JP2019049357A - 電動弁装置 - Google Patents

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浩春 金高
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丈二 田中
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均 松永
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Abstract

【課題】保守点検によるケーブルの断線や外れと、地震によるケーブルの断線や外れを峻別して、地震の際に緊急動作を行い、かつ、保守点検作業もできるようにする。【解決手段】制御盤20との接続が途切れた際に、電動弁21を作動する電動弁装置の制御盤側に、動作中と保守点検作業中の二つのコードのいずれかを一定の間隔で電動弁側へ送信するコード信号送信手段26´を設ける。電動弁側には、二つのコードを見分ける識別手段35を設ける。そして、コード信号を一定間隔で送信し、前記信号が途切れることで、地震によるケーブルの断線や外れを検出する。一方、識別手段35は、受信コードを識別し、識別したコードが保守点検作業である場合は、動作中の受信コードが識別されるまで、電動弁21の作動を取り消すことで、保守点検作業中にケーブルの取り外しや断線が発生しても、電動弁21が作動せず、保守点検作業を安全にできるようにする。【選択図】図1

Description

この発明は、電動弁装置に関するものである。
従来の電動弁装置として、例えば図10の特許文献1に記載のものがある。
この電動弁装置は、配水池・調整池4の流出管5と配水本管6の間に設けられたもので
、飲料水の流失防止用のためのものである。
この電動弁装置では、電動弁2は接続ケーブル3で制御盤1と接続する構成となってい
て、制御盤側に外部電源(AC)7と感震装置8を配置し、感震装置8と制御盤1と電動
弁2をケーブル(電力、信号)3、3´で電気的に連結して遠隔制御するようになってい
る。さらに、制御盤1にバックアップ用電源13を設けて停電にも対処する。
ここで、感震装置8として従来から用いられている鋼球式のものがある。この感震装置
8は、図9の鎖線のように、鋼球9がボール受け10から受け皿11へ地震の際に落下し
、落下した鋼球9が受け皿11を下降させてマイクロスイッチ12をオフ(開)にする。
このとき、マイクロスイッチ12の検出出力としてa接点を使用すると、例えば、ノイ
ズを検出信号として誤作動する可能性が考えられるため、一般に、図9のように、プルア
ップ抵抗とb接点を使用して常時電流を流すこと(アクティブ・ロー)が行われている。
ところで、電動弁2は、例えば、流路の近傍に埋設するなど保守点検作業の困難な場所
に設置されることが多い。そのため、保守点検(主に清掃や弁取り換え)作業中に、ケー
ブル3を外したり、断線させてしまったりすることがある。
このように、ケーブル3が外れたり断線したりすると、電動弁側の入力は、感震装置8
がb接点を用いているため、感震装置8が作動した場合と同じ信号が入力される。そのた
め、電動弁2が地震に対応するために緊急動作をしてしまう。
また、断線したり外れたりしたケーブル3が電力搬送用の場合は、電力を喪失してしま
うため、電動弁2が意図しない形で作動することも考えられる。例えば、バネリターン式
の電動弁2では、バネにより予期しない遮断動作を行うことが考えられる。
この問題を解決する一つの方法として、バックアップ用電源13を電動弁側に配置して
、電力搬送用のケーブルの断線や外れに対処するとともに、例えば、制御盤1に保守点検
用のスイッチを設け、そのスイッチと前記電動弁2をケーブルで接続し、前記スイッチの
オン・オフ信号で電動弁側の感震装置8などの入力を一時的にオフできるようにすること
が考えられる。
ところが、このようなオン・オフ式のスイッチでは、スイッチが開放状態となる故障に
対処するため、前述のように、プルアップ抵抗とb接点を用いて常時電流を流す。そのた
め、スイッチのb接点は通常(動作中は)投入されており、a接点は「保守点検」を操作
する際に投入する。
特開平8−4924号公報
しかしながら、上記のように、オン・オフ(開閉)式のスイッチを用いたものでは、ス
イッチをa接点の保守点検側に投入した場合と、地震などでケーブルが断線または外れた
際の出力とが同じになる。そのため、スイッチを接続するケーブルが地震などで外れたり
断線したりしても「保守点検中」として緊急動作を行えない問題がある。
そこで、この発明の課題は、保守点検によるケーブルの断線や外れと、地震によるケー
ブルの断線や外れとを峻別して、地震の際に、緊急動作を行えるようにし、かつ、保守点
