JP2019056278A - 外装シェード - Google Patents

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【課題】直射日光を遮光しつつ、建物内部に間接光をより導入することができる外装シェードを提供する。【解決手段】建物12の外面を覆う壁体14に複数の開口部16が形成された外装シェード10であって、開口部16の壁体14における外側の開口面20の外開口面積は、壁体14における内側の開口面18の内開口面積より小さく、壁体14を正面視した場合に、内側の開口面18と外側の開口面20とが略重ならず、内側の開口面18の中心は外側の開口面20の中心に対して上下かつ左右にずれた位置とされる。【選択図】図1

Description

本発明は、外装シェードに関する。
建物内部に差込む直射日光を遮光する機構として、外装シェードやルーバー、庇等が知られている。例えば特許文献1には、開孔パターンの異なる2枚のパンチングメタルから成る遮光装置によって直射日光を遮光する構成が開示されている。また、特許文献2には、建物の外壁に設けられた開口部の内壁面を傾斜させることにより、眺望を確保しつつ直射日射の取り込みを抑制する構成が開示されている。
特開2017−66614号公報 特開2017−66687号公報
近年、上記の外装シェード等には、直射日光を遮光する機能の他、建物内部の環境をより快適にするため、日射による熱負荷の軽減、間接光の導入、眺望の確保、視線の遮蔽等の様々な機能が求められている。しかしながら、特許文献1に示す遮光装置や特許文献2に示す開口部は、上記の様々な機能を持ち合わせてはいなかった。
本発明は上記事実に鑑み、直射日光を遮光しつつ、建物内部に間接光をより導入することができる外装シェードを提供することを目的とする。
請求項1に記載の外装シェードは、建物の外面を覆う壁体に複数の開口部が形成された外装シェードであって、前記開口部の前記壁体における外側の開口面の外開口面積は、前記壁体における内側の開口面の内開口面積より小さく、前記壁体を正面視した場合に、前記内側の開口面と前記外側の開口面とが略重ならず、前記内側の開口面の中心は前記外側の開口面の中心に対して上下かつ左右にずれた位置とされる。
上記構成によれば、壁体を正面視した場合に、内側の開口面と外側の開口面とが略重ならず、内側の開口面の中心が外側の開口面の中心に対して上下かつ左右にずれた位置とされる。このため、外側の開口面から開口部に入射した日射が、内側の開口面から建物内部に直接差込むことを抑制することができる。
また、開口部の外開口面積が内開口面積より小さいため、開口部の内周面(小口面)で日射を反射させて建物内部に間接光として導入することができる。なお、本発明において、「略重ならず」とは、全く重ならない構成(正面開口率が0%)の他、僅かに重なる構成(正面開口率10%以下)を含んでいる。
請求項2に記載の外装シェードは、請求項1に記載の外装シェードであって、前記壁体を前記建物の南側に取付けた際に、前記内側の開口面の中心は前記外側の開口面の中心に対して上方かつ西方にずれた位置とされる。
上記構成によれば、外装シェードを建物の南側に取付けた際に、内側の開口面の中心が外側の開口面の中心に対して上方かつ西方にずれた位置とされる。このため、上方から開口部に入射する真夏の日射、及び西方から開口部に入射する西日が内側の開口面から建物内部に直接差込むことを抑制することができ、建物内部の環境をより快適にすることができる。なお、本発明において、「南側」とは、真南側の他、南西側や西南西側等を含んでいる。
請求項3に記載の外装シェードは、請求項1又は2に記載の外装シェードであって、前記内側の開口面及び前記外側の開口面は、四角形状とされており、互いに相似形状とされている。
上記構成によれば、内側の開口面と外側の開口面とが、四角形状とされ、互いに相似形状とされている。このため、開口面が円形状である場合や非相似形状である場合と比較して、開口部の施工性を向上させることができる。
本発明によれば、直射日光を遮光しつつ、建物内部に間接光をより導入することができる。
(A)は実施形態の一例における外装シェードが取付けられた建物を示す平面図であり、(B)は(A)における矢印A方向から見た外装シェードを示す正面図である。 外装シェードの開口部の開口面を示す模式図である。 (A)は図1(B)におけるB−B線断面図であり、(B)は図1(B)におけるC−C線断面図である。
