JP2019054036A - 高周波回路基板 - Google Patents

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【課題】パッド−コネクタ接続部にける特性インピーダンスの低下を効果的に抑制する。【解決手段】誘電体基板13の第1及び第2の配線16、17の一端部に設けられた第1及び第2の配線パッド部90、95と、第1及び第2の配線パッド部90、95に設けられた電気コネクタ8と、第1及び第2の配線パッド部90、95と電気コネクタ8と間の接続部に生じる寄生容量の発生を抑制する寄生容量発生抑制部を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、高周波回路基板に関する。
近年、高周波回路基板に配置された複数のLSIの間をケーブルモジュールで接続する方式が提案されている。ケーブルモジュールは、一対のモジュール基板をケーブルで接続するものである。また、モジュール基板とLSIは、基板上の設けられた配線により電極パッドを介して電気コネクタに接続される。この際、電極パッドにおいて発生した寄生容量が原因で、電極パッドと電気コネクタと間の接続部(以下、パッド−コネクタ接続部という)において特性インピーダンスが低下することがある。
パッド−コネクタ接続部における特性インピーダンスの低下を抑制する技術として、例えば、特許文献1がある。特許文献1では、電極パッドの下側に設けられたグランド電極の一部を除去することにより寄生容量の発生を抑制している。
特開2014−82360号公報
しかし、特許文献1では、電極パッドの下側に設けられたグランド電極の一部を除去している。このため、50Gbit/s以上の高速信号においては、パッド−コネクタ接続部において電極パッド間における電磁界結合が増加する。このため、特許文献1では、パッドーコネクタ接続部にける特性インピーダンスの低下を効果的に抑制することは困難である。
本発明の目的は、パッド−コネクタ接続部にける特性インピーダンスの低下を効果的に抑制することにある。
本発明の一態様の高周波回路基板は、誘電体基板の表面に設けられた第1及び第2の配線と、前記第1及び第2の配線の一端部に設けられた第1及び第2の配線パッド部と、前記第1及び第2の配線パッド部に設けられた電気コネクタと、前記第1及び第2の配線パッド部と前記電気コネクタと間の接続部に生じる寄生容量の発生を抑制する寄生容量発生抑制部とを有することを特徴とする。
本発明の一態様の高周波回路基板は、誘電体基板の表面に設けられた第1及び第2の差動信号配線と、前記第1及び第2差動信号配線の両外側であって、前記誘電体基板の表面に設けられた第1及び第2のグランド配線と、前記第1及び第2の差動信号配線の一端部に設けられた第1及び第2の差動信号パッド部と、前記第1及び第2グランド配線の一端部に設けられた第1及び第2のグランド配線パッド部と、前記第1のグランド配線パッド部と前記第1の差動信号パッド部との間に設けられた第1の空隙と、前記第1の差動信号パッド部と前記第2の差動信号パッド部との間に設けられた第2の空隙と、前記第2の差動信号パッド部と前記第2のグランド配線パッド部との間に設けられた第3の空隙とを有することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、パッド−コネクタ接続部にける特性インピーダンスの低下を効果的に抑制することができる。
情報装置の構成の概略図である。 情報装置内の信号伝送環境の概略図である。 ケーブルモジュールの構成図である。 LSIとケーブルモジュールの接続部の構成図である。 パッド−コネクタ接続部の特性インピーダンスのシミュレーション結果を示す図である。 従来方法を用いたときの特性インピーダンスのシミュレーション結果を示す図である。 パッド−コネクタ接続部の断面における電気力線の概略図を示す。 パッド−コネクタ接続部の断面における電気力線の概略図を示す。 実施例1の高周波回路基板の構成を示す図である。 ボード誘電体基板上に設けられたグランド配線パッド部及びの差動信号パッド部付近の上面図である。 