検作業も安全に行えるようにすることである。
上記の課題を解決するため、この発明では、制御盤との接続が途切れた際に、バックア
ップ用電源が起動して電動弁を作動する電動弁装置であって、制御盤側に、操作に応じて
動作中と保守点検作業中の二つのコード(符号)のいずれかを一定の間隔で電動弁側へ送
信するコード信号送信手段を設け、電動弁側には、バックアップ用電源を備えるとともに
、受信手段と受信手段が受信した動作中と保守点検作業中の二つのコードを見分ける識別
手段と、前記識別手段の出力に基づいて、制御盤と電動弁との接続が途切れた際の電動弁
の作動を取り消すキャンセル手段を設けた構成を採用したのである。
このような構成を採用したことにより、コード信号送信手段は、制御盤の操作に合わせ
て動作中と保守点検作業中の二つのコード信号のいずれかを一定の間隔で電動弁側へ送信
する。
こうすることで、二つのコード信号以外の信号(無信号も含む)を地震による断線に割
り当てて検出できるようにして、緊急動作が行えるようにする。
一方、識別手段は、受信した信号が動作中を示すコード、または保守点検作業を示すコ
ードであるかを識別する。そして、識別した出力が保守点検作業を示すコードである場合
は、動作中を示すコードが認識されるまで、キャンセル手段が電動弁の作動を取り消すこ
とで、保守点検作業中にケーブルの取り外し、あるいは、断線が発生しても電動弁が作動
しないようにして、安全な作業を行えるようにする。
このとき、上記二つのコードを送信するコード信号送信手段に替えて、動作中と保守点
検作業中に対応させた二つの異なる周波数の信号を送信する発振手段を制御盤側に備える
とともに、電動弁側の識別手段に替えて、二つの周波数を区別する弁別手段と、弁別手段
の出力に基づいて電動弁の作動を取り消すキャンセル手段を設けた構成を採用したのであ
る。
このような構成を採用したことにより、制御盤の操作に合わせて動作中と保守点検作業
中に対応させた二つの異なる周波数の信号のいずれかを一定の間隔で電動弁側へ送信する
。こうすることで、無信号(二つの周波数以外)を地震による断線(遮断)に割り当てて
検出できるようにして、緊急動作を行えるようにする。一方、弁別手段は、受信した信号
が動作中を示す周波数であるか、または保守点検作業中を行う周波数かを弁別する。そし
て、識別した出力が保守点検作業中を示す周波数である場合は、動作中を示す周波数が弁
別されるまで、キャンセル手段が電動弁の作動を取り消す。こうすることで、保守点検作
業のときのケーブルの取り外しや断線に対して安全な作業を行えるようにする。
また、このとき、上記制御盤と電動弁間にコード信号あるいは周波数信号を送信する通
信線を設けた構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、通信線を電力ケーブルや信号ケーブルに沿わせ
れば、既設のものにも適用できる。
上記通信線に替えて、コード信号あるいは周波数信号を制御盤と電動弁を接続する電源
ラインに重畳するようにした構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、断線検出用の通信線を設けなくて良いため、施
工が容易でコストも低減できる。
この発明は、上記のように構成したことにより、ケーブルの断線が保守点検作業による
ものなのか、地震によるものなのかを峻別できる。
その結果、地震の際に、緊急動作を行え、かつ、保守点検作業も安全に行える。
実施形態のブロック図 実施形態の要部の作用説明図 実施形態の要部の作用説明図 バックアップ用電源のブロック図 実施形態の作用説明図 実施例1の作用説明図 実施例1のブロック図 実施例2のブロック図 感震装置の模式図 従来技術のブロック図
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1に本願発明を適用した電動弁装置を示す。
電動弁装置は、制御盤20と電動弁21がコネクタを介して信号用ケーブル22と電力
用ケーブル23及び通信用ケーブル24で接続されており、電動弁21はマンホールに埋
設され、例えば、送水管の開閉を行う。また、制御盤側に感震装置25と通信手段26を
備え、電動弁側に、電動弁本体27、通信手段28、制御手段29及びバックアップ用電
源30を備えた構成になっている。
制御盤20は、交流電源(外部電源)31、遠隔操作用の制御スイッチや計器類等を据
え付けたもので、電動弁21と離れた建屋など操作環境の良好な場所に設置している。
感震装置25は、例えば、図9で述べた鋼球方式のもので、地震の際に、鋼球9がボー
ル受け10から受け皿11へ落下して、受け皿11を下降させてマイクロスイッチ12を
オフ(開)にする。
この感震装置25は、制御盤20から離れた地震の観測に適した場所に配置する。その
