JP6369181B2 - ヘッダタンク部品及び熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器のヘッダタンクを構成するヘッダタンク部品、及びそのヘッダタンク部品を用いた熱交換器に関する。
自動車に用いられるラジエーターといった熱交換器として、冷却水が通る複数のチューブと、そのチューブに設けられた放熱用のフィンと、複数のチューブに冷却水を分配し回収するために一時的に冷却水を貯留するヘッダタンクと、を備えるものが知られている(下記特許文献1参照)。特許文献1に記載の熱交換器では、ヘッダタンクは、タンク本体とコアプレートとによって構成されている。タンク本体は樹脂製であり、冷却水が一時的に貯留する空間を形成するものである。コアプレートには、複数のチューブの長手方向端部がろう付け接合されている。コアプレートとタンク本体とは、密閉性を確保するためのパッキンを間に挟み、コアプレートの一部を折り曲げることにより固定されている。
特開2002−115991号公報
上記従来の技術ではタンクを組み立てる工程で、コアプレートとタンク本体とパッキンとを準備し、コアプレートとタンク本体との間の所定の位置にパッキンが配置されるように位置決めをして挟み込み、コアプレートの一部を折り曲げて固定している。このようにパッキンをコアプレートやタンク本体と別に設けると、組み立てる工程で部材の準備や位置決めが必要であるため工程が複雑であり、更なる工程の簡素化が求められる。
一般的に、ある容器状部品の開口部に、その容器状部品を形成する材料とは異なる材料を用いつつもその容器状部品と一体化されたパッキン状部分を形成するのは、開口部が略矩形をなしている場合のように、容器状部品が単純な形状の場合に限られている。この場合においてパッキン状部分を形成する手法の一例としては、容器状部品及びパッキン状部分を形成しうる金型を使用し、樹脂を流入させるためのゲートからパッキン状部分を形成する樹脂を流入させるものがある。ゲートから流入した樹脂は、開口部に沿って2方向に分岐した後、反ゲート部分において合流する。この合流部分においては、2つのルートから流れてくる樹脂の境界がウェルドラインとして残存する。容器状部品がラジエーターのヘッダタンクのように冷却水を貯留させるものである場合、ウェルドラインは冷却水の漏れの原因となる。そこで、ウェルドラインが容器外に出るように、樹脂を容器状部品の外にオーバーフローさせるといった工夫がなされている。
ところで、反ゲート部分におけるウェルドライン処理の工夫は、容器状部品がある程度単純な場合に適用されるものである。上記特許文献1に記載されているようなタンク本体は、その内部が複数の室に区画されているため、開口部は単純な矩形をなしておらず室間の区切りも含めて複雑な形状となっている。このような複雑な形状のタンク本体にパッキン状部分を形成しようとしても、流入した樹脂の合流部分が反ゲート部のみならず各所にできてしまい、反ゲート部分におけるウェルドライン対策のみでは冷却水の漏れの問題を解決することができない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱交換器に用いられるヘッダタンクを構成するヘッダタンク部品であって、ヘッダタンク部品の開口部が単純な矩形状を成していない場合であっても、パッキン状部分を一体的に形成することが可能なヘッダタンク部品、及びそのヘッダタンク部品を用いた熱交換器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のヘッダタンク部品は、熱交換器におけるヘッダタンク(10A,10B)の一部を構成するヘッダタンク部品(20A,20B,20BA,20BB)であって、第1流体が流れる複数の第1チューブ(411)が連設された第1プレート部分(31)との間で、前記第1流体が一時的に貯留される第1貯留空間(21Aa,21Ba)を形成する第1区画部(21A,21B)と、第2流体が流れる複数の第2チューブ(421)が連設された第2プレート部分(32)との間で、前記第2流体が一時的に貯留される第2貯留空間(22Aa,22Ba)を形成する第2区画部(22A,22B)と、前記第1区画部と前記第2区画部との間に設けられ、前記複数の第1チューブと前記複数の第2チューブとの間に配置される第3チューブ(431)が設けられた第3プレート部分(33)との間で、流体が貯留されない非貯留空間(23a)を形成する第3区画部(23)と、前記第1区画部と前記第1プレート部分との間、前記第2区画部と前記第2プレート部分との間、及び前記第3区画部と前記第3プレート部分との間に介在する樹脂製の封止部であって、全体が射出成形により一体成形されていると共に前記第1区画部、前記第2区画部及び前記第3区画部に接着されており、その射出成形のためのゲートに対応するゲート部(521a)が前記第1区画部又は前記第2区画部側に設けられてなる封止部(50,50A,50B)と、前記ゲートから注入される樹脂材料が前記第3区画部内にオーバーフローすることで形成されてなる調整部(533a,533b,533aA,533bA,533aB,533bB)と、を備える。