モジュール誘電体基板上に設けられたグランド配線パッド部及び差動信号パッド部付近の上面図である。 ボード誘電体基板上に設けられたグランド配線パッド部及びの差動信号パッド部付近の断面図である。 モジュール誘電体基板上に設けられたグランド配線パッド部及び差動信号パッド部付近の断面図である。 実施例1のパッド−コネクタ接続部の特性インピーダンスのシミュレーション結果を示す図である。 実施例2の高周波回路基板の構成を示す図である。 ボード誘電体基板上に設けられたグランド配線パッド部及びの差動信号パッド部付近の断面図である。 モジュール誘電体基板上に設けられたグランド配線パッド部及び差動信号パッド部付近の断面図である。
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。
近年、クラウドサービスやビッグデータ処理の進展により、情報装置内のCPU、GPUやスイッチASICなどのLSI間の通信トラフィックは増加し続けており、50Gbit/sを超える高速伝送が求められている。従来、LSI間の通信は基板を用いた信号伝送が行われていたが、基板伝送では損失が大きく長距離伝送が困難である。そこで、近年、LSI間をケーブルモジュールで接続する方式が提案されている。
図1に示すように、情報装置1にはブレード2が挿入されている。ブレード2の内部は、図2のような構成である。ブレード2内においてLSI3は基板4上に配置されており、LSI3の間をケーブルモジュール5で接続する。
図3に示すように、ケーブルモジュール5は、ケーブル6とモジュール基板7で構成される。
また、図4に示すように、ケーブルモジュール5とLSI3は、電気コネクタ8と電極パッド9、10を介して接続される。この際、電極パッド(配線パッド部)9、10において寄生容量が発生し、電極パッド9、10と電気コネクタ8と間の接続部であるパッドーコネクタ接続部において、特性インピーダンスが低下してしまう。
図5を参照して、パッドーコネクタ接続部における特性インピーダンスの一例について説明する。
図5の点線部11に示すように、パッド−コネクタ接合部で特性インピーダンスの低下が確認できる。特性インピーダンスの低下は50Gbit/s以上の高速信号において特に顕著になる。この結果、反射の影響が増大し信号品質が劣化してしまう。
パッド−コネクタ接続部における特性インピーダンス低下を抑制する従来方法として、電極パッドの下部のグランド電極の一部を除去して寄生容量の発生を抑制する方法がある(特許文献1参照)。しかし、50Gbit/s以上の高速信号においては、電極パッド間における電磁界結合が増加する。このため、従来方法では特性インピーダンスを効果的の抑制することは困難である。
この理由について、図6、図7を参照して説明する。
図6に、従来方法を用いたパッドーコネクタ接続部における特性インピーダンスのシミュレーション結果を示す。実線は寄生容量未対策時、点線は従来方法による寄生容量対策時のシミュレーション結果である。
図6に示すように、寄生容量未対策時(実線)に比べて、従来方法による寄生容量対策時(点線)では、パッド−コネクタ接合部で特性インピーダンスの低下がそれほど改善されていないことが確認できる。
図7にパッド−コネクタ接続部の断面における電気力線の概略図を示す。(a)は寄生容量未対策時の電気力線を示し、(b)は従来方法による寄生容量対策時の電気力線を示す。
パッド−コネクタ接続部の断面は、誘電体基板101、一対の差動信号用の電極パッド102、一対のグランド用の電極パッド103、グランド電極104で構成されている。また、電界力線を点線105で表している。
図7(b)に示すように、差動信号用の電極パッド102の下側のグランド電極104は、その一部が除去されて開口部106が形成されている。この構成では、図6に示すように、特性インピーダンスの抑制効果が小さいことがわかる。これは、寄生容量が、グランド電極104と電極パッド102との間だけでなく、図7(b)の一点破線部107に示すように、電極パッド102、103との間でも発生するためである。
以下の実施例では、特に、パッド−コネクタ接続部における電極パッド間でも発生する寄生容量をも抑制することにより特性インピーダンスの低下を効果的に抑制する。