ため、配置した感震装置25は、マイクロスイッチ12の出力を、図1に示すように、ケ
ーブル22´で中継点の制御盤20まで配線して信号用ケーブル22に接続してある。
ちなみに、マイクロスイッチ12のb接点に接続された信号用ケーブル22の出力は、
感震装置25が地震の揺れを検知しない通常の出力は「L」であり、地震の揺れを検知し
て作動したときの出力はプルアップにより「H」である。
通信手段26は、例えば、RS−232、RS−485あるいはIEEE802.3/
502.3などの通信規格に沿った通信装置である。ここではコード信号送信手段として
機能する。そして、操作に応じて「動作中」と「保守点検作業中」の二つのコード(例え
ば、キャラクタコード)化された符号のいずれかを一定の間隔で通信用ケーブル24を介
して電動弁側へ送信する。そのため、ここでは、通信手段26に図1のようにスイッチS
1を設けて、スイッチS1の操作で二つのコードを選択できるようにしてある。
一方、電動弁21の電動弁本体27は、モータと出力軸33を複数の歯車を介して接続
し、出力軸32の先端に弁体(ここでは、円盤状のゲートバルブ)33を取り付けたもの
で、出力軸32には、図示はしていないが、2個のカムを90度の位相差で取り付け、そ
のカムに2個のマイクロスイッチを係合させて制御回路29´と接続し、弁体33の全閉
と全開状態を検出できるようになっている。
また、電動弁側の通信手段28は、例えば、RS−232、RS−485あるいはIE
EE802.3/502.3の通信規格に沿った通信装置で、通信用ケーブル24を介し
て制御盤側の通信手段26と接続されており、ここでは、受信手段として機能する。また
、受信したデータは制御手段29へ送出する。
制御手段29は、識別手段35とキャンセル手段36を備えた電動弁装置の制御回路2
9´で、制御回路29´には図示はしていないが、信号用ケーブル22と電力用ケーブル
23が接続されている。
制御回路29´は、制御盤20からの指示に基づいて弁体33の開度を制御する回路で
、図2のように、プルアップされた入力37が感震装置25と接続されている。前記入力
37は、感震装置25の作動や信号用ケーブル22の断線で「H」レベルになると、弁体
32を下流や上流に不都合を生じない安全な開度(全閉に限定されない)に制御する緊急
動作へ移行する。例えば、この形態ではモータを作動して弁体33を全閉する遮断動作を
行う。
識別手段35は、通信(受信)手段28の受信したデータを読み込んで、「動作中」と
「保守点検作業中」の二つのコード「N」と「T」を識別し、識別した出力をデジタル信
号としてキャンセル手段36へ出力する。例えば、「N(動作中)」→「1(H)」、「
T(保守点検作業中)」→「0(L)」を出力する。
キャンセル手段36は、ここでは図3に示すように、制御回路29´の感震装置25か
らの信号入力回路に設けられたゲート回路(ANDゲートを外付けしたが、他のゲート回
路やゲート回路が制御回路29´に内蔵される場合も考えられる)38を採用している。
前記ゲート回路38には、ここでは、AND回路を用いており、AND回路の一方の入力
は感震装置25のマイクロスイッチ12と接続されている。また、AND回路の他方の入
力は、識別手段35と接続されており、先の識別手段35からの識別出力に基づくデジタ
ル信号が入力される。
キャンセル手段36は、この方法以外にも、例えば、弁体33を現在の状態で停止させ
るようにモータを制御するような方法であっても良い。
ちなみに、このような識別手段35やキャンセル手段36は、例えば、前述の通信手段
28として使用できるUARTなどの入出力機能を内蔵したマイクロコントローラなどで
構成することもできる。そのため、ハードに依存せずにソフトウェアで対処するようにし
ても良い。
バックアップ用電源30は、充電式(キャパシタも含む)の電池で、電力用ケーブル2
3によって供給される交流電源31により充電するようになっている。その方法は、例え
ば、図4のようなトリクル充電方式を用いる。こうすることで、停電検出回路(図4では
リレー)40で停電を検出してバッテリーから電動弁側(電動弁本体27、制御回路29
´等々)へ電力を供給する。
なお、ここでは、バックアップ用電源30に二次電池を用いたが、これに限定されるも
のでない。短期間や一回限りの使用であれば、一次電池を用いた軽便な構成を採用しても
良い。
この形態は、上記のように構成されており、通常の動作の際には、制御盤20の通信手
段(コード信号送信手段)26のスイッチS1は「通常動作」のコード「N」が出力され
るように操作して電動弁21を運転する。こうすることで、コード信号送信手段26´か
らは、図5に示すように、周期T1でコード「N」の信号が送信される。これを電動弁2
1の通信(受信)手段28が受信して、受信した信号を識別手段35が識別する。