本発明のヘッダタンク部品では、射出成形によりゲートから流入した樹脂を、第1区画部と第2区画部との間に形成される第3区画部内にオーバーフローさせることで、ウェルドラインを第3区画部内に形成するができる。第3区画部は、流体が貯留されない非貯留空間を形成するので、第3区画部内に樹脂をオーバーフローさせても切除する必要がない。また、第3区画部内に樹脂をオーバーフローさせウェルドラインが形成されたりしても、第1区画部側及び第2区画部側の封止に影響を与えない。したがって、開口部が単なる矩形状ではなく、第1区画部及び第2区画部と第3区画部とにより形成されるような複雑な形状の場合であっても、異物混入の問題や冷却水の漏れの問題を解決することができる。
また、本発明の熱交換器は、前記第1プレート部分、前記第2プレート部分、及び前記第3プレート部分を有するコアプレート(30)と、上述したヘッダタンク部品(20A,20B,20BA,20BB)と、によって形成されたヘッダタンクを備える。
上述したヘッダタンク部品は、封止部を射出成形により一体的に形成しても異物混入の問題や冷却水漏洩の問題を解消できるので、このようなヘッダタンク部品によって構成されたヘッダタンクを備える熱交換器はより信頼性が高まる。
本発明によれば、熱交換器に用いられるヘッダタンクを構成するヘッダタンク部品であって、ヘッダタンク部品の開口部が単純な矩形状を成していない場合であっても、パッキン状部分を一体的に形成することが可能なヘッダタンク部品、及びそのヘッダタンク部品を用いた熱交換器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る熱交換器の外観を示す斜視図である。 図1に示す熱交換器の一部を拡大して示す分解斜視図である。 図2に示すヘッダタンク部品に対して封止部を一体的に成形する際の型構造を模式的に示す図である。 図3のIV−IV断面図である。 実施形態に係る熱交換器の内部構造について一部を拡大して説明するための斜視図である。 図5のVI−VI断面図である。 第1変形例に係る熱交換器の内部構造について一部を拡大して説明するための斜視図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 第2変形例に係る熱交換器の内部構造について一部を拡大して説明するための斜視図である。 第2変形例に係る熱交換器の内部構造について一部を拡大して説明するための平断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態(以下、本実施形態という。)について説明する。なお、本実施形態の説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本実施形態に係るヘッダタンク部品20A,20B及びそのヘッダタンク部品20A,20Bを用いた熱交換器HEの構成について、図1,図2,図3,図4,図5,図6を参照しながら説明する。熱交換器HEは、ハイブリッド自動車のラジエーターとして用いられるものである。熱交換器HEは、機能的には、第1熱交換器HE1と、第2熱交換器HE2と、を備えている。第1熱交換器HE1は、エンジン冷却水(第1流体)用のラジエーターとして構成されている。第2熱交換器HE2は、電気系冷却水(第2流体)用のラジエーターとして構成されている。熱交換器HEは、部品構成的には、ヘッダタンク10Aと、ヘッダタンク10Bと、熱交換部40と、を備えている。ヘッダタンク10Aとヘッダタンク10Bとは、熱交換部40を挟むように配置されている。引き続いて、熱交換器HEの部品構成について説明する。
ヘッダタンク10Aは、ヘッダタンク部品20Aと、コアプレート30とを備えている。ヘッダタンク部品20Aは、一面が開放された箱状の部品である。その開放された一面にコアプレート30を配置し、コアプレート30の一部を折り曲げて塑性変形させることによって、ヘッダタンク部品20Aとコアプレート30とが接合されている。ヘッダタンク部品20Aは、例えば、ポリアミド樹脂に強化材としてガラス繊維を添加した繊維入りの樹脂を金型内に充填して成形される樹脂成型品である。コアプレート30は、高い熱伝導性を確保するため、例えば、熱伝導性の高いアルミニウムにより製造されることが好ましい。
コアプレート30には、それぞれ複数の第1チューブ411、第2チューブ421及び第3チューブ431が、それらの長手方向の端部においてろう付け接合されている。また、第1チューブ411と第1チューブ411との間、第2チューブ421と第2チューブ421との間、第3チューブ431と第3チューブ431との間、第1チューブ411と第3チューブ431との間、第2チューブ421と第3チューブ431との間には、冷却フィン401が設けられている。
