JP2019052802A - 冷却用熱交換器及び冷却用熱交換器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】凝縮水を充分に排水させることができる冷却用熱交換器を提供する。【解決手段】冷却用熱交換器1は、固定部材11と、板を山折りと谷折りに交互に繰り返して成形して、山部12aと谷部12bとが交互に連続的に形成され、山部12aが谷部12bの上方に位置するように固定部材11上に配置され、谷部12bの下端が固定部材11の上面と当接し、空気との間で熱交換を行うコルゲートフィン12と、を有し、谷部12bの空気の流れ方向の端部には、コルゲートフィン12の板厚を縮小させた排水溝12cが形成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、冷却用熱交換器及び冷却用熱交換器の製造方法に関する。
空気を冷却するための冷却用熱交換器であって、コルゲートフィンを有するものが知られている。コルゲートフィンは、空気の通路に配置されて、冷熱源と空気との熱交換を促進する機能を果たすものである。
この種の冷却用熱交換器では、コルゲートフィンの空気通路に凝縮水が貯まってしまうと、コルゲートフィンにおいて通風抵抗が増大して熱交換効率が低下してしまう。このため、冷却用熱交換器では、コルゲートフィンに溜まった凝縮水の排水性を向上させることが望まれている。
そこで、特許文献1には、コルゲートフィンを有する熱交換器において、熱交換チューブの最下端のコルゲートフィンと接触する排水用部材を設け、この排水用部材の側面に排水用溝を形成した熱交換器が提案されている。この排水用溝は、コルゲートフィンにて凝縮水が溜まる谷部と連続的に形成され、各谷部に滞留する水を毛細管現象により誘引して下方に排水する。
しかしながら、コルゲートフィンの板厚が厚い熱交換器では、コルゲートフィンの各波形部と排水用部材との間に大きな段差が有るために、特許文献1に示されるような排水用溝を形成しても、各谷部に滞留する水を毛細管現象により誘引して下方に排水することができなかった。
本発明は、凝縮水を充分に排水させることができる冷却用熱交換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の冷却用熱交換器は、送風空気と冷熱源とを熱交換させる冷却用熱交換器であって、送風空気と冷熱源との熱交換を促進するコルゲートフィン(12)と、コルゲートフィンが固定される固定部材(11)と、を有し、コルゲートフィンは、板状部材を波状に成形することによって、山部(12a)と谷部(12b)とが交互に連続的に形成されており、山部が谷部の上方に位置するように固定部材の上面に配置されているとともに、谷部の下端が固定部材の上面と当接するように配置されており、
谷部の空気の流れ方向の端部には、コルゲートフィンの板厚を縮小させた排水溝(12c)が形成されている。
谷部の空気の流れ方向の端部には、コルゲートフィンの板厚を縮小させた排水溝(12c)が形成されている。
これによれば、固定部材の上面の空気流れ方向の端部と谷部の空気流れ方向の端部の上面との高さ方向の距離が短くなる。このため、排水溝の上面にある凝縮水が、固定部の空気流れ方向の端部の上面にある水滴と接触して誘引されて、谷部から固定部の上面側に排出される。この結果、凝縮水を谷部の上面から充分に排水させることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る第1実施形態の冷却用熱交換器1の構造について、図面を参照しつつ説明する。冷却用熱交換器1は、送風された空気と冷熱源の間で熱交換を行い、空気を冷却するものである。図1に示すように、第1実施形態の冷却用熱交換器1は、固定部材11、コルゲートフィン12、及びペルチェモジュール13を有している。
