JP2019052879A - 球体運動状態測定システムとその測定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明に係る球体運動状態測定システムは、収容部品と、前記収容部品をカバーする蓋体とが設けられている球体と、前記球体の加速度を検出する加速度センサーと、前記球体の角速度を検出する角速度センサーと、を備えるセンシングモジュールと、前記センシングモジュールと電気的に接続して、前記センシングモジュールにより検出された球体の加速度及び角速度を無線発信する無線通信モジュールと、前記センシングモジュール及び前記無線通信モジュールと電気的に接続して電力を供給する、前記センシングモジュール及び前記無線通信モジュールと共に前記収容部品に設けられている電源供給器と、前記蓋体と前記収容部品との間に設けられており、前記電源供給器と電気的に接続して前記電源供給器に無線充電するための誘導コイルと、前記球体の所在位置の環境を示す環境パラメータを取得する、プロセッサーを有する電子装置と、を含む球体運動状態測定システムであって、前記電子装置では、前記無線通信モジュールから発信された球体の加速度及び角速度を無線受信すると、前記プロセッサーが、前記球体がユーザーに握られてから投げ出されるまでの期間で重力、前記ユーザーからの外力及び空気抵抗が作用する状態を示す第1の運動状態での前記球体の加速度及び角速度に基づいて、前記第1の運動状態での球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、第1の運動結果として取得し、前記プロセッサーは、球体が前記第1の運動状態での球速及び回転軸と、前記球体が前記ユーザーに投げ出されてから静止するまでの期間で重力、空気抵抗及び求心力が作用する状態を示す第2の運動状態での前記球体の加速度と、前記電子装置により取得された前記環境パラメータとに基づいて、前記第2の運動状態での球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、第2の運動結果として取得することを特徴とする。
(1)本発明の球体運動状態測定システムとその測定方法は、センシングモジュールにおける加速度センサーと角速度センサーとにより、球体の加速度及び角速度を検出して、電子装置のプロセッサーに発信して、プロセッサーにより、球体の球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出することができる。
(2)本発明の球体運動状態測定システムとその測定方法は、プロセッサーが、球体の加速度及び角速度に基づいて、球体が第1の運動状態での球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、球体の第1の運動結果として取得することができる。
(3)本発明の球体運動状態測定システムとその測定方法は、プロセッサーが、球体が、第1の運動状態での球速及び回転軸と、第2の運動状態での加速度と、環境パラメータとに基づいて、球体が第2の運動状態での球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、球体の第2の運動結果として取得することができる。
(4)本発明の球体運動状態測定システムにおいて、無線充電板と、球体を載置する凹面と、を有する無線充電ドックを更に含み、無線充電ドックの無線充電板により、球体における誘導コイルを電磁誘導して、誘導電流を発生して電源供給器を充電することができる。
(5)本発明の球体運動状態測定システムにおいて、誘導コイル及び電源供給器と電気的に接続するリレーは電源供給器の自動的に充電するスイッチとする。
(6)本発明の球体運動状態測定システムにおいて、収容部品を覆う緩衝構造により、構造誤差を解消し、且つ収容部品に収容されているセンシングモジュール、無線通信モジュール及び電源供給器に緩衝効果を提供する。これにより、センシングモジュール、無線通信モジュール及び電源供給器が球体の運動過程による損壊を避けることができる。
本発明に係る球体運動状態測定システムの第2の実施形態と第1の実施形態との相違する点は、第2の実施形態では、更に、リレー80(下記に説明する。)を含む点である。
本発明の第1の実施形態では、球体運動状態測定システム100は、収容部品12と蓋体50とが設けられている球体10と、センシングモジュール20と、無線通信モジュール30と、電源供給器40と、誘導コイル60と、を少なくとも備える。詳細に説明すると、球体10は、本体と、本体を覆う外皮と、を備える。本体に凹部16が設けられている。凹部16は、図4に示すように、本体の表面から本体の内部へ凹む凹部であり、又は図6に示すように、本体の一面から本体の他面に貫通する凹部(二つの蓋体50は、互いに反対する両面をそれぞれカバーする。)である。もちろん、凹部16はこれらに限定されない。ユーザは、必要によって、凹部16の形式及び態様を変更してもよい。本体の材質は、例えばコルク、ゴム、コルクとゴムの混合物、多数層巻きコットン糸、又はこれらの組合を採用するが、本発明はこれらに限定されない。