コアプレート30は、第1プレート部分31と、第2プレート部分32と、第3プレート部分33とから構成されている。第3プレート部分33は、第1プレート部分31と第2プレート部分32との間に配置されている。コアプレート30は、第1プレート部分31と、第2プレート部分32と、第3プレート部分33とが一体的に構成された板状の部材であって、第1チューブ411、第2チューブ421及び第3チューブ431が貫通固定可能なように所定の開口が設けられている。第1チューブ411は、第1プレート部分31に接合されている。第2チューブ421は、第2プレート部分32に接合されている。第3チューブ431は、第3プレート部分33に接合されている。
第1チューブ411、第2チューブ421、第3チューブ431及び冷却フィン401は、熱交換部40を構成するものである。第1チューブ411、第2チューブ421、第3チューブ431及び冷却フィン401は、高い熱伝導性を確保するため、例えば、熱伝導性の高いアルミニウムにより製造されることが好ましい。
熱交換部40は、第1熱交換部41と、第2熱交換部42と、熱歪緩和部43と、を備えている。複数の第1チューブ411及びそれら複数の第1チューブ411の間に配置されている冷却フィン401は、第1熱交換部41を構成している。複数の第2チューブ421及びそれら複数の第2チューブ421の間に配置されている冷却フィン401は、第2熱交換部41を構成している。複数の第3チューブ431及びそれら複数の第3チューブ431の間に配置されている冷却フィン401は、熱歪緩和部43を構成している。
ヘッダタンク部品20Aは、部品本体20Aaと、封止部50とを備える。部品本体20Aaは、第1区画部21Aと、第2区画部22Aと、第3区画部23と、を備える。第3区画部23は、第1区画部21Aと第2区画部22Aとの間に配置されている。第1区画部21A、第2区画部22A及び第3区画部23は、同一方向に開口された略箱状の部分である。
第1区画部21Aは、第1プレート部分31により閉塞され、内部にエンジン冷却水を一時的に貯留する第1貯留空間21Aaが形成される。第1区画部21Aには、第3区画部23とは反対側の端部近傍に流入口24Aが設けられている。流入口24Aから流入するエンジン冷却水は、第1貯留空間21Aa内に一時的に貯留される。第1貯留空間21Aa内に一時的に貯留されたエンジン冷却水は、複数の第1チューブ411に分かれて流出し、第1チューブ411内を流れる。
第2区画部22Aは、第2プレート部分32により閉塞され、内部に電気系冷却水を一時的に貯留する第2貯留空間22Aaが形成される。第2区画部22Aには、流入口25Aが設けられている。流入口25Aから流入する電気系冷却水は、第2貯留空間22Aa内に一時的に貯留される。第2貯留空間22Aa内に一時的に貯留された電気系冷却水は、複数の第2チューブ421に分かれて流出し、第2チューブ421内を流れる。
第3区画部23は、第3プレート部分33により閉塞され、内部に冷却水が貯留されない非貯留空間23aが形成される。すなわち、第3プレート部分33に連設された第3チューブ431は、冷却水が流通しないダミーチューブとして機能している。ここで、第1熱交換部41における第1チューブ411と第2熱交換部42における第2チューブ412とには、温度の異なる冷却水が流通する。そのため、第1チューブ411と第2チューブ412とを隣接して設けた場合には、温度差によりチューブが歪むことがある。そこで、チューブの熱歪対策として、第3チューブ431に冷却水を流通させず、熱歪緩和部43として機能させている。第1チューブ411と第2チューブ412との間に、冷却水の流通しない第3チューブ431を設けるには、チューブの栓止めを行ったり、コアプレート30の穴を塞いだりするなど、コストのかかる対策が必要である。この点、内部に冷却水が貯留されない非貯留空間23aを形成し、この部分に第3チューブ431を設けることで、第3プレート部分33及び第3チューブ431に特別の加工を施すことなく、ダミーチューブとして機能させることができる。
続いて、ヘッダタンク10Bについて説明する。ヘッダタンク10Bは、ヘッダタンク部品20Bと、コアプレート30とを備えている。ヘッダタンク部品20Bは、一面が開放された箱状の部品である。その開放された一面にコアプレート30を配置し、コアプレート30の一部を折り曲げて塑性変形させることによって、ヘッダタンク部品20Bとコアプレート30とが接合されている。ヘッダタンク部品20Bは、例えば、ポリアミド樹脂に強化材としてガラス繊維を添加した繊維入りの樹脂を金型内に充填して成形される樹脂成型品である。
ヘッダタンク部品20Bは、部品本体20Baと、封止部50とを備える。部品本体20Baは、第1区画部21Bと、第2区画部22Bと、第3区画部23と、を備える。第3区画部23は、第1区画部21Bと第2区画部22Bとの間に配置されている。第1区画部21B、第2区画部22B及び第3区画部23は、同一方向に開口された略箱状の部分である。
