク部品(31)と、前記タンク部品に形成された開口部に取り付けられるとともに、冷媒を通すチューブを取り付けるチューブ取付部が設けられてなるプレート部品(32)と、を備え、前記外殻部において前記プレート部品に対向する周縁部分(316f)が、前記仕切部の上端部分(315d)よりもタンク部品の底部から離隔する位置に設けられていると共に、前記周縁部分及び前記上端部分に前記プレート部品との間で気密性を確保するためのパッキン部分(318)が射出成形により一体的に形成されている。
外殻部においてプレート部品に対向する周縁部分が、仕切部の上端部分よりも高い位置であってタンク部品の底部から離隔する位置に設けられているので、プレート部品もこの高低差にあわせた形状とすることが可能となり、プレート部品の剛性を確保することができる。パッキン部分は、周縁部分及び上端部分にプレート部品との間で気密性を確保するように、射出成形によりタンク部品の一部として一体的に形成されているので、パッキン部分がずれてしまうことがなく、組立性も向上しつつ完全シール構造を確保することができる。
尚、「課題を解決するための手段」及び「特許請求の範囲」に記載した括弧内の符号は、後述する「発明を実施するための形態」との対応関係を示すものであって、「課題を解決するための手段」及び「特許請求の範囲」が、後述する「発明を実施するための形態」に限定されることを示すものではない。
本開示によれば、完全シール構造を確保しつつ、熱交換器の性能を低下させることのないヘッダタンクを提供することができる。
図1は、本実施形態に係るヘッダタンクを含む熱交換器を示す概略構成図である。 図2は、図1のII-II断面を示す断面図である。 図3は、図2のIII-III断面を示す断面図である。 図4は、図1及び図2に示されるオーバーフロー部を説明するための斜視図である。 図5は、図2のV-V断面を示す断面図である。 図6は、図2のVI-VI断面を示す断面図である。 図7は、本実施形態に係るヘッダタンクを構成するパッキン部分の平面図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1を参照しながら、本実施形態に係るヘッダタンク及び熱交換器について説明する。熱交換器2は、ヘッダタンク3と、熱交換部4と、ヘッダタンク5と、を備えている。ヘッダタンク3とヘッダタンク5とは、熱交換部4を挟むように配置されている。図1においては、ヘッダタンク3からヘッダタンク5に向かう方向をx軸とし、ヘッダタンク3及びヘッダタンク5の長手方向をy軸とし、x軸及びy軸に直行する方向をz軸としている。図2以降においても、このように設定したx軸、y軸、z軸を基準として説明する。
ヘッダタンク3は、タンク部品31と、プレート部品32と、を備えている。タンク部品31は、開口部が形成された箱状の部品である。タンク部品31は、例えば、ポリアミド樹脂に強化材としてガラス繊維を添加した繊維入りの樹脂を金型内に充填して成形される樹脂成型品である。
プレート部品32は、タンク部品31の開口部に取り付けられるとともに、冷媒を通すチューブ42が取り付けられている。プレート部品32は、高い熱伝導性を確保するため、例えば、熱伝導性の高いアルミニウムにより製造されることが好ましい。
タンク部品31は、外殻部317と、仕切部315と、を有している。外殻部317は、冷媒が流出入する第1室313及び冷媒が流出入する第2室314を形成するものである。仕切部315は、外殻部317内に配置され、第1室313と第2室314とを仕切るものである。
第1室313には、冷媒導入管311から冷媒が流入する。冷媒導入管311に流入する冷媒は、冷凍サイクルを循環してきた冷媒である。第1室313に流入した冷媒は熱交換部4に流出する。
第2室314には、熱交換部4から冷媒が流入する。第2室314に流入した冷媒は、冷媒導出管312から流出する。冷媒導出管312に流出する冷媒は、冷凍サイクルを循環する。
熱交換部4は、アウタープレート41と、チューブ42と、フィン43と、を有している。アウタープレート41、チューブ42、及びフィン43は、それぞれx軸に沿って延びている。チューブ42及びフィン43は、y軸に沿って交互に配置されている。アウタープレート41は、y軸に沿った方向においてチューブ42及びフィン43を挟むように両端に配置されている。チューブ42及びフィン43は、高い熱伝導性を確保するため、例えば、熱伝導性の高いアルミニウムにより製造されることが好ましい。