以下、本発明の実施形態の一例における外装シェードについて、図1〜図3を用いて説明する。
(構成)
外装シェード10は、建物12の外面を覆うものであり、図1(A)に示すように、矩形状の建物12の一面に取付けられている。なお、本実施形態では、建物12の窓面は西南西方向を向いており、建物12の西南西側の外面全体が外装シェード10によって覆われている。
図1(A)及び図1(B)に示すように、外装シェード10は、建物12の外面を覆う壁体14と、壁体14に形成された複数の開口部16と、を有している。壁体14は、例えば厚さがtとされたGRC(ガラス繊維強化セメント)パネルから成り、正面視で矩形状とされている。
開口部16は、壁体14を厚さ方向に貫通しており、壁体14の外側、すなわち建物12に面する面とは反対側の面、及び壁体14の内側、すなわち建物12に面する面にそれぞれ開口面18、20を有している。また、複数の開口部16は、壁体14全体に等間隔に形成されており、全て同一形状とされている。なお、壁体14における開口部16の数や間隔は、開口率に応じて定められている。
本実施形態では、内側の開口面18及び外側の開口面20はそれぞれ四角形状とされており、互いに相似形状とされている。また、外側の開口面20の開口面積(外開口面積)は、内側の開口面18の開口面積(内開口面積)より小さくされている。
さらに、壁体14を正面視した場合に、内側の開口面18と外側の開口面20とが略重ならず、内側の開口面18の中心が外側の開口面20の中心に対して上下かつ左右にずれた位置とされている。具体的には、壁体14を建物12の西南西側(南側)に取付けた際に、内側の開口面18の中心が外側の開口面20の中心に対して上方かつ西方にずれた位置とされている。
より具体的に説明すると、図2に示すように、外側の開口面20の寸法をa×bとした場合に、内側の開口面18の寸法はa×bよりそれぞれの寸法が大きいc×dとされている。また、壁体14を正面視した場合に、内側の開口面18の中心Pは、外側の開口面20の中心Qに対して上方にmずれ、かつ西方(図2における左方)にnずれた位置とされている。
(作用及び効果)
本実施形態の外装シェード10によれば、壁体14を正面視した場合に、内側の開口面18と外側の開口面20とが略重ならない位置とされている。このため、外側の開口面20から開口部16に入射した日射が、内側の開口面18から建物12内部に直接差込むことを抑制することができ、太陽の直達光による建物12への熱負荷を低減することができる。
特に本実施形態の外装シェード10によれば、開口部16の内側の開口面18の中心Pが外側の開口面20の中心Qに対して上方にずれた位置とされている。このため、図3(A)に示すように、上方から開口部16に入射する日射が内側の開口面18を通して建物12内部に直接差込むことを抑制することができる。
なお、例えば真夏(7月23日)において、太陽の高度は最も高い位置で74.2度(12時)、最も低い位置で33.0度(16時)となる。このため、内側の開口面18の位置は、最も高度が低い太陽からの日射、すなわち高度33.0度以上の日射をカットすることができる位置とされていることが好ましい。
また、本実施形態の外装シェード10によれば、開口部16の内側の開口面18の中心Pが外側の開口面20の中心Qに対して西方にずれた位置とされている。このため、図3(B)に示すように、西方から開口部16に入射する日射(西日)が内側の開口面18を通して建物12内部に直接差込むことを抑制することができる。
なお、例えば真夏(7月23日)において、16時時点の太陽方位角は92.3度となる。このため、内側の開口面18の位置は、少なくとも太陽方位角92.3度以上の日射をカットすることができる位置とされていることが好ましい。
また、本実施形態の外装シェード10によれば、外側の開口面20の開口面積(外開口面積)が、内側の開口面18の開口面積(内開口面積)より小さくされている。このため、開口部16の内周面22(小口面)で日射を反射させて、建物12内部に間接光として導入することができる。すなわち、日射遮蔽効果を妨げない範囲で間接光を建物12内部に多く取込むことができるため、建物12内部の明るさが増し、建物12内部の環境をより快適にすることができる。