図8〜11を参照して、実施例1の高周波回路基板の構成について説明する。
図8に示すように、実施例1の高周波回路基板は、ボード誘電体基板13、モジュール誘電体基板7、LSI3、一対の差動信号配線16、一対のグランド配線17、一対のグランド配線パッド部95、一対のグランド配線パッド部205、一対の差動信号パッド部90、一対の差動信号パッド部200、電気コネクタ8、メタルケーブル6、グランド電極18、19を有する。ここで、ナイキスト周波数が25GHz以上の信号が差動信号配線16に印加される。
ボード誘電体基板13の上には、LSI3が設けられている。ボード誘電体基板13の上に設けられた一対の差動信号配線16の一端部は、一対の差動信号パット部90を介して電気コネクタ8に接続されている。ボード誘電体基板13の上に設けられた一対のグランド配線17の一端部は、一対のグランド配線パッド部95を介して電気コネクタ8に接続されている。一方、ボード誘電体基板13の上に設けられた一対の差動信号配線16の他端部と一対のグランド配線17の他端部はLSI3に接続されている。
また、ボード誘電体基板13の上には、モジュール誘電体基板7が設けられている。モジュール誘電体基板7の上に設けられた一対の差動信号配線16の一端部は、一対の差動信号パッド部200を介して電気コネクタ8に接続されている。モジュール誘電体基板7の上に設けられた一対のグランド配線17の一端部は、一対のグランド配線パッド部205を介して電気コネクタ8に接続されている。一方、モジュール誘電体基板7の上に設けられた一対の差動信号配線16の他端部と一対のグランド配線16の他端部はメタルケーブル6に接続されている。
ボード誘電体基板13には、グランド配線パッド部95及び差動信号パッド部90と電気コネクタ8と間の接続部に生じる寄生容量の発生を抑制する寄生容量発生抑制部がそれぞれ形成されている。実施例1では、寄生容量発生抑制部は、グランド配線パッド部95と差動信号パッド部90の間に形成された凹部状の空隙22である。
また、モジュール誘電体基板7には、グランド配線パッド部205及び差動信号パッド部200と電気コネクタ8と間の接続部に生じる寄生容量の発生を抑制する寄生容量発生抑制部がそれぞれ形成されている。実施例1では、寄生容量発生抑制部は、グランド配線パッド部205と差動信号パッド部200の間に形成された凹部状の空隙22である。
図9、図10を参照して、ボード誘電体基板13及びモジュール誘電体基板7に形成された凹部状の空隙22について説明する。
ここで、図8の点線部20、21の上面図と断面図を図9、図10にそれぞれ示す。図9(a)と図10(a)は、一対のグランド配線パッド部95及び一対の差動信号パッド部90付近の上面図と点線部20の断面図であり、図9(b)と図10(b)は、一対のグランド配線パッド部205及び一対の差動信号パッド部200付近の上面図と点線部21の断面図である。
ボード誘電体基板13、モジュール誘電体基板19は、例えば、比誘電率3.5〜4.2の多層基板で形成されている。凹型の空隙22は、パッドーコネクタ接続部における一対のグランド配線パッド部95及び一対の差動信号パッド部90と一対のグランド配線パッド部205及び一対の差動信号パッド部200の間に形成される。
まず、図9(a)、図10(a)を参照して、誘電体基板がボード誘電体基板13の場合について説明する。
ボード誘電体基板13の表面には、一対の差動信号配線16が設けられている。一対の差動信号配線16の両外側には、一対のグランド配線17が設けられている。一対の差動信号配線16の一端部には、一対の差動信号パッド部90が設けられている。一対のグランド配線17の一端部には、一対のグランド配線パッド部95が設けられている。
第1のグランド配線パッド部95aと第1の差動信号パッド部90aとの間には、空隙(第1の空隙)22aが設けられている。第1の差動信号パッド部90aと第2の差動信号パッド部90bとの間には、空隙22b(第2の空隙)が設けられている。第2の差動信号パッド部90bと第2のグランド配線パッド部95bとの間には、空隙22c(第3の空隙)が設けられている。
