JP2019053225A - 制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】表示する画像データの描画座標を、表示装置のドットの位置に合わせることを課題とする。【解決手段】編集画面制御モジュールは、OSに描画命令を入力すべき描画イベントが発生した場合に、描画イベントに対応する第1描画座標を取得する。編集画面制御モジュールは、取得した第1描画座標X1=3を、第2描画座標X2=3.5にずらす調整を行う。この第2描画座標として、表示処理を実行した場合に、補助線画像85Dの1つの画素データによって、LCDの表示画面を構成する複数のディスプレイ画素のうち、1つのドットが制御される描画座標を設定する。【選択図】図6

Description

本発明は、描画を行う制御プログラムに関する。
下記特許文献には、ラベルプリンタに接続された操作端末によって、ラベルを作成する技術について記載されている。操作端末は、操作者による操作入力に応じて印字オブジェクトを含むテンプレートを作成する。
特開2014−71584号公報
ところで、上記したラベル用のテンプレートの作成において、例えば、操作端末のディスプレイ上に直線を表示する際、表示する位置を表す描画座標と、ディスプレイのドットの位置の対応関係に起因して、表示上の不具合が発生する場合がある。例えば、同じ画像データに基づいて表示される画像のサイズが、表示される座標によって異なるサイズとなってしまう虞がある。そこで、表示する画像データの描画座標を、表示装置のドットの位置に合わせることを課題とする。
上記課題を解決するために、実施例に開示する制御プログラムは、ディスプレイと、メモリとを備え、オペレーティングシステムがインストールされた情報処理装置のコンピュータが読み取り可能な制御プログラムであって、前記ディスプレイは、複数のディスプレイ画素から構成されており、前記オペレーティングシステムは、描画タイプを示すタイプ情報と、前記描画タイプが示す描画を行う対象である描画座標を示す座標情報と、を含む描画命令を前記情報処理装置にインストールされたプログラムから入力された場合に、前記メモリに確保された描画領域に、入力された前記描画命令に従ってラスター画像データを描画することが可能であり、前記ラスター画像データは、複数の画素データから構成される画像データであり、前記画素データは、画素単位の画像データであり、前記オペレーティングシステムは、前記ディスプレイ画素を前記描画領域に描画された前記ラスター画像データに基づいて制御することで、前記描画領域に描画された前記ラスター画像データが示す画像を前記ディスプレイに表示させる表示処理を実行することが可能であり、前記制御プログラムは、前記コンピュータを、前記オペレーティングシステムに前記描画命令を入力すべき描画イベントが発生した場合に、前記描画イベントに対応する第1描画座標を取得する取得手段として機能させ、前記第1描画座標は、前記描画イベントに対応する第1タイプ情報と前記第1描画座標とを含む第1描画命令に従って描画された前記ラスター画像データを対象にして前記オペレーティングシステムが前記表示処理を実行した場合には、前記ラスター画像データを構成する前記複数の画素データのうちの前記第1描画命令に対応する第1部分画素データによって、前記ディスプレイを構成する前記複数のディスプレイ画素のうち、第1数よりも多い第2数のディスプレイ画素が制御される描画座標であり、前記コンピュータを、前記取得手段が取得した前記第1描画座標を、第2描画座標に調整する調整手段として機能させ、前記第2描画座標は、前記第1タイプ情報と前記第2描画座標とを含む第2描画命令に従って描画された前記ラスター画像データを対象にして前記オペレーティングシステムが前記表示処理を実行した場合には、前記ラスター画像データを構成する前記複数の画素データのうちの前記第2描画命令に対応する第2部分画素データによって、前記ディスプレイを構成する前記複数のディスプレイ画素のうち、前記第1数のディスプレイ画素が制御される描画座標であり、前記コンピュータを、前記調整手段が前記第1描画座標を前記第2描画座標に調整した後に、前記第2描画命令を前記オペレーティングシステムに入力する入力手段と、して機能させることを特徴とする。
実施例に開示する制御プログラムでは、調整手段は、第1描画座標を第2描画座標に調整することによって、第1数より多い第2数のディスプレイ画素が制御されないように調整する。これにより、表示する画像データの第1描画座標を、表示装置のドットの位置に合わせた第2描画座標にすることができる。
プリンタシステム1のブロック図である。 各プログラムやデバイスの関係を概念的に示すブロック図である。 LCD16に表示したラベルの編集画面61を示す図である。 補助線を表示する描画処理のフローチャートである。 デバイスコンテキスト35の描画領域81と、高解像度の表示画面82と、低解像度の表示画面83における描画座標、ドットの位置関係、表示画像の状態を示す図である。 描画座標を変換した場合の補助線画像85の状態を示す図である。 第1描画座標X1=3.5、幅W=1の描画例を示す図である。 第1描画座標X1=3、幅W=3の描画例を示す図である。 ビットマップフォントの描画座標を変換する描画例を示す図である。
<プリンタシステムの構成>
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。例えば、後述する各処理の実行順序は、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更できる。
図1は、本実施形態に係るプリンタシステム1のブロック図である。図1に示すプリンタシステム1は、PC10、プリンタ50、無線プリンタ51を備える。PC10は、CPU(コンピュータの一例)12、メモリ14、ディスプレイI/F(インタフェースの略)15、LCD(ディスプレイの一例)16、入力I/F(ユーザインタフェースの一例)18、ネットワークI/F20を主に備えている。これらの構成要素は、バス22を介して互いに通信可能とされている。