第1区画部21Bは、第1プレート部分31により閉塞され、内部にエンジン冷却水を一時的に貯留する第1貯留空間21Baが形成される。第1区画部21Bには、第3区画部23側の端部近傍に流出口24Bが設けられている。第1貯留空間21Baには、複数の第1チューブ411からエンジン冷却水が流入する。複数の第1チューブ411から流入したエンジン冷却水は、第1貯留空間21Ba内に一時的に貯留される。第1貯留空間21Ba内に一時的に貯留されたエンジン冷却水は、流出口24Bから流出する。流出口24Bから流出したエンジン冷却水は、エンジン(不図示)を循環して冷却し、流入口24Aに還流する。
第2区画部22Bは、第2プレート部分32により閉塞され、内部に電気系冷却水を一時的に貯留する第2貯留空間22Baが形成される。第2区画部22Bには、流出口25Bが設けられている。第2貯留空間22Baには、複数の第2チューブ421から電気系冷却水が流入する。複数の第2チューブ421から流入した電気系冷却水は、第2貯留空間22Ba内に一時的に貯留される。第2貯留空間22Ba内に一時的に貯留された電気系冷却水は、流出口25Bから流出する。流出口25Bから流出した電気系冷却水は、電動モータやインバータといった電気系を循環して冷却し、流入口25Aに還流する。
上述したように、第1区画部21A、当該部を覆う第1プレート部分31、第1チューブ411と冷却フィン401とを含む第1熱交換部、第1区画部21B、及び当該部を覆う第1プレート部分31は、第1熱交換器HE1を構成している。また、第2区画部22A、当該部を覆う第2プレート部分32、第1チューブ421と冷却フィン401とを含む第2熱交換部、第2区画部22B、及び当該部を覆う第2プレート部分32は、第2熱交換器HE2を構成している。
続いて、図2を参照しながら、部品本体20Ba、コアプレート30及び封止部50の相互関係について説明する。以下の説明ではヘッダタンク10B側を例にとって説明するけれども、ヘッダタンク10A側でも同様の相互関係が構成されている。図2は、説明の便宜上、部品本体20Baと封止部50とを分離して示しているけれども、実際には部品本体20Baに封止部50が接着されて一体的に成形され、ヘッダタンク部品20Bを構成している。
第1区画部21Bは、長手方向の側壁212a,212bと、短手方向の側壁232b(第1側壁)と、を有している。側壁212aと側壁212bとは対向配置されている。側壁212aと側壁212bとは、封止部50が接着されている開口側とは反対側の底部において互いに湾曲しながら繋がっている。側壁232bは、もう一方の短手方向の側壁(不図示)と対向配置されている。長手方向の側壁212a,212bと、短手方向の側壁232b及び不図示の側壁とによって、第1貯留空間21Baを構成する凹部の周囲壁面及び底面が形成されている。
第2区画部22Bは、長手方向の側壁222a,222bと、短手方向の側壁232a(第2側壁)と、を有している。側壁222aと側壁222bとは対向配置されている。側壁222aと側壁222bとは、封止部50が接着されている開口側とは反対側の底部において互いに湾曲しながら繋がっている。側壁232aは、もう一方の短手方向の側壁(不図示)と対向配置されている。長手方向の側壁222a,222bと、短手方向の側壁232a及び不図示の側壁とによって、第2貯留空間22Baを構成する凹部の周囲壁面及び底面が形成されている。
第3区画部23は、側壁231a,231b,232a,232bを有している。側壁231aと側壁231bとは対向配置されている。側壁231aは、側壁212aと側壁222aとを直線的に繋ぐように配置されている。側壁231bは、側壁212bと側壁222bとを直線的に繋ぐように配置されている。側壁232aは、第2区画部22Bとその上部を共有する壁であって、第2区画部22Bと第3区画部23とを仕切り分ける壁である。側壁232bは、第1区画部21Bとその上部を共有する壁であって、第1区画部21Bと第3区画部23とを仕切り分ける壁である。
第3区画部23は、底壁233を有している。底壁233は、側壁231a,231b,232a,232bの上端から所定距離に配置されている。この所定距離は、第3区画部23に入り込む第3チューブ43と干渉しない程度に設定される距離である。
封止部50は、第1封止部51と、第2封止部52と、第3封止部53とを有している。第1封止部51は、第1区画部21Bを構成する側壁212a,212bの上端に密着接合される封止部分512a,512bを有している。第2封止部52は、第2区画部22Bを構成する側壁222a,222bの上端に密着接合される封止部分522a,522bを有している。