チューブ42は、ヘッダタンク3及びヘッダタンク5との間で冷媒を流出入可能なように配置されている。ヘッダタンク3の第1室313に繋がるチューブ42には、第1室313から冷媒が流入する。チューブ42に流入した冷媒は、隣接するチューブ42との間であってフィン43の間を通る空気と熱交換を行いながら、ヘッダタンク5に向かって流れる。
ヘッダタンク5に向かって流れた冷媒は、ヘッダタンク3の第2室314に繋がるチューブ42に流入する。チューブ42に流入した冷媒は、隣接するチューブ42との間であってフィン43の間を通る空気と熱交換を行いながら、ヘッダタンク3に向かって流れる。
ヘッダタンク5は、タンク部品51と、プレート部品52と、を備えている。タンク部品51は、例えば、ポリアミド樹脂に強化材としてガラス繊維を添加した繊維入りの樹脂を金型内に充填して成形される樹脂成型品である。プレート部品52は、タンク部品51の開口部に取り付けられるとともに、冷媒を通すチューブ42が取り付けられている。
続いて、図2を参照しながら、タンク部品31とプレート部品32とを組み付ける構造について説明する。図2は、図1のII-II断面であって、仕切部315中央におけるxz平面の断面を示す断面図である。
タンク部品31の外殻部317には、プレート部品32を取り付けるための鍔部316が形成されている。外殻部317において、鍔部316が形成されている部分と反対側は湾曲状に閉塞されており、タンク部品の底部を形成している。鍔部316は、外殻部317の開口部全周に渡り、yz平面に沿うように外側に突出している。鍔部316がプレート部品32に対向する面は、周縁部分316fとして形成されている。周縁部分316fの内側には、傾斜して外殻部317の内周目に繋がる連結傾斜部316eが設けられている。
プレート部品32は、中央段部321と、両側段部322と、平坦部323と、保持部324と、折り曲げ部325とを有している。中央段部321は、z軸方向におけるプレート部品32の中央部分において最もタンク部品31側に凹んだ部分である。
両側段部322は、z軸方向において中央段部321の両側に設けられている。両側段部322は、中央段部321よりはタンク部品31から離隔するように、中央段部321よりは浅く凹んだ部分である。
平坦部323は、z軸方向において両側段部322の両側に設けられている。平坦部323は、タンク部品31の鍔部316に設けられた周縁部分316fに対向するように、外殻部317の開口部全周に渡って設けられている。
保持部324は、z軸方向において平坦部323の両側に設けられている。保持部324は、タンク部品31の鍔部316の外周側に沿うように、鍔部316の全周に渡って設けられている。
折り曲げ部325は、保持部324の先端側の一部が、鍔部316に回り込むように折り曲げることで設けられている。
仕切部315には、平板部315aと、貯留部315bと、開口部315cと、上端部分315dとが設けられている。平板部315aは、外殻部317の内周面に連結するように設けられる平板状の部分である。
貯留部315bは、平板部315aの略中央部に設けられているものであって、内部に貯留空間が形成されている(図4参照)。開口部315cは、貯留部315bに繋がるように設けられ、上端部分315dに臨むように開口している部分である。貯留部315b及び開口部315cによって、オーバーフロー部35が形成されている。上端部分315dは、仕切部315の最もプレート部品32側の端部として形成されている。
仕切部315とプレート部品32との間及び鍔部316とプレート部品との間には、パッキン部分318が設けられている。パッキン部分318は、射出成形によりタンク部品31の一部として一体的に形成されている。パッキン部分318は、可撓性のある樹脂材料によって形成されている。
パッキン部分318は、第1パッキン部分318aと、第2パッキン部分318bと、第3パッキン部分318cと、第4パッキン部分318dとを有している。第1パッキン部分318aは、中央段部321に対応するように設けられている。第2パッキン部分318bは、両側段部322に対応するように設けられている。第3パッキン部分318cは、連結傾斜部316eに対応するように設けられている。第4パッキン部分318dは、周縁部分316fに対応するように設けられている。
仕切部315とプレート部品32との間に着目すると、パッキン部分318は、周縁部分316f、連結傾斜部316e及び上端部分315dと、プレート部品32との間で気密性を確保するように設けられている。
続いて、図3,図5,図6を参照しながら、パッキン部分318の構成について説明を続ける。図3は、図2のIII-III断面であって、xy平面における断面を示す断面図である。