PC10及びプリンタ50は、ネットワークI/F20及びネットワーク56を通じて有線により通信可能となっている。有線としては、例えば、LANケーブルを採用することができる。なお、有線は、LANケーブルに限らず、USBケーブル等でもよい。また、PC10及び無線プリンタ51は、ネットワークI/F20及びネットワーク56を通じて無線通信が可能となっている。無線通信の方式としては、例えば、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)の規格を採用できる。また、ネットワーク56は、例えば、LAN(有線LAN、無線LANを含む)、あるいはWAN(インターネットを含む)でも良い。
プリンタ50,51は、例えば、ラベルプリンタであり、PC10との間で各種の情報や指示信号を送受信し、PC10による制御に基づいて、所望のテキストや画像等を印字したラベルを作成する。プリンタ50,51は、例えば、ラミネートフィルム等の長尺状のテープにテキスト等を印刷してラベルを作成する。
CPU12は、メモリ14内のアプリケーションプログラム26(制御プログラムの一例)、OS32に従って処理を実行する。アプリケーションプログラム26は、画像を編集し、編集した画像をプリンタ50,51によってラベルを作成するためのプログラムである。アプリケーションプログラム26は、処理モジュールとして、編集画面制御モジュール27、画像データ作成モジュール28、デバイス制御モジュール29を備えている。尚、アプリケーションプログラム26を、上記したように複数のプログラムの集合体で構成せず、単一のプログラムで構成しても良い。また、アプリケーションプログラム26は、編集した画像を、ラベルに印刷させるプログラムに限定されない。例えば、アプリケーションプログラム26は、編集した画像を、A4紙やA3紙に印刷するよう、ページプリンタに指示するプログラムでも良い。また、アプリケーションプログラム26は、編集した画像を、金属、ガラス、あるいは木材の表面に再現するよう、加工機器に指示するプログラムでも良い。レーザーマーカは、加工機器の一例である。また、アプリケーションプログラム26は、編集した画像を、立体で再現するよう、3Dプリンタや工作機器に指示するプログラムでも良い。
OS32は、アプリケーションプログラム26に利用される基本的な機能を提供するプログラムである。OS32は、例えば、Windows(登録商標)、MacOS(登録商標)、Linux(登録商標)、Android(登録商標)、iOS(登録商標)等のオペレーティングシステムである。なお、以下の説明では、アプリケーションプログラム26等を実行するCPU12のことを、単にプログラム名でも記載する場合がある。例えば、「アプリケーションプログラム26が」という記載は、「アプリケーションプログラム26を実行するCPU12が」ということを意味する場合がある。
図2は、各プログラムやデバイスの関係を概念的に示している。編集画面制御モジュール27は、例えば、ラベルの作成やラベルの編集を行うための編集画面をLCD16に表示するプログラムである。編集画面制御モジュール27は、例えば、OS32が提供するAPIによりOS32へ表示指示を実行し、OS32の表示プログラムを利用して表示処理を実行する。OS32は、編集画面制御モジュール27からの指示に応じてディスプレイI/F15を制御し、LCD16への表示を行う。編集画面制御モジュール27は、編集対象のラベルを示すオブジェクトを編集画面に表示するための画像を示す画像データの作成を画像データ作成モジュール28に指示し、画像データ作成モジュール28が作成した画像データを画像データ作成モジュール28から受け取り、受け取った画像データに基づく画像をLCD16へ表示させる。ここでいうオブジェクトとは、ラベルを構成するテキスト、図形(直線や四角形など)、画像などである。編集画面制御モジュール27は、オブジェクトを編集する入力操作を入力I/F18から受付けたとき、編集されたオブジェクトを編集画面に表示するための画像を示す画像データの作成を画像データ作成モジュール28に指示する。オブジェクトの追加、削除、サイズ変更、移動、テキストの変更、色の変更などが、オブジェクトの編集の一例である。編集画面制御モジュール27は、編集画面で編集されたラベルをプリンタから印刷するための画像を示す画像データの作成を画像データ作成モジュール28に指示し、画像データ作成モジュール28が作成した画像データを画像データ作成モジュール28から受け取り、受け取った画像データと印刷指示とをデバイス制御モジュール29に受け渡すことで、プリンタ50又は無線プリンタ51からラベルを印刷させる。なお、編集画面制御モジュール27は、画像データ作成モジュール28から受け取った画像データと印刷指示とをOS32が備える汎用印刷モジュール17に受け渡すことで、無線プリンタ51からラベルを印刷させる。MacOSが備えるAirPrint(登録商標)モジュールは、汎用印刷モジュール17の一例であり、編集画面制御モジュール27から受け取った画像データの印刷指示を、ネットワークI/F20を介してプリンタ50,51を含む、汎用印刷モジュール17に対応するプリンタに送信する。
画像データ作成モジュール28は、ラベルを作成するための画像データの作成や編集を行うためのライブラリを備えており、画像データの作成、編集等を実行するプログラムである。画像データ作成モジュール28は、編集画面制御モジュール27からの指示に応じて、LCD16にラベルを示す画像を表示するための画像データや、ラベルを示す画像をプリンタ50,51で印刷するための画像データを作成する。
デバイス制御モジュール29は、ネットワークI/F20を介してプリンタ50に印刷を実行させるためのプログラムである。デバイス制御モジュール29は、例えば、ラベルをプリンタから印刷するための画像を示す画像データと印刷指示とを編集画面制御モジュール27から受け取り、受け取った印刷指示に従って、画像データを、印刷に用いられる画像データである印刷データに変換し、変換した印刷データを、プリンタ50または無線プリンタ51に送信することで、ラベルを示す画像をプリンタ50または無線プリンタ51に印刷させる。なお、デバイス制御モジュール29は、OS32に指示することで、ネットワークI/F20を介して印刷データを送信する。
また、メモリ14は、データ記憶領域34を備える。データ記憶領域34は、アプリケーションプログラム26等の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。なお、メモリ14は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、HDD、PC10に着脱されるUSBメモリ等の可搬記憶媒体、CPU12が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。
