JP2019051757A - 車両の荷台構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の荷台部の後部のリアゲートを水平にして荷台部を拡張している状態から、さらに荷台部を拡張する。【解決手段】車両の荷台構造は、荷台部1の下部の収容部8に収容可能に構成された板状の拡張部10を備え、拡張部10を荷台部1の収容部8に収容された状態から、後方にスライドさせることによって、荷台部1が拡張可能に構成されている。リアゲート6は、拡張部10の後端に回動可能に取り付けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、後部にリアゲートを有する車両の荷台構造に関する。
車両の荷台部は、通常、側壁と、リアゲートを有している。側壁は、荷台部の車幅方向両側に立設され、車両前後方向に延びている。リアゲートは、荷台の後部に回動可能に取り付けられており、荷台の後部を閉じるとき、側壁の後端に当接する。
荷台部を拡張するために、例えば特許文献1に開示されているような構造が知られている。この例では、テールゲートを開いて水平な状態を保ち、荷台の両側のサイドパネルに棒状部材が架け渡されている。これにより、荷台が拡張されている。
特開2003−191786号公報
ところが、上記例において最大となる荷台の拡張量は、水平なテールゲートの車両前後方向長さに相当する。すなわち、テールゲートの車両前後方向長さを超える量の拡張はできない。そのため、拡張量が不十分な場合が生じる可能性がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車両の荷台部の後部のリアゲートを水平にして荷台部を拡張している状態から、さらに、荷台部を拡張することが可能な荷台構造を提供することである。
上記目的を達成するため本発明に係る車両の荷台構造は、車両後部に荷台部を有し、該荷台部の後部には開閉可能なリアゲートが配置されている。当該車両の荷台構造において、前記荷台部の下部に収容可能に配置されている板状の拡張部を備え、該拡張部を、前記荷台部の下部に収容された状態から、車両後方にスライドさせることにより、前記荷台部が拡張可能に構成され、前記リアゲートは、前記拡張部の後端に回動可能に取り付けられている。
本発明によれば、車両の荷台部の後部のリアゲートを水平にして荷台部を拡張している状態から、さらに荷台部を拡張することができる。
本発明に係る車両の荷台構造を車両後方から見た斜視図である。 図1のリアゲートが開いて水平になっている状態を示す斜視図である。 図2のリアゲートを車両後方にスライドさせて、拡張部を外側に引き出した状態を示す斜視図であり、拡張部が傾斜できない状態を示している。 図3の拡張部を車両後方にスライドさせて、拡張部を外側に引き出した状態を示す斜視図であり、拡張部が傾斜可能な状態を示している。 図4の拡張部を傾斜させた状態を示す斜視図である。 図5の荷台部から、荷物載置部や側壁を外した状態を示す斜視図である。 図6のA矢視側面図である。 図6のB矢視側面図である。 図7の拡張部を水平にした状態を示す側面図である。 図7のスライダーロック機構及びその周辺を拡大して示す拡大側面図である。 図7のリアゲート及びその周辺を拡大して示す拡大側面図である。 図8のリアゲート及びその周辺を拡大して示す拡大側面図である。
以下、本発明に係る車両の荷台構造について、図面(図1〜図12)を参照して説明する。
本実施形態の車両の荷台構造は、リアゲート6を横倒しの状態、本実施形態では水平な状態にして荷台部1の荷物載置部4を拡張している状態から、拡張部10によって、荷物載置部4をさらに拡張することが可能な構造である。
先ず、本実施形態の荷台部1について説明する。荷台部1は、車両室の車両後方側に配置されており、車両前後方向に延びている。当該荷台部1は、図1〜図6に示すように、リアサイドメンバ2と、クロスメンバ3と、荷物載置部4と、側壁5と、収容部8と、リアゲート6と、拡張部10を備えている。
リアサイドメンバ2は、図6に示すように、車両後部において車幅方向両外側のそれぞれに配置され、車両前後方向に延びている部材で、金属材料により形成され、車体骨格を構成する剛性の高い部材である。クロスメンバ3は、両側のリアサイドメンバ2を繋ぐように車幅方向に延びている部材で、リアサイドメンバ2と同様に、金属材料により形成され、車体骨格を構成する剛性の高い部材である。
