JP2019054669A - 電源装置および通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源電圧が低くても容易に回路の動作を安定させることが可能な電源装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、電源装置は、電源電圧と同じ第1電圧または電源電圧を所定倍に昇圧した第2電圧を出力する昇圧コンバータと、昇圧コンバータから出力された第1電圧および第2電圧を降圧する降圧コンバータと、を備える。昇圧コンバータは、電源電圧を検出する検出回路と、電源電圧を第1電圧または第2電圧に切り替える複数のスイッチング素子と、検出回路の検出結果に基づいて、複数のスイッチング素子を制御する制御回路と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、電源装置および通信装置に関する。
例えば通信装置では、電源電圧が、回路の動作電圧よりも高い場合がある。そのため、このような通信装置には、電源電圧を降圧して回路へ供給する降圧コンバータが設けられている。
近年、低消費電力の要求により、回路の動作電圧よりも低い電圧が、電源電圧の範囲に含まれることが想定される。この場合、降圧コンバータで電源電圧を一様に降圧すると、回路の動作電圧を確保できないおそれがある。その結果、回路の動作が不安定になりやすい。
本発明の実施形態は、電源電圧が低くても容易に回路の動作を安定させることが可能な電源装置および通信装置を提供する。
本実施形態に係る電源装置は、電源電圧と同じ第1電圧または電源電圧を所定倍に昇圧した第2電圧を出力する昇圧コンバータと、昇圧コンバータから出力された第1電圧および第2電圧を降圧する降圧コンバータと、を備える。昇圧コンバータは、電源電圧を検出する検出回路と、電源電圧を第1電圧または第2電圧に切り替える複数のスイッチング素子と、検出回路の検出結果に基づいて、複数のスイッチング素子を制御する制御回路と、を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る通信装置の概略的な構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る通信装置1は、電源装置10と、通信回路20と、を備える。電源装置10は、昇圧コンバータ11および降圧コンバータ12を有する。ここで、図2を参照して昇圧コンバータ11について説明する。
図1は、第1実施形態に係る通信装置の概略的な構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る通信装置1は、電源装置10と、通信回路20と、を備える。電源装置10は、昇圧コンバータ11および降圧コンバータ12を有する。ここで、図2を参照して昇圧コンバータ11について説明する。
図2は、昇圧コンバータ11の回路図である。図2に示すように、昇圧コンバータ11は、検出回路111と、制御回路112と、第1スイッチング素子MN1と、第2スイッチング素子MP2と、第3スイッチング素子MP3と、を有する。
検出回路111は、入力端子VBAT1に入力された直流の電源電圧を検出する。この電源電圧は、例えばバッテリまたは乾電池から供給することができる。検出回路111は、例えば、電源電圧を、予め設定された基準電圧と比較するコンパレータを含む。
第1スイッチング素子MN1は、接続端子LX1とグランドの間に設けられたNチャネル型MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである。具体的には、第1スイッチング素子MN1のゲートは、制御回路112に接続され、ドレインは接続端子LX1に接続され、ソースは接地されている。接続端子LX1は、インダクタL1を介して入力端子VBAT1に接続されている。このインダクタL1は、昇圧コンバータ11に外付けされている。
第2スイッチング素子MP2は、接続端子LX1と出力端子VBAT2との間に設けられたPチャネル型MOSトランジスタである。具体的には、第2スイッチング素子MP2のゲートは、制御回路112に接続され、ドレインは、接続端子LX1に接続され、ソースは出力端子VBAT2に接続されている。出力端子VBAT2には、キャパシタC1が外付けされている。
第3スイッチング素子MP3は、入力端子VBAT1と接続端子LX1との間に設けられたPチャネル型MOSトランジスタである。具体的には、第3スイッチング素子MP3のゲートは制御回路112に接続され、ドレインは入力端子VBAT1に接続され、ソースは接続端子LX1に接続されている。
制御回路112は、検出回路111の検出結果に基づいて上記各スイッチング素子を制御する。このとき、制御回路112は、外部から入力されるクロック信号ckに基づいて各スイッチング素子を制御する制御信号を生成する。各スイッチング素子がこの制御信号に基づいて動作することによって、電源電圧は、電源電圧と同じ第1電圧、または電源電圧を所定倍に昇圧した第2電圧に切り替わることができる。第1電圧および第2電圧は、出力端子VBAT2に出力されるとともに、降圧コンバータ12に供給される。