また、図1に示すメモリ14は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
また、メモリ14は、デバイスコンテキスト35を備える。デバイスコンテキスト35は、OS32がメモリ14に確保する領域であり、描画のための記憶領域である。OS32は、例えば、編集画面制御モジュール27からの要求に応じてデバイスコンテキスト35を確保してもよい。デバイスコンテキスト35は、画像データ作成モジュール28によるオブジェクトの描画に用いられる描画領域を備える。また、デバイスコンテキスト35は、描画領域の他に、描画する直線の太さなどの描画に係わる設定情報(タイプ情報の一例)を記憶する記憶領域を備える。画像データ作成モジュール28は、OS32が確保したデバイスコンテキスト35の描画領域の編集や、設定情報の変更等を可能にする権限をOS32から取得する。画像データ作成モジュール28は、権限を取得した後、例えば、OS32が提供するAPIを利用してデバイスコンテキスト35の描画領域にオブジェクトのラスター画像データを描画する。尚、本願における「描画」とは、ラスター画像データをデバイスコンテキスト35に記憶させることをいう場合がある。また、ラスター画像データは、複数の画素データから構成される画像データである。画素データは、画素単位の画像データである。画素とは、画像データの単位であり、例えば、画像データの最小単位である。
OS32は、デバイスコンテキスト35に描画されたラスター画像データや設定情報に基づいて、LCD16への表示処理を実行する。OS32は、描画領域に描画されたラスター画像データに基づいてLCD16のドットを制御することで、ラスター画像データが示す画像をLCD16に表示させる表示処理を実行する。
LCD16は、PC10の各種情報を表示する。LCD16は、ディスプレイI/F15を介してバス22に接続されている。LCD16は、ディスプレイI/F15を介して表示データを取得する。LCD16は、後述する複数のドット(ディスプレイ画素の一例)によって表示画面を構成されている。尚、本願のディスプレイは、液晶ディスプレイに限らず、有機ELディスプレイ等の他の表示方式のディスプレイでも良い。
入力I/F18は、キーボード、マウス等を含み、ユーザ操作を入力するためのインタフェースである。尚、入力I/F18は、キーボード等に限らず、LCD16の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサでも良い。
<補助線の表示作動について>
次に、ラベルの編集画面に補助線を表示する場合におけるアプリケーションプログラム26の作動について説明する。図3は、LCD16に表示したラベルの編集画面61の一例を示している。図3に示すように、編集画面61には、ラベルの編集を行うための編集領域63が表示されている。編集領域63は、例えば、作成するラベルの長さ方向に延びる長方形状をなしている。
編集領域63には、一例として、「新規ラベル」のテキストを入力したテキストオブジェクト65が表示されている。テキストオブジェクト65を囲む枠は、テキストオブジェクト65の位置を示すオブジェクト枠66である。オブジェクト枠66は、設定によって表示、非表示を選択可能となっている。また、編集領域63には、ラベル用画像67が表示されている。ラベル用画像67は、ラベルに印刷する写真やロゴなどの画像である。
また、編集領域63には、グリッド線68が表示されている。グリッド線68は、長方形状の編集領域63を正方形のマス目で区画するようにマトリックス状に表示されている。また、編集画面61には、編集領域63の上下方向の中央の位置と、左右方向の中央の位置とを示すガイド線69が表示されている。また、編集領域63の上部と、左側には、ルーラ71が表示されている。上部のルーラ71には、左端を基点とした目盛りが表示されている。左側のルーラ71には、上端を基点とした目盛りが表示されている。ルーラ71の目盛りは、数字や直線を用いて表示されている。ルーラ71の目盛りに用いられる直線は、上下方向に沿った複数の直線であり、例えば、左右方向において所定の間隔で配置され、且つ互いに同一の太さで表示されている。また、編集領域63には、入力I/F18のマウスの位置を示すアイコン73が表示されている。上部のルーラ71には、このアイコン73の位置を示す、あるいはアイコン73で選択されたオブジェクトの位置を示す表示線75が表示されている。表示線75は、アイコン73の左右方向への移動に合わせて、上部のルーラ71に沿って左右方向へ移動する。
上記したオブジェクト枠66に用いる直線、グリッド線68、ガイド線69、ルーラ71の目盛りに用いる直線、表示線75は、ラベルの編集作業において、編集作業の補助となる補助線である。本実施形態のアプリケーションプログラム26は、これらの補助線の表示処理において、表示位置の調整を実行する。
図4は、補助線を表示する描画処理のフローチャートの一例を示している。なお、本明細書のフローチャートなどは、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU12の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」「取得」、「受付」、「制御」「設定」、「算出」等の処理は、CPU12の処理を表している。CPU12による処理は、OS32を介したハードウェア制御も含む。なお、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、CPU12が要求することなくデータを受信するという処理も、「CPU12がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。また、「命令」「応答」「要求」等の処理は、「命令」「応答」「要求」等を示す情報を通信することにより行われる。また、「命令」「応答」「要求」等の文言を、「命令」「応答」「要求」等を示す情報そのものという意味で記載してもよい。