荷物載置部4は、図1〜図4に示すように、車両前後方向に延びている平板状で、荷物が載置可能な平坦な上面を有している。荷物載置部4は、両側のリアサイドメンバ2の上部に接合されている。側壁5は、荷物載置部4の車幅方向両側に立設され、車両前後方向に延びている。この例の側壁5の上部は、車幅方向内側に張り出している。この張り出している部分5aによって、荷物が落下することを抑制している。
続いて収容部8について説明する。収容部8は、図4〜図6に示すように、荷物載置部4の下側に配置されており、後壁部9を有している。当該後壁部9は、荷物載置部4の後端から車両下方に張り出し、車幅方向に延びている。また、後壁部9は、車幅方向に延びている開口9aを有している。当該収容部8は、荷物載置部4の下面と、リアサイドメンバ2の内面と、後壁部9によって、後述する拡張部10を収容するための空間を画定している。
拡張部10は、図4に示すように、収容部8に収容可能な板状の部材であり、収容時は、荷物載置部4の下面に対向するように配置されている。リアゲート6は、拡張部10の後端に回動可能に取り付けられている。リアゲート6は、荷台部1の後部を開閉可能である。拡張部10が収容状態であってリアゲート6が荷物載置部4に対して起立しているとき、リアゲート6は、荷物載置部4の後端と、両側の側壁5によって構成される車両後方視のU字形開口を、車両後方から塞いでいる。
詳細な図示は省略するが、リアゲート6はインナパネルとアウタパネルを有し、これらが重ねられて構成されており、インナパネルとアウタパネルの間には、車幅方向に延びている長方形状のフレーム部材7が取り付けられている。図6に示すように、フレーム部材7の短辺7aには、後述する中間リンク部材25やゲート用ガスダンパー18が連結されている。インナパネルには、図2〜図5に示すように、短辺7aに相当する位置に切欠き6aが設けられ、当該切欠き6aに中間リンク部材25が入り込んで、短辺7aに連結されている。
リアゲート6は、車両後方に倒れるように回動することによって、図1及び図2に示すように、起立している状態から水平な状態になり、後述するゲートストッパー26等により水平な状態が保持される。このとき、リアゲート6の上面は、荷物載置部4の上面から連続して延びており、リアゲート6によって荷物載置部4が拡張されている。拡張部10は、収容部8に収容されている状態から、スライド機構11によって車両後方にスライド可能である。すなわち、拡張部10は、図3及び図4に示すように、スライド機構11によって後壁部9の開口9aから車両後方で、収容部8の外側に向かう矢印Xの方向に平行移動可能に構成されている。
ここで、スライド機構11について説明する。スライド機構11は、図6に示すように、レール12と、スライダー13を有している。レール12は、車両前後方向に延び、両側のリアサイドメンバ2の車幅方向内側面に取り付けられている。スライダー13は、車両前後方向に延びている部材で、各レール12に1つのスライダー13が係合し、車両前後方向にスライドする。
拡張部10の車幅方向外側部における前部には、スライダー13の後部が連結されている。これにより、スライダー13がレール12を走行することにより、拡張部10は、車両前後方向にスライドする。拡張部10のスライドは、スライダーロック機構30によってロックされる。
ここで、スライダーロック機構30について説明する。図10に示すように、スライダーロック機構30は、各レール12に設けられており、ロックピン31を有している。ロックピン31は、スライダー13の下面に設けられた複数のピン孔14に挿入可能である。複数のピン孔14は、スライダー13の下面において、車両前後方向に間隔を空けて配置されている。
複数のピン孔14のうちのいずれ1つに、ロックピン31を挿入することで、所定の位置で拡張部10が固定される。後述する第1のスライド位置35aに少なくとも1つのピン孔14が設けられ、第2のスライド位置35bに1つのピン孔14が設けられている。第1及び第2のスライド位置35bについては、後で説明する。
拡張部10は、リアゲート6が水平の状態で、スライド機構11によって車両後方にスライドする。ことのき拡張部10は、荷物載置部4から連続して水平に延びている。これにより、水平なリアゲート6によって荷物載置部4を拡張している状態から、拡張部10が車両後方にスライドした分だけ荷物載置部4をさらに拡張することが可能となる。
