JP2019056228A - 便器装置 - Google Patents

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武之 酒井
Takeshi Sakai
武之 酒井
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Abstract

【課題】火災時に、高温ガスの排水管を通じたトイレルームへの侵入や便器装置の損傷、発煙、発火等が抑えられる便器装置を提供する。
【解決手段】便器装置1は、暖房便座11、局部洗浄機構17の少なくとも一方を備えており、暖房便座11用の温度センサー16又は局部洗浄機構17用の温度センサー16の検知温度に基づいて火災を判断したときにボウル部10へ給水を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、マンション等の集合住宅やビルディング等に設置される水洗式便器装置に関する。
近時、前記のような便器装置において、火災に対応する機能を備えたものが提案されている。例えば次の特許文献には、ロータンクに放水手段を設けて、火災を検知したときには周囲に散水するようにした便器装置が記載されている。このような構成では、いたずら等によって便器装置が出火したときに、ロータンクからの放水によってそれを消火することが可能である。
特開2002−138554号公報
ところでマンション等の集合住宅やビルディングでは、耐火区画によって区切られた各層の同一場所にトイレルームが配置されている。つまり複数の便器装置が複数階層に渡って縦配列され、更にこれらの便器装置は、耐火区画(モルタル床等)を縦に貫通する共通の排水管に接続されている。このような集合住宅で火災が生じた場合、出火場所から、燃焼ガスや熱せられた空気等の高温ガスが排水管内を上昇していくことになる。その結果、上層階では、便器装置がトラップ側から高温ガスに曝され、破封した場合には、高温ガスがトイレルームに進入する、あるいは便器装置が損傷、発煙、出火することが考えられる。
本発明は前記のような高温ガスのトイレルームへの侵入や便器装置の損傷、発煙、発火等が抑えられる便器装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、便座暖房機能及び局部洗浄機能を備えた便器装置において、前記便座暖房機能用の温度センサー又は局部洗浄機能用の温度センサーの検知温度に基づいて火災を判断したときにボウル部へ給水を行うことを特徴とするものである。
本発明では、便器装置は火災を判断したときにボウル部へ給水を行うので、排水管からトイレルームへの高温ガスの侵入や便器装置の損傷、発煙、発火が抑えられる。
本発明の実施形態の一例とされる便器装置の縦断面図である。 本発明の実施形態の一例とされる便器装置の基本構成を示すブロック図である。 (a)は便器装置の通常時の動作の例、(b)は火災時の動作の例を説明するタイムチャートである。 便器装置の火災時の動作の他例を説明するタイムチャートである。 実施形態の他例とされる便器装置の縦断面図である。
図1は本発明の実施形態の一例とされる便器装置の縦断面図である。また図2はその便器装置の基本構成を示すブロック図である。図2では、ボウル部に対する給水、排水による水の流れを実線矢印によって、また火災の際の高温ガスの流れを灰色矢印で示している。
便器装置1は、マンション等集合住宅の各階層の住戸に設置されていることを想定している。そのため便器装置1は、前記のように、耐火区画4を縦に貫通する共通の排水管2に接続されている。また排水管2と同様に、耐火区画4を縦に貫通する上水道3にも接続されている。なお図中、耐火区画4は灰色で、排水管2の施工によるモルタル埋戻箇所5を濃灰色で示している。
便器装置1は、上水道3に直結されるタンクレス形式であり、樹脂や陶器等で形成されたボウル部10、暖房便座11、便蓋12、筐体13等からなる。便器装置1は、ボウル部10への給水を制御する給水制御弁14と、ボウル部10からの排水を制御する電動式トラップ15を備えている。
ボウル部10は、上面が開放された容器であって、その上縁部には洗浄水放出口10a、底部には排水口10bが形成されている。