図4に示すように、収容部品12は、寸法が凹部16の寸法に対応し、例えば球体10の表面にある凹部16に置かれてもよい。蓋体50は、凹部16における収容部品12をカバーするものであり、その頂部が本体の表面と段差がないことが好ましい。センシングモジュール20は、加速度センサー22と、角速度センサー24と、を少なくとも備える。加速度センサー22は球体10の加速度を検出する。角速度センサー24は球体10の角速度を検出する。
無線通信モジュール30は、センシングモジュール20と電気的に接続し、センシングモジュール20により検出された球体10の加速度と角速度とを電子装置70に無線発信する。電子装置70は、球体10の所在位置の環境を示す環境パラメータを取得することができるプロセッサー72を有する。環境パラメータは、例えば球体10の所在位置の温度、標高、風力、風向及び濕度のうちの少なくとも一つである。電子装置70の球体10の所在位置の環境パラメータを取る方式は、例えば気象庁の電子装置70にインストールされるプログラム(例えば携帯電話にインストールされるアプリ)によって提供され、又は電子装置70に記憶したデータベースによって提供される。
電源供給器40は、センシングモジュール20及び無線通信モジュール30と電気的に接続して電力を供給する。センシングモジュール20、無線通信モジュール30及び電源供給器40は、収容部品12に設けられている。誘導コイル60は、例えば平面状に巻かれ、蓋体50の内側に設けられている。誘導コイル60は、蓋体50と収容部品12との間に設けられており、電源供給器40と電気的に接続して電源供給器40に無線充電する。誘導コイル60の電線の二つの接点は、コイルの環状中心から延びて電源供給器40と電気的に接続することが好ましい。これにより、全体の構造の設置が便利となる。
本実施態様では、凹部16と収容部品12とを同時に有するが、本発明の別の実施態様では、凹部16が収容部品12である。すなわち、凹部16に蓋体50を直接にカバーし、且つ上記の電子部品は凹部16に直接に設けられている。一方、本発明の更に別の実施態様では、蓋体50を省略してもよい。すなわち、凹部16は収容部品12であり、且つ収容部品12が球体10内に直接に設けられている。本発明では、球体運動状態測定システム100の全ての部品の全体の重心を球体10の幾何中心に合うように調整してもよい(例えば各部品の設置位置を調整し、又は錘を別に設ける。)。これにより、球体10の運動時の安定度を増加することができる。
図4に示すように、収容部品12に設けられている、センシングモジュール20、無線通信モジュール30及び電源供給器40は、収容部品12を覆う緩衝構造14により、緩衝効果を得ることができ、球体が運動過程であるときに、センシングモジュール20、無線通信モジュール30及び電源供給器40の損壊を避けることができる。本発明の別の実施態様では、緩衝構造14は、例えば収容部品12及び蓋体50の外囲いをコンフォーマルに包み、若しくは、収容部品12及び蓋体50の外囲いをコンフォーマルに貼り付ける。蓋体50を覆う緩衝構造14は、本体の表面と段差がないことが好ましい。
図5を参照する。図5は球体が無線充電板に置かれている状態を示す図である。図5に示すように、無線充電ドック90の凹面92に球体10を置き、誘導コイル60が無線充電板94と予定充電距離(予め定められた距離)dで離間する。これにより、電気が発生されて電源供給器40を充電する。予定充電距離dは、例えば10mmより小さく、6mmより小さいことが好ましい。
無線充電板94により、球体10における誘導コイル60が電磁誘導されて電流を発生して、電源供給器40を充電することができる。これにより、本発明に係る球体10は、電線と接続して充電する必要がない。球体10を充電しようとするとき、又は球体10における電源供給器40の電気が切れたときには、無線充電ドック90の凹面92に球体10を置くだけで、容易に充電可能であり、充電した後、再び球体10を利用することができる。
ユーザーが球体10に外力を加えて球体10が変位するが、球体10を投げ出さない(例えば球体10を握って変位させるなどの動作)場合には、球体10のこの期間の状態を第3の運動状態Zと定義する。第3の運動状態Zにあるときには、図8に示すように、球体が重力、ユーザーからの外力及び空気抵抗に作用される。
ステップS10において、球体運動状態測定システムを提供する。球体運動状態測定システムは、球体、センシングモジュール、無線通信モジュール、電源供給器、誘導コイル及び電子装置を備える。センシングモジュールは、加速度センサーと角速度センサーとを備える。
ステップS20において、球体に対して第1の運動ステップを行うことにより、球体がユーザーに握られてから投げ出されるまでの期間で重力、前記ユーザーからの外力及び空気抵抗に作用されて、第1の運動状態になる。
ステップS30において、第1のセンシングステップを行うことにより、センシングモジュールにおける加速度センサーと角速度センサーとは、球体が第1の運動状態での加速度と角速度とを検出する。
ステップS40において、球体に対して第2の運動ステップを行うことにより、球体がユーザーに投げ出されてから静止するまでの期間で重力、空気抵抗及び求心力に作用されて、第2の運動状態になる。