図4に示す描画処理は、例えば、編集画面制御モジュール27によって実行される。まず、図4のS11において、編集画面制御モジュール27は、編集画面61に画像を表示する描画イベントが発生したか否かを判断する。具体的には、イベント情報を出力すべき状況、例えば、入力I/F18を介した操作入力によってオブジェクトがクリックされた、オブジェクトが移動された、編集画面全体が移動された、などを検知したOS32は、イベント情報を出力する。編集画面制御モジュール27は、OS32が出力したイベント情報を受付けるようプログラミングされている。具体的には、編集画面制御モジュール27は、S11で、OS32が出力したイベント情報を受付けたか否かを判断し、かつ、イベント情報に基づいて、発生したイベントが描画イベントであるか否かを判断している。
即ち、編集画面制御モジュール27が、入力I/F18を介した操作入力により、編集画面61の表示を変更する指示を受け付けるとは、編集画面61を対象とした操作入力を示すイベント情報を編集画面制御モジュール27が受付けることである。編集画面を対象とした操作入力とは、テキストの入力に伴うテキストオブジェクト65の表示変更、非表示状態のグリッド線68を表示状態に変更する表示変更、表示線75の位置の変更する表示変更などを指示する操作入力である。従って、編集画面制御モジュール27は、起動時の処理や、起動後の処理において、描画イベントが発生したか否かを判断している。
描画イベントには、編集画面制御モジュール27の起動時に発生する起動イベントが含まれる。また、描画イベントには、複数の種類が存在する。なお、編集画面制御モジュール27は、イベント情報だけでなく、イベント情報に含まれる操作入力がされた位置などを示す情報と、編集画面制御モジュール27のステータス情報との比較も加味して、どのイベントが発生しているかを判断してもよい。ステータス情報とは、編集画面制御モジュール27が随時更新している、LCD16に表示している各オブジェクトの位置やサイズを示す情報を含んでよい。なお、本実施例では、便宜上、起動イベントも、複数種類存在する描画イベントも「描画イベント」としてまとめて説明するものとする。
編集画面制御モジュール27には、起動イベントおよび、複数の描画イベントそれぞれに対して、どの描画処理を実行するのか予め対応付けてプログラミングされている。起動イベントには、補助線の一種である、ルーラ71を示す縦直線を描画する描画処理が複数対応付けられている。描画イベントには、発生した場合に補助線の描画処理が実行されるイベントと、実行されないイベントとがある。また、1つの描画イベントに、補助線の描画処理が複数と、補助線以外の描画処理(非補助線の描画処理とも記載する)が複数と、を対応付けている場合もある。
例えば、編集画面制御モジュール27は、発生した描画イベントに、テキストオブジェクト65の画像の描画のみが対応付けられている場合やラベル用画像67の描画のみが対応付けられている場合、補助線の描画処理を実行しない。一方で、編集画面制御モジュール27は、発生した描画イベントに、ガイド線69の描画が対応付けられている場合に、ガイド線69を示す縦直線の描画処理と、同じくガイド線69を示す横直線の描画処理とを実行する。
なお、本実施例では、便宜上、図4において、S13〜S17に示される描画処理を1回だけ説明するが、S11で発生したと判断された描画イベントに複数の描画処理が対応している場合、S13〜S17の処理が、対応する描画処理の数だけ、繰り返されることになる。例えば、起動イベントの場合、ルーラ71を示す複数の補助線それぞれについて、S17にて初期描画座標を取得して変換し、S15にて、変換後の描画座標への縦直線の描画を実行する。S17にて取得する初期描画座標は、複数の補助線それぞれについて異なる座標である。
編集画面制御モジュール27は、描画処理が発生したと判断すると(S11:YES)、描画する画像が補助線であるか否かを判断する(S13)。例えば、編集画面制御モジュール27は、S11で発生したと判断されたイベントに対応付けられた描画処理が、補助線の描画処理であるか否かを判断する。編集画面制御モジュール27は、描画する画像が補助線でないと判断すると(S13:NO)、指示された画像の描画を実行する(S15)。例えば、編集画面制御モジュール27は、S13において描画する画像がテキストオブジェクト65の画像やラベル用画像67である場合(S13:NO)、後述するS17の変換処理を実行せず、S15において指示された描画を実行する。
編集画面制御モジュール27は、例えば、命令を受け付けた画像の描画を、画像データ作成モジュール28(図1参照)へ指示する。画像データ作成モジュール28は、API等を利用してデバイスコンテキスト35の描画領域に、指示された画像を描画するようにOS32へ命令する。画像データ作成モジュール28は、デバイスコンテキスト35への描画を完了させると、編集画面61へ表示する画像の準備が完了した旨を編集画面制御モジュール27へ通知する。編集画面制御モジュール27は、デバイスコンテキスト35の描画領域に描画したラスター画像データが示す画像を、LCD16へ表示させる指示をOS32に行う。OS32は、デバイスコンテキスト35のラスター画像データに基づいてLCD16のドットを制御する。これにより、編集画面61には、新たなテキストや画像が表示される。
一方で、編集画面制御モジュール27は、S13において、描画する画像が補助線であると判断すると(S13:YES)、補助線の初期描画座標を取得し、取得した初期描画座標の変換を実行する(S17)。ここで、編集画面61に上記した補助線を表示する際、デバイスコンテキスト35に補助線を描画する位置を示す描画座標と、LCD16のドットの位置の対応関係に起因して、表示上の不具合が発生する場合がある。図5は、描画座標、ドットの位置関係と、表示される画像の状態を示している。また、図5は、描画イベントにともなって命令を受け付けた補助線の画像(以下、補助線画像という)85を、初期描画座標に基づいてデバイスコンテキスト35の描画領域81に描画した状態を示している。描画領域81に示すXY座標は、描画領域における位置を示す描画座標である。この描画座標は、実際に描画されるものではなく、説明の便宜上、図5に図示している。また、図5は、一例として、8×8の描画座標を示している。
例えば、補助線画像85の描画イベントとして、X=3の描画座標に、幅W=1の直線を引く命令(タイプ情報の一例)を受け付けた場合について説明する。なお、描画イベントで命令を受け付けた初期描画座標を、第1描画座標と称して説明する。また、幅Wは、描画座標のX方向における1目盛りの大きさに対応しており、後述する低解像度のLCD16の表示画面83の1ドットの幅W2に対応している。1ドットとは、例えば、LCD16の1ピクセルであり、表示デバイスであるLCD16で表現できる最小単位である。