以下、本発明に係る第1実施形態の冷却用熱交換器1の構造について、図面を参照しつつ説明する。冷却用熱交換器1は、送風された空気と冷熱源の間で熱交換を行い、空気を冷却するものである。図1に示すように、第1実施形態の冷却用熱交換器1は、固定部材11、コルゲートフィン12、及びペルチェモジュール13を有している。
図2に示すように、固定部材11は、本体部11a、第1蓋部材11b、第2蓋部材11c、及び注入部材11dを有している。本体部11aは、直方体形状である。本体部11aの内部には、空間である液体収容部11eが形成されている。液体収容部11eの両端部には、後述する第1蓋部材11b及び第2蓋部材11cによって閉塞される開口部が形成されている。後述するように、液体収容部11eには、パラフィン等の保冷液が収容されている。
液体収容部11eの内部には、液体収容部11eを複数の部屋に分割する複数のリブ11fが形成されている。本実施形態では、押出し加工によって、液体収容部11eや複数のリブ11fが形成される。リブ11fの液体収容部11eの開口部側の端部には、切削加工によって切欠部11mが形成されている。
液体収容部11e両方の開口部には、それぞれ、切削加工によって、第1蓋部材11bや第2蓋部材11cの外縁形状に対応した形状の第1取付部11g、第2取付部11hが形成されている。
第1蓋部材11b及び第2蓋部材11cは、表面にロウ材が被覆された板状部材である。第1蓋部材11bは、第1取付部11gに取り付けられて、液体収容部11eの一方側の開口部を閉塞している。第2蓋部材11cは、第2取付部11hに取り付けられて、液体収容部11eの他方側の開口部を閉塞している。
第1蓋部材11bには、貫通穴11iが形成されている。貫通穴11iには、管状の注入部材11dが取り付けられている。
コルゲートフィン12は、図示しない送風機によって送風された送風空気と冷熱源との熱交換を促進するものである。コルゲートフィン12は、アルミニウム等の熱伝導性に優れた金属製の板状部材を山折りと谷折りに交互に繰り返して波状に成形し、山部12aと谷部12bとを交互に連続的に形成されたものである。コルゲートフィン12は、山部12aが谷部12bの上方に位置するように、谷部12bの下端が固定部材11の上面と当接し、固定部材11の本体部11aの上面に配置されて、本体部11aの上面にロウ付けによって接合されている。
なお、コルゲートフィン12のうち、本体部11aと当接して接合されている下側面は、ロウ材が被覆されたクラッド面となっている。一方で、コルゲートフィン12のうち、クラッド面と反対側の面は、ロウ材が被覆されていないベア面となっている。
図1及び図5に示すように、固定部材11の本体部11aの空気の流れ方向の両端部は、
コルゲートフィン12の空気の流れ方向の端部よりも外側に送風空気の流れ方向と平行に突出する突出部11jが形成されている。
コルゲートフィン12の空気の流れ方向の端部よりも外側に送風空気の流れ方向と平行に突出する突出部11jが形成されている。
図1〜図5に示すように、谷部12bのベア面の空気の流れ方向の両端部には、コルゲートフィン12の板厚を縮小させた排水溝12cが形成されている。図5に示すように、排水溝12cは、谷部12bの空気の流れ方向の端部側に位置するに従ってコルゲートフィン12の板厚を縮小させるように傾斜している。
ここで、図5に示すように、排水溝12cの空気の流れ方向の端部と突出部11jの上面との高さ方向の寸法Hは、次の(数式1)で表される液膜高さh(図4示)以下に設定されている。
h=a/2×tan(θ/2)…(数式1)
h:液膜高さ
a:突出部11jが谷部12bの空気の流れ方向の端部から外側へ突出した寸法
θ:水滴が突出部11jに付着した場合において、この水滴と突出部11jとの接触角(図4示)
h:液膜高さ
a:突出部11jが谷部12bの空気の流れ方向の端部から外側へ突出した寸法
θ:水滴が突出部11jに付着した場合において、この水滴と突出部11jとの接触角(図4示)
