JP2019047804A5

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Publication number: JP2019047804A5
Application number: JP2018208031A
Authority: JP
Filing date: 2018-11-05
Publication date: 2019-08-08

Claims

ｐＣＳ１核酸配列（配列番号１）またはその機能的に活性な変異体を含む単離された構成的ｐＣＳ１プロモーター核酸であって、その機能的に活性な変異体は、
配列番号１の突然変異体は配列番号１の配列と少なくとも９０％の配列同一性を有し、
かつ、ｐＣＳ１核酸（配列番号１）と同じ発現または転写強度の±２０％、および／または宿主細胞の天然ｐＧＡＰプロモーターより大きい発現または転写強度を示す、単離された構成的ｐＣＳ１プロモーター核酸。
ｐＣＳ１の核酸配列（配列番号１）からなる、請求項１に記載のプロモーター核酸。
前記機能的に活性な変異体が、ｐＣＳ１の核酸配列（配列番号１）と同じ活性の±２０％を呈示する、請求項１に記載のプロモーター核酸。
前記機能的に活性な変異体が、
ａ）配列番号１のサイズ変異体、
ｂ）配列番号１の突然変異体、もしくはａ）のサイズ変異体の突然変異体であって、配列番号１の前記配列もしくは前記サイズ変異体と少なくとも９０％の配列同一性を有する突然変異体、
である、
請求項１または２に記載のプロモーター核酸。
配列番号１のサイズ変異体が、配列番号２、３および４からなる群から選択される核酸配列を含むかもしくはこれからなる、請求項４に記載のプロモーター核酸。
前記機能的に活性な変異体が、
ｉ）前記配列内または前記配列の遠位端の一方もしくは両方における、１つ以上のヌクレオチドの挿入、欠失、または置換を介して、配列番号１またはそのサイズ変異体のヌクレオチド配列を改変することにより得られる相同体、および
ｉｉ）Ｐｉｃｈｉａｐａｓｔｏｒｉｓ以外の種に由来する類似体からなる群から選択される、請求項１〜５の何れか一項に記載のプロモーター核酸。
対象のタンパク質（ＰＯＩ：protein of interest）をコードするヌクレオチド配列に作動可能に連結されており、この核酸が、前記ＰＯＩをコードする前記ヌクレオチド配列と天然では会合しない、請求項１〜６の何れか一項に記載のプロモーター核酸。
前記ＰＯＩの分泌を可能とするシグナルペプチドをコードする核酸配列をさらに含む、請求項７に記載のプロモーター核酸。
前記シグナルペプチドをコードする核酸配列が、前記ＰＯＩをコードする前記ヌクレオチド配列の５’端に隣接して配置される、請求項８に記載のプロモーター核酸。
請求項１〜９の何れか一項に記載のプロモーター核酸を含む発現構築物。
自己複製型ベクターもしくはプラスミド、または宿主細胞の染色体ＤＮＡに組み込まれるベクターもしくはプラスミドである発現構築物である、請求項１０に記載の発現構築物。
請求項１〜８の何れか一項に記載のプロモーター核酸、または請求項１０または１１に記載の発現構築物を含む組換え宿主細胞。
真核細胞である、請求項１２に記載の組換え宿主細胞。
酵母または糸状菌細胞である、請求項１３に記載の組換え宿主細胞。
Ｓａｃｃｈａｒｏｍｙｃｅｓ属またはＰｉｃｈｉａ属の酵母細胞である、請求項１４に記載の組換え宿主細胞。
前記プロモーター核酸の複数コピー、および／または前記発現構築物の複数コピーを含む、請求項１２〜１５のいずれか一項に記載の組換え宿主細胞。
哺乳動物、昆虫、酵母、糸状菌、および植物細胞からなる群から選択される、請求項１２〜１６のいずれか一項に記載の組換え宿主細胞。
請求項１２〜１７の何れか一項に記載の複数の細胞の、安定的培養物。
請求項１〜９の何れか一項に記載のプロモーター、もしくは請求項１０または１１に記載の発現構築物、および前記プロモーターの転写制御下でＰＯＩをコードする核酸を含む組換え宿主細胞系、または請求項１２〜１７の何れか一項に記載の組換え宿主細胞を培養することにより、ＰＯＩを作製する方法であって、
ａ）前記ＰＯＩを発現させる条件下で、前記細胞系を培養する工程と、
ｂ）前記ＰＯＩを回収する工程と
を含む方法。
前記ＰＯＩを、増殖制限条件下で発現させる、請求項１９に記載の方法。
前記細胞系を、回分、流加、もしくは連続培養条件下で、かつ／または制限炭素基質を含有する培地中で培養する、請求項１９または２０に記載の方法。
前記培養を、回分期で始め、流加期または連続培養期を後続させて、バイオリアクター内で実施する、請求項２１に記載の方法。
前記ＰＯＩが異種タンパク質である、請求項１９〜２２の何れか一項に記載の方法。
前記ＰＯＩが、抗体もしくはその断片、酵素およびペプチド、タンパク質抗生剤、毒素融合タンパク質、炭水化物−タンパク質コンジュゲート、構造タンパク質、調節タンパク質、ワクチンタンパク質、プロセシング酵素、増殖因子、ホルモン、ならびにサイトカインを含む治療用タンパク質から選択される、請求項２３に記載の方法。
請求項１〜９の何れか一項に記載の単離プロモーター核酸または請求項１０または１１に記載の発現構築物の使用であって、前記プロモーター核酸および／または前記発現構築物で形質転換された宿主細胞の培養によってＰＯＩを作製する方法における使用。
培養を、回分期で始め、続いて流加期または連続培養期にバイオリアクター内で実施する、請求項２５に記載の使用。