暖房便座11は、内蔵されたヒーターに適宜通電して適温を保つ機能便座になっている。暖房便座11は、その表面温度を検知するための温度センサー16を内蔵している。
給水制御弁14は、電磁弁等で構成され上水道3とボウル部10の洗浄水放出口10aとを繋ぐ管路中に配置されている。給水制御弁14には真空破壊弁等が設けられている。
電動式トラップ15は、可撓性を有するトラップ管15aを気密容器15bの内側に設け、このトラップ管15aを電動によって上下方向に変形させる構造のもので、ボウル部10の排水口10bの奥に配置されている。なお電動式トラップ15のトラップ管12aは上方向に湾曲している状態が封水位置、下方向に湾曲している状態が排水位置(破線で示す)になっている。
本実施形態の便器装置1は、暖房便座11、局部洗浄機構17の少なくとも一方を備えればよい。局部洗浄機構17は、便器装置1に内蔵された湯沸かし器によって水道水を加熱し、その温水をノズルから局部に向けて噴射して洗浄する機構である。湯沸かし器には水道水又は温水の温度を検知するための温度センサー16が設けられる。また、局部に向けて噴射した温水を乾燥させるための温風乾燥装置を備える場合には、温風の温度を検知するための温度センサー16が設けられる。
本実施形態では、暖房便座11用の温度センサー16又は局部洗浄機構17用の温度センサー16は、火災を判断するために用いられる。このように便器装置1の特定機能のための温度センサー16を火災判断のために用いれば、火災判断のための専用温度センサーを設けるのに較べてコスト的に有利である。もちろん専用温度センサーを用いても構わない。
なお高温ガスが排水管2を上昇してきたときに温度センサー16の検知温度が高くなるのは、電動式トラップ15側から封水が加熱され、溜水が蒸発、沸騰することで、便器装置1の内側が高温になるためである。したがって適切な位置に配置された温度センサー16によって便器装置1の内側の温度を検知するように構成すれば、排水管2から高温ガスが上昇してきていることを早期に発見することが可能になる。
操作部18は、排水指令、暖房便座11の温度設定、局部洗浄指令等の操作を受け付けるためのものである。操作部18は例えば肘掛け部分に組み込まれていてもよいし、リモコン式になっていてもよい。
制御部19はマイコンボード等で構成されており、操作部18での指令に基づいて便座11、給水制御弁14、電動式トラップ15、局部洗浄機構17等を制御する。
本実施形態は、後述するように、暖房便座11用の温度センサー16、局部洗浄機構17用の温度センサー16、又は専用温度センサーの検知温度に基づいて火災を判断したときに、ボウル部10に給水することで、火災による高温ガスが排水管2を上昇してきたときに、その高温ガスのトイレルームへの侵入や便器装置1の損傷、発煙、発火を抑えることを特徴とするものである。
以下、便器装置1の基本動作を説明する。
図3(a)は便器装置の通常時の動作の例、(b)は火災時の動作の例を説明するタイムチャートである。
通常時の基本動作は従来と同様である。すなわち便器装置1は操作部18で受けた指令操作に基づいて動作する。例えば図3(a)のタイムチャートG1では、時刻T1に排水指令を検知して、給水制御弁14が開かれている。そして時刻T2に電動式トラップ15が封水位置から排水位置に移動されている。これによってボウル部10から溜水が排水管2に排水される。時刻T3に電動式トラップ15が封水位置に戻され、これによって溜水がボウル部10に再び溜まり、時刻T4に給水制御弁14が閉じられている。このように通常時、便器装置1は操作部10で受けた指令に基づいて、給水制御弁14と電動式トラップ15とを制御する。
一方、火災時には、便器装置1は、暖房便座11用の温度センサー16又は局部洗浄機構17用の温度センサー16の検知温度に基づいて動作する。具体的には、これらの温度センサー16の検知温度が閾値を超えていたときに火災を判断してボウル部10への給水を行う。火災を判断するための閾値は、その温度センサー16が暖房便座11用の温度センサーなのか、局部洗浄機構17用の温度センサー16なのか、あるいは専用温度センサーなのかによって当然異なるはずであり、適切な値を選択する必要がある。