そして、識別したコードが「N」の場合は、識別手段35が「1」を出力してゲート回
路38を開放することで、キャンセル手段36を無効にする。そのため、電動弁21は制
御盤20の操作によって制御される。
このため、地震で感震装置25が作動して感震装置25から「H」レベル信号が出力さ
れると、電動弁21は、上流や下流に不都合を生じない安全な開度(電動弁11の開度は
どのような開度であっても良い)に制御する緊急動作へ移行する。
また、地震で信号用ケーブル22が断線した場合は、信号が途切れて、図3の制御手段
29の入力37は「H」レベルとなるので、緊急動作を行う。その際、電力用ケーブル2
3が断線してもバックアップ用電源30が起動するので、電動弁21を作動できる。
なお、このとき、電動弁21の作動中にコード信号を一定時間内に受信できなければ、
通信用ケーブル24の断線も検出できる。
このように、感震装置25の作動を受けて緊急動作を実行することができる。また、コ
ード信号を用いることでノイズとの峻別ができるので、誤動作を防止できる。
次に、保守点検作業を行う場合は、制御盤20の通信手段(コード信号送信手段)26
のスイッチS1を操作して「保守点検作業中」のコードが出力されるようにする。すると
、コード信号送信手段26´からは、先の「通常動作」の場合と同じ周期T1で、図5(
イ)のように、コード「T」の信号が送信される。これを電動弁21の通信(受信)手段
28が受信すると、受信した信号を制御手段29の識別手段35が識別する。そして、識
別したコードが「T」の場合は、識別手段35が「0」をゲート回路38へ出力して、キ
ャンセル手段36を有効にする。こうすることで、制御手段29に感震装置25からの「
H」レベル信号を入力できないようにして、ゲート回路38の出力を「0」にする。
そのため、制御手段29は、感震装置25と分離されることになり、電動弁21は制御
盤20の操作によって制御することはできるが、保守点検作業中に信号用ケーブル22や
通信用ケーブル24が外れたり断線したりしても、電動弁21が作動しないようにする。
また、保守点検作業中に電力用ケーブル23が外れたり、断線したりした場合でも、直
ちにバックアップ電源30に切り替わるため、電動弁21は、意図しない形で作動するこ
とはない。例えば、バネリターン式の電動弁では、電力用ケーブル23が外れたり、断線
したりする前の状態が保持され、バネにより弁体33が予期しない遮断動作を行うことは
ない。したがって、安全に作業を実施することができる。
そして、識別手段35がコード「N」を識別するまで、キャンセル手段36は、その状
態を保持する。
このように、保守点検作業による遮断か、地震による遮断であるかを峻別することがで
きる。そのため、地震の際に緊急動作が行え、かつ、安全に保守点検作業も行える。また
、通信用ケーブル24を電力用ケーブル23や信号用ケーブル22に沿わせるようにすれ
ば、既設のものにも適用できる。
この実施例1は、実施形態の二種類のコード信号に変えて、図6に示すように、二つの
異なる周波数f1、f2の信号を用いる。そのため、図7に示すように、制御盤20の通
信手段26は、コード信号送信手段26´に替えて、二つの異なる周波数f1、f2の信
号を送信する発振手段26”を備えるとともに、電動弁21の通信手段28に二つの周波
数を区別する弁別手段43として、フィルタ回路(図7ではローパスフィルタとハイパス
フィルタを用いているが、このフィルタの構成に限定されるものではない)を備える。
このように二つの周波数f1、f2を識別するだけなので、簡単な構成のフィルタ回路
でも使用することができる。そのため、コストを低減できるメリットがある。
他の構成及び作用効果は実施形態で述べたものと同じなので、その説明は省略する。
この実施例2は、電力用ケーブル23に制御(操作)信号、感震装置25の出力信号に
加え、コード信号あるいは周波数信号を重畳させるようにしたものである。このように、
コード信号あるいは周波数信号を電力用ケーブル23に重畳させることにより、ケーブル
数を削減できるため、設置コストを低減し、かつ、保守点検作業も軽減できる。
そのため、図8に示すように、制御盤20と電動弁21の通信手段26、28は、電力
線搬送通信用のモデム50を備える構成となっており、例えば、直交周波数分割多重方式
(OFDM)を使用して送受信する。
また、この構成では、制御手段29は、マイクロコントローラなどの組み込みシステム
を採用しており、識別手段35とキャンセル手段36を備えている。前記識別手段35は
、通信手段28の受信した例えば、コード信号を識別する。
キャンセル手段36は、前記識別手段35の識別した出力に基づいて制御手段29のプ
ログラムの処理を変更して緊急動作の実行を許可あるいは禁止する。
このように構成される実施例2では、制御盤20の通信手段26のスイッチS1を操作