図1、図3及び図5に示すように、突出部11jの上面には、空気の流れ方向に沿って形成された排出溝11kが、突出部11jの空気の流れ方向の端部まで形成されている。排出溝11kは、突出部11jの空気の流れ方向の端部側に位置するに従って下方に位置するように傾斜して形成されている。排出溝11kは、排水溝12cと連続的に形成されている。つまり、排出溝11kと排水溝12cとは、空気流れ方向から見たときに、上下に並んで形成されている。
ペルチェモジュール13は、板状であり、直流電流が流れると、一方の面から他方の面に熱を移動させる熱移動部である。ペルチェモジュール13は、本体部11aの下面、つまり、コルゲートフィン12が取り付けられている面と反対側の面と密着するように、当該面に取り付けられている。
ペルチェモジュール13に電流が流れると、ペルチェモジュール13の上面側から下面側に熱が移動する。つまり、ペルチェモジュール13の上面が吸熱されて冷却され、ペルチェモジュール13の上面と接触している固定部材11の本体部11aが冷却され、次いで、コルゲートフィン12が冷却される。なお、ペルチェモジュール13の下面には、図示しないヒートシンク又はコルゲートフィン等の放熱部材が取り付けられている。そして、この放熱部材を介して、ペルチェモジュール13の上面側から下面側に移動した熱が空気へ放熱される。
次に、冷却用熱交換器1の製造方法について説明する。まず、注入部材11dが取り付けられた第1蓋部材11bを第1取付部11gに固定するかしめ工程を行う。具体的には、第1蓋部材11bを第1取付部11gに仮固定するために、第1取付部11gの外縁をかしめ固定する。このかしめ固定によって、突出部11jの上面に排出溝11kが形成される。
同様に、第2蓋部材11cを第2取付部11hに取り付け、第2蓋部材11cを第2取付部11hに仮固定するために、第2取付部11hの外縁の本体部11aをかしめ固定する。
次に、山部12aが谷部12bの上方に位置するようして、コルゲートフィン12を固定部材11の本体部11aの上面に配置する。
次に、コルゲートフィン12を固定部材11にロウ付け接合する接合工程を行う。具体的には、コルゲートフィン12及び固定部材11を、内部が窒素等の不活性ガスで満たされた加熱炉で加熱する。すると、コルゲートフィン12のクラッド面のロウ材が溶解する。そして、コルゲートフィン12及び固定部材11が常温に冷却されると、ロウ材が凝固して、コルゲートフィン12の谷部12bが固定部材11の本体部11aの上面に接合される。また、第1蓋部材11b及び第2蓋部材11cのロウ材が溶解し、コルゲートフィン12及び固定部材11が常温に冷却されると、ロウ材が凝固して、第1蓋部材11bが第1取付部11gに接合されるとともに、第2蓋部材11cが第2取付部11hに接合される。
次に、注入部材11dから液体収容部11e内に保冷液を注入する。リブ11fの端部には切欠部11mが形成されているので、この切欠部11mを介して、保冷液が液体収容部11e内の全ての部屋に充填される。液体収容部11e内に保冷液を充填した後に、注入部材11dの先端部を、かしめ固定等の手段によって閉塞する。次に、ペルチェモジュール13を、ネジ止め等によって、固定部材11の下面に固定する。
以下に、本実施形態の冷却用熱交換器1の作用について説明する。ペルチェモジュール13に電流が流れると、ペルチェモジュール13によって、固定部材11が冷却されるとともに、液体収容部11eに収容された保冷液が冷却され、コルゲートフィン12が冷却される。この際に、保冷液が蓄冷される。
山部12a及び谷部12bが連続する方向に沿って、コルゲートフィン12に送風空気が送風されると、ペルチェモジュール13において生成された冷熱がコルゲートフィン12を介して送風空気に伝熱され、送風空気が冷却される。