第3封止部53は、第3区画部23を構成する側壁231a,231b,232a、232bの上端に密着接合する封止部分531a,531b,532a,532bを有している。封止部分532aの略中央には、調整部533aが設けられている。封止部分532bの略中央には、調整部533bが設けられている。
封止部50は、部品本体20Baの各側壁上端面に密接接合されることで、部品本体20Baとコアプレート30との間に介在し、第1貯留空間21Ba、第2貯留空間22Ba、非貯留空間23aを形成している。
続いて、図3及び図4を参照しながら、封止部50の形成態様について説明する。図3は、部品本体20Ba及び封止部50を一体的に成形するための成形型60の断面を示す図である。成形型60は、その内部に部品本体20Ba及び封止部50が形成されるような閉空間が設けられおり、その閉空間に樹脂を射出することで部品本体20Ba及び封止部50が一体的に成形されるものである。
まず、図3を参照しながら、封止部50の形成時の成形型60と部品本体20Baの位置関係について説明する。図3は、部品本体20Ba及び封止部50と、成形型60の縦断面を示す。成形型60は、外型61と、内型62とを有する。外型61は、部品本体20Baの外形に沿った形が彫り込まれており、封止部50の成形時には、ヘッダタンク部品20Aを構成する部品本体20Baを外側から固定可能となっている。図中下方に設置された内型62に対して、部品本体20Baは、図2で示した側壁212a及び212bの上端を下向きにして設置される。そして、このように配置された成形型60と部品本体20Baの側壁212a及び212bの上端との間に、封止部分512a,512bが形成されるようになっている。このような成形型60と、部品本体30Baとの位置関係において、図に破線で示すように、封止部分532a,532bは、成形型60の中央を図中で横断するように形成される。また、封止部分532a,532bの中央から図中上方に向かって調整部533a又は調整部533bを形成するための部分である後退部623a又は後退部623bが形成される。
続いて、図4を参照しながら、成形型60における内型62の構成と封止部50を成形する際の樹脂材料の流れについて説明する。図4では、図3のIV−IV断面図を示している。内型62は、部品本体20Baの内形および封止部50の外形に沿った形が彫り込まれているとともに、ゲート621及び反ゲート622が設けられている。ゲート621は、部品本体20Baを形成する樹脂材料及び封止部50を形成する樹脂材料を型内に注入するための注入口である。反ゲート622は、ゲート621から注入された樹脂材料が最終的に流れこむ部分であり、複数のルートを通って流れこむ樹脂材料が合流するのでウェルドラインが形成される。このウェルドラインが部品本体20Baや封止部50に形成されないように、反ゲート622が形成されている。また、この内型62には、第1内型623と、第2内型624と、第3内型625とが一体的に形成されており、封止部50の成形時には、部品本体20Baを内側から固定可能となっている。また、第1内型623は、第1区画部21B及びその上端部に密着接合される第1封止部51を形成するように設けられている。第2内型624は、第2区画部22B及びその上端部に密着接合される第2封止部52を形成するように設けられている。
第3内型625は、第3区画部23及びその上端部に密着接合される第3封止部53を形成するように設けられている。第3内型625には、後退部625a,625bが設けられている。後退部625aは、第2内型624に対向する面から後退して凹部を形成するように設けられている。後退部625bは、第1内型623に対向する面から後退して凹部を形成するように設けられている。後退部625aは、調整部533aを形成するための部分であり、後退部625bは、調整部533bを形成するための部分である。尚、部品本体20Baを成形するステップでは、後退部625a,625bに可動式のコアが入り込み、当該部分に部品本体20Baを形成する樹脂材料が入り込まないように構成されている。封止部50を成形するステップでは、その可動式のコアが後退部625a,625bから離れる(コアバックする)ように構成されている。
続いて、封止部50を成形する際の樹脂材料の流れについて説明する。ゲート621は、第2封止部52を形成する第2内型624側の端部に設けられている。ゲート621から注入された樹脂材料は、封止部分521aを形成しながら流入し、封止部分522a,522bを形成するように分流する。封止部分522a、522bを形成しながら流れた樹脂材料は、封止部分531a,531bを形成するように更に流れる。封止部分531a,531bに流れこむ部分においては、封止部分532aを形成するように分流する。封止部分532aを形成する部分には、封止部分531a側からと封止部分531b側からとの双方から樹脂材料が流れ込む。封止部分531a側からと封止部分531b側からとの双方から封止部分532aに流れ込んだ樹脂材料は、後退部625aに流れこんで合流する。後退部625aに流れ込んだ樹脂材料は、調整部533aを形成する。