して「動作中」のコードが出力されるようにすると、モデム50により、コード「N」の
デジタル信号が多数のサブキャリアでアナログ信号にデジタル変調され、伝送路である電
力用ケーブル23に重畳されて送信される。
これを受信した電動弁21では、通信手段28のモデム50が、サブキャリアをデジタ
ル信号に復調し、識別手段35で識別する。そして、コード信号が「N」の場合は、キャ
ンセル手段36が制御手段29の処理プログラムを変更して、緊急動作のプログラムを含
むプログラム(通常動作)を実行させる。
そのため、電動弁21は、モデム50を介して制御盤20から電力用ケーブル23に重
畳された制御(操作)信号により制御される。また、地震の際には、感震装置25から「
L」レベル信号がモデム50を介して入力すると、電動弁21は、緊急動作を実行する。
また、このとき、地震で電力用ケーブル23が断線した場合は、バックアップ用電源3
0に切り替わる。その際、コード信号は「N」の状態で、電動弁21の通信手段28のモ
デム50に対する送信信号が途切れるため、識別手段35は、「N」を保持したままの状
態でプログラムを継続するので、制御手段29は緊急動作を実行する。
一方、保守点検作業を行う場合は、制御盤20の通信手段26のスイッチS1を操作し
て「作業中」のコードが出力されるようにする。すると、コード「T」のデジタル信号が
アナログ信号に変調され、電力用ケーブル23に重畳して送信される。
これを受信した電動弁21では、通信手段28のモデム50が、前記アナログ信号をデ
ジタル信号に復調する。そして、識別手段35が、コードを識別して、コードが「T」の
場合は、コード「N」を次に受信するまで、コード「T」の状態を保持する。そのため、
キャンセル手段36は、制御手段29の処理プログラムを変更して緊急動作を含まないプ
ログラムを実行させる。その結果、電動弁21は、制御盤20の操作によって制御できる
ようになる。また、保守点検作業で電力用ケーブル23を断線したり、コネクタ60で接
続された電力用ケーブル23が外れたりしてもバックアップ電源30に切り替わり、電動
弁21は作動することは無い。したがって、安全に保守点検作業を行うことができる。
他の構成及び作用効果は実施形態で述べたものと同じなので、その説明は省略する。
なお、実施例2では、重畳する信号にコード信号を用いたが、コード信号に変えて異な
る二つの周波数の信号を用いることもできる。その場合、実施例1で述べたように、二つ
の周波数を区別する弁別手段43としてフィルタ回路(デジタルまたはアナログフィルタ
)と同様の構成を設けるようにしても良い。
他の構成及び作用効果は実施形態及び実施例1で述べたものと同じなので、その説明は
省略する。
このようにしたことにより、保守点検作業による遮断か、地震による遮断であるかを峻
別することができる。その結果、保守点検作業を安全に実施できる。
20 制御盤
21 電動弁
22 信号用ケーブル
23 電力用ケーブル
24 通信用ケーブル
25 感震装置
26 通信手段
26´ コード信号送信手段
27 電動弁本体
28 通信手段
29 制御手段
30 バックアップ用電源
35 識別手段
36 キャンセル手段
50 電力搬送用モデム
S1 スイッチ

Claims (4)

  1. 制御盤との接続が途切れた際に、バックアップ用電源が起動して電動弁を作動する電動弁装置であって、
    制御盤側に、操作に応じて動作中と保守点検作業中の二つのコード(符号)のいずれかを一定の間隔で電動弁側へ送信するコード信号送信手段を設け、
    電動弁側には、バックアップ用電源を備えるとともに、受信手段と受信手段の受信した動作中と保守点検作業中の二つのコードを見分ける識別手段と、前記識別手段が保守点検作業中と識別した場合、制御盤と電動弁との接続が途切れた際の電動弁の作動を取り消すキャンセル手段を設けたことを特徴とする電動弁装置。
  2. 上記二つのコードを送信するコード信号送信手段に替えて、動作中と保守点検作業中に対応させた二つの異なる周波数の信号を一定間隔で送信する発振手段を制御盤側に備えるとともに、電動弁側の識別手段に替えて、二つの周波数を区別する弁別手段と、弁別手段の弁別出力に基づいて電動弁の作動を取り消すキャンセル手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電動弁装置。
  3. 上記制御盤と電動弁間にコード信号あるいは周波数信号を送信する通信線を設けた請求項1または2に記載の電動弁装置。
  4. 上記通信線に替えて、コード信号あるいは周波数信号を制御盤と電動弁を接続する電源ラインに重畳するようにした請求項3に記載の電動弁装置。
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