JP2019053817A - スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作動に供されるスイッチの配置自由度を高める。【解決手段】第一回動部材20は、前後回動軸AFBを中心とする回動が可能である。第二回動部材30は、左右回動軸ALRを中心とする回動が可能である。第一回動部材20は、前方に変位した操作部材により操作される前壁21aと、第一スイッチを操作する第一操作部22を備えている。前後回動軸AFBおよび左右回動軸ALRと直交する向きから見たとき、前壁21aは左右回動軸ALRと重なる位置にある部分を含み、第一操作部22は左右回動軸ALRと重ならない位置にある。第二回動部材30は、右方に変位した操作部材により操作される左腕部36と、第二スイッチを操作する第二操作部33を備えている。前後回動軸AFBおよび左右回動軸ALRと直交する向きから見たとき、左腕部36は前後回動軸AFBと重なる位置にある部分を含み、第二操作部33は前後回動軸AFBと重ならない位置にある。【選択図】図8
Description
本発明は、スイッチ装置に関する。
特許文献1は、操作レバーを中立位置から傾ける操作を行なうことによって複数のスイッチのいずれかを作動させるスイッチ装置を開示している。
特許文献1に記載されたスイッチ装置においては、作動に供されるスイッチは、操作レバーが傾けられる方向に配置される必要がある。
本発明の目的は、作動に供されるスイッチの配置自由度を高めることである。
上記の目的を達成するための一態様は、スイッチ装置であって、
変位可能な操作部材と、
第一回動軸を中心とする回動が可能である第一回動部材と、
前記第一回動軸と交差する第二回動軸を中心とする回動が可能である第二回動部材と、
を備えており、
前記第一回動部材は、
前記第一回動軸および前記第二回動軸と直交する向きから見て前記第二回動軸と重なる位置にある部分を含む第一被操作部と、
前記第一回動軸および前記第二回動軸と直交する向きから見て前記第一回動軸および前記第二回動軸と重ならない位置にある第一操作部と、
を備えており、
前記第二回動部材は、
前記第一回動軸および前記第二回動軸と直交する向きから見て前記第一回動軸と重なる位置にある部分を含む第二被操作部と、
前記第一回動軸および前記第二回動軸と直交する向きから見て前記第一回動軸および前記第二回動軸と重ならない位置にある第二操作部と、
を備えており、
第一方向に変位した操作部材により前記第一被操作部が操作されると、前記第一回動軸を中心に前記第一回動部材が回動して前記第一操作部に第一スイッチを操作させ、
第二方向に変位した操作部材により前記第二被操作部が操作されると、前記第二回動軸を中心に前記第二回動部材が回動して前記第二操作部に第二スイッチを操作させる。
変位可能な操作部材と、
第一回動軸を中心とする回動が可能である第一回動部材と、
前記第一回動軸と交差する第二回動軸を中心とする回動が可能である第二回動部材と、
を備えており、
前記第一回動部材は、
前記第一回動軸および前記第二回動軸と直交する向きから見て前記第二回動軸と重なる位置にある部分を含む第一被操作部と、
前記第一回動軸および前記第二回動軸と直交する向きから見て前記第一回動軸および前記第二回動軸と重ならない位置にある第一操作部と、
を備えており、
前記第二回動部材は、
前記第一回動軸および前記第二回動軸と直交する向きから見て前記第一回動軸と重なる位置にある部分を含む第二被操作部と、
前記第一回動軸および前記第二回動軸と直交する向きから見て前記第一回動軸および前記第二回動軸と重ならない位置にある第二操作部と、
を備えており、
第一方向に変位した操作部材により前記第一被操作部が操作されると、前記第一回動軸を中心に前記第一回動部材が回動して前記第一操作部に第一スイッチを操作させ、
第二方向に変位した操作部材により前記第二被操作部が操作されると、前記第二回動軸を中心に前記第二回動部材が回動して前記第二操作部に第二スイッチを操作させる。
このような構成によれば、第一スイッチを操作する第一操作部を、第一回動軸と第二回動軸に直交する向きから見て第二回動軸と重なる位置に設ける必要がない。したがって、作動に供される第一スイッチの配置自由度が高まる。
同様に、第二スイッチを操作する第二操作部を、第一回動軸と第二回動軸に直交する向きから見て第一回動軸と重なる位置に設ける必要がない。したがって、作動に供される第二スイッチの配置自由度が高まる。
上記のスイッチ装置は、以下のように構成されうる。
前記操作部材は、前記第二回動軸を中心とする回動が許容されるように前記第一回動部材と結合されており、
前記第一回動部材の前記第一被操作部は、前記操作部材との結合部を含んでいる。
前記操作部材は、前記第二回動軸を中心とする回動が許容されるように前記第一回動部材と結合されており、
前記第一回動部材の前記第一被操作部は、前記操作部材との結合部を含んでいる。
これに加えてあるいは代えて、上記のスイッチ装置は、以下のように構成されうる。