図3に示されるように、プレート部品32には、チューブ42を取り付けるためのチューブ取付部326が設けられている。チューブ取付部326は、プレス加工によりプレート部品32に形成される開口部であって、チューブ42に本数に対応するように等間隔に設けられている。
一対のチューブ取付部326の間に、中央段部321が設けられている。中央段部321の仕切部315側には、溝部321aが形成されている。溝部321aに対応するパッキン部分318は、第1パッキン部分318aである。第1パッキン部分318aは、溝部321aの形状に合わせて幅広に形成されている。
図5は、図2のV-V断面であって、xy平面における断面を示す断面図である。図5に示されるように、一対のチューブ取付部326の間に、両側段部322が設けられている。両側段部322の仕切部315側には、溝部322aが形成されている。溝部322aは、溝部321aよりも深く、底部の傾斜が溝部321aの場合よりも急峻になっている。
溝部322aに対応するパッキン部分318は、第2パッキン部分318bである。第2パッキン部分318bは、溝部322aの形状に合わせ、第1パッキン部分318aよりも先端が幅狭であるように形成されている。
図6は、図2のVI-VI断面であって、xy平面における断面を示す断面図である。図6に示されるように、第3パッキン部分318cは、プレート部品32の平坦部323に当接するので、平坦な面に当接して気密性を確保できるような標準形状になるよう形成されている。第3パッキン部分318cは、第4パッキン部分318dに繋がる部分でもある。第4パッキン部分318dも、平坦な面に当接して気密性を確保できるように形成されている。
図7に示されるように、パッキン部分318は、矩形外周を第4パッキン部分318dが囲むように形成されている。第1パッキン部分318a、第2パッキン部分318b、及び第3パッキン部分318cは、仕切部315に対応するように形成されている。
説明したように本実施形態では、本実施形態のヘッダタンク3は、熱交換器2に用いられるヘッダタンクであって、タンク部品31と、プレート部品32とを備えている。タンク部品31は、冷媒が流出入する第1室313及び冷媒が流出入する第2室314を形成する外殻部317と、外殻部317内に配置され第1室313と第2室314とを仕切る仕切部315と、を有する。プレート部品32は、タンク部品31に形成された開口部に取り付けられるとともに、冷媒を通すチューブ42を取り付けるチューブ取付部326が設けられている。タンク部品31には、パッキン部分318が設けられている。パッキン部分318は、外殻部317においてプレート部品32に対向する周縁部分316fが、仕切部315の上端部分315dよりも高い位置であってタンク部品の底部から離隔するに設けられていると共に、周縁部分316f及び上端部分315dに前記プレート部品との間で気密性を確保するように、射出成形により一体的に形成されている。
外殻部317においてプレート部品32に対向する周縁部分316fが、仕切部315の上端部分315dよりも高いであってタンク部品の底部から離隔する位置に設けられているので、プレート部品32もこの高低差にあわせた形状とすることが可能となり、プレート部品32の剛性を確保することができる。パッキン部分318は、周縁部分316f及び上端部分315dにプレート部品32との間で気密性を確保するように、射出成形によりタンク部品の一部として一体的に形成されているので、パッキン部分318がずれてしまうことがなく、組立性も向上しつつ完全シール構造を確保することができる。
また本実施形態では、パッキン部分318は、周縁部分316fから上端部分315dにかけて連続し、プレート部品32のタンク部品31側に対向する面に沿うように設けられている。
パッキン部分318は、プレート部品32に沿うように、周縁部分316fから上端部分315dにかけて連続して設けられているので、より確実に気密性を確保することができる。
また本実施形態では、プレート部品32には、チューブ取付部326が複数隣接して設けられ、隣接したチューブ取付部326の間には、タンク部品31から離隔する方向に後退する溝部321a,322aが形成されている。溝部321a,322aは、プレート部品32が周縁部分316fに対向する箇所における平坦部323にかけて溝の深さが変化するように設けられ、パッキン部分318は、幅が変化することで仕切部315に対応して設けられている溝部321a,322aから平坦部323に渡ってプレート部品32と密接するように設けられている。