ステップS50において、第2のセンシングステップを行うことにより、センシングモジュールにおける加速度センサーと角速度センサーとは、球体が第2の運動状態での加速度と角速度とを検出する。
ステップS60において、無線発信ステップを行うことにより、無線通信モジュールは、それぞれ球体が、第1運動状態での加速度及び角速度と、第2の運動状態での加速度と、を電子装置に無線発信する。電子装置は、球体の所在位置の環境パラメータを取得することができる。
ステップS70において、データ処理ステップを行うことにより、電子装置のプロセッサーは、球体の加速度及び角速度に基づいて、球体が第1の運動状態での球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、第1の運動結果として取得し、球体が、第1運動状態での球速及び回転軸と、球体が第2の運動状態での加速度と、電子装置により取得された環境パラメータとに基づいて、球体が第2の運動状態での球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、第2の運動結果として取得する。
ステップS80において、表示ステップを行うことにより、電子装置は、第1の運動結果及び第2の運動結果を表示する。前記環境パラメータは、球体の所在位置の温度、標高、風力、風向及び湿度のうちの少なくとも一つである。また、センシングモジュールは、更に、温度センサーを備えても良い。環境パラメータのうちの温度は、温度センサーに検出され、例えば気象庁の電子装置にインストールされるプログラムにより提供され、又は電子装置に記憶されるデータベースにより提供される。
図10を参照する。図10は、本発明に係る球体運動状態の測定方法の第2の実施形態を示すフローチャートである。
ステップS90において、球体に対して第3の運動ステップを行うことにより、球体がユーザーに外力を加えられて変位する期間で重力、外力及び空気抵抗に作用されて、第3の運動状態になる。
ステップS100において、第3のセンシングステップを行うことにより、センシングモジュールにおける加速度センサーと角速度センサーとは、球体が第3の運動状態での加速度及び角速度を検出する。
この後、無線発信ステップ(ステップS60)を行うことにより、無線通信モジュールは、球体が第3の運動状態での加速度及び角速度を電子装置に無線発信する。
次に、データ処理ステップ(ステップS70)を行うことにより、電子装置におけるプロセッサーは、球体の加速度及び角速度に基づいて、球体が第3の運動状態での球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、第3の運動結果として取得する。
最後に、表示ステップ(ステップS80)を行うことにより、電子装置は第3の運動結果を表示する。
まず、球体運動状態測定システム100(ステップS10)を用意する。ユーザーが球体10を握って球体10に対して第1の運動ステップ(ステップ20)を行うことにより、球体10は、ユーザーに握られてから投げ出されるまでの期間で重力、ユーザーからの外力及び空気抵抗に作用されて、図7に示すように、第1の運動状態Xになる。
球体10が第1の運動状態Xにあるときに、センシングモジュール20における加速度センサー22と角速度センサー24とは、球体10が第1の運動状態Xでの加速度及び角速度(ステップS30)を検出して、無線通信モジュール30により、球体10が第1の運動状態Xでの加速度及び角速度を電子装置70に無線発信する(ステップS60)。無線通信モジュール30は、例えば40mSごとに、第1の運動状態Xでの加速度及び角速度を電子装置70に無線発信するが、本発明はこれらに限定されない。この後、電子装置70におけるプロセッサー72は、球体10が第1の運動状態Xでの加速度及び角速度によって、球体10が第1の運動状態Xでの球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、第1の運動結果として取得する(ステップS70)。
最後に、図11に示すように、電子装置70により、第1の運動結果を表示する(ステップS80)。上記の第1の運動結果は、例えばユーザーの情報(例えば名前、又はユーザーを代表するコード)と、球体の運動時間と、球体の球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡と、環境パラメータと、を含む。
球体10が第2の運動状態Yにあるときには、センシングモジュール20における加速度センサー22と角速度センサー24とは、球体10が第2の運動状態Yでの加速度と角速度とを検出して(ステップS50)、無線通信モジュール30により、球体10が第2の運動状態Yでの加速度及び角速度を電子装置70に無線発信する(ステップS60)。同じように、無線通信モジュール30は、例えば40mSごとに、第2の運動状態Yでの加速度及び角速度を電子装置70に無線発信するが、本発明はこれらに限定されない。この後、電子装置70におけるプロセッサー72は、球体10が第1の運動状態Xでの球速及び回転軸と、球体10が第2の運動状態Yでの加速度と、電子装置70によって取る環境パラメータ(電子装置70のプログラム、又は球体10における温度センサー26による検出によって環境パラメータのうちの温度が得られることができる)とによって、球体10が第2の運動状態Yでの球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、第2の運動結果として取得する(ステップS70)。