続いて、拡張部10の構造の詳細について説明する。拡張部10は、車両後方に水平にスライドした後に、図5及び図6に示すように、拡張部10の前端を中心に回動し、拡張部10の後端が下方に位置するように傾斜配置されることができる。傾斜配置された拡張部10は、車両後方に向かうに従い車両下方に傾斜している。このとき、リアゲート6は、回動し、ゲートストッパー26等により荷物載置部4に並行な水平な状態を保つことができる。以下、拡張部10が傾斜する動作について、説明する。
拡張部10は、傾斜するように動作させるためのリンク機構20を有している。リンク機構20は、図6に示すように、拡張部10の車幅方向両側部のそれぞれに配置されており、拡張部10の側部に沿って延びている。リンク機構20は、図7〜図9に示すように、内側リンク部材21と、外側リンク部材23と、中間リンク部材25を有している。内側リンク部材21と外側リンク部材23は、拡張部10の側部に沿って延びる長尺のリンク部材で、互いに平行に配置され、平行リンクを構成している。また、外側リンク部材23の外側面の車幅方向外側に、スライダー13の外側面が配置される。
内側リンク部材21の前部及び外側リンク部材23の前部は、スライダー13の後部に連結されている。図7に示すように、内側リンク部材21は、スライダー13の後部に第1の内側リンク回転軸27aを介して連結され、外側リンク部材23は、スライダー13の後部に第1の外側リンク回転軸28aを介して連結されている。内側リンク部材21の前部であって第1の内側リンク回転軸27aの近くには、長尺部材の拡張部用ガスダンパー17の後部が連結されている。また、拡張部用ガスダンパー17の前部は、スライダー13に連結されている。
内側リンク部材21には、図9に示すように、ストッパーボルト22が取り付けられている。当該ストッパーボルト22は、内側リンク部材21の前部における側面から車幅方向に突出している。ストッパーボルト22は、内側リンク部材21の回転と共にスライダー13の溝15内を動く。溝15の端にストッパーボルト22が当接することで、内側リンク部材21の回転角度が規制されている。溝15は、スライダー13の側面における前部に設けられ、車両前後方向に延びている。内側リンク部材21と外側リンク部材23は、平行リンクを構成しているので、内側リンク部材21の動きを規制することで、外側リンク部材23の動きも規制することができる。
中間リンク部材25は、内側リンク部材21と外側リンク部材23の間における後部に配置されている。当該中間リンク部材25は、3つの屈曲部25a,25b,25cを有するリンク部材である。この例では、図11及び図12に示すように、中間リンク部材25の一方の端部が、外側リンク部材23の後部に第2の外側リンク回転軸28bを介して連結されている。
中間リンク部材25は、当該端部から第1の屈曲部25aまで直線的に延び、第1の屈曲部25aで略90度に屈曲してリアゲート6のフレーム部材7の短辺7aまで延び、第2の屈曲部25bで短辺7aに向かって屈曲し、短辺7aに連結される第3の屈曲部25cでさらに屈曲して、端部がゲート用ガスダンパー18に連結される。
第1の屈曲部25aは、図11に示すように、内側リンク部材21の後部に第2の内側リンク回転軸27bを介して連結されている。第3の屈曲部25cは、フレーム部材7の短辺7aに、ゲート回転軸29を介して連結されている。第2の屈曲部25bには、ゲートストッパー26が設けられている。ゲートストッパー26は、中間リンク部材25に直交するように水平に延びる円筒形状であり、ゲートストッパー26の外周面が、フレーム部材7の短辺7aに当接することにより、リアゲート6の動きが規制される。
図示は省略しているが、リアゲート6には、拡張部10のスライドがロックされている状態を解除するための第1の解除操作装置と、拡張部10が水平な状態または傾斜配置された状態で回動しないように固定されている状態を解除する第2の解除操作装置を有している。第1の解除操作装置は、例えばリアゲート6にスイッチ(図示せず)が設けられ、該スイッチを押すことで、ロックピン31がピン孔14から外れるように構成されている。また、第2の解除操作装置も、リアゲート6にスイッチ(図示せず)が設けられ、スイッチを押すことで、スライダー13の溝15内のストッパーボルト22が、溝15の端から離間するように構成されている。