封止部分531a、531bを形成しながら流れた樹脂材料は、封止部分512a,512bを形成するように更に流れる。封止部分512a,512bに流れこむ部分においては、封止部分532b形成するように分流する。封止部分532bを形成する部分には、封止部分531a側からと封止部分531b側からとの双方から樹脂材料が流れ込む。封止部分531a側からと封止部分531b側からとの双方から封止部分532bに流れ込んだ樹脂材料は、後退部625bに流れこんで合流する。後退部625bに流れ込んだ樹脂材料は、調整部533bを形成する。
封止部分512a、512bを形成しながら流れた樹脂材料は、封止部分511を形成するように更に流れる。封止部分511を形成する部分には、封止部分512a側からと封止部分512b側からとの双方から樹脂材料が流れ込む。封止部分512a側からと封止部分512b側からとの双方から封止部分511に流れ込んだ樹脂材料は、反ゲート612に流れこんで合流する。反ゲート622に流れ込んだ樹脂材料は、反ゲート部511aを形成する。
このように第1封止部51、第2封止部52、第3封止部53を形成し終わると、ゲート621からの樹脂材料の注入を停止する。ゲート621には、封止部分521に繋がるゲート部521aが形成される。
上述した成形プロセスが完了すると、成形型60から部品本体20Ba及び封止部50からなるヘッダタンク部品20Bを離脱させ、ゲート部521a及び反ゲート部511aを、それらの残留部が極力小さくなるように切断する。このような成形プロセスでは、ゲート部521a及び反ゲート部511aは、第1貯留空間20Baや第2貯留空間22Baの外側に形成されるので、異物混入のおそれが少ない。また十分に空間的な余裕があるので、ゲート部521a及び反ゲート部511aを切断する場合に、封止部50の他の部分を傷つけることがない。
また、反ゲート部511aと共に樹脂材料の合流地点である調整部533a,533bは、非貯留空間23a内に形成される。非貯留空間23aは、第1貯留空間20Baや第2貯留空間22Baとは異なり、その内部に流体が貯留されることがない。従って、調整部533a,533bに特段の加工の必要はなく、そのままの状態で製品とすることができる。また、第3区画部23内に樹脂をオーバーフローさせウェルドラインが形成されても、第1区画部21B及び第2区画部22Bの封止に影響を与えない。
このように、ヘッダタンク部品20Bの開口を単なる矩形状ではなく、第1区画部21B、第2区画部22B及び第3区画部23により形成されるような複雑な形状の場合であっても、第3区画部23に樹脂材料をオーバーフローさせることで異物混入の問題や冷却水漏れのないヘッダタンク部品20B及び熱交換器HEを提供することができる。
続いて、図5を参照しながら、第3区画部23内に形成される調整部533a,533bについて説明する。図5では、封止部50が部品本体20Baの各側壁上端面に密接接合された様子を示している。上述の通り、封止部分532aの略中央には、調整部533aが形成され、封止部分532bの略中央には、調整部533bが形成されている。調整部533a,533bは、ともに側壁232a,232b上から第3区画部23内側に向けて、側壁232a,232bの壁面に沿って垂れ下がるようにして形成されている。
図5におけるVI−VI断面を図6に示す。図6を参照しながら、第3区画部23における調整部533a,533bと、ヘッダタンク部品20Bに対してコアプレート30を固定した場合の第3チューブ431との関係について説明する。
図6では、ヘッダタンク部品20Bの第3区画部23に対して、第3プレート部分33と第3チューブ431とが固定された状態を想像線で示している。第3チューブ431の長手方向端部は、第3区画部23内に収容された状態になっている。調整部533a,533bは、第3チューブ431と干渉しないように配置されている。
2枚の第3チューブ431の設置幅(調整部533aに近接配置される第3チューブ431の側面から、調整部533bに近接配置される第3チューブ431の側面までの距離)をdとし、第3区画部23の幅(側壁232aの外側側面から側壁232bの外側側面までの距離)をD1とすると、D1はdに各部の寸法を加えたものが最低寸法となる。より具体的には、第3チューブ431と調整部533a,533bとの間で最低限確保すべきギャップg、調整部533a,533bの厚みt1、側壁232a,232bの厚みt2とすると、D1=d+g+t1+t2の関係となる。