例えば、アプリケーションプログラム26の起動時に編集画面61を表示するイベントが発生すると、編集画面制御モジュール27は、起動プログラムから編集画面61に直線を描画する命令を受け付ける。編集画面制御モジュール27は、例えば、描画イベントの発生にともなって、ルーラ71を示す1ドットの幅Wの縦直線、あるいは最小の細さの縦直線を引く命令を受け付ける。編集画面制御モジュール27は、この命令に対応する第1描画座標を取得する。例えば、編集画面制御モジュール27は、ルーラ71(図3参照)の線を引くための第1描画座標の初期値を取得し、メモリ14のデータ記憶領域34内に一時的に記憶する。
図5の描画領域81に示すように、仮に、第1描画座標の変換を実行しなかった場合、補助線画像85は、X=3の描画座標を中心として、幅W=1で描画される。図5には、このX=3の描画座標に描画された補助線画像85を、高解像度のLCD16の表示画面82に表示した状態と、低解像度のLCD16の表示画面83に表示した状態とを示している。表示画面82,83のマス目は、ドットの1つ1つを示している。高解像度の表示画面82は、例えば、低解像度の表示画面83に比べて2倍のドット数を有する。例えば、描画座標の1目盛りの大きさは、低解像度の表示画面83の1ドットの幅W2(1画素幅)と同一となっている。換言すれば、高解像度の表示画面82の1ドットの幅W1は、描画座標の1目盛りの大きさの半分となっている。
例えば、図5に示すように、OS32の種類によっては、描画領域81における描画座標の整数の位置と、表示画面82,83の隣り合う2つのドットの境界線、即ち、ドットの位置を示す物理座標の整数の位置とを同じ位置に設定するものがある。この場合、X=3の描画座標に幅W=1の直線を描画すると、物理座標のX=3、即ち、ドットの境界線を中心として幅W=1の直線が描画される。
表示画面82に示すように、高解像度のLCD16であれば、物理座標のX=3を中心として、X=2.5〜X=3.5の間において、Y方向に沿った補助線画像85Aを描画することができる。物理座標のX=2.5〜3.5のドットは、補助線画像85Aを表示する状態となる。また、物理座標のX=2〜2.5、3.5〜4のドットは、補助線画像85Aを表示しない状態となる。即ち、描画領域81に描画した補助線画像85を、そのままの位置で表示できる。
一方、低解像度のLCD16では、物理座標のX=2.5〜3などの高解像度に対応するドットが存在しない。このため、補助線画像85は、物理座標のX=2〜4の2つのドットに跨がる位置となる。補助線画像85のX方向における両端部は、表示画面83におけるドットのX方向における中心位置となる。換言すれば、ドット数が少ないため、補助線画像85をそのまま表示できるドットが存在しない。そこで、OS32は、例えば、幅W=1の補助線画像85を、幅W=2に広げた補助線画像85Bとして、表示画面83に表示する補正処理を行う。また、OS32は、指示された幅Wに比べて補助線画像85を太くする補正処理を実行したため、補助線画像85Bの色の濃さを、描画イベントで設定された補助線画像85の色の濃さに比べ薄くする補正処理を実行する(図5のドット参照)。しかしながら、このような補正処理がOS32によって実行されると、描画イベントに対応する第1描画座標の位置、即ち、表示する位置によって補助線の太さや色が変更され、補助線の表示に統一感がなくなる虞がある。
そこで、本実施形態の編集画面制御モジュール27は、描画する画像が補助線であると判断すると(図4のS13:YES)、描画イベントに対応する第1描画座標を変換する処理を実行する(S17)。編集画面制御モジュール27は、第1描画座標のX方向における位置をX1、X方向における補助線の幅をW、小数点以下を切り捨てる関数をfloor()、変換後の描画座標(以下、第2描画座標という)のX方向における位置をX2とした場合に、次式(1)により変換後の第2描画座標X2を算出する。
X2=floor(X1)+W/2・・・・・(1)
図6は、描画座標を変換した場合の補助線画像85の状態を示している。例えば、補助線画像85の変換前の第1描画座標X1=3、幅がW=1とした場合、変換後の第2描画座標X2は、3.5(=floor(3)+1/2)となる。その結果、図6に示すように、変換後の補助線画像85Dは、X方向において+0.5だけ移動し、X=3.5をX方向の中心として、幅W=1で描画される。換言すれば、補助線画像85Dは、低解像度の表示画面83(図5参照)における1ドットの幅W2の半分だけ、X座標のプラス方向へ移動する。X=3.5をX方向の中心としたことで、補助線画像85Dは、描画座標のX=3〜4の間に収まって描画される。即ち、低解像度の表示画面83(図5参照)において、物理座標のX=3〜4の間のドットによって表示することが可能となる。OS32は、上記した補助線画像85の幅や色の補正が不要となる。
編集画面制御モジュール27は、図4のS17において第1描画座標の変換を実行すると、変換後の第2描画座標X2を設定した補助線画像85の描画命令(第2描画命令の一例)を、画像データ作成モジュール28に対して指示する(S15)。画像データ作成モジュール28は、補助線画像85Dのラスター画像データをデバイスコンテキスト35に描画する命令をOS32に行う。OS32は、デバイスコンテキスト35に描画したラスター画像データに基づいてLCD16のドットを制御することで、デバイスコンテキスト35に描画されたラスター画像データの画像、即ち、補助線画像85DをLCD16表示させる。これにより、図6に示す補助線画像85Dが、LCD16に表示される。
また、本実施形態の編集画面制御モジュール27は、補助線の描画に対して、一律にS17の変換処理を実行する。図7は、別の描画例を示しており、補助線画像85の変換前の第1描画座標X1=3.5、幅W=1の場合を示している。この場合、図7に示すように、変換前の補助線画像85は、描画座標のX=3.5を中心として、X=3〜4の間に収まっている。このため、描画座標の変換は必要ない。しかしながら、変換後の第2描画座標X2も、3.5(=floor(3.5)+1/2)となる。即ち、仮にS17の変換処理を実行したとしても、第1描画座標と第2描画座標のX座標の位置は同一となる。これにより、第1描画座標の変換の必要性を判断することなく、一律にS17を実行することで、補助線の描画処理を高速に実行することが可能となる。