以下、拡張部10が収容部8に収容されている状態から、拡張部10が引き出された状態までの動作について説明する。先ず、スライダー13に設けられた第1のスライド位置35aと第2のスライド位置35bについて説明する。
第1のスライド位置35aは、スライダー13の下面に設けられた複数のピン孔14のうち、車両後方側に配置されているピン孔14の位置に設定されている。第1のスライド位置35aでロックされているときは、拡張部10は水平な状態が保たれており、このときの拡張部10は、傾斜することができない。第1のスライド位置35aのピン孔14は、複数設けられてもよい。第1のスライド位置35aとなる複数のピン孔14のいずれかにロックピン31を挿入するときは、拡張部10は水平な状態が保たれる。拡張させたい量に応じて、第1のスライド位置35aとなる複数のピン孔14のうちの1つを選択すればよい。
これに対して、第2のスライド位置35bは、第1のスライド位置35aよりも車両前方側に配置されているピン孔14の位置に設定されている。拡張部10を基準とすると、第2のスライド位置35bで固定されるときの拡張部10は、第1のスライド位置35aで固定されるときの拡張部10よりも、車両後方に配置されている。
第2のスライド位置35bのピン孔14にロックピン31が挿入されているときは、拡張部10は第1の内側リンク回転軸27a及び第1の外側リンク回転軸28aを中心に回動することができる。例えば、拡張部10が水平な状態から、拡張部10の後端が車両下方に下降するように回動し、拡張部10が傾斜している状態となる。
図10では、第1のスライド位置35aのピン孔14にロックピン31が挿入されている。第1のスライド位置35aは、図10に示す位置に限らず、図10において、第2のスライド位置35bよりも左側のピン孔14で、拡張部10が傾斜できない位置であればよい。
以下、拡張部10の動作について説明する。拡張部10が収容部8の中に収容されているとき、すなわち、収容状態では、リアゲート6は、通常、荷物載置部4に対して垂直に起立している状態である。この状態から、荷台部1を拡張するために、先ず、リアゲート6を、車両後方に倒れるように回動させて水平状態にする。このとき、ゲート用ガスダンパー18による反力に抗してリアゲート6を手動で動かす。
次に、図示しない第1の解除操作装置によってロックピン31をピン孔14から外して拡張部10を引出可能な状態して、拡張部10を車両後方に引き出す。このとき、拡張部10は、後壁部9の開口9aから収容部8の外側にスライドして引き出される。所定の位置まで引き出したら、ロックピン31を第1のスライド位置35aに設けられたピン孔14に挿入し、拡張部10を固定する。ロックピン31が第1のスライド位置35aのピン孔14の位置にあるときに、ばね力等によりピン孔14に挿入される。
このとき、荷台部1は、図2に示すリアゲート6を水平状態にすることで荷物載置部4を拡張している状態から、図3に示すように、拡張部10が車両後方にスライドした分だけ荷物載置部4をさらに拡張している状態となる。このときにロックピン31が挿入されるピン孔14は、第1のスライド位置35aであり、拡張部10は傾斜することはできない。また、このときの車両は、走行可能な状態である。
次に、引き出された拡張部10が、車両下方に傾斜して、リアゲート6が水平にする動作について説明する。第1の解除操作装置によって、ロックピン31を第1のスライド位置35aのピン孔14から抜いて、拡張部10をスライド可能な状態にして、図4に示すように、拡張部10を車両後方にさらに引き出す。次に、ロックピン31を、第2のスライド位置35bに設けられたピン孔14に挿入する。このとき、拡張部10は、傾斜させることが可能な状態となっている。
ここで、拡張部用ガスダンパー17による反力に抗して拡張部10を車両下方に押すことによって、図5に示すように、拡張部10は、第1の内側リンク回転軸27a及び第1の外側リンク回転軸28aを中心に回転し、拡張部10の後端が車両下方に動き、拡張部10が傾斜する。このときの拡張部10は、車両後方に向かうに従い車両下方に傾斜している。