このように、ボード誘電体基板13の表面に形成された一対のグランド配線パッド部95及び一対の差動信号パッド部90と間に凹型の空隙22を形成する。ボード誘電体基板13の表面に形成された一対のグランド配線パッド部95及び一対の差動信号パッド部90の間の電気力線が集中している部分に空隙22を形成する。これにより、ボード誘電体基板13の表面に形成された一対のグランド配線パッド部95及び一対の差動信号パッド部90の間の誘電率が低下する。寄生容量は誘電率に比例するため、パッド−コネクタ接続部における寄生容量の低減が可能で、特性インピーダンスを抑制することができる。
次に、図9(b)、図10(b)を参照して、誘電体基板がモジュール誘電体基板7の場合について説明する。
モジュール誘電体基板7の表面には、一対の差動信号配線16が設けられている。一対の差動信号配線16の両外側には、一対のグランド配線17が設けられている。一対の差動信号配線16の一端部には、一対の差動信号パッド部200が設けられている。一対のグランド配線17の一端部には、一対のグランド配線パッド部205が設けられている。
第1のグランド配線パッド部205aと第1の差動信号パッド部200aとの間には、空隙(第1の空隙)22aが設けられている。第1の差動信号パッド部200aと第2の差動信号パッド部200bとの間には、空隙22b(第2の空隙)が設けられている。第2の差動信号パッド部200bと第2のグランド配線パッド部205bとの間には、空隙22c(第3の空隙)が設けられている。
このように、モジュール誘電体基板7の表面に形成された一対のグランド配線パッド部205及び一対の差動信号パッド部200と間に凹型の空隙22を形成する。モジュール誘電体基板7の表面に形成された一対のグランド配線パッド部205及び一対の差動信号パッド部200の間の電気力線が集中している部分に空隙22を形成する。これにより、モジュール誘電体基板7の表面に形成された一対のグランド配線パッド部205及び一対の差動信号パッド部200の間の誘電率が低下する。寄生容量は誘電率に比例するため、パッド−コネクタ接続部における寄生容量の低減が可能で、特性インピーダンスを抑制することができる。
図11に、実施例1を用いた場合の特性インピーダンスのシミュレーション結果を示す。
実線が実施例1、点線が従来方法を使用した場合の結果である。
図11に示すように、実施例1によって一破線部23で示すパッド−コネクタ接続部の特性インピーダンスが増加していることを確認できる。
このように、実施例1によれば、誘電体基板上に作製された電極パッド間の誘電体を凹型の空隙にすることで、電極パッド(グランド配線パッド部95、205及差動信号パッド部90、200)における特性インピーダンス低下を抑制することができる。
図12、図13を参照して、実施例2の高周波回路基板の構成について説明する。
図12に示す実施例2の高周波回路基板は、図8に示す実施例1の高周波回路基板と同じほぼ同様である。
具体的には、図12に示す実施例2の高周波回路基板は、ボード誘電体基板13、モジュール誘電体基板7、LSI3、メタルケーブル6、グランド電極18、19、差動信号配線16、グランド配線17、電気コネクタ8、一対のグランド配線パッド部95、205及び一対の差動信号パッド部90、200を有する。ボード誘電体基板13、モジュール誘電体基板7は、例えば、比誘電率3.5〜4.2の多層基板を使用する。
図12に示す実施例2の高周波回路基板が、図8に示す実施例1の高周波回路基板と異なる点は、実施例1では、コネクタ接合部の一対のグランド配線パッド部95、205及び一対の差動信号パッド部90、200の間に凹型の空隙22が形成されているのに対して、実施例2では、コネクタ接合部の一対のグランド配線パッド部95、205及び一対の差動信号パッド部90、200の間に形成された凹型の空隙22に誘電体130が埋め込まれている点である。
まず、図13(a)を参照して、誘電体基板がボード誘電体基板13の場合について説明する。
図13(a)は、ボード誘電体基板13の上に設けられたグランド配線パッド部95及びの差動信号パッド部90付近の断面図である。