最後に、図11に示すように、電子装置70により、第2の運動結果を表示する(ステップS80)。上記の第2の運動結果は、例えばユーザーの情報(例えば名前、又はユーザーを代表するコード)と、球体の運動時間と、球体の球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡と、環境パラメータと、を含む。
最後に、図11に示すように、電子装置70により、第3の運動結果を表示する(ステップS80)。上記の第3の運動結果は、例えばユーザーの情報(例えば名前、又はユーザーを代表するコード)と、球体の運動時間と、球体の球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡と、環境パラメータと、を含む。ユーザーが球体10に対して第3の運動ステップS90を行うことにより、球体10の位置が変化し、ユーザーは本発明に係る球体運動状態測定システム100の測定正確度を評価することができる。一方、球体10は、処理ユニットを更に備える。球体10が運動しているときに、処理ユニットは、球体10の運動が予設のモードに合うかどうかを判断する。球体10の運動が予設のモードに合う場合には、ウェイクアップ動作を行う。すなわち、無線通信モジュール30により、球体10の加速度及び角速度を電子装置70に発信して、電子装置70により運動結果を表示する。
電子装置70の表示スクリーンにより、第1の運動結果、第2の運動結果及び/又は第3の運動結果を表示することを例にすると、ユーザーは、表示スクリーンを見て、毎回の球体を投げる効果(例えば軌跡)を把握することができる。また、球体を複数回に投げた後、プロセッサー72は、複数回の球体を投げる効果を全部または選択的に表示スクリーンに表示する。このため、ユーザーは、表示スクリーンを見ることにより、球体を投げる効果のデータを比較する。これにより、ユーザーは、球体を投げる効果と、データの比較との表示結果によって、球体を投げる技能が進歩するかどうかを把握可能であり、訓練の目的を達成することができる。
また、プロセッサーは、球体の加速度及び角速度に基づいて、球体が第1の運動状態での球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、球体の第1の運動結果として取得することができる。プロセッサーは、球体が、第1の運動状態での球速及び回転軸と、第2の運動状態での加速度と、環境パラメータとに基づいて、球体が第2の運動状態での球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、球体の第2の運動結果として取得することができる。
さらに、本発明によれば、無線充電板により、球体における誘導コイルを電磁誘導して、誘導電流を発生して電源供給器を充電することができる。
また、本発明によれば、収容部品を覆う緩衝構造は、収容部品に収容されている、センシングモジュール、無線通信モジュール及び電源供給器に緩衝効果を提供し、球体の運動過程による損壊を避けることができる。
12 収容部品
14 緩衝構造
16 凹部
20 センシングモジュール
22 加速度センサー
24 角速度センサー
26 温度センサー
30 無線通信モジュール
40 電源供給器
50 蓋体
60 誘導コイル
70 電子装置
72 プロセッサー
80 リレー
90 無線充電ドック
92 凹面
94 無線充電板
100 球体運動状態測定システム
d 予定充電距離
X 第1の運動状態
Y 第2の運動状態
Z 第3の運動状態
S10、S20、S30、S40、S50、S60、S70、S80、S90、S100 ステップ
Claims (6)
- 収容部品と、前記収容部品をカバーする蓋体とが設けられている球体と、
前記球体の加速度を検出する加速度センサーと、前記球体の角速度を検出する角速度センサーと、を備えるセンシングモジュールと、
前記センシングモジュールと電気的に接続して、前記センシングモジュールにより検出された球体の加速度及び角速度を無線発信する無線通信モジュールと、
前記センシングモジュール及び前記無線通信モジュールと電気的に接続して電力を供給する、前記センシングモジュール及び前記無線通信モジュールと共に前記収容部品に設けられている電源供給器と、
前記蓋体と前記収容部品との間に設けられており、前記電源供給器と電気的に接続して前記電源供給器に無線充電するための誘導コイルと、
前記球体の所在位置の環境を示す環境パラメータを取得する、プロセッサーを有する電子装置と、
を含む球体運動状態測定システムであって、
前記電子装置では、
前記無線通信モジュールから発信された球体の加速度及び角速度を無線受信すると、