前記第二回動部材は、
前記第二回動軸が通過する第二回動軸形成部と、
前記第二操作部と前記第二回動軸形成部を接続している第二腕部と、
を備えており、
前記第二被操作部は、前記第二腕部の一部である。
前記第二回動部材は、
前記第二回動軸が通過する第二回動軸形成部と、
前記第二操作部と前記第二回動軸形成部を接続している第二腕部と、
を備えており、
前記第二被操作部は、前記第二腕部の一部である。
この場合、上記のスイッチ装置は、以下のように構成されうる。
前記第一回動部材は、
前記第一回動軸が通過する第一回動軸形成部と、
前記第一操作部と前記第一回動軸形成部を接続している第一腕部と、
を備えており、
前記第一腕部と前記第二腕部は、交差している。
前記第一回動部材は、
前記第一回動軸が通過する第一回動軸形成部と、
前記第一操作部と前記第一回動軸形成部を接続している第一腕部と、
を備えており、
前記第一腕部と前記第二腕部は、交差している。
上記の構成のそれぞれは、スイッチ装置の大型化抑制に寄与しうる。
本発明によれば、作動に供されるスイッチの配置自由度を高めることができる。
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。添付の図面において、矢印Fは、図示された構造の前方向を示している。矢印Bは、図示された構造の後方向を示している。矢印Uは、図示された構造の上方向を示している。矢印Dは、図示された構造の下方向を示している。矢印Rは、図示された構造の右方向を示している。矢印Lは、図示された構造の左方向を示している。これらの方向は、説明の便宜のために定められたものであり、図示された構造の使用時における姿勢を限定することは意図されていない。
図1の(A)は、一実施形態に係るスイッチ装置1を後方から見た外観を示している。図1の(B)は、スイッチ装置1を上方から見た外観を示している。
スイッチ装置1は、操作部材10、第一回動部材20、第二回動部材30、支持部材40、接点形成部材50、および回路基板60を備えている。
図2の(A)は、支持部材40と接点形成部材50を上右後方から見た外観を示している。図2の(B)は、支持部材40と接点形成部材50を下右後方から見た外観を示している。
接点形成部材50は、第一変形可能部51、第二変形可能部52、第三変形可能部53、および第四変形可能部54を有している。接点形成部材50において、少なくとも第一変形可能部51、第二変形可能部52、第三変形可能部53、および第四変形可能部54は、弾性変形可能とされている。第一変形可能部51、第二変形可能部52、第三変形可能部53、および第四変形可能部54は、絶縁性を有している。
図2の(B)に示されるように、第一変形可能部51の下面には、第一電極55が装着されている。第二変形可能部52の下面には、第二電極56が装着されている。第三変形可能部53の下面には、第三電極57が装着されている。第四変形可能部54の下面には、第四電極58が装着されている。第一電極55、第二電極56、第三電極57、および第四電極58の各々は、導電性を有している。
図2の(A)に示されるように、支持部材40は、四つの貫通穴を有している。接点形成部材50が支持部材40に結合されると、第一変形可能部51、第二変形可能部52、第三変形可能部53、および第四変形可能部54は、四つの貫通穴を通じて支持部材40の上側に露出する。
支持部材40は、第一操作案内壁41、第二操作案内壁42、第三操作案内壁43、および第四操作案内壁44を有している。第一操作案内壁41は、第一変形可能部51の外周の一部を包囲している。第二操作案内壁42は、第二変形可能部52の外周の一部を包囲している。第三操作案内壁43は、第三変形可能部53の外周の一部を包囲している。第四操作案内壁44は、第四変形可能部54の外周の一部を包囲している。
図1の(A)に示されるように、回路基板60は、接点形成部材50の下面に結合されている。図示を省略するが、一対の第一固定電極、一対の第二固定電極、一対の第三固定電極、および一対の第四固定電極が、回路基板60の上面に設けられている。一対の第一固定電極同士は離間しており、電気的に絶縁されている。一対の第二固定電極同士は離間しており、電気的に絶縁されている。一対の第三固定電極同士は離間しており、電気的に絶縁されている。一対の第四固定電極同士は離間しており、電気的に絶縁されている。
第一電極55は、一対の第一固定電極に間隔をあけて対向している。第二電極56は、一対の第二固定電極に間隔をあけて対向している。第三電極57は、一対の第三固定電極に間隔をあけて対向している。第四電極58は、一対の第四固定電極に間隔をあけて対向している。
図3は、支持部材40と接点形成部材50を上方から見た外観を示している。支持部材40は、一対の第一軸体45と一対の第二軸体46を有している。各第一軸体45は、左右方向に延びている。各第二軸体46は、前後方向に延びている。