図1に戻って、降圧コンバータ12の接続端子LX2には、インダクタL2およびキャパシタC2が外付けされている。インダクタL2およびキャパシタC2は、直列に接続されている。降圧コンバータ12は、インダクタL2およびキャパシタC2を用いて昇圧コンバータ11から出力された直流の第1電圧および第2電圧を降圧する。降圧された直流電圧は、出力端子FBに出力されるとともに、電源端子VDDを介して通信回路20へ供給される。なお、降圧コンバータ12の回路構成は、既存のものであるので、その詳細な説明を省略する。
通信回路20は、降圧コンバータ12から供給された電圧で、信号を送受信する動作を行う。通信回路20は、例えば、BLE(Blue tooth Low Energy)の仕様に従って上記動作を行う。
以下、図3および図4を参照して本実施形態に係る電源装置10の動作について説明する。図3は、電源電圧が基準電圧よりも高いときの端子電圧を示す図である。図4は、電源電圧が基準電圧よりも低いときの端子電圧を示す図である。図3および図3では、入力端子VBAT1、出力端子VBAT2、電源端子VDDの端子電圧を示す。
例えば、電源電圧の範囲が0.9V〜3.6Vであり、基準電圧が昇圧コンバータ11の検出回路111で1.8Vに設定されているとする。検出回路111で検出された電源電圧が、基準電圧よりも高い範囲内である場合、昇圧コンバータ11の制御回路112は、第1スイッチング素子MN1をオフさせるとともに、第2スイッチング素子MP2および第3スイッチング素子MP3をオンさせる。
その結果、出力端子VBAT2が入力端子VBAT1と同電位になる。これにより、図3に示すように、出力端子VBAT2の電圧レベルは、電源電圧と同じ第1電圧になる。すなわち、昇圧コンバータ11は、入力電圧を1倍に昇圧した第1電圧を出力する。
続いて、降圧コンバータ12が上記第1電圧を1.2Vに降圧する。1.2Vは、通信回路20の動作電圧に相当する。通信回路20は、この動作電圧で動作することができる。
一方、電源電圧が、基準電圧よりも低い範囲内である場合、制御回路112は、第3スイッチング素子MP3をオフさせるとともに、第1スイッチング素子MN1および第2スイッチング素子MP2を50%のデューティ比で交互にオンさせる。
その結果、出力端子VBAT2の電圧レベル(出力電圧)は、電源電圧の2倍になる。すなわち、昇圧コンバータ11は、入力電圧を2倍に昇圧した第2電圧を出力する。続いて、降圧コンバータ12が、同様に、昇圧コンバータ11の出力電圧を通信回路20の動作電圧(1.2V)に降圧する。
以上説明した本実施形態によれば、電源電圧が通信回路20の動作電圧よりも低い場合には、昇圧コンバータ11が、電源電圧を昇圧した第2電圧を降圧コンバータ12へ出力する。続いて、降圧コンバータ12が、第2電圧を通信回路20の動作電圧に降圧する。そのため、電源電圧が低くても、通信回路20の動作を安定させることが可能となる。
また、昇圧コンバータ11は、検出回路111、制御回路112、複数のスイッチング素子で実現されているので、簡易な回路構成である。さらに、既存の降圧コンバータ12を使用することができる。よって、容易に通信回路20の動作を安定させることが可能となる。
なお、本実施形態では、第2電圧が3.6Vを超えないように、デューティ比は50%に設定されているが、デューティ比は、電源装置10の耐圧を超えない範囲で適宜設定することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について第1実施形態と異なる点を中心に説明する。図5は、第2実施形態に係る昇圧コンバータの回路図である。図2に示す第1実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
以下、第2実施形態について第1実施形態と異なる点を中心に説明する。図5は、第2実施形態に係る昇圧コンバータの回路図である。図2に示す第1実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態に係る昇圧コンバータ11には、第3スイッチング素子MP3が設けられていない。本実施形態では、検出回路111で検出された電源電圧が基準電圧よりも高い場合、制御回路112は、第1スイッチング素子MN1をオフさせるとともに、第2スイッチング素子MP2をオンさせる。この場合、電流は、入力端子VBAT1からインダクタL1を介して出力端子VBAT2へ流れる。その結果、第1実施形態と同様に、出力端子VBAT2の電圧レベルは、電源電圧と同じ第1電圧になる。
一方、検出回路111で検出された電源電圧が基準電圧よりも低い場合、制御回路112は、第1実施形態と同様に、第1スイッチング素子MN1および第2スイッチング素子MP2を50%のデューティ比で交互にオンさせる。その結果、出力端子VBAT2の電圧レベルは、電源電圧の2倍の第2電圧になる。