さらに、リアゲート6を、水平になるように、ゲート回転軸29、第2の内側リンク回転軸27b及び第2の外側リンク回転軸28bの周りを回動させる。フレーム部材7の短辺7aにストッパーボルト22が当接することにより、リアゲート6の回転が止まり、固定される。これにより、拡張部10が傾斜して、且つリアゲート6が水平な状態となる。
なお、拡張部10が傾斜状態にあるときから、水平に戻すときは、図示しない第2の解除操作装置によってストッパーボルト22がスライダー13の溝15の端から離間され、拡張部用ガスダンパー17の反力によって拡張部10を回動させて、水平な状態に戻す。
このように拡張部10を変形させることにより、例えば、拡張部10がスロープとなって、荷物載置部4へのアクセスが容易になり、荷物の積み下ろしが容易になる。拡張部10に埋め込み式の足場を設置することも可能となり、拡張部10を有する荷台部1の利便性が向上する。また、拡張部10が傾斜状態であっても、リアゲート6は水平状態が保たれているので、荷物の積載作業の作業性が向上する。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
本実施形態では、拡張部10のスライドは、手動で行っているが、これに限らない。スライダー13に駆動装置等を設けることで、拡張部10を自動でスライドさせてもよい。
1 荷台部
2 リアサイドメンバ
3 クロスメンバ
4 荷物載置部
5 側壁
6 リアゲート
6a 切欠き
7 フレーム部材
7a 短辺
8 収容部
9 後壁部
9a 開口
10 拡張部
11 スライド機構
12 レール
13 スライダー
14 ピン孔
15 溝
17 拡張部用ガスダンパー
18 ゲート用ガスダンパー
20 リンク機構
21 内側リンク部材
22 ストッパーボルト
23 外側リンク部材
25 中間リンク部材
25a 第1の屈曲部
25b 第2の屈曲部
25c 第3の屈曲部
26 ゲートストッパー
27a 第1の内側リンク回転軸
27b 第2の内側リンク回転軸
28a 第1の外側リンク回転軸
28b 第2の外側リンク回転軸
29 ゲート回転軸
30 スライダーロック機構
31 ロックピン
35a 第1のスライド位置
35b 第2のスライド位置

Claims (4)

  1. 車両後部に荷台部を有し、該荷台部の後部には開閉可能なリアゲートが配置されている車両の荷台構造において、
    前記荷台部の下部に収容可能に配置されている板状の拡張部を備え、該拡張部を、前記荷台部の下部に収容された状態から、車両後方にスライドさせることにより、前記荷台部が拡張可能に構成され、
    前記リアゲートは、前記拡張部の後端に回動可能に取り付けられていることを特徴とする車両の荷台構造。
  2. 前記拡張部が車両前後方向にスライド可能な範囲内には、第1のスライド位置と、該第1のスライド位置よりも車両後方に配置された第2のスライド位置が設けられ、
    前記拡張部が前記第1のスライド位置で固定されているとき、前記拡張部は、前記荷台部から連続して水平に延び、前記荷台部を拡張している状態が保たれ、
    前記拡張部が前記第2のスライド位置で固定されているとき、前記拡張部は、前記拡張部の前端を中心に回動し、前記拡張部の後端が前記前端より車両下方に位置するように傾斜配置されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の荷台構造。
  3. 前記拡張部が前記第1のスライド位置で固定されているとき、前記リアゲートは、水平な状態で保持され、
    前記拡張部が前記第2のスライド位置で傾斜配置されているとき、前記リアゲートは水平な状態で保持されていることを特徴とする請求項2に記載の車両の荷台構造。
  4. 前記リアゲートは、前記拡張部のスライドが固定されている状態を解除するための第1の解除操作装置と、前記拡張部が回動しないように固定されている状態を解除する第2の解除操作装置を有していることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両の荷台構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115092269A (zh) * 2022-06-23 2022-09-23 江铃汽车股份有限公司 一种具有辅助上车功能的货箱尾门系统

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