保冷液に冷熱が蓄熱されているので、保冷液に蓄熱された冷熱が、固定部材11を介して、コルゲートフィン12に伝熱する。これにより、コルゲートフィン12の温度の上昇が抑制され、送風空気の温度上昇が抑制されるので、冷却用熱交換器1の冷却性能の低下が抑制される。また、送風空気の温度の変動が抑制される。
液体収容部11eの複数の部屋に収容された保冷液は、リブ11fと接触している。このため、保冷液に蓄熱された冷熱が、素早く固定部材11に伝熱してコルゲートフィン12に伝熱する。この結果、コルゲートフィン12の温度の上昇が抑制される。
以上の如く、本実施形態の冷却用熱交換器1では、温度変動を抑制しつつ、送風空気を冷却することができる。
ところで、空気を冷却する冷却用熱交換器では、凝縮水が生じる。コルゲートフィンの空気通路に凝縮水が貯まってしまうと、コルゲートフィンにおいて通風抵抗が増大して熱交換効率が低下してしまう。このため、冷却用熱交換器では、コルゲートフィンに溜まった凝縮水の排水性を向上させることが望まれている。
これに対して、本実施形態の冷却用熱交換器1によれば、コルゲートフィン12の谷部12bの空気の流れ方向の端部には、コルゲートフィン12の板厚を縮小させた排水溝12cが形成されている。これにより、図5に示すように、突出部11jの上面と谷部12bの上面の空気流れ方向の端部との高さ方向の距離Hが短くなる。このため、排水溝12cの上面にある凝縮水が、突出部11jの上面にある水滴と接触して誘引されて、谷部12bの上面から突出部11jの上面側に排出される。この結果、凝縮水を谷部12bから充分に排水させることができる。また、送風空気によって、凝縮水の谷部12bからの排水が促進される。
排水溝12cは、谷部12bの空気の流れ方向の端部側に位置するに従ってコルゲートフィン12の板厚を縮小させるように傾斜している。これにより、排水溝12cが傾斜していない場合と比較して、谷部12bにある凝縮水が排水溝12cに誘導され易く、谷部12bに凝縮水が滞留することが抑制される。この結果、凝縮水を谷部12bからより一層排水させることができる。
固定部材11の空気の流れ方向の端部には、コルゲートフィン12の空気の流れ方向の端部よりも外側に突出する突出部11jが形成されている。これにより、排水溝12cにある凝縮水を突出部11j上にある水滴と接触させて誘引させて、排水溝12cにある凝縮水を突出部11j側に排出させることができる。
排水溝12cの空気の流れ方向の端部と突出部11jの上面との高さ方向の寸法は、上記した(数式1)で表される液膜高さh以下である。これにより、排水溝12cの底部が、突出部11jの上面に有る水滴の頂部よりも低い位置に位置するので、排水溝12cにある凝縮水が確実に突出部11jの上面に有る水滴と接触する。このため、排水溝12cにある凝縮水を確実に突出部11j側に排出させることができる。
突出部11jの上面には、空気の流れ方向に沿って形成された排出溝11kが、突出部11jの空気の流れ方向の端部まで形成されている。これにより、突出部11jの上面に有る水滴が、排出溝11kを伝って、突出部11jの上面から流れ落ち、突出部11jの上面に水滴が滞留することを抑制することができる。
排出溝11kは、排水溝12cと連続的に形成されている。これにより、排水溝12cから流れ落ちた凝縮水が排出溝11kに流入して、排出溝11kから外部に流れ落ちる。このため、突出部11jの上面に水滴が滞留することをより一層抑制することができる。
第1蓋部材11bを本体部11aの開口部である第1取付部11gに固定するために、本体部11aの空気の流れ方向の端部をかしめることによって、排出溝11kを形成する。これにより、第1蓋部材11b第1取付部11gに固定するためにかしめることによって、排出溝11kを形成することができる。この結果、冷却用熱交換器1の製造コストの増大を防止することができる。
排水溝12cは、クラッド面と反対側のロウ材が被覆されてないベア面に形成されている。これにより、排水溝12cが形成されたコルゲートフィン12の谷部12bを固定部材11の上面にロウ材を熔解させて接合したとしても、排水溝12cが形成されているベア面にはロウ材が被覆されていないので、ロウ材によって排水溝12cが埋まってしまうことを防止することができる。