ヘッダタンク部品20A,20Bに第3区画部23を設け、非貯留空間23aを形成したことで、コアプレート30に固定する第3チューブ431の先端部分を収納する空間を確保することができる。従来は、このような空間が形成されていなかったため、第3チューブ431をコアプレート30に固定するには、第1チューブ411及び第2チューブ421とは異なる方法により行っていた。そのため、コアプレート30の第3プレート部分33においても、第1プレート部分31及び第2プレート部分32とは異なる加工が必要であった。本実施形態では、コアプレート30への特別な加工を必要とせずに、第3チューブ431をコアプレート30に対して貫通固定させることができる。
非貯留空間23aは、第3チューブ431が格納可能であり、第3チューブ431とは干渉しないように調整部533a,533bが形成されればよい。図5に示される例において、調整部533a,533bが直方体形状となっているのは、図3で示されるように、封止部50を形成する成形型60の後退部623a,623bの形状が直方体形状であるためである。本発明における調整部の機能を確保しつつ、非貯留空間23aを小型化することは、成形型60を含め各部の形態を変形することで可能である。続いて、この観点からの変形例を説明する。
図7及び図8を参照して、実施形態に係るヘッダタンク部品20Bの第1変形例について説明する。第1変形例は、実施形態における封止部50の調整部533a,533bの構成に変更を加え、調整部533aA,533bAとしたものである。
図7及び図8に示されるように、第1変形例の封止部50Aにおいて、調整部533aA,533bAは、それぞれ壁部533aa,533baと、底部533ab,533bbとの2つの部分から構成される。壁部533aa,533baは、側壁232a,232bの壁面に沿って形成される部分である。また、底部533ab,533bbは、第3区画部23の底壁233に形成される部分である。
調整部533a,533bは、側壁232a,232bに沿った部分のみで形成されている。一方、調整部533aA,533bAは、側壁232a,232bに沿った部分のみならず、底壁233にも沿った部分である底部533ab、533bbを有する。この第1変形例では、部品本体20BAaの底壁233に樹脂貯留領域233aを形成し、この樹脂貯留領域233aに底部533ab,533bbを形成している。底部533ab,533bbを形成する分量の樹脂が底壁233側に流れるので、壁部533aa,533baを薄く形成することができる。
図8においても図6と同様に、コアプレート30の第3プレート部分33と、第3プレート部分33に貫通固定される第3チューブ431とを想像線で示している。本変形例の封止部50Aでは、底部533ab,533bbを設けたことにより、壁部533aa,533baを、実施形態における調整部533a,533bよりも薄肉に構成することができる。
2枚の第3チューブ431の設置幅をdとし、第3区画部23の幅をD2とすると、D2はdに各部の寸法を加えたものが最低寸法となる。より具体的には、第3チューブ431と壁部533aa,533baとの間で最低限確保すべきギャップg、壁部533aa,533baの厚みt3、側壁232a,232bの厚みt2とすると、D2=d+g+t3+t2の関係となる。上述したように、t3<t1の関係となるように壁部533aa,533baを薄肉化しているので、D2<D1とすることができる。
第1変形例では、封止部50Aを構成する樹脂材料を、第3区画部23内にオーバーフローさせ、第3区画部23の底壁233上に形成された樹脂貯留領域233aにも溜めるようにしている。これにより、調整部533aA,533bAを、側壁232a,232bに沿って形成される壁部533aa,533baと底部533ab,533bbとの2つの部分により構成することができ、壁部533aa,533baを薄肉化できる。ヘッダタンク部品20BAの幅D2を小さくすることが可能になり、ヘッダタンク全体の薄型化が可能になる。
続いて、図9及び図10を参照しながら、実施形態に係るヘッダタンク部品の第2変形例について説明する。第2変形例に係るヘッダタンク部品20BBは、実施形態におけるヘッダタンク部品20Bの側壁232a,232bの構成に変更を加え、側壁232aB,232bBとしたものである。
図9に示されるように、側壁232aB,232bBの第3区画部23内部に凹部232aa,232baを形成している。凹部232aa,232baは、側壁232a,232bを四角形状に削り取るように形成されており、凹部232aa,232ba部分は、他の部分に比べて薄肉に形成される。凹部232aa,232baは、側壁232a,232bの略中央部分に設けられている。
図10に、凹部232aa,232baに樹脂材料が流し込まれて調整部533aB,533bBが形成された状態について説明するため、側壁232a,232bの部分を平面方向(部品本体20BBaの開口に沿った方向)で切断した断面を示す。図10に示されるように、凹部232aa,232baに樹脂材料をオーバーフローさせ、封止部50Bの調整部533aB,533bBを形成している。