図4は、第一回動部材20を上左後方から見た外観を示している。第一回動部材20は、枠体21、第一操作部22、左前腕部23、第三操作部24、右後腕部25、一対の第一軸穴26、および一対の第二軸穴27を有している。
枠体21は、前壁21a、後壁21b、左壁21c、および右壁21dを有している。一対の第一軸穴26の一方は、前壁21aに形成されている。一対の第一軸穴26の他方は、後壁21bに形成されている。一対の第一軸穴26は、前後方向に延びている。一対の第二軸穴27の一方は、左壁21cに形成されている。一対の第二軸穴27の他方は、右壁21dに形成されている。一対の第二軸穴27は、左右方向に延びている。
左前腕部23は、枠体21から左前方に延びている。第一操作部22は、左前腕部23の先端に設けられている。右後腕部25は、枠体21から右後方に延びている。第三操作部24は、右後腕部25の先端に設けられている。
図5は、第二回動部材30を上右後方から見た外観を示している。第二回動部材30は、一対の支持片31、一対の軸穴32、第二操作部33、第四操作部34、後腕部35、左腕部36、前腕部37、および右腕部38を有している。
一対の支持片31は、前片31aと後片31bを含んでいる。一対の軸穴32の一方は、前片31aに形成されている。一対の軸穴32の他方は、後片31bに形成されている。一対の軸穴32は、前後方向に延びている。
第二操作部33は、後片31bの左方に位置している。後腕部35は、後片31bと第二操作部33を接続している。左腕部36は、第二操作部33と前片31aを接続している。
第四操作部34は、前片31aの右方に位置している。前腕部37は、前片31aと第四操作部34を接続している。右腕部38は、第四操作部34と後片31bを接続している。
図6は、操作部材10を下右前方から見た外観を示している。操作部材10は、基部11、第一操作腕12、第二操作腕13、第三操作腕14、および第四操作腕15を有している。
基部11の上端には、不図示の別部材であるノブが装着される。ノブは、ユーザにより直接的に操作される部材である。ノブは、基部11と一体に成形されてもよい。
第一操作腕12は、基部11の前部から下方に延びている。第一操作腕12は、前軸体12aを有している。前軸体12aは、第一操作腕12の下部から後方に延びている。第二操作腕13は、基部11の左部から下方に延びている。第三操作腕14は、基部11の後部から下方に延びている。第三操作腕14は、後軸体14aを有している。後軸体14aは、第三操作腕14の下部から前方に延びている。第四操作腕15は、基部11の右部から下方に延びている。
図7は、支持部材40に第二回動部材30が装着された状態を示している。支持部材40における一対の第二軸体46は、第二回動部材30における一対の軸穴32と嵌合している。一対の第二軸体46と一対の軸穴32は、前後方向に延びる左右回動軸ALRを形成している。第二回動部材30は、左右回動軸ALRを中心として回動可能に支持部材40に支持されている。
この状態において、第二回動部材30の第二操作部33は、接点形成部材50の第二変形可能部52と対向している。第二回動部材30の第四操作部34は、接点形成部材50の第四変形可能部54と対向している。
図8は、さらに第一回動部材20が支持部材40に装着された状態を示している。支持部材40における一対の第一軸体45は、第一回動部材20における一対の第二軸穴27と嵌合している。一対の第一軸体45と一対の第二軸穴27は、左右方向に延びる前後回動軸AFBを形成している。第一回動部材20は、前後回動軸AFBを中心として回動可能に支持部材40に支持されている。
この状態において、第一回動部材20の第一操作部22は、接点形成部材50の第一変形可能部51と対向している。第一回動部材20の第三操作部24は、接点形成部材50の第三変形可能部53と対向している。第一回動部材20の左前腕部23は、第二回動部材30の左腕部36を跨ぐように延びている。第一回動部材20の右後腕部25は、第二回動部材30の右腕部38を跨ぐように延びている。
この状態からさらに操作部材10が装着されることにより、図1の(B)に示される構成が得られる。具体的には、操作部材10における第一操作腕12に設けられた前軸体12aが、第一回動部材20における前壁21aに形成された第一軸穴26に嵌入される。同様に、操作部材10における第三操作腕14に設けられた後軸体14aが、第一回動部材20における後壁21bに形成された第一軸穴26に嵌入される。
他方、操作部材10における第二操作腕13の下端は、第二回動部材30の左腕部36に対向するように配置される。操作部材10における第四操作腕15の下端は、第二回動部材30の右腕部38に対向するように配置される。
図9から図12を参照しつつ、上記のように構成されたスイッチ装置1の動作を説明する。これらの図面においては、動作の理解を容易にするために支持部材40の図示が省略されている。