尚、編集画面制御モジュール27は、補助線の全てについてS17の変換処理を一律に実行しなくとも良い。例えば、編集画面制御モジュール27は、描画イベントの発生にともなって命令を受け付けた補助線の第1描画座標を判断し、変換処理の要否を決定しても良い。即ち、第1描画座標と、ドットの位置がずれている場合のみ調整処理を実行しても良い。例えば、編集画面制御モジュール27は、描画座標がX=3.5を中心とした直線など、整数座標の中間、即ち、低解像度の表示画面83(図5参照)のドットの中心に沿った直線である場合、S17の変換処理を実行しなくとも良い。この場合、図7に示すような変換処理が必要ない補助線画像85については、S17の変換処理を実行せずに、描画処理(S15)を実行できる。
また、図8は、別の描画例を示しており、補助線画像85の変換前の第1描画座標X1=3、幅W=3の場合を示している。この場合、変換後の第2描画座標X2は、4.5(=floor(3)+3/2)となる。従って、図8に示すように、変換後の補助線画像85Dは、X方向において+1.5だけ移動し、X=4.5をX方向の中心として、幅W=3で描画される。X=4.5をX方向の中心としたことで、補助線画像85Dは、描画座標のX=3〜6の間に収まって描画される。即ち、低解像度の表示画面83(図5参照)において、物理座標のX=3〜6の間のドットによって表示することが可能となる。
<ビットマップフォントの表示作動について>
上記した例では、X方向における描画座標の変換処理について説明したが、Y方向における描画座標についても、同様の変換処理を実行することができる。以下の説明では、X方向及びY方向の2方向において、描画座標の変換処理を行う一例として、ビットマップフォントの描画座標の変換について説明する。ビットマップフォントとは、例えば、所定サイズの格子内に配置されたドットの集合として、文字の形状を保持するフォントのデータ形式である。
図9は、ビットマップフォントの描画座標を変換する描画例を示している。図9には、ビットマップフォントの画像の一例として、「T」の文字のフォント画像89が図示されている。フォント画像89は、2つの直線で構成されている。即ち、フォント画像89には、X方向に沿った直線画像89Aと、Y方向に沿った直線画像89Bが含まれている。このため、編集画面制御モジュール27は、例えば、2つの直線画像89A,89Bの各々について、順番に描画座標を変換することで、X,Yの2方向の変換処理を実行する。
直線画像89AのX方向における第1描画座標X1は、X1=4となっている。X方向における幅Wxは、Wx=1となっている。また、直線画像89AのY方向の下端は、Y=2.5の位置となっている。また、直線画像89BのY方向における第1描画座標Y1は、Y1=5となっている。Y方向における幅Wyは、Wy=1となっている。また、直線画像89BのX方向の左端は、X=2.5となっている。
まず、編集画面制御モジュール27は、例えば、X方向において変換処理を実行し、第2描画座標X2として、X=4.5(=floor(4)+1/2)を設定する。編集画面制御モジュール27は、直線画像89A,89Bを含むフォント画像89の全体を、X方向において+0.5だけ移動させる。変換後の直線画像89Aは、第2描画座標X2=4.5を中心として、X方向における幅Wx=1で描画され、X=4〜5の間に収まっている。また、変換後の直線画像89Bの左端は、X=3となっている。
次に、編集画面制御モジュール27は、Y方向において変換処理を実行し、第2描画座標Y2として、Y2=5.5(=floor(5)+1/2)を設定する。編集画面制御モジュール27は、直線画像89A,89Bを含むフォント画像89の全体を、Y方向において+0.5だけ移動させる。変換後の直線画像89Bは、第2描画座標Y2=5.5を中心として、Y方向における幅Wy=1で描画され、Y=5〜6の間に収まっている。また、変換後の直線画像89Aの下端は、Y=3となっている。このように、編集画面制御モジュール27は、X方向と同様にY方向においても描画座標の変換処理を実行することで、フォント画像89の描画座標を、LCD16のドットの位置に一致させることが可能となる。
尚、X方向及びY方向の2方向において描画座標を変換する対象の画像は、ビットマップフォントに限らない。例えば、図3に示すオブジェクト枠66のように4つの直線を用いた四角枠状の画像でもよい。この場合、オブジェクト枠66の各辺の描画において、上記した変換処理を適用することで、描画座標とドットの位置を一致させることができる。また、補助線や「T」のビットマップフォントのように直線のみで構成される画像に限らず、その一部に直線を含む画像について、上記した変換処理を実行しても良い。
因みに、PC10は、情報処理装置の一例である。LCD16は、ディスプレイの一例である。アプリケーションプログラム26は、制御プログラムの一例である。編集画面制御モジュール27は、取得手段、調整手段、入力手段、判断手段の一例である。X方向は、第1方向の一例である。Y方向は、第2方向の一例である。幅W2は、1画素幅の一例である。
上記した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態の編集画面制御モジュール27は、第1描画座標X1=3を、第2描画座標X2=3.5に調整する。第2描画座標は、調整後の第2描画命令に従って描画されたラスター画像データを対象にしてOS32が表示処理を実行した場合には、ラスター画像データを構成する複数の画素データのうちの第2描画命令に対応する補助線画像85Dの画素データ(第2部分画素データの一例)によって、LCD16を構成する複数のディスプレイ画素のうち、第1数(1つ)のドットが制御される描画座標である。即ち、編集画面制御モジュール27は、第1数(1)より多い第2数(2つ)のドットが制御されないように調整する。これにより、表示する画像データの第1描画座標を、LCD16のドットの位置に合わせた第2描画座標に調整し表示することができる。
<実施例の効果>
また、上記した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