以上説明した本実施形態によれば、昇圧コンバータ11の回路構成が、第1実施形態に比べて簡易になる。そのため、より一層容易に通信回路20の動作を安定させることが可能となる。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態に係る通信装置の概略的な構成を示す図である。図6に示す通信装置3は、電源装置30を備える点で、第1実施形態に係る通信装置1と異なる。昇圧コンバータ11は、図2または図5に示す回路構成を有する。
図6は、第3実施形態に係る通信装置の概略的な構成を示す図である。図6に示す通信装置3は、電源装置30を備える点で、第1実施形態に係る通信装置1と異なる。昇圧コンバータ11は、図2または図5に示す回路構成を有する。
電源装置30では、昇圧コンバータ11および降圧コンバータ12に入力されるクロック信号ckが共通化されている。また、電源装置30には、クロック信号ckを分周する分周回路13が設けられている。なお、分周回路13は、昇圧コンバータ11内に設けられていてもよい。
分周回路13は、クロック信号ckの周波数を、昇圧コンバータ11のスイッチング素子の制御に適した周波数に分周する。分周回路13は、分周したクロック信号ckを昇圧コンバータ11の制御回路112へ出力する。
以上説明した本実施形態によれば、昇圧コンバータ11と降圧コンバータ12にとの間でクロック信号ckを共通化させている。そのため、通信回路20に対する各コンバータの雑音の影響を低減することができる。よって、通信回路20の動作をさらに安定させることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10、30 電源装置、11 昇圧コンバータ、12 降圧コンバータ、20 通信回路、111 検出回路、112 制御回路、MN1 第1スイッチング素子、MP2 第2スイッチング素子、MP3 第3スイッチング素子
Claims (7)
- 電源電圧と同じ第1電圧または前記電源電圧を所定倍に昇圧した第2電圧を出力する昇圧コンバータと、
前記昇圧コンバータから出力された前記第1電圧および前記第2電圧を降圧する降圧コンバータと、を備え、
前記昇圧コンバータは、
前記電源電圧を検出する検出回路と、
前記電源電圧を前記第1電圧または前記第2電圧に切り替える複数のスイッチング素子と、
前記検出回路の検出結果に基づいて、前記複数のスイッチング素子を制御する制御回路と、
を有する、電源装置。 - 前記複数のスイッチング素子が、
前記電源電圧が入力される入力端子とインダクタを介して電気的に接続可能な接続端子と、グランドとの間に設けられた第1スイッチング素子と、
前記接続端子と、前記第1電圧および前記第2電圧を出力する出力端子との間に設けられた第2スイッチング素子と、を有する請求項1に記載の電源装置。 - 前記複数のスイッチング素子が、前記入力端子と、前記接続端子との間に設けられた第3スイッチング素子も有する、請求項2に記載の電源装置。
- 前記検出回路で検出された前記電源電圧が予め設定された基準電圧よりも大きい場合、前記制御回路は、前記第1スイッチング素子をオフさせるとともに前記第2スイッチング素子をオンさせ、
前記検出回路で検出された前記電源電圧が前記基準電圧よりも小さい場合、前記制御回路は、前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子を50%のデューティ比で交互にオンさせる、請求項2に記載の電源装置。 - 前記検出回路で検出された前記電源電圧が予め設定された基準電圧よりも大きい場合、前記制御回路は、前記第1スイッチング素子をオフさせるとともに前記第2スイッチング素子および前記第3スイッチング素子をオンさせ、
前記検出回路で検出された前記電源電圧が前記基準電圧よりも小さい場合、前記制御回路は、前記制御回路は、前記第3スイッチング素子をオフさせるとともに、前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子を50%のデューティ比で交互にオンさせる、請求項3に記載の電源装置。 - 前記昇圧コンバータおよび前記降圧コンバータに入力されるクロック信号が、共通化され、
前記クロック信号を分周して前記制御回路へ出力する分周回路をさらに有する、請求項1から5のいずれかに記載の電源装置。 - 請求項1から6のいずれかに記載の電源装置と、
前記電源装置の前記降圧コンバータから供給された電圧で動作する通信回路と、
を備える通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017178238A JP2019054669A (ja) | 2017-09-15 | 2017-09-15 | 電源装置および通信装置 |
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