操作部材10の基部11が前方に押されると、第一操作腕12の前軸体12aを介して枠体21の前壁21aに力が作用する。これにより、図9に示されるように、第一回動部材20は、前後回動軸AFBを中心として同図における反時計方向へ回動する。基部11を前方へ押す力は、第一回動部材20の回動により、第一操作部22が接点形成部材50の第一変形可能部51を下方に変位させる力に変換される。このとき、第二回動部材30の姿勢は不変である。
図1の(A)を参照して説明したように、回路基板60における第一変形可能部51の下方には、一対の第一固定電極が配置されている。第一変形可能部51が下方に変位することにより、第一電極55が一対の第一固定電極に接触する。これにより、第一電極55を介して一対の第一固定電極同士が導通する。第一変形可能部51、第一電極55、および一対の第一固定電極は、第一スイッチを構成している。第一変形可能部51の変位に伴う第一スイッチの電気的状態の変化は、当該第一スイッチに接続された機器の動作状態を変化させる。
すなわち、前方に変位した操作部材10により枠体21の前壁21aが操作されると、前後回動軸AFBを中心に第一回動部材20が回動し、第一操作部22に第一スイッチを操作させる。前方は、第一方向の一例である。前壁21aは、第一被操作部の一例である。前後回動軸AFBは、第一回動軸の一例である。
図10の(A)に示されるように、操作部材10の基部11が左方に押されると、第二操作腕13を介して左腕部36の受け部36aに力が作用する。これにより、図10の(B)に示されるように、第二回動部材30は、左右回動軸ALRを中心として同図における反時計方向へ回動する。基部11を左方へ押す力は、第二回動部材30の回動により、第二操作部33が接点形成部材50の第二変形可能部52を下方に変位させる力に変換される。このとき、第一回動部材20の姿勢は不変である。
図1の(A)を参照して説明したように、回路基板60における第二変形可能部52の下方には、一対の第二固定電極が配置されている。第二変形可能部52が下方に変位することにより、第二電極56が一対の第二固定電極に接触する。これにより、第二電極56を介して一対の第二固定電極同士が導通する。第二変形可能部52、第二電極56、および一対の第二固定電極は、第二スイッチを構成している。第二変形可能部52の変位に伴う第二スイッチの電気的状態の変化は、当該第二スイッチに接続された機器の動作状態を変化させる。
すなわち、右方に変位した操作部材10により左腕部36が操作されると、左右回動軸ALRを中心に第二回動部材30が回動し、第二操作部33に第二スイッチを操作させる。左方は、第二方向の一例である。左腕部36は、第二被操作部の一例である。左右回動軸ALRは、第二回動軸の一例である。
図8に示されるように、前方に変位する操作部材10によって操作される第一回動部材20の前壁21aは、交差する前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て左右回動軸ALRと重なる位置にある部分を含んでいる。他方、第一回動部材20の第一操作部22は、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て左右回動軸ALRと重ならない位置にある。
図8に示されるように、右方に変位する操作部材10によって操作される第二回動部材30の左腕部36は、交差する前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て前後回動軸AFBと重なる位置にある部分を含んでいる。他方、第二回動部材30の第二操作部33は、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て前後回動軸AFBと重ならない位置にある。
このような構成によれば、第一スイッチを操作する第一操作部22を、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て左右回動軸ALRと重なる位置に設ける必要がない。したがって、作動に供される第一スイッチの配置自由度が高まる。
同様に、第二スイッチを操作する第二操作部33を、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て前後回動軸AFBと重なる位置に設ける必要がない。したがって、作動に供される第二スイッチの配置自由度が高まる。
本実施形態においては、操作部材10は、左右回動軸ALRを中心とする回動が許容されるように第一回動部材20と結合されている。第一被操作部の一例である第一回動部材20の前壁21aは、操作部材10との結合部を含んでいる。
第二回動部材30においては、左右回動軸ALRが前片31aを通過している。前片31aは、第二回動軸形成部の一例である。第二被操作部の一例である左腕部36は、第二操作部33と前片31aを接続している。