ボード誘電体基板13の表面には、一対の差動信号配線16が設けられている。一対の差動信号配線16の両外側には、一対のグランド配線17が設けられている。一対の差動信号配線16の一端部には、一対の差動信号パッド部90が設けられている。一対のグランド配線17の一端部には、一対のグランド配線パッド部95が設けられている。
第1のグランド配線パッド部95aと第1の差動信号パッド部90aとの間には、誘電体130a(第1の誘電体)が埋め込まれている。第1の差動信号パッド部90aと第2の差動信号パッド部90bとの間には、誘電体130b(第2の誘電体)が埋め込まれている。第2の差動信号パッド部90bと第2のグランド配線パッド部95bとの間には、誘電体130c(第3の誘電体)が埋め込まれている。
このように、ボード誘電体基板13の表面に形成された一対のグランド配線パッド部95及び一対の差動信号パッド部90と間に、第1、第2及び第3の誘電体130が埋め込まれている。
ボード誘電体基板13の表面に形成された一対のグランド配線パッド部95及び一対の差動信号パッド部90の間の電気力線が集中している部分に誘電体130が埋め込まれている。これにより、ボード誘電体基板13の表面に形成された一対のグランド配線パッド部95及び一対の差動信号パッド部90の間の誘電率が低下する。寄生容量は誘電率に比例するため、パッド−コネクタ接続部における寄生容量の低減が可能で、特性インピーダンスを抑制することができる。
次に、図13(b)を参照して、誘電体基板がモジュール誘電体基板7の場合について説明する。図13(b)は、モジュール誘電体基板上に設けられたグランド配線パッド部205及び差動信号パッド部200付近の断面図である。
モジュール誘電体基板7の表面には、一対の差動信号配線16が設けられている。一対の差動信号配線16の両外側には、一対のグランド配線17が設けられている。一対の差動信号配線16の一端部には、一対の差動信号パッド部200が設けられている。一対のグランド配線17の一端部には、一対のグランド配線パッド部205が設けられている。
第1のグランド配線パッド部205aと第1の差動信号パッド部200aとの間には、誘電体130a(第1の誘電体)が埋め込まれている。第1の差動信号パッド部200aと第2の差動信号パッド部200bとの間には、誘電体130b(第2の誘電体)が埋め込まれている。第2の差動信号パッド部200bと第2のグランド配線パッド部205bとの間には、誘電体130c(第3の誘電体)が埋め込まれている。
このように、モジュール誘電体基板7の表面に形成された一対のグランド配線パッド部205及び一対の差動信号パッド部200の間の電気力線が集中している部分に誘電体130が埋め込まれている。これにより、モジュール誘電体基板7の表面に形成された一対のグランド配線パッド部205及び一対の差動信号パッド部200の間の誘電率が低下する。寄生容量は誘電率に比例するため、パッド−コネクタ接続部における寄生容量の低減が可能で、特性インピーダンスを抑制することができる。
埋め込まれた誘電体130の誘電率は、ボード誘電体基板13及びモジュール誘電体基板19の誘電率より小さい。誘電体130は、例えば、樹脂により形成されている。
このように、ボード誘電体基板13及びモジュール誘電体基板19には、一対のグランド配線パッド部95、205及び一対の差動信号パッド部90、200と電気コネクタ8と間の接続部に生じる寄生容量の発生を抑制する寄生容量発生抑制部がそれぞれ形成されている。実施例2では、寄生容量発生抑制部は、一対のグランド配線パッド部95、205及び一対の差動信号パッド部90、200の間に埋め込まれた誘電体130である。
実施例2では、誘電体130を充填することで、実施例1に比べて基板強度の向上と空隙表面の保護による基板劣化の防止が可能である。
3 LSI
6 メタルケーブル
7 モジュール誘電体基板
8 電気コネクタ
13 ボード誘電体基板
16 差動信号配線
17 グランド配線
18 グランド電極
19 グランド電極
22 空隙
90 差動信号パッド部
95 グランド配線パッド部
130 誘電体
200 差動信号パッド部
205 グランド配線パッド部

Claims (15)