2枚の第3チューブ431の設置幅をdとし、第3区画部23の幅をD3とすると、D3はdに各部の寸法を加えたものが最低寸法となる。第3チューブ431と調整部533aB,533bBとの間で最低限確保すべきギャップg、調整部533aB,533bBの厚みt4、側壁232a,232bの厚みt2とする。t4は、t6=t2−t4と特定される厚みt6が成形可能な厚みであれば、その範囲内で最大化することができる。この範囲内においてt4を設定すれば、D3=d+g+t2の関係となる。
このように設定されたt4の深さに形成された凹部232aa,232baで、オーバーフローした全ての樹脂材料を受け入れることができれば、D3<D2<D1とすることができる。凹部232aa,232baで、オーバーフローした全ての樹脂材料を受け入れることができない場合であっても、図7及び図8を参照しながら説明した第1変形例における樹脂貯留領域233aに相当する領域を設け、当該領域に樹脂材料を貯留するようにすれば,凹部232aa,232baから厚み方向に樹脂が膨らむことがなく、D3を極小化することができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
HE:熱交換器
10A,10B:ヘッダタンク
20A,20B,20BA,20BB:ヘッダタンク部品
30:コアプレート
31:第1プレート部分
32:第2プレート部分
33:第3プレート部分
50:封止部
533a,533b,533aA,533bA,533aB,533bB:調整部
21A:第1区画部
21Aa:第1貯留空間
22A:第2区画部
22Aa:第2貯留空間
23:第3区画部
23a:非貯留空間
232b:第1側壁
232a:第2側壁
411:第1チューブ
421:第2チューブ
431:第3チューブ

Claims (5)

  1. 熱交換器(HE)におけるヘッダタンク(10A,10B)の一部を構成するヘッダタンク部品(20A,20B,20BA,20BB)であって、
    第1流体が流れる複数の第1チューブ(411)が連設された第1プレート部分(31)との間で、前記第1流体が一時的に貯留される第1貯留空間(21Aa,21Ba)を形成する第1区画部(21A,21B)と、
    第2流体が流れる複数の第2チューブ(421)が連設された第2プレート部分(32)との間で、前記第2流体が一時的に貯留される第2貯留空間(22Aa,22Ba)を形成する第2区画部(22A,22B)と、
    前記第1区画部と前記第2区画部との間に設けられ、前記複数の第1チューブと前記複数の第2チューブとの間に配置される第3チューブ(431)が設けられた第3プレート部分(33)との間で、流体が貯留されない非貯留空間(23a)を形成する第3区画部(23)と、
    前記第1区画部と前記第1プレート部分との間、前記第2区画部と前記第2プレート部分との間、及び前記第3区画部と前記第3プレート部分との間に介在する樹脂製の封止部であって、全体が射出成形により一体成形されていると共に前記第1区画部、前記第2区画部及び前記第3区画部に接着されており、その射出成形のためのゲートに対応するゲート部(521a)が前記第1区画部又は前記第2区画部側に設けられてなる封止部(50,50A,50B)と、
    前記ゲートから注入される樹脂材料が前記第3区画部内にオーバーフローすることで形成されてなる調整部(533a,533b,533aA,533bA,533aB,533bB)と、を備えるヘッダタンク部品。
  2. 前記第1区画部と前記第3区画部とは、互いを仕切り分ける第1側壁(232b)を少なくともその上部において共有し、
    前記第2区画部と前記第3区画部とは、互いを仕切り分ける第2側壁(232a)を少なくともその上部において共有し、
    前記ゲートから注入される樹脂材料が前記第1側壁及び前記第2側壁の少なくとも一方から前記第3区画部内へ流れこむように、前記第1側壁及び前記第2側壁が形成されてなる、請求項1に記載のヘッダタンク部品。
  3. 前記第3区画部の底部には樹脂貯留領域(233a)が形成され、前記調整部(533aA,533bA)の少なくとも一部が前記樹脂貯留領域に形成されている、請求項1又は2に記載のヘッダタンク部品。
  4. 前記第1側壁及び前記第2側壁の前記第3区画部側の壁面には凹部(232aa,232ba)が形成され、前記調整部(533aB,533bB)の少なくとも一部が前記凹部に形成されている、請求項2記載のヘッダタンク部品。
  5. 前記第1プレート部分(31)、前記第2プレート部分(32)、及び前記第3プレート部分(33)を有するプレート(30)と、請求項1乃至4のいずれか記載のヘッダタンク部品(20A,20B,20BA,20BB)と、によって形成されたヘッダタンクを備える熱交換器。
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