第一回動部材20においては、前後回動軸AFBが左壁21cを通過している。左壁21cは、第一回動軸形成部の一例である。左前腕部23は、第一操作部22と左壁21cを接続している。第一回動部材20の左前腕部23と第二回動部材30の左腕部36は、交差している。左前腕部23は、第一腕部の一例である。左腕部36は、第二腕部の一例である。
上記に列挙したそれぞれの構成は、スイッチ装置1の大型化抑制に寄与する。
操作部材10の基部11が後方に押されると、第三操作腕14の後軸体14aを介して枠体21の後壁21bに力が作用する。これにより、図11に示されるように、第一回動部材20は、前後回動軸AFBを中心として同図における反時計方向へ回動する。基部11を後方へ押す力は、第一回動部材20の回動により、第三操作部24が接点形成部材50の第三変形可能部53を下方に変位させる力に変換される。このとき、第二回動部材30の姿勢は不変である。
図1の(A)を参照して説明したように、回路基板60における第三変形可能部53の下方には、一対の第三固定電極が配置されている。第三変形可能部53が下方に変位することにより、第三電極57が一対の第三固定電極に接触する。これにより、第三電極57を介して一対の第三固定電極同士が導通する。第三変形可能部53、第三電極57、および一対の第三固定電極は、第三スイッチを構成している。第三変形可能部53の変位に伴う第三スイッチの電気的状態の変化は、当該第三スイッチに接続された機器の動作状態を変化させる。
すなわち、後方に変位した操作部材10により枠体21の後壁21bが操作されると、前後回動軸AFBを中心に第一回動部材20が回動し、第三操作部24に第三スイッチを操作させる。後方は、第三方向の一例である。後壁21bは、第三被操作部の一例である。前後回動軸AFBは、第一回動軸の一例である。
図12の(A)に示されるように、操作部材10の基部11が右方に押されると、第四操作腕15を介して右腕部38の受け部38aに力が作用する。これにより、図12の(B)に示されるように、第二回動部材30は、左右回動軸ALRを中心として同図における反時計方向へ回動する。基部11を右方へ押す力は、第二回動部材30の回動により、第四操作部34が接点形成部材50の第四変形可能部54を下方に変位させる力に変換される。このとき、第一回動部材20の姿勢は不変である。
図1の(A)を参照して説明したように、回路基板60における第四変形可能部54の下方には、一対の第四固定電極が配置されている。第四変形可能部54が下方に変位することにより、第四電極58が一対の第四固定電極に接触する。これにより、第四電極58を介して一対の第四固定電極同士が導通する。第四変形可能部54、第四電極58、および一対の第四固定電極は、第四スイッチを構成している。第四変形可能部54の変位に伴う第四スイッチの電気的状態の変化は、当該第四スイッチに接続された機器の動作状態を変化させる。
すなわち、右方に変位した操作部材10により右腕部38が操作されると、左右回動軸ALRを中心に第二回動部材30が回動し、第四操作部34に第四スイッチを操作させる。右方は、第四方向の一例である。右腕部38は、第四被操作部の一例である。左右回動軸ALRは、第二回動軸の一例である。
図8に示されるように、後方に変位する操作部材10によって操作される第一回動部材20の後壁21bは、交差する前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て左右回動軸ALRと重なる位置にある部分を含んでいる。他方、第一回動部材20の第三操作部24は、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て左右回動軸ALRと重ならない位置にある。
図8に示されるように、左方に変位する操作部材10によって操作される第二回動部材30の右腕部38は、交差する前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て前後回動軸AFBと重なる位置にある部分を含んでいる。他方、第二回動部材30の第四操作部34は、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て前後回動軸AFBと重ならない位置にある。
このような構成によれば、第三スイッチを操作する第三操作部24を、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て左右回動軸ALRと重なる位置に設ける必要がない。したがって、作動に供される第三スイッチの配置自由度が高まる。
同様に、第四スイッチを操作する第四操作部34を、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て前後回動軸AFBと重なる位置に設ける必要がない。したがって、作動に供される第四スイッチの配置自由度が高まる。
加えて、上記のような構成によれば、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て前後回動軸AFBまたは左右回動軸ALRと重なる位置にある空間を、他の用途に有効活用できる。