前記プロセッサーが、前記球体がユーザーに握られてから投げ出されるまでの期間で重力、前記ユーザーからの外力及び空気抵抗が作用する状態を示す第1の運動状態での前記球体の加速度及び角速度に基づいて、前記第1の運動状態での球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、第1の運動結果として取得し、
前記プロセッサーは、球体が前記第1の運動状態での球速及び回転軸と、前記球体が前記ユーザーに投げ出されてから静止するまでの期間で重力、空気抵抗及び求心力が作用する状態を示す第2の運動状態での前記球体の加速度と、前記電子装置により取得された前記環境パラメータとに基づいて、前記第2の運動状態での球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、第2の運動結果として取得することを特徴とする球体運動状態測定システム。 - 前記収容部品を覆う緩衝構造を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の球体運動状態測定システム。
- 前記誘導コイル及び前記電源供給器と電気的に接続し、前記電源供給器を自動的に充電するためのスイッチ機能を有するリレーを更に含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の球体運動状態測定システム。
- 無線充電板と、
前記球体を載置すると、前記誘導コイルが前記無線充電板と予め定められた距離で離間するように構成された凹面と、
を有する、前記電源供給器を充電するための無線充電ドックを更に含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の球体運動状態測定システム。 - 収容部品及び蓋体が設けられている球体と、加速度センサー及び角速度センサーを備えて前記球体の加速度及び角速度を検出するセンシングモジュールと、前記加速度及び角速度を無線発信する無線通信モジュールと、前記センシングモジュール及び前記無線通信モジュールに電力を供給する電源供給器と、前記電源供給器に無線充電するための誘導コイルと、前記球体の所在位置の環境を示す環境パラメータを取得する、プロセッサーを有する電子装置と、を備える球体運動状態測定システムを用意するステップと、
前記球体が、ユーザーに握られてから投げ出されるまでの期間で重力、前記ユーザーからの外力及び空気抵抗が作用する状態を示す第1の運動状態とされたとき、前記センシングモジュールにおける前記加速度センサーと前記角速度センサーとが、前記球体の加速度と角速度とをそれぞれ検出するステップと、
前記球体が、前記ユーザーに投げ出されてから静止するまでの期間で重力、空気抵抗及び求心力が作用する状態を示す第2の運動状態とされたとき、前記センシングモジュールにおける前記加速度センサーと前記角速度センサーとが、前記球体の加速度と角速度とをそれぞれ検出するステップと、
前記無線通信モジュールが、前記球体が前記第1の運動状態での加速度及び角速度と、前記球体が前記第2の運動状態での加速度と、を前記電子装置に無線発信するとともに、前記電子装置が前記球体の所在位置の環境パラメータを取得するステップと、
前記電子装置の前記プロセッサーが、前記球体の加速度及び角速度に基づいて、前記球体が前記第1の運動状態での球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、第1の運動結果として取得し、前記球体が前記第1の運動状態での球速及び回転軸と、前記球体が前記第2の運動状態での加速度と、前記電子装置により取得された前記環境パラメータとに基づいて、前記球体が前記第2の運動状態での球速、回転軸、当該回転軸の周りの回転速度及び軌跡を算出して、第2の運動結果として取得するステップと、
前記電子装置が前記第1の運動結果と前記第2の運動結果とを表示するステップと、
を含むことを特徴とする球体運動状態の測定方法。 - 前記球体が、前記ユーザーに外力を加えられて変位する期間で重力、前記外力及び空気抵抗が作用する状態を示す第3の運動状態とされたときに、前記センシングモジュールにおける前記加速度センサーと前記角速度センサーとが、前記球体の加速度と角速度とをそれぞれ検出するステップを更に含むことを特徴とする、請求項5に記載の球体運動状態の測定方法。
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Citations (4)
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JPS63318965A (ja) * | 1987-06-24 | 1988-12-27 | 井上 勉 | 計測ボ−ルのスイッチ装置 |
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WO2017131133A1 (ja) * | 2016-01-28 | 2017-08-03 | 株式会社アクロディア | センサーを内蔵したボールを含むシステム |
-
2017
- 2017-09-13 JP JP2017175767A patent/JP6499738B2/ja active Active
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