また、本実施形態の外装シェード10によれば、内側の開口面18及び外側の開口面20が、それぞれ四角形状とされ、互いに相似形状とされている。このため、開口面18、20が円形状である場合や非相似形状である場合と比較して、開口部16の施工性を向上させることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明について実施形態の一例を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
例えば本実施形態では、建物12の西南西側の外面に外装シェード10が取付けられていたが、西南西側には限られず、建物12のどの方位の外面に外装シェード10が取付けられていてもよい。
また、本実施形態では、開口部16の内側の開口面18及び外側の開口面20がそれぞれ四角形状とされ、互いに相似形状とされていた。しかし、内側の開口面18及び外側の開口面20の形状は上記実施形態には限られず、例えば一方が円形状、他方が四角形状等とされていてもよい。
以下、本発明の実施例及び比較例について説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1では、外装シェードの開口部の外側の開口面の寸法について、a×b=140mm×140mm、内側の開口面の寸法について、c×d=180mm×180mm、中心PQ間の距離について、m=85mm、n=120mmとした。
また、壁体の厚さt=130mmとし、内側開口率、すなわち外装シェードの壁体の面積に対する内開口面積の総和の割合を38.93%とした。このとき、正面開口率、すなわち外装シェードの壁体を正面視した場合の壁体の面積に対する内側の開口面と外側の開口面との重なりの総和の割合は、3.66%であった。
(比較例1)
比較例1では、外装シェードの開口部の外側の開口面の寸法について、a×b=140mm×140mm、内側の開口面の寸法について、c×d=140mm×140mm、中心PQ間の距離について、m=0mm、n=0mmとした。
また、壁体の厚さt=130mmとし、内側開口率を39.64%とした。このとき、正面開口率は、内側開口率と同じ39.64%であった。
(実施例1と比較例1との比較)
外開口面積と内開口面積が同一の大きさとされ、内側の開口面の中心が外側の開口面の中心に対してずれた位置とされていない比較例1では、建物の窓面室内側の平均輝度が3000cd/m以上である領域が多くなった。
一方、外開口面積が内開口面積より小さくされ、内側の開口面の中心が外側の開口面の中心に対してずれた位置とされている実施例1では、建物の窓面室内側の平均輝度が3000cd/m以上である領域が、比較例1と比較して少なくなった。
一般的に、建物の窓面室内側の平均輝度が3000cd/m以上の場合、建物の内部に居る人は明順応を起こして手元が暗く見えるため、窓面の輝度を抑えることにより快適な明るさを得ることが可能となる。すなわち、比較例1と比較して、実施例1の方が建物内部の明るさが増し、建物内部の環境をより快適にすることができることが確認できた。
10 外装シェード
12 建物
14 壁体
16 開口部
18 内側の開口面
20 外側の開口面
P、Q 中心

Claims (3)

  1. 建物の外面を覆う壁体に複数の開口部が形成された外装シェードであって、
    前記開口部の前記壁体における外側の開口面の外開口面積は、前記壁体における内側の開口面の内開口面積より小さく、
    前記壁体を正面視した場合に、前記内側の開口面と前記外側の開口面とが略重ならず、前記内側の開口面の中心は前記外側の開口面の中心に対して上下かつ左右にずれた位置とされる、
    外装シェード。
  2. 前記壁体を前記建物の南側に取付けた際に、前記内側の開口面の中心は前記外側の開口面の中心に対して上方かつ西方にずれた位置とされる、請求項1に記載の外装シェード。
  3. 前記内側の開口面及び前記外側の開口面は、四角形状とされており、互いに相似形状とされている、請求項1又は2に記載の外装シェード。
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