チューブ取付部326の間に溝部321a,322aが設けられているので、プレート部品32の剛性を高めることができる。この溝部321a,322aは仕切部315に対応する位置にも設けられているので、プレート部品32全体に渡って剛性を確保することができる。パッキン部分318は、溝部321a,322aの深さの変化に対応してその幅が変化し、プレート部品32と密接するように設けられているので、プレート部品32の剛性確保とヘッダタンクとしての気密性の確保とを両立することができる。
パッキン部分318の断面形状はこのように、溝部321a,322aの深さの変化に対応してその幅が変化するように設けることもできるが、周縁部分316fに設けられている部分から上端部分315dに設けられている部分にかけて一様な形状となるように設けることもできる。
また本実施形態では、仕切部315に、パッキン部分318を成形する材料をオーバーフローさせるためのオーバーフロー部35が設けられている。オーバーフロー部35は、仕切部315の内部に貯留空間を形成する貯留部315bと、貯留部315bに繋がり仕切部315の上端部分315dに臨む開口部315cとを有する。
仕切部315に設けられているオーバーフロー部35は、仕切部315の上端部分315dに臨む開口部315cからパッキン部分318を形成する材料が流れ込み、貯留空間を形成する貯留部315bに溜まるように構成されているので、冷媒が流れる部分にパッキン部分318を形成する材料が残ることを抑制できる。
本実施形態では、貯留部315bにパッキン部分318を形成する材料が流れ込むように構成したが、仕切部315の側面にオーバーフローさせてもよい。本実施形態では、仕切部315は1箇所のみに設けられているが、外殻部317によって形成される内部空間を仕切るための壁は必要に応じて適宜追加設置されてもよい。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
3:ヘッダタンク
31:タンク部品
32:プレート部品
315:仕切部
315d:上端部分
316f:周縁部分
317:外殻部
318:パッキン部分

Claims (6)

  1. 熱交換器に用いられるヘッダタンクであって、
    冷媒が流出入する第1室及び冷媒が流出入する第2室を形成する外殻部(317)と、前記外殻部内に配置され前記第1室と前記第2室とを仕切る仕切部(315)と、を有するタンク部品(31)と、
    前記タンク部品に形成された開口部に取り付けられるとともに、冷媒を通すチューブを取り付けるチューブ取付部が設けられてなるプレート部品(32)と、を備え、
    前記外殻部において前記プレート部品に対向する周縁部分(316f)が、前記仕切部の上端部分(315d)よりも前記タンク部品の底部から離隔する位置に設けられていると共に、前記周縁部分及び前記上端部分に前記プレート部品との間で気密性を確保するためのパッキン部分(318)が射出成形により一体的に形成されている、ヘッダタンク。
  2. 請求項1に記載のヘッダタンクであって、
    前記パッキン部分は、前記周縁部分から前記上端部分にかけて連続し、前記プレート部品の前記タンク部品側に対向する面に沿うように設けられている、ヘッダタンク。
  3. 請求項2に記載のヘッダタンクであって、
    前記プレート部品には、前記チューブ取付部が複数隣接して設けられ、
    隣接したチューブ取付部の間には、前記タンク部品から離隔する方向に後退する溝部が形成され、
    前記溝部は、前記プレート部品が前記周縁部分に対向する箇所における平坦部にかけて溝の深さが変化するように設けられ、
    前記パッキン部分は、幅が変化することで前記仕切部に対応して設けられている前記溝部から前記平坦部に渡って前記プレート部品と密接するように設けられている、ヘッダタンク。
  4. 請求項2に記載のヘッダタンクであって、
    前記パッキン部分の断面形状は、前記周縁部分に設けられている部分から前記上端部分に設けられている部分にかけて一様な形状となるように設けられている、ヘッダタンク。
  5. 請求項1に記載のヘッダタンクであって、
    前記仕切部に、前記パッキン部分を成形する材料をオーバーフローさせるためのオーバーフロー部が設けられており、
    前記オーバーフロー部は、前記仕切部の内部に貯留空間を形成する貯留部(315b)と、前記貯留部に繋がり前記仕切部の上端部分に臨む開口部(315c)とを有する、ヘッダタンク。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のヘッダタンクを含む熱交換器。
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