編集画面制御モジュール27は、X方向に並ぶ2つのドットが、補助線画像85Dの画素データによって制御されないように、第1描画座標X1を第2描画座標X2に調整する。これにより、X方向に並ぶ2つのドットが、補助線画像85の1つの画素データによって制御されないように調整することができる。
また、図9に示すように、編集画面制御モジュール27は、X方向及びY方向における描画領域の調整が可能である。これにより、X方向に直交するY方向に延設される直線の画像データの第1描画座標を、LCD16のドットの位置に合わせることができる。
また、編集画面制御モジュール27は、図9に示すように、X方向に加え、Y方向で隣り合う2つのドットの一方をフォント画像89が含まないように、第1描画座標をずらした座標を第2描画座標として設定する。従って、第1描画座標を、X,Yの2方向においてLCD16のドットの位置に合わせることができる。
また、編集画面制御モジュール27は、Y方向に沿った複数の直線を示す画像を描画する描画イベントが発生した場合に、複数の直線の各々を対象に、描画座標に調整する。これにより、例えば、図3に示すルーラ71の目盛りのようにY方向に沿った複数の細い直線の各々について、第1描画座標を、LCD16のドットの位置に合わせることができる。
また、編集画面制御モジュール27は、図9に示すビットマップフォントのフォント画像89について、第1描画座標を、LCD16のドットの位置に合わせることができる。
また、編集画面制御モジュール27は、図4のS13において、描画する画像が補助線であると判断すると(S13:YES)、指示された画像を描画する描画座標の変換を実行する(S17)。従って、第1描画座標の調整が必要か否かを判断し、不要な調整処理の発生を抑制することができる。
デバイスコンテキスト35の描画領域は、表示画面82の1画素の大きさである幅W2(図5参照)に比べて小さい単位で第1描画座標を設定してラスター画像データの描画が可能である。このようなデバイスコンテキスト35において、第1描画座標をLCD16のドットの位置に合わせることは極めて有効である。
また、編集画面制御モジュール27段は、補助線画像85Dに含まれる1つの画素データによって、隣り合う2つのドットが制御される場合に、描画座標を調整しても良い。これにより、幅W2(幅W=1)の直線が2つのドットに跨がる場合のみ調整処理を実行することで、不要な調整処理の発生を抑制することができる。
編集画面制御モジュール27は、S17において、1ドットの幅W2の半分の大きさだけ、第1描画座標をずらす。これにより、第1描画座標をドットの位置に合わせる処理の処理内容の簡易化を図り、調整処理をより高速に実行できる。
編集画面制御モジュール27は、式(X2=floor(X1)+W/2)により第2描画座標を算出する。これにより、編集画面制御モジュール27は、調整後の第2描画座標X2を、上記した式を用いて適切に算出できる。
編集画面制御モジュール27は、補助線の画像を対象に描画座標を調整する。図3に示すルーラ71、ガイド線69、グリッド線68など、様々な補助線は、例えば、見栄えや編集作業を阻害しないように、同一の太さで、且つ細い線を採用される場合がある。従って、このような補助線に対して第1描画座標の調整作業を実行することで、補助線の太さを統一するなど、編集画面61を見易くすることができる。結果として、編集作業の効率を向上させることができる。
また、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、図4に示す描画処理を編集画面制御モジュール27が実行したがこれに限らない。例えば、図4に示す描画処理の一部、又は全部を、画像データ作成モジュール28等の他のプログラムにより実行しても良い。
また、上記実施形態における描画座標を変換する式(1)は、一例であり、適宜変更可能である。例えば、変換する式は、X2=floor(X1)−W/2でもよい。
また、編集画面制御モジュール27は、図4のS13において、描画する画像が補助線であるか否かを判断したが、例えば、描画する画像がビットマップフォントであるか否かを判断しても良い。
また、編集画面制御モジュール27は、S13の判断処理を実行せず、描画イベントの発生にともなって命令を受け付けた画像について、一律に描画座標を調整する処理を実行しても良い。
また、本願における制御プログラムは、編集画面制御モジュール27のみで構成されるプログラムでも良い。
また、上記実施形態では、CPU12によって描画処理が実行される例を説明したが、これに限らない。図4に示す描画処理を、CPU12に限らず、ASICや他の論理集積回路により実行しても良いし、CPU等やASIC、他の論理集積回路を協働させて実行しても良い。
上記実施形態では、デバイスコンテキスト35を、メモリの領域として記載したが、デバイスコンテキスト35は、所定の処理を実行するプログラムを備えても良い。例えば、デバイスコンテキスト35は、オブジェクト指向プログラミング言語におけるオブジェクト(クラス)でも良く、外部からの指示を受け付けるメソッドを備えても良い。
14 メモリ、16 LCD、26 アプリケーションプログラム、27 編集画面制御モジュール、32 OS、X1 第1描画座標、X2 第2描画座標、Y1 第1描画座標、Y2 第2描画座標。

Claims (12)

  1. ディスプレイと、メモリとを備え、オペレーティングシステムがインストールされた情報処理装置のコンピュータが読み取り可能な制御プログラムであって、前記ディスプレイは、複数のディスプレイ画素から構成されており、
    前記オペレーティングシステムは、描画タイプを示すタイプ情報と、前記描画タイプが示す描画を行う対象である描画座標を示す座標情報と、を含む描画命令を前記情報処理装置にインストールされたプログラムから入力された場合に、前記メモリに確保された描画領域に、入力された前記描画命令に従ってラスター画像データを描画することが可能であり、前記ラスター画像データは、複数の画素データから構成される画像データであり、前記画素データは、画素単位の画像データであり、
    前記オペレーティングシステムは、前記ディスプレイ画素を前記描画領域に描画された前記ラスター画像データに基づいて制御することで、前記描画領域に描画された前記ラスター画像データが示す画像を前記ディスプレイに表示させる表示処理を実行することが可能であり、
    前記制御プログラムは、
    前記コンピュータを、
    前記オペレーティングシステムに前記描画命令を入力すべき描画イベントが発生した場合に、