(第2実施形態)
以下に、図6を用いて、第2実施形態の冷却用熱交換器2について、第1実施形態の冷却用熱交換器1と異なる点について説明する。第2実施形態の冷却用熱交換器2は、図6に示すように、コルゲートフィン12のうち排水溝12cが形成されているベア面には、空気の流れ方向に沿って誘導溝12dが複数並列に形成されている。
以下に、図6を用いて、第2実施形態の冷却用熱交換器2について、第1実施形態の冷却用熱交換器1と異なる点について説明する。第2実施形態の冷却用熱交換器2は、図6に示すように、コルゲートフィン12のうち排水溝12cが形成されているベア面には、空気の流れ方向に沿って誘導溝12dが複数並列に形成されている。
また、コルゲートフィン12のベア面には、複数の誘導溝12dと直交する直交溝12eが空気の流れ方向と直交する方向に沿って複数並列に形成されている。
このように、コルゲートフィン12のうち排水溝12cが形成されているベア面には、空気の流れ方向に沿って誘導溝12dが形成されている。これにより、コルゲートフィン12のベア面にある凝縮水が誘導溝12dに沿って流れ、凝縮水がコルゲートフィン12のベア面に滞留することを抑制することができる。
また、ベア面には、誘導溝12dと直交する直交溝12eが複数並列に形成されている。これにより、誘導溝12dに異物がある場合であっても、凝縮水を、当該異物がある誘導溝12dから、隣の誘導溝12dに直交溝12eを介して流すことができる。
(他の実施形態)
(1)上述の実施形態では、排水溝12cは、谷部12bの空気の流れ方向の端部側に位置するに従って下方に位置するように傾斜して形成されている。図7に示すように、排水溝12cが、傾斜しておらず、谷部12bのベア面と平行となるようにコルゲートフィン12の板厚を縮小させた実施形態でも良い。或いは、階段状に排水溝12cが形成されている実施形態であっても良い。
(1)上述の実施形態では、排水溝12cは、谷部12bの空気の流れ方向の端部側に位置するに従って下方に位置するように傾斜して形成されている。図7に示すように、排水溝12cが、傾斜しておらず、谷部12bのベア面と平行となるようにコルゲートフィン12の板厚を縮小させた実施形態でも良い。或いは、階段状に排水溝12cが形成されている実施形態であっても良い。
(2)上述の実施形態では、液体収容部11eの両端部は開口し、これらの開口部に第1蓋部材11b及び第2蓋部材11cが取り付けられて接合されている。液体収容部11eの一方の端部のみが開口し、この開口部に第1蓋部材11bが取り付けられて接合されている実施形態であっても良い。
1 冷却用熱交換器
11 固定部材
12 コルゲートフィン
12a 山部
12b 谷部
12c 排水溝
11 固定部材
12 コルゲートフィン
12a 山部
12b 谷部
12c 排水溝
Claims (10)
- 送風空気と冷熱源とを熱交換させる冷却用熱交換器であって、
前記送風空気と前記冷熱源との熱交換を促進するコルゲートフィン(12)と、
前記コルゲートフィンが固定される固定部材(11)と、を有し、
前記コルゲートフィンは、
板状部材を波状に成形することによって、山部(12a)と谷部(12b)とが交互に連続的に形成されており、
前記山部が前記谷部の上方に位置するように前記固定部材の上面に配置されているとともに、前記谷部の下端が前記固定部材の上面と当接するように配置されており、
前記谷部の前記空気の流れ方向の端部には、前記コルゲートフィンの板厚を縮小させた排水溝(12c)が形成されている冷却用熱交換器。 - 前記排水溝は、谷部の前記空気の流れ方向の端部側に位置するに従って前記コルゲートフィンの板厚を縮小させるように傾斜している請求項1に記載の冷熱用熱交換器。