一例として、図2の(A)に示されるように、支持部材40は、導光壁47を備えている。導光壁47は、第一光源配置部47a、第二光源配置部47b、第三光源配置部47c、および第四光源配置部47dを区画している。
本実施形態においては、操作部材10は、左右回動軸ALRを中心とする回動が許容されるように第一回動部材20と結合されている。第三被操作部の一例である第一回動部材20の後壁21bは、操作部材10との結合部を含んでいる。
第二回動部材30においては、左右回動軸ALRが後片31bを通過している。後片31bは、第二回動軸形成部の一例である。第四被操作部の一例である右腕部38は、第四操作部34と後片31bを接続している。
第一回動部材20においては、前後回動軸AFBが右壁21dを通過している。右壁21dは、第一回動軸形成部の一例である。右後腕部25は、第三操作部24と右壁21dを接続している。第一回動部材20の右後腕部25と第二回動部材30の右腕部38は、交差している。右後腕部25は、第三腕部の一例である。右腕部38は、第四腕部の一例である。
上記に列挙したそれぞれの構成は、スイッチ装置1の大型化抑制に寄与する。
図8に示されるように、第一光源配置部47aは、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て左右回動軸ALRと重なる位置にある。第一光源配置部47aには、不図示の第一光源が配置される。第一光源は、スイッチ装置1を覆うパネルに設けられた第一標識を照明するための光源である。第一標識は、例えば、操作部材10の前方への操作を示唆する標識でありうる。
第二光源配置部47bは、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て前後回動軸AFBと重なる位置にある。第二光源配置部47bには、不図示の第二光源が配置される。第二光源は、スイッチ装置1を覆うパネルに設けられた第二標識を照明するための光源である。第二標識は、例えば、操作部材10の左方への操作を示唆する標識でありうる。
第三光源配置部47cは、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て左右回動軸ALRと重なる位置にある。第三光源配置部47cには、不図示の第三光源が配置される。第三光源は、スイッチ装置1を覆うパネルに設けられた第三標識を照明するための光源である。第三標識は、例えば、操作部材10の後方への操作を示唆する標識でありうる。
第四光源配置部47dは、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て前後回動軸AFBと重なる位置にある。第四光源配置部47dには、不図示の第四光源が配置される。第四光源は、スイッチ装置1を覆うパネルに設けられた第四標識を照明するための光源である。第四標識は、例えば、操作部材10の右方への操作を示唆する標識でありうる。
操作部材10の操作を示唆する標識は、操作部材10の変位方向に位置していることが好ましい。そのような位置とは、前後回動軸AFBと左右回動軸ALRに直交する向きから見て前後回動軸AFBまたは左右回動軸ALRと重なる位置である。上記のような構成によれば、そのような位置に配置された標識を、特殊な導光光学系を用いることなく簡易に照明できる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の実施形態に係る構成は、本発明の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。
上記の実施形態においては、スイッチ装置1として四方向スイッチが例示されている。しかしながら、スイッチ装置1は、前後回動軸AFBを中心とする第一回動部材20の回動により操作される単一のスイッチと、左右回動軸ALRを中心とする第二回動部材30の回動により操作される単一のスイッチとを備えている二方向スイッチとしても構成されうる。そのような二方向の組合せは、前と右、右と後、後と左、左と前の四通りである。
上記の実施形態においては、第一光源配置部47a、第二光源配置部47b、第三光源配置部47c、および第四光源配置部47dが設けられている。しかしながら、光源配置部の数は、照明される標識の仕様に応じて任意に定められうる。
上記の実施形態においては、左右回動軸ALRを中心として第一回動部材20を回動させるために、操作部材10に前軸体12aと後軸体14aが設けられ、第一回動部材20に一対の第一軸穴26が形成されている。しかしながら、第一回動部材20に一対の軸体が設けられ、操作部材10に一対の軸穴が形成されてもよい。
上記の実施形態においては、前後回動軸AFBを中心とする第一回動部材20の回動を可能にするために、支持部材40に一対の第一軸体45が設けられ、第一回動部材20に一対の第二軸穴27が形成されている。しかしながら、第一回動部材20に一対の軸体が設けられ、支持部材40に一対の軸穴が形成されてもよい。