  1. 誘電体基板の表面に設けられた第1及び第2の配線と、
    前記第1及び第2の配線の一端部に設けられた第1及び第2の配線パッド部と、
    前記第1及び第2の配線パッド部に設けられた電気コネクタと、
    前記第1及び第2の配線パッド部と前記電気コネクタと間の接続部に生じる寄生容量の発生を抑制する寄生容量発生抑制部と、
    を有することを特徴とする高周波回路基板。
  2. 前記寄生容量発生抑制部は、
    前記第1の配線パッド部と前記第2の配線パッド部との間に形成された凹部状の空隙であることを特徴とする請求項1に記載の高周波回路基板。
  3. 前記寄生容量発生抑制部は、
    前記凹部状の空隙に埋め込まれた誘電体であることを特徴とする請求項2に記載の高周波回路基板。
  4. 前記埋め込まれた誘電体の誘電率は、前記誘電体基板の誘電率より小さいことを特徴とする請求項3に記載の高周波回路基板。
  5. 前記埋め込まれた誘電体は、樹脂により形成されていることを特徴とする請求項4に記載の高周波回路基板。
  6. 誘電体基板の表面に設けられた第1及び第2の差動信号配線と、
    前記第1及び第2差動信号配線の両外側であって、前記誘電体基板の表面に設けられた第1及び第2のグランド配線と、
    前記第1及び第2の差動信号配線の一端部に設けられた第1及び第2の差動信号パッド部と、
    前記第1及び第2グランド配線の一端部に設けられた第1及び第2のグランド配線パッド部と、
    前記第1のグランド配線パッド部と前記第1の差動信号パッド部との間に設けられた第1の空隙と、
    前記第1の差動信号パッド部と前記第2の差動信号パッド部との間に設けられた第2の空隙と、
    前記第2の差動信号パッド部と前記第2のグランド配線パッド部との間に設けられた第3の空隙と、
    を有することを特徴とする高周波回路基板。
  7. 前記第1、第2及び第3の空隙は、前記誘電体基板に凹部状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の高周波回路基板。
  8. ナイキスト周波数が25GHz以上の信号が前記第1及び第2の差動信号配線に印加されるように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の高周波回路基板。
  9. 前記誘電体基板は、ボード誘電体基板であることを特徴とする請求項6に記載の高周波回路基板。
  10. 前記ボード誘電体基板の上には、LSIが設けられ、
    前記第1及び第2の差動信号配線の他端部と前記第1及び第2のグランド配線の他端部は前記LSIに接続され、
    前記第1及び第2の差動信号配線の前記一端部と前記第1及び第2のグランド配線の前記一端部は、前記第1及び第2の差動信号パッド部と前記第1及び第2のグランド配線パッド部を介して電気コネクタに接続されていることを特徴とする請求項9に記載の高周波回路基板。
  11. 前記誘電体基板は、前記ボード誘電体基板の上に設けられたモジュール誘電体基板であることを特徴とする請求項9に記載の高周波回路基板。
  12. 前記第1及び第2の差動信号配線の他端部と前記第1及び第2のグランド配線の他端部はメタルケーブルに接続され、
    前記第1及び第2の差動信号配線の前記一端部と前記第1及び第2のグランド配線の前記一端部は、前記第1及び第2の差動信号パッド部と前記第1及び第2のグランド配線パッド部を介して電気コネクタに接続されていることを特徴とする請求項11に記載の高周波回路基板。
  13. 前記第1、第2及び第3の空隙には、誘電体が埋め込まれていることを特徴とする請求項6に記載の高周波回路基板。
  14. 前記第1、第2及び第3の空隙に埋め込まれた前記誘電体の誘電率は、前記前記誘電体基板の誘電率より小さいことを特徴とする請求項13に記載の高周波回路基板。
  15. 前記誘電体基板の内部に埋め込まれた前記誘電体は、樹脂により形成されていることを特徴とする請求項14に記載の高周波回路基板。
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