- 前記固定部材の前記空気の流れ方向の端部には、前記コルゲートフィンの前記空気の流れ方向の端部よりも外側に突出する突出部(11j)が形成されている請求項1又は2に記載の冷却用熱交換器。
- 前記排水溝の前記空気の流れ方向の端部と前記突出部の上面との高さ方向の寸法は、次の(数式1)で表される液膜高さh以下である請求項3に記載の冷却用熱交換器。
h=a/2×tan(θ/2)…(数式1)
(式(1)において、aは前記突出部が前記谷部の前記空気の流れ方向の端部からの外側へ突出した寸法である突出寸法を示し、θは水滴が前記突出部に付着した場合において、前記水滴と前記突出部との接触角を示す。) - 前記突出部の上面には、空気の流れ方向に沿って形成された排出溝(11k)が、前記突出部の空気の流れ方向の端部まで形成されている請求項3又は4に記載の冷却用熱交換器。
- 前記排出溝は、前記排水溝と連続的に形成されている請求項5に記載の冷却用熱交換器。
- 前記コルゲートフィンのうち前記排水溝が形成されている面には、前記空気の流れ方向に沿って誘導溝(12d)が形成されている請求項1ないし6のいずれか一つに記載の冷却用熱交換器。
- 前記誘導溝は、複数並列に形成され、
前記コルゲートフィンのうち前記排水溝が形成されている面には、複数の前記誘導溝と直交する直交溝(12e)が複数並列に形成されている請求項7に記載の冷却用熱交換器。 - 送風空気と冷熱源とを熱交換させる冷却用熱交換器の製造方法であって、
前記冷熱用熱交換器は、
前記送風空気と前記冷熱源との熱交換を促進するコルゲートフィン(12)と、
前記コルゲートフィンが固定される固定部材(11)と、を有し、
前記コルゲートフィンは、
板状部材を波状に成形することによって、山部(12a)と谷部(12b)とが交互に連続的に形成されており、
前記山部が前記谷部の上方に位置するように前記固定部材の上面に配置されているとともに、前記谷部の下端が前記固定部材の上面と当接するように配置されており、
前記谷部の前記空気の流れ方向の端部には、前記コルゲートフィンの板厚を縮小させた排水溝(12c)が形成され、
前記固定部材の内部には、液体が収容される液体収容部が形成され、少なくとも一端が開口した本体部と、前記本体部の開口部を閉塞する蓋部材とから構成され、
前記固定部材の前記空気の流れ方向の端部には、前記コルゲートフィンの前記空気の流れ方向の端部よりも外側に突出する突出部(11j)が形成され、
前記突出部の上面には、空気の流れ方向に沿って形成された排出溝(11k)が、前記突出部の空気の流れ方向の端部まで形成され、
前記蓋部材を前記本体部の開口部に固定するために、前記本体部の前記空気の流れ方向の端部をかしめることによって、前記排出溝を形成するかしめ工程を有する冷却用熱交換器の製造方法。 - 送風空気と冷熱源とを熱交換させる冷却用熱交換器の製造方法であって、
前記冷却用熱交換器は、
前記送風空気と前記冷熱源との熱交換を促進するコルゲートフィン(12)と、
前記コルゲートフィンが固定される固定部材(11)と、を有し、
前記コルゲートフィンは、
板状部材を波状に成形することによって、山部(12a)と谷部(12b)とが交互に連続的に形成されており、
前記山部が前記谷部の上方に位置するように前記固定部材の上面に配置されているとともに、前記谷部の下端が前記固定部材の上面と当接するように配置されており、
前記谷部の前記空気の流れ方向の端部には、前記コルゲートフィンの板厚を縮小させた排水溝(12c)が形成され、
前記コルゲートフィンのうち前記固定部材と当接する面は、ロウ材が被覆されたクラッド面であり、
前記排水溝は、前記クラッド面と反対側の前記ロウ材が被覆されてないベア面に形成され、
前記排水溝が形成された前記コルゲートフィンの前記谷部を前記固定部材の上面に前記ロウ材を熔解させて接合する接合工程を有する冷却用熱交換器の製造方法。
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