上記の実施形態においては、左右回動軸ALRを中心とする第二回動部材30の回動を可能にするために、支持部材40に一対の第二軸体46が設けられ、第二回動部材30に一対の軸穴32が形成されている。しかしながら、第二回動部材30に一対の軸体が設けられ、支持部材40に一対の軸穴が形成されてもよい。
1:スイッチ装置、10:操作部材、20:第一回動部材、21a:前壁、21b:後壁、22:第一操作部、24:第三操作部、30:第二回動部材、33:第二操作部、34:第四操作部、36:左腕部、38:右腕部、47a:第一光源配置部、47b:第二光源配置部、47c:第三光源配置部、47d:第四光源配置部、AFB:前後回動軸、ALR:左右回動軸
Claims (4)
- 変位可能な操作部材と、
第一回動軸を中心とする回動が可能である第一回動部材と、
前記第一回動軸と交差する第二回動軸を中心とする回動が可能である第二回動部材と、
を備えており、
前記第一回動部材は、
前記第一回動軸および前記第二回動軸と直交する向きから見て前記第二回動軸と重なる位置にある部分を含む第一被操作部と、
前記第一回動軸および前記第二回動軸と直交する向きから見て前記第一回動軸および前記第二回動軸と重ならない位置にある第一操作部と、
を備えており、
前記第二回動部材は、
前記第一回動軸および前記第二回動軸と直交する向きから見て前記第一回動軸と重なる位置にある部分を含む第二被操作部と、
前記第一回動軸および前記第二回動軸と直交する向きから見て前記第一回動軸および前記第二回動軸と重ならない位置にある第二操作部と、
を備えており、
第一方向に変位した操作部材により前記第一被操作部が操作されると、前記第一回動軸を中心に前記第一回動部材が回動して前記第一操作部に第一スイッチを操作させ、
第二方向に変位した操作部材により前記第二被操作部が操作されると、前記第二回動軸を中心に前記第二回動部材が回動して前記第二操作部に第二スイッチを操作させる、
スイッチ装置。 - 前記操作部材は、前記第二回動軸を中心とする回動が許容されるように前記第一回動部材と結合されており、
前記第一回動部材の前記第一被操作部は、前記操作部材との結合部を含んでいる、
請求項1に記載のスイッチ装置。 - 前記第二回動部材は、
前記第二回動軸が通過する第二回動軸形成部と、
前記第二操作部と前記第二回動軸形成部を接続している第二腕部と、
を備えており、
前記第二被操作部は、前記第二腕部の一部である、
請求項1または2に記載のスイッチ装置。 - 前記第一回動部材は、
前記第一回動軸が通過する第一回動軸形成部と、
前記第一操作部と前記第一回動軸形成部を接続している第一腕部と、
を備えており、
前記第一腕部と前記第二腕部は、交差している、
請求項3に記載のスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017174998A JP2019053817A (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017174998A JP2019053817A (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | スイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019053817A true JP2019053817A (ja) | 2019-04-04 |
Family
ID=66015239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017174998A Pending JP2019053817A (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | スイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019053817A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023171224A1 (ja) * | 2022-03-08 | 2023-09-14 | アルプスアルパイン株式会社 | 多方向入力装置 |
-
2017
- 2017-09-12 JP JP2017174998A patent/JP2019053817A/ja active Pending
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WO2023171224A1 (ja) * | 2022-03-08 | 2023-09-14 | アルプスアルパイン株式会社 | 多方向入力装置 |
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