図3(b)のタイムチャートG2では、暖房便座11用の温度センサー16の検知温度が50℃を超えたときに火災を判断すると想定している。時刻T5に温度センサー16の検知温度が50℃を超えたので、便器装置1は火災を判断して給水制御弁14を開いている。これによってボウル部10への給水が行われる。その後時刻T6に検知温度が50℃を下回ったので、便器装置1は消火を判断して給水制御弁14を閉じている。またボウル部10への給水を行っている時刻T5からT6までの期間、電動式トラップ15を封水位置に保ったままにしている。このようにボウル部10に給水している間電動式トラップ15を封水位置に保つことで溜水を放出しないようにし、高温ガスが排水管2を上昇してきたときの、その高温ガスのトイレルームへの侵入や便器装置1の損傷、発煙、発火を効果的に抑えることが可能である。なお、ボウル部10への給水停止は、温度センサー16の検知温度を用いずに、一定時間給水した後、停止するようにしても良い。この場合、給水を停止した後、所定の時間が経過しても温度センサー16の検知温度が火災を判断する温度を超えているときに再度給水するようにすれば、過剰の給水を防止することが可能となる。
図4は、便器装置の火災時の動作の他例を説明するタイムチャートである。この例では、便器装置1は、温度センサー16の検知温度が上昇する毎に、ボウル部10への時間当り給水量を変化させるようにしている。これは、例えば給水制御弁14の開、閉をPWM制御することで実現できる。なお時間当り給水量を変化させるための閾値として、50℃、62.5℃、75℃を用いているがこれは一例である。
タイムチャートG3では、時刻T7に検知温度が50℃を上回ったので、ボウル部10への給水を開始している。この時点での時間当り給水量は第一段階である。そして時刻T8に検知温度が62.5℃を上回ったので時間当り給水量を第二段階に増している。更に時刻T9に検知温度が75℃を上回ったので時間当り給水量を第三段階に増している。
その後、時刻T10、T11、T11に検知温度がそれぞれ75℃、62.5℃、50℃を下回ったので、時間当り給水量を、第二段階、第一段階に減らし、更にボウル部10への給水を停止している。この例のようにボウル部10への時間当り給水量を調節すれば、適切な水消費で、高温ガスのトイレルームへの侵入や便器装置1の損傷、発煙、発火を効果的に抑えることが可能である。
図5は、実施形態の他例とされる便器装置の縦断面図である。
この例の便器装置1は、固定式トラップ20を備えている点が前記実施形態とは異なっている。前記実施形態と共通する要素には同一の参照符号を付けて説明を省略する。
ボウル部10は上縁部、底部の二箇所に洗浄水放出口10aが形成されている。底部の洗浄水放出口10aは、溜水を固定式トラップ20から一気に流す出すためのものである。
この例は、温度センサー16の検知温度に基づいて火災を判断したときにボウル部10に給水することは前記と同様である。このときの給水は、ボウル部10の上縁部に形成された洗浄水放出口10aからのみ行うようにしてもよく、そうすれば破封し難くなるのでトイレルームへの高温ガスの侵入が効果的に抑えられる。
1 便器装置
10 ボウル部
11 暖房便座
15 電動式トラップ
16 温度センサー
17 局部洗浄機構

Claims (2)

  1. 暖房便座、局部洗浄機構の少なくとも一方を備えた便器装置において、
    前記暖房便座用の温度センサー又は前記局部洗浄機構用の温度センサーの検知温度に基づいて火災を判断したときにボウル部へ給水を行うことを特徴とする便器装置。
  2. 電動式トラップを更に備えており、前記ボウル部への給水を行っているときは前記電動式トラップを封水位置に保ったままにすることを特徴とする便器装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20200040707A (ko) * 2020-03-27 2020-04-20 송재섭 건축물 배관내 화재 확산 방지 장치

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