    前記描画イベントに対応する第1描画座標を取得する取得手段として機能させ、前記第1描画座標は、前記描画イベントに対応する第1タイプ情報と前記第1描画座標とを含む第1描画命令に従って描画された前記ラスター画像データを対象にして前記オペレーティングシステムが前記表示処理を実行した場合には、前記ラスター画像データを構成する前記複数の画素データのうちの前記第1描画命令に対応する第1部分画素データによって、前記ディスプレイを構成する前記複数のディスプレイ画素のうち、第1数よりも多い第2数のディスプレイ画素が制御される描画座標であり、
    前記コンピュータを、
    前記取得手段が取得した前記第1描画座標を、第2描画座標に調整する調整手段として機能させ、前記第2描画座標は、前記第1タイプ情報と前記第2描画座標とを含む第2描画命令に従って描画された前記ラスター画像データを対象にして前記オペレーティングシステムが前記表示処理を実行した場合には、前記ラスター画像データを構成する前記複数の画素データのうちの前記第2描画命令に対応する第2部分画素データによって、前記ディスプレイを構成する前記複数のディスプレイ画素のうち、前記第1数のディスプレイ画素が制御される描画座標であり、
    前記コンピュータを、
    前記調整手段が前記第1描画座標を前記第2描画座標に調整した後に、前記第2描画命令を前記オペレーティングシステムに入力する入力手段と、して機能させることを特徴とする制御プログラム。
  2. 前記調整手段は、
    前記ディスプレイにおいて第1方向に並ぶ前記第2数の前記ディスプレイ画素が、前記第2部分画素データによって制御されないように、前記第1描画座標を前記第2描画座標に調整することを特徴とする請求項1に記載の制御プログラム。
  3. 前記調整手段は、
    前記ラスター画像データが示す画像として、前記第1方向に直交する第2方向に延設される画像を描画する前記描画イベントが発生した場合に、前記第1描画座標を前記第1方向にずらして前記第2描画座標に調整することを特徴とする請求項2に記載の制御プログラム。
  4. 前記第1描画座標は、
    前記第1部分画素データによって、前記ディスプレイを構成する前記複数のディスプレイ画素のうち、前記第2方向に並ぶ第3数よりも多い第4数のディスプレイ画素が制御される描画座標であり、
    前記第2描画座標は、
    前記第2部分画素データによって、前記ディスプレイを構成する前記複数のディスプレイ画素のうち、前記第3数のディスプレイ画素が制御される描画座標であることを特徴とする請求項3に記載の制御プログラム。
  5. 前記調整手段は、
    前記ラスター画像データが示す画像として、前記第2方向に沿った複数の直線を示す画像を描画する前記描画イベントが発生した場合に、前記複数の直線の各々を対象に、前記第1描画座標を前記第2描画座標に調整することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の制御プログラム。
  6. 前記描画イベントは、
    前記ラスター画像データが示す画像として、描画するフォントサイズが定められたビットマップフォントを描画するイベントであることを特徴とする請求項1に記載の制御プログラム。
  7. 前記制御プログラムは、
    前記コンピュータを、
    前記第1描画座標を調整する必要があるか否かを判断する判断手段と、して機能させ、
    前記調整手段は、前記判断手段により前記第1描画座標を調整する必要があると判断された場合に、前記第1描画座標を前記第2描画座標に調整することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の制御プログラム。
  8. 前記描画領域は、
    前記ディスプレイ画素の1画素の大きさである1画素幅に比べて小さい単位で前記第1描画座標を設定した前記ラスター画像データの描画が可能であり、
    前記第1数は、1であり、
    前記第2数のディスプレイ画素は、前記ディスプレイを構成する前記複数のディスプレイ画素のうち、隣り合う2つの画素であることを特徴とする請求項7に記載の制御プログラム。
  9. 前記判断手段は、
    前記第2部分画素データに含まれる1つの前記画素データによって、隣り合う2つの前記ディスプレイ画素が制御される場合に、前記第1描画座標を前記第2描画座標に調整することを特徴とする請求項8に記載の制御プログラム。
  10. 前記調整手段は、
    前記1画素幅の半分の大きさだけ、前記第1描画座標をずらすことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の制御プログラム。
  11. 前記ディスプレイは、
    第1方向と、前記第1方向に直交する第2方向に沿って前記複数のディスプレイ画素が配置され、
    前記調整手段は、
    前記ラスター画像データが示す画像として、前記第2方向に沿った直線の画像を描画する前記描画イベントが発生した場合に、
    前記直線の前記第1方向における前記第1描画座標をX1、
    前記直線の前記第1方向における幅をW、
    小数点以下を切り捨てる関数をfloor()、
    前記直線の前記第1方向における調整後の前記第2描画座標をX2とした場合に、次式、
    X2=floor(X1)+W/2
    により前記第2描画座標を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の制御プログラム。
  12. 前記情報処理装置は、
    ユーザインタフェースを備え、
    前記制御プログラムは、
    前記ユーザインタフェースの入力に応じて、前記ディスプレイに表示する画像を編集するプログラムであり、
    前記調整手段は、
    前記ラスター画像データが示す画像として、補助線の画像を描画する前記描画イベントが発生した場合に、前記第1描画座標を前記第2描画座標に調整し、前記補助線は、前記ディスプレイに表示する画像を編集する際に、編集作業の補助となる線